JP3494906B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

Info

Publication number
JP3494906B2
JP3494906B2 JP31907898A JP31907898A JP3494906B2 JP 3494906 B2 JP3494906 B2 JP 3494906B2 JP 31907898 A JP31907898 A JP 31907898A JP 31907898 A JP31907898 A JP 31907898A JP 3494906 B2 JP3494906 B2 JP 3494906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooler
door
refrigerating
compartment
refrigerating compartment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31907898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000146394A (ja
Inventor
稔 天明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP31907898A priority Critical patent/JP3494906B2/ja
Publication of JP2000146394A publication Critical patent/JP2000146394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3494906B2 publication Critical patent/JP3494906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵室の冷却を専
用に行うための冷却器並びにこの冷却器で生成される冷
気を冷蔵室内で循環させるための送風ファンを備えた冷
蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば冷凍冷蔵庫にあっては、従来よ
り、一つの冷却器を冷凍室及び冷蔵室の冷却用に兼用す
ることが一般的になっている。即ち、このような冷凍冷
蔵庫では、冷凍室内には冷却器からの冷気が送風ファン
の運転に応じて直接的に供給されるようになっている。
また、送風ファンの運転状態では、上記冷却器からの冷
気がダンパ装置を介して冷蔵室内に供給されるようにな
っており、このダンパ装置の開度は冷蔵室内の温度によ
り制御されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷蔵庫で
は、送風ファンの運転が行われている状態(つまり、冷
却器の運転状態)で冷蔵室用の扉が開放されたときに
は、ダンパ装置を閉じることによって冷蔵室内への冷気
供給動作を停止する制御を行う構成としている。即ち、
冷蔵室用の扉が開放された状態において、ダンパ装置を
閉じることなく送風ファンの運転が継続された場合に
は、その運転に応じて、湿気を多く含んだ外気が庫内を
循環するようになるため、冷凍室の冷却も兼用している
関係上低い温度(−18℃以下)に冷やされている冷却
器の着霜量が不用意に増える可能性が多大であり、この
ような着霜量の増大現象を未然に防止するために、上述
した冷蔵室内への冷気供給動作の停止制御を行うように
している。
【0004】このような事情があるため、従来構成の冷
蔵庫では、冷蔵室用の扉が開放されたときには、その内
部の冷気、つまり1〜5℃程度に冷却されて外気より重
い状態となっている冷気が、その自重によって冷蔵室の
外部へ流れ出すと共に、これに応じて外部の暖かい空気
が冷蔵室内に流れ込むという自然空気循環が行われる。
この結果、冷蔵室用の扉が開放されたときには、冷蔵室
内温度が比較的短い時間で上昇することが避けられない
という状況にあった。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、冷蔵室用扉の開放状態時において冷
蔵室内温度が上昇する事態を、冷却器の着霜量の増大を
抑制しながら効果的に防止できるようになる冷蔵庫を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、冷蔵室の冷却を専用に行うための冷却器
と、この冷却器で生成される冷気を冷蔵室内に供給した
後に冷却器部分に戻すという冷気循環運転を行うための
