JP2783127B2 - 樹脂マット、タイルマット及びタイルマットの製造方法 - Google Patents

樹脂マット、タイルマット及びタイルマットの製造方法

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JP2783127B2
JP2783127B2 JP19351193A JP19351193A JP2783127B2 JP 2783127 B2 JP2783127 B2 JP 2783127B2 JP 19351193 A JP19351193 A JP 19351193A JP 19351193 A JP19351193 A JP 19351193A JP 2783127 B2 JP2783127 B2 JP 2783127B2
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resin mat
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真太郎 母袋
仁卿 西堀
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Inax Corp
Mitsubishi Plastics Inc
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Inax Corp
Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルコニーやベランダ
等に敷設されるタイルマット及びその製造方法と、該タ
イルマットに用いられる樹脂マットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイルフロアは下地材上にタイル
を所定配列状態に並べてモルタル,接着剤などにてこれ
を下地材に固着した構造となっており、従って施工が大
変でしかも作業に熟練を要し、更に工期も長くかかるな
どの問題がある。
【0003】そこで、樹脂マットの上面に複数枚のタイ
ルを整列配置し、接着剤で接合したタイルマットが用い
られようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポリエチレンやEVA
など極性のない樹脂から作った樹脂マット陶磁器質の
タイルとを強力に接着できる接着剤は上市されていな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の樹脂マット
は、上面にタイルが接着剤によって接合されて床置き使
用される樹脂マットであって、該樹脂マットに、接着剤
を溜めるための接着剤溜め部が設けられており、化し
た接着剤が該接着剤溜め部から上面側に離脱すること
阻止するための、該硬化した接着剤を係止する係止部が
該接着剤溜め部に設けられていることを特徴とするもの
である。
【0006】請求項2の樹脂マットは、請求項1におい
て、前記接着剤溜め部は前記樹脂マットを該マットの厚
み方向に貫通する開口として設けられていることを特徴
とするものである。
【0007】請求項の樹脂マットは、請求項におい
て、前記係止部は、前記開口を横断する梁状部であるこ
とを特徴とするものである。
【0008】請求項のタイルマットは、請求項1ない
し3のいずれか1項の樹脂マットの上面にタイルを接着
剤にて接合してなるタイルマットであって、該接着剤
は、前記接着剤溜め部内に充填され、且つ該タイルの裏
面に固着されていることを特徴とするものである。
【0009】請求項5のタイルマットの製造方法は、請
求項2又は3の樹脂マットを用いてタイルマットを製造
する方法であって、タイルを裏返しに配置しておき、裏
返しにした前記樹脂マットを該タイルの上に重ね、この
樹脂マットの前記開口に対し上方から接着剤を注入し、
次いで接着剤を硬化させることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】接着剤を樹脂マットの接着剤溜め部に充填し、
この接着剤によりタイルを樹脂マットに接着した場合、
硬化した接着剤は係止部により機械的に拘束され、接着
剤溜め部内から抜け出すことが阻止される。一般に、タ
イルに対し強固に接合される接着剤は既に上市されてお
り、この接着剤を用いることにより、タイルに対し接着
剤の硬化物が強力に固着され、この硬化物が樹脂マット
に強固に係止され、それ故にタイルが樹脂マットにしっ
かりと且つ耐久性良く接合されたタイルマットとするこ
とができる。
【0011】請求項2のように、この接着剤溜め部を開
口とした場合には、請求項5のように、タイルを裏返し
に配置しておき、このタイルの上に裏返しにした樹脂マ
ットを重ね、この樹脂マットの前記開口に対し接着剤を
注入し、該接着剤を硬化させることによりタイルマット
を容易に製造することができる。
【0012】なお、請求項のように係止部を梁状とす
ると、この梁状部のタイルと反対側に接着剤が回り込む
ようになり、接着剤硬化物の樹脂マットへの係止強度が
きわめて高いものとなり、タイルと樹脂マットとの接合
強度が著しく高いものとなる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。第1図は実施例に係る樹脂マットの底面図、
第2図は同底面の要部斜視図である。
【0014】この樹脂マット10は、多数の縦桟12及
び横桟14から成る格子状の部材であって、各縦桟1
2,横桟14の交差部に脚16が裏面側(図では上側)
に突出形成されている。なお、この樹脂マット10は、
9枚(3×3=9枚)のタイルを敷設する大きさのもの
となっている。
【0015】各縦桟12,横桟14の交差部であって且
つ脚16が形成されていない部位にはリング部18が形
成されている。リング部18は一定寸法だけ裏面側に突
出されている。
【0016】リング部18内部は、タイルと樹脂マッ
ト10との固着のための接着剤を注入して溜めるための
接着剤溜め部である。この接着剤溜め部は、図示の通り
樹脂マット10を厚み方向に貫通する開口として設けら
れている。硬化した接着剤と樹脂マット10との結合強
度を増大させるために、リング部18内には、硬化した
接着剤の係止部として、桟12,14を延長した形状の
十字形状の梁状部20が設けられている。
【0017】後述の通り、リング部18内に充填されて
固化し、塊となった接着剤は、梁状部20に対して係合
状態となり、この機械的な係合作用によって樹脂マット
10に対ししっかりと保持される。
【0018】尚、リング部18はタイル1枚分のスペー
スに対して4個所設けられている。
【0019】この樹脂マット10に対して、第3,4図
の如くタイル22を接合することによりタイルマット2
4が製造される。
【0020】即ち、枠体26上に複数枚のタイル22を
裏返しにした状態で整列する。このタイル22の裏面上
に、樹脂マット10を裏返し状態で重ねる。次に、第
3,4図の通り、ノズル30から接着剤28をリング部
18内に注入する。この接着剤を硬化させることによ
り、タイル22が樹脂マット10に強固に接合されたタ
イルマット24が製造される。即ち、前述の通り、この
接着剤はタイル28に対しなじみの良いものであり、強
力に付着している。また、接着剤28の硬化物は、梁状
部20によって樹脂マット10に強固に一体化されてい
る。従って、タイル22は樹脂マット10に対し極めて
しっかりと結合される。
【0021】第5図はこのようにして製造されたタイル
マット24の敷設施工例を示す斜視図であり、バルコニ
ー34に複数枚のタイルマット24が敷設されている様
子が示されている。この施工は、専門業者だけでなく、
素人でも簡単に行なえる。
【0022】上記実施例では第4図の通り、梁状部20
がタイル22の裏面に重なるよう構成されているが、本
発明では第6,7図の如く、梁状部20Aがタイル22
の裏面から少し離隔するように、梁状部20Aの位置を
リング部18内に後退させても良い。このようにする
と、第7図の通り、梁状部20Aとタイル22との間に
も接着剤28が介在することになり、接着剤28とタイ
ル22との接着面積が増え、接着剤硬化物とタイル22
との結合強度がその分だけ高くなる。
【0023】上記実施例ではリング部18を設け、この
リング部18内の樹脂マット10の表裏方向に貫通する
開口内接着剤溜め部としているが、本発明では第8図
の如く、樹脂マット36の上面から接着剤溜め部として
凹穴38を形成し、この凹穴38内に接着剤28を充填
し、タイル22を樹脂マット36に結合しても良い。な
お、40はこの凹穴38内に架設された梁状部を示す。
【0024】本発明では、梁状部は図示の通り十字形で
あるものに限定されず、一文字形や米印形などであって
も良い。また、梁状部を設ける代わりに、第11,12
図の如く、リング部18の内周面に突条42などの突起
を設けても良い。
【0025】本発明にあっては、第9図の樹脂マット1
0Aの如く、リング部18A内の開口や凹穴のタイル側
の入口部を狭めたアリ状の開口や凹穴としても良い。
【0026】本発明では、第10図の如く、タイル22
Aの裏面のうち樹脂マットの接着剤溜め部に重なる部分
に、該接着剤溜め部よりも大きい凸部22aを設けても
良い。このようにすれば、タイル裏面(凸部22aの
面)と接着剤溜め部の縁部とが密着するようになり、
3図に示す接着剤注入工程において未硬化の接着剤28
が接着剤溜め部から漏出することが確実に防止される。
【0027】なお、本発明において、接着剤としてはタ
イルと強固に接着するものであれば良く、エポキシ系接
着剤など各種のものを用いることができる。
【0028】
【発明の効果】以上の通り、本発明の樹脂マットタイ
ルマット及びタイルマットの製造方法にあっては、樹脂
マットとタイルとを強力に結合することができ、タイル
が樹脂マットから剥れることなくタイルマットの耐久性
が著しく向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る樹脂マットの底面図である。
【図2】実施例に係る樹脂マットの底面の要部斜視図で
ある。
【図3】実施例に係るタイルマットの製造例を示す断面
図である。
【図4】実施例に係るタイルマットの要部断面図であ
る。
【図5】実施例に係るタイルマットの施工例を示す斜視
図である。
【図6】別の実施例に係るタイルマットの要部斜視図で
ある。
【図7】図6の実施例に係る樹脂マットの要部断面斜視
図である。
【図8】さらに別の実施例に係るタイルマットの要部断
面図である。
【図9】異なる実施例に係るタイルマットの要部断面図
である。
【図10】タイル22Aの裏面の斜視図である。
【図11】さらに異なる実施例に係る樹脂マットの斜視
図である。
【図12】図11の樹脂マットを用いたタイルマットの
要部断面図である。
【符号の説明】
10 樹脂マット 18 リング部 20 梁状部 22 タイル 24 タイルマット 28 接着剤
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/02 E04F 15/02 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にタイルが接着剤によって接合され
    て床置き使用される樹脂マットであって、 該樹脂マットに、接着剤を溜めるための接着剤溜め部
    設けられており、 化した接着剤が該接着剤溜め部から上面側に離脱する
    ことを阻止するための、該硬化した接着剤を係止する係
    止部が該接着剤溜め部に設けられていることを特徴とす
    る樹脂マット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記接着剤溜め部は
    前記樹脂マットを該マットの厚み方向に貫通する開口と
    して設けられていることを特徴とする樹脂マット。
  3. 【請求項3】 請求項において、前記係止部は、前記
    開口を横断する梁状部であることを特徴とする樹脂マッ
    ト。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項の樹脂
    マットの上面にタイルを接着剤にて接合してなるタイル
    マットであって、 該接着剤は、前記接着剤溜め部内に充填され、且つ該タ
    イルの裏面に固着されていることを特徴とするタイルマ
    ット。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3の樹脂マットを用いてタ
    イルマットを製造する方法であって、 タイルを裏返しに配置しておき、裏返しにした前記樹脂
    マットを該タイルの上に重ね、 この樹脂マットの前記開口に対し上方から接着剤を注入
    し、次いで接着剤を硬化させることを特徴とするタイル
    マットの製造方法。
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