JP3197593B2 - 冷蔵庫の温度制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の温度制御装置

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JP3197593B2 JP2673692A JP2673692A JP3197593B2 JP 3197593 B2 JP3197593 B2 JP 3197593B2 JP 2673692 A JP2673692 A JP 2673692A JP 2673692 A JP2673692 A JP 2673692A JP 3197593 B2 JP3197593 B2 JP 3197593B2
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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F25D2700/12Sensors measuring the inside temperature
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    • F25D2700/14Sensors measuring the temperature outside the refrigerator or freezer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵室専用のダクト及
び冷気制御装置を有した冷蔵庫の温度制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する特開昭62−2408
4号公報には、冷気供給用ダクト内に設けられた冷気制
御装置のバッフル駆動用モータの運転時間を、被冷却空
間の温度に基づいて自動設定する温度制御装置を備えた
冷却貯蔵庫が開示されており、特に運転時間を変化させ
ることによりバッフルの開度を変化させて被冷却空間へ
の冷気供給量を制御するようにしたものである。尚、最
近の冷蔵庫にあっては、冷蔵室の一部あるいは冷蔵室と
は別個に、制御温度幅が狭く食品が凍結する直前の温度
帯即ち氷温温度帯に維持される氷温室を設けたものが増
加しているが、この公報の冷却貯蔵庫には、冷蔵室専用
のダクトだけでなくこの氷温室に冷気を導くダクト内に
も冷気の流れを制御するモーターダンパー等の冷気制御
装置が配置してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報の温度制御装
置は、冷蔵室(又は氷温室)の温度だけに基づいてモー
タの運転時間を設定するものであるため、冷蔵室への食
品投入量や冷蔵室あるいは冷蔵庫の周囲温度変化に対応
した温度制御を行うことができず、冷蔵庫を設置する環
境や使用者の使い方等に合わせて自動的に冷蔵室への冷
気供給量を制御できるものではなかった。
【0004】特に最近の冷蔵庫は大容量化し冷蔵室の容
積も大きくなっているため、従来に比べて冷蔵室内に温
度分布が生じやすく食品投入による温度上昇も顕著にな
り、より精密な冷蔵室の温度制御が要求されている。ま
た冷蔵庫の温度制御装置においては、冷却器に冷媒を供
給させる圧縮機及び冷却器で冷却された冷気を各貯蔵室
に循環させる送風機の動作制御を、冷凍室の温度に基づ
いて行うものが主流である。このため、冷蔵室の温度が
冷蔵用ダンパーの開放温度以上になりダンパーを開放さ
せても、冷凍室の温度が圧縮機及び送風機の動作設定温
度以上でないかぎり圧縮機及び送風機は動作しないの
で、冷蔵室に所望の冷気供給が行えず冷蔵室の温度上昇
を招いて食品の品質劣化が起こりやすい不具合があっ
た。
【0005】そこで本発明では、冷気循環を制御する送
風機及び圧縮機の動作設定温度を、冷蔵室の温度変化と
外気温度とに基づいて自動修正して冷蔵室の温度上昇を
抑制するようにした冷蔵庫の温度制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷蔵庫内に区
画された冷蔵室及び冷凍室と、冷却器に冷媒を供給する
圧縮機と、冷却器で冷却された冷気を冷蔵室及び冷凍室
へ循環させる送風機と、前記冷気を冷蔵室へ導くダクト
