JP2843238B2 - 印刷機における製版及び給版装置 - Google Patents

印刷機における製版及び給版装置

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JP2843238B2
JP2843238B2 JP24560393A JP24560393A JP2843238B2 JP 2843238 B2 JP2843238 B2 JP 2843238B2 JP 24560393 A JP24560393 A JP 24560393A JP 24560393 A JP24560393 A JP 24560393A JP 2843238 B2 JP2843238 B2 JP 2843238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱式の製版印刷一体
型の印刷機に関し、さらに詳しくは、その製版及び給版
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の感熱デジタル製版式印刷装置にお
いて、その製版部及び給版部では、ロール状の感熱孔版
マスタから1版分のマスタを引き出し、それをプラテン
ローラでサーマルヘッドに押し付けながら回転し搬送す
ることで感熱穿孔製版を行ない、複数の搬送ローラ対及
びこれらの搬送ローラ対の間に配置された案内板で製版
済マスタをガイドしつつ、印刷ドラムのマスタクランパ
に製版済マスタを搬送し、その製版済マスタの先端部を
マスタクランパでクランプし、印刷ドラムの外周面に徐
々に巻き付けて、1版分のマスタの後端を最後にカッタ
で切断するようになっていた。そして排版部では、使用
済マスタをその先端部又は後端部から剥離して排版ボッ
クス内に収納していた。
【0003】そして、このような感熱デジタル製版式印
刷装置に用いられていた感熱孔版マスタは、約2μm程
度の厚さの熱可塑性樹脂フィルムと30〜40μm程度
のインキ通過性の多孔質支持体として、例えば和紙等を
貼り合わせたものが用いられていたので、それを上記の
ような製版部及び給版部から印刷ドラムのマスタクラン
パまで搬送する上で、不具合が特に発生することはなか
った。ところが、従来の感熱孔版マスタは、そのマスタ
のコストアップを招くと共に、その和紙ベースがサーマ
ルヘッドによるフィルム部の穿孔むらや印刷時における
インキ通過むらを発生させ、そのために「繊維目」と呼
ばれる局部的白抜けや文字掠れなどの画質劣化を発生さ
せていた。また、和紙ベースの存在は、排版時にマスタ
に付着して捨てられるインキ量の増大を招いて結果的に
は印刷物のランニングコストを上昇させるという不利益
を有していた。
【0004】そこで、本発明者らは、印刷ランニングコ
ストの低減と製版及び印刷の画像品質向上を目的として
和紙ベースを省略し、実質的に熱可塑性樹脂フィルムの
みから成るマスタを用いることを提案している。このよ
うなマスタは、サーマルヘッドによる確実な穿孔製版を
可能にするために、その厚さの上限をせいぜい4〜5μ
m程度までしかできない。そのためにそれ自体の腰が弱
く、正確で確実な搬送をしようと思っても以下のような
不具合が発生してしまうことが実験の結果で分かった。
【0005】(1)マスタがプラテンローラに貼り付い
て巻き付く。
【0006】(2)マスタが複数の搬送ローラ対に貼り
付いて巻き付く。
【0007】(3)マスタが案内板に貼り付いてジャム
になる。
【0008】(4)マスタがしわになりながら搬送され
る。
【0009】(5)マスタがマスタクランパまで確実に
搬送されない。
【0010】そして、従来の製版部及び給版部の構造で
は、そのマスタ搬送経路が長く、装置の大型化をも招い
ていた。
【0011】上記のような不具合に対処した公知の技術
として、特開昭62−73987号公報に示されている
ように、マスタを切断しないで使用し、円筒状版胴の外
周にマスタの供給部と製版部と排版巻取部とを全て設け
て、円筒状版胴と共に回転させる方式が提案されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術においても以下の問題点がある。
【0013】(1)印刷時の回転体(給版ロール及び排
版ロール)の重量大のため回転アンバランスを来たし、
振動や騒音が大になって高速印刷ができなくなる。
【0014】(2)印刷時の回転体凸部(円筒状版胴の
外周面から外側に突出した給版ロール及び排版ロールの
部分)寸法が大となるので、印圧ローラがプレッシャー
ドラム方式となり、装置の大型化及びコストアップを招
く。
【0015】(3)マスタの初期セット操作が非常に面
倒であり、特にジャム時はマスタがつながっているの
で、ジャム処理が困難である。
【0016】(4)サーマルヘッドやプラテンローラ等
の駆動モータへの信号ライン若しくは電源ラインの供給
が回転式カップリングコネクタとなり、その動作の信頼
性を低下させる。
【0017】したがって、本発明は、かかる問題点を解
決するために、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから
成るような薄いマスタを使用しても、トラブルを発生さ
せることなく搬送できる新しい印刷機における製版及び
給版装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、ロール状に巻き付けら
れたマスタを繰り出し可能に貯容するマスタ貯容手段
と、該マスタ貯容手段から引き出された上記マスタに穿
孔製版を行なう製版手段とを有する印刷機における製版
及び給版装置において、上記マスタ貯容手段を収納する
と共に、上記マスタを供給するマスタ供給位置と該マス
タ供給位置から外れたマスタセット位置との間で移動自
在なマスタ収納手段と、上記マスタ収納手段を移動自在
に案内する案内手段とを具備することを特徴とする。
【0019】請求項2記載の発明は、ロール状に巻き付
けられたマスタを繰り出し可能に貯容するマスタ貯容手
段と、該マスタ貯容手段から引き出された上記マスタに
穿孔製版を行なう製版手段と、上記マスタをその外周面
に巻装して回転中心軸の周りに回転する印刷ドラムとを
有する印刷機における製版及び給版装置において、上記
印刷ドラムの側方近傍に配設された、上記マスタ貯容手
段を収納すると共に、上記回転中心軸方向の、上記マス
タを供給するマスタ供給位置と該マスタ供給位置から外
れたマスタセット位置との間で移動自在なマスタ収納手
段と、上記マスタ収納手段を移動自在に案内する案内手
段とを具備することを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明は、ロール状に巻き付
けられたマスタを繰り出し可能に貯容するマスタ貯容手
