JP4127066B2 - 易染色性ポリエステル繊維およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は易染性を有するポリエステル繊維に関し、更に詳しくは、ポリマー改質と繊維配向抑制により従来のポリマ改質のみでは実現し得なかった常圧染色性を有するポリエステル繊維に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリエステル繊維は優れた物理的、化学的特性を有するため、産業資材、衣料用途に最も広く使用されている合成繊維である。
【0003】
しかしながら、ポリエステル繊維は染色性に劣るという欠点を有し、特に分散染料以外の染料には染色が困難である。このため、分散染料で汚染されやすい化繊もしくは天然繊維と複合して用いることは困難であり、展開用途が限定される要因になっている。このような欠点を改善すべく、従来から多くのポリマ改質、改良の方法が提案されている。代表的な例を挙げると、(1)金属スルホネート基含有物をポリエステルに共重合させる方法(特許文献1)、(2)金属スルホネート基含有物に加え分子量90〜6000のグリコール成分を共重合させる方法(特許文献2)、(3)アミノ基含有化合物を共重合させる方法(特許文献3)などが提案されている。
【0004】
しかしながら、いずれの方法も欠点を有しており、例えば(1)では、充分な染色性を得るためには多量の金属スルホネート基含有化合物の共重合が必要となるが、多量の金属スルホネート基含有化合物の共重合は金属スルホネート基含有物の増粘作用により共重合ポリエステルの溶融粘度が著しく増大し、共重合ポリエステルの重合度を繊維として必要なレベルまで高めるのが困難であると同時に紡糸も困難になる。このため、本方法で重合、製糸可能なレベルまで溶融粘度を低下させると強度が低い繊維しか得られない。また、(2)は、グリコール成分の減粘効果により、(1)に比べると比較的強度の高いポリエステル繊維が得られるが、実施例中にあげられた金属スルホネート基含有イソフタル酸成分とグリコール成分共重合量の組み合わせでは常圧染色性を得ることができず、また実質的に繊維の複屈折率が高く、結果的に染色には120℃の高温・高圧が必要となっている。また、常圧染色可能な金属スルホネート基含有イソフタル酸成分とグリコール成分の共重合量の領域については何ら言及されてはいない。(3)の方法ではアミノ基含有化合物が共重合されたポリエステルの熱安定性に問題がある。このように、従来のポリエステル改質方法では通常の重合、製糸可能な範囲で、しかも天然繊維などと複合可能な常圧染色性を兼ね備えたポリエステル繊維を得ることはできなかった。
【0005】
【特許文献1】
特公昭34−10497号公報
【0006】
【特許文献2】
特開昭57−210014号公報
【0007】
【特許文献3】
特開昭48−52897号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、ポリエステル繊維の優れた機械的特性を失うことなく、分散染料のみならずカチオン染料に対してもきわめて優れた染色性、具体的には、常圧染色可能で、絹や羊毛といった高温でダメージを受けやすい天然繊維と複合することも可能なポリエステル繊維を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、
(1)ポリエステル中の全酸成分に対する5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分または5−リチウムスルホイソフタル酸成分の共重合量をSモル%(2.4≦S≦5)、グリコール成分の共重合量をP重量%(2≦P≦7)としたとき、SとPが式(1)を満たす共重合量のポリエステル繊維であって、伸度が130〜180%である高配向ポリエステル未延伸糸を((1+伸度(%)/100(%))×0.6)〜((1+伸度(%)/100(%))×0.8)の倍率で延伸して得た、複屈折率が100×10-3〜140×10-3であることを特徴とするポリエステル繊維。
S×P≧9.5 式(1)
により達成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
【0013】
本発明におけるポリエステルとは、主たる酸成分がテレフタル酸またはそのエステル誘導体、主たるグリコール成分がエチレングリコールからなるものである。
【0014】
