JPH09132832A

JPH09132832A - ポリエステル異収縮混繊糸

Info

Publication number: JPH09132832A
Application number: JP30656795A
Authority: JP
Inventors: Tomoko Watanabe; 智子渡辺; Takayuki Imamura; 高之今村; Koji Nakatsuka; 耕二中塚
Original assignee: Nippon Ester Co Ltd
Current assignee: Nippon Ester Co Ltd
Priority date: 1995-10-30
Filing date: 1995-10-30
Publication date: 1997-05-20

Abstract

(57)【要約】【課題】耐光堅牢度が良好で、ふくらみ、ソフト感、
ドレープ性、ハリ、コシ感の優れたシルキー織編物を与
えるポリエステル異収縮混繊糸を提供する。【解決手段】熱収縮率の異なる少なくとも２種類の繊
維群からなり、沸水縮率の最大値と最小値との差が少な
くとも10％で、糸全体の収縮率が15〜45％であり、低収
縮繊維群は主としてポリエチレンテレフタレートからな
り、高収縮繊維群は 2,2−ビス−〔４−（β−ヒドロキ
シエトキシ）フェニル〕プロパン、ビスフェノールＡの
エチレンオキサイド付加物及びイソフタル酸を特定の範
囲となるように共重合した共重合ポリエチレンテレフタ
レートからなるポリエステル異収縮混繊糸。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、耐光堅牢度が良好
で、ふくらみ、ソフト感、ドレープ性、ハリ、コシ感の
優れたシルクライクな織編物を与えるポリエステル異収
縮混繊糸に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ポリエチレンテレフタレート(PE
T) 繊維からなる異収縮混繊糸は、ソフト感、ドレープ
性及び光沢などに富んだシルクライクな織編物として、
婦人用ドレス、ブラウスなどを主体に衣料用全般に用い
られている。

【０００３】このような異収縮混繊糸は、沸水収縮率の
異なる延伸糸をリワインド混繊したり、同一物性の未延
伸糸を熱処理条件を変えて延伸して混繊したり、異なる
物性の未延伸糸を延伸して混繊したりして製造されてい
る。

【０００４】しかしながら、これらの方法では、単に沸
水収縮率に差をつけているに過ぎず、製織までの糊付
け、乾燥工程などで熱履歴を受けるため、熱収縮率差が
初期より小さくなり、織編物とした場合、風合の乏しい
ものとなる。特に、最近では、よりソフトな風合を有
し、かつ、仕立て映えのする織編物が要求されており、
織編物にした際に沸水収縮率が少ないものでは、上記特
性を満足することができなかった。

【０００５】これらの問題を解決すべく、低収縮成分と
して PET、高収縮成分として 2,2−ビス−〔４−（β−
ヒドロキシエトキシ）フェニル〕プロパン（BHPP）を特
定量共重合した共重合 PETを用いた混繊糸（特公昭60−
35450号公報、特開昭55− 57013号公報）、低収縮成分
として PET、高収縮成分としてBHPPとイソフタル酸（Ｉ
PA）を特定量共重合した共重合 PETを用いた混繊糸（特
公平７− 59769号公報、同７− 59770号公報）が提案さ
れている。

【０００６】しかし、前者の場合、共重合 PETの耐光堅
牢度を著しく悪化させ、染色性の面で好ましくないとい
う問題点があった。また、後者の場合、共重合 PETの耐
光堅牢度は一応改善されるが、ふくらみ、ソフト感、ド
レープ性、ハリ、コシ感の全てを同時に満足させるもの
は得られず、ある程度風合を犠牲にせざるを得なかっ
た。さらに、両者とも高価な原料であるBHPPを比較的多
めに用いるため、経済的に好ましいものではなかった。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐光堅牢度
が良好で、ふくらみ、ソフト感、ドレープ性、ハリ、コ
シ感の優れたシルクライクな織編物を与えるポリエステ
ル異収縮混繊糸を安価に提供しようとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものでその要旨は、次の通りである。熱収縮率
の異なる少なくとも２種類の繊維群からなり、沸水縮率
の最大値と最小値との差が少なくとも10％で、糸全体の
収縮率が15〜45％であり、低収縮繊維群は主としてポリ
エチレンテレフタレートからなり、高収縮繊維群はBHP
P、下記式（Ｉ）で示されるビスフェノールＡのエチレ
ンオキサイド付加物（BA−EO）及び IPAを式〜を同
時に満足する量で共重合した共重合ポリエチレンテレフ
タレートからなることを特徴とするポリエステル異収縮
混繊糸。