段と、該マスタ貯容手段から引き出された上記マスタに
穿孔製版を行なうサーマルヘッドと、該サーマルヘッド
に上記マスタを押し付けながら搬送するプラテンローラ
と、上記マスタを切断する切断手段と、上記マスタをそ
の外周面に巻装して回転中心軸の周りに回転する印刷ド
ラムと、該印刷ドラムの一母線上に設けられ上記マスタ
の先端部を係止するマスタクランプ手段とを有する印刷
機における製版及び給版装置において、上記印刷ドラム
の側方近傍に配設された、上記マスタ貯容手段を収納す
ると共に、上記回転中心軸方向の、上記マスタを供給す
るマスタ供給位置と該マスタ供給位置から外れたマスタ
セット位置との間で移動自在なマスタ収納手段と、上記
マスタ収納手段を移動自在に案内する案内手段とを具備
することを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項3記載の印
刷機における製版及び給版装置において、上記マスタ収
納手段が、上記プラテンローラを回転可能に保持するプ
ラテンローラ保持部を有し、上記サーマルヘッドを、上
記プラテンローラの上方において支持すると共に、製版
時に上記マスタを介して上記プラテンローラに当接させ
る製版位置と非製版時に上記プラテンローラから離間さ
せる非製版位置とに選択的に変位させるためのサーマル
ヘッド接離手段を具備することを特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の印刷機における製版及び給版装置において、上記プ
ラテンローラと上記マスタクランプ手段との間の張架マ
スタに対して張力を付与するための、上記張架マスタの
上面に圧接した状態のもとで上記張架マスタに最小撓み
を与える第1の位置と、上記張架マスタの上面に圧接し
た状態のもとで上記張架マスタに最大撓みを与える第2
の位置との間に変位可能であると共に、上記マスタの上
面に対して接離可能な張力付与手段と、上記張力付与手
段が給版終了時において第1の位置を占めたときに、該
張力付与手段を係止し、給版開始時において上記張力付
与手段の係止を解除する係止手段と、上記張力付与手段
の第1の位置を検出する第1位置検出手段及び上記張力
付与手段の第2の位置を検出する第2位置検出手段と、
上記各位置検出手段の出力に応じて、上記張架マスタの
撓みを一定の範囲内に維持するように、上記印刷ドラム
及び上記プラテンローラの各周速度を制御する制御手段
とを具備することを特徴とする。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項3、4又は
5記載の印刷機における製版及び給版装置において、上
記印刷ドラムは、上記マスタクランプ手段が上記マスタ
の先端部をクランプする給版時において定位置に停止可
能であって、上記マスタクランプ手段は上記マスタをク
ランプする開閉自在なクランプ部材と、上記クランプ部
材を開閉させるクランプ開閉手段とを有し、上記マスタ
収納手段が上記マスタ供給位置を占めると共に、上記ク
ランプ部材が開状態のときに、上記クランプ部材の先端
を上記プラテンローラの外周面に当接し、上記マスタの
先端部を上記マスタクランプ手段に導くように上記クラ
ンプ部材を配設したことを特徴とする。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項6記載の印
刷機における製版及び給版装置において、上記クランプ
部材と上記印刷ドラムとの間には上記マスタの先端部が
挿通される挿通口が設けられていて、上記マスタの先端
部が上記挿通口を通過したとき、そのマスタの先端部を
上記印刷ドラムの外周面に押し付けると共に、上記マス
タを引張る向きに移動し上記マスタに張力を付与するた
めの張力付与機構を具備することを特徴とする。
【0025】
【作用】請求項1記載の発明によれば、上記の構成によ
り、マスタ搬送経路の短縮化と搬送ローラ等の搬送手段
の削減とでシンプル化を図ることができ、たとえ実質的
に熱可塑性樹脂フィルムのみから成るような薄いマスタ
を用いてもマスタ搬送時のトラブルの発生がない。ま
た、マスタ収納手段が、マスタを供給するマスタ供給位
置とマスタ供給位置から外れたマスタセット位置との間
で移動自在であること及びマスタ収納手段を移動自在に
案内する案内手段により、マスタ収納手段がマスタ供給
位置又はマスタセット位置に移動される。
【0026】請求項2記載の発明によれば、上記の構成
により、ロール状のマスタから印刷ドラムまでのマスタ
搬送経路の短縮化と搬送ローラ等の搬送手段の削減とで
シンプル化を図ることができ、たとえ実質的に熱可塑性
樹脂フィルムのみから成るような薄いマスタを用いても
マスタ搬送時のトラブルの発生がない。また、マスタ収
納手段が、印刷ドラムの回転中心軸方向の、マスタを供
給するマスタ供給位置とマスタ供給位置から外れたマス
タセット位置との間で移動自在であること及びマスタ収
納手段を移動自在に案内する案内手段により、マスタ収
納手段がマスタ供給位置又はマスタセット位置に移動さ
れる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、上記の構成
により、マスタを一版ずつ切断する方式でありながら、
ロール状のマスタから印刷ドラムのマスタクランプ手段
までのマスタ搬送経路の短縮化と搬送ローラ等の搬送手
段の削減とでシンプル化を図ることができ、たとえ実質
的に熱可塑性樹脂フィルムのみから成るような薄いマス
タを用いてもマスタ搬送時のトラブルの発生がない。ま
た、マスタ収納手段が、印刷ドラムの回転中心軸方向
の、マスタを供給するマスタ供給位置とマスタ供給位置
から外れたマスタセット位置との間で移動自在であるこ
と及びマスタ収納手段を移動自在に案内する案内手段に
より、マスタ収納手段がマスタ供給位置又はマスタセッ
ト位置に移動される。
【0028】請求項4記載の発明によれば、マスタ収納
手段が、プラテンローラを回転可能に保持するプラテン
ローラ保持部を有し、またサーマルヘッド接離手段が具
備されていることにより、マスタの初期セット時におい
ても、サーマルヘッドとプラテンローラとの狭い間隙部
分にマスタの先端部を手動で差し込む必要がなく、マス
タの先端部をプラテンローラの上に載せてマスタ収納手
段を押し込むだけで良い。
【0029】請求項5記載の発明によれば、張力付与手
段により、プラテンローラとマスタクランプ手段との間
の張架マスタに対して適度の張力が付与される。また、
係止手段により、張力付与手段が給版終了時において第
1の位置を占めたとき、張力付与手段が係止され、給版
開始時において張力付与手段の係止が解除される。そし
て、第1及び第2位置検出手段の出力に応じて、制御手
段により、張架マスタの撓みを一定の範囲内に維持する
ように、印刷ドラム及びプラテンローラの各周速度が制
