JPH0913629A - 床化粧材の接着方法および接着構造 - Google Patents

床化粧材の接着方法および接着構造

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JPH0913629A
JPH0913629A JP16238295A JP16238295A JPH0913629A JP H0913629 A JPH0913629 A JP H0913629A JP 16238295 A JP16238295 A JP 16238295A JP 16238295 A JP16238295 A JP 16238295A JP H0913629 A JPH0913629 A JP H0913629A
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JP
Japan
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adhesive
resin mat
floor decorative
adhering
decorative material
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Pending
Application number
JP16238295A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadahide Shimizu
貞秀 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単に接着でき、現場施工を可能とする床化粧
材の接着方法と、見栄えが良く、耐久性に優れた床化粧
材の接着構造とを提供する。 【構成】樹脂マット2に形成された接着部21の裏面に
接着剤受部材4を設けた状態で、この樹脂マット2の接
着部21の表面から接着剤受部材4に接着剤5を流し入
れ、その表面に表面材5を配設して接着固定する床化粧
材1の接着方法。また、この接着方法により固化した接
着剤5によって樹脂マット2の接着部21が包み込まれ
る形で、この接着部21と接着剤5とが一体化されると
ともに、この固化した接着剤5の接着力によって表面材
3が接着され、これによって樹脂マット2と表面材3と
が固定された床化粧材1の接着構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床化粧材を構成する樹
脂マットと表面材との接着方法と、その接着構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、バルコニーなどの床上に敷設す
るユニット式の床化粧材としては、樹脂マットに接着剤
を介して表面材を貼設したものが知られている。
【0003】従来より、この床化粧材は、接着剤によっ
て樹脂マットと表面材との双方を接着することができな
かった。そのため、図7に示すように、位置決め材aの
上に、裏面を上にして表面材bを配置し、その表面に樹
脂マットcを重ねた後、この樹脂マットcの裏側から接
着部dに接着剤eを流し込むといった接着方法を採って
いた。
【0004】そして、固化した接着剤eによって樹脂マ
ットcと接着剤eとを係合するとともに、この固化した
接着剤eと表面材bとを接着し、これによって樹脂マッ
トcと表面材bとを固定するようになされていた(例え
ば、実開平6−14344号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の床
化粧材の接着方法の場合、裏面側からの接着作業となる
ため、位置決め材aを用いて表面材bの位置決めを行わ
なければならず、接着作業が煩わしくなるといった不都
合を生じることとなる。また、裏面側からの接着作業と
なるため、一旦、接着養生させた後、表に返して施工す
ることとなり、現場で接着養生させながら施工を行うこ
とができないといった不都合を生じる。
【0006】また、このようにして接着された床化粧材
は、樹脂マットの裏面に接着剤がむき出しとなるため、
見栄えが悪く、接着剤が劣化し易くなるといった不都合
を生じることとなる。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであって、簡単に接着でき、現場施工を可能とする床
化粧材の接着方法と、見栄えが良く、耐久性に優れた床
化粧材の接着構造とを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の床化粧材の接着方法は、樹脂マットに形成さ
れた接着部の裏面に接着剤受けを設けた状態で、この樹
脂マットの接着部の表面から接着剤受けに接着剤を流し
入れ、その表面に表面材を配設して接着固定するもので
ある。
【0009】また、上記課題を解決するための本発明の
床化粧材の接着構造は、樹脂マット上に、一枚または複