【０００９】

【化２】

【００１０】３≦ＭＡ＋ＭＢ≦６６≦ＭＡ＋ＭＢ＋ＭＣ≦12 0.7≦ＭＡ／（ＭＡ＋ＭＢ）≦0.9 ＭＣ／（ＭＡ＋ＭＢ）＜１〔式中、ＭＡは共重合ポリエチレンテレフタレート中の
全グリコール成分に対するBHPPのモル％、ＭＢは共重合
ポリエチレンテレフタレート中の全グリコール成分に対
するBA−EOのモル％、ＭＣは共重合ポリエチレンテレフ
タレート中の全酸成分に対する IPAのモル％を示す。〕

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。

【００１２】本発明において、目的とする豊かなふくら
み、ソフト感、ドレープ性、ハリ、コシ感を得るために
は、異収縮混繊糸の熱収縮特性が特定の範囲内にあるこ
とが必要であり、糸全体の沸水収縮率が15〜45％である
ことが必要である。糸全体の沸水収縮率が15％未満では
十分なハリ、コシ感が得られず、45％を超えると混繊糸
の熱安定性が悪く、沸水収縮率を始めとする糸質が経時
変化し、問題がある。また、沸水収縮率の最大値と最小
値との差（DW）が少なくとも10％であることが必要であ
り、13〜45％の範囲にあることがより好ましい。DWが10
％未満になると目的とする風合全てを満足することがで
きない。

【００１３】本発明において、異収縮混繊糸を構成する
高収縮繊維群は、BHPP、BA−EO及びIPA を前記式〜
を満足するように共重合した共重合ＰＥＴからなるもの
であることが必要である。

【００１４】共重合 PETにおける、BHPPの共重合量とBA
−EOの共重合量との合計が３モル％未満では、沸水収縮
特性は満足するが、織編物にするまでの加工工程で収縮
能が失われ、風合いの乏しい織編物しか得られず、６モ
ル％を超えると、耐光堅牢度が劣るようになり好ましく
ない。

【００１５】また、BHPPの共重合量、BA−EOの共重合量
及び IPAの共重合量の合計が６モル％未満では、沸水収
縮特性は満足するが、織編物にするまでの加工工程で収
縮能が失われ、風合の乏しい織編物しか得られず、12モ
ル％を超えると、ポリマーチップの乾燥時に融着した
り、製糸後の延伸糸の収縮特性に経時変化が生じたりし
て好ましくない。

【００１６】そして、BHPPの共重合量とBA−EOの共重合
量との合計に対する、BHPPの共重合量の割合が 0.7〜
0.9であることが必要である。この割合が 0.7未満で
は、ポリマーの色相が悪くなったり、ポリマーチップの
乾燥時にチップが融着したりして好ましくなく、 0.9を
超えると、目的とする風合全てを満足することができな
いばかりか、コスト高になるので好ましくない。

【００１７】さらに、BHPPの共重合量とBA−EOの共重合
量との合計に対する、 IPAの共重合量の割合が１未満で
あることが必要である。この割合が１以上では、ポリマ
ーチップの乾燥時にチップが融着したり、製糸後の延伸
糸の収縮特性に経時変化が生じたりして好ましくない。