御される。
【0030】請求項6記載の発明によれば、印刷ドラム
の給版時の定位置停止状態において、クランプ部材の先
端がプラテンローラの外周面に当接するので、マスタ先
端部が、プラテンローラへ貼り付くのを防止され、しか
もプラテンローラからクランプ部材を介して直ぐにマス
タクランプ手段に導かれる。
【0031】請求項7記載の発明によれば、マスタの先
端部が挿通口を通過したとき、張力付与機構により、マ
スタの先端部が印刷ドラムの外周面に押し付けられると
共に、マスタが引張られる向きに移動されるので、マス
タに張力が付与される。
【0032】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳述する。図1は、本発明の一実施例を示す孔版
印刷機における製版及び給版装置の要部構成であり、ま
ず、この要部構成について説明する。
【0033】図1において、符号150は、孔版印刷機
における製版及び給版装置を示す。この製版及び給版装
置150は、ロール状に巻き付けられた感熱孔版印刷用
のマスタ1を繰り出し可能に貯容するマスタ貯容手段と
しての軸芯受け16と、この軸芯受け16から引き出さ
れたマスタ1に穿孔製版を行なうサーマルヘッド3と、
このサーマルヘッド3にマスタ1を押し付けながら搬送
するプラテンローラ2と、このプラテンローラ2のマス
タ搬送経路の下流側に設けられマスタ1を切断する切断
手段としてのマスタ切断用カッタ31と、マスタ1をそ
の外周面に巻装して回転中心軸6の周りに回転する印刷
ドラム4と、この印刷ドラム4の一母線上に設けられマ
スタ1の先端部を係止するマスタクランプ手段5と、印
刷ドラム4の側方近傍に配設されたマスタロール貯容部
14とから主に構成されている。
【0034】以下、印刷ドラム4、マスタクランプ手段
5、マスタロール貯容部14、サーマルヘッド3、プラ
テンローラ2及びマスタ切断用カッタ31の構成につい
て順次説明する。なお、この孔版印刷機の原稿読取部、
給紙部、排紙部及び排版部の構成は、例えば特願平4−
35217号と同様の構成を有するため、その詳細な説
明を省略する。
【0035】図1に示すように、印刷ドラム4は、回転
中心軸6方向に延在した多孔性の円筒体からなり、図示
しない孔版印刷機に着脱可能なフレームに取り付けられ
た回転中心軸6に回転可能に支持されていて、図示しな
い回転伝達部材等を介して印刷ドラム駆動モータ7によ
り駆動される。印刷ドラム4は、マスタ1を自身の外周
面に巻き付ける給版時に、印刷ドラム駆動モータ7によ
り図中矢印A方向に間欠的に回転駆動され、印刷時にお
いては同じく図中矢印A方向に連続的に回転駆動され
る。また、印刷ドラム4は、マスタクランプ手段5(後
述する)がマスタ1の先端部をクランプする給版位置に
おいて、停止可能となっている。印刷ドラム4の周速度
は、図示しない印刷ドラム周速センサ(後述する)で検
出される。
【0036】印刷ドラム4の内部には、本願出願人から
既に提案されている特願平5−6781号と同様の構成
を有する、インキ供給装置(図示せず)及びこのインキ
供給装置(図示せず)の図示しないインキ供給ローラに
対向する印刷ドラム4の外周面下方の近傍にプレスロー
ラ(図示せず)が配設されている。
【0037】マスタロール貯容部14は、マスタ1を供
給するマスタ供給位置とこのマスタ供給位置から外れた
マスタセット位置との間で移動自在なマスタ収納手段と
してのマスタ収納ケース15と、マスタ収納ケース15
内の底部上面に形成された、マスタロール1Rの軸芯4
0(後述する)の両端部を回転自在に支持するための軸
芯受け16と、回転中心軸6と平行な方向にマスタ収納
ケース15を移動自在に案内する案内手段としての2本
のレール部材17とから主に構成されている。
【0038】図1及び図2に示すように、マスタ収納ケ
ース15は、筐体状をなしていて、印刷ドラム4の周面
側上部には、回転中心軸6と平行に延在したプラテンロ
ーラ2の軸2sを回転可能に保持するプラテンローラ保
持部15sが形成されている。マスタ収納ケース15の
両側部の底部には、レール部材17に形成された案内溝
17aに緩く嵌合し摺動可能な摺動部15bが形成され
ている。軸芯受け16は、図2において上部及び下部の
マスタ収納ケース15の各内壁に形成されており、また
軸芯受け16には、V字状の軸芯案内部16g、回転支
持部16s及び溝部16mが形成されていて、マスタロ
ール1Rの軸芯40が回転支持部16sに装着されたと
きに適度の摩擦ブレーキ力が付与されるようになってい
る。各レール部材17は、図2に示すように、回転中心
軸6と平行に敷設されており、孔版印刷機本体側の側板
8に各の端部がそれぞれ固設されている。また、マスタ
収納ケース15のオペレータ手動用の図示しない把手内
には、プッシュオン式の図示しない引出検出センサが設
けられていて、図示しない制御手段を介して後述するサ
ーマルヘッド接離手段10の駆動モータ(図示せず)に
接続されている。
【0039】マスタクランプ手段5は、マスタ1をクラ
ンプする開閉自在なクランプ部材としての、金属薄板か
ら成るクランプ片11と、このクランプ片11を開閉さ
せるクランプ開閉手段(図示せず)とから主に構成され
ている。クランプ開閉手段(図示せず)は、例えば特開
昭59−96984号公報と同様の構成を有している。
クランプ片11は、その後端部側において、印刷ドラム
4の両端部の一母線上に設けられた各軸受け部材12b
に回動自在に支持された各枢軸12に固設されていて、
印刷ドラム4の一母線上に設けられた、ゴム磁石から成
るクランパベース13との間でマスタ1をクランプでき
るようになっている。枢軸12部における印刷ドラム4
とクランプ片11との間には、マスタ1が挿通可能な挿
通口9が形成されている(図3参照)。クランプ片11
は、クランパベース13に対して開状態のときに、その
先端がプラテンローラ2の外周面に当接し、マスタ1の
先端部1fをクランパベース13とクランプ片11との
間のマスタ搬送経路に導くように配設されている。
【0040】図3に示すように、給版位置に停止した印
刷ドラム4のマスタクランプ手段5の下方近傍には、マ
スタの先端部1fが挿通口9を通過したとき、マスタ1
の耳紙部41及び先端部1fを印刷ドラム4の外周面に
押し付けると共に、マスタ1を引張る向きに移動しマス
タ1に張力を付与するための張力付与機構50が配設さ
れている。
【0041】張力付与機構50は、孔版印刷機本体の側
板(図示せず)に回動自在に支持された軸49に固設さ
れたアーム48と、このアーム48の上部に固設されて
いて、その出力軸56s端に取り付けられ図中矢印B方
向に回転駆動される駆動ギヤ55を有するモータ56
と、アーム48の自由端において図中矢印B方向に軸4
5sを介して回転自在に支持されていて、マスタ1の耳
