JP3332801B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
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Description
温度の温度帯で設定温度切替え可能な切替室を有した冷
蔵庫に関するものである。
菜室などの特定温度に庫内温度を保持する部屋を有する
のみであったが、最近の冷蔵庫においては、これら部屋
以外にその庫内温度を冷蔵温度から冷凍温度に切替え可
能な切替室を有したものがある。
御するために、この切替室専用のダンパが設け、この開
閉によって冷気の流入量を調整していた。
冷凍温度で使用する場合においても、冷蔵温度で使用す
る時と同様に、コンプレッサの停止時には、冷却器から
冷気が発生しないため、切替室専用のダンパは閉じられ
ていた。
ているため、冷凍温度で使用している最中にコンプレッ
サが停止して冷気の流入がなくなると、冷凍室に対し熱
漏れが大きくなる。そのため、切替室の温度が上昇して
温度分布が悪くなるとともに、切替室の庫内温度の安定
が遅くなるという問題点があった。
度に設定し、かつ、コンプレッサが停止時であっても切
替室内部の庫内温度を安定して保持するための冷蔵庫を
提供するものである。
凍温度から冷蔵温度の温度帯で設定温度を切替え可能な
切替室及び冷凍室を少なくとも有した冷蔵庫において、
冷却空間内部に冷却器及びこの冷却器によって冷却され
た冷気を前記切替室と前記冷凍室へ送風する冷却ファン
を設け、前記切替室と前記冷却空間の間に冷気の流入を
遮断するための切替室用ダンパを設け、前記切替室の設
定温度を冷凍温度に設定しているときに、前記冷却器に
圧縮冷媒を送るコンプレッサの停止すると前記切替室用
ダンパを開にして前記切替室の内部と、冷却空間及び冷
凍室との間に冷気の流通を可能とする制御手段を設け
た。
いて、前記制御手段は、前記切替室用ダンパを開のと
き、前記冷却ファンを回転させるものである。
いて、前記制御手段は、前記コンプレッサの停止時に前
記切替室用ダンパを開にして所定時間後に閉にするもの
である。
いて、前記切替室の庫内温度を検知する切替室用温度セ
ンサを設け、前記制御手段は、前記コンプレッサの停止
時に前記切替室用ダンパを開にして、前記切替室用温度
センサで検出した温度が所定温度に到達すると前記コン
プレッサの停止時であっても閉にするものである。
いて、前記切替室の庫内温度を検知する切替室用温度セ
ンサ及び前記冷凍室の庫内温度を検知する冷凍室用温度
センサを設け、前記制御手段は、前記コンプレッサの停
止時に前記切替室用ダンパを開にして、前記切替室用温
度センサで検出した温度と前記冷凍室用温度センサで検
出した温度とが所定の温度差になった場合に閉にするも
のである。
いて、前記冷却空間内部に前記冷却器を除霜する除霜ヒ
ータを設け、前記制御手段は、前記除霜ヒータの作動時
は前記切替室用ダンパを閉にするものである。
温度が冷凍温度に設定され、コンプレッサの停止時に
は、制御手段が切替室用ダンパを開にする。そのため、
切替室の内部と、冷却空間及び冷凍室との間に、冷気の
流通が可能となり、冷凍室と切替室の間の温度差がなく
なり、切替室から冷凍室への熱漏れが少なくなる。した
がって、切替室の庫内温度を安定して保持できる。
ンパが開のときは、制御手段が冷却ファンを回転させて
強制的に冷気を切替室に送るため、切替室の庫内温度が
上昇することがない。
コンプレッサの停止時に切替室用ダンパを開にしてその
所定時間後に閉にするため、切替室の庫内温度が、冷凍
室の冷凍温度よりも低い冷凍温度に設定されている場合
であっても、切替室の庫内温度が上昇しにくい。
検出した温度が所定温度に到達すると、切替室用ダンパ
を開から閉に制御手段が制御するため、切替室の庫内温
度が上昇しにくい。
室の庫内温度の差が所定の温度差になった場合には、切
替室用ダンパを開から閉にするため、切替室の庫内温度
が上昇しにくい。
する除霜ヒータが作動している場合には、除霜ヒータか
らの熱の侵入を防止するため、制御手段は切替室用ダン
パを閉にする。
て、図1〜図8に基づいて説明する。
図3に基づいて説明する。図2は、本実施例の冷蔵庫1
0の正面図であり、図3は図2におけるA−A線断面図
である。
は冷蔵室14が設けられ、その下方には製氷室16と切
替室18が設けられ、その下方には冷凍室20が設けら
れ、その下方には野菜室22が設けられている。
aが設けられ、製氷室16、切替室18、冷凍室20及
び野菜室22にはそれぞれ引出し式の扉16a,18
a,20a,22aが設けられている。
却器カバーとキャビネットの内箱よりなる構成される冷
却空間24が設けられている。この内部には、冷却器2
6が設けられ、その上方に冷却ファン28が設けられて
いる。また。冷却器26の下方には除霜ヒータ30が設
けられている。
らの冷気を冷蔵室14及び切替室18に送るためのダン
パ装置32が設けられている。ダンパ装置32の左側面
には、冷却ファン28からの冷気の吸込み口34が設け
られ、上面には冷蔵室14に冷気を送るためのダクト3
6が設けられ、前面には切替室18に冷気を送るための
吹出口38が設けられている。また、ダンパ装置32内
部には、冷蔵室14及び切替室18にそれぞれ冷気を送