【００１８】本発明において、BA−EOとしては、前記式
（Ｉ）で示されるものが用いられるが、式中のｍ及びｎ
は自然数であり、ｍ＋ｎ＝３又は４であることが必要で
ある。ｍ＋ｎ＝２ではBHPPに相当するので、目的とする
風合全てを満足することができないばかりか、コスト高
になるので好ましくない。また、ｍ＋ｎ≧５の化合物が
入ると、ポリマーの色相が悪くなり好ましくない。さら
に、BA−EOは実用面からは混合物として用いることが好
ましい。

【００１９】なお、BHPP、BA−EOもしくは IPAを単独で
共重合成分として用いた場合、沸水収縮特性について
は、一応満足できても、本発明の目的とする風合を始め
として、染色性の点からも高品質のシルクライクな織編
物を与える異収縮混繊糸は得られない。また、BHPP、BA
−EOもしくは IPAと他の共重合成分の組合せでは、本発
明の目的とする風合のみでなく、染色性の点からも高品
質のシルクライクな織編物を与える異収縮混繊糸は得ら
れない。

【００２０】本発明の異収縮混繊糸を構成する高収縮繊
維群に用いられる共重合ポリエステルは、その製造工程
で副生する範囲内でジエチレングリコールなどを主鎖に
含んでいてもよいし、本発明の目的とするシルクライク
な織編物の製造用糸条の製造可能な範囲で、BHPP、BA−
EO及び IPA以外の共重合成分を含んでいてもよい。

【００２１】また、異収縮混繊糸を構成する繊維群のポ
リエステル成分の一方又は両方に本発明の効果を損なわ
ない程度に公知の艶消剤、耐熱剤、抗酸化剤、耐光剤、
難燃剤、蛍光剤などを配合してもよい。

【００２２】本発明の異収縮混繊糸を構成する繊維群に
用いられる繊維の断面形状は、円形、三角形、偏平、六
角形などから適宜選択すればよい。

【００２３】さらに、本発明の異収縮混繊糸を構成する
高収縮繊維群の単糸繊度は１〜10デニール、低収縮繊維
群の単糸繊度は５デニール以下が好適であり、高収縮糸
と低収縮糸の重量比は、１：１〜１：５の範囲が織編物
の風合の面から好ましく、それぞれのフィラメント数
は、これらの範囲内であれば任意に選定することができ
る。

【００２４】本発明の異収縮混繊糸は、通常の共紡糸
法、延伸混繊法、リワインド混繊法、加工時混繊法など
により製造されるが、低収縮繊維群を構成する未延伸糸
と高収縮繊維群を構成する未延伸糸群を異なる熱処理条
件下で熱処理しながら延伸、混繊して巻き取る方法が、
生産性、作業性の面から好ましい。

【００２５】また、製織時の糸条通過性を向上させるた
めに、流体交絡処理を施し、交絡度15個／ｍ以上の交絡
を付与するのが好ましい。

【００２６】具体的方法としては、 PETと共重合 PETと
を別々に紡糸して巻き取り、未延伸糸を得、これら２種
類の未延伸糸を加熱供給ローラと延伸ローラとの間で、
加熱板と接触させながら、延伸、熱処理した後、流体交
絡処理装置を用いて交絡を付与し、巻き取ることによ
り、本発明の異収縮混繊糸が得られる。

【００２７】延伸時に熱板の温度を高収縮糸側を低く
し、低収縮糸側を高くすることにより、沸水収縮率を大
きくすることができる。すなわち、熱板の温度差を大き
くすることにより、沸水収縮率差の大きな異収縮混繊糸
が得られる。