本発明の易染性ポリエステル繊維を得るためには、ポリエステルに共重合されている5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分または5−リチウムスルホイソフタル酸成分(以下S成分と省略する)が、該ポリエステルを構成する全酸成分に対して2.4〜5モル%共重合していることが必要であり、特に2.4〜4.0モル%共重合していることが好ましい。S成分の共重合量が2.4モル%以上であると、グリコール成分の共重合量を増大させることで満足できるカチオン染色性を得ることができる。S成分の共重合量が5モル%以下であると、S成分の増粘作用によるポリマーの溶融粘度が抑えられ通常の製糸条件にて製糸することができる。
【0015】
また、本発明ではグリコール成分が、全ポリエステルに対し2〜7重量%共重合されていることが必要である。易染性および耐光堅牢度の面から、共重合するグリコール成分の平均分子量は300〜6000であることが好ましい。本発明でいうグリコール成分としては、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、4,4−ジヒドロキシビスフェノール、これらのグリコールにエチレンオキサイドが付加したグリコールおよびポリエチレングリコールなどが挙げられるが、減粘効果の大きいポリエチレングリコールがより好ましい。本発明におけるグリコール成分の共重合量は、得られた全ポリエステルに対して2〜7重量%であることが必要である。グリコール成分の共重合量が2重量%以上であるとポリエステルの溶融粘度の増大を抑制することができ紡糸操業性に優れるとともに得られたポリエステル繊維の易染性にも優れる。共重合量が7重量%以下であるとポリエステル耐熱性低下を抑制することができる。より好ましいグリコール成分の共重合量は3〜6重量%である。
【0016】
さらに本発明では、得られたポリエステル繊維の常圧カチオン染色性を達成するために、上記S成分の共重合量とグリコール成分の共重合量の範囲であることに加えて、S成分の共重合量をSモル%、グリコール成分の共重合量をP重量%としたとき、SとPの間に式(1)の関係が成立していることが必須である。
【0017】
S×P≧9.5 式(1)
S×Pの値が9.5以上であると、常圧、常圧でカチオン染色することが可能になる。S成分かグリコール成分のいずれかだけが多くても式(1)を満たす関係でないと常圧カチオン染色性を得ることができない。
【0018】
本発明のポリエステル繊維は複屈折率が100×10-3〜140×10-3であることが必要である。複屈折率が100×10-3以上であると、繊維が充分に高配向化しており、原糸そのものの強度が高く、織編等の高次工程で糸切れや毛羽といった問題を発生させることがない。一方複屈折率が140×10-3以下であると繊維の配向が高くなりすぎず、本発明の狙いである配向抑制による染色性向上効果が充分に発現する。優れた易染性が得られるのは、繊維が配向抑制されることにより、カチオン染色時はS成分のカチオン染料に対する有効利用率が大きくなるためであり、分散染色時は分散染料が繊維構造中に浸透しやすくなるためである。
【0019】
本発明ポリエステル繊維は、ポリエステルに特定量のS成分およびグリコール成分を共重合することに加え、繊維の複屈折率を100×10-3〜140×10-3とすることにより、従来技術により得られたものと比較して、カチオン染料に対しても分散染料に対しても、格段に優れた常圧染色性を得ることが可能になった。
【0020】
これは、特定の関係を有する量のS成分とグリコール成分併用共重合ポリエステルによる染色性向上効果に加え、特定の伸度領域の高配向未延伸糸を低倍率延伸することにより、ポリエステルの繊維配向が抑制され染色温度が低下する効果によるものである。本ポリエステル繊維の染色温度は、ポリマ組成により適宜変更できるが、好ましくは95〜110℃である。
【0021】
また、本発明ポリエステル繊維は、ポリエステルに特定の関係を有する量のS成分およびグリコール成分を共重合することに加え、以下に述べる特定の範囲の繊維構造に制御させることにより、常圧染色性と高次通過性の両方を満足することができる。
【0022】
第1に、高配向未延伸糸の伸度が130〜180%となるように設定することが必要である。高配向未延伸糸の伸度が130%以上である場合は、未延伸糸の段階で繊維配向が進みすぎていないため、延伸糸とした際実用に耐えうる強度となる。一方高配向未延伸糸の伸度が180%以下の場合は、未延伸糸の繊維構造がルーズすぎることがなく、充分な未延伸糸強度が得られ、高次通過性が良好となる。
