JPH07310972A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH07310972A
JPH07310972A JP10268094A JP10268094A JPH07310972A JP H07310972 A JPH07310972 A JP H07310972A JP 10268094 A JP10268094 A JP 10268094A JP 10268094 A JP10268094 A JP 10268094A JP H07310972 A JPH07310972 A JP H07310972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
low temperature
air
chamber
temperature chamber
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP10268094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Yamamoto
真須美 山本
Yoshinori Ohashi
祥記 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP10268094A priority Critical patent/JPH07310972A/ja
Publication of JPH07310972A publication Critical patent/JPH07310972A/ja
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、独立して温度制御される低温室を
備えた冷気強制循環方式の冷蔵庫に関し、低温室に保存
する食品の保存品質を安定して高めることと、低温室の
容積を有効に活用することを目的とする。 【構成】 室内底面に熱良導性板34,35を配置した
温度の異なる第1及び第2の低温室20,21に、ダン
パー装置23と連通する冷気吐出風路24とは別径路の
空気循環風路28を形成して、これに別途設けた空気循
環用の低温室専用送風機27を作用するように構成する
ことにより、食品群によってより適正な温度に近い状態
で安定保存ができるようになり、保存食品の品質向上を
可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、独立して温度制御され
る低温室を備えた、冷気強制循環方式の冷蔵庫に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年の家庭用冷蔵庫では、独立して温度
制御される低温室が備えられており、そのうち、この低
温室が冷蔵室内の一画に備えられたものについては、例
えば特開平5−71848号公報にその一例が示されて
いる。以下、図3を参照しながら説明を行う。
【0003】1は冷蔵庫本体で、区画壁2,3により上
部に冷蔵室4、中央に引き出し式の冷凍室5、下部に引
き出し式の野菜室6を区画形成している。7は生鮮食品
等を鮮度よく保存する冷蔵室4の下部に備えられた低温
室である。
【0004】8は冷蔵庫本体1の底部後方に収めた冷凍
サイクルの圧縮機であり、冷凍室5の背面に収めた冷凍
サイクルの冷却器9と、凝縮器10等を備えて、冷却器
9で冷却された冷気を冷蔵室4,冷凍室5,野菜室6,
低温室7に強制通風させるための送風機10により冷気
を強制循環させている。12は冷凍室5内の一画に設け
て圧縮機8,送風機11の運転を制御する温度検知器で
ある。
【0005】13は低温室7への冷気流入量を調節する
ダンパー装置である。14は低温室7の天面に形成さ
れ、ダンパー装置13に連通して冷気を送り込むための
冷気通風ダクト、15は室内に開口した冷気吐出孔であ
る。また、16は低温室7内の一画に設けてダンパー装
置13のダンパー開閉を制御する温度検知器である。1
7は食品を載置するスライド式の容器、18は前面開口
部に垂下して取り付けた扉である。
【0006】かかる構成において、圧縮機8の運転によ
り冷却器9で冷却された冷気は、圧縮機8と同期して運
転される送風機11によって各室に強制通風される。即
ち、低温室7に対しては温度検知器16の検知する温度
によってダンパー装置13のダンパー開閉が制御され、
冷気通風ダクト14及び冷気吐出孔15を介して室内天
面より冷気が必要量送り込まれて、所定温度(例えば−
3℃)に冷却されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低温室
は生鮮食品等を鮮度よく保存できることを要求されるの
に対して、冷蔵庫の使用条件や食品の収納条件によって
室内に温度むらが生じる。
【0008】例えば外気温度が高い場合などは、室内を
所定の温度に維持するためにダンパー装置の開放比率が
高まり、冷気の導入時間が比較的長くなる。
【0009】このため、冷気吐出孔の近辺とその他に部
分の温度差が拡大し温度むらとなる。また、食品の収納
量が多い場合や、食品を積み重ねて収納する場合など
は、室内各所に冷気が十分に行き渡らず、このため室内
前後、上下に収納した食品相互の温度むらが一層拡大す
る。
【0010】これらの理由により、実使用上の種々の条