送風ファンと、前記冷蔵室用の扉が開放されたときに前
記送風ファンによる冷気循環運転を予め設定された時間
だけ強制的に実行する制御手段とを備え、この制御手段
は、冷蔵室用の扉が開放されたときに行う送風ファンの
強制的な冷気循環運転時間を、冷却器の運転状態時には
当該冷却器の運転停止時より短い時間のなるように制御
する構成としたものである(請求項1)。
【0007】 この構成によれば、冷蔵室用の扉が開放
されたときに送風ファンによる冷気循環運転が予め設定
された時間だけ強制的に実行させるため、その運転期間
には冷却器からの冷気が冷蔵室内で循環されるようにな
って、当該冷蔵室内の温度上昇が抑制されることにな
る。このような冷気循環運転が行われた場合、ある程度
の量の外気が冷却器部分まで侵入することが避けれない
が、上記冷却器は冷蔵室の冷却専用のものであるから、
下記の理由によって着霜量の不用意な増大を防止できる
ことになる。つまり、上記のような冷蔵室専用の冷却器
の温度は、その運転が行われていない状態では0℃を超
えて上昇する期間があり、このような期間には着霜現象
が生ずることはない。また、冷却器の温度が0℃以下に
なったとしても、その温度は冷凍用の冷却を行うための
冷却器に比べて遥かに高いから、着霜の進行が比較的遅
く、しかも、着霜したとしてもその後に冷却器の温度が
0℃を超えたときに自然融解(自然除霜)されるから、
着霜量が不用意に増大することがなくなる。さらに、上
記のような送風ファンの強制的な冷気循環運転は設定時
間が経過したときに終了されることになるから、外気の
侵入が過大に行われることに起因した冷却器での着霜量
の増大を未然に阻止できるようになる。よって、冷却器
の運転が行われている状態時、つまり冷蔵室内の温度が
上昇した状態にある期間には、送風ファンの強制的な冷
気循環運転時間が冷却器の運転停止時(冷蔵室内が比較
的低い温度に冷却済みの状態時)より短縮されることに
なるから、送風ファンの強制的な運転時間が長引くのに
伴い冷蔵室温度が不用意に上昇する事態を未然に防止で
きるようになる。
【0008】
【0009】
【0010】 また、冷蔵室の温度を検出する冷蔵室温
度センサを備えた上で、前記制御手段を、冷却器の運転
状態で冷蔵室用の扉が開放されたときには、送風ファン
の強制的な冷気循環運転時間を前記冷蔵室温度センサの
検出温度が低い場合ほど長い時間となるように制御する
構成とすることもできる(請求項2)。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明の第1実施例について図1ないし図7を参照しながら
説明する。図4及び図5には本実施例に係る冷蔵庫の斜
視図及び概略的な縦断面図が示され、図6には冷蔵庫の
扉を取り外した状態での概略的な正面図が示され、図7
には冷蔵庫の上部を一部断面にした概略的な斜視図が示
されている。これら図4ないし図7において、冷蔵庫本
体1は、鋼板製の外箱2及びプラスチック製の内箱3を
結合し、それらの間の空間部に例えばウレタンフォーム
から成る断熱材4を発泡充填した断熱箱体として構成さ
れている。この冷蔵庫本体1内には、冷蔵室5、野菜室
6、内部温度を複数段階に切替可能な切替室7、製氷室
8、冷凍室9が上から順に設けられている(但し、切替
室7及び製氷室8は左右に並んだ状態とされる)。
【0014】この場合、上記冷蔵室5の前面にはヒンジ
開閉式の扉5aが設けられ、野菜室6、切替室7、製氷
室8及び冷凍室9の各前面には、それぞれの貯蔵容器
(野菜室6、切替室7及び冷凍室9に対応した貯蔵容器
のみに各々符号6b、7b、9b(図5参照)を付して
示す)に連結された引出式の扉6a、7a、8a及び9
aが設けられている。尚、具体的に図示しないが、上記
引出式の扉6a、7a、8a及び9aの裏側には、貯蔵
容器を着脱可能に保持するための支持部材が一体的に設
けられており、この支持部材には周知のガイドローラが
設けられた構成となっている。また、冷蔵室5内の下部
には蓋5cを備えたチルドケース5dが設けられ、野菜
室6内には、貯蔵容器6bの上段位置に蓋6cを備えた
スライド式の補助チルドケース6dが設けられている。
さらに、冷凍室9内には、貯蔵容器9bの上段位置にス
ライド式の補助冷凍ケース9cが設けられている。
【0015】冷蔵室5と野菜室6との間は、例えば透明
なプラスチック板より成る仕切部材10及び前面側に設
けられた横枠11により仕切られており、上記仕切部材
10の後端部には、通風孔10aが形成されている。ま
た、野菜室6と切替室7及び製氷室8との間は、前記断
熱材4の発泡充填時に当該断熱材4が同時に充填される
断熱仕切壁12により仕切られている。さらに、製氷室
