JP2002038333A - 易染性ポリエステル繊維 - Google Patents
易染性ポリエステル繊維Info
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- polytrimethylene terephthalate
- polyethylene terephthalate
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- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
- D01F8/00—Conjugated, i.e. bi- or multicomponent, artificial filaments or the like; Manufacture thereof
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01F—CHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
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- D01F6/78—Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from copolycondensation products
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- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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- C08G63/18—Dicarboxylic acids and dihydroxy compounds the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings
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- C08G63/183—Terephthalic acids
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温・高圧染色機を使用しなくても、100
℃以下の低温・常圧染色機で分散染料により濃色染色が
可能であるとともに染色堅牢度に優れたポリエステル系
繊維を提供する。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート60〜95
モル%の単位と、ポリトリメチレンテレフタレート5〜
40モル%単位とから構成され、下記の特定条件を満足
するものである。 230℃≦Tm≦250℃
(1) 100≦Δn×103≦190
(2) 8≦B.W.S≦25
(3) (ただし、Tm:融点、Δn:複屈折率、B.W.S
(%):沸水収縮率)
℃以下の低温・常圧染色機で分散染料により濃色染色が
可能であるとともに染色堅牢度に優れたポリエステル系
繊維を提供する。 【解決手段】 ポリエチレンテレフタレート60〜95
モル%の単位と、ポリトリメチレンテレフタレート5〜
40モル%単位とから構成され、下記の特定条件を満足
するものである。 230℃≦Tm≦250℃
(1) 100≦Δn×103≦190
(2) 8≦B.W.S≦25
(3) (ただし、Tm:融点、Δn:複屈折率、B.W.S
(%):沸水収縮率)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温・高圧染色機を
使用しなくても、100℃以下の低温・常圧染色機によ
り、分散染料で濃色染色が可能であるとともに染色堅牢
度に優れたことを特徴とするポリエステル系繊維に関す
るものである。
使用しなくても、100℃以下の低温・常圧染色機によ
り、分散染料で濃色染色が可能であるとともに染色堅牢
度に優れたことを特徴とするポリエステル系繊維に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートに代表され
るポリエステル繊維は優秀な物理,化学的性質及び耐熱
性のため、衣類用に広く用いられているが、化学構造中
に染料と反応し得る反応基を有していなく、物理的構造
が緻密であって染料の浸透能力を減少させるので、分散
染料による染色が容易でなくて、高温・高圧での染色が
必須であった。
るポリエステル繊維は優秀な物理,化学的性質及び耐熱
性のため、衣類用に広く用いられているが、化学構造中
に染料と反応し得る反応基を有していなく、物理的構造
が緻密であって染料の浸透能力を減少させるので、分散
染料による染色が容易でなくて、高温・高圧での染色が
必須であった。
【0003】したがって、一般的なポリエステル繊維は
130℃染色ができるので、スパンデックス又は天然繊
維と混合して使用し得ることになり、反応染料などのよ
うな耐熱性の低い染料で染色ができるので、多様な素材
と混繊が可能になる。
130℃染色ができるので、スパンデックス又は天然繊
維と混合して使用し得ることになり、反応染料などのよ
うな耐熱性の低い染料で染色ができるので、多様な素材
と混繊が可能になる。
【0004】ナイロン繊維の場合には、100℃以下で
染色が可能であるが、熱及び紫外線によって黄変現象が
発生しやすく、洗濯によっても黄変現象が発生すること
になる。
染色が可能であるが、熱及び紫外線によって黄変現象が
発生しやすく、洗濯によっても黄変現象が発生すること
になる。
【0005】ポリエステル繊維は、黄変現象は発生しな
いが、高費用の高温・高圧染色が要求されるので、常
圧,低温の染色基を使ってポリエステル繊維を染色する
ために、易染性ポリエステル繊維が開発されてきた。代
表的には、超高速紡糸(Spinning)を活用した
