JPH08209475A - ポリエステル系異収縮混繊糸 - Google Patents

ポリエステル系異収縮混繊糸

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JPH08209475A
JPH08209475A JP2872695A JP2872695A JPH08209475A JP H08209475 A JPH08209475 A JP H08209475A JP 2872695 A JP2872695 A JP 2872695A JP 2872695 A JP2872695 A JP 2872695A JP H08209475 A JPH08209475 A JP H08209475A
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JP
Japan
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shrinkage
fiber group
boiling water
yarn
polyester
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JP2872695A
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English (en)
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Takayuki Imamura
高之 今村
Bunpei Hosoi
文平 細井
Eiji Ichihashi
瑛司 市橋
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Nippon Ester Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ester Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製糸性が良好であり,製編織すれば,ふくら
み,ソフト感,ドレープ性,ハリ,コシ感に優れ,かつ
色調の優れた織編物を得ることができるポリエステル系
異収縮混繊糸を安価に提供する。 【構成】 沸水収縮率の異なる少なくとも二種の繊維群
からなり,高収縮性繊維群と低収縮性繊維群との沸水収
縮率の差が10%以上であり,かつ,糸全体の沸水収縮率
が15〜40%である異収縮混繊糸である。異収縮混繊糸を
構成する低収縮性繊維群はポリエチレンテレフタレート
を主たる構成成分とするポリエステルからなり,高収縮
性繊維群はポリエチレンテレフタレートにフタル酸成分
を0.5〜15モル%共重合した,極限粘度が0.5以上で,
かつ,ポリマー色調(b値)が8以下であるコポリエス
テルを主たる構成成分とするポリエステルからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,高収縮性繊維群として
ポリエチレンテレフタレート(PET)にフタル酸成分
(PA成分)を共重合したコポリエステルを主たる構成
成分とする繊維群を使用したシルキー織編物用に好適な
ポリエステル系異収縮混繊糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】沸水収縮率の異なる二種以上の繊維群を
混繊した異収縮混繊糸を製編織すれば,ソフト感とドレ
ープ性に富んだ織編物が得られることはよく知られてい
る。このような異収縮混繊糸の製造方法としては,沸水
収縮率の異なる延伸糸を混繊する方法,同じ物性の未延
伸糸を熱処理条件を変えて延伸し混繊する方法,異なる
物性の未延伸糸を同じ条件で延伸し混繊する方法等があ
る。
【0003】しかしながら,これらの方法で得られる異
収縮混繊糸は,織編物にする途中の工程である糊付け,
精練,乾燥等の工程における熱履歴で沸水収縮率の差が
小さくなり,このため,織編物にした場合の風合が沸水
収縮率の差から期待したものより乏しくなる。また,最