【００２８】

【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。なお、特性値の測定法は、次の通りである。 (a) 沸水収縮率（100W）異収縮混繊糸に 100mg/dの荷重をかけて試料長L₀を測定
した後、試料を無荷重の状態で30分間沸水処理し、再び
100mg/dの荷重をかけて試料長L₁を測定し、次式で算出
する。 100W（％）＝〔（L₀−L₁）／L₀〕× 100 (b) 沸水収縮率差（DW）異収縮混繊糸を高収縮糸と低収縮糸とに分けた後、それ
ぞれを前述の沸水収縮率の測定法に従って、それぞれの
沸水収縮率W₁、W₂を求め次式で算出する。 DW（％）＝ W₁−W₂ (c) 耐光堅牢度布帛を分散染料（Resoline Blue FBL)により染色し、JI
S L-0842（カーボンアーク灯法）に基づいて８段階で判
定した。（８級が最高、１級が最低で、４級以上が合格
である。） (d) 風合ふくらみ、ソフト感、ドレープ性、ハリ、コシについ
て、官能評価により、８段階で判定した。（８級が最
良、１級が最も不良で、全てが５級以上のものが合格で
ある。） (e) パーンの経時変化異収縮混繊糸の巻き取られたパーンを、40℃の恒温室に
２カ月間保管し、パーン表面にループ、スナール、単糸
の切断の発生が無いものを◎、１〜５個のものを○、６
〜10個のものを△、11個以上のものを×とした。

【００２９】実施例１ビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレート及びその低
重合体(BHET)の存在するエステル化反応槽にテレフタル
酸(TPA) とエチレングリコール(EG)とのモル比１：1.6
のスラリーを供給し、 250℃、50 hPaＧ、平均滞留時間
８時間でエステル化反応を行い、95％の反応率のBHETを
連続的に製造した。このBHETを重合反応槽に移送し、こ
れにポリエステルを構成する全グリコール１分に対して
5.2モル％となる量のBHPPとBA−EOとを含有するEGスラ
リー（BHPPとBA−EOとの合計に対して２倍モルのEG）、
及びポリエステルを構成する全酸成分に対して 4.0モル
％となる量の IPAを含有するEGスラリー（ IPAに対して
２倍モルのEG）を添加し、常圧下 280℃に昇温しなが
ら、２時間エステル化反応を行った。続いて酸成分１モ
ルに対し２×10^-4モル％の三酸化アンチモンのEG溶液を
触媒として添加し、徐々に減圧し、最終的に13Paの減圧
下で３時間反応させ、常法によりチップ化することによ
り、固有粘度0.78（フェノールと四塩化エタンとの等重
量混合物を溶媒として、20℃で測定した値）を有する共
重合 PETのチップを得た。BHPPとBA−EOとを含有するEG
スラリー、及び IPAを含有するEGスラリーを添加してエ
ステル化反応工程を行うことを除いては、前述の共重合
PETの製造法と同様にして、固有粘度0.70を有する PET
のチップを得た。得られた共重合 PET及び PETのチップ
をタンブラー型乾燥機に仕込み、減圧下80℃で２時間予
備乾燥した後、 130℃に昇温し、８時間乾燥した。この
際、チップ同士の融着および乾燥機壁への融着は見られ
なかった。共重合 PET及び PETを別々に紡糸温度 290
℃、紡糸速度 1400m／分で紡糸して巻き取り、円形断面
の未延伸糸を得た。これら２種類の未延伸糸を延伸速度
700m／分で、加熱ローラ温度80℃、熱板温度:PET未延伸
糸 170℃、共重合 PET未延伸糸 110℃の条件で、 3.1倍
に延伸、熱処理した後、流体交絡処理装置を用いて交絡
度15個／ｍの交絡を付与し、巻き取った。得られた異収
縮混繊糸は、80d/48f(高収縮糸:30d/12f、低収縮糸:50d
/36f) で、伸度25％、沸水収縮率30％、沸水収縮率差25
％の糸質を有していた。この糸を40℃の恒温室に２カ月
間保管したが、パーン表面にループなどの発生はなかっ
た。さらに、この糸を 300T/m に加撚し、糊付け（30
℃）、乾燥（85℃）、整経後、製織し、97℃の熱水でリ
ラックス精練、170 ℃で仕上げセットしてツイル織物１
作成した。このツイル織物の官能評価の結果、ふくら
み、ソフト感、ドレープ性、ハリ、コシ感は全て良好
で、高度な風合を備えており、耐光堅牢度も良好であっ
た。

