JPH0913222A - ポリアミド繊維 - Google Patents

ポリアミド繊維

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JPH0913222A
JPH0913222A JP15772795A JP15772795A JPH0913222A JP H0913222 A JPH0913222 A JP H0913222A JP 15772795 A JP15772795 A JP 15772795A JP 15772795 A JP15772795 A JP 15772795A JP H0913222 A JPH0913222 A JP H0913222A
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Takashi Katayama
隆 片山
Kenichi Yoshioka
謙一 吉岡
Junyo Nakagawa
潤洋 中川
Hideaki Oka
秀明 岡
Nozomi Sugo
望 須郷
Tsugifumi Kashiwamura
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ジカルボン酸単位の60〜100モル%がテレフ
タル酸単位からなり、ジアミン単位の60〜100モル%が
1,9-ノナンジアミン(ND)単位からなるポリアミド(A)、
又は該ジアミン単位がND単位および2-メチル-1,8-オク
タンジアミン(MOD)単位(但し、ND単位:MOD単位のモル比
=40:60〜99:1)であるポリアミドであって、極限粘度が
0.6〜2.0dl/gである(但し(A)は末端基の10%以上が封止
されている)ポリアミドからなる繊維。 【効果】 本発明のポリアミド繊維は、高強力、高モジ
ュラスで、かつ耐熱性、耐水性、耐薬品性、耐加熱黄変
性、染色堅牢性などの諸特性にも優れており、タイヤ
類、ベルト類、ホース類、ターポリンなどのゴム製品の
補強用材料、重布類、ロープ類、網類などの産業資材用
途のほか、衣料用途、カーペット用途などに好適に使用
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の半芳香族ポリア
ミドからなる繊維に関する。本発明のポリアミド繊維
は、高強力、高弾性率で、かつ耐熱性、耐水性、耐薬品
性、耐加熱黄変性、染色堅牢性などの諸性能にも優れて
おり、ゴム製品の補強用材料、重布類、ロープ類、網類
などの産業資材用途のほか、衣料用途、カーペット用途
などに好適に使用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリアミド系繊維としては、ナイ
ロン6、ナイロン66が良く知られており、高強力で強
靱性、耐久性に優れているため、種々の産業用途に用い
られてきた。しかし、これらのポリアミド系繊維は、寸
法安定性、とりわけ熱や吸水による寸法安定性が悪いと
いう欠点を有している。そこで、融点の高いで高結晶性
ポリアミドであるナイロン46からなる繊維が提案され
ており、耐熱性および寸法安定性に優れた繊維として、
ゴム製品の補強用材料、電気絶縁材、縫糸、カンバス、
ガットなどへの展開が検討されつつある。しかし、ナイ
ロン46は吸湿しやすく、吸湿による物性変化が大きい
という欠点を有する。
【0003】一方、近年、汎用脂肪族ポリアミドの耐熱
性不足、吸水による寸法安定性不良などの問題点を解決
するために、ジカルボン酸単位としてテレフタル酸単位
を含有する半芳香族系ポリアミドが種々提案され、プラ
スチック用途分野で一部実用化されいてる。繊維用途に
おいても、テレフタル酸単位と1,6−ヘキサンジアミ
ン単位とからなる半芳香族ポリアミド(以下、PA6−
Tと略称する)を主成分とするポリアミド(特開昭44
−22210号公報、特開昭46−846号公報、特公
平3−56576号公報参照)、テレフタル酸単位と
1,12−ドデカンジアミン単位とからなる半芳香族ポ
リアミドを主成分とするポリアミド(特開昭47−29
451号公報、特開昭48−8531号公報、特開昭4
8−32611号公報参照)、テレフタル酸単位と主鎖
の炭素数が6〜8であり主鎖の2〜5位にメチル基の側
鎖を1〜2個有する飽和脂肪族ジアミン単位とからなる
ポリアミド(米国特許第2752328号明細書参
照)、テレフタル酸単位と5−メチル−1,9−ノナン
ジアミン単位とからなるポリアミド(特公昭52−43
757号公報参照)、テレフタル酸単位と1,9−ノナ
ンジアミン単位とからなるポリアミド(英国特許第10
70416号明細書参照)など、種々の溶融紡糸可能な
半芳香族ポリアミドが提案されたが、いずれも実用化に
は至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らの研究によ
れば、上記半芳香族ポリアミドは、溶融紡糸可能ではあ
るが、ジアミン単位として炭素数が9個より少ないジア
ミン単位を含有する半芳香族ポリアミドでは、紡糸性、
耐水性、耐薬品性などの諸物性が十分ではなく、炭素数
が10個以上のジアミン単位を含有する半芳香族ポリア
ミドでは、耐熱性、弾性率などが十分ではない。また、
英国特許第1070416号明細書に記載の方法を追試
して得られる、テレフタル酸単位と1,9−ノナンジア
ミン単位とからなり、末端が封止されていない半芳香族
ポリアミドは、紡糸時に断糸が起こりやすく、得られた
繊維は着色しており、強度も十分ではなかった。
【0005】本発明の目的は、従来の繊維では達し得な
かった、高強力、高弾性率で、かつ耐熱性、耐水性、耐
薬品性、耐加熱黄変性、染色堅牢性などの諸性能にも優
れたポリアミド繊維を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、テレフタル酸
単位および1,9−ノナンジアミン単位を主成分とし、
かつ末端が封止された半芳香族ポリアミド、またはテ
レフタル酸単位および1,9−ノナンジアミン単位から
主としてなる半芳香族ポリアミドに、2−メチル−1,
8−オクタンジアミンを特定量共重合したポリアミドを
紡糸することにより、上記性能に優れた繊維を得ること
ができることを見出だして本発明を完成した。
【0007】本発明によれば、上記の目的は、ジカルボ
ン酸単位の60〜100モル%がテレフタル酸単位から
なり、ジアミン単位の60〜100モル%が1,9−ノ
ナンジアミン単位からなるポリアミドであって、濃硫酸
中30℃で測定した極限粘度[η]が0.6〜2.0d
l/gで、かつその末端基の10%以上が封止されてい
るポリアミド〔以下、ポリアミド(A)と称する場合が
ある〕からなる繊維を提供することにより達成される。
【0008】さらに、上記の目的は、ジカルボン酸単位
の60〜100モル%がテレフタル酸単位からなり、ジ
アミン単位の60〜100モル%が1,9−ノナンジア
ミン単位および2−メチル−1,8−オクタンジアミン
単位からなり、かつ1,9−ノナンジアミン単位と2−
メチル−1,8−オクタンジアミン単位のモル比が4
0:60〜99:1であるポリアミドであって、濃硫酸
中30℃で測定した極限粘度[η]が0.6〜2.0d
l/gであるポリアミド〔以下、ポリアミド(B)と称
する場合がある〕からなる繊維を提供することにより達
成される。
【0009】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
に用いられるポリアミドは、実質的にジカルボン酸単位
およびジアミン単位からなる。ジカルボン酸単位として
は、テレフタル酸単位を60モル%以上含有しているこ
とが必要であり、75モル%以上含有していることが好
ましく、90モル%以上含有していることがより好まし
い。テレフタル酸単位の含有率が60モル%未満の場合
には、得られるポリアミド繊維の耐薬品性、耐熱性など
の諸物性が低下するため好ましくない。
【0010】テレフタル酸単位以外の他のジカルボン酸
単位としては、例えば、マロン酸、ジメチルマロン酸、
コハク酸、3,3−ジエチルコハク酸、グルタル酸、
2,2−ジメチルグルタル酸、アジピン酸、2−メチル
アジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、スベリン酸などの脂肪族ジカル
ボン酸;1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4
−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン
酸;イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレン
ジカルボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、
1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、ジフェン酸、4,
4’−オキシジ安息香酸、ジフェニルメタン−4,4’
−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−4,4’−ジカ
ルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸などの芳
香族ジカルボン酸から誘導される単位を1種または2種
以上含ませることができる。耐熱性などの点から、上記
したジカルボン酸単位のなかでも、芳香族ジカルボン酸
単位を含ませるのが好ましい。さらに、トリメリット
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸などの官能基を3個
以上有する多価カルボン酸を、溶融紡糸が可能な範囲内
で含ませることができる。
【0011】ジアミン単位としては、1,9−ノナンジ
アミン単位を60モル%以上含有していることが必要で
あり、75モル%以上含有していることが好ましく、9
0モル%以上含有していることがより好ましい。1,9
−ノナンジアミン単位の含有率が60モル%未満の場合
には、得られるポリアミド繊維の吸水性、耐熱性などが
低下する。
【0012】1,9−ノナンジアミン単位以外の他のジ
アミン単位としては、例えば、エチレンジアミン、プロ
ピレンジアミン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘ
キサンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,10
−デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、2−
メチル−1,5−ペンタンジアミン、3−メチル−1,
5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,
6−ヘキサンジアミン、2,4,4−トリメチル−1,
6−ヘキサンジアミン、2−メチル−1,8−オクタン
ジアミン、5−メチル−1,9−ノナンジアミンなどの
脂肪族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、メチルシク
ロヘキサンジアミン、イソホロンジアミンなどの脂環式
ジアミン;p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジ
アミン、キシリレンジアミン、キシレンジアミン、4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ
ジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルエ
ーテルなどの芳香族ジアミンから誘導される単位を1種
または2種以上含ませることができる。
【0013】ジアミン単位が、1,9−ノナンジアミン
単位以外の他のジアミン単位を含有する場合には、得ら
れるポリアミド繊維の耐熱性、耐加水分解性、耐薬品
性、紡糸性の観点から、2−メチル−1,8−オクタン
ジアミン単位が好ましい。そして、ジアミン単位が、
1,9−ノナンジアミン単位および2−メチル−1,8
−オクタンジアミン単位を含有する場合は、ジアミン単
位の60〜100モル%が1,9−ノナンジアミン単位
および2−メチル−1,8−オクタンジアミン単位から
なり、かつ1,9−ノナンジアミン単位と2−メチル−
1,8−オクタンジアミン単位のモル比が40:60〜
99:1であることが好ましく、50:50〜99:1
であることがより好ましく、70:30〜95:5であ
ることがさらに好ましい。
【0014】本発明に用いられるポリアミド(A)は、
その分子鎖の末端基の10%以上が末端封止剤により封
止されている必要があり、末端の40%以上が封止され
ているのが好ましく、末端の70%以上が封止されてい
るのがより好ましい。また、ポリアミド(B)は、その
分子鎖の末端基の10%以上が末端封止剤により封止さ
れているのが好ましく、末端の40%以上が封止されて
いるのがより好ましく、末端の70%以上が封止されて
いるのがさらに好ましい。ポリアミドの末端を封止する
ことにより、紡糸性が向上し、さらに耐水性、耐加熱黄
変性により優れたポリアミド繊維が得られる。
【0015】末端封止率を求めるにあたっては、ポリア
ミドに存在しているカルボキシル基末端、アミノ基末端
および末端封止剤によって封止された末端の数をそれぞ
れ測定し、下記の式(1)により末端封止率を求めるこ
とができる。各末端基の数は、1H−NMRにより、各
末端基に対応する特性シグナルの積分値より求めるのが
精度、簡便さの点で好ましい。
【0016】 末端封止率(%)=[(A−B)÷A]×100 ………(1) 〔式中、Aは分子鎖末端基総数(これは通常、ポリアミ
ド分子の数の2倍に等しい)を表し、Bはカルボキシル
基末端およびアミノ基末端の合計数を表す〕
【0017】末端封止剤としては、ポリアミド末端のア
ミノ基またはカルボキシル基と反応性を有する単官能性
の化合物であれば特に制限はないが、反応性および封止
末端の安定性などの点から、モノカルボン酸またはモノ
アミンが好ましく、取扱いの容易さなどの点から、モノ
カルボン酸がより好ましい。その他、無水フタル酸など
の酸無水物、モノイソシアネート、モノ酸ハロゲン化
物、モノエステル類、モノアルコール類なども使用でき
る。
【0018】末端封止剤として使用されるモノカルボン
酸としては、アミノ基との反応性を有するものであれば
特に制限はないが、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ト
リデシル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ピバリン酸、イソブチル酸などの脂肪族モノカルボ
ン酸;シクロヘキサンカルボン酸などの脂環式モノカル
ボン酸;安息香酸、トルイル酸、α−ナフタレンカルボ
ン酸、β−ナフタレンカルボン酸、メチルナフタレンカ
ルボン酸、フェニル酢酸などの芳香族モノカルボン酸、
あるいはこれらの任意の混合物を挙げることができる。
これらの内、反応性、封止末端の安定性、価格などの点
から、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン
酸、カプリル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、安息香酸が好まし
い。
【0019】ポリアミドの末端基をモノカルボン酸で封
止する場合は、ポリアミドの製造に際してジカルボン酸
成分に対するジアミン成分の使用モル数をわずかに多く
して、ポリアミドの両末端がアミノ基になるようにし、
モノカルボン酸を末端封止剤として加えるのがよい。
【0020】本発明に用いられるポリアミドのアミノ基
末端は、これらのモノカルボン酸で封止されることによ
り、下記の一般式(I)で示される封止末端を形成す
る。
【0021】
【化1】 (式中、Rは上記のモノカルボン酸からカルボキシル基
を除いた残基であり、好ましくはアルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アラルキル基である。)
【0022】末端封止剤として使用されるモノアミンと
しては、カルボキシル基との反応性を有するものであれ
ば特に制限はないが、例えば、メチルアミン、エチルア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、デシルアミン、ステアリルアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミ
ン、ジブチルアミンなどの脂肪族モノアミン;シクロヘ
キシルアミン、ジシクロヘキシルアミンなどの脂環式モ
ノアミン;アニリン、トルイジン、ジフェニルアミン、
ナフチルアミンなどの芳香族モノアミン、あるいはこれ
らの任意の混合物を挙げることができる。これらの内、
反応性、沸点、封止末端の安定性および価格などの点か
ら、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、
デシルアミン、ステアリルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、アニリンが好ましい。
【0023】ポリアミドの末端基をモノアミンで封止す
る場合は、ポリアミドの製造に際してジカルボン酸成分
に対するジアミン成分の使用モル数をわずかに少なくし
て、ポリアミドの両末端がカルボキシル基になるように
し、モノアミンを末端封止剤として加えるのがよい。
【0024】本発明に用いられるポリアミドのカルボキ
シル基末端は、これらのモノアミンで封止されることに
より、下記の一般式(II)で示される封止末端を形成す
る。
【0025】
【化2】 (式中、R1は上記のモノアミンからアミノ基を除いた
残基であり、好ましくはアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アラルキル基である。R2は水素原子
または上記のモノアミンからアミノ基を除いた残基であ
り、好ましくは水素原子、アルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アラルキル基である。)
【0026】ポリアミドを製造する際に用いられる末端
封止剤の使用量は、最終的に得られるポリアミドの極限
粘度[η]および末端基の封止率が、本発明に規定する
範囲内となるように選ぶことが必要である。具体的な使
用量は、用いる末端封止剤の反応性、沸点、反応装置、
反応条件などによって変化するが、通常、ジカルボン酸
とジアミンの総モル数に対して0.5〜10モル%の範
囲内で使用されるのが好ましい。
【0027】ポリアミドの製造法は特に制限されず、結
晶性ポリアミドを製造する方法として知られている任意
の製造方法を用いることができる。例えば、酸クロライ
ドとジアミンを原料とする溶液重合法あるいは界面重合
法、ジカルボン酸とジアミンを原料とする溶融重合法、
固相重合法、溶融押出機重合法などの方法により重合可
能である。以下に、ポリアミドの製造法の一例を示す。
【0028】末端封止剤および触媒を、最初にジアミン
成分およびジカルボン酸成分に一括して添加し、ナイロ
ン塩を製造した後、いったん280℃以下の温度におい
て濃硫酸中30℃における極限粘度[η]が0.15〜
0.25dl/gのプレポリマーとし、さらに固相重合
するか、あるいは溶融押出機を用いて重合を行うことに
より、容易に本発明に用いられるポリアミドを得ること
ができる。末端封止剤および触媒を、ナイロン塩の製造
段階以降に添加した場合には、重合中にカルボキシル基
とアミノ基のモルバランスがずれたり、架橋構造が生成
するなどの問題点が生じ易くなる。またプレポリマーの
極限粘度[η]が0.15〜0.25dl/gの範囲内
であると、後重合の段階においてカルボキシル基とアミ
ノ基のモルバランスのずれや重合速度の低下が少なく、
さらに分子量分布の狭い、各種物性や成形性に優れたポ
リアミドが得られる。重合の最終段階を固相重合により
行う場合、減圧下または不活性ガス流通下に行うのが好
ましく、重合温度が200〜250℃の範囲内であれ
ば、重合速度が大きく、生産性に優れ、着色やゲル化を
有効に押さえることができるので好ましい。重合の最終
段階を溶融押出機により行う場合、重合温度が370℃
以下であるとポリアミドの分解がほとんどなく、劣化の
無いポリアミドが得られるので好ましい。
【0029】本発明に用いられるポリアミドの、濃硫酸
中30℃で測定した極限粘度[η]は0.6〜2.0d
l/gであり、好ましくは0.6〜1.8dl/g、よ
り好ましくは0.8〜1.6dl/gである。極限粘度
[η]がこの範囲であると、溶融紡糸性が良好であり、
さらに得られる繊維の力学的性能も優れている。
【0030】ポリアミドの製造に用いる触媒としては、
リン酸、亜リン酸、次亜リン酸またはそれらのアンモニ
ウム塩、それらの金属塩(カリウム、ナトリウム、マグ
ネシウム、バナジウム、カルシウム、亜鉛、コバルト、
マンガン、錫、タングステン、ゲルマニウム、チタン、
アンチモンなどの金属塩)、それらのエステル類(エチ
ルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、
ヘキシルエステル、イソデシルエステル、オクタデシル
エステル、デシルエステル、ステアリルエステル、フェ
ニルエステルなど)を挙げることができる。これらのな
かでも、次亜リン酸ナトリウムが入手し易さ、取扱いの
簡便さなどから好ましい。その他、必要に応じて銅化合
物などの安定剤、着色剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、
酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、可塑剤、潤滑剤、結
晶化速度遅延剤などを重縮合反応時、またはその後に添
加することもできる。特に、熱安定剤としてヒンダード
フェノールなどの有機系安定剤、ヨウ化銅などのハロゲ
ン化銅化合物、ヨウ化カリウムなどのハロゲン化アルカ
リ金属化合物を添加すると、紡糸時の溶融滞留安定性、
糸の耐乾熱劣化性が更に向上するので好ましい。
【0031】溶融紡糸は、通常、溶融押出機を用いて行
うが、スクリュー型押出機を使用するのが好ましい。上
記のポリアミドを、好ましくは融点〜360℃で溶融
し、30分以内の溶融滞留時間で、口金ノズルより紡出
することにより繊維を得ることができる。溶融温度およ
び溶融滞留時間が上記条件を満たしていれば、紡糸時の
熱分解を有効に抑えることができ、高品質のポリアミド
繊維を得ることができる。
【0032】前記のごとく紡出した糸条を、引取りロー
ラーなどにより引き取る。この時、必要に応じて、ノズ
ル直下に加熱または保温ゾーンを設けたり、吹き付けチ
ャンバーなどによる冷却ゾーンを設けたり、紡出した糸
条に油剤を塗布してもよい。引き取った繊維の複屈折は
20×10-3以下であるのが好ましい。複屈折がこの範
囲内であれば、延伸工程で十分に延伸することができ、
高強度の繊維を得ることができる。
【0033】延伸は、加熱浴、加熱蒸気吹付け、ローラ
ーヒーター、接触式プレートヒーター、非接触式プレー
トヒーター等を使用して、270℃以下で行うのが好ま
しく、120℃〜250℃で行うのがより好ましい。さ
らに、延伸倍率は2倍以上が好ましく、3倍以上がより
好ましい。この時、270℃より高い温度で延伸を行う
と、ポリアミド樹脂の劣化や、結晶の再組織化などが起
こり強度が低下する。必要に応じて、延伸に引き続い
て、さらに120〜270℃で定長熱処理、緊張熱処理
または弛緩熱処理を行うことができる。上記の方法の他
にも、紡糸直結延伸を行うことも可能である。このよう
にして得られたポリアミド繊維は、分散染料、酸性染料
などを用いた通常の染色方法で染色可能である。
【0034】本発明のポリアミド繊維は、高強力、高弾
性率で、かつ耐熱性、耐水性、耐薬品性、耐加熱黄変
性、染色堅牢性などの諸性能にも優れているので、タイ
ヤ類、ベルト類、ホース類、ターポリンなどのゴム製品
の補強用材料、重布類、ロープ類、網類などの産業資材
用途のほか、衣料用途、カーペット用途などに好適に使
用することができる。
【0035】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらにより何ら制限されるものでは
ない。なお、以下の例において、ポリアミドの末端封止
率、極限粘度[η]、紡糸性;ポリアミド繊維の複屈
折、強度、弾性率、耐薬品性、吸水率、染色堅牢度、加
熱黄変性は、下記の方法により測定または評価した。
【0036】末端封止率1H−NMR(500MH
z,重水素化トリフルオロ酢酸中、50℃で測定)を用
い、各末端基ごとの特性シグナルの積分値よりカルボキ
シル基末端、アミノ基末端および封止末端の数をそれぞ
れ測定し、前記の式(1)から末端封止率を求めた。測
定に用いた代表的なシグナルの化学シフト値を以下に示
す。
【0037】
【表1】
【0038】極限粘度[η]:濃硫酸中、30℃にて、
0.05,0.1,0.2,0.4g/dlの濃度の試
料の固有粘度(ηinh )を測定し、これを濃度0に外挿
した値を極限粘度[η]とした。 ηinh =[ln(t1/t0)]/c 〔式中、ηinh は固有粘度(dl/g)、t0は溶媒の
流下時間(秒)、t1は試料溶液の流下時間(秒)、c
は溶液中の試料の濃度(g/dl)を表す。〕
【0039】紡糸性:紡糸状態を下記の基準によって評
価した。 ○:良好に紡糸できる。 △:気泡が混入し、断糸する。 ×:巻き取りできない。
【0040】複屈折:光学顕微鏡でベレックコンペンセ
ーターを用い、589nmの単色光でレーターデーショ
ンを測定することで求めた。
【0041】強度、弾性率:JIS L 1013に準
じて測定した。
【0042】耐薬品性:延伸糸を、70℃の各種薬品
(10%塩酸、10%硫酸、10%水酸化ナトリウム水
溶液、10%アンモニア水溶液)中に、下記の表3、表
4に記載した時間浸漬した。処理前後の強度を測定し、
強度の保持率(%)を求めた。
【0043】吸水率:延伸糸約2gを真空乾燥機にて乾
燥(60℃で6時間)した後に、調湿されたデシケータ
ー(95%RH)中に1週間放置した。調湿前後の重量
変化を測定し、下式により吸水率を算出した。 吸水率(%)=[(w−w1)/w1]×100 〔式中、wは調湿後の試料重量(g)、w1は絶乾時の
試料重量(g)を表す。〕
【0044】染色堅牢度:筒編みした試験布片を、リラ
ックス処理(1g/L濃度のアクチノールR-100溶液中
20分間煮沸)し、次いでプレセット(P/S)処理
(PA9T、PA9MT、PA66IT、PETの場合
は180℃で1分間処理、PA66の場合は170℃で
1分間処理、PA6の場合は160℃で1分間処理)
し、分散染料または酸性染料で染色した後に、ファイナ
ルセット(F/S)処理(PA9T、PA9MT、PA
66IT、PETの場合は170℃で1分間処理、PA
66、PA6の場合は160℃で1分間処理)を行っ
た。染色条件は以下の通り。 (分散染料を使用する場合) 染色組成:Sumikaron Red S-BL(住友化学社製) 3%owf Disper TL(明成化学工業製) 1g/L 酢酸 0.5cc/L 染色処理:130℃で40分間 (酸性染料を使用する場合) 染色組成:Kayanol Milling Blue GW(日本化薬製) 3%owf 酢酸アンモニウム 5%owf 酢酸 1%owf 染色処理:100℃で40分間 上記の染色条件に染色した繊維の染色堅牢度を、洗濯堅
牢度および耐光堅牢度により評価した。洗濯堅牢度はJ
IS L 0844のA−2法に従って50℃の条件で
評価した。耐光堅牢度はJIS L 0842に従っ
て、耐光カーボンフェード、ブラックパネル温度63℃
の条件で評価した。
【0045】加熱黄変性:上記、プレセット(P/S)
処理後の試料布片を使用して、乾熱処理(200℃、5
分間)における色調変化を、黄色度(b値)を測定する
ことによって評価した。黄色度(b値)は、カラーコン
ピューター(スガ試験機(株)製、SMカラーコンピュ
ーター、SM3型)により反射法で測定した。
【0046】参考例1〜9 下記の表2に記載した量のテレフタル酸、1,9−ノナ
ンジアミン、2−メチル−1,8−オクタンジアミン、
安息香酸、次亜リン酸ナトリウム一水和物(原料に対し
て0.1重量%)および蒸留水2.2リットルを内容積
20リットルのオートクレーブに入れ、窒素置換した。
100℃で30分間撹拌し、2時間かけて内部温度を2
10℃に昇温した。この時、オートクレーブは22kg
/cm2まで昇圧した。そのまま1時間反応を続けた
後、230℃に昇温し、その後2時間、230℃に温度
を保ち、水蒸気を徐々に抜いて圧力を22kg/cm2
に保ちながら反応させた。次に、30分かけて圧を10
kg/cm2まで下げ、更に1時間反応させてプレポリ
マーを得た。これを、100℃、減圧下で12時間乾燥
し、2mm以下の大きさまで粉砕した。これを230
℃、0.1mmHg下にて、10時間固相重合すること
によりポリアミドを得た。得られたポリアミドの末端封
止率、極限粘度[η]を併せて下記の表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】実施例1〜7、比較例1〜2 (株)島津製作所製フローテスター(CFT-500型)(口
金:0.3mmφ)を用いて、参考例1〜9で得られた
ポリアミドを、下記の表3に示す紡糸温度で、吐出速度
と巻取速度の比(ドラフト比)が15前後となるような
条件下で紡糸することにより、モノフィラメントを製造
した。これを引き続き、200℃で最大延伸倍率の0.
9〜0.95倍で延伸を行った。ここで、最大延伸倍率
とは、第1ローラー速度を50m/minに固定し、第
2ローラー速度を調節して5分間断糸しなかった場合
の、糸の延伸倍率のことである。得られた繊維について
評価した結果を下記の表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】実施例8〜10 参考例1、2、4で得られたポリアミドを、押出機を用
いて下記の表4に示す紡糸温度で溶融押出し、0.2m
mφ×24ホールの丸孔ノズルから吐出し、吐出速度と
巻取速度の比(ドラフト比)が10〜50の間になるよ
うに、吐出速度及び巻取速度を調節し、巻取速度500
〜2000m/分の範囲で巻取った。ついで、130℃
のホットローラー、200℃のホットプレートを用い、
75デニール/24フィラメントのマルチフィラメント
を得た。延伸倍率は最大延伸倍率の0.8倍で行った。
得られた繊維について、評価した結果を下記の表4に示
す。
【0051】比較例3 ポリアミドの原料として、テレフタル酸2159.8g
(13.0モル)、イソフタル酸830.7g(5.0
モル)、アジピン酸292.3g(2.0モル)、1,
6−ヘキサンジアミン2324.2g(20.0モ
ル)、安息香酸24.43g(0.2モル)、次亜リン
酸ナトリウム一水和物6.5g、蒸留水6リットルを使
用する以外は参考例1〜9と同様にしてポリアミドを製
造し、末端封止率40%、極限粘度[η]が1.0dl
/gのポリアミド(PA66ITと称する)が得られ
た。得られたPA66ITを用いて、実施例8〜10と
同様にしてマルチフィラメントを製造した。得られた繊
維について評価した結果を下記の表4に併せて示す。
【0052】比較例4 ナイロン6(濃硫酸中、30℃での極限粘度[η]:
1.3dl/g)を用いて、実施例8〜10と同様にし
てマルチフィラメントを製造した。得られた繊維につい
て評価した結果を下記の表4に併せて示す。
【0053】比較例5 ナイロン66(濃硫酸中、30℃での極限粘度[η]:
1.4dl/g)を用いて、実施例8〜10と同様にし
てマルチフィラメントを製造した。得られた繊維につい
て評価した結果を下記の表4に併せて示す。
【0054】比較例6 ポリエチレンテレフタレート樹脂(フェノール/テトラ
クロロエタン=1/1の混合溶媒中、30℃での極限粘
度[η]:0.65dl/g)を使用して、押出機によ
り溶融押出し、295℃で0.25φ×24ホールの丸
孔ノズルから吐出し、100m/minで巻取った。つ
いで、80℃のホットローラー、120℃のホットプレ
ートを用い500m/minの速度で延伸を行い、75
デニール/24フィラメントのマルチフィラメントを得
た。得られた繊維について評価した結果を下記の表4に
併せて示す。
【0055】
【表4】
【0056】
【発明の効果】本発明のポリアミド繊維は、高強力、高
モジュラスで、かつ耐熱性、耐水性、耐薬品性、耐加熱
黄変性、染色堅牢性などの諸特性にも優れており、タイ
ヤ類、ベルト類、ホース類、ターポリンなどのゴム製品
の補強用材料、重布類、ロープ類、網類などの産業資材
用途のほか、衣料用途、カーペット用途などに好適に使
用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 謙一 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 (72)発明者 中川 潤洋 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 (72)発明者 岡 秀明 岡山県倉敷市酒津2045番地の1 株式会社 クラレ内 (72)発明者 須郷 望 岡山県倉敷市酒津2045番地の1 株式会社 クラレ内 (72)発明者 柏村 次史 岡山県倉敷市酒津2045番地の1 株式会社 クラレ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸単位の60〜100モル%
    がテレフタル酸単位からなり、ジアミン単位の60〜1
    00モル%が1,9−ノナンジアミン単位からなるポリ
    アミドであって、濃硫酸中30℃で測定した極限粘度
    [η]が0.6〜2.0dl/gで、かつその末端基の
    10%以上が封止されているポリアミドからなる繊維。
  2. 【請求項2】 ジカルボン酸単位の60〜100モル%
    がテレフタル酸単位からなり、ジアミン単位の60〜1
    00モル%が1,9−ノナンジアミン単位および2−メ
    チル−1,8−オクタンジアミン単位からなり、かつ
    1,9−ノナンジアミン単位と2−メチル−1,8−オ
    クタンジアミン単位のモル比が40:60〜99:1で
    あるポリアミドであって、濃硫酸中30℃で測定した極
    限粘度[η]が0.6〜2.0dl/gであるポリアミ
    ドからなる繊維。
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