方法と共重合法による方法などがある。超高速紡糸の一
例を挙げると、米合衆国特許第4134882号などが
あり、これらは、紡糸速度が高くなるにつれて、溶融さ
れたポリエステル樹脂が紡糸孔を通じて圧出されると
き、糸道上に加わる応力が高くなり、変形速度が速くな
り、これにより分子鎖の配向及び結晶構造が変化するこ
とにより、ポリエステル繊維の構造(Morpholo
gy)を変化させることで染着性を改善させるもので、
こうして製造されたポリエステル繊維は低温で染色が可
能であるが、濃色発現のためには、110〜120℃で
高圧染色機で染色しなければならない問題点を持ってい
る。
いが、高費用の高温・高圧染色が要求されるので、常
圧,低温の染色基を使ってポリエステル繊維を染色する
ために、易染性ポリエステル繊維が開発されてきた。代
表的には、超高速紡糸(Spinning)を活用した
方法と共重合法による方法などがある。超高速紡糸の一
例を挙げると、米合衆国特許第4134882号などが
あり、これらは、紡糸速度が高くなるにつれて、溶融さ
れたポリエステル樹脂が紡糸孔を通じて圧出されると
き、糸道上に加わる応力が高くなり、変形速度が速くな
り、これにより分子鎖の配向及び結晶構造が変化するこ
とにより、ポリエステル繊維の構造(Morpholo
gy)を変化させることで染着性を改善させるもので、
こうして製造されたポリエステル繊維は低温で染色が可
能であるが、濃色発現のためには、110〜120℃で
高圧染色機で染色しなければならない問題点を持ってい
る。
【0006】共重合法による染色性の改善方法は、生産
設備の交替又はポリエステル繊維加工工程の制限なしで
容易にポリエステル繊維の染色性を改善させ得る利点を
持っている。このように、共重合法により染色性を改善
させる方法に使用される共重合物質としては、重縮合に
よりポリエステル主鎖に導入可能であるように、2個の
水酸基又は2個のカルボキシル基(又はエステル基)な
どの作用基を含有している脂肪、つまり炭化水素誘導
体,芳香族炭化水素誘導体,ポリエステル類の各種化合
物が好ましい。このような化合物のなかで、親水性作用
基を有する共重合物質を主鎖に導入することが最も容易
な方法と知られており、このような技術は日本国特願昭
61―226510号(特開昭63−85111号)及び
日本国特開平4―41730号などに開示されている
が、常圧染色の可能なポリエステル繊維を得ることがで
きるが、日光に対する堅牢度が通常のポリエステル繊維
に比べて低くなって染料の選択に制約を受けることにな
り、かつ局部的に不均一な染色となる可能性があるとい
う問題点がある。
設備の交替又はポリエステル繊維加工工程の制限なしで
容易にポリエステル繊維の染色性を改善させ得る利点を
持っている。このように、共重合法により染色性を改善
させる方法に使用される共重合物質としては、重縮合に
よりポリエステル主鎖に導入可能であるように、2個の
水酸基又は2個のカルボキシル基(又はエステル基)な
どの作用基を含有している脂肪、つまり炭化水素誘導
体,芳香族炭化水素誘導体,ポリエステル類の各種化合
物が好ましい。このような化合物のなかで、親水性作用
基を有する共重合物質を主鎖に導入することが最も容易
な方法と知られており、このような技術は日本国特願昭
61―226510号(特開昭63−85111号)及び
日本国特開平4―41730号などに開示されている
が、常圧染色の可能なポリエステル繊維を得ることがで
きるが、日光に対する堅牢度が通常のポリエステル繊維
に比べて低くなって染料の選択に制約を受けることにな
り、かつ局部的に不均一な染色となる可能性があるとい
う問題点がある。
【0007】近来には、ポリトリメチレンテレフタレー
ト繊維に対する研究が多く行われている。この繊維の特
徴は、初期弾性率がナイロン6に比べておよそ30g/
d程度低く、ポリエチレンテレフタレートに比べ、低温
染色が可能であり、弾性回復率に非常に優れた性質を持
っている。ポリトリメチレンテレフタレートの場合、低
温で染色が可能であるが、濃色発現のためには、105
℃以上での染色が必要であって、常圧染色であると評価
するには不足した水準である。
ト繊維に対する研究が多く行われている。この繊維の特
徴は、初期弾性率がナイロン6に比べておよそ30g/
d程度低く、ポリエチレンテレフタレートに比べ、低温
染色が可能であり、弾性回復率に非常に優れた性質を持
っている。ポリトリメチレンテレフタレートの場合、低
温で染色が可能であるが、濃色発現のためには、105
℃以上での染色が必要であって、常圧染色であると評価
するには不足した水準である。
【0008】最近には、日本国特開平11―10072
2号に開示されているように、90モル%以上のポリト
リメチレンテレフタレート繰り返し単位と、残りの0〜
10モル%がエステル単位となるからポリエステル繊維
であって、100℃以下で分散染料(Disperse
dyes)で濃色の染色が可能であり、染色堅牢度
(Color fastness)に優れ、スパンデッ
クス(Spandex)と交編しても、スパンデックス
が黄変する欠点をなくし得る易染性ポリエステル繊維が
知られてはいるが、これは高価のポリトリメチレンテレ
フタレートの含量が90モル%以上であるため、経済性
に問題があるだけでなく、共重合体中のポリトリメチレ
ンテレフタレートの含量が90モル%以上であると、融
点が低下し、後加工(染色など)時、染班が発生するお
それがある問題点がある。
2号に開示されているように、90モル%以上のポリト
リメチレンテレフタレート繰り返し単位と、残りの0〜
10モル%がエステル単位となるからポリエステル繊維
であって、100℃以下で分散染料(Disperse
dyes)で濃色の染色が可能であり、染色堅牢度
(Color fastness)に優れ、スパンデッ
クス(Spandex)と交編しても、スパンデックス
が黄変する欠点をなくし得る易染性ポリエステル繊維が