と、このダクトに配置され冷気量を制御する冷気制御装
置と、この冷気制御装置と前記圧縮機及び送風機の動作
を制御する温度制御装置とを備えた冷蔵庫において、前
記温度制御装置は、冷蔵室の温度を設定する冷蔵温度設
定手段と、冷凍室の温度を設定する冷凍温度設定手段
と、冷蔵室の温度を検出する冷蔵室温度センサと、外気
の温度を検出する外気温度センサと、前記冷気制御装置
と圧縮機及び送風機の動作を制御する信号を出力する制
御手段とを有し、この制御手段は、前記冷蔵温度設定手
段で設定された冷蔵設定温度と前記冷蔵室温度センサで
検出された冷蔵室温度との差及び外気温度センサで検出
された外気温度に基づいて前記冷凍温度設定手段で設定
された冷凍設定温度を修正する設定温度修正部と、この
設定温度修正部で修正された修正温度に基づいて前記冷
気制御装置と圧縮機及び送風機を起動する起動信号を出
力する信号出力部とを備えた冷蔵庫の温度制御装置を提
供するものである。
【0007】
【作用】冷蔵設定温度と冷蔵室温度との差及び外気温度
センサで検出された外気温度に基づいて、設定温度修正
部は、冷凍温度設定手段で設定された冷凍設定温度(詳
しくは圧縮機及び送風機を起動させるための起動温度)
を自動的に低下させるように修正するので、冷蔵室の温
度上昇に基づいた冷気供給開始手段及び冷蔵室の温度上
昇を抑制する温度上昇抑制手段として作用する。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
【0009】1は家庭用冷蔵庫であり、この冷蔵庫1は
その本体を構成する前面開口の断熱箱2と、この開口を
閉塞する扉3,4,5,6,7,8とで構成されてい
る。
【0010】11は断熱箱2の内部を上下に仕切る横仕
切壁であり、本実施例ではこの横仕切壁11の上方を凍
結温度に冷却される冷凍室12、下方を食品が凍結しな
い温度に冷却される貯蔵室とするものである。尚、貯蔵
室は仕切前部材13及び仕切板14により更に上下に仕
切られ、仕切板14の上方を3℃程度の温度に冷却され
る冷蔵室15、下方を1℃〜7℃程度の温度帯で温度設
定可能な選択室16としている。
【0011】扉3及び4は、冷凍室12に対応する回動
式の扉であり、扉4には冷凍室の開口を左右に仕切る仕
切体17を設けている。扉5及び6は冷蔵室15に対応
する回動式の扉であり、扉6には冷蔵室の開口を左右に
仕切る仕切体18を設けている。
【0012】扉7及び8は、選択室16において、縦仕
切壁30によって左右に仕切られるボトル室及び野菜室
に対応する引き出し式扉であり、両扉にはそれぞれ主と
してボトル及び野菜を収納するための上面開口の容器2
1,22が着脱自在に設けてある。
【0013】冷凍室12の背部には冷却器カバー31と
断熱箱2とで形成される冷却器室があり、この冷却器室
には冷却器としてのプレートフィン型蒸発器(図示せ
ず)及びシロッコファン等の送風機(図示せず)が配置
されている。尚、冷却器室は、カバー31に形成した吹
出口32,33,34にて冷凍室12と連通する一方、
ダクト(図示せず)により横仕切壁11の後部で冷蔵室
15と連通している。
【0014】冷凍室12は2枚の棚35,36で上中下
3段に仕切られており、下段は縦仕切板37により左右
に仕切られている。また、中段左側の後部には自動製氷
機38が配置されており、この後部空間を製氷室39と
いう。製氷室は製氷機カバー40にて覆われるとともに
中段左側の前部と仕切られている。さらに、縦仕切板3
7の左側の空間には自動製氷機で製作した氷を貯める容
器が出し入れ自在に配置される。
【0015】縦仕切板37の右側空間には、底板、左右
側板及び背板からなる容器が冷凍室の底壁となる横仕切
壁11の上面と間隔を存して出し入れ自在に配置され、
吹出口34から吹き出された冷気で冷却される急速冷凍
室44が形成されている。この容器の底板にはアルミニ
ウム等熱伝導性の良好な金属板を採用している。尚、冷
凍室12に吹き出された冷気は、容器の底板と横仕切壁
11とで作られる冷気帰還路42を介して冷却器室の下
部へ帰還する。また、以下の説明の便宜上、急速冷凍室
44以外の冷凍室を第1冷凍室43と称する。
【0016】第1冷凍室43内には、その温度を検出す
るための2つの温度センサが設けてあり、2つのうちの
