JPH09131958A - 孔版印刷方法 - Google Patents

孔版印刷方法

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JPH09131958A
JPH09131958A JP29135295A JP29135295A JPH09131958A JP H09131958 A JPH09131958 A JP H09131958A JP 29135295 A JP29135295 A JP 29135295A JP 29135295 A JP29135295 A JP 29135295A JP H09131958 A JPH09131958 A JP H09131958A
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master
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stencil
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Kaoru Matsuhisa
薫 松久
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄い感熱孔版マスターを用いて製版、巻装、
印刷、排版工程でのトラブルの発生がない孔版印刷方法
を提供すること。 【解決手段】 薄い感熱孔版マスターを版胴の回転系外
にセットし、版胴の回転系内に設けた給版手段で引き出
し、版胴に巻装すると共に、巻装に伴って、版胴の回転
系外に設けたサーマルヘッドと版胴の回転系内に設けた
プラテン部を圧接して製版を行い、製版巻装が終了後前
記マスターの末端を切断し、該切断端部を版胴の回転系
内に設けた係止手段で保持したのち印刷を行い、印刷終
了後版胴の回転系外に設けた排版手段により前記マスタ
ーを排版することを特徴とする孔版印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱孔版マスター
を用い製版印刷一体型の印刷装置で孔版印刷する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の感熱孔版マスターは、熱可塑性樹
脂フィルムと多孔性支持体を積層した厚いものであっ
た。
【0003】これを用いる製版印刷装置は、前記マスタ
ーの一版分を引き出し、プラテンロールでサーマルヘッ
ドに押し付けながら穿孔製版し、その製版済みマスター
の先端を版胴のマスタークランパまで搬送してクランプ
し、版胴を回転させ製版マスターを版胴の外周に巻き付
けて印刷する方式(以下、従来方法Aという)であっ
た。
【0004】従来のマスターは、麻等の天然繊維または
ポリエステル繊維など合成繊維、もしくは両者の混合繊
維からなる多孔性支持体と熱可塑性樹脂フィルムを接着
剤で貼り合せたものである。
【0005】そのために、接着剤の性状、接着点の多少
および大小、支持体の繊維の粗密、結束の度合が相関作
用して、穿孔感度、インキの透過度にバラツキを生じ穿
孔不良部、インキ非透過部を生じ、印刷画像に細字部の
欠落、ベタ画像部の白抜けなどの繊維目模様が生じると
いう欠陥があった。
【0006】この問題を解消するため、多孔性支持体を
極めて薄くするか、あるいは実質的に熱可塑性樹脂フィ
ルムのみからなるマスターが提案されている。
【0007】しかしながら、このマスターは、従来マス
ターに比べて支持体の強度がほとんどまたは全く無くな
るので、腰が弱くなり、従来マスターを用いる製版印刷
装置では搬送巻装にトラブルを生じ使用できなかった。
【0008】すなわち、前記マスターを使用すると、マ
スターをクランパまで搬送する途中で、マスターの折
れ、たわみ、伸び、ロールへの巻き付きなどを生じ、ク
ランプミス、クランプ不良を来す。またクランプされて
も版胴に巻装される過程でマスターの張りが少く、歪み
を生じ、シワとなる。
【0009】この問題を解決する方法として、クランパ
までの搬送については、マスターの頭出部および非画像
部に補強材を設ける(特開平5−294084号公
報)、マスター先端部の両面に搬送方向に沿って空気流
を形成する(特開平6−183122号公報)、マスタ