近ではよりソフトな風合を有し,また,仕立て映えのす
る織編物が要求されているが,これに対応できるような
沸水収縮率差の大きい異収縮混繊糸が要望されている。
【0004】これらの要望に応えるために,低収縮性繊
維群としてPETを主たる構成成分とする繊維群を用
い,高収縮性繊維群としてPETにイソフタル酸(IP
A)等を共重合したコポリエステルを主たる構成成分と
する繊維群や,2,2-ビス{4-(β- ヒドロキシエトキ
シ)フェニル}プロパン(BA−EO)を特定量共重合
したコポリエステルを主たる構成成分とする繊維群,あ
るいはBA−EOとIPAを特定量共重合したコポリエ
ステルを主たる構成成分とするポリエステルからなる繊
維群を用いた混繊糸等が数多く提案されている(特公昭
60-35450号公報,特公昭61-13009号公報,特開平2-195
28号公報,特開平2-19539号公報等)。
【0005】しかしながら,IPA等を共重合したコポ
リエステルを用いた場合,十分な風合を有する織編物を
得ることができず,また,BA−EOを共重合したコポ
リエステルを用いた場合でも,ある程度風合を満足させ
ることはできるものの,高価な原料を用いざるを得ず,
経済的に好ましくないという問題がある。
【0006】一方,高収縮性繊維群としてフタル酸を共
重合したコポリエステルを主たる構成成分とする繊維群
を用いる方法も検討されている(特開昭55-57013号公
報)。
【0007】しかしながら,これまでフタル酸をPET
に共重合しようとする場合,金属触媒を用いて 280℃程
度の高温で重合する必要があるため,熱分解が著しくて
ポリマーが着色し,実用に供せるものではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決し,製糸性が良好であり,製編織すれば,ふくら
み,ソフト感,ドレープ性,ハリ,コシ感に優れ,かつ
色調の優れた織編物を得ることができるポリエステル系
異収縮混繊糸を安価に提供することを技術的な課題とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果,本発明に到達し
た。すなわち,本発明は,沸水収縮率の異なる少なくと
も二種の繊維群からなり,高収縮性繊維群と低収縮性繊
維群との沸水収縮率の差が10%以上であり,かつ,糸全
体の沸水収縮率が15〜40%である異収縮混繊糸におい
て,異収縮混繊糸を構成する低収縮性繊維群はPETを
主たる構成成分とするポリエステルからなり,高収縮性
繊維群はPETにPA成分を0.5〜15モル%共重合し
た,極限粘度が0.5以上で,かつ,b値が8以下である
コポリエステルを主たる構成成分とするポリエステルか
らなることを特徴とするポリエステル系異収縮混繊糸を
要旨とするものである。
【0010】以下,本発明について詳細に説明する。
【0011】本発明のポリエステル系異収縮混繊糸は,
沸水収縮率の異なる少なくとも二種の繊維群で構成され
ているが,製編織して得られる布帛に,ふくらみ,ソフ
ト感,ドレープ性,ハリ,コシ感等の優れた風合を付与
するためには,異収縮混繊糸の熱収縮特性が特定の範囲
内にある必要がある。すなわち, 本発明の目的とする風
合を布帛に付与するためには,高収縮性繊維群と低収縮
性繊維群との沸水収縮率の差が10%以上であることが好
ましく,この差が10%未満では,目的とするソフト感等
の風合を満足させることができない。
【0012】また,糸全体の沸水収縮率は15〜40%であ
ることが好ましい。糸全体の沸水収縮率が15%未満で
は,織編物にしても十分なふくらみ,ハリ,コシ感が得
られず,一方,40%を超えて大きくなると,織編物の表
面で低収縮性繊維群が折れ曲がり,均斉な表面外観が得
られ難くなるばかりか,混繊糸の熱安定性が悪く,沸水
収縮率をはじめとする糸質が経時変化したり,織編物の
風合が硬くなるなどの問題を生じる場合がある。
【0013】本発明における異収縮混繊糸の高収縮性繊
維群は,PETにPA成分を共重合したコポリエステル
を主たる構成成分とするポリエステルで形成する必要が
あり,コポリエステルにおけるPA成分の共重合割合と
しては0.5〜15モル%,極限粘度〔η〕は0.5以上,b
値は8以下であることが好ましい。
【0014】PA成分の共重合割合が0.5モル%未満で
は,沸水収縮特性は満足するが,織編物にするまでの加
工工程で収縮能が失われ,風合に乏しい織編物しか得ら
れない場合がある。一方,PA成分の共重合割合が15モ
ル%を超えると結晶性が乏しくなり,通常の乾燥条件で
はチップが融着したり,紡糸,延伸後の混繊糸の熱収縮
特性に経時変化が起きて,満足される風合を有する織編
物が得られない場合がある。
【0015】また,前記コポリエステルの〔η〕が0.5
未満になると,紡糸時の操業性が悪くなることがある。
さらに,b値が8を超えると,織編物とした場合に黄色
が強くなり,実用に供し得なくなる場合があるので,b
値は8以下が必要であり,その下限は0程度である。
【0016】次に,低収縮性繊維群は,繊維物性やコス
トの面からポリエチレンテレフタレートを主たる構成成
分とするポリエステルからなることが好ましい。
【0017】本発明の異収縮混繊糸を構成する高, 低両
収縮性繊維群の単糸断面形状は特に限定されるものでは
なく,円形,三角形,偏平,六角形等から用途に合わせ
て適宜選択すればよい。また,単糸繊度としては,高収
縮性繊維群は0.5〜10デニール,低収縮性繊維群は5デ
ニール以下が好適であり,高収縮性繊維群と低収縮性繊
維群との重量比は,1:1〜1:5の範囲が織編物の風
合の面から好ましく,それぞれのフィラメント数は,こ
れらの範囲内であれば任意に選定することができる。
【0018】次に,本発明の異収縮混繊糸の製法例につ
いて説明する。
【0019】まず,前記の特性を満足するPA成分を共
重合したコポリエステルの製法例について説明する。テ
レフタル酸(TPA)又はそのエステル形成性誘導体と
エチレングリコール(EG)とをエステル化反応又はエ
ステル交換反応させて得たモノマー又はオリゴマーを重
縮合反応缶に移送し,これにPA成分を所定量添加し,
次いで,重縮合触媒(通常の金属化合物及び/又は有機
スルホン酸化合物が好ましい)を所定量添加して 250〜
280℃の重合温度で,1.3hPa以下の減圧度で〔η〕
が0.5以上のコポリエステルが得られるまで重縮合反応
を行う。なお,上記で使用するPA成分としては,コス
トの点から無水フタル酸が好ましい。
【0020】上記のコポリエステルには,他の成分,例
えば,ナフタレンジカルボン酸,イソフタル酸,シュウ
酸,アジピン酸,セバシン酸,アゼライン酸,デカンジ
カルボン酸,ε- カプロラクトン,p- ヒドロキシ安息
香酸,トリエチレングリコール,ポリエチレングリコー
ル,プロパンジオール,ブタンジオール,ペンタンジオ
ール,ヒドロキノン,ビスフェノールA,ビスフェノー
ルS等が,本発明の異収縮混繊糸の収縮特性を損なわな
い範囲で共重合されていてもよく,安定剤その他の添加
剤を含有していてもよい。
【0021】本発明の異収縮混繊糸は,通常の同一の口
金の異なる吐出孔から上記のコポリエステルとPETと
を吐出して捲き取る共紡糸法,延伸混繊法,リワインド
混繊法,加工時混繊法等により製造できるが,繊維群を
構成する二種類の未延伸糸群を同一又は異なる条件下で
熱処理しながら同時延伸,混繊して捲き取る方法,又は
同種の未延伸糸を異なる条件下で熱処理しながら同時延
伸,混繊して捲き取る方法が,生産性や作業性の面から
好ましい。
【0022】また,製織,製編工程での工程通過性を向
上させるために,本発明の異収縮混繊糸の性能を損なわ
ない範囲で,流体交絡処理を施すことが好ましい。具体
的方法としては,PETとコポリエステルとを別々に紡
糸して捲き取り,未延伸糸を得,これら二種類の未延伸
糸を加熱ローラで加熱しながら,所定の倍率に延伸し,
続いてPET糸とコポリエステル糸とを異なる温度の熱
板に接触させて延伸,熱処理した後,流体交絡処理装置
で交絡を付与し,捲き取ることにより,本発明の異収縮
混繊糸を得ることができる。この場合,延伸時に,熱板
の温度を高収縮性繊維側を低く,低収縮性繊維側を高く
することにより,沸水収縮率差の大きい異収縮混繊糸と
することができる。
【0023】
【実施例】次に,本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお,本発明における特性値の測定法は,次のよう
にして行った。
【0024】(1) 極限粘度〔η〕 フェノールと四塩化エタンとの等重量混合液を溶媒と
し,温度20℃で測定した。 (2) ポリマー色調 (b値) 日本電色社製Σ80型色差計を用いて測定した。b値は黄
青系の色相(+側は黄色味,−側は青味)で,極端に小
さくならない限り小さい方がよい。 (3) 沸水収縮率(100W) 異収縮混繊糸に100mg/d の荷重をかけて試料長(L0)を
測定した後,試料を無荷重の状態で30分間沸水処理し,
再び100mg/d の荷重をかけて試料長(L1)を測定し,次
式で算出する。 100W(%)=〔 (L0 −L1)/L0 〕×100 (4) 沸水収縮率差(DW) 異収縮混繊糸を高収縮性繊維群と低収縮性繊維群とに分
けた後,それぞれを前記の沸水収縮率の測定法に従っ
て,それぞれの沸水収縮率W1,W2 を求め, 次式で算出
する。 DW(%)=W1 −W2 (5) 風合 ふくらみ,ソフト感,ドレープ性,ハリ,コシについ
て,官能評価により8段階で判定した。これらが最もよ
い場合を8級とし,最も悪い場合を1級として評価し
た。(全てが5級以上のものを合格とした。) (6) パーンの経時変化 異収縮混繊糸を捲き取ったパーンを40℃の恒温室で2カ
月間保管し,パーン表面にループ,スナール,単糸の切
断の発生がないものを◎,1〜5個発生したものを○,
6〜10個発生したものを△,11個以上発生したものを×
と評価した。
【0025】実施例1 ビス(β- ヒドロキシエチル)テレフタレート及びその
低重合体(BHET)の存在するエステル化反応缶にT
PAとEGのスラリーを連続的に供給し,温度255℃,
圧力0.05kg/cm2G,滞留時間7時間で反応させ,反応率
95%のBHETを連続的に得た。このBHETを 280℃
の重縮合反応缶に移送し,これに重縮合触媒として酸成
分1モルに対し三酸化アンチモンを2×10-4モル添加
し,反応器内の圧力を徐々に減じて60分後に1.3hPa
以下にした。この条件下で撹拌しながら重縮合反応を3
時間行った後,常法によりチップ化することにより,
〔η〕0.76のPETチップを得た。得られたPETのチ
ップをタンブラー型乾燥機に仕込み,減圧下80℃で2時
間予備乾燥した後,130℃に昇温し,8時間乾燥した。
【0026】次に,上記と同様な方法で得られたBHE
Tを 260℃の重縮合反応缶に移送し,これに無水フタル
酸を無水フタル酸とTPAのモル比が7/93となるよう
に添加し,重縮合触媒として酸成分1モルに対し三酸化
アンチモンを2×10-4モル,5-スルホサリチル酸を1×
10-4モル添加し,反応器内の温度を30分で 265℃に昇温
し,反応器内の圧力を徐々に減じて60分後に1.3hPa
以下にした。この条件下で撹拌しながら重縮合反応を3
時間行った後,常法によりチップ化することにより,
〔η〕0.65,b値5のコポリエステルチップを得た。得
られたコポリエステルのチップをタンブラー型乾燥機に
仕込み,減圧下80℃で2時間予備乾燥した後,130℃に昇
温し,8時間乾燥した。(この際,チップ同士の融着と
乾燥機壁への融着は見られなかった。) 上記で得られたPETとコポリエステルとを別々に紡糸
温度 290℃,紡糸速度1400m/min で紡糸して捲き取り,
円形断面の未延伸糸を得た。これら2種類の未延伸糸を
延伸速度700m/minで加熱ローラ温度を80℃,熱板温度を
PET未延伸糸用 170℃,コポリエステル未延伸糸用 1
10℃とした条件で3.1倍に延伸,熱処理した後,合糸し
て流体交絡処理装置で交絡度70個/mの交絡を付与し,
捲き取った。得られた混繊糸は,80d/48f(高収縮性
繊維群:30d/12f,低収縮性繊維群:50d/36f)
で,伸度25%,沸水収縮率30%,沸水収縮率差23%であ
った。
【0027】この糸を40℃の高温場所に2カ月間保管し
たが,パーン表面にループなどの発生はなかった。さら
に,この糸を 300T/mで加撚し,糊付け(30℃),乾
燥(85℃),整経した後,製織し,次いで97℃の熱水で
リラックス精練,170℃で仕上げ熱固定し,ツイル織物を
得た。高収縮性繊維群の特性と異収縮混繊糸の収縮特性
を表1に,織物等の評価結果を表2に示す。得られたツ
イル織物は,ふくらみ,ソフト感,ドレープ性,ハリ,
コシ感が全て良好で,優れた風合を有していた。また,
黄色に着色することもなく色調も良好であった。
【0028】実施例2〜8 無水フタル酸の共重合割合,〔η〕,b値及び延伸時の
熱板温度を変えて異収縮混繊糸の沸水収縮率,沸水収縮
率差を変える以外は,実施例1と同様に実施した。高収
縮性繊維群の特性と異収縮混繊糸の収縮特性を表1に,
織物等の評価結果を表2に示す。得られた異収縮混繊糸
を捲いたパーン表面にループなどが発生することはなか
った。また,得られたツイル織物は,ふくらみ,ソフト
感,ドレープ性,ハリ,コシ感が全て良好で,優れた風
合のある織物であった。
【0029】比較例1 高収縮性繊維群を構成するポリマーとして無水フタル酸
を共重合したコポリエステルに代えて前記のPETを用
いる以外は,実施例1と同様にして実施した。
【0030】高収縮性繊維群の特性と異収縮混繊糸の収
縮特性を表1に,織物等の評価結果を表2に示す。得ら
れた異収縮混繊糸は,本発明の沸水収縮特性を満足して
いたが,織物にするまでの加工工程で収縮性能が失わ
れ,風合が乏しい織物しか得られなかった。
【0031】参考例1 実施例1において,無水フタル酸の代わりにBA−EO
を共重合する以外は,実施例1と同様にして実施した。
高収縮性繊維群の特性と異収縮混繊糸の収縮特性を表1
に,織物等の評価結果を表2に示す。得られたツイル織
物は,ふくらみ,ソフト感,ドレープ性,ハリ,コシ感
が良好であったが,得られた異収縮混繊糸を捲いたパー
ン表面にループなどが少し発生した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば,製糸性が良好であり,
製編織すれば,ふくらみ,ソフト感,ドレープ性,ハ
リ,コシ感に優れ,かつ色調の良好な織編物となるポリ
エステル系異収縮混繊糸を安価に提供することが可能と
なる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沸水収縮率の異なる少なくとも二種の繊
    維群からなり,高収縮性繊維群と低収縮性繊維群との沸
    水収縮率の差が10%以上であり,かつ,糸全体の沸水収
    縮率が15〜40%である異収縮混繊糸において,異収縮混
    繊糸を構成する低収縮性繊維群はポリエチレンテレフタ
    レートを主たる構成成分とするポリエステルからなり,
    高収縮性繊維群はポリエチレンテレフタレートにフタル
    酸成分を0.5〜15モル%共重合した,極限粘度が0.5以
    上で,かつ,ポリマー色調(b値)が8以下であるコポ
    リエステルを主たる構成成分とするポリエステルからな
    ることを特徴とするポリエステル系異収縮混繊糸。
JP2872695A 1995-01-24 1995-01-24 ポリエステル系異収縮混繊糸 Pending JPH08209475A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004063441A1 (ja) * 2003-01-16 2004-07-29 Teijin Fibers Limited ポリエステル異収縮混繊糸

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WO2004063441A1 (ja) * 2003-01-16 2004-07-29 Teijin Fibers Limited ポリエステル異収縮混繊糸
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