知られてはいるが、これは高価のポリトリメチレンテレ
フタレートの含量が90モル%以上であるため、経済性
に問題があるだけでなく、共重合体中のポリトリメチレ
ンテレフタレートの含量が90モル%以上であると、融
点が低下し、後加工(染色など)時、染班が発生するお
それがある問題点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
前述したような従来の問題点を克服するためのもので、
ポリトリメチレンテレフタレート成分を5〜40モル%
としてポリエチレンテレフタレート原糸を製造すること
により、分散染料による染色時、常圧染色基を使用して
100℃以下の温度で淡色から濃色までの染色が可能で
あるとともに、染色堅牢度に優れ、融点が230〜25
0℃となり、後加工での熱安定性を持っていて変形を防
止することができるので、従来のポリトリメチレンテレ
フタレート成分が90モル%以上含有されたポリエステ
ル繊維より優れ、また、超高速紡糸によるポリエチレン
テレフタレートに比べ、易染性の優れたポリエステル繊
維を製造することにその目的がある。
前述したような従来の問題点を克服するためのもので、
ポリトリメチレンテレフタレート成分を5〜40モル%
としてポリエチレンテレフタレート原糸を製造すること
により、分散染料による染色時、常圧染色基を使用して
100℃以下の温度で淡色から濃色までの染色が可能で
あるとともに、染色堅牢度に優れ、融点が230〜25
0℃となり、後加工での熱安定性を持っていて変形を防
止することができるので、従来のポリトリメチレンテレ
フタレート成分が90モル%以上含有されたポリエステ
ル繊維より優れ、また、超高速紡糸によるポリエチレン
テレフタレートに比べ、易染性の優れたポリエステル繊
維を製造することにその目的がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、60〜95モ
ル%のポリエチレンテレフタレート単位と、残りの5〜
40モル%のポリトリメチレンテレフタレート単位とか
ら構成される易染性ポリエステル繊維で、下記の特定条
件を満足することを特徴とする易染性ポリエステル繊維
を提供する。
ル%のポリエチレンテレフタレート単位と、残りの5〜
40モル%のポリトリメチレンテレフタレート単位とか
ら構成される易染性ポリエステル繊維で、下記の特定条
件を満足することを特徴とする易染性ポリエステル繊維
を提供する。
【0011】 230℃≦Tm≦250℃ (1) 100≦Δn×103≦190 (2) 8≦B.W.S≦25 (3) (ただし、Tm:融点、Δn:複屈折率、B.W.S
(%):沸水収縮率)
(%):沸水収縮率)
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳細に説明す
る。
る。
【0013】本発明の易染性ポリエステル繊維は60〜
95モル%のポリエチレンテレフタレート単位と、残り
の5〜40モル%のポリトリメチレンテレフタレート単
位とから構成される。ポリトリメチレンテレフタレート
の含量が40モル%を超えると、融点低下が酷く起こる
ため、後加工工程での取扱いが非常に困難であって、実
用的に使用し得ない繊維となり、ポリトリメチレンテレ
フタレートの含量が5モル%以下となると、易染効果に
欠けるため、本発明の主目的である常圧での染色が不可
能である。
95モル%のポリエチレンテレフタレート単位と、残り
の5〜40モル%のポリトリメチレンテレフタレート単
位とから構成される。ポリトリメチレンテレフタレート
の含量が40モル%を超えると、融点低下が酷く起こる
ため、後加工工程での取扱いが非常に困難であって、実
用的に使用し得ない繊維となり、ポリトリメチレンテレ
フタレートの含量が5モル%以下となると、易染効果に
欠けるため、本発明の主目的である常圧での染色が不可
能である。
【0014】本発明の易染性ポリエステル繊維の融点を
DSCで測定した場合、<表1>の実施例のように、融
点は230〜250℃程度が適当である。融点が230
℃未満となると、後加工工程での通常の熱処理温度(1
80〜210℃)で熱処理を行う場合、安定性が低下す
る。また、融点が250℃を超える場合は、問題点が発
生しないが、ポリトリメチレンテレフタレートの含量が
40モル%以下である場合、融点が250℃を超えな
い。
DSCで測定した場合、<表1>の実施例のように、融
点は230〜250℃程度が適当である。融点が230
℃未満となると、後加工工程での通常の熱処理温度(1
80〜210℃)で熱処理を行う場合、安定性が低下す
る。また、融点が250℃を超える場合は、問題点が発
生しないが、ポリトリメチレンテレフタレートの含量が
40モル%以下である場合、融点が250℃を超えな
い。
【0015】本発明の易染性ポリエステル繊維の複屈折
(Birefringence)率は100×10-3〜
190×10-3程度が好ましい。複屈折率が100×1
0-3未満である場合、後工程での安定性が低下して実用
化が難しく、複屈折率が190×10-3を超えると、常
圧での染色が不可能である。
(Birefringence)率は100×10-3〜
190×10-3程度が好ましい。複屈折率が100×1
0-3未満である場合、後工程での安定性が低下して実用
化が難しく、複屈折率が190×10-3を超えると、常
圧での染色が不可能である。
【0016】また、沸水収縮率は8〜25%が適当であ
る。沸水収縮率が25%超過となると、後加工工程が不
安定になり、沸水収縮率が8%未満となると、常圧での
染色が不可能である。
る。沸水収縮率が25%超過となると、後加工工程が不
安定になり、沸水収縮率が8%未満となると、常圧での
染色が不可能である。
【0017】本発明に使用されるポリトリメチレンテレ
フタレートを一部含有するポリテレフタレートは、テレ
フタル酸とエチレングリコールと1.3プロパンジオー