件により低温室内に温度むらが生じ、その結果、収納し
た食品の保存品質がばらついて一定の鮮度を維持できな
いという問題点を有していた。
【0011】また一方、低温室に保存する食品について
は広範囲のものが挙げられるが、それらの適正温度は必
ずしも一様でないにも関わらず、ひとつの収納区分や設
定温度しか用意されていない場合が多く、十分な保存品
質を提供できないという問題点があり、限られた容量の
低温室を保存する食品の適正温度に対応可能なように分
けた場合、個々の低温室の容量はかなり小さくなるとい
う問題点を有していた。
【0012】本発明は上記課題に鑑み、実使用条件にお
ける室内の温度むらを抑制し、収納食品を適正な温度で
保存することを可能にし、食品保存品質を高めた低温室
を有する冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0013】また、本発明は限られた容量の低温室を保
存する食品の適正温度に対応可能なように分けた場合
に、個々の低温室の有効容積をできるだけ大きくするこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷蔵庫は、低温室内を冷却する冷気吐出風路
とは別に室内の空気を循環させるための空気循環風路を
形成し、この空気循環風路に対して強制循環用の専用送
風機を低温室内に備えるものである。また、低温室天面
に冷気吐出孔を設け、これに相対して底面には熱良導性
板を設けるものである。
【0015】また、低温室は温度設定の異なる第1及び
第2の低温室に2区分するものであり、2温度区分のた
めに必要な中仕切り内を空気循環風路の戻りダクトに活
用するため、新たなスペースをとって戻りダクトを形成
する必要がなく、限られた低温室の容量を有効に活用で
きるようにするものである。
【0016】
【作用】本発明の冷蔵庫は上記した構成により、低温室
専用送風機の強制通風作用によって低温室内の空気が循
環されて食品の収納状態によらず温度が収束化する。ま
た、室内天面からの冷気吐出によって平面的には均一に
冷却され、底面に設けた熱良導性板の保冷作用によっ
て、積み重ね収納時などの下部食品の温度むらが抑制さ
れる。
【0017】また、低温室を異なる2温度の区分構成と
することにより、収納食品を適正な温度で保存すること
が可能になり、食品保存品質が向上する。さらに、2温
度区分のために必要な中仕切り内を空気循環風路の戻り
ダクトに活用することにより、新たなスペースをとって
戻りダクトを形成する必要がなく、低温室の有効容積が
増える。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例の冷蔵庫について図
1から図2に従い、図面を参照しながら説明する。な
お、従来と同一構成については同一符号を付し、その詳
細な説明を略し、異なる部分についてのみ述べる。
【0019】19は冷蔵庫本体である。20,21は冷
蔵室4内下部に備えられ、中空の中仕切り部22によっ
て2室に区分された温度の異なる第1及び第2の低温室
であり、例えば、第1の低温室20が約−1.5℃、第
2の低温室21が約−3℃に設定されている。
【0020】23は第1及び第2の低温室20,21へ
の冷気流入量を調節するダンパー装置である。24はダ
ンパー装置23に連通して第1及び第2の低温室20,
21の天面に形成された冷気通風ダクト25及び室内に
開口した冷気吐出孔26で構成された冷気吐出風路であ
る。
【0021】また、27は第1及び第2の低温室20,
21の奥に備えた低温室専用送風機である。28は冷気
吐出風路24とは別に設けられ、低温室専用送風機27
に連通して室内に開口した空気吐出孔29と空気吸入孔
30及び中仕切り部22内に形成された戻りダクト31
から構成された空気循環風路である。
【0022】また、32,33は第1及び第2の低温室
20,21にそれぞれ備えた食品を載置するスライド式
の容器であり、34,35はそれぞれ容器32,33の
底面に設けたアルミ板などの熱良導性板である。36,
37はそれぞれ室内前部に垂下して取り付けられた扉で
ある。38は第1の低温室20内の一画に設けてダンパ
ー装置23のダンパー開閉を制御する温度検知器であ
る。
【0023】かかる構成において、圧縮機8の運転時
に、温度検知器38が第1の低温室20内の温度を検知
し、所定温度以上であれば、ダンパー装置23のダンパ
ーが開放して冷却器9からの冷気が送風機11によって
冷気通風ダクト25,冷気吐出孔26を介して第1の低
温室20及び第2の低温室21の天面から室内に送り込
まれる。
【0024】そして温度検知器38が所定温度以下を検
知すれば、ダンパー装置23のダンパーが閉塞して室内
への冷気流が停止する。このようにして第1の低温室2
0及び第2の低温室21はそれぞれ所定の温度、例えば
約−1.5℃と約−3℃に冷却維持される。
【0025】また、圧縮機8の停止時に、温度検知器3
8が第1の低温室20内の温度を検知し、所定温度以上
であれば、低温室背尿送風機27が運転される。このた
め、空気吐出孔29から第1及び第2の低温室20,2
1の中仕切り部22に設けられた空気吸入孔30を通っ
て戻りダクト31に至る循環径路で室内空気が強制循環
され、第1の低温室20及び第2の低温室21内の温度
