JP2002038333A - 易染性ポリエステル繊維 - Google Patents

易染性ポリエステル繊維

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JP2002038333A JP2000288140A JP2000288140A JP2002038333A JP 2002038333 A JP2002038333 A JP 2002038333A JP 2000288140 A JP2000288140 A JP 2000288140A JP 2000288140 A JP2000288140 A JP 2000288140A JP 2002038333 A JP2002038333 A JP 2002038333A
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polyethylene terephthalate
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Jang-Kun Song
亮 國 孫
Hyoung-Jao Lee
洞 在 李
Jung-Min Kim
政 ▼民▲ 金
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温・高圧染色機を使用しなくても、100
℃以下の低温・常圧染色機で分散染料により濃色染色が
可能であるとともに染色堅牢度に優れたポリエステル系
繊維を提供する。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート60〜95
モル%の単位と、ポリトリメチレンテレフタレート5〜
40モル%単位とから構成され、下記の特定条件を満足
するものである。 230℃≦Tm≦250℃
(1) 100≦Δn×103≦190
(2) 8≦B.W.S≦25
(3) (ただし、Tm:融点、Δn:複屈折率、B.W.S
(%):沸水収縮率)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温・高圧染色機を
使用しなくても、100℃以下の低温・常圧染色機によ
り、分散染料で濃色染色が可能であるとともに染色堅牢
度に優れたことを特徴とするポリエステル系繊維に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステル繊維は優秀な物理,化学的性質及び耐熱
性のため、衣類用に広く用いられているが、化学構造中
に染料と反応し得る反応基を有していなく、物理的構造
が緻密であって染料の浸透能力を減少させるので、分散
染料による染色が容易でなくて、高温・高圧での染色が
必須であった。
【0003】したがって、一般的なポリエステル繊維は
130℃染色ができるので、スパンデックス又は天然繊
維と混合して使用し得ることになり、反応染料などのよ
うな耐熱性の低い染料で染色ができるので、多様な素材
と混繊が可能になる。
【0004】ナイロン繊維の場合には、100℃以下で
染色が可能であるが、熱及び紫外線によって黄変現象が
発生しやすく、洗濯によっても黄変現象が発生すること
になる。
【0005】ポリエステル繊維は、黄変現象は発生しな
いが、高費用の高温・高圧染色が要求されるので、常
圧,低温の染色基を使ってポリエステル繊維を染色する
ために、易染性ポリエステル繊維が開発されてきた。代
表的には、超高速紡糸(Spinning)を活用した
方法と共重合法による方法などがある。超高速紡糸の一
例を挙げると、米合衆国特許第4134882号などが
あり、これらは、紡糸速度が高くなるにつれて、溶融さ
れたポリエステル樹脂が紡糸孔を通じて圧出されると
き、糸道上に加わる応力が高くなり、変形速度が速くな
り、これにより分子鎖の配向及び結晶構造が変化するこ
とにより、ポリエステル繊維の構造(Morpholo
gy)を変化させることで染着性を改善させるもので、
こうして製造されたポリエステル繊維は低温で染色が可
能であるが、濃色発現のためには、110〜120℃で
高圧染色機で染色しなければならない問題点を持ってい
る。
【0006】共重合法による染色性の改善方法は、生産
設備の交替又はポリエステル繊維加工工程の制限なしで
容易にポリエステル繊維の染色性を改善させ得る利点を
持っている。このように、共重合法により染色性を改善
させる方法に使用される共重合物質としては、重縮合に
よりポリエステル主鎖に導入可能であるように、2個の
水酸基又は2個のカルボキシル基(又はエステル基)な
どの作用基を含有している脂肪、つまり炭化水素誘導
体,芳香族炭化水素誘導体,ポリエステル類の各種化合
物が好ましい。このような化合物のなかで、親水性作用
基を有する共重合物質を主鎖に導入することが最も容易
な方法と知られており、このような技術は日本国特願昭
61―226510号(特開昭63−85111号)及び
日本国特開平4―41730号などに開示されている
が、常圧染色の可能なポリエステル繊維を得ることがで
きるが、日光に対する堅牢度が通常のポリエステル繊維
に比べて低くなって染料の選択に制約を受けることにな
り、かつ局部的に不均一な染色となる可能性があるとい
う問題点がある。
【0007】近来には、ポリトリメチレンテレフタレー
ト繊維に対する研究が多く行われている。この繊維の特
徴は、初期弾性率がナイロン6に比べておよそ30g/
d程度低く、ポリエチレンテレフタレートに比べ、低温