ルを使用して共重合を実施して製造するか、又はポリエ
チレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレー
トを混合、溶融した後、エステル交換反応により製造す
る。乾燥及び溶融紡糸時の製造方法は公知の技術であ
る。
フタレートを一部含有するポリテレフタレートは、テレ
フタル酸とエチレングリコールと1.3プロパンジオー
ルを使用して共重合を実施して製造するか、又はポリエ
チレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレー
トを混合、溶融した後、エステル交換反応により製造す
る。乾燥及び溶融紡糸時の製造方法は公知の技術であ
る。
【0018】図1は本発明の方法を実施する工程を示す
工程概略図で、通常のポリエステルの製造方法と同様で
ある。1段階工程(スピンドロー)又は2段階工程(フ
ォーイー−ディーティー又はフォーイー−ディーティー
ワイ)により生産が可能である。すなわち、超高速紡糸
による製造方法でない通常の方法により生産が可能であ
り、別途の設備が不要な利点を有する。
工程概略図で、通常のポリエステルの製造方法と同様で
ある。1段階工程(スピンドロー)又は2段階工程(フ
ォーイー−ディーティー又はフォーイー−ディーティー
ワイ)により生産が可能である。すなわち、超高速紡糸
による製造方法でない通常の方法により生産が可能であ
り、別途の設備が不要な利点を有する。
【0019】本発明による易染性ポリエステル繊維は1
00℃の常圧染色機で染色を行ったとき、深色度を示す
数値であるK/S値が20以上となり、この数値は通常
のポリエステルを130℃で染色した場合と同級の水準
であり、この数値は通常の吸着率が70%以上となれば
可能な数値である。
00℃の常圧染色機で染色を行ったとき、深色度を示す
数値であるK/S値が20以上となり、この数値は通常
のポリエステルを130℃で染色した場合と同級の水準
であり、この数値は通常の吸着率が70%以上となれば
可能な数値である。
【0020】本発明による易染性ポリエステル繊維の染
色堅牢度は、洗濯堅牢度,水堅牢性,昇華堅牢性,摩擦
堅牢性,日光堅牢度などで評価し、その数値は4級以上
である。
色堅牢度は、洗濯堅牢度,水堅牢性,昇華堅牢性,摩擦
堅牢性,日光堅牢度などで評価し、その数値は4級以上
である。
【0021】(試験) (深色度)深色度を示す数値であるK/S値は染色後、
試料布の分光反射率Rを測定し、次のクベルカ−ムンク
(Kubelka−Munk)の式から計算する。
試料布の分光反射率Rを測定し、次のクベルカ−ムンク
(Kubelka−Munk)の式から計算する。
【0022】K/S=(1―R)2/2R(R:染料の最
大吸収波長値) (染色堅牢度)染色堅牢度の測定は、韓国工業規格(K
S)にしたがって実施し、洗濯堅牢度はKS K 04
30、水堅牢度はKS K 0645、昇華堅牢度はK
S K0651、摩擦堅牢度はKS K 0650、日光
堅牢度はKS K 0218の基準にしたがって実施,
評価する。
大吸収波長値) (染色堅牢度)染色堅牢度の測定は、韓国工業規格(K
S)にしたがって実施し、洗濯堅牢度はKS K 04
30、水堅牢度はKS K 0645、昇華堅牢度はK
S K0651、摩擦堅牢度はKS K 0650、日光
堅牢度はKS K 0218の基準にしたがって実施,
評価する。
【0023】本発明は次の非制限的実施例を参考するこ
とで、より明らかに理解できる。
とで、より明らかに理解できる。
【0024】(実施例1)60モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と40モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トで、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風の速
度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とする。
レフタレート単位と40モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トで、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風の速
度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とする。
【0025】前記製造した糸を糊付けした後、経糸密度
120本/インチ,緯糸密度80本/インチに製織し、
110℃で20分間精練,縮小後、180℃で30秒間
熱セットした後、染料はカヤロンポリエステル(Kay
alonpolyester)ブルー2R SFを使用
し、6%owf,浴比1:50,分散剤は0.5g/リ
ットル,酢酸は0.25ml/リットルを入れ、40℃
から98℃まで1℃/分の速度で昇温後、60分間維持
し、1℃/分の速度で40℃まで降温して試料を作る。
本実施例で製造した試料の深色度を測定し、実施例2〜
5,7及び比較例1〜4も同じ方法により評価する。
120本/インチ,緯糸密度80本/インチに製織し、
110℃で20分間精練,縮小後、180℃で30秒間
熱セットした後、染料はカヤロンポリエステル(Kay
alonpolyester)ブルー2R SFを使用
し、6%owf,浴比1:50,分散剤は0.5g/リ
ットル,酢酸は0.25ml/リットルを入れ、40℃
から98℃まで1℃/分の速度で昇温後、60分間維持
し、1℃/分の速度で40℃まで降温して試料を作る。
本実施例で製造した試料の深色度を測定し、実施例2〜
5,7及び比較例1〜4も同じ方法により評価する。
【0026】(実施例2)70モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で製糸