紙部41及び先端部1fを介して印刷ドラム4に接離自
在なスポンジローラ45と、軸45sの一端に取り付け
られたローラギヤ53と、アーム48の上部中央におい
て回転自在に支持された軸54sの端部に取り付けられ
駆動ギヤ55及びローラギヤ53に常時噛合するアイド
ラギヤ54と、アーム48の基端部側の上方において孔
版印刷機本体の側板(図示せず)に固設された、プラン
ジャ46pを有するソレノイド46と、プランジャ46
pの端部にその一端が係止され、アーム48の基端部に
設けられた係止孔46aに他端が係止された圧接ばね5
2(引張りコイルばね)と、アーム48の基端部側の下
方において孔版印刷機本体の側板(図示せず)に植設さ
れたピン51にその一端が係止され、アーム48の係止
孔46aに他端が係止された離間ばね47(引張りコイ
ルばね)とから主に構成される。なお、圧接ばね52の
ばね荷重は、離間ばね47のばね荷重よりも大きく設定
してあり、ソレノイド46がオンしてプランジャ46p
が吸引されたとき、アーム48が軸49を回転中心とし
て図中矢印B方向に揺動して、スポンジローラ45がマ
スタ1の耳紙部41若しくはその先端部1fを印刷ドラ
ム4の外周面に所定の圧接力で押し付けるようになって
いる。
【0042】マスタロール1Rは、図5に示すように、
実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから成る、非常に薄
い2μm程度の厚さで約250版分の長さのマスタ1が
小径の軸芯40に緩みなく巻かれたものであり、その先
端部には初期セットがしやすいように紙製の耳紙部41
(図中梨地模様で示す)が所定長さにわたり設けられて
いる。したがって、マスタロール1Rは、その外径が従
来のものに比べて著しく小さいものとなっている。な
お、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから成るマスタ
とは、マスタが熱可塑性樹脂フィルムのみから成るもの
の他、熱可塑性樹脂フィルムに帯電防止剤等の微量成分
を含有して成るもの、さらには熱可塑性樹脂フィルムの
両主面、すなわち表面又は裏面のうち少なくとも一方
に、オーバーコート層等の薄膜層を1層又は複数層形成
して成るものを含む。
【0043】図2において、プラテンローラ2の軸2s
の一端には、歯車42が固設されている。一方、側板8
の一側壁には、その出力軸端に歯車42と選択的に噛合
する歯車44が固設された、ステッピングモータから成
るプラテンローラ駆動モータ43が取り付けられてい
る。なお、マスタ収納ケース15の一側壁に対向する側
板8の一側内壁には、マスタ収納ケース15が図中In
方向に挿入された時、歯車42と歯車44との完全な噛
合状態を検出するためのセンサ(図示せず)が設けられ
ている。
【0044】符号10は、サーマルヘッド3を、プラテ
ンローラ2の上方において支持すると共に、製版時にマ
スタ1を介してプラテンローラ2に当接させる製版位置
(図中実線で示す)と、非製版時にプラテンローラ2か
ら離間させる非製版位置(図中矢印B方向に退避した所
定位置)とに選択的に変位させるためのサーマルヘッド
接離手段を示す。サーマルヘッド接離手段10は、サー
マルヘッド3の両端上部をその自由端の下部に固設する
と共に、略くの字状をなす中央部において、孔版印刷機
本体の側板(図示せず)に揺動自在に支持された揺動軸
19に固設された一対の支持アーム18(図1及び図4
には片方の支持アーム18のみ図示してある)と、この
片方の支持アーム18の基端部側寄りの上部に回動自在
に設けられたカムフォロア21と、図示しない駆動モー
タに連結されていて、孔版印刷機本体の側板(図示せ
ず)に回動自在に支持された軸22sに固設された、カ
ムフォロア21と選択的に摺接する輪郭周面が形成され
たカム22と、支持アーム18の基端部にその一端が係
止され、孔版印刷機本体の側板(図示せず)に植設され
たピン35にその他端が係止された押圧ばね20(引張
りコイルばね)とから主に構成されている。したがっ
て、サーマルヘッド3は、押圧ばね20によって、プラ
テンローラ2の外周面にマスタ1を介して押圧する向き
に揺動変位する習性が与えられていて、カム22の大径
部22dとカムフォロア21とが摺接するときに、図中
矢印B方向にプラテンローラ2の外周面から離間され
る。
【0045】サーマルヘッド3は、プラテンローラ2の
軸2sと平行に延在して設けられていて、マスタ1を溶
融・穿孔製版するための多数の発熱体部がその下部に設
けられた周知の構成をなす。
【0046】マスタ切断用カッタ31は、以下に列挙す
る図示を省略した構成要素、すなわち、サーマルヘッド
3の近傍の一対の支持アーム18の自由端に敷設されて
いて、後述するカッタホルダを案内するためのレール
と、一方の支持アーム18の自由端に設けられた図示し
ないカッタモータと、このカッタモータの出力軸に回転
伝達部材を介して連結されたプーリ及び他方の支持アー
ム18の自由端に設けられたプーリと、これらのプーリ
に掛け渡されたワイヤと、レールに転動可能なコロを介
して回動するように設けられていて、マスタ1を切断す
るための回転刃32と、ワイヤに固設されていて、回転
刃32を回動可能に支持すると共にレールにその上下部
を滑動自在に支持された、レールの両端内において往復
動可能なカッタホルダと、レールの両端に設けられてい
て、カッタホルダの位置を検出するための2個の位置セ
ンサとを具備した周知の構成をなす。
【0047】図1又は図4において、マスタ切断用カッ
タ31の印刷ドラム4寄りの部位には、プラテンローラ
2とマスタクランプ手段5との間の張架マスタ1bに対
して張力を付与するための、張架マスタ1bの上面に圧
接した状態のもとで張架マスタ1bに最小撓みを与える
第1の位置(図示せず)と、張架マスタ1bの上面に圧
接した状態のもとで張架マスタ1bに最大撓みを与える
第2の位置24A(図4中に仮想線で示す)との間に変
位可能であると共に、張架マスタ1bの上面に対して接
離可能な張力付与手段としてのテンション棒24が配設
されている。なお、両図において、テンション棒24の
大きさはその特徴を明確にするために大きく図示してあ
り、マスタクランプ手段5等と干渉することなく設定・
配置されることはいうまでもない。
【0048】テンション棒24の各端は、孔版印刷機本
体の側板(図示せず)に回動可能に支持された軸26に
固設された一対のアーム25(図1及び図4には片方の
アーム25のみを図示してある)の各自由端部に取り付
けられている。図1に示すアーム25の自由端部には、
その上部に延出したフック係合部25aが形成されてお
り、一方アーム25の基端部にはその上部に延出した突
起片25bが形成されている。図示を省略した他方側の
