JPH09130443A - ディジタル復調装置 - Google Patents

ディジタル復調装置

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JPH09130443A
JPH09130443A JP7283886A JP28388695A JPH09130443A JP H09130443 A JPH09130443 A JP H09130443A JP 7283886 A JP7283886 A JP 7283886A JP 28388695 A JP28388695 A JP 28388695A JP H09130443 A JPH09130443 A JP H09130443A
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carrier
phase error
clock
clock phase
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JP7283886A
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Ko Koyama
鋼 小山
Yasushi Sugita
康 杉田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0004Initialisation of the receiver
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/0054Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition
    • H04L7/0062Detection of the synchronisation error by features other than the received signal transition detection of error based on data decision error, e.g. Mueller type detection

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間でキャリアおよびクロックの位相引込
みを行ない安定したキャリアおよびクロックの位相同期
制御を行なうディジタル復調装置を提供する。 【解決手段】 入力端子801からのQAM変調信号
は、A/D変換器802、直交検波回路803およびロ
ールオフフィルタ804を介しサンプル値となり、等化
回路805を介したのちシンボル判定回路807にてシ
ンボル判定され、第2のクロック位相誤差検出回路10
6に供給される。第1のクロック位相誤差検出回路10
2は、サンプル値からクロック位相誤差を検出する。第
2のクロック位相誤差検出回路106は、サンプル値お
よびシンボル判定の結果からクロック位相誤差を検出す
る。これらのクロック位相誤差は、切替回路103から
同期判定回路101のキャリア位相同期判定結果に応じ
て選択出力され、VCO813にて生成されるクロック
の周波数を制御するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPSK変
調や多値QAMを含むQAM変調等によって変調された
ディジタル変調信号を復調するディジタル復調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に信号レベルが2値で表されるデジ
タル信号を伝送するために用いられるデジタル変調方式
として、PSK(Phase Shift Keyin
g)、QAM(Quadrature Amplitu
de Modulation)等の方式が知られてい
る。
【0003】これらのデジタル変調方式を採用した変調
装置(以下デジタル変調装置と称する)では、所定の時
間間隔でサンプリングおよび量子化されたデジタル信号
(シンボル)を用いて、アナログの搬送波(キャリア)
の変調を行なっている。
【0004】一方、上記デジタル変調方式の伝送信号の
復調装置(以下、デジタル復調装置と称する)では、上
述のようにして変調されたアナログ信号からキャリア成
分を除去したのち、所定のシンボルレベルと比較して、
最も近いシンボルレベルを再生シンボル値として判定す
るようにしている。
【0005】また、このデジタル復調装置は正確なシン
ボルを復調するために、クロック位相同期部を備えて上
記デジタル変調装置側のサンプリングタイミングと位相
同期したクロック信号を再生するようにしている。
【0006】上記クロック位相同期部は、一般にアナロ
グ/デジタル変換器、クロック位相誤差検出器、ループ
フィルタ、デジタル/アナログ変換器、電圧制御発振器
で構成される。このうち、クロック位相誤差検出器は、
上述したシンボル判定結果(再生シンボル値)を用い
て、クロック位相の誤差を検出するものである。