し、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8
重量%とする。
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で製糸
し、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8
重量%とする。
【0027】(実施例3)80モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と20モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風
の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とす
る。
レフタレート単位と20モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風
の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とす
る。
【0028】(実施例4)90モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と10モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風
の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とす
る。
レフタレート単位と10モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からスピンドロー工
程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィラメン
トであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、冷却風
の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とす
る。
【0029】(実施例5)70モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からフォーイー−デ
ィーティー工程で製糸を行う。糸種は50デニール/1
44フィラメントであり、紡糸速度は2,500m/分
で行い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は
0.8重量%とする。
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とからなる共重合物からフォーイー−デ
ィーティー工程で製糸を行う。糸種は50デニール/1
44フィラメントであり、紡糸速度は2,500m/分
で行い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は
0.8重量%とする。
【0030】 (実施例6)70モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物と易染性ポリ
エステルを使って、混合紡糸ロールを用いてフォーイー
−ディーティー工程で製糸を行う。“島”成分はポリエ
チレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレー
ト共重合物からなり、その割合は70%であり、“海”
成分は易染性ポリエステルからなり、その割合は30%
である。糸種は50デニール/72フィラメントであ
り、各フィラメントは37アイランドから構成される。
紡糸速度は2,800m/分で行い、冷却風の速度は
0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とする。
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物と易染性ポリ
エステルを使って、混合紡糸ロールを用いてフォーイー
−ディーティー工程で製糸を行う。“島”成分はポリエ
チレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレー
ト共重合物からなり、その割合は70%であり、“海”
成分は易染性ポリエステルからなり、その割合は30%
である。糸種は50デニール/72フィラメントであ
り、各フィラメントは37アイランドから構成される。
紡糸速度は2,800m/分で行い、冷却風の速度は
0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量%とする。
【0031】前記製造した糸を糊付けした後、経糸密度
120本/インチ,緯糸密度80本/インチに製織し、
110℃で20分間精練,縮小後、180℃で30秒間
熱セットした後、2%水酸化ナトリウム溶液で98℃で
20分間減量処理を行ってから染色する。染料はカヤロ
ンポリエステル(Kayalonpolyester)
ブルー2R SFを使用し、6%owf,浴比1:5
0,分散剤は0.5g/リットル,酢酸は0.25ml
/リットルを入れ、40℃から98℃まで1℃/分の速
度で昇温後、60分間維持した後、1℃/分の速度で4
0℃まで降温して試料を作った後、深色度及び堅牢度を
測定する。
120本/インチ,緯糸密度80本/インチに製織し、
110℃で20分間精練,縮小後、180℃で30秒間
熱セットした後、2%水酸化ナトリウム溶液で98℃で
20分間減量処理を行ってから染色する。染料はカヤロ
ンポリエステル(Kayalonpolyester)
ブルー2R SFを使用し、6%owf,浴比1:5
0,分散剤は0.5g/リットル,酢酸は0.25ml
/リットルを入れ、40℃から98℃まで1℃/分の速
度で昇温後、60分間維持した後、1℃/分の速度で4
0℃まで降温して試料を作った後、深色度及び堅牢度を
測定する。
【0032】(実施例7)70モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で60デニールモノフィラメント糸の製糸を行
う。紡糸速度は5,500m/分で行い、冷却風の速度
は1.2m/秒,油剤付着率は0.3重量%とする。
レフタレート単位と30モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で60デニールモノフィラメント糸の製糸を行
う。紡糸速度は5,500m/分で行い、冷却風の速度
は1.2m/秒,油剤付着率は0.3重量%とする。
【0033】(比較例1)100モル%のポリエチレン
テレフタレート単位から構成される共重合物からスピン
ドロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フ
ィラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行
い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8
重量%とする。
テレフタレート単位から構成される共重合物からスピン
ドロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フ
ィラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行
い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8
重量%とする。
【0034】(比較例2)10モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と90モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
レフタレート単位と90モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
【0035】(比較例3)20モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と80モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
レフタレート単位と80モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
【0036】(比較例4)40モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と60モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
レフタレート単位と60モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からスピンド
ロー工程で製糸を行う。糸種は75デニール/36フィ
ラメントであり、紡糸速度は5,000m/分で行い、
冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着率は0.8重量
%とする。
【0037】(比較例5)20モル%のポリエチレンテ
レフタレート単位と80モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からフォーイ
ー−ディーティー工程で製糸を行う。糸種は50デニー
ル/144フィラメントであり、紡糸速度は2,500
m/分で行い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着
率は0.8重量%とする。
レフタレート単位と80モル%のポリトリメチレンテレ
フタレート単位とから構成される共重合物からフォーイ
ー−ディーティー工程で製糸を行う。糸種は50デニー
ル/144フィラメントであり、紡糸速度は2,500
m/分で行い、冷却風の速度は0.4m/秒,油剤付着
率は0.8重量%とする。
【0038】前記実施例と比較例で製造した織物に対す
る深色性及び染色堅牢度を表1及び表2に示す。
る深色性及び染色堅牢度を表1及び表2に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ポリエ
チレンテレフタレート60〜95モル%単位とポリトリ
メチレンテレフタレート5〜40モル%単位とから共重
合により製造するか、又は前記両単位の混合物を溶融し
た後、エステル交換反応により製造されるポリエステル
繊維で、分散染料を使用して染色するとき、高圧染色機
を使用しなく、常圧下で100℃以下で染色しても、濃
色の染色が可能な特徴があるので、高価な高圧染色機を
使用しなくても染色が可能であるので、製造原価を画期
的に節減することができるとともに、高価のポリトリメ
チレンテレフタレートの含量をポリエチレンテレフタレ
ートに比べて最少化することにより、原料費を節減し得
る効果があるだけでなく、スパンデックスなど、耐熱性
の弱い繊維と混用しても、耐熱性の弱い繊維が黄変する
などの問題点が発生しなく、高品質の原資材の製造が可
能である。
チレンテレフタレート60〜95モル%単位とポリトリ
メチレンテレフタレート5〜40モル%単位とから共重
合により製造するか、又は前記両単位の混合物を溶融し
た後、エステル交換反応により製造されるポリエステル
繊維で、分散染料を使用して染色するとき、高圧染色機
を使用しなく、常圧下で100℃以下で染色しても、濃
色の染色が可能な特徴があるので、高価な高圧染色機を
使用しなくても染色が可能であるので、製造原価を画期
的に節減することができるとともに、高価のポリトリメ
チレンテレフタレートの含量をポリエチレンテレフタレ
ートに比べて最少化することにより、原料費を節減し得
る効果があるだけでなく、スパンデックスなど、耐熱性
の弱い繊維と混用しても、耐熱性の弱い繊維が黄変する