8及び冷凍室9間は互いに連通した状態とされており、
これら製氷室8及び冷凍室9と切替室7との間は、前面
投影形状が逆T字形に形成された断熱性ある仕切壁13
により仕切られている。
【0016】野菜室6の背面には、プラスチック製の板
状カバー部材14によって区画された第1冷却器室15
が形成されており、その第1冷却器室15に冷却器1
6、冷却ファン17(本発明でいう送風ファンに相
当)、除霜ヒータ18及び断熱体19が図示のように配
置されている。上記カバー部材14には、前記補助チル
ドケース6d内に送風するための吹き出し口14a及び
野菜室6内の空気を吸い込むための吸い込み口14bが
形成されている。
【0017】また、冷蔵室5の背面から天井面にかけて
は、下端部が上記第1冷却器室15と連通された送風ダ
クト20が設けられている。この送風ダクト20には、
天井面ダクト部20Xと背面ダクト部20Yとを組み合
わせて構成されたもので、各ダクト部20X、20Yに
は、冷蔵室5内に送風するための吹き出し口20aが多
段に設けられている。この場合、上記天井面ダクト部2
0Xには、その前方寄りの部位(扉5a寄りの部位)に
照明装置30が半埋込状態で配置されると共に、その照
明装置30の側方に位置するようにして前記吹き出し口
20aが設けられている。これにより、当該吹出口20
aは、冷蔵室5の天井面の前方寄り部位に位置されるも
のであり、この吹き出し口20aには、その吹き出し方
向が鉛直方向から斜め下前方の方向までの範囲となるよ
うに整流するためのルーバー20b(図5参照)が設け
られている。
【0018】以上のような構成により、冷却ファン17
が運転された状態では、冷却器16で生成された冷気
は、図5及び図6に矢印で示すように、送風ダクト20
を通じて冷蔵室5内に送風された後に、仕切部材10の
奥方部に形成された通風口10aを通じて野菜室6内に
流入し、さらに吸い込み口14bを通じて第1冷却器室
15内に戻されるものであり、これにより本発明でいう
冷気循環運転が行われるようになっている。また、この
ときには、冷却器16で生成された冷気の一部が吹き出
し口14aを通じて補助チルドケース6d内に送風され
るようになっている。尚、具体的に図示しないが、カバ
ー部材14と補助チルドケース6dとの間には、通風口
10aから野菜室6内に流入した冷気が、吸い込み口1
4bから第1冷却器室15内にショートサーキット的に
戻ることを防止するための構造(例えばリブを用いたラ
ビリンス構造)が設けられている。
【0019】一方、冷凍室9の背面には、プラスチック
製の板状カバー部材21によって区画された第2冷却器
室22が形成されており、その第2冷却器室22に冷却
器23、冷却ファン24、除霜ヒータ25及び断熱体2
6が図示のように配置されている。上記カバー部材21
には、切替室7内、製氷室8内及び冷凍室9内にそれぞ
れ送風するための吹き出し口21a、21b及び21c
が形成されていると共に、切替室7内の空気を吸い込む
ための吸い込み口21d並びに冷凍室9内の空気を吸い
込むための吸い込み口21eが形成されている。
【0020】これにより、冷却ファン24が運転された
状態では、冷却器23で生成された冷気は、図5及び図
6に矢印で示すように、吹き出し口21aを通じて切替
室7内に送風された後に吸い込み口21dを通じて第2
冷却器室22内に戻されると共に、吹き出し口21b及
び21cを通じて製氷室8及び冷凍室9内に送風された
後に吸い込み口21eを通じて第2冷却器室22内に戻
されるようになっている。尚、上記切替室7の内部温度
は、冷蔵室5用の扉5aに設けられた操作パネル27に
より複数段階に切り替え設定できるようになっており、
第2冷却器室22内には、切替室7用の吹き出し口21
aの開度を上記操作パネル27による設定温度に応じて
自動調節するためのダンパ装置(図示せず)が設けられ
ている。これによって、当該切替室7は、冷蔵室(室温
が約2℃)、野菜室(約3℃)、パーシャル室(約−3
℃)、チルド室(約0℃)、冷凍室(約−18℃)、ワ
イン冷却室(約8℃)の何れかとして選択的に使用でき
る構成とされている。
【0021】冷蔵庫本体1の底部には機械室28が形成
されており、この機械室28内には、電動機29Mを駆
動源とした圧縮機29などが配設されている。上記圧縮
機29は、図3に示す冷凍サイクルFCのためのもので
ある。
【0022】この図3において、冷凍サイクルFCは、
冷蔵室5用の冷却器16、冷凍室9用の冷却器23及び
圧縮機29の他に、凝縮器31、三方電磁弁32、キャ
ピラリチューブ33a及び33bを備えている。この場
合、圧縮機29の吐出口は、凝縮器31を介して三方電