【0023】
第2に、上記高配向未延伸糸を用いて、延伸倍率を((1+伸度(%)/100(%))×0.6)〜((1+伸度(%)/100(%))×0.8)の範囲の延伸とすることが必要である。延伸倍率が((1+伸度(%)/100(%))×0.6)以上であると、延伸が充分に行われ高強度がとなるため、高次通過性や製品の品位が良好となる。一方延伸倍率が((1+伸度(%)/100(%))×0.8)以下であると、本発明で狙いとしている繊維配向の抑制が達成でき、常圧染色性が得られる。
【0024】
このように特定範囲の伸度を有する高配向未延伸糸を低倍率延伸することにより、カチオン染料でも分散染料でも常圧染色が可能なポリエステル繊維を得ることが可能になった。
【0025】
【実施例】
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何等制限されるものではない。なお、本発明における各種測定法は下記の通りである。
(1)伸度
JIS規格 L1013に従い荷重−伸長曲線を求め、伸びを初期試料長で割った値に100をかけて伸度(%)とした。
(2)染色性評価(カチオン染料)
ポリエステル繊維を筒編みとした後、該編地をマラカイトグリーン(関東化学製)5%owf、酢酸0.5g/l、酢酸ソーダ0.2g/l、浴比1:100、温度98℃の条件で染色し、染料の吸尽率により評価した。染料吸尽率の測定は分光光度計(日立製作所製、607型)を使用し、染料溶液の染色による吸光度の差を測定し次式により求めた。
染料吸尽率(%)={(B−A)×100}/B
A:染料溶液の染色後の最大吸収波長における吸光度
B:染料溶液の染色前の最大吸収波長における吸光度
なお、染料吸尽率が60%以上あるものを常圧可染性があるとした。
(3)染色性評価(分散染料)
(2)と同様にポリエステル繊維を筒編みにし、染料としてDiaix Black BG-FS(三菱化成社製、分散染料)7%owf水分散液を使用し、浴比1:30、98℃で60分染色したものを、測色計(ミノルタ社製CM−3700D)によりL値を3回測定し、平均値を求めた。なお、ここではL値が16.5以下のものを常圧可染性があるとした。
(4)複屈折率
ポリエステル繊維の複屈折率はNIKON製偏光顕微鏡(XTP−11)にて測定した。
(5)製糸操業性
紡糸操業性は、紡糸中の糸切れ回数、パック内圧力などから判断し、特優:○○、優:○、普通:△、不良:×、の4段階で評価した。
(6)高次通過性
高次通過性は、製編織および染色時の高次工程上の糸切れ、毛羽の発生、布帛品位から判断し、特優:○○、優:○、良:△、不良:×、の4段階で評価した。
(7)耐光堅牢度
カチオン染料による染色性評価で得られた染色後編地をフェードメータを用い、カーボンアーク光を60℃で10時間照射した。得られた照射後の染色布を、○○:退色は非常に少ない、○:若干退色する、×:かなり退色する、の3段階基準で肉眼判定した。
(8)固有粘度
ポリエステルをO−クロロフェノールに溶解し、25℃で測定した。
【0026】
実施例1
テレフタル酸ジメチル(以下DMTと略記する)94kg、エチレングリコール60kg、反応触媒として酢酸リチウム(対DMT0.2重量%)および酸化アンチモン(対DMT0.04重量%)の混合物に、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルエステル(竹本油脂(株)製)3.7kgおよび平均分子量1000のポリエチレングリコール(三洋化成(株)製)4.0kgを添加し、窒素雰囲気下で150℃から250℃に徐々に加熱し、生成するメタノールを連続的に系外へ留出しつつ、エステル交換反応を行い、反応開始後3時間で反応を終了した。次いでリン酸トリメチルを41g、二酸化チタン16重量%エチレングリコールスラリー500gを添加した。
【0027】
ついで重合反応系を1時間30分かけて徐々に13.3Paまで減圧し、280℃まで昇温した。13.3Paの減圧下、重合温度280℃でさらに2時間重合し、固有粘度0.74のポリエステルチップを84kg得た。得られた共重合ポリエステルを、紡糸温度290℃、紡糸速度3000m/分で紡糸し、伸度160%の高配向未延伸糸を得た。そこで、((1+伸度(%)/100(%))×0.7)倍の1.82倍で延伸して110dtex/48fの延伸糸を得た。得られたポリエステル延伸糸の固有粘度は0.72、複屈折率は115×10-3で、紡糸操業性は良好であった。