などの問題点が発生しなく、高品質の原資材の製造が可
能である。
【0042】したがって、本発明のポリエステル繊維素
材とほかの素材との混繊が自由になって、ポリエステル
系繊維の用途が多様化できる効果があり、また、<表1
>実施例及び<表2>比較例に示すように、従来のポリ
トリメチレンテレフタレートの含量が90モル%以上に
製造されたポリエステル繊維に比べて融点が上昇するの
で、後加工時に染斑が発生しなく、洗濯堅牢度,水堅牢
度,昇華堅牢度,摩擦堅牢度などが良好な効果がある。
材とほかの素材との混繊が自由になって、ポリエステル
系繊維の用途が多様化できる効果があり、また、<表1
>実施例及び<表2>比較例に示すように、従来のポリ
トリメチレンテレフタレートの含量が90モル%以上に
製造されたポリエステル繊維に比べて融点が上昇するの
で、後加工時に染斑が発生しなく、洗濯堅牢度,水堅牢
度,昇華堅牢度,摩擦堅牢度などが良好な効果がある。
【図1】本発明の易染性ポリエステル繊維の紡糸装置を
示す概略図である。
示す概略図である。
1 紡糸ヘッド 2 紡糸口金 3 冷却風 4 糸組 5 冷却遅延領域 6 油剤付着ノズル 7 延伸ローラー 8 セットローラー 9 巻取機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H057 AA01 BA08 DA01 DA17 HA01 HA17 4L035 BB33 BB34 BB56 BB61 EE01 EE02 EE20
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレートとポリトリ
メチレンテレフタレートの共重合からなり、ポリトリメ
チレンテレフタレート単位とポリエチレンテレフタレー
ト単位の構成比が5:95〜40:60であり、下記の
条件を満足し、モノフィラメントの繊度が0.01〜6
0デニールであることを特徴とする易染性ポリエステル
繊維。 230℃≦Tm≦250℃ (1) 100≦Δn×103≦190 (2) 8≦B.W.S≦25 (3) (ただし、Tm:融点、Δn:複屈折率、B.W.S
(%):沸水収縮率を示す)
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR42100/2000 | 2000-07-21 | ||
KR1020000042100A KR100339275B1 (ko) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 이염성(易染性) 폴리에스테르 섬유 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002038333A true JP2002038333A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=19679330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000288140A Pending JP2002038333A (ja) | 2000-07-21 | 2000-09-22 | 易染性ポリエステル繊維 |
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---|---|
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KR (1) | KR100339275B1 (ja) |
DE (1) | DE10045624C2 (ja) |
GB (1) | GB2365014B (ja) |
TW (1) | TWI238205B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US20050147784A1 (en) * | 2004-01-06 | 2005-07-07 | Chang Jing C. | Process for preparing poly(trimethylene terephthalate) fiber |
US7196125B2 (en) * | 2004-06-10 | 2007-03-27 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Poly(trimethylene terephthalate) fibers useful in high-UV exposure end uses |
US20090036613A1 (en) | 2006-11-28 | 2009-02-05 | Kulkarni Sanjay Tammaji | Polyester staple fiber (PSF) /filament yarn (POY and PFY) for textile applications |
CN101182659B (zh) * | 2006-12-30 | 2010-10-06 | 江苏振阳股份有限公司 | Ptt/pet复合全牵伸低弹网络丝的牵伸假捻方法 |
KR100898223B1 (ko) * | 2007-11-28 | 2009-05-18 | 한국타이어 주식회사 | 블럭공중합체로 제조된 타이어 보강 벨트 코드 및 이를이용한 래디알 타이어 |
US20090270004A1 (en) * | 2008-04-26 | 2009-10-29 | Xu ren-liang | Moisture absorbent quick dry face fabric and its processing technique |
TWI398462B (zh) * | 2009-08-26 | 2013-06-11 | Far Eastern New Century Corp | 一種可染色的聚酯纖維 |