一方は吹出口33の近傍に設けられた冷凍室温度センサ
としての主温度センサ45(以下Fセンサという)であ
り、2つのうちの他方は製氷室39の製氷皿近傍に設け
られた従温度センサ46である。また、急速冷凍室44
には、吹出口34近傍に急冷室温度センサ47が設けら
れ、容器の底板下面に接触する負荷温度センサ48が設
けてある。
【0017】横仕切壁11の直下には、温度制御幅が狭
く食品が凍結する直前の温度即ち氷温温度(例えば−1
℃程度の温度)に維持される氷温室49が形成されてい
る。前記冷却器室は、ダクト(図示せず)に形成した開
口によってダクトを介してこの氷温室49にも連通して
いる。氷温室49への冷気量は、ダクトの途中に設けた
氷温用ダンパーを含む氷温室冷気制御装置(図示せず)
により制御される。また冷蔵室15への冷気量は、ダク
トの途中に設けた冷蔵用ダンパーを含む冷蔵室冷気制御
装置(以下単にRダンパーという)52により制御され
るものである。
【0018】Rダンパー52の構成を説明すると、ダク
トに形成された開口を開閉するバッフル52Bと、この
バッフル52Bの駆動源としてのモータ52Cと、この
モータ52Cの回転をバッフル52Bの閉→開→閉とい
う1サイクルの開閉動作に変換する動力変換手段(図示
せず)と、この動力変換手段の1サイクル動作の中でバ
ッフル52Bが全閉位置に対応する部分において信号
(以下この信号を位置検出信号という)を出力する位置
検出手段(図示せず)とを備えており、図1のブロック
回路図ではまとめて52で示してある。このRダンパー
52は、冷蔵室温度制御装置53からの制御信号に基づ
いてその動作が制御されるものである。
【0019】次に冷蔵室温度制御装置53を図1のブロ
ック回路図に基づき説明する。
【0020】冷蔵室温度制御装置53は、冷蔵室の温度
を検出する冷蔵室温度センサとしての主温度センサ54
及び従温度センサ55,56と、冷蔵室の温度を設定す
る冷蔵温度設定手段(以下R温度設定手段という)57
と、冷凍室の温度を設定する冷凍温度設定手段(以下F
温度設定手段という)58と、外気温度を検出する外気
温度センサ59と、Rダンパー52と圧縮機駆動用の圧
縮機モータ66及びファン駆動用のファンモータ67の
動作を制御する信号を出力する制御手段60としてのマ
イクロコンピュータとを有する。
【0021】ここでいう信号は、バッフル52Bを開放
させるための開放信号(開信号)OPと、バッフル52
Bを閉塞させるための閉塞信号(閉信号)SHと、ダン
パーモータ52Cを停止させるための停止信号SPと、
圧縮機モータ66及びファンモータ67を動作させる動
作信号ST及び動作を終了させる終了信号ENとを総称
したものであるが、以下において開信号OP,閉信号S
H及び動作信号STを合わせて起動信号ONで表し、停
止信号SP及び終了信号ENを合わせて停止信号OFF
で表すことにする。ただし、本発明ではファンモータ6
7として回転数を変化させられるものを使用しているた
め、定常回転数で作動させるときの信号を起動信号ON
とし、高回転数で作動させるときの信号を高速信号UP
として区別しておく。
【0022】前記制御手段55は、R温度設定手段57
で設定された冷蔵設定温度RSと主温度センサ54で検
出された冷蔵室温度Aに基づいて、Rダンパー52の起
動信号ONを出力するとともに冷蔵室温度Aと冷蔵設定
温度RSとの差(AからRSを引いた値のことで以下単
に温度差という)Bを判別する判別部61と、この温度
差B及び外気温度センサ59で検出された外気温度Gに
基づきファジィ推論を行いF温度設定手段58で設定さ
れた冷凍設定温度FS(詳しくは圧縮機モータ66及び
ファンモータ67を起動させるための起動温度FON)
を低下させるように修正する設定温度修正部62と、こ
の設定温度修正部62で修正された修正温度NFに基づ
いてRダンパー52と圧縮機モータ66及びファンモー
タ67を起動させる起動信号ONを出力する信号出力部
63とを備えている。
【0023】以上の構成に基づき図4のフローチャート
を参照しながら冷蔵室温度制御装置53の動作の流れを
説明する。
【0024】まず電源が投入されると、ステップS1で
冷凍設定温度FSを入力するとともに、冷凍設定温度F
Sに2.5℃を加えた値を圧縮機モータ66及びファン