磁弁32の入口に連通され、三方電磁弁32の一方の出
口は、キャピラリチューブ33a、冷蔵室5用の冷却器
16、連結パイプ34及び冷凍室9用の冷却器23を介
して圧縮機29の吸入口に連通されている。そして、三
方電磁弁32の他方の出口は、キャピラリチューブ33
bを介して連結パイプ34の途中部位に連通されてい
る。
【0023】上記のような冷凍サイクルFCにおいて、
三方電磁弁32は、圧縮機29から吐出された後に凝縮
器31を経て供給される冷媒を冷却器16及び23にこ
の順に供給する冷蔵室冷却モードと冷却器23のみに供
給する冷凍室冷却モードとに切り替えられるものであ
る。
【0024】図2には、概略的な電気的構成が機能ブロ
ックの組み合わせによって示されている。即ち、図2に
おいて、冷蔵室温度センサ35は、冷蔵室5内の温度を
検出する例えばサーミスタから成り、冷凍室温度センサ
36は、冷凍室9内の温度を検出する例えばサーミスタ
から成るものであり、その温度検出信号をマイクロコン
ピュータを主体として構成された制御回路37(本発明
でいう制御手段に相当)の入力ポートに与えるように接
続されている。また、ドアスイッチ38は冷蔵室5用の
扉5aの開閉を検知するためのもので、その開閉検知信
号を制御回路37に与えるように接続されている。
【0025】制御回路37の出力ポートには、圧縮機2
9の電動機29Mを可変速駆動するためのインバータ回
路39と、前記三方電磁弁32、冷却ファン17及び2
4、圧縮機用冷却ファン40をそれぞれ駆動するための
駆動回路41とが接続されている。
【0026】図1のフローチャートには、前記制御回路
37による制御内容が本発明の要旨に直接的に関係した
ルーチン部分を中心に示されており、以下これについて
関連した作用と共に説明する。
【0027】即ち、図1に示されたルーチンは、冷蔵庫
制御用のメインルーチンに組み込まれたものであり、制
御回路37は、冷蔵室5用の扉5aの開閉状態を示すフ
ラグDFが「0」か否かを判断する(ステップA1)。
尚、後述の説明から明らかとなるように、DF=1の状
態が扉5aの開放状態を示し、DF=0の状態が扉5a
の閉鎖状態を示すものである。ステップA1で「YE
S」と判断した場合(扉5aが閉鎖状態にある場合)に
は、冷蔵室5用の扉5aが開放されたか否かをドアスイ
ッチ38からの開閉検知信号に基づいて判断し(ステッ
プA2)、ここで「NO」と判断した場合には、そのま
まリターンして上記メインルーチンへ戻る。これに対し
て、ステップA2で「YES」と判断した場合(閉鎖状
態にあった扉5aが開放された場合)には、フラグDF
を「1」に変更するステップA3、冷蔵室5用の冷却フ
ァン17の運転を開始させるステップA4、運転時間設
定ルーチンA5を順次実行する。
【0028】上記運転時間設定ルーチンA5では、冷蔵
室5用の冷却器16の運転が停止されていた場合に運転
時間を例えば10秒に設定し、当該冷却器16が運転さ
れていた場合に例えば5秒に設定する。この運転時間設
定ルーチンA5の実行後には、冷却ファン17の運転開
始後に当該ルーチンA5で設定された時間が経過するま
で、若しくは扉5aが閉鎖された状態となるまで待機す
る(ステップA6、A7)。
【0029】そして、冷却ファン17の運転開始後に運
転時間設定ルーチンA5で設定された時間(5秒若しく
は10秒)が経過した状態となったとき、若しくは扉5
aが閉鎖されたときには、冷却ファン17の運転を停止
させるステップA8を実行した後に、扉5aが閉鎖され
たか否かを判断する(ステップA9)。このステップA
9で「NO」と判断した場合には、そのままリターンし
て前記メインルーチンへ戻るが、「YES」と判断した
場合には、フラグDFを「1」に戻すステップA10を
実行した後にリターンしてメインルーチンへ戻る。ま
た、前記ステップA1で「NO」と判断した場合(扉5
aが開放状態にある場合)には、そのままステップA9
へジャンプする。従って、フラグDFが「1」の状態
時、つまり扉5aが一旦開放された後には、ステップA
2〜A8が実行されることはない。
【0030】要するに、上記した本実施例の構成によれ
ば、冷蔵室5用の扉5aが開放されたときに当該冷蔵室
5用の冷却ファン17による冷気循環運転が予め設定さ
れた時間(5秒若しくは10秒)だけ強制的に実行され
るため、その運転期間には冷蔵室5用の冷却器16から
の冷気が冷蔵室5内で循環されるようになって、当該冷
蔵室5内の温度上昇が抑制されることになる。尚、この
ような冷気の循環時においては、冷蔵室5の天井面前方
部に設けられた吹き出し口14aから吹き出された冷気
が当該冷蔵室5の底部奥方に形成された通風口10aに