【００３０】実施例２〜８実施例１において、BHPP、BA−EO及び IPAの共重合量、
さらに延伸時の熱板温度を変えることにより、異収縮混
繊糸の沸水収縮率、沸水収縮率差を表１に従って変えた
以外は、実施例１と同様に実施し、ふくらみ、ソフト
感、ドレープ性、ハリ、コシ感の全てに良好で、高度な
風合いを備えた、耐光堅牢度も良好な織物を得た。実施
例の結果を表１に示す。

【００３１】

【表１】

【００３２】比較例１〜３実施例１において、延伸時の熱板温度を変えることによ
り異収縮混繊糸の沸水収縮率、沸水収縮率差を表２に従
って変えた以外は、実施例１と同様に実施し、表２に示
す特性を有する織物を得た。これらの織物は、ふくら
み、ソフト感、ドレープ性、ハリ、コシ感の風合及び耐
光堅牢度を同時に満足するものではなかった。また、比
較例３の異収縮混繊糸については、40℃の恒温室に２カ
月間保管したところ、パーン表面にループがかなりの量
発生した。

【００３３】比較例４〜９実施例１において、BHPP、BA−EO及び IPAの共重合量を
表２に従って変えた以外は、実施例１と同様に実施し、
表２に示す特性を有する織物を得た。比較例４〜６で得
られた織物は、ふくらみ、ソフト感、ドレープ性、ハ
リ、コシ感の風合及び耐光堅牢度を同時に満足するもの
ではなかった。また、比較例７〜９では、ポリマーチッ
プの乾燥時にチップが融着し、比較例７及び比較例９の
異収縮混繊糸については、40℃の恒温室に２カ月間保管
したところ、パーン表面にループが多量に発生した。比
較例の結果を表２に示す。

【００３４】

【表２】

【００３５】

【発明の効果】本発明によれば、耐光堅牢度が良好で、
ふくらみ、ソフト感、ドレープ性、ハリ、コシ感の優れ
たシルクライクな織編物を与えるポリエステル異収縮混
繊糸が提供される。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】熱収縮率の異なる少なくとも２種類の繊
維群からなり、沸水縮率の最大値と最小値との差が少な
くとも10％で、糸全体の収縮率が15〜45％であり、低収
縮繊維群は主としてポリエチレンテレフタレートからな
り、高収縮繊維群は 2,2−ビス−〔４−（β−ヒドロキ
シエトキシ）フェニル〕プロパン、下記式（Ｉ）で示さ
れるビスフェノールＡのエチレンオキサイド付加物及び
イソフタル酸を式〜を同時に満足する量で共重合し
た共重合ポリエチレンテレフタレートからなることを特
徴とするポリエステル異収縮混繊糸。【化１】３≦ＭＡ＋ＭＢ≦６６≦ＭＡ＋ＭＢ＋ＭＣ≦12 0.7≦ＭＡ／（ＭＡ＋ＭＢ）≦0.9 ＭＣ／（ＭＡ＋ＭＢ）＜１〔式中、ＭＡは共重合ポリエチレンテレフタレート中の
全グリコール成分に対する 2,2−ビス−〔４−（β−ヒ
ドロキシエトキシ）フェニル〕プロパンのモル％、ＭＢ
は共重合ポリエチレンテレフタレート中の全グリコール
成分に対する式（Ｉ）で示されるビスフェノールＡのエ
チレンオキサイド付加物のモル％、ＭＣは共重合ポリエ
チレンテレフタレート中の全酸成分に対するイソフタル
酸のモル％を示す。〕