アームには、フック係合部25a及び突起片25bの形
成はなく、テンション棒24の他端が固設されている。
テンション棒24及び一対のアーム25は、軸26を回
転中心として各の自重で図中矢印A方向に揺動可能に配
設されている。
【0049】テンション棒24の上方には、テンション
棒24が給版終了時において第1の位置(図示せず)を
占めたときにテンション棒24を係止し、給版開始時に
おいてテンション棒24の係止を解除する係止手段60
が配設されている。
【0050】係止手段60は、孔版印刷機本体の側板
(図示せず)に植設された軸27sに回動自在に取り付
けられ、その自由端にアーム25のフック係合部25a
と係合するための係合部27aが形成されたフック部材
27と、孔版印刷機本体の側板(図示せず)に固設され
ていて、フック部材27の基端部にピン28aを介して
連結されたプランジャ28pを有するソレノイド28
と、孔版印刷機本体の側板(図示せず)に植設されたピ
ン61にその一端が係止され、フック部材27の基端部
近傍に他端が係止された係合ばね23とから主に構成さ
れている。
【0051】アーム25の突起片25bの近傍には、テ
ンション棒24の第1の位置(図示せず)を検出する第
1位置検出手段としての上位置センサ29、及びテンシ
ョン棒24の第2の位置24Aを検出する第2位置検出
手段としての下位置センサ30が、孔版印刷機本体の側
板(図示せず)にそれぞれ固設されている。上位置セン
サ29及び下位置センサ30は、突起片25bを挾む構
造で設けられた発光素子と受光素子(共に図示せず)と
から成るフォトインタラプタ型の周知のセンサである。
【0052】次に、図6を併用して、給版時において、
張架マスタの撓みを一定の範囲内に維持するように制御
する構成について説明する。上位置センサ29、下位置
センサ30及び印刷ドラム周速センサ80の各検出信号
は、制御手段70に出力される。制御手段70は、これ
らの各検出信号の出力に応じて、張架マスタ1b(図4
に示す)の撓みを一定の範囲内に維持するように、印刷
ドラム駆動モータ7及びプラテンローラ駆動モータ43
へ指令信号を送出して、印刷ドラム4及びプラテンロー
ラ2の各周速度を予め与えられたプログラムに従って制
御する。
【0053】次に、図1〜図6を参照して、この孔版印
刷機の動作について説明する。
【0054】まず、始めに、未使用のマスタロール1R
を製版及び給版装置にセットする初期セット動作を説明
する。図1及び図2において、先ず、オペレータは、マ
スタロール1Rの初期セットのために、マスタロール貯
容部14のマスタ収納ケース15を図2の矢印Out側
方向(図1においては紙面の手前方向)に引き出すと、
マスタ収納ケース15がレール部材17によって案内さ
れて矢印Out側に摺動されつつ引き出されてマスタセ
ット位置に到る。そのマスタセット位置において、マス
タロール1Rの両側の軸芯40をマスタ収納ケース15
内の両軸芯受け16に押し込みセットする。次いで、マ
スタロール1Rの先端の耳紙部41を引き出してプラテ
ンローラ2の外周面上部に載せた状態にし、静かにマス
タ収納ケース15を孔版印刷機本体の図2の矢印In方
向(図1においては紙面の奥方向)に押し込むことにな
る。マスタ収納ケース15が、孔版印刷機本体内におい
て、図2の矢印In方向のマスタ供給位置まで挿入され
ると、歯車42とプラテンローラ駆動モータ43に設け
られた歯車44とが係合する。なお、この時、サーマル
ヘッド3は、サーマルヘッド接離手段10の作動によっ
てプラテンローラ2から離間した状態に保持されてい
る。
【0055】このようにして、マスタ収納ケース15の
マスタ供給位置への挿入が確実になされると、歯車42
と歯車44との完全な噛合状態が図示しないセンサによ
り検出される。そして、プラテンローラ駆動モータ43
の駆動によってプラテンローラ2が図1の矢印A方向に
所定のパルス分だけ回転されることにより、マスタ1の
耳紙部41の自重によるプラテンローラ2外周面への摩
擦力で、マスタロール1Rとプラテンローラ2上との間
のマスタ1の弛みが除去される。この時、マスタロール
1Rには、軸芯受け16部の摩擦ブレーキ力が働いてい
るため、マスタロール1R自身は回転しない。次いで、
図示しない駆動モータの回転により、カム22が回転さ
れることによりカムフォロア21から離れ、押圧ばね2
0の付勢力によって支持アーム18が反時計回り方向に
揺動され、サーマルヘッド3が耳紙部41をプラテンロ
ーラ2の外周面に押し付けることになる。これで、初期
セットが終了する。
【0056】製版一体型の孔版印刷機の場合、通常、始
めに排版動作が行なわれる。オペレータが原稿読取部
(図示せず)に原稿をセットして製版スタートキー(図
示せず)を押すと、図示しない排版部によって印刷ドラ
ム4の外周面から使用済みのマスタ(図示せず)が剥離
されて図示しない排版収納箱に収納される。次いで、印
刷ドラム駆動モータ7の駆動により印刷ドラム4が、緩
やかに回転して図1の給版位置で停止され、図示しない
クランプ開閉手段によりクランプ片11が開状態となる
ことで、クランプ片11の先端がプラテンローラ2の外
周面に当接される。
【0057】次いで、プラテンローラ2の図中A方向の
回転によって、予め定められた長さ分だけマスタ1が搬
送される。図3に示すように、マスタ1先端の耳紙部4
1は、クランプ片11とクランパベース13との間から
枢軸12部の挿通口9を通過してさらに送られて、同図
に示す状態で停止される。すると、ソレノイド46がオ
ンすることにより、スポンジローラ45が耳紙部41を
印刷ドラム4の外周面に押し付ける方向に移動すると共
に、モータ56が図中B方向に所定量回転されることに
よって駆動ギヤ55、アイドラギヤ54、ローラギヤ5
3と順次回転される。したがって、スポンジローラ45
が図中B方向に所定量回転されることになり、マスタ1
の耳紙部41及び先端部1fの弛みが伸ばされてマスタ
1の先端部1fに適度な張力が付与される。次いで、図
示しないクランプ開閉手段によりクランプ片11が閉ざ
され、マスタ1の先端部1fがしわの発生しない状態で
クランプされる。マスタ1の先端部1fのクランプ後、
ソレノイド46がオフすることにより、スポンジローラ
45は離間ばね47の付勢力によって印刷ドラム4から
離間される。そして、プラテンローラ2が一定パルス分
だけ回転されて、マスタ1が搬送され、それに合わせて
印刷ドラム4が図中矢印A方向に緩やかに回転されて製
版書込みのためのスタンバイ状態になる。
【0058】すなわち、マスタ1を張った状態でその先
端部1fをマスタクランプ手段5でクランプしてしま
い、さらにプラテンローラ2により一定量だけマスタ1
が搬送されると、必ずマスタ1のクランプ位置から一定
距離の同じ位置から製版開始できることになる。そして
