JPH11159113A - 床化粧材におけるタイル取付構造 - Google Patents

床化粧材におけるタイル取付構造

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JPH11159113A
JPH11159113A JP33210997A JP33210997A JPH11159113A JP H11159113 A JPH11159113 A JP H11159113A JP 33210997 A JP33210997 A JP 33210997A JP 33210997 A JP33210997 A JP 33210997A JP H11159113 A JPH11159113 A JP H11159113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
resin mat
adhesive
decorative material
ridge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33210997A
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English (en)
Inventor
Hiromi Shin
博己 進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH11159113A publication Critical patent/JPH11159113A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない接着剤使用量でタイルを樹脂マットに
強力に取付けることのできる床化粧材におけるタイル取
付構造を提供する。 【解決手段】 樹脂マット2の桟21の上面211にほ
ぼ一定の高さを有する突条23が交差して設けられ、磁
器タイル3の裏面に突条23と嵌合し、且つ突条23の
高さを超えない深さを有する溝32が設けられ、突条2
3と溝32が嵌合することによって樹脂マット2と磁器
タイル3とが組み合わされ、突条23の交差部24を覆
うように接着剤4が塗布され硬化している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅などの建築物
の屋内床面や屋外床面等に敷設される床化粧材ににおけ
るタイル取付構造に関するものであり、詳しくは合成樹
脂製下地材の樹脂マットに表面化粧材のタイルが取付け
られている床化粧材における、タイル取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】タイルを施工現場で直接床面に接着施工
するタイルフロアは、熟練を要する上に工期が長くかか
り、且つ施工コストが高価についている。そこで、例え
ば30cm角の樹脂製のマットの上面に、複数枚のタイ
ルを取付けた床化粧材を工場で製造しておき、施工現場
では、床化粧材の側面部に設けられた接合部を用いて床
化粧材を連結し施工する方法が行われている。
【0003】このような、樹脂マットに化粧用のタイル
が取付けられている床化粧材としては、特開平7−42
349号公報に示すタイルマットが開示されている。こ
のタイルマットMは、図7及び図8に示すように、樹脂
マットRの上面に多数の縦桟aと横桟bが設けられ、縦
桟aと横桟bの交差部に接着剤を溜めるリング部cが設
けられ、リング部cに接着剤eが充填されることによっ
て、タイルTが樹脂マットRに接着され固定されている
ものである。
【0004】上記の樹脂マットRはポリエチレン、EV
Aなどの極性のない樹脂を使用して成形されたもので、
リング部cは一定寸法だけ樹脂マットRの裏面側に突出
し、リング部c内には十字形状の梁状部dが設けられて
いる。そして接着剤eは梁状部dが隠れるようにリング
部c内に充填された後硬化し、硬化した接着剤eが樹脂
マットRの梁状部dを包囲することにより、接着剤eは
樹脂マットRに強力に係止されて、タイルTが樹脂マッ
トRに強力に取付けられている。
【0005】しかしながら上記従来のタイルマットMで
は、図8に示すように、タイルTの裏面tと樹脂マット
Rの上面rとが接していて、リング部cはタイルTの裏
面t上に突出し、従って梁状部dはタイルTの裏面t上
に突出している。従って、接着剤eで梁状部dをくるむ
ためには、接着剤eをリング部c内がほぼ一杯になる程
度充填しなければならない。そのため接着剤eの使用量
が多くなり、タイルマットMの製造コストが高価につく
という問題がある。また、窪んだリング部c内に接着剤
を充填するので充填作業が行いにくく、充填量の調整が
困難であるという問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、少な
い接着剤の使用量でタイルを樹脂マットに強力に取付け
ることのできる、床化粧材におけるタイル取付構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、樹脂マット上にタイルが取付けられて
いる床化粧材におけるタイル取付構造であって、樹脂マ
ットの上面に一定の高さを有する突条が交差して設けら
れ、タイルの裏面に前記突条と嵌合する溝が設けられて
いて、突条と溝が嵌合することにより樹脂マットとタイ
ルが組み合わされ、突条の交差部を覆うように接着剤が
塗布され、硬化していることを特徴とする。
【0008】本発明に使用される樹脂マットの材質は特
に限定されるものではなく、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、軟質塩化ビニル、EVAなどの汎用樹脂製のもの
が安価で好適に使用される。
【0009】本発明に使用されるタイルは特に限定され
るものではなく、陶器タイル、磁器タイル、塩化ビニル
タイル、ゴムタイル、木製タイル(パーケット)等が挙
げられる。
【0010】なお、接着剤はタイルとの接着性が良好な
ものを用いることが肝要である。
【0011】本発明において、突条の高さは1〜2mm
程度、接着剤の円形に塗布された面積は直径で7〜15
mm程度とすることが好ましい。また、突条の交差部に
おける接着剤の塗布高さは、突条の高さより1.5〜3
mm程度高くすることが好ましい。接着剤を塗布する突
条の交差部の数は、100mm角タイルの場合4ヶ所〜
6ヶ所とすれば充分である。
【0012】(作用)樹脂マットの上面に交差して設け
られている突条が、タイルの裏面に設けられている溝に
嵌合し、突条はタイルの裏面から突出しない状態とな
る。この状態で、突条の交差部を覆うように接着剤が塗
布され、塗布された接着剤が硬化することによりアンカ
ー効果を発揮するので、タイルは従来技術より少ない接
着剤の使用量で樹脂マットに機械的に拘束され、強固に
取付けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は本発明を用いた床化粧材