モータ67を起動させるための起動温度FONとし、冷
凍設定温度FSから2.5℃を引いた値を圧縮機モータ
66及びファンモータ67を停止させるための停止温度
FOFFとして取り込む。このため、冷凍室の温度制御
を行うときの温度デファレンシャルFDFは最初は5℃
に設定される。そして、ステップS2で冷蔵設定温度R
Sを入力する。
【0025】次に、ステップS3で主温度センサ54の
検出温度(即ち冷蔵室温度)Aが冷蔵設定温度RSより
高いか否かを判断し、高ければステップS4へ移行しR
ダンパー52の閉信号SHを出力してステップS3へ復
帰し、高くなければステップS5でRダンパー52の開
信号OPを出力してステップS6へ移行する。
【0026】このステップS6では、温度デファレンシ
ャルFDFが3℃より高いか否かが判断され、高くなけ
ればステップS3へ復帰し、高ければステップS7で圧
縮機モータ66を起動する起動信号ONを出力し、ステ
ップS8でファンモータ67を起動する起動信号ONを
出力してステップS9へ移行する。
【0027】ステップS6で温度デファレンシャルFD
Fが3℃より高いか否かを判断するのは、数度にわたる
自動修正によって起動温度FONが冷凍設定温度FS以
下に低下するのを防止するためであり、温度デファレン
シャルが3℃以下になっていれば起動温度FONの修正
を禁止するのである。
【0028】ステップS9では外気温度Gをサンプリン
グし、ステップS10で冷蔵室温度Aをサンプリングし
てこのAから冷蔵設定温度RSを引いた値を温度差Bと
して取り込んで、ステップS11でこの温度差Bと外気
温度Gとに基づいてファジィ推論を行って起動温度FO
Nの下げ幅Cを決定し、ステップS12で起動温度FO
Nからこの下げ幅Cを引いた値を新しい起動温度FON
(これを修正温度という)として取り込んで、ステップ
S3へ復帰する。
【0029】次に、設定温度修正部62におけるファジ
イ推論について説明する。
【0030】まず、温度差Bに対するメンバーシップ関
数を変数〔0.0,3.0〕の区間で(同じ・やや高い
・高い・非常に高い・最も高い)の5通りに正規化し、
外気温度Gに対するメンバーシップ関数を変数〔0.
0,32.5〕の区間で(低い・中・高い)の3通りに
正規化する。また、これらの入力に基づく出力としての
起動温度の下げ幅Cに対するメンバーシップ関数を変数
〔0.0,1.0〕の区間で(非常に小さい・小さい・
やや小さい・普通・やや大きい・大きい・非常に大き
い)の7通りに正規化する。以上のファジイ変数の定義
を示したものが図5である。
【0031】この起動温度の下げ幅Cを決定するための
制御ルール(1〜15までの15通りのルール)を表1
に示すように定めた。
【0032】
【表1】
【0033】例えば、温度差Bが「非常に高い」で外気
温度Gが「中」の場合には、ルール9に基づいて下げ幅
Cは「やや大きい」と判定される。また、温度差Bが
「やや高い」で外気温度Gが「高い」の場合には、ルー
ル2に基づいて下げ幅Cは「普通」と判定される。
【0034】ここで、ファジイ推論の過程を図6及び図
7に従い説明する。ただし、ルールに対してMIN−M
AX法と重心法により結論(すなわち下げ幅C)を求め
るのである。
【0035】例えば、温度差Bが2.4℃で外気温度G
が5.0℃であったときには、図6(a)(b)に示すよう
に、Bとして「非常に高い,0.875」と「最も高
い,0.12」との2通り、Gとして「低い,0.68
75」と「中,0.3125」の2通りの結果がえら
れ、各結果を組み合わせてルール番号9,10,14,
15の計4通りのルールができる。この4つのルールに
対してMIN−MAX法及び重心法によって、図6(c)
に示すように下げ幅C「0.6℃」が推論された。この
とき、冷凍設定温度FSが−18℃であったと仮定すれ
ば、起動温度FONは−15.5℃に初期設定されてい
る。そこで、この起動温度−15.5℃からここで決定
された下げ幅0.6℃を引いた値「−16.1℃」を新
しい起動温度(即ち修正温度)FONとして圧縮機モー
タ66及びファンモータ67の起動を制御するのであ
る。
【0036】他の例として、温度差Bが0.4℃、外気
温度Gが30.0℃の場合には、図7(a)(b)に示すよ
うに、Bとして「同じ,0.375と「やや高い,0.