CN101864612B (zh) * | 2010-06-21 | 2012-09-19 | 江苏兴业塑化股份有限公司 | 阳离子可染的无卤阻燃聚酯纤维的制备方法 |
TWI623659B (zh) * | 2014-03-05 | 2018-05-11 | Shinkong Synthetic Fibers Corp | Polyester fiber manufacturing method, polyester fiber, yarn, and fabric |
CN105040156B (zh) * | 2014-12-17 | 2017-08-08 | 上海凯赛生物技术研发中心有限公司 | 共混纤维及其制备方法以及含有该共混纤维的织物 |
CN107780241A (zh) * | 2016-08-29 | 2018-03-09 | 晋江市隆盛针织印染有限公司 | 一种neddp纺织品连续式平幅精练染色工艺 |
WO2021092976A1 (zh) * | 2019-11-14 | 2021-05-20 | 江苏盛恒化纤有限公司 | 一种白色纯海岛网络丝加工工艺 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3910860A (en) * | 1972-09-20 | 1975-10-07 | Du Pont | Fibers of acid-dyeable polyester having terminal tetramethylpiperidine groups |
US3901853A (en) * | 1973-09-17 | 1975-08-26 | Du Pont | Acid-dyeable fibers of polyester modified with a tetramethylpiperidine compound having two ester-forming groups |
US4134882A (en) * | 1976-06-11 | 1979-01-16 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Poly(ethylene terephthalate)filaments |
DE3381318D1 (de) * | 1982-11-18 | 1990-04-19 | Asahi Chemical Ind | Leicht faerbbare copolyesterfaser und verfahren zur herstellung derselben. |
US4826949A (en) * | 1987-12-22 | 1989-05-02 | Basf Corporation | High shrinkage polyester fibers and method of preparation |
US5958548A (en) * | 1996-08-14 | 1999-09-28 | Nyltec Inc. | Carpet tufted with bulked continuous filament carpet face yarns utilizing new sheathed core filaments and related selection techniques to produce cost savings |
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JP3790024B2 (ja) * | 1997-09-26 | 2006-06-28 | 旭化成せんい株式会社 | 易染性ポリエステル繊維 |
JP3473890B2 (ja) * | 1997-12-22 | 2003-12-08 | 旭化成株式会社 | ポリエステル系複合繊維 |
JPH11302365A (ja) * | 1998-04-23 | 1999-11-02 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ポリエステルの製造方法 |
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2000
- 2000-07-21 KR KR1020000042100A patent/KR100339275B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-09-08 TW TW089118548A patent/TWI238205B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-09-12 US US09/660,520 patent/US6218008B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-09-15 DE DE10045624A patent/DE10045624C2/de not_active Expired - Fee Related
- 2000-09-22 JP JP2000288140A patent/JP2002038333A/ja active Pending
- 2000-11-13 GB GB0027672A patent/GB2365014B/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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TWI238205B (en) | 2005-08-21 |
GB2365014A (en) | 2002-02-13 |
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DE10045624A1 (de) | 2002-02-21 |
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