この時、係止手段60のソレノイド28がオンしてフッ
ク部材27とアーム25との係止状態が解除され、テン
ション棒24が自重によって降下してきて上方からマス
タ1の上面を圧接することになり、張架マスタ1bに一
定の張力が付与される。なお、マスタロール1Rとプラ
テンローラ2及びサーマルヘッド3との間のマスタ1に
は、軸芯40と軸芯受け16との間の摩擦ブレーキ力に
よって所定の張力が与えられている。
【0059】次いで、製版及び印刷ドラム4へのマスタ
1の巻き付け、すなわち給版工程に入る。先ず、製版工
程は、図示しない原稿読取部にセットされた原稿の画像
読み取りがスタートすると、その読み取られた画像の光
学情報がCCD等の周知の画像センサで電気信号に変換
され、さらにA/D(アナログ/デジタル)変換基板
(図示せず)でA/D変換され、画像処理されてその画
像情報がサーマルヘッド3へ送出される。その図示しな
い原稿読取部の画像読み取りに合わせてサーマルヘッド
3の図示しない発熱体が選択的に発熱してマスタ1に穿
孔製版を行ない、同時にプラテンローラ2が図中矢印A
方向に一定速度で回転されて製版済みのマスタ1が搬送
される。
【0060】図4及び図6において、プラテンローラ2
の製版済みのマスタ1の搬送と共にに、テンション棒2
4が張架マスタ1bと共に下降していき、張架マスタ1
bには下向きの撓みが形成される。その撓みが徐々に大
きくなって、やがて下位置センサ30によりその最大撓
みを与える第2の位置24Aが検出される。この下位置
センサ30による第2の位置24Aの検出信号が制御手
段70に出力されると同時に、出力手段70からの指令
信号に基づき印刷ドラム4は、図4の矢印A方向にプラ
テンローラ2の周速度よりも大きな周速度でゆっくりと
回転される。すると、張架マスタ1bの撓みが徐々に少
なくなると共にテンション棒24が上昇していき、上位
置センサ29によりその最小撓みを与える第1の位置
(図示せず)が検出されると、印刷ドラム4の回転が停
止される。
【0061】このようにして、上位置センサ29及び下
位置センサ30の検出信号の制御手段70への出力に応
じて、印刷ドラム4が間欠的に回転され、張架マスタ1
bの撓みが一定の範囲内に維持されつつ、製版済みのマ
スタ1が、印刷ドラム4の外周面に巻き付けられてい
く。したがって、その製版済みのマスタ1の給版動作に
おいて、張架マスタ1bの上面にはテンション棒24と
の摩擦抵抗によってブレーキ力が作用するため、製版済
みのマスタが、適度な張力を付与されながら印刷ドラム
4の外周面に弛みなくしわのない状態で巻き付けられて
いく。
【0062】サーマルヘッド3によるマスタ1への穿孔
製版が完了すると、プラテンローラ2は、さらに一定パ
ルス分だけマスタ1を搬送して停止される。次いで、テ
ンション棒24が上昇して上位置センサ29がその第1
の位置(図示せず)を検出できる位置まで、印刷ドラム
4が緩やかに図4の矢印A方向に回転される。こうして
張架マスタ1bに或る程度の張力を持たせた状態にし
て、マスタ切断用カッタ31が動作し、すなわち回転刃
32が回転しながら張架マスタ1bの幅方向に往復移動
されて、張架マスタ1bが所定の位置(一版の長さ分)
で切断される。
【0063】以上のようにして一版分のマスタの切断及
び印刷ドラム4への巻装が完全に終了すると、印刷ドラ
ム4は図4の矢印A方向に回転されながら、この印刷ド
ラム4の回転速度に同期して給紙部から印刷用紙(共に
図示せず)が1枚給送され、図示しないプレスローラに
よって印刷ドラム4の外周面に巻装された製版済みのマ
スタに図示しない印刷用紙を押し付けながら移動し、図
示しない印刷用紙に画像が形成されると同時に、製版済
みのマスタがインキを介在させて、印刷ドラム4の外周
面に密着される、いわゆる「版付け」印刷工程が完了す
る。次いで、印刷工程に入り、図示しない給紙部から連
続的に図示しない印刷用紙が給送されて、図示しないプ
レスローラで印刷ドラム4の外周面に巻装された製版済
みのマスタに図示しない印刷用紙を押し付けることによ
って次々と印刷が行なわれる。
【0064】なお、図1及び図2において、通常、サー
マルヘッド3は、マスタ1を介してプラテンローラ2に
押し付けられているが、オペレータがマスタ収納ケース
15を引き出そうとしてその図示しない把手に手を掛け
ると、図示しない引出検知センサがその引出動作を検出
してその引出動作信号を図6に示す制御手段70に出力
する。こうして、制御手段70の指令信号によって直ち
にサーマルヘッド接離手段10が動作され、カム22が
回転され、支持アーム18が図中矢印B方向に揺動され
て、サーマルヘッド3がプラテンローラ2から離間され
るようになっている。したがって、オペレータは、プラ
テンローラ2が一体となったマスタ収納ケース15をト
ラブルなくスムーズに引き出すことができる。
【0065】なお、張力付与機構は、図3に示した張力
付与機構50に限らず、図7に示す張力付与機構50A
であっても良い。すなわち、張力付与機構50Aは、マ
スタ1の耳紙部41及び先端部1fを介して印刷ドラム
4に接離自在であって、マスタ1の耳紙部41及び先端
部1fを印刷ドラム4の外周面に押し付けるためのスポ
ンジ部材57と、このスポンジ部材57の両端部をその
自由端に固設すると共に、略くの字状をなす中央部にお
いて、孔版印刷機本体の側板(図示せず)に揺動自在に
支持された軸49Aに固設された一対のアーム48A
(図7には片方のアーム48Aのみ図示してある)と、
この片方のアーム48Aの基端部側寄りの上方において
孔版印刷機本体の側板(図示せず)に回動自在に支持さ
れたカム軸58sに固設された、アーム48Aの基端部
側寄りの上部と選択的に摺接する輪郭周面が形成された
カム58と、カム軸58sに連結された駆動モータ59
と、アーム48Aの基端部にその一端が係止され、孔版
印刷機本体の側板(図示せず)に植設されたピン51A
にその他端が係止された圧接ばね52A(引張りコイル
ばね)とから主に構成されている。したがって、スポン
ジ部材57は、圧接ばね52Aによって、マスタ1の耳
紙部41及び先端部1fを介して印刷ドラム4に圧接す
る向き(図中矢印B方向)に揺動変位する習性が与えら
れていて、カム58の大径部とアーム48Aの基端部側
寄りの上部とが摺接するときに、時計回り方向に印刷ド
ラム4の外周面から離間される。
【0066】図3に示した張力付与機構50に代えて張
力付与機構50Aを適用した場合の孔版印刷機の動作に
ついて、張力付与機構50の動作と相違する箇所のみ説
明する。
【0067】図7において、マスタ1先端の耳紙部41
は、クランプ片11(図3に示す)とクランパベース1
3(図3に示す)との間から枢軸12部の挿通口9(図
3に示す)を通過してさらに送られて、同図に示す状態