吸い込まれるようになるから、冷蔵室5外に漏れ出る冷
気量を極力抑制できることになる。
【0031】上記のような冷気循環運転が行われる状態
では、ある程度の量の外気が冷却器16部分まで侵入す
ることが避けられないが、上記冷却器16は冷蔵室5の
冷却専用のものであるから、以下の理由によって着霜量
の不用意な増大を防止できることになる。つまり、上記
のような冷蔵室5専用の冷却器16の温度は、その運転
が行われていない状態では0℃を越えて上昇する期間が
あり、このような期間には着霜現象が生ずることはな
い。また、冷却器16の温度が0℃以下になったとして
も、その温度は冷凍室用の冷却器23に比べて遥かに高
いから、着霜の進行が比較的遅く、しかも、着霜したと
してもその後に冷却器16の温度が0℃を越えたときに
自然融解(自然除霜)されるから、着霜が不用意に増大
することがなくなる。さらに、上記のような冷却ファン
17の強制的な冷気循環運転は設定時間が経過したとき
に終了されることになるから、外気の侵入が過大に行わ
れることに起因した冷却器16での着霜量の増大を未然
に阻止できるようになる。
【0032】また、扉5aが開放された時点において、
冷却器16の運転が行われている状態時、つまり冷蔵室
5内の温度が上昇した状態にある期間には、冷却ファン
17の強制運転時間が5秒に設定され、冷却器16の運
転が停止された状態時、つまり冷蔵室5内の温度が比較
的低い冷却済みの状態にある期間には、冷却ファン17
の強制運転時間が10秒に設定されることになるから、
冷却ファン17の強制運転が長引くのに伴い冷蔵室5内
の温度が不用意に上昇する事態を未然に防止できるよう
になる。
【0033】尚、上記第1実施例では、扉5aが開放さ
れた時点で冷却器16が運転されていた場合に、冷却フ
ァン17の強制運転時間を一義的な時間(5秒)に設定
する構成としたが、その強制運転時間の設定状態を、冷
蔵室温度センサ35が検出する冷蔵室5内の温度に基づ
いて変化させる構成としても良い。具体的には、冷蔵室
5内の温度が低い場合ほど冷却ファン17の強制運転時
間が長くなるように制御する構成とすれば良い。このよ
うな構成によれば、冷却器16の運転が行われている期
間に扉5aが開放されたときにおいて、冷蔵室5の温度
が比較的高い状態にある状態、つまり冷却ファン17を
回しても冷蔵室5内の温度上昇抑制効果をあまり期待で
きない状態時には、冷却ファン17の強制運転時間が相
対的に短縮されることになるから、冷却ファン17の強
制運転に伴い冷蔵室5内の温度が不用意に上昇する事態
を未然に防止できるようになる。
【0034】また、上記第1実施例において、扉5aの
開放時点で冷却器16の運転が行われていた場合、つま
り三方電磁弁32が冷蔵室冷却モードに切り替えられて
いた場合には、当該三方電磁弁32を一時的に冷凍室冷
却モードに切り替えた状態で前述した冷却ファン17の
強制運転を開始させ、その強制運転が終了したときに元
のモードに戻す構成としても良い。このような構成を採
用した場合には、冷却器16への着霜を抑制するために
有益となる。
【0035】(第2の実施の形態)図8には本発明の第
2実施例が示されており、以下これについて前記第1実
施例と異なる部分のみ説明する。即ち、この第2実施例
は、制御回路22による制御内容に一部変更を加えたも
のであり、第1実施例における図1に示すルーチンの内
容を図8に示すように置き換えたことに特徴を有する。
【0036】この図8において、A1〜A8に示すステ
ップ或いはルーチンの内容は第1実施例と基本的に同じ
である。但し、ステップA7で「YES」と判断した場
合、つまり一旦開放された扉5aが閉鎖されたときに
は、その扉5aの閉鎖後に所定時間(例えば5〜10秒
程度)が経過するまで待機し(ステップA9)、その待
機状態が終了したときにステップA8へ移行して冷却フ
ァン17の運転を停止させる。従って、扉5aの開放に
応じて冷却ファン17の強制的な運転が開始された後に
おいて、運転時間設定ルーチンA5で設定された時間が
経過する前に扉5aが閉鎖されたときには、その冷却フ
ァン17の強制運転が直ちに停止されずに、さらに所定
時間だけ継続されたときに初めて停止されることにな
る。
【0037】また、ステップA8の実行に応じて冷却フ
ァン17の強制運転が停止された後には、扉5aが閉鎖
されたか否かを判断する(ステップA10)。扉5aが
閉鎖されていない状態では、そのままリターンしてメイ
ンルーチンへ移行するが、扉5aが閉鎖された場合に
は、フラグDFを「0」に戻すステップA11を実行し
た後に冷却器16が運転中か否かを判断する(ステップ
A12)。冷却器16が運転されている場合には、その