の斜視図、図2は本発明に使用する樹脂マットの斜視
図、図3は本発明に使用する磁器タイルを裏面側から見
た斜視図、図4は樹脂マットにタイルをはめ込む方法を
説明する断面図、図5は本発明の拡大斜視図、図6は本
発明の要部拡大断面図である。
【0014】図1に示すように、床化粧材1は一辺の長
さ約30cmの正方形状のポリエチレン製の樹脂マット
2の上に、9枚の磁器タイル3が若干の目地間隔をあけ
て取付けられている。なお図1では、樹脂マット2同士
を連結するために設けられた接合部が省略されている。
【0015】1枚の樹脂マット2は、図2に示すよう
に、太枠材からなる桟21が縦横に等間隔に格子状に配
置され、隣り合う縦横2本ずつの桟21で囲まれた小枠
22が1枚の磁器タイル3を取付ける一区画とされ、1
枚の樹脂マット2には9個の小枠22が形成され、9枚
の磁器タイル3が取付けられる構造とされている。そし
て縦横の桟21の上面211には、断面が半円形状の細
枠材からなる突条23が、1個の小枠22に対し縦横各
2本ずつが交差するように桟21と一体に形成されてい
る。
【0016】また、各磁器タイル3の裏面31には、図
3に示すように、上記突条23に対応する位置に、突条
23と嵌合する断面が半円形状の溝32が設けられてい
る。
【0017】樹脂マット2に磁器タイル3を取付ける場
合は、図4に示すように、樹脂マット2の外寸と同じ内
寸を有し、且つ内寸が縦横に各3等分に分割された治具
J内に、磁器タイル3を裏面31が上向きとなるように
置く。次いで裏面31を上向きにして置かれた磁器タイ
ル3の上に、突条23が溝32に嵌合するようにして樹
脂マット2を置き、樹脂マット2の突条23の交差部2
4に、接着剤4を交差部24が隠れる程度の厚さ塗布す
る(図5及び図6参照)。このようにして塗布された接
着剤4が硬化することによりアンカー効果が発揮され、
磁器タイル3は突条23の交差部24で樹脂マット2に
機械的に拘束されて強固に取付けられる。
【0018】このようにして、1枚の磁器タイル3には
接着剤を塗布する突条の交差部が4ケ所、1枚の樹脂マ
ット2には9枚の磁器タイル3が取付けられるので、1
枚の樹脂マット2には合計4×9=36ケ所の突条の交
差部に接着剤を塗布することとなる。
【0019】因みに、10cm角の磁器タイル9枚が各
々4ケ所の交差部で接着剤により樹脂マットに取付けら
れた30cm角の床化粧材を、前記従来技術によって製
造した場合、1ケ所当たりの平均接着剤使用量は1.4
g、床化粧材1枚当たり合計50.4g、1枚当たりの
製造所要時間は20秒であったが、本発明によって製造
した場合には、1ケ所当たりの平均接着剤使用量は0.
56g、床化粧材1枚当たりで合計20.2g、1枚当
たりの製造所要時間は15秒であった。また、得られた
床化粧材1は、樹脂マット2を手で引っ張っても、樹脂
マット2から磁器タイル3が剥離することなく、強固に
取付けられていた。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
床化粧材におけるタイル取付構造を用いることによっ
て、従来技術より少ない接着剤の使用量でタイルが樹脂
マットに強力に取付けられた床化粧材を得ることができ
る。
【0021】また、接着剤の充填やタイルの位置決めな
どの作業が容易となり、生産性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた床化粧材の斜視図。
【図2】樹脂マットの斜視図。
【図3】磁器タイルを裏面側から見た斜視図。
【図4】樹脂マットにタイルをはめ込む方法を説明する
断面図。
【図5】本発明の斜視図。
【図6】本発明の要部拡大断面図。
【図7】従来技術の斜視図。
【図8】従来技術の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 床化粧材 2 樹脂マット 21 桟 211 桟の上面 22 小枠 23 突条 24 突条の交差部 3 磁器タイル 31 裏面 32 溝 4 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂マット上にタイルが取付けられてい
    る床化粧材におけるタイル取付構造であって、樹脂マッ
    トの上面に一定の高さを有する突条が交差して設けら
    れ、タイルの裏面に前記突条と嵌合する溝が設けられて
    いて、突条と溝が嵌合することにより樹脂マットとタイ
    ルが組み合わされ、突条の交差部を覆うように接着剤が
    塗布され、硬化していることを特徴とする床化粧材にお
    けるタイル取付構造。
JP33210997A 1997-12-02 1997-12-02 床化粧材におけるタイル取付構造 Withdrawn JPH11159113A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33210997A JPH11159113A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 床化粧材におけるタイル取付構造

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JP33210997A JPH11159113A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 床化粧材におけるタイル取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11159113A true JPH11159113A (ja) 1999-06-15

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ID=18251262

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33210997A Withdrawn JPH11159113A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 床化粧材におけるタイル取付構造

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JP (1) JPH11159113A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106522489A (zh) * 2016-09-22 2017-03-22 无锡凯皓科技有限公司 装饰板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106522489A (zh) * 2016-09-22 2017-03-22 无锡凯皓科技有限公司 装饰板

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