で停止される。すると、駆動モータ59が回転すること
により、カム58の大径部とアーム48Aの基端部側寄
りの上部との摺接状態が解除されてスポンジ部材57及
びアーム48Aが図中B方向に揺動され、スポンジ部材
57が弾性変形を受けつつ耳紙部41を印刷ドラム4の
外周面に押し付けることになり、マスタ1の耳紙部41
及び先端部1fの弛みが伸ばされてマスタ1の先端部1
fに適度な張力が付与される。次いで、図示しないクラ
ンプ開閉手段によりクランプ片11(図3に示す)が閉
ざされ、マスタ1の先端部1fがしわの発生しない状態
でクランプされる。マスタ1の先端部1fのクランプ
後、駆動モータ59が半回転されることにより、カム5
8の大径部とアーム48Aの基端部側寄りの上部とが摺
接状態となって、スポンジ部材57が印刷ドラム4から
離間される。
【0068】なお、この実施例においては、実質的に熱
可塑性樹脂フィルムのみから成るマスタ1を用いたが、
これに限らず、熱可塑性樹脂フィルムとインキ通過性の
多孔質支持体として、例えば和紙等を張り合わせた従来
の感熱孔版マスタを使用できることはいうまでもない。
【0069】また、張架マスタ1bの上面に圧接した状
態のもとで張架マスタ1bに最小撓みを与える第1の位
置及び張架マスタ1bの上面に圧接した状態のもとで張
架マスタ1bに最大撓みを与える第2の位置の設定は、
上記実施例の位置の設定に限らず、張架マスタ1bへ付
与すべき張力値、又は孔版印刷機のレイアウト等によっ
て適宜設定すべきであることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、上記の構成により、マスタ搬送経路の短縮化
と搬送ローラ等の搬送手段の削減とでシンプル化を図る
ことができる。また、たとえ実質的に熱可塑性樹脂フィ
ルムのみから成るような薄いマスタを用いてもマスタ搬
送時のトラブルの発生を防止することができると共に、
その構造のコンパクト化及び低コスト化を図ることがで
きる。また、マスタ収納手段が、マスタを供給するマス
タ供給位置とマスタ供給位置から外れたマスタセット位
置との間で移動自在であること及びマスタ収納手段を移
動自在に案内する案内手段により、マスタ収納手段がマ
スタセット位置に移動されるので、マスタセットの操作
性向上を図ることができる。
【0071】請求項2記載の発明によれば、上記の構成
により、ロール状のマスタから印刷ドラムまでのマスタ
搬送経路の短縮化と搬送ローラ等の搬送手段の削減とで
シンプル化を図ることができる。また、たとえ実質的に
熱可塑性樹脂フィルムのみから成るような薄いマスタを
用いてもマスタ搬送時のトラブルの発生を防止すること
ができると共に、その構造のコンパクト化及び低コスト
化を図ることができる。また、マスタ収納手段が、印刷
ドラムの回転中心軸方向の、マスタを供給するマスタ供
給位置とマスタ供給位置から外れたマスタセット位置と
の間で移動自在であること及びマスタ収納手段を移動自
在に案内する案内手段により、マスタ収納手段がマスタ
セット位置に移動されるので、マスタセットの操作性向
上を図ることができる。
【0072】請求項3記載の発明によれば、上記の構成
により、マスタを一版ずつ切断する方式でありながら、
ロール状のマスタから印刷ドラムのマスタクランプ手段
までのマスタ搬送経路の短縮化と搬送ローラ等の搬送手
段の削減とでシンプル化を図ることができる。また、た
とえ実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから成るような
薄いマスタを用いてもマスタ搬送時のトラブルの発生を
防止することができると共に、その構造のコンパクト化
及び低コスト化を図ることができる。また、マスタ収納
手段が、印刷ドラムの回転中心軸方向の、マスタを供給
するマスタ供給位置とマスタ供給位置から外れたマスタ
セット位置との間で移動自在であること及びマスタ収納
手段を移動自在に案内する案内手段により、マスタ収納
手段がマスタセット位置に移動されるので、マスタセッ
トの操作性向上を図ることができる。
【0073】請求項4記載の発明によれば、マスタ収納
手段が、プラテンローラを回転可能に保持するプラテン
ローラ保持部を有し、またサーマルヘッド接離手段が具
備されていることにより、マスタの初期セット時におい
ても、サーマルヘッドとプラテンローラとの狭い間隙部
分にマスタの先端部を手動で苦労して差し込む必要がな
く、プラテンローラの上に載せてマスタ収納手段を押し
込むだけで良いので、初心者でもロール状のマスタの初
期セットを簡単に行なうことができる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、張力付与手
段により、プラテンローラとマスタクランプ手段との間
の張架マスタに対して適度の張力が付与されるので、し
わを発生させることなく印刷ドラムの外周面にマスタを
巻装することができる。また、係止手段により、張力付
与手段が給版終了時において第1の位置を占めたとき、
張力付与手段が係止され、給版開始時において張力付与
手段の係止が解除され、第1及び第2位置検出手段の出
力に応じて、制御手段により、張架マスタの撓みを一定
の範囲内に維持するように、印刷ドラム及びプラテンロ
ーラの各周速度が制御されるので、しわを発生させるこ
となく印刷ドラムの外周面にマスタを巻装することがで
きる。
【0075】請求項6記載の発明によれば、印刷ドラム
の給版時の定位置停止状態において、クランプ部材の先
端がプラテンローラの外周面に当接することにより、マ
スタ先端部が、プラテンローラに貼り付くことが防止さ
れ、しかもプラテンローラからクランプ部材を介して直
ぐにマスタクランプ手段に導かれるので、マスタ搬送経
路を最短にすると共に、搬送トラブルの発生を防止する
ことができる。
【0076】請求項7記載の発明によれば、マスタの先
端部が挿通口を通過したとき、張力付与機構により、マ
スタの先端部が印刷ドラムの外周面に押し付けられると
共に、マスタが引張られる向きに移動されることによ
り、マスタに張力が付与されるので、プラテンローラと
マスタクランプ手段との間のマスタを、弛みやしわを発
生させることなくマスタクランプ手段でクランプするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す孔版印刷機における製
版及び給版装置の一部断面側面図である。
【図2】図1の要部の拡大平面図である。
【図3】張力付与機構の構成及びその動作を示す一部断
面側面図である。
【図4】給版時における張架マスタへの張力付与動作を
示す一部断面側面図である。
【図5】図1の製版及び給版装置に用いられるマスタロ
ールの構成を示す外観斜視図である。
【図6】本発明の制御構成を示すブロック図である。