ーをクランパまで導く揺動するガイド手段を設ける(特
開平6−219033、6−286288、6−305
232、6−320853号公報、特開平7−1819
号公報)などが提案されている。
【0010】またクランパでの狭持については、クラン
パ部に凸状弾性体を配置する(特開平5−338344
号公報)、クランパ両端部に両端方向へ引張り摩擦力を
与える弾性部材を設ける(特開平6−255225号公
報)、クランパに空気逃げ孔を設ける(特開平6−30
5233号公報)などが提案されている。
【0011】またクランプ後の版胴への巻装について
は、マスター巻装時に、マスター全面に接触しマスター
を版胴に押し付ける向きにマスターを伸展させる張力を
与える伸張部材を設ける(特開平6−293176号公
報)などが提案されている。
【0012】しかし、これらの方法は有効性に乏しく、
クランプミス、クランプ不良は解消されていない。すな
わち、巻装時マスターを伸展させる方法は、製版済みマ
スターにシゴキ作用が加わり、マスターが損傷しやす
く、また巾方向の均一な張力がえられず、シワの発生は
避け難い。さらに、これらいずれかの提案も、従来装置
の各部の改良に関するものであって、従来装置におけ
る、製版巻装過程の各部位でマスターの移動速度を異に
する搬送方法に起因するマスターのたわみによる問題、
版胴上でマスターの端部がフリーである問題について
は、何ら解決手段を提示しないものである。
【0013】これに対し、新にクランプ工程の無い方法
として、マスターを切断せず、版胴の外周に、マスター
の供給部と製版部と排版部とを全て設けて、版胴と共に
回転させて、マスターを製版巻装する搬送方式(特公平
5−70595号公報、特開平5−286222号公
報)(以下、従来方法Bという)が有望視され、採用が
検討されている。
【0014】しかしながら、この方式では、マスターが
給版部から排版部まで連続一体化されているのでマスタ
ーの脱着、セッティングが困難であり、回転する版胴に
給版、製版、排版の各部全てを具備するので、複雑な伝
達機構を要し、また印刷時の版胴の負荷が大きいため
に、装置が巨大化するなどの別の問題を生じる。
【0015】これらの問題を解決する方法としてつぎの
ものがある。
【0016】特開平6−328831号公報 製版部と排版部を版胴外に設け、版胴に相対移動する版
胴回転系内に設けた給版部から、マスター先端を版胴に
直結したクランパでクランプして、版胴だけ回転させて
巻装した後、クランパを開いてマスター先端を排版部へ
引き取り、この排版に合せ版胴を回転させると同時に製
版を行い、製版後給版部を移動させ、給版部よりマスタ
ーを排版部へ引き取り、この部分を排版部に設けたカッ
ターで切断し、この切断端部を前記クランパでクランプ
し印刷を開始する方法。
【0017】特開平6−270524号公報、特開平
7−52513、7−186510号公報 製版部は版胴外に設け、給版部と排版部を版胴の回転系
内で、版胴に回転自在で相互接離可能な別々のアームに
設け、これら両部の近接点で、給版部からマスター先端
部を排版部へ係止し、版胴外周上を相互離隔させなが
ら、製版、巻装および排版を行う方法。
【0018】特開平6−247024、6−2470
25号公報 製版部は版胴外に設け、マスターロールから先端を引き
出して、版胴上の排版部に係止し、版胴を回転させ、マ
スターを製版し、版胴外周上に巻装した後、マスターロ
ールを版胴上の支点に移設し印刷を開始する方法。
【0019】特開平7−186509号公報 製版部と排版部を版胴外に設け、給版部とクランパを版
胴の回転系内で、版胴に回転自在で相互接離可能な別々
のアームに設け、これら両部の近接点で、給版部からマ
スター先端をクランパでクランプし、版胴外周上を相互
離隔させながら製版巻装し、ついでクランパを開いてマ
スターを引き取り排版する方法。
【0020】しかしながら、これらはつぎのような問題
を有する。
【0021】については、マスターの製版の後端部を
クランプし、後端部から印刷することになるので、製版
において拡大、縮小、二面転写等の画像処理に問題を生
じる。また、マスターの先端部がフリーなので、印刷中
ズレを生じる。
【0022】、については、排版部が版胴回転系内
にあるので、排版に付着したインキは、排版毎に増量
し、排版部からのインキのしみ出し、印刷中の飛び散り
を来す。
【0023】、については、マスターは、給版部か
らクランパまで、プラテン部を経由して引き取る必要が
あり、自動化が困難であると共に、クランパの開閉に伴
う、クランプ部でのマスターのシワの発生が避け難い。
【0024】さらにこれらいずれの方法においても、マ
スターのセット/給版部は、版胴回転系内に装備され、
版胴にかかる負荷は、依然として大きい。
【0025】すなわち、回転負荷、振動および印刷プレ
スロールの当接離隔に伴う騒音、さらに当接打撃による
マスターの歪み損傷、装置の耐久性の低下である。
【0026】なぜなら、プレスロールの当接離隔による
トラブルを回避できるプレスロールの最大逃げ巾は10
mm程度であるためである。
【0027】従来方法Aの装置におけるクランパの版胴
外周面からの立ち上りは約5mmであるから、プレスロ
ールの逃げ巾としては6〜7mm程度である。
【0028】これに対し、従来方法Bおよびその改良方
法における前記給版部の立ち上り巾はマスターロールの
巻径に規制されているが、従来マスターと同じ巻長(2
00〜250版分)、同じ巻芯径(40〜60mm)と
したばあい、従来マスターの巻径(90〜110mm)
に比べて、従来マスターの厚さ(35〜60μm)より
薄い(2〜10μm)分だけおのずから小さく(40〜
70mm)になり、さらに厚さが薄く、腰が無い分だけ
巻グセが付きにくく巻芯径を小さく(20mm以下)で
きるので、プレスロールの逃げ巾を30〜40mmまで
小さくできるが、この値は許容最大逃げ巾を大きく超過
する。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来方
法A、Bにおける、画像部の繊維目模様の発生、マスタ
ーの搬送巻装時のジャム、破断、シワ、ズレの発生、排
版部からのインキの滲み出し、飛び散りの発生、プレス
ロール逃げ巾が大きいことに起因する騒音、損傷などが
解消された孔版印刷方法を提供することを課題とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)感熱孔
版マスターにサーマルヘッド素子を接触させ、素子の選
択的発熱により穿孔画像を形成して製版し、えられた製
版マスターを、内周面にインキ供給装置を有し、中心軸
の周りに回転する版胴の外周に巻装して印刷する感熱孔
版式製版印刷一体型印刷装置による孔版印刷方法であっ
て、前記マスターとして、実質的に熱可塑性樹脂フィル
ムのみからなるものであって、ロール状に巻き取られた
形態のものを用い、前記マスターを版胴の回転系外にセ
ットし、版胴の回転系内に設けた給版手段で引き出し、
版胴に巻装すると共に、巻装に伴って、版胴の回転系外
に設けたサーマルヘッドと版胴の回転系内に設けたプラ
テン部を圧接して製版を行い、製版巻装が終了後前記マ
スターの末端を切断し、該切断端部を版胴の回転系内に
設けた係止手段で保持したのち印刷を行い、印刷終了後
版胴の回転系外に設けた排版手段により前記マスターを
排版することを特徴とする孔版印刷方法に関する。
【0031】本発明はさらに、(2)前記感熱孔版マス
ターの1%伸長時の引張強度が100gf/cm巾以上
であることを特徴とする前記(1)項記載の孔版印刷方
法に関する。
【0032】本発明はさらに、(3)前記版胴の回転系
内に設ける給版手段が前記マスターの保持手段とその支
持手段とからなり、該支持手段が版胴の回転中心軸の周
りに版胴と独立に回転自在であり、その回転が製版送り
速度と同調されていることを特徴とする前記(1)また
は(2)項記載の孔版印刷方法に関する。
【0033】本発明はさらに、(4)前記給版手段の保
持手段が、円筒状で、自軸の周りに回転可能であること
を特徴とする前記(3)項記載の孔版印刷方法に関す
る。
【0034】本発明はさらに、(5)前記マスターの切
断端部を係止する係止手段が、円筒状で、自軸の周りに
回転可能であることを特徴とする前記(1)、(2)、
(3)または(4)項記載の孔版印刷方法に関する。
【0035】本発明はさらに、(6)前記給版手段の保
持手段が前記支持手段に着脱自在に取付けられているこ
とを特徴とする前記(3)、(4)または(5)項記載
の孔版印刷方法に関する。
【0036】本発明はさらに、(7)前記マスターの切
断端部を係止する係止手段が版胴に設けられた支持部に
着脱自在に取付けられていることを特徴とする前記
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)
項記載の孔版印刷方法に関する。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の前記構成によるときはつ
ぎの作用効果が奏される。
【0038】(1)感熱孔版マスターとして、実質的に
熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものを使用するの
で、従来方法Aにおいて厚い多孔性支持体を積層したマ
スターの使用に起因する画像部の繊維目模様が発生しな
くなる。
【0039】(2)前記マスターは、好ましくは1%伸
張時の引張強度が100gf/cm巾以上であるので、
マスターにたるみ、伸びが生じないようにマスターの引
き出し、製版、巻装の際に常に適切な伸張力を掛けてお
くことができる。
【0040】(3)マスターロール、サーマルヘッド、
排版部は、従来方法Aの装置と同様に装置本体に装着さ
れるので、版胴にかかる負荷変動は小さく、プレスロー
ルの逃げ巾量を大きくしなくて済む。
【0041】(4)薄いマスターの巻取りロールを装置
本体に装着するので従来マスターと同じ巻長のばあい
は、装着部容積を小さく(1/5〜1/13)でき、装
着部容積を同じくするばあいはマスター巻長を長く(6
00〜4000版分)することができる。
【0042】(5)装置本体に装着したマスターロール
からマスターを引き出し、版胴回転系内に設けた給版手
段に係止した後、該給版手段を版胴外周面に沿って移動
させることによりマスターの製版、巻装を行なうので、
この間マスターは一体化され、緊張状態にあり、そのた
め従来方法Bおよびその改良方法にみられる製版巻装時
のマスターのジャム、破断、シワ、ズレが生じない。
【0043】(6)装置本体に装着したマスターロール
と版胴回転系内に設けた給版手段の間には製版部を介在
させないので、経路が簡単になり、マスターの引き出
し、係止は容易となる。
【0044】(7)前記給版手段の係止手段は、自軸回
転する円筒状であるので、マスターの係止時に係止部の
シワの発生が無く、かつ自動化が容易である。
【0045】(8)給版手段が製版速度(サーマルヘッ
ドの発熱の副走査速度)と同調して版胴外周面を回転
し、製版巻装するので、サーマルヘッドからの送り出し
口での製版済みマスターは、一定の適切な引張力で牽引
され、そのためサーマルヘッドの発熱に伴う穿孔部周辺
の非画像部のフィルムの熱収縮応力に対応してマスター
のシワ、画像のゆがみがなくなる。
【0046】(9)マスターは、版胴上の給版手段、係
止手段により両端部とも固定されるので印刷中のマスタ
ーのズレは生じない。
【0047】(10)給版手段、係止手段に装着されるマ
スターは常に1版分であるので、給版手段、係止手段は
極軽量小型にすることができ、従来方法Bおよびその改
良方法にくらべてプレスロールの逃げ巾量は少なくて済
み、高速印刷時も版胴の慣性モーメントに変化が無く、
スムーズな印刷ができる。
【0048】(11)マスターの末端を係止する係止手段
が自軸に回転自在であるので、排版部への引き出しが容
易で、排版ジャムを起さない。
【0049】(12)排版部が版胴回転系外にあるので、
インキの滲み出し、飛び散りの問題を生じない。
【0050】(13)給版、製版、巻装終了後において、
版胴4に巻装されているマスターとマスターロールとは
分離されており、相互に独立であるので、マスターロー
ルの脱着交換は容易である。
【0051】つぎに本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0052】図1は本発明に用いる感熱孔版式製版印刷
一体型の印刷装置の一実施例を示す概略側面図である。
【0053】図2〜図6は図1に示される印刷装置を用
いて孔版印刷を行なう工程を順に示す概略側面図であ
る。
【0054】図1において、1はマスターロールであ
り、感熱孔版マスターAが紙管などの巻芯に巻取られた
形態のものである。2はロール2a、2bからなるマス
ターAの送りロール、3はカッターである。マスターロ
ール1、送りロール2、カッター3は印刷装置の本体に
保持されている。ロール2a、2bは相互に当接離隔可
能に設けられている。
【0055】4は版胴であり、中空円筒状で中空部にイ
ンキ供給装置11が設置されている。版胴4の外周壁は
インキ通過性壁で構成されている。版胴4は中心を貫通
する軸で装置本体に回転自在に取付けられており、装置
本体に設けたモータに連結され、駆動回転されるように
なっている。
【0056】5は給版手段であり、給版手段5はマスタ
ーAの保持手段を構成するロール(以下、給版ロールと
いう)6と、該保持手段の支持手段を構成するアーム
(以下、給版アームという)7とからなっている。給版
ロール6は給版アーム7の一端部に回転自在に取付けら
れている。アーム7の他端部は版胴4の回転中心軸の周
りに回転自在に取付けられている。給版アーム7の回転
により給版アーム6は版胴4の外周壁に沿って移動す
る。給版ロール6の回転駆動力は版胴4の駆動軸からク
ラッチを介して伝達される。給版ロール6の外周面には
マスターAを再剥離可能に固定するための手段が設けら
れている。このような手段としては、たとえば粘着剤な
どが利用でき、特別な装置は必要としない。
【0057】8はプラテンロールであり、版胴4の外周
壁に適宜の支持部材で自軸に回転自在に取付けられてい
る。プラテンロール8は駆動回転させる必要はないが、
マスターAの張力調整などのために駆動回転させるよう
にしてもよい。9はサーマルヘッド、9aはサーマルヘ
ッドの発熱素子である。サーマルヘッド9は装置本体に
設けられ、適宜の移動手段でプラテンロール8に当接す
る位置に移動可能である。なお、プラテンロール8を移
動可能にして、これをサーマルヘッド9に当接させるよ
うにしてもよく、あるいはプラテンロール8とサーマル
ヘッド9の両方を移動可能にして両者を当接させるよう
にしてもよい。
【0058】10はマスターAの末端部を係止するため
の係止手段を構成するロール(以下、係止ロールとい
う)である。係止ロール10は版胴4の外周壁に適宜の
支持部材で自軸に回転自在に取付けられている。係止ロ
ール10の外周面にはマスターAを再剥離可能に固定す
るための手段が設けられている。このような手段として
は、たとえば粘着剤などが利用でき、特別な装置は必要
としない。係止ロール10の回転駆動力は版胴4の駆動
軸からクラッチを介して伝達される。
【0059】12は印刷時に印刷用紙を版胴4に押し付
けるためのプレスロールである。プレスロール12はバ
ネなどの付勢力で版胴4の外周面に押付けられている
が、マスターAの巻装時、印刷時において、給版ロール
6が版胴4とプレスロール12の間を通過できるように
版胴4の表面から所定の逃げ巾だけ後退できるようにな
っている。
【0060】13はガイドロール、14はタイミングロ
ールであり、印刷時に印刷用紙を版胴4とプレスロール
12との間に供給するためのものである。
【0061】15は排版手段であり、排版手段15は、
ロール16a、16bからなる排版取出しロール16と
使用済マスターの貯留室17から構成されている。排版
取出しロール16は、たとえばその一方のロール16a
の外周面に多数の突起を設け、マスターの掻き取りを容
易にしている。
【0062】本発明においては、前記のごとく、マスタ
ーロール1、カッター3、サーマルヘッド9および排版
手段15(取出しロール16、貯留室17)は装置本体
側に設けられている(すなわち、これらは版胴の回転系
外に設けられている)。
【0063】一方、給版手段5(給版ロール6、給版ア
ーム7)は版胴4の外周壁に沿って移動可能に、プラテ
ンロール8および係止ロール10は版胴4の外周壁に設
けられている(すなわち、これらは版胴の回転系内に設
けられている)。
【0064】本発明において、給版ロール6の版胴4の
外周壁からの半径方向における距離(飛び出し量)によ
って、プレスロール12の逃げ巾が決まる。したがっ
て、給版ロール6は、マスターAを係止しうるかぎり、
できるだけ直径の小さいものが好ましく、このように直
径の小さい給版ロール6を版胴4の外周壁にできるだけ
近接させて給版アーム7に取り付けるのが好ましい。そ
のためには、プラテンロール8および係止ロール10
は、給版ロール6の版胴4の外周壁上の移動を妨げない
ように、版胴4の該周壁からできるだけ飛び出さないよ
うにするのが好ましい。
【0065】前記の観点から、プラテンロール8として
は直径20〜30mm程度のもの、係止ロール10とし
ては直径4〜5mm程度のものを用い、これらを要すれ
ば版胴4の外周壁に設けた溝内に、外周壁からの飛び出
し量が5mm以下になるように保持するのが好ましい。
また給版ロール6としては直径4〜5mm程度のものを
用い、このものを、前記プラテンロール8、係止ロール
10と最近接時に1〜3mm程度の間隔を保持しうるよ
うに、給版アーム7に取付けるのが好ましい。
【0066】また、本発明においては、給版ロール6は
版胴4上を移動し、巻装が終了したときは所定の定位置
にあり、給版アーム7は固定され、その後マスター末端
が切断され、係止ロール10に係止されて印刷が開始さ
れるのであるが、この印刷を開始する前に、給版アーム
7における給版ロール6の支持位置を変更するようにし
てもよい。たとえば、版胴4の外周壁の所定の位置に溝
を設け、この溝内に給版ロール6を収納させるなどの手
段が採用でき、このようにすれば印刷時における給版ロ
ール6の飛び出し量を5mm以下とすることができる。
【0067】このようにすることによって、印刷時にお
けるプレスロール12の逃げ幅を8mm以下にすること
ができる。
【0068】また、本発明においては、給版ロール6の
給版アーム7に対する取付け、および係止ロール10の
版胴4の支持部に対する取付けを着脱自在にするのが好
ましい。このようにすることによって、給版、製版、巻
装後において、何らかの異常があった際に必要があれ
ば、マスターAを版胴4から除去できる。
【0069】つぎに図2を参照してマスターのセット方
法を説明する。
【0070】装置本体に保持されたマスターロール1か
らマスターAの先端を引き出し、装置本体に版胴近傍に
設置されている送りロール2a、2b(この状態では離
隔されている)の間を通したのちロール2a、2bを圧
接せしめる。これに合せて、版胴4を図に示す位置に固
定した状態で、給版アーム7を回転させ、給版ロール6
が前記送りロール2に最近接する位置に移動させ、固定
する。これに同期させて送りロール2a、2bを回転さ
せマスターAを送り出し、同時に給版ロール6を回転さ
せマスターAの先端部を巻き取る。このばあい、給版ロ
ール6の回転は1回転以上で2回転以内でよい。給版ロ
ール6による巻き取り速度は、送りロール2による送り
出し速度より若干速くするのが好ましい。かくしてマス
ターAの先端部は給版ロール6に固定される。
【0071】つぎに図3〜4を参照してマスターの製
版、巻装方法を説明する。
【0072】図3に示されるごとく、マスターAの先端
部を給版ロール6に巻き取り固定したのち、版胴4は固
定したまま、給版アーム7の固定を解除し、矢印方向に
回転させ、給版ロール6を版胴4の外周壁上を移動させ
る。給版ロール6がプラテンロール8を通過した後、サ
ーマルヘッド9を移動させ、プラテンロール8に圧接さ
せ、製版を開始する。
【0073】給版ロール6を製版送り出し速度に同期し
て版胴4の外周壁上を移動させ、マスターAを引き出し
ながら製版する。
【0074】送り出しロールは、ニップされた状態で給
版ロール6の移動によるマスターAの引き出しに従って
従動回転するものであってもよく、あるいはマスターA
の引き出し速度よりわずかに遅い速度でマスターAを送
り出すように駆動回転するものであってもよい。
【0075】マスターAの製版と版胴4への巻装が進行
し、製版が終了した後、サーマルヘッド9をプラテンロ
ール8から離隔させ、元の位置に戻す。
【0076】引き続き給版ロール6を版胴4の外周壁上
を移動させ、マスターAを所定長さ引き出した時点で給
版アーム7を固定し、図4に示されるごとく、版胴4
を、係止ロール10がカッター3に最近接する位置にく
るように回転させる。この時点でのマスターAの状態
は、マスターAの先端が給版ロール6に巻き取り固定さ
れ、マスターAの末端部は係止ロール10に接する状態
でマスターロール1と一体化されている。
【0077】図4に示される状態で、カッター3を作動
させ、マスターAの末端を切断する。同時に係止ロール
10を回転させて、マスターAの末端部を巻き取り固定
したのち、係止ロール10の回転軸を固定する。
【0078】これにより印刷開始の状態となる。
【0079】印刷工程は、版胴4を回転させながら、印
刷用紙をガイドロール13およびタイミングロール14
により版胴4の外周壁とプレスロール12の間に供給す
ることによって行なわれる。版胴4が1回転するごとに
給版ロール6が版胴4の外周壁とプレスロール12の間
を通過するが、前記のごとくプレスロール12の逃げ巾
が小さいので、印刷時のプレスロール12の当接離隔に
伴う騒音が小さく、またプレスロール12の当接打撃に
よるマスターの否み、損傷を防止でき、さらに装置の耐
久性の低下も防止できる。
【0080】つぎに図5〜6を参照してマスターAの排
版方法を説明する。
【0081】図5に示されるごとく、版胴4を、係止ロ
ール10が取出しロール16に最近接する位置まで回転
させ停止させる。排版手段15を係止ロール10の方向
に移動させ、取出しロール16の一方のロール16aを
係止ロール10上のマスターAに接触させ、係止ロール
10の回転軸の固定を解除し、自転可能したのち、取出
しロール16を回転させ、マスターAを掻き取る。取出
しロール16の回転開始と同時に給版アーム7の回転軸
の固定も解除し、回転可能にする。
【0082】取出しロール16の回転によりマスターA
が係止ロール10から掻き取られ、さらに取出されるの
に伴って、給版ロール6が引っ張られ、版胴4の外周壁
上を移動して取出しロール16の方に近づく。
【0083】図6に示されるごとく、給版ロール6が取
出しロール16に近接した状態で給版ロール6の回転軸
の固定を解除し、給版ロール6を回転可能にすることに
より、給版ロール6上のマスターAを完全に掻き取り、
取出しロール16の回転を停止させ、排版を終了する。
【0084】その後、版胴4および給版アーム7を図2
に示される所定の位置に移動させる。かくしてつぎの製
版の待機状態となる。
【0085】本発明の孔版印刷方法は、感熱孔版マスタ
ーとして実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるも
のを使用するばあいに好適である。
【0086】前記熱可塑性樹脂フィルムとしては、厚さ
1.5〜8μmのフィルムが好ましく使用される。熱可
塑性樹脂フィルムのサーマルヘッドに接する面にはステ
ィッキングを防止するための融着防止層を設けてもよ
い。熱可塑性樹脂フィルムの片面または両面(融着防止
層を設けるばあいは、その面上)に帯電防止層を設けて
もよい。
【0087】前記熱可塑性樹脂フィルムとしては、二軸
延伸フィルムであって、結晶融解熱が11cal/g以
下、融点が240℃以下、最大加熱収縮応力が400g
/mm2以上の共重合ポリエステルフィルムが好ましく
用いられる。また塩化ビニリデン樹脂、フッ化ビニリデ
ン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのフィルム
も使用できる。
【0088】また熱可塑性樹脂フィルムは単層であって
もよく、複層であってもよい。複層のばあい、一方の層
を均質なフィルム状とし、他方の層を繊維状の多孔質ス
クリーン状の形態とすれば、他方の層は熱穿孔に関与せ
ず、もう一方の熱穿孔フィルムの支持補強層とすること
ができる。
【0089】本発明に用いるマスターは、1%伸張時の
引張強度が100gf/cm巾以上であるのが好まし
い。このようなマスターを用いることにより、マスター
にたるみ伸びが生じないように、マスターの引き出し、
製版、巻装の際に常に適切な伸張力をかけておくことが
できる。
【0090】
【発明の効果】本発明の孔版印刷方法によれば、画像部
の繊維目模様の発生がなく長尺のマスターロールを使用
でき、マスターの製版、巻装時にジャム、破断、シワ、
ズレが発生せず、プレスロールの逃げ巾が小さく騒音、
損傷が防止され、さらに排版部からのインキの滲み出
し、飛び散りが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の孔版印刷方法に用いる感熱孔版式製版
印刷一体型印刷装置の一実施例を示す概略側面図であ
る。
【図2】本発明の孔版印刷方法におけるマスターのセッ
ト工程を示す概略側面図である。
【図3】本発明の孔版印刷方法におけるマスターの製
版、巻装工程の初期段階を示す概略側面図である。
【図4】本発明の孔版印刷方法におけるマスターの製
版、巻装工程の最終段階を示す概略側面図である。
【図5】本発明の孔版印刷方法におけるマスターの排版
工程の初期段階を示す概略側面図である。
【図6】本発明の孔版印刷方法におけるマスターの排版
工程の最終段階を示す概略側面図である。
【符号の説明】
A 感熱孔版マスター 1 マスターロール 2、2a、2b 送りロール 3 カッター 4 版胴 5 給版手段 6 給版ロール 7 給版アーム 8 プラテンロール 9 サーマルヘッド 10 係止ロール 11 インキ供給装置 12 プレスロール 13 ガイドロール 14 タイミングロール 15 排版手段 16、16a、16b 排版取出しロール 17 貯留室

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱孔版マスターにサーマルヘッド素子
    を接触させ、素子の選択的発熱により穿孔画像を形成し
    て製版し、えられた製版マスターを、内周面にインキ供
    給装置を有し、中心軸の周りに回転する版胴の外周に巻
    装して印刷する感熱孔版式製版印刷一体型印刷装置によ
    る孔版印刷方法であって、前記マスターとして、実質的
    に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものであって、ロ
    ール状に巻き取られた形態のものを用い、前記マスター
    を版胴の回転系外にセットし、版胴の回転系内に設けた
    給版手段で引き出し、版胴に巻装すると共に、巻装に伴
    って、版胴の回転系外に設けたサーマルヘッドと版胴の
    回転系内に設けたプラテン部を圧接して製版を行い、製
    版巻装が終了後前記マスターの末端を切断し、該切断端
    部を版胴の回転系内に設けた係止手段で保持したのち印
    刷を行い、印刷終了後版胴の回転系外に設けた排版手段
    により前記マスターを排版することを特徴とする孔版印
    刷方法。
  2. 【請求項2】 前記感熱孔版マスターの1%伸長時の引
    張強度が100gf/cm巾以上であることを特徴とす
    る請求項1記載の孔版印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記版胴の回転系内に設ける給版手段が
    前記マスターの保持手段とその支持手段とからなり、該
    支持手段が版胴の回転中心軸の周りに版胴と相対的に回
    転自在であり、その回転が製版送り速度と同調されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の孔版印刷方
    法。
  4. 【請求項4】 前記給版手段の保持手段が、円筒状で、
    自軸の周りに回転可能であることを特徴とする請求項3
    記載の孔版印刷方法。
  5. 【請求項5】 前記マスターの切断端部を係止する係止
    手段が、円筒状で、自軸の周りに回転可能であることを
    特徴とする請求項1、2、3または4記載の孔版印刷方
    法。
  6. 【請求項6】 前記給版手段の保持手段が前記支持手段
    に着脱自在に取付けられていることを特徴とする請求項
    3、4または5記載の孔版印刷方法。
  7. 【請求項7】 前記マスターの切断端部を係止する係止
    手段が版胴に設けられた支持部に着脱自在に取付けられ
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5また
    は6記載の孔版印刷方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005343069A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Duplo Seiko Corp 孔版印刷用原紙

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