るための切替室用ダンパ40及び冷蔵室用ダンパ42が
設けられている。
ち、冷却空間24の前壁には、冷気が吹出し可能な開口
部44が設けられている。また、製氷室16の背面にも
同じく開口部46が開口している。
は、開口部44及び開口部46を通して直接冷気が冷却
空間24から送られ、切替室18には、ダンパ装置32
を介して冷気が送られる。
したダンパ装置32の吹出口38が開口し、その右側に
は切替室18の庫内温度を検知するための温度センサ4
8が設けられている。また、切替室18の底面には戻り
冷気のための冷気排出口50が設けられている。
た開口部44が開口し、その右側には冷凍室20の庫内
温度を検知するための温度センサ52が設けられてい
る。
14、冷凍室20及び切替室18の庫内温度を設定する
ため操作盤54が設けられている。
られ、その内部にはコンプレッサ62が配されている。
制御関係の構成を説明する。
図3における冷蔵室14の背面上部の基板に設けられて
いる。これには、冷却ファン28を回転させるためのモ
ータ58を駆動制御するためのモータ駆動装置60が接
続されている。また、コンプレッサ62、操作盤54、
切替室用温度センサ48及び冷凍室用温度センサ52も
接続されている。
ダンパ40及び冷凍室用ダンパ42を開閉させるための
ダンパ用モータ64、及び、除霜ヒータ30も接続され
ている。
を、冷蔵室温度、野菜室温度、チルド温度、パーシャル
温度の間で連続して設定できると共に、また、冷凍温度
(弱、通常、強)の間で連続して設定できる。なお、冷
蔵室温度、野菜室温度、チルド温度、パーシャル温度、
冷凍温度(弱、通常、強)の目安の温度は、図6に示す
通りである。
て、図7のフローチャート及び図8のグラフに基づいて
説明する。
度が冷凍温度(弱、通常、強)に設定されているかどう
かを判断し、設定されていればステップ3に進み、それ
以外の温度に設定されている場合には、ステップ2のそ
の他の温度帯における制御を行う。
停止している場合にはステップ5に進み、コンプレッサ
62が作動している場合にはステップ4に進む。
サ48によって検出した温度に応じて切替室用ダンパ4
0を開閉して、その庫内温度が冷凍温度になるようにフ
ィードバック制御を行う。
温度が冷凍温度に設定されており、コンプレッサ62も
停止しているため、切替室用ダンパ40を強制的に開に
し、ステップ6に進む。
気を強制的に切替室18に送るために冷却ファン28を
回転させ、ステップ7に進む。
N状態になれば、ステップ8に進んで切替室用ダンパ4
0を閉にしてステップ7に戻る。そして、除霜ヒータ3
0がOFF状態であればステップ9に進む。
作動するとステップ4における通常の制御動作に移り、
コンプレッサ62が停止しているとステップ5に戻る。
(a)は、切替室18及び冷凍室の庫内温度の状態と時
間との関係を示したものであり、縦軸が切替室18また
は冷凍室20の庫内温度を示し、横軸が時間を示してい
る。また、(b)はコンプレッサのON/OFFの状態
を示し、(c)は切替室用ダンパの開閉を示し、(d)
は冷却ファン用モータのON/OFF状態を示してい
る。
ンプレッサ62が停止し、切替室用ダンパ40が開とな
り、冷却用ファン28が回転している。すると、t1に
おける切替室18の温度が−18℃であり、冷凍室の温
度が−19℃であるが、時間の経過とともに両部屋の庫
内温度はほぼ同じような傾向で上昇し続ける。そして、
t2の時点でコンプレッサ62が動作を開始するため再
び通常の制御動作に戻り、両部屋の温度が下がり始めて
いる。
合の従来の温度制御における切替室18及び冷凍室20
の庫内温度と時間との関係を示したものであり、(b)
はコンプレッサのON/OFF状態を示し、(c)は切
替室用ダンパの開閉を示している。
度制御を行わない場合には、冷凍室20と切替室18と
の温度差が次第に大きくなり、切替室18の温度保持が
難しくなるとともに、その温度の安定が遅いという問題
点が顕著に出ている。
冷凍室20と切替室18との温度差がほぼ常に一定であ
り、切替室18の温度保持状態がよく、温度分布が悪化
するということがない。
の停止時の切替室用ダンパ40の開は、コンプレッサ6
2が作動するまで続けたが、これに代えて、コンプレッ
サ62が停止した後、所定時間後に切替室用ダンパ40
を閉にしてもよい。 これにより、切替室の庫内温度
が、冷凍室の冷凍温度よりも低い冷凍温度に設定されて
いる場合であっても、切替室の庫内温度が上昇しにく
い。
到達した場合に閉にしてもよい。さらに、切替室18の
庫内温度と冷凍室20の庫内温度との温度差が所定時間
以上に開いた場合にのみ切替室用ダンパ40を閉にして
もよい。これら場合でも切替室の庫内温度が上昇しにく
い。
切替室の設定温度が冷凍温度に設定され、コンプレッサ
の停止時には、制御手段が切替室用ダンパを開にする。
そのため、切替室の内部と、冷却空間及び冷凍室との間
に、冷気の流通が可能となり、冷凍室と切替室の間の温
度差がなくなり、切替室から冷凍室への熱漏れが少なく
なる。したがって、切替室の庫内温度を安定して保持で
きる。
ンパが開のときは、冷却ファンを回転させて、冷気を強
制的に切替室に送り込むため、より安定した温度を保持
することができる。