染色が可能であり、弾性回復率に非常に優れた性質を持
っている。ポリトリメチレンテレフタレートの場合、低
温で染色が可能であるが、濃色発現のためには、105
℃以上での染色が必要であって、常圧染色であると評価
するには不足した水準である。
【0008】最近には、日本国特開平11―10072
2号に開示されているように、90モル%以上のポリト
リメチレンテレフタレート繰り返し単位と、残りの0〜
10モル%がエステル単位となるからポリエステル繊維
であって、100℃以下で分散染料(Disperse
dyes)で濃色の染色が可能であり、染色堅牢度
(Color fastness)に優れ、スパンデッ
クス(Spandex)と交編しても、スパンデックス
が黄変する欠点をなくし得る易染性ポリエステル繊維が
知られてはいるが、これは高価のポリトリメチレンテレ
フタレートの含量が90モル%以上であるため、経済性
に問題があるだけでなく、共重合体中のポリトリメチレ
ンテレフタレートの含量が90モル%以上であると、融
点が低下し、後加工(染色など)時、染班が発生するお
それがある問題点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
前述したような従来の問題点を克服するためのもので、
ポリトリメチレンテレフタレート成分を5〜40モル%
としてポリエチレンテレフタレート原糸を製造すること
により、分散染料による染色時、常圧染色基を使用して
100℃以下の温度で淡色から濃色までの染色が可能で
あるとともに、染色堅牢度に優れ、融点が230〜25
0℃となり、後加工での熱安定性を持っていて変形を防
止することができるので、従来のポリトリメチレンテレ
フタレート成分が90モル%以上含有されたポリエステ
ル繊維より優れ、また、超高速紡糸によるポリエチレン
テレフタレートに比べ、易染性の優れたポリエステル繊
維を製造することにその目的がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、60〜95モ
ル%のポリエチレンテレフタレート単位と、残りの5〜
40モル%のポリトリメチレンテレフタレート単位とか
ら構成される易染性ポリエステル繊維で、下記の特定条
件を満足することを特徴とする易染性ポリエステル繊維
を提供する。
【0011】 230℃≦Tm≦250℃ (1) 100≦Δn×103≦190 (2) 8≦B.W.S≦25 (3) (ただし、Tm:融点、Δn:複屈折率、B.W.S
(%):沸水収縮率)
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳細に説明す
る。
【0013】本発明の易染性ポリエステル繊維は60〜
95モル%のポリエチレンテレフタレート単位と、残り
の5〜40モル%のポリトリメチレンテレフタレート単
位とから構成される。ポリトリメチレンテレフタレート
の含量が40モル%を超えると、融点低下が酷く起こる
ため、後加工工程での取扱いが非常に困難であって、実
用的に使用し得ない繊維となり、ポリトリメチレンテレ
フタレートの含量が5モル%以下となると、易染効果に
欠けるため、本発明の主目的である常圧での染色が不可
能である。
【0014】本発明の易染性ポリエステル繊維の融点を
DSCで測定した場合、<表1>の実施例のように、融
点は230〜250℃程度が適当である。融点が230
℃未満となると、後加工工程での通常の熱処理温度(1
80〜210℃)で熱処理を行う場合、安定性が低下す
る。また、融点が250℃を超える場合は、問題点が発
生しないが、ポリトリメチレンテレフタレートの含量が
40モル%以下である場合、融点が250℃を超えな
い。
【0015】本発明の易染性ポリエステル繊維の複屈折
(Birefringence)率は100×10-3
190×10-3程度が好ましい。複屈折率が100×1
-3未満である場合、後工程での安定性が低下して実用
化が難しく、複屈折率が190×10-3を超えると、常
圧での染色が不可能である。
【0016】また、沸水収縮率は8〜25%が適当であ
る。沸水収縮率が25%超過となると、後加工工程が不
安定になり、沸水収縮率が8%未満となると、常圧での
染色が不可能である。
【0017】本発明に使用されるポリトリメチレンテレ
フタレートを一部含有するポリテレフタレートは、テレ
フタル酸とエチレングリコールと1.3プロパンジオー
ルを使用して共重合を実施して製造するか、又はポリエ
チレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレー
トを混合、溶融した後、エステル交換反応により製造す
る。乾燥及び溶融紡糸時の製造方法は公知の技術であ
る。
【0018】図1は本発明の方法を実施する工程を示す
工程概略図で、通常のポリエステルの製造方法と同様で
ある。1段階工程(スピンドロー)又は2段階工程(フ
ォーイー−ディーティー又はフォーイー−ディーティー
ワイ)により生産が可能である。すなわち、超高速紡糸
による製造方法でない通常の方法により生産が可能であ
り、別途の設備が不要な利点を有する。
【0019】本発明による易染性ポリエステル繊維は1
00℃の常圧染色機で染色を行ったとき、深色度を示す
数値であるK/S値が20以上となり、この数値は通常
のポリエステルを130℃で染色した場合と同級の水準
であり、この数値は通常の吸着率が70%以上となれば
可能な数値である。
【0020】本発明による易染性ポリエステル繊維の染