【0007】以下、図7を参照して上記クロック位相誤
差検出器の位相誤差検出方法の一例を説明する。この図
に示す曲線C1は、デジタル復調装置でサンプリング・
復調された信号波形の一部を示すもので、縦軸および横
軸は、それぞれ信号振幅レベル、時刻tを表している。
【0008】また、サンプルSr1,Sr2は、歪み、
雑音等のない理想的な伝送系における標本点を示すもの
で、この時のサンプリングタイミングはそれぞれ時刻t
r1,tr2で、シンボルレベルはそれぞれlvr1,
lvr2であるものとする。
【0009】時刻t1およびt2は、実際のサンプリン
グタイミングを表すものである。また、このサンプリン
グタイミングt1およびt2でサンプリングされた標本
点をそれぞれサンプルS1,S2とし、それぞれのサン
プル値をv1,v2とする。
【0010】レベルlv1およびlv2は、それぞれサ
ンプルS1およびサンプルS2のシンボル判定値(判定
結果)である。なお、シンボル判定が正常に機能してい
る場合には、シンボル判定値lv1はシンボルレベルl
vr1に、シンボル判定値lv2はシンボルレベルlv
r2に一致する。
【0011】Δtは、適切なシンボルレートとなってい
る時のクロック位相誤差(t1−tr1およびt2−t
r2)を表す。また、Δv1はレベルv1とシンボルレ
ベルlvr1との誤差(v1−lvr1)を、Δv2は
レベルv2とシンボルレベルlvr2との誤差(v2−
lvr2)をそれぞれ表す。
【0012】なお、クロック位相誤差Δtが0の時、レ
ベル誤差Δv1およびΔv2はともに0になり、逆にク
ロック位相誤差Δtの絶対値が大きくなるにつれ、レベ
ル誤差Δv1、Δv2の絶対値も大きくなる。
【0013】また、シンボルレベルlv1がシンボルレ
ベルlv2より小さい時(図7に示す状態)、すなわち
信号の軌跡(曲線C1)の傾きが正の時には、レベル誤
差Δv1およびΔv2の極性はクロック位相誤差Δtの
極性と一致する。一方、シンボルレベルlv1がシンボ
ルレベルlv2より大きい時、すなわち信号の軌跡(曲
線C1)の傾きが負の時には、レベル誤差Δv1および
Δv2の極性はクロック位相誤差Δtの極性と反対にな
る。
【0014】以上のような特性に着目し、上記クロック
位相誤差検出器では、標本点のサンプル値とシンボル判
定値との差と、連続する2つのシンボル判定値間の信号
の軌跡の傾きとを乗算し、この結果からクロック位相誤
差を検出するようにしている。
【0015】次に、図8を参照して、上述したようなク
ロック位相誤差検出器を用いたQAM変調方式のディジ
タル復調装置について説明する。このディジタル復調装
置は、QAM変調信号が入力端子801に入力される。
そして、このQAM変調信号をA/D変換器802でサ
ンプリングおよび量子化し、直交検波回路803に入力
する。なお、A/D変換器802のサンプリングタイミ
ングは、後述の電圧制御発振回路(VCO)813の生
成するクロックに同期している。
【0016】直交検波回路803は、後述のキャリア再
生回路810にて再生されるキャリアを用いて、A/D
変換器802の出力信号を直交検波することによりI信
号とQ信号に分離し、標本点のサンプル値としてロール
オフフィルタ804に供給する。
【0017】ロールオフフィルタ804は、上記標本点
のサンプル値に対してそれぞれ帯域制限を行ない、等化
回路805および後述のクロック位相誤差検出回路80
6に供給する。
【0018】等化回路805は、ロールオフフィルタ8
04の出力信号から妨害成分を除去して波形整形を行な
い、この結果を後述のシンボル判定回路807およびキ
ャリア位相誤差検出回路808に供給する。
【0019】キャリア位相誤差検出回路808は、等化
回路805の出力信号からキャリア位相誤差を検出し、
この検出結果をループフィルタ809に供給する。ルー
プフィルタ809は、上記キャリア位相誤差に対して積
分による平滑化処理を施し、この処理結果をキャリア再
生回路810に供給する。
【0020】キャリア再生回路810は、ループフィル
タ809の出力信号に応じた周波数のキャリアを生成
し、前述したように直交検波回路803に供給する。一
方、シンボル判定回路807は、等化回路805の出力
信号を予め設定したシンボルレベルと比較して最も近い
シンボルレベルをシンボル判定値として出力する。この
シンボル判定値は、クロック位相誤差検出回路806に
供給される。
【0021】クロック位相誤差検出回路806は、ロー
ルオフフィルタ804から供給される標本点のサンプル
値と、シンボル判定回路807から供給されるシンボル
判定値とからクロック位相誤差を検出し、クロック位相
誤差信号としてループフィルタ811に供給する。
【0022】ループフィルタ811は、上記クロック位
相誤差信号に対して、積分による平滑化処理を施し、こ
の処理結果をD/A変換器812に供給する。ループフ
ィルタ811で平滑化されたクロック位相誤差信号は、
D/A変換器812でアナログ信号に変換された後、電