がそれぞれ均一化される。
【0026】この時、低温室専用送風機27は圧縮機8
の運転時には運転されないため、ダンパー装置23から
の冷却作用を妨げることがなく効率よく均温化作用を行
わせることができる。また、それぞれの低温室内に必要
な冷却作用を十分行わせて温度差をつけた後に空気循環
させることになるので、一つの循環用送風機で二つの低
温室を同時に均温化することができる。
【0027】この結果、第1の低温室20及び第2の低
温室21内に収納された食品は、それぞれの室内におい
て温度むらの少ない状態で保存され、安定して品質を維
持することができる。
【0028】また、実用状態では食品が積み重ねて収納
されることが少なくないが、この場合にも上記した低温
室専用送風機27の均温化作用とあいまって、底面に設
けた熱良導性板34,35の保冷作用によって上下の食
品の温度むらも縮小され、食品の収納量や収納状態によ
らず室内全体が均温化される。
【0029】さらには、第1の低温室20が約−1.5
℃、第2の低温室21が約−3℃に設定されて温度区分
されているため、低温室への保存が望ましい食品群の中
での一尾ものの魚やブロック肉など比較的低温に保存適
正のある食品は第2の低温室21に、その他の肉類,切
り身魚,加工食品などは第1の低温室20に収納するこ
とでより適正な温度で安定して保存することが可能にな
り、収納食品の保存品質を一層高めることができる。
【0030】また、2温度区分のために必要な中仕切り
部22内を空気循環風路の戻りダクト31に活用するの
で、戻りダクトを新たなスペースをとって形成する必要
がなく、低温室の容積を有効に活用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の冷蔵庫によると、
次のような効果が得られる。
【0032】(1)低温室専用送風機の空気強制循環作
用により低温室内の温度が均一に安定化するので、食品
の収納量によらず安定した品質維持に大きな効果が得ら
れる。また、室内底面に設けた熱良導性板の保冷作用に
より、実用時の積み重ね収納時にも上下の食品の温度む
らを抑制できる効果を合わせ持つことができる。
【0033】(2)低温室を温度の異なる2室に区分し
ているため、食品群によって適正な温度に近い状態で安
定保存でき、特に生鮮食品など鮮度を要求される食品の
品質維持に大きな効果が得られる。また、2温度区分の
ために必要な中仕切り内を室内空気の循環風路の戻りダ
クトに活用することにより、新たなスペースをとって戻
りダクトを形成する必要がなく、低温室の有効容積が増
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の低温室の詳細
斜視図
【図2】本発明の一実施例を示す冷蔵庫の縦断面図
【図3】従来例を示す冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
4 冷蔵室 5 冷凍室 8 圧縮機 9 冷却器 10 凝縮器 11 送風機 20 第1の低温室 21 第2の低温室 22 中仕切り部 23 ダンパー装置 24 冷気吐出風路 25 冷気通風ダクト 26 冷気吐出孔 27 低温室専用送風機 28 空気循環風路 29 空気吐出孔 30 空気吸入孔 31 戻りダクト 34,35 熱良導性板 38 低温室温度検知器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルを構成する圧縮機と、凝縮
    器と、冷却器と、冷凍室と、冷蔵室と、独立した低温室
    と、前記各室に冷気を強制送風させる送風機と、前記低
    温室への冷気量を調節するダンパー装置と、前記低温室
    内に設けて前記ダンパー装置を制御する温度検知器と、
    前記低温室内の一画に備えた低温室専用送風機と、前記
    低温室底面に備えた熱良導性板と、前記ダンパー装置に
    連通した冷気通風ダクト及び前記低温室内に開口した冷
    気吐出孔より構成された冷気吐出風路と、前記低温室専
    用送風機に連通して前記低温室内に開口した空気吐出孔
    及び吸入孔とより構成された空気循環風路を設けた冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】 低温室は、温度の異なる第1の低温室及
    び第2の低温室に区分し、空気循環風路の戻りダクトを
    2室間の中仕切り内に形成してなる請求項1記載の冷蔵
    庫。
JP10268094A 1994-05-17 1994-05-17 冷蔵庫 Pending JPH07310972A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09324980A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
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CN108709902A (zh) * 2018-05-04 2018-10-26 吴江市海拓仪器设备有限公司 一种风帘式高低温试验机

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