625」との2通り、Gとして「高い,0.6875」
と「中,0.3125」との2通りの結果が得られ、各
結果を組み合わせると、ルール番号1,2,6,7の計
4通りのルールができる。この4つのルールに対してM
IN−MAX法及び重心法によって図7(c)に示すよう
に下げ幅C「0.4℃」が推論された。このとき、冷凍
設定温度FSが−21℃であったと仮定すれば、起動温
度FONは−18.5℃に初期設定されている。そこ
で、この起動温度−18.5℃からここで決定された下
げ幅0.4℃を引いた値「−18.9℃」を新しい起動
温度(即ち修正温度)FONとして圧縮機モータ66及
びファンモータ67の起動を制御するのである。
【0037】尚、このような推論の実行は、汎用のマイ
クロコンピュータやディジタルシグナルプロセッサを利
用することにより実現できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、設定温度修正部によ
り、冷蔵室の検出温度(即ち冷蔵室温度)と冷蔵室の設
定温度(即ち冷蔵設定温度)との差及び外気温度に基づ
いて圧縮機及び送風機を起動させるための起動温度を自
動的に低下させるように修正するので、圧縮機及び送風
機が従来よりも早目に起動する関係上、冷蔵室の温度変
化や負荷変動及び冷蔵庫の周囲状況を加味した冷蔵室の
冷気量制御が可能となる。このため、扉開閉操作や食品
投入による冷蔵室の温度上昇を抑制し、食品の品温が上
昇することを防止して食品の品質維持を図り、冷蔵室の
安定した温度制御が行え、かつ、無駄な電力消費がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵室温度制御装置を示すブロック回
路図である。
【図2】冷蔵庫の扉を開いた状態の外観斜視図である。
【図3】冷蔵庫の扉を外した状態を示す斜視図である。
【図4】冷蔵室温度制御装置の制御動作を示すフローチ
ャート図である。
【図5】ファジイ変数の定義を示す線図である。
【図6】ファジイ推論の過程の一例を示す線図である。
【図7】図6とは異なる例を示す線図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 15 冷蔵室 52 冷気制御装置(Rダンパー) 53 冷蔵室温度制御装置 54 冷蔵室温度センサ(主温度センサ) 57 冷蔵室温度設定手段 58 冷凍室温度設定手段 59 外気温度センサ 60 制御手段 61 判別部 62 設定温度修正部 63 信号出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−58675(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/02 F25D 17/06 312

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫内に区画された冷蔵室及び冷凍室
    と、冷却器に冷媒を供給する圧縮機と、冷却器で冷却さ
    れた冷気を冷蔵室及び冷凍室へ循環させる送風機と、前
    記冷気を冷蔵室へ導くダクトと、このダクトに配置され
    冷気量を制御する冷気制御装置と、この冷気制御装置と
    前記圧縮機及び送風機の動作を制御する温度制御装置と
    を備えた冷蔵庫において、前記温度制御装置は、冷蔵室
    の温度を設定する冷蔵温度設定手段と、冷凍室の温度を
    設定する冷凍温度設定手段と、冷蔵室の温度を検出する
    冷蔵室温度センサと、外気の温度を検出する外気温度セ
    ンサと、前記冷気制御装置と圧縮機及び送風機の動作を
    制御する信号を出力する制御手段とを有し、この制御手
    段は、前記冷蔵温度設定手段で設定された冷蔵設定温度
    と前記冷蔵室温度センサで検出された冷蔵室温度との差
    及び外気温度センサで検出された外気温度に基づいて前
    記冷凍温度設定手段で設定された冷凍設定温度を修正す
    る設定温度修正部と、この設定温度修正部で修正された
    修正温度に基づいて前記冷気制御装置と圧縮機及び送風
    機を起動する起動信号を出力する信号出力部とを備えた
    ことを特徴とする冷蔵庫の温度制御装置。
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