ままリターンしてメインルーチンへ移行するが、冷却器
16が運転停止されている場合(当該冷却器16の温度
が比較的低い場合)には、冷却ファン17を所定時間
(5〜10秒前後)だけ強制的に運転するためのステッ
プA13〜15を実行した後にリターンする。
【0038】この構成によれば、一旦開放された扉5a
が閉鎖された後においても、冷却ファン17による強制
的な冷気循環運転が所定時間だけ行われることになる。
従って、扉5aが閉鎖された後に冷蔵室5内の温度分布
が不均衡になる事態(冷しむら)を早期に解消できるこ
とになる。特に、冷蔵室5内に新たに食品を収納したと
きには、内部の温度分布の不均衡が顕著になるものであ
るから、このような場合に有益となる。また、上記のよ
うな閉扉後における冷却ファン17の強制的な運転は、
扉5aの閉鎖時点での冷却器16の温度が比較的高い場
合には行われることがないから、冷蔵室5内の温度が不
用意に上昇する恐れがなくなるものである。
【0039】(その他の実施の形態)その他、本発明は
上記し且つ図面に示した実施例に限定されるものではな
く、以下に述べるような拡大、変形が可能である。冷蔵
室5用の扉5aの開放に応じた冷却ファン17の強制運
転時間の上限値は、冷気の循環量及び冷蔵室5の容量を
考慮して決めるものであり、従って、当該強制運転時間
は、上記した実施例のような値に限定されることなく適
宜に変更可能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、冷蔵室用の扉
が開放されたときに、当が冷蔵室専用の冷却器で生成さ
れる冷気の循環運転を行うために送風ファンを予め設定
された時間だけ強制的に運転する構成とし、冷却器の運
転状態時には当該冷却器の運転停止時より短い時間とな
るように制御する構成としたから、冷蔵室用の扉が開放
された状態時において送風ファンの強制運転に伴い冷蔵
室温度が不用意に上昇する事態を、冷却器の着霜量の増
大を抑制しながら効果的に未然に防止できるという有益
な効果を奏することができる。
【0041】
【0042】 請求項2記載の発明によれば、冷却器の
運転状態で冷蔵室用の扉が開放されたときには、送風フ
ァンの強制的な冷気循環運転時間を冷蔵室温度センサの
検出温度が低い場合ほど長い時間となるように制御する
構成としたから、送風ファンの強制運転に伴い冷蔵室温
度が不用意に上昇する事態を未然に防止できるようにな
る。
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による制御内容を示すフロ
ーチャート
【図2】電気的構成の機能ブロック図
【図3】冷凍サイクル配管図
【図4】冷蔵庫の斜視図
【図5】冷蔵庫の概略的な縦断面図
【図6】冷蔵庫の扉を取り外した状態での概略的な正面
【図7】冷蔵庫の上部を一部断面にして示す概略的な斜
視図
【図8】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
1は冷蔵庫本体、5は冷蔵室、6は野菜室、7は切替
室、8は製氷室、9は冷凍室、5a〜9aは扉、13は
仕切壁、16は冷却器、17は冷却ファン(送風ファ
ン)、23は冷却器、24は冷却ファン、29は圧縮
機、35は冷蔵室温度センサ、37は制御回路(制御手
段)を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室の冷却を専用に行うための冷却器
    と、 この冷却器で生成させる冷気を冷蔵室内に供給した後に
    冷却器部分に戻すという冷気循環運転を行うための送風
    ファンと、 前記冷蔵室用の扉が開放されたときに前記送風ファンに
    よる冷気循環運転を予め設定された時間だけ強制的に実
    行する制御手段とを備え、 前記制御手段は、冷蔵室用の扉が開放されたときに行う
    前記送風ファンの強制的な冷気循環運転時間を、冷却器
    の運転状態時には当該冷却器の運転停止時より短い時間
    となるように制御することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷蔵室内の温度を検出する冷蔵室温度セ
    ンサを備え、 制御手段は、冷却器の運転状態で冷蔵室用の扉が開放さ
    れたときには、送風ファンの強制的な冷気循環運転時間
    を前記冷蔵室温度センサの検出温度が低い場合ほど長い
    時間となるように制御することを特徴とする請求項1記
    載の冷蔵庫。