コンプレッサの停止時に切替室用ダンパを開にしてその
所定時間後に閉にするため、切替室の庫内温度が、冷凍
室の冷凍温度よりも低い冷凍温度に設定されている場合
であっても、切替室の庫内温度が上昇しにくい。
検出した温度が所定温度に到達すると、切替室用ダンパ
を開から閉に制御手段が制御するため、切替室の庫内温
度が上昇しにくい。
室の庫内温度の差が所定の温度差になった場合には、切
替室用ダンパを開から閉にするため、切替室の庫内温度
が上昇しにくい。
する除霜ヒータが作動している場合には、除霜ヒータか
らの熱の侵入を防止するため、制御手段は切替室用ダン
パを閉にする。
面図である。
面図である。
る。
関係を示すグラフであり、(b)はコンプレッサのON
/OFF状態を示し、(c)は切替室用ダンパの開閉を
示し、(d)は冷却ファン用モータのON/OFF状態
を示したタイミングチャートである。
間との関係を示すグラフであり、(b)はコンプレッサ
のON/OFF状態を示し、(c)は切替室用ダンパの
開閉を示したタイミングチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】冷凍温度から冷蔵温度の温度帯で設定温度
を切替え可能な切替室及び冷凍室を少なくとも有した冷
蔵庫において、 冷却空間内部に冷却器及びこの冷却器によって冷却され
た冷気を前記切替室と前記冷凍室へ送風する冷却ファン
を設け、 前記切替室と前記冷却空間の間に冷気の流入を遮断する
ための切替室用ダンパを設け、 前記切替室の設定温度を冷凍温度に設定しているとき
に、前記冷却器に圧縮冷媒を送るコンプレッサが停止す
ると前記切替室用ダンパを開にして前記切替室の内部
と、冷却空間及び冷凍室との間に冷気の流通を可能とす
る制御手段を設けたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項2】前記制御手段は、 前記切替室用ダンパを開のとき、前記冷却ファンを回転
させることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項3】前記制御手段は、 前記コンプレッサの停止時に前記切替室用ダンパを開に
して所定時間後に閉にすることを特徴とする請求項1記
載の冷蔵庫。 - 【請求項4】前記切替室の庫内温度を検知する切替室用
温度センサを設け、 前記制御手段は、 前記コンプレッサの停止時に前記切替室用ダンパを開に
して、前記切替室用温度センサで検出した温度が所定温
度に到達すると前記コンプレッサの停止時であっても閉
にすることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 【請求項5】前記切替室の庫内温度を検知する切替室用
温度センサ及び前記冷凍室の庫内温度を検知する冷凍室
用温度センサを設け、 前記制御手段は、 前記コンプレッサの停止時に前記切替室用ダンパを開に
して、前記切替室用温度センサで検出した温度と前記冷
凍室用温度センサで検出した温度とが所定の温度差にな
った場合に閉にすることを特徴とする請求項1記載の冷
蔵庫。 - 【請求項6】前記冷却空間内部に前記冷却器を除霜する
除霜ヒータを設け、 前記制御手段は、 前記除霜ヒータの作動時は前記切替室用ダンパを閉にす
ることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14026397A JP3332801B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14026397A JP3332801B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10332240A JPH10332240A (ja) | 1998-12-15 |
JP3332801B2 true JP3332801B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=15264719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14026397A Expired - Lifetime JP3332801B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3332801B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106091540B (zh) * | 2016-08-04 | 2017-11-14 | 六安索伊电器制造有限公司 | 一种高效节能静音型冰箱 |
JP7372186B2 (ja) * | 2020-03-23 | 2023-10-31 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP14026397A patent/JP3332801B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10332240A (ja) | 1998-12-15 |
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