JPH09136790A - クレーンのブーム起伏装置 - Google Patents

クレーンのブーム起伏装置

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Publication number
JPH09136790A
JPH09136790A JP7294488A JP29448895A JPH09136790A JP H09136790 A JPH09136790 A JP H09136790A JP 7294488 A JP7294488 A JP 7294488A JP 29448895 A JP29448895 A JP 29448895A JP H09136790 A JPH09136790 A JP H09136790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
rope
high mast
tip
hoisting rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7294488A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ohashi
寛 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP7294488A priority Critical patent/JPH09136790A/ja
Publication of JPH09136790A publication Critical patent/JPH09136790A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブーム起伏ロープの使用頻度並びにブーム起
伏ロープに掛かる負荷を減少し、ブーム起伏ロープの寿
命を長くして事故の発生を防止する。 【解決手段】 機体12の前部にブーム13を前後回動
自在に装着し、機体12の後部にハイマスト19を設け
る。ハイマスト19は、ブーム13の後部に前後回動自
在に枢着した門形のストラット20と、このストラット
20の先端を後方から支承する左右一対のステー21と
からなり、ステー21は油圧にて伸縮可能となってい
る。クレーン11が作業姿勢のときは、ブライドル23
とハイマスト19の先端とをリンク26にて連結し、ス
テー21を伸縮することによってストラット20を前後
へ回動し、ブーム13の角度を変更する。このときは、
ブーム起伏ロープ25を弛緩しておき、ブーム13の自
重及びフック17の荷重等の負荷はハイマスト19で受
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーンのブーム起
伏装置に関するものであり、特に、ブーム起伏ロープの
疲労軽減を図ったクレーンのブーム起伏装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のクレーン1を示し、機体2
の前部にブーム3を前後回動自在に装着し、ブーム3の
先端にフック4を吊り下げてある。そして、機体2に設
けられたウインチユニット5により、フックロープ6を
巻上げ下げしてフック4を上下動させるとともに、ブー
ム起伏ロープ7を巻上げ下げすることによりブーム3を
起伏させている。
【0003】尚、前記ブーム3の後面下部はバックスト
ップ8により支承され、ブーム3が最大角度を超えない
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーン1は、
前述したように、ウインチユニット5によりブーム3の
起伏操作とフック4の巻上げ下げ操作とを行っている
が、一般に、フック4の巻上げ下げ操作よりもブーム3
の起伏操作の頻度が多くなっており、ブーム起伏ロープ
7が疲労して摩耗し易く、ロープの変形や素線切れを起
こす。
【0005】また、ブーム起伏ロープ7にはブーム3の
自重だけでなくフック4に吊り下げる荷重の一部も掛か
っており、フックロープ6と比較してブーム起伏ロープ
7の寿命低下が早かった。ブーム起伏ロープ7の寿命低
下はロープ切断の原因となり、ブーム3の倒回事故を引
き起こすことになる。
【0006】そこで、ブーム起伏ロープの使用頻度並び
にブーム起伏ロープに掛かる負荷を減少し、ブーム起伏
ロープの寿命を長くして事故の発生を防止するために解
決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこ
の課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、機体の前部にブーム
を前後回動自在に装着し、機体に設けられたウインチユ
ニットによりブーム起伏ロープを巻上げ下げして前記ブ
ームを起伏させるようにしたクレーンに於いて、機体の
後部にハイマストを設け、該ハイマストは前後回動自在
に枢着した門形のストラットと、このストラットの先端
を後方から支承する左右一対の油圧伸縮式のステーとか
らなり、前記ブームの先端後部にペンダントロープの一
端を係止し、このペンダントロープの他端にブライドル
を連結するとともに、前記ハイマストの先端にベイルを
枢着し、ブライドルとベイルとの間にブーム起伏ロープ
を巻回してウインチユニットへ接続し、更に、ブライド
ルとハイマストの先端とをリンクにて連結可能にしたク
レーンのブーム起伏装置を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1はクレーン11を示し、機体1
2の前部にブーム13を前後回動自在に装着し、ブーム
13の先端にトップシーブ14及びガイドシーブ15を
枢着してフックロープ16を巻回し、フック17を吊り
下げてある。そして、機体12に設けられたウインチユ
ニット18により、フックロープ16を巻上げ下げして
フック17を上下動させる。