JP31907898A 1998-11-10 1998-11-10 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP3494906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31907898A JP3494906B2 (ja) 1998-11-10 1998-11-10 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31907898A JP3494906B2 (ja) 1998-11-10 1998-11-10 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000146394A JP2000146394A (ja) 2000-05-26
JP3494906B2 true JP3494906B2 (ja) 2004-02-09

Family

ID=18106264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31907898A Expired - Fee Related JP3494906B2 (ja) 1998-11-10 1998-11-10 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3494906B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107490233A (zh) * 2017-08-04 2017-12-19 南京创维家用电器有限公司 一种防止冷藏室结冰的控制方法、存储介质及冰箱

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3983012B2 (ja) * 2001-05-11 2007-09-26 三洋電機株式会社 冷蔵庫

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107490233A (zh) * 2017-08-04 2017-12-19 南京创维家用电器有限公司 一种防止冷藏室结冰的控制方法、存储介质及冰箱
CN107490233B (zh) * 2017-08-04 2020-04-07 南京创维家用电器有限公司 一种防止冷藏室结冰的控制方法、存储介质及冰箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000146394A (ja) 2000-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7032407B2 (en) Methods and apparatus for refrigerator compartment
JP5178642B2 (ja) 冷蔵庫
JPH0252974A (ja) 冷蔵庫
US6176097B1 (en) Side by side type refrigerator and method for controlling temperature in vegetable box therein
JP2017072325A (ja) 冷蔵庫
JPH1114230A (ja) 冷蔵庫
JPH11311473A (ja) 冷蔵庫の制御方法
JPH10111064A (ja) 冷蔵庫の冷却ファン制御方法
JP3494906B2 (ja) 冷蔵庫
JP2001099536A (ja) 冷蔵庫
JPH1054638A (ja) 冷蔵庫
JP5330123B2 (ja) 冷蔵庫
JP2003287331A (ja) 冷蔵庫
JP3331305B2 (ja) 冷蔵庫
JP2777398B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JPH10332242A (ja) 冷蔵庫
JP2000146411A (ja) 冷蔵庫
JP2000146402A (ja) 冷蔵庫
JP7475869B2 (ja) 冷蔵庫
JP3332801B2 (ja) 冷蔵庫
JP2008107068A (ja) 冷却貯蔵庫
JPH11311471A (ja) 冷蔵庫の制御方法
JP3615433B2 (ja) 冷蔵庫
JPH08145525A (ja) プレハブ冷凍冷蔵庫
JP2003028551A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091121

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101121

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees