JPS5935726Y2 - タイル配列用部材 - Google Patents
タイル配列用部材Info
- Publication number
- JPS5935726Y2 JPS5935726Y2 JP11330180U JP11330180U JPS5935726Y2 JP S5935726 Y2 JPS5935726 Y2 JP S5935726Y2 JP 11330180 U JP11330180 U JP 11330180U JP 11330180 U JP11330180 U JP 11330180U JP S5935726 Y2 JPS5935726 Y2 JP S5935726Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base sheet
- joint
- joint grid
- tile arrangement
- tile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、型枠先付は工法又はPC板先付は工法の実施
に当り使用するタイル配列用部材に関する。
に当り使用するタイル配列用部材に関する。
タイル配列用部材には、ベース部と目地格子との両者間
に硬度差、粘着力差又は吸水・保水力差等の特性差を持
たせた施工に便利なものが望まれている。
に硬度差、粘着力差又は吸水・保水力差等の特性差を持
たせた施工に便利なものが望まれている。
この要望を満足するためのタイル配列用部材として、予
め上記特性差を持たせて成形したベースシートと目地格
子とを接着剤を用いて接合したものが考えられていたが
、しかし異質のベースシートと目地格子とを強力に接着
接合する技術的難しさと相俟って、接着剤塗布工程及び
接着剤の乾燥硬化工程等による製造費の増大等により、
未だに上記要望を完全に満足する低置なタイル配列用部
材はないのである。
め上記特性差を持たせて成形したベースシートと目地格
子とを接着剤を用いて接合したものが考えられていたが
、しかし異質のベースシートと目地格子とを強力に接着
接合する技術的難しさと相俟って、接着剤塗布工程及び
接着剤の乾燥硬化工程等による製造費の増大等により、
未だに上記要望を完全に満足する低置なタイル配列用部
材はないのである。
本考案は、上記要望を満足するために、予め成形された
ベースシートに目地格子を、接着剤を用いることなく、
該目地格子の自己融着力により接合してなる、多数のタ
イル挿入用ます目を備えたタイル配列用部材の提供を目
的とする。
ベースシートに目地格子を、接着剤を用いることなく、
該目地格子の自己融着力により接合してなる、多数のタ
イル挿入用ます目を備えたタイル配列用部材の提供を目
的とする。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本考案に係るタイル配列用部材の斜視図であっ
て、図中1はベースシートである。
て、図中1はベースシートである。
該ベースシート1の上面には、千鳥目地配列からなる目
地格子2が該目地格子2の自己融着力により接合3 (
第2図参照)されており、多数のタイル挿入用ます目4
,4・・・・・・を形成したタイル配列用部材5が構成
されている。
地格子2が該目地格子2の自己融着力により接合3 (
第2図参照)されており、多数のタイル挿入用ます目4
,4・・・・・・を形成したタイル配列用部材5が構成
されている。
なお、前記目地格子2の目地配列を千鳥配列に限定する
ことなく、図示は省略したが、格子状等公知の目地配列
とすることは勿論可能である。
ことなく、図示は省略したが、格子状等公知の目地配列
とすることは勿論可能である。
前記ベースシート1及び目地格子2は、タイル配列用部
材5の用途によって次の如き材質からなる。
材5の用途によって次の如き材質からなる。
(1) コンクリート打設後にタイル配列用部材5を
引き剥がし易くするために、ベースシート1の粘着力を
目地格子2のそれよりも弱くする場合には、ベースシー
ト1及び目地格子2の主材を、発泡性もしくは非発泡性
の熱可塑性合成樹脂もしくは熱硬化性合成樹脂または熱
可塑性SBR等からなる合成ゴムとし、これに公知の粘
着付与剤を添加するものであって、ベースシート1の粘
着付与剤の含有率を目地格子2のその含有率よりも低く
しておく。
引き剥がし易くするために、ベースシート1の粘着力を
目地格子2のそれよりも弱くする場合には、ベースシー
ト1及び目地格子2の主材を、発泡性もしくは非発泡性
の熱可塑性合成樹脂もしくは熱硬化性合成樹脂または熱
可塑性SBR等からなる合成ゴムとし、これに公知の粘
着付与剤を添加するものであって、ベースシート1の粘
着付与剤の含有率を目地格子2のその含有率よりも低く
しておく。
(2)目地格子2をベースシート1より軟かくして、タ
イル配列用部材5を型枠へ固定するときにくぎ等の固定
具の該目地格子2への食い込みが容易になるように、ま
た該タイル配列用部材5を引き剥がすときに該目地格子
2がタイルの四隅を破損させないようにする場合には、
目地格子2にベースシート1より軟質のものを用いる。
イル配列用部材5を型枠へ固定するときにくぎ等の固定
具の該目地格子2への食い込みが容易になるように、ま
た該タイル配列用部材5を引き剥がすときに該目地格子
2がタイルの四隅を破損させないようにする場合には、
目地格子2にベースシート1より軟質のものを用いる。
例えば、両者にEVAを使用する場合、目地格子2には
酢酸ビニール含有量の多い軟質のものを用い、また両者
にPVCを用いる場合、目地格子2には可塑剤含有量の
多い軟質のものを用いる。
酢酸ビニール含有量の多い軟質のものを用い、また両者
にPVCを用いる場合、目地格子2には可塑剤含有量の
多い軟質のものを用いる。
(3)タイル接着用水溶性糊のベースシート1への接着
性を向上させる場合には、目地格子2を熱可塑性合成樹
脂、熱硬化性合成樹脂又は熱可塑性合成ゴム等から形成
すると共に、ベースシート1を吸水・保水性の良い不織
布(第2図参照)、紙、合板等の単一材、又はこれら単
一材を複数層にラミネートしたものから形成する。
性を向上させる場合には、目地格子2を熱可塑性合成樹
脂、熱硬化性合成樹脂又は熱可塑性合成ゴム等から形成
すると共に、ベースシート1を吸水・保水性の良い不織
布(第2図参照)、紙、合板等の単一材、又はこれら単
一材を複数層にラミネートしたものから形成する。
なお、ベースシート1と目地格子2との接合力を向上さ
せるために、ベースシート1となる不織布又は紙に低融
点の繊維を混入しておくことは勿論可能である。
せるために、ベースシート1となる不織布又は紙に低融
点の繊維を混入しておくことは勿論可能である。
(4)タイルを両面粘着テープ又は粘着剤等で仮取付け
する場合には、目地格子2を前記(3)と同様の樹脂等
から形成すると共に、ベースシート1をプラスチックフ
ィルム、合板、金属箔等の単一材、又はこれら単一材を
複数層にラミネートしたものから形成する。
する場合には、目地格子2を前記(3)と同様の樹脂等
から形成すると共に、ベースシート1をプラスチックフ
ィルム、合板、金属箔等の単一材、又はこれら単一材を
複数層にラミネートしたものから形成する。
なお、目地格子2との融着力を向上させるために、ベー
スシート1となるプラスチックフィルム、金属箔の表面
に予めコロナ放電処理等の表面処理を施したものを用い
ることは勿論可能である。
スシート1となるプラスチックフィルム、金属箔の表面
に予めコロナ放電処理等の表面処理を施したものを用い
ることは勿論可能である。
次に、本考案に係るタイル配列用部材5の製造方法を説
明する。
明する。
先づ、第3図に示す如く、固定盤6に固定され、任意の
目地格子に対応する目地用溝部7aを刻設した目地格子
形成金型7と可動盤8に固定された押圧型9との間に、
ベースシート1を適宜手段により前後方向移動自在に吊
り下げる。
目地格子に対応する目地用溝部7aを刻設した目地格子
形成金型7と可動盤8に固定された押圧型9との間に、
ベースシート1を適宜手段により前後方向移動自在に吊
り下げる。
次に、可動盤8を前方向へ移動させて、第4図に示す如
く、押圧型9の押圧面9aと目地格子形成用金型7の目
地用溝部形成面7bとでベースシート1を挟持する。
く、押圧型9の押圧面9aと目地格子形成用金型7の目
地用溝部形成面7bとでベースシート1を挟持する。
続いて、射出機10のノズル10aから目地格子形成用
金型7の注入孔7Cを通過させて目地用溝部7a内に溶
融状態の目地格子形成用の樹脂又はゴムを射出する。
金型7の注入孔7Cを通過させて目地用溝部7a内に溶
融状態の目地格子形成用の樹脂又はゴムを射出する。
この時、目地用溝部7a全体に充填された溶融状態の樹
脂又はゴムは、自己融着力により前記ベースシート1に
融着する。
脂又はゴムは、自己融着力により前記ベースシート1に
融着する。
更に続けて、前記目地格子形成用金型7及び押圧型9を
冷却(図示せず)して、溶融状態の樹脂又はゴムを冷却
硬化させた後、第5図に示す如く、可動盤8を後退させ
て、前記ベースシート1へ強力に接合した目地格子2を
前記目地格子形成用金型7から脱型する。
冷却(図示せず)して、溶融状態の樹脂又はゴムを冷却
硬化させた後、第5図に示す如く、可動盤8を後退させ
て、前記ベースシート1へ強力に接合した目地格子2を
前記目地格子形成用金型7から脱型する。
最後に、ベースシート1の余分な耳端部1aを切断して
、本考案に係るタイル配列用部材5を得る。
、本考案に係るタイル配列用部材5を得る。
以上詳述の如く、本考案に係るタイル配列用部材は、予
め成形されたベースシートに目地格子を接着剤を用いる
ことなく、該目地格子の自己融着力により強力に接合し
てなるものであるから、ベースシートと目地格子との接
合に何ら特別の接着剤を用いてないので量産に適し、低
置で且つ施工に便利なタイル配列用部材が提供出来る優
れた利点を有し、更にベースシートを不織布、紙等の吸
水・保水性材料から形成した場合、ベースシートとタイ
ル接着用水溶性糊との馴みが良く、ベースシートとタイ
ルとの仮接着を強固にすることが出来る利点を有する。
め成形されたベースシートに目地格子を接着剤を用いる
ことなく、該目地格子の自己融着力により強力に接合し
てなるものであるから、ベースシートと目地格子との接
合に何ら特別の接着剤を用いてないので量産に適し、低
置で且つ施工に便利なタイル配列用部材が提供出来る優
れた利点を有し、更にベースシートを不織布、紙等の吸
水・保水性材料から形成した場合、ベースシートとタイ
ル接着用水溶性糊との馴みが良く、ベースシートとタイ
ルとの仮接着を強固にすることが出来る利点を有する。
第1図は本考案に係るタイル配列用部材の斜視図、第2
図は同上のII−II線切断拡大断面図、第3図、第4
図及び第5図は本考案に係るタイル配列用部材の製造方
法を説明するための説明図である。 1・・・・・・ベースシート、2・・・・・・目地格子
、3・・・・・・接合、4・・・・・・タイル挿入用ま
す目、5・・・・・・タイル配列用部材。
図は同上のII−II線切断拡大断面図、第3図、第4
図及び第5図は本考案に係るタイル配列用部材の製造方
法を説明するための説明図である。 1・・・・・・ベースシート、2・・・・・・目地格子
、3・・・・・・接合、4・・・・・・タイル挿入用ま
す目、5・・・・・・タイル配列用部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 予め成形されたベースシートに目地格子を、接着剤
を用いることなく、該目地格子の融着力により接合して
なる、多数のタイル挿入用ます目を備えたタイル配列用
部材。 2 前記ベースシートは不織布、紙等の吸水・保水性材
料からなることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
1項記載のタイル配列用部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11330180U JPS5935726Y2 (ja) | 1980-08-08 | 1980-08-08 | タイル配列用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11330180U JPS5935726Y2 (ja) | 1980-08-08 | 1980-08-08 | タイル配列用部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5738035U JPS5738035U (ja) | 1982-03-01 |
JPS5935726Y2 true JPS5935726Y2 (ja) | 1984-10-02 |
Family
ID=29474321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11330180U Expired JPS5935726Y2 (ja) | 1980-08-08 | 1980-08-08 | タイル配列用部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5935726Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-08-08 JP JP11330180U patent/JPS5935726Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5738035U (ja) | 1982-03-01 |
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