【0009】一方、機体12の後部にはハイマスト19
が設けられている。該ハイマスト19は、ブーム13の
後部に前後回動自在に枢着した門形のストラット20
と、このストラット20の先端を後方から支承する左右
一対のステー21とからなり、ステー21は油圧にて伸
縮可能となっている。従って、このステー21の長さを
伸縮することにより、ストラット20の傾斜角度を自由
に変更することができる。
【0010】更に、前記ブーム13の先端後部にペンダ
ントロープ22の一端を係止し、このペンダントロープ
22の他端にブライドル23を連結するとともに前記ハ
イマスト19の先端にベイル24を枢着し、ブライドル
23とベイル24との間にブーム起伏ロープ25を巻回
してウインチユニット18へ接続する。
【0011】また、ブライドル23の側部にリンク26
の一端を装着し、該リンク26の他端を前記ハイマスト
19の先端へ連結可能に形成する。尚、符号27はブー
ム13の後面下部を支承するバックストップである。
【0012】ここで、ブーム13を水平状態から引き起
こすときは、図2に示すように、ステー21を伸長して
ストラット20が略直立状態となるようにハイマスト1
9を固定し、ウインチユニット18を駆動してブーム起
伏ロープ25を巻上げる。
【0013】従って、ブライドル23とベイル24との
間隔が短縮してペンダントロープ22が後方へ引張さ
れ、同図の二点鎖線で示すように、ブーム13が引き起
こされていく。
【0014】そして、図3に示すように、ブライドル2
3とベイル24との間隔が最小位置まで短縮した後はブ
ーム起伏ロープ25の巻上げを停止し、前記ブライドル
23の側部に装着したリンク26の他端をハイマスト1
9の先端へ係止して、ブライドル23とハイマスト19
の先端とを該リンク26にて連結する。
【0015】而して、ブーム13の先端とハイマスト1
9の先端とがペンダントロープ22を介して一体に連結
され、当該クレーン11が作業姿勢となる。このとき、
ブーム13の自重及びフック17の荷重等の負荷はハイ
マスト19に掛かり、ブーム起伏ロープ25は無負荷と
なるので、該ブーム起伏ロープ25を弛緩する。
【0016】ここで、ブーム13の角度を変更する場合
は、前記ステー21を伸縮することによりストラット2
0の傾斜角度を変えて、ブーム13を前後へ回動させ
る。例えば、ステー21を収縮したときは、同図の二点
鎖線で示すように、ブーム13の先端とハイマスト19
の先端の距離が一定に保持されたままブーム13が後方
へ回動し、ブーム13が作業範囲の最大角度まで起立す
る。
【0017】ブーム13が最大角度になるときに、ステ
ー21の油圧シリンダが全圧縮するように設定しておけ
ば、従来のブーム起伏ロープの巻き過ぎ防止装置が不要
となる。
【0018】斯くして、クレーン11が作業姿勢の場合
はステー21の伸縮によってブーム13の角度を変更
し、ブーム起伏ロープ25の使用頻度を減少させること
ができる。
【0019】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではブーム
を作業姿勢に起立させるとき、或いは作業姿勢から水平
状態に倒回させるときは、ブーム起伏ロープを巻上げ下
げしてブームの角度を変更し、ブームを作業範囲内で起
伏するときは、ブライドルとハイマストの先端とをリン
クにて連結した後にブーム起伏ロープを弛緩し、ステー
を伸縮してブームの角度を変更する。従って、ブーム起
伏ロープの使用頻度が減少してロープの疲労が軽減され
る。
【0021】斯くして、ブーム起伏ロープの寿命が長く
なり、耐久性が向上するとともに安全性の確保にも寄与
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、作業姿勢状態のク
レーンの側面図。
【図2】ブームを水平状態から引き起こす際のクレーン
の側面図。
【図3】作業姿勢におけるブーム角度の変更を説明する
クレーンの側面図。
【図4】従来のクレーンの側面図。
【符号の説明】
11 クレーン 12 機体 13 ブーム 18 ウインチユニット 19 ハイマスト 20 ストラット 21 ステー 22 ペンダントロープ 23 ブライドル 24 ベイル 25 ブーム起伏ロープ 26 リンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の前部にブームを前後回動自在に装
    着し、機体に設けられたウインチユニットによりブーム
    起伏ロープを巻上げ下げして前記ブームを起伏させるよ
    うにしたクレーンに於いて、機体の後部にハイマストを
    設け、該ハイマストは前後回動自在に枢着した門形のス
    トラットと、このストラットの先端を後方から支承する
    左右一対の油圧伸縮式のステーとからなり、前記ブーム
    の先端後部にペンダントロープの一端を係止し、このペ
    ンダントロープの他端にブライドルを連結するととも
    に、前記ハイマストの先端にベイルを枢着し、ブライド
    ルとベイルとの間にブーム起伏ロープを巻回してウイン
    チユニットへ接続し、更に、ブライドルとハイマストの
    先端とをリンクにて連結可能にしたことを特徴とするク
    レーンのブーム起伏装置。
JP7294488A 1995-11-13 1995-11-13 クレーンのブーム起伏装置 Pending JPH09136790A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120101694A1 (en) * 2010-10-14 2012-04-26 Liebherr-Werk Ehingen Gmbh Crane, particularly crawler crane or mobile crane
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