色堅牢度は、洗濯堅牢度,水堅牢性,昇華堅牢性,摩擦
堅牢性,日光堅牢度などで評価し、その数値は4級以上
である。
【0021】(試験) (深色度)深色度を示す数値であるK/S値は染色後、
試料布の分光反射率Rを測定し、次のクベルカ−ムンク
(Kubelka−Munk)の式から計算する。
【0022】K/S=(1―R)2/2R(R:染料の最
大吸収波長値) (染色堅牢度)染色堅牢度の測定は、韓国工業規格(K
S)にしたがって実施し、洗濯堅牢度はKS K 04
30、水堅牢度はKS K 0645、昇華堅牢度はK
S K0651、摩擦堅牢度はKS K 0650、日光
堅牢度はKS K 0218の基準にしたがって実施,
評価する。
【0023】本発明は次の非制限的実施例を参考するこ
とで、より明らかに理解できる。
【0024】(実施例1)60モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と40モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トで、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風の速
度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とする。
【0025】前記製造した糸を糊付けした後、経糸密度
120本/インチ,緯糸密度80本/インチに製織し、
110℃で20分間精練,縮小後、180℃で30秒間
熱セットした後、染料はカヤロンポリエステル(Kay
alonpolyester)ブルー2R SFを使用
し、6%owf,浴比1:50,分散剤は0.5g/リ
ットル,酢酸は0.25ml/リットルを入れ、40℃
から98℃まで1℃/分の速度で昇温後、60分間維持
し、1℃/分の速度で40℃まで降温して試料を作る。
本実施例で製造した試料の深色度を測定し、実施例2〜
5,7及び比較例1〜4も同じ方法により評価する。
【0026】(実施例2)70モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で製糸
し、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8
重量%とする。
【0027】(実施例3)80モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と20モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風
の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とす
る。
【0028】(実施例4)90モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と10モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風
の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とす
る。
【0029】(実施例5)70モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からフォーイー−デ
ィーティー工程で製糸を行う。糸種は50デニール/1
44フィラメントであり、紡糸速度は2,500m/分
で行い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は
0.8重量%とする。
【0030】 (実施例6)70モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物と易染性ポリ
エステルを使って、混合紡糸ロールを用いてフォーイー
−ディーティー工程で製糸を行う。“島”成分はポリエ
チレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレー
ト共重合物からなり、その割合は70%であり、“海”
成分は易染性ポリエステルからなり、その割合は30%
である。糸種は50デニール/72フィラメントであ
り、各フィラメントは37アイランドから構成される。
紡糸速度は2,800m/分で行い、冷却風の速度は
0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とする。
【0031】前記製造した糸を糊付けした後、経糸密度
120本/インチ,緯糸密度80本/インチに製織し、
110℃で20分間精練,縮小後、180℃で30秒間
熱セットした後、2%水酸化ナトリウム溶液で98℃で
20分間減量処理を行ってから染色する。染料はカヤロ
ンポリエステル(Kayalonpolyester)
ブルー2R SFを使用し、6%owf,浴比1:5
0,分散剤は0.5g/リットル,酢酸は0.25ml
/リットルを入れ、40℃から98℃まで1℃/分の速
度で昇温後、60分間維持した後、1℃/分の速度で4
0℃まで降温して試料を作った後、深色度及び堅牢度を
測定する。
【0032】(実施例7)70モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で60デニールモノフィラメント糸の製糸を行
う。紡糸速度は5,500m/分で行い、冷却風の速度
は1.2m/秒,油剤付着率は0.3重量%とする。
【0033】(比較例1)100モル%のポリエチレン
テレフタレート単位から構成される共重合物からスピン
ドロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フ
ィラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行
い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8
重量%とする。
【0034】(比較例2)10モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と90モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
【0035】(比較例3)20モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と80モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
【0036】(比較例4)40モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と60モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
【0037】(比較例5)20モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と80モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からフォーイ
ー−ディーティー工程で製糸を行う。糸種は50デニー
ル/144フィラメントであり、紡糸速度は2,500
m/分で行い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着
率は0.8重量%とする。
【0038】前記実施例と比較例で製造した織物に対す
る深色性及び染色堅牢度を表1及び表2に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ポリエ
チレンテレフタレート60〜95モル%単位とポリトリ
メチレンテレフタレート5〜40モル%単位とから共重
合により製造するか、又は前記両単位の混合物を溶融し
た後、エステル交換反応により製造されるポリエステル
繊維で、分散染料を使用して染色するとき、高圧染色機
を使用しなく、常圧下で100℃以下で染色しても、濃
色の染色が可能な特徴があるので、高価な高圧染色機を
使用しなくても染色が可能であるので、製造原価を画期
的に節減することができるとともに、高価のポリトリメ
チレンテレフタレートの含量をポリエチレンテレフタレ
ートに比べて最少化することにより、原料費を節減し得
る効果があるだけでなく、スパンデックスなど、耐熱性
の弱い繊維と混用しても、耐熱性の弱い繊維が黄変する
などの問題点が発生しなく、高品質の原資材の製造が可
能である。
【0042】したがって、本発明のポリエステル繊維素
材とほかの素材との混繊が自由になって、ポリエステル
系繊維の用途が多様化できる効果があり、また、<表1
>実施例及び<表2>比較例に示すように、従来のポリ
トリメチレンテレフタレートの含量が90モル%以上に
製造されたポリエステル繊維に比べて融点が上昇するの
で、後加工時に染斑が発生しなく、洗濯堅牢度,水堅牢
度,昇華堅牢度,摩擦堅牢度などが良好な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易染性ポリエステル繊維の紡糸装置を
示す概略図である。
【符号の説明】
1 紡糸ヘッド 2 紡糸口金 3 冷却風 4 糸組 5 冷却遅延領域 6 油剤付着ノズル 7 延伸ローラー 8 セットローラー 9 巻取機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H057 AA01 BA08 DA01 DA17 HA01 HA17 4L035 BB33 BB34 BB56 BB61 EE01 EE02 EE20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレートとポリトリ
    メチレンテレフタレートの共重合からなり、ポリトリメ
    チレンテレフタレート単位とポリエチレンテレフタレー
    ト単位の構成比が5:95〜40:60であり、下記の
    条件を満足し、モノフィラメントの繊度が0.01〜6
    0デニールであることを特徴とする易染性ポリエステル
    繊維。 230℃≦Tm≦250℃ (1) 100≦Δn×103≦190 (2) 8≦B.W.S≦25 (3) (ただし、Tm:融点、Δn:複屈折率、B.W.S
    (%):沸水収縮率を示す)
JP2000288140A 2000-07-21 2000-09-22 易染性ポリエステル繊維 Pending JP2002038333A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR42100/2000 2000-07-21
KR1020000042100A KR100339275B1 (ko) 2000-07-21 2000-07-21 이염성(易染性) 폴리에스테르 섬유

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