数枚の表面材を接着固定によって配設した床化粧材であ
って、樹脂マットに形成された接着部の裏面に接着剤受
けが設けられた状態で、この樹脂マットに形成された網
目状の接着部を介して樹脂マットの表面から接着剤受け
に接着剤が流し入れられるとともに、その表面に表面材
が配設され、固化した接着剤によって樹脂マットの接着
部が包み込まれる形で、この接着部と接着剤とが一体化
されるとともに、この固化した接着剤の接着力によって
表面材が接着され、これによって樹脂マットと表面材と
が固定されたものである。
【0010】
【作用】本発明の接着方法によると、樹脂マットの表面
側から接着剤を流し入れて表面材を固定することができ
る。
【0011】また、本発明の接着構造によると、樹脂マ
ットの裏面に設けた接着剤受けによって、接着剤がむき
出しになるのが防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0013】図1は床化粧材1を構成する樹脂マット2
と表面材3との接着方法を示し、図2は同床化粧材1の
接着構造を示している。
【0014】すなわち、この床化粧材1は、樹脂マット
2の接着部21の裏面に接着剤受部材4を設けた状態
で、この樹脂マット2の接着部21の表面から接着剤受
部材4に接着剤5を流し入れ、その表面に表面材3を配
設固定して構成されている。
【0015】樹脂マット2は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、塩化ビニル、EVAなどの樹脂
材料からなり、表面材3を縦横二列に合計四枚を並べた
状態で接着できる大きさに形成されている。また、この
樹脂マット2に表面材3を配置した状態で、各表面材3
の四隅に当たる位置には、接着部21が形成されてい
る。この接着部21は、樹脂マット2を貫通する孔の内
側が、十字状の網目に形成されている。また、接着部2
1の裏面側には、接着剤受部材4が係合できるように突
起部22が周設されている。
【0016】なお、この接着部21は、特に十字状の網
目に形成されたものに限定されるものではなく、図3に
示すように、三叉状または直線状の網目であってもよ
い。
【0017】また、本実施例では、円形の孔の内側が網
目に形成されているが、図4に示すように、接着剤受部
材4の形状に合わせて四角形状の孔の内側が網目に形成
された接着部21を形成したものであってもよい。
【0018】さらに、接着部21の数としては、特に各
表面材3の四隅に設けられるものではなく、少なくとも
一枚の表面材3に対して一個の接着部21が設けられて
いればよい。ただし、表面材3を安定状態に固定するた
めには、本実施例のように各表面材3の四隅に接着部2
1が設けられていることが望ましい。
【0019】さらに、樹脂マット2は、隣接する二辺に
突起部(図示省略)が形成され、隣接する他の二辺に受
部(図示省略)が形成され、この突起部と受部とによっ
て複数の樹脂マット2同士が接続可能となされたもので
あってもよい。
【0020】表面材3は、樹脂マット2の表面に配設固
定されるもので、磁器タイル、ゴムタイル、木タイル、
樹脂タイル、無機焼結タイルなど施工場所に応じた所望
のものが使用される。
【0021】接着剤受部材4は、樹脂マット2の接着部
21の裏面に係合されるもので、この接着部21の形状
に合致する有底円筒状に形成されている。また、その外
周面には、溝部41が周設され、接着部21に接着剤受
け4を挿入した状態で、この溝部41が接着部21の突
起部22に係合するようになされている。さらに、この
接着剤受部材4の底面には脚部42が突設され、この係
合状態で樹脂マット2の脚部23と高さが同じとなるよ
うになされている。
【0022】なお、この接着剤受部材4は、突起部22
に係合するようになされた溝部41を有するものに限定
されるものではなく、図5に示すように、突起部22の
内側に入り込むようになされた鍔部43を有する接着剤
受部材4であってもよい。また、同図に示すように、接
着部21の網目部分が樹脂マット2の表面とフラットに
形成されていてもよい。
【0023】また、接着剤受部材4は、本実施例のよう
に、個々に形成されたものに限定されるものではなく、
図6に示すように、数個単位(図6(a) 参照)、または
樹脂マット2の一枚単位(図6(b) 参照)で複数の接着
剤受け4が一体化されたものであってもよい。ただし、
この場合、接着剤受部材4を樹脂マット2に係合させた
際、各接着剤受部材4の接続部40が樹脂マット2に緩
衝しないように、樹脂マット2の裏面に溝部(図示省
略)を形成しておくか、この樹脂マット2に緩衝しない
ように各接着剤受部材4の底面同士を一体化するように
接続部40を形成しておかなければならない。
【0024】次に、この床化粧材1の接着方法について
説明する。
【0025】まず、樹脂マット2の各接着部21に裏面
側から接着剤受部材4を係合する(図1(a) 参照)。
【0026】ついで、樹脂マット2の表面側から接着部