【図7】図3の張力付与機構の変形例を示す一部断面側
面図である。
【符号の説明】
1 マスタ 1R ロール状のマスタとしてのマスタロール 2 プラテンローラ 3 サーマルヘッド 4 印刷ドラム 5 マスタクランプ手段 6 回転中心軸 10 サーマルヘッド接離手段 11 クランプ部材としてのクランプ片 15 マスタ収納手段としてのマスタ収納ケース 15s プラテンローラ保持部 16 マスタ貯容手段としての軸芯受け 17 案内手段としてのレール部材 24 張力付与手段としてのテンション棒 29 第1位置検出手段としての上位置センサ 30 第2位置検出手段としての下位置センサ 50,50A 張力付与機構 60 係止手段

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻き付けられたマスタを繰り出
    し可能に貯容するマスタ貯容手段と、該マスタ貯容手段
    から引き出された上記マスタに穿孔製版を行なう製版手
    段とを有する印刷機における製版及び給版装置におい
    て、 上記マスタ貯容手段を収納すると共に、上記マスタを供
    給するマスタ供給位置と該マスタ供給位置から外れたマ
    スタセット位置との間で移動自在なマスタ収納手段と、 上記マスタ収納手段を移動自在に案内する案内手段とを
    具備することを特徴とする印刷機における製版及び給版
    装置。
  2. 【請求項2】ロール状に巻き付けられたマスタを繰り出
    し可能に貯容するマスタ貯容手段と、該マスタ貯容手段
    から引き出された上記マスタに穿孔製版を行なう製版手
    段と、上記マスタをその外周面に巻装して回転中心軸の
    周りに回転する印刷ドラムとを有する印刷機における製
    版及び給版装置において、 上記印刷ドラムの側方近傍に配設された、上記マスタ貯
    容手段を収納すると共に、上記回転中心軸方向の、上記
    マスタを供給するマスタ供給位置と該マスタ供給位置か
    ら外れたマスタセット位置との間で移動自在なマスタ収
    納手段と、 上記マスタ収納手段を移動自在に案内する案内手段とを
    具備することを特徴とする印刷機における製版及び給版
    装置。
  3. 【請求項3】ロール状に巻き付けられたマスタを繰り出
    し可能に貯容するマスタ貯容手段と、該マスタ貯容手段
    から引き出された上記マスタに穿孔製版を行なうサーマ
    ルヘッドと、該サーマルヘッドに上記マスタを押し付け
    ながら搬送するプラテンローラと、上記マスタを切断す
    る切断手段と、上記マスタをその外周面に巻装して回転
    中心軸の周りに回転する印刷ドラムと、該印刷ドラムの
    一母線上に設けられ上記マスタの先端部を係止するマス
    タクランプ手段とを有する印刷機における製版及び給版
    装置において、 上記印刷ドラムの側方近傍に配設された、上記マスタ貯
    容手段を収納すると共に、上記回転中心軸方向の、上記
    マスタを供給するマスタ供給位置と該マスタ供給位置か
    ら外れたマスタセット位置との間で移動自在なマスタ収
    納手段と、 上記マスタ収納手段を移動自在に案内する案内手段とを
    具備することを特徴とする印刷機における製版及び給版
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の印刷機における製版及び給
    版装置において、 上記マスタ収納手段が、上記プラテンローラを回転可能
    に保持するプラテンローラ保持部を有し、 上記サーマルヘッドを、上記プラテンローラの上方にお
    いて支持すると共に、製版時に上記マスタを介して上記
    プラテンローラに当接させる製版位置と、非製版時に上
    記プラテンローラから離間させる非製版位置とに選択的
    に変位させるためのサーマルヘッド接離手段を具備する
    ことを特徴とする印刷機における製版及び給版装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の印刷機における製版
    及び給版装置において、 上記プラテンローラと上記マスタクランプ手段との間の
    張架マスタに対して張力を付与するための、上記張架マ
    スタの上面に圧接した状態のもとで上記張架マスタに最
    小撓みを与える第1の位置と、上記張架マスタの上面に
    圧接した状態のもとで上記張架マスタに最大撓みを与え
    る第2の位置との間に変位可能であると共に、上記マス
    タの上面に対して接離可能な張力付与手段と、 上記張力付与手段が給版終了時において第1の位置を占
    めたときに、該張力付与手段を係止し、給版開始時にお
    いて上記張力付与手段の係止を解除する係止手段と、 上記張力付与手段の第1の位置を検出する第1位置検出
    手段及び上記張力付与手段の第2の位置を検出する第2
    位置検出手段と、 上記各位置検出手段の出力に応じて、上記張架マスタの
    撓みを一定の範囲内に維持するように、上記印刷ドラム
    及び上記プラテンローラの各周速度を制御する制御手段
    とを具備することを特徴とする印刷機における製版及び
    給版装置。
  6. 【請求項6】請求項3、4又は5記載の印刷機における
    製版及び給版装置において、 上記印刷ドラムは、上記マスタクランプ手段が上記マス
    タの先端部をクランプする給版時において定位置に停止
    可能であって、 上記マスタクランプ手段は上記マスタをクランプする開
    閉自在なクランプ部材と、上記クランプ部材を開閉させ
    るクランプ開閉手段とを有し、 上記マスタ収納手段が上記マスタ供給位置を占めると共
    に、上記クランプ部材が開状態のときに、上記クランプ
    部材の先端を、上記プラテンローラの外周面に当接し、
    上記マスタの先端部を上記マスタクランプ手段に導くよ
    うに上記クランプ部材を配設したことを特徴とする印刷
    機における製版及び給版装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の印刷機における製版及び給
    版装置において、 上記クランプ部材と上記印刷ドラムとの間には上記マス
    タの先端部が挿通される挿通口が設けられていて、 上記マスタの先端部が上記挿通口を通過したとき、その
    マスタの先端部を上記印刷ドラムの外周面に押し付ける
    と共に、上記マスタを引張る向きに移動し上記マスタに
    張力を付与するための張力付与機構を具備することを特
    徴とする印刷機における製版及び給版装置。
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