【0028】
該延伸糸をFAX編機にて製編し、98℃の熱水で精錬後、98℃でカチオン、分散染料を用いてそれぞれ染色加工を行った。得られた編地の染色性は、カチオン染料で染料吸尽率97.3%、分散染料ではL値15.0となり、いずれの染色でも極めて優れた常圧染色性を示した。また、耐光堅牢度を評価したが退色はほとんど認められず、高次通過性も良好であった。
【0029】
実施例2
実施例1のポリマを用いて紡糸速度を上げて伸度130%の高配向未延伸糸を得た。この糸を実施例1と同様にして延伸、製編後、染色加工したところ、常圧染色性は実施例1に及ばなかったが、製糸性・高次通過性に優れたポリエステル繊維を得ることができた。
【0030】
実施例3
実施例2と同様に今度は紡糸速度を下げて伸度180%の高配向未延伸糸を得た。この糸を実施例1、2と同様に延伸し評価したところ、極めて優れた常圧染色性を示したが、繊維強度がやや低めとなり高次通過性が若干低下した。
【0031】
実施例4〜5
実施例4〜5は実施例1で得られた高配向未延伸糸の延伸倍率を変更して染色性、製糸性、高次通過性を評価した。その結果、実施例4では延伸不充分で強度がやや低めとなり、実施例1に比較して高次通過性が若干低下した。また、実施例5では延伸倍率が高いため、製糸性、高次通過性は極めて良好であったが、繊維配向が進んだ分、実施例1や2に比べると常圧染色性は低かった。
【0032】
比較例1〜2
比較例1〜2は、ポリエステル中のS成分(5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル)の共重合量を表2のように変更し、製糸性、高次通過性、常圧染色性について評価した。
【0033】
その結果、比較例1ではS成分の共重合量が少ないため、カチオン染色での常圧染色性が得られなかった。また、比較例2ではS成分量が極めて多いため、紡糸時のパック内圧が過大となり製糸が困難であった。
【0034】
比較例3〜4
比較例3〜4は、ポリエステル中のグリコール成分の共重合量を表2に示すように変更した以外は実施例1と同じ製造条件で紡糸、延伸、製編を行い評価した。 比較例3はポリエチレングリコールの共重合量が少なく、常圧染色性が得られなかった。比較例4は常圧染色性には優れていたが、ポリエチレングリコール共重合量が過大のため、耐光堅牢度評価ではかなりの退色が認められるとともに、紡糸操業性が劣悪で長期の紡糸ができなかった。
【0035】
比較例5
S成分とグリコール共重合を表2のように変更した以外は実施例1と同じ製造条件で紡糸、延伸、製編を行い評価した。製糸製、高次通過性は優れていたが、カチオン染色性に劣るものとなった。
【0036】
比較例6〜7
比較例6〜7では紡糸速度と延伸倍率を変更して複屈折率が85×10-3の延伸糸(比較例6)と複屈折率が155×10-3の延伸糸(比較例7)を得、同様に評価した。その結果、比較例6では繊維の構造がルーズすぎて原糸強度が充分上がらず、製糸工程、高次加工工程で糸切れ、毛羽が多発した。一方比較例7では繊維の配向は充分進んでいたので製糸性、高次通過性には大変優れていたが、逆に配向が進みすぎて常圧染色性を得ることができなかった。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【発明の効果】
本発明のポリエステル繊維とすることで、カチオン染料および分散染料に対して従来技術では達成できなかった常圧染色が可能になり、なおかつ製糸性、高次通過性を向上させることができる。
Claims (1)
- ポリエステル中の全酸成分に対する5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分または5−リチウムスルホイソフタル酸成分の共重合量をSモル%(2.4≦S≦5)、グリコール成分の共重合量をP重量%(2≦P≦7)としたとき、SとPが式(1)を満たす共重合量のポリエステル繊維であって、伸度が130〜180%である高配向ポリエステル未延伸糸を((1+伸度(%)/100(%))×0.6)〜((1+伸度(%)/100(%))×0.8)の倍率で延伸して得た、複屈折率が100×10-3〜140×10-3であることを特徴とするポリエステル繊維。
S×P≧9.5 式(1)
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