21を介して接着剤受部材4に接着剤5を流し入れる
(図1(b) 参照)。
【0027】そして、樹脂マット2上に若干盛り上がる
程度まで接着剤5を流し入れた後(図1(c) 参照)、樹
脂マット2の表面に表面材3を配設し、接着剤5を乾燥
させる(図1(d) 参照)。
【0028】すると、接着剤5は、樹脂マット2に対し
ては接着力が無いが、この樹脂マット2の接着部21を
包み込む形で固まって、この樹脂マット2と一体化され
ることとなる。また、接着剤5は、表面材3に対して接
着力が働くので、全体的には、この接着剤5によって樹
脂マット2の表面に表面材3が接着固定されることとな
る。
【0029】また、この接着方法の場合、樹脂マット2
の表面側から接着剤5を流し入れて表面材3を接着固定
するので、現場でこの接着作業も含めて床化粧材1の施
工を行うことができることとなる。
【0030】さらに、接着剤受部材4によって、接着剤
5がはみ出すこともなく、完全に隠れてしまうので、接
着剤5の劣化を防止して耐久性に優れた床化粧材1を得
ることができる。
【0031】なお、本実施例では、樹脂マット2の表面
に四枚の表面材3を配設固定する場合について述べてい
るが、この表面材3の数としては特に限定されるもので
はなく、例えば、樹脂マット2に一枚の表面材3を配設
固定するものであってもよいし、縦横三列の九枚の表面
材3を配設固定するものであってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、樹
脂マットの表面側から接着剤を流し入れて表面材を固定
することができるので、裏面からの接着作業を行う従来
の接着方法のように煩わしさも無く、簡単に接着するこ
とが可能となる。
【0033】また、表面側から接着作業を行うので、現
場に樹脂マットを敷設して直接接着作業を行うことが可
能となる。
【0034】さらに、樹脂マットの裏面に設けた接着剤
受けによって、接着剤がむき出しになるのを防止できる
ので、接着剤の劣化を防止して床化粧材全体の耐久性を
向上させることができる。また、外観上も裏面に接着剤
がむき出しとならないので、見栄えが良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(d)は床化粧材の接着方法を説
明する工程図である。
【図2】床化粧材の全体構成の概略を示す部分破断斜視
図である。
【図3】(a)および(b)はそれぞれ接着部の他の実
施例を示す部分平面図である。
【図4】接着部および接着剤受けの他の実施例を示す部
分斜視図である。
【図5】接着剤受けを樹脂マットに係合した他の実施例
を示す部分断面図である。
【図6】(a)および(b)はそれぞれ接着剤受けの他
の実施例を示す斜視図である。
【図7】従来の床化粧材の接着方法を説明する断面図で
ある。
【符号の説明】
1 床化粧材 2 樹脂マット 21 接着部 3 表面材 4 接着剤受部材(接着剤受け) 5 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂マットに形成された接着部の裏面に
    接着剤受けを設けた状態で、この樹脂マットの接着部の
    表面から接着剤受けに接着剤を流し入れ、その表面に表
    面材を配設して接着固定することを特徴とする床化粧材
    の接着方法。
  2. 【請求項2】 樹脂マット上に、一枚または複数枚の表
    面材を接着固定によって配設した床化粧材であって、 樹脂マットに形成された接着部の裏面に接着剤受けが設
    けられた状態で、この樹脂マットに形成された網目状の
    接着部を介して樹脂マットの表面から接着剤受けに接着
    剤が流し入れられるとともに、その表面に表面材が配設
    され、固化した接着剤によって樹脂マットの接着部が包
    み込まれる形で、この接着部と接着剤とが一体化される
    とともに、この固化した接着剤の接着力によって表面材
    が接着され、これによって樹脂マットと表面材とが固定
    されたことを特徴とする床化粧材の接着構造。
JP16238295A 1995-06-28 1995-06-28 床化粧材の接着方法および接着構造 Pending JPH0913629A (ja)

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JP (1) JPH0913629A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074173A (ja) * 2001-08-30 2003-03-12 Sekisui Chem Co Ltd 床化粧材の製造方法
CN102605924A (zh) * 2011-01-21 2012-07-25 上海劲嘉建材科技有限公司 自粘地砖的生产治具及生产方法

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