圧制御発振回路(VCO)813の制御端子に供給され
る。
【0023】VCO813は、制御端子に供給される信
号の電圧に応じた周波数のクロックを生成し、サンプリ
ング用のクロックとして前述のA/D変換器802に供
給する。
【0024】次に、図9を参照してクロック位相誤差検
出回路806の回路構成の一例について説明する。ロー
ルオフフィルタ804より供給される標本点のサンプル
値は、第1の入力端子901より入力され、遅延器90
2に供給される。遅延器902は、上記サンプル値を1
シンボルレート遅延させ、減算器903の第1の入力端
子に供給する。
【0025】また、シンボル判定回路807より供給さ
れるシンボル判定値は、第2の入力端子904より入力
され、遅延器905および比較器906の一方の入力端
子に供給される。遅延器905は、上記シンボル判定値
を1シンボルレート遅延させ、減算器903の第2の入
力端子および比較器906の他方の入力端子に供給す
る。
【0026】減算器903は、遅延器902の出力信号
から遅延器905の出力信号を引いた差信号(前述の標
本点のサンプル値とシンボル判定値との差信号に相当)
を乗算器907の第1の入力端子に供給する。
【0027】比較器906は、遅延器905の入力信号
と遅延器905の出力信号とを比較し、遅延器905の
入力信号が遅延器905の出力信号より大きい時には
“1”を出力する。
【0028】また、遅延器905の入力信号が遅延器9
05の出力信号より小さい時には“−1”を出力し、遅
延器905の入力信号が遅延器905の出力信号と等し
い時には“0”を出力する。比較器906のこれらの出
力値は、前述した連続する2つのシンボル判定値間の信
号の軌跡の傾きの極性を示すもので、乗算器907の第
2の入力端子に供給される。
【0029】乗算器907は、2つの上記入力端子から
入力される信号を乗算し、この乗算結果を出力端子90
8に供給する。以上のように、クロック位相誤差検出回
路806では、標本点のサンプル値とシンボル判定値と
の差と、連続する2つのシンボル判定値間の信号の軌跡
の傾きとの乗算を行ない、この結果からクロック位相誤
差を検出するようにしている。
【0030】また、クロック位相誤差検出回路806の
他の回路構成例として図10に示すような構成が考えら
れている。この図に示すクロック位相誤差検出器は、図
9に示したクロック位相誤差検出器に加算器1001お
よび加算器1002を追加した点が異なり、その他の部
位については同様である。
【0031】減算器903の第1の入力端子に対し、図
9に示したクロック位相誤差検出器では、遅延器902
によってサンプル値を1シンボルレート遅延させて入力
するようにしていたのに対し、図10に示す構成では、
加算器1001によって遅延器902の入力信号と出力
信号とを加算して端子に入力するようにしている。
【0032】また、減算器903の第2の入力端子に、
図9に示したクロック位相誤差検出器では、遅延器90
5によってシンボル判定値を1シンボルレート遅延させ
て入力するようにしていたのに対し、図10に示す構成
では、加算器1002によって遅延器905の入力信号
と出力信号とを加算して入力するようにしている。
【0033】すなわち、図10に示すクロック位相誤差
検出器では、減算器903において、2つの標本点のサ
ンプル値の平均値と2つのシンボル判定値の平均値との
差(図7に示したレベル誤差Δv1とレベル誤差Δv2
の平均値に相当)を求め、この結果に連続する2つのシ
ンボル判定値間の信号の軌跡の傾きと乗算することによ
りクロック位相誤差を検出するようにしている。このよ
うに、クロック位相誤差信号の2点間の平均値を用いる
ことで雑音等による誤差の影響を軽減させる回路構成と
なっている。
【0034】以上のように、従来のディジタル復調装置
では、クロック位相誤差検出回路806において、標本
点のサンプル値とシンボル判定値とからクロック位相誤
差を正確に検出しているため、位相ジッタの少ないクロ
ック位相同期を行なうことができる。
【0035】しかし、以上説明したディジタル復調装置
は初期状態ではキャリア位相が同期しておらず、正しい
シンボル判定を行なうことができないため、動作が安定
するまでに時間がかかるという問題点がある。以下、こ
の問題点について具体的に説明する。
【0036】例えば、電源立ち上げ時等のキャリア位相
が同期していない状態では、伝送信号のキャリアと再生
キャリアとの周波数の差がビート成分として復調信号に
現れる。このため、シンボル判定値は、シンボル値がビ
ート成分で変調された値となり、正しいシンボル判定値
を得ることができない。
【0037】このように、従来のクロック位相同期装置
では、正しいシンボル判定値を得るには、キャリア位相
を同期させる必要がある。また、キャリアの位相を同期
させるためには、正確にキャリアの位相誤差を検出する
必要があり、そのためにはクロックの位相が同期してい
る必要がある。
【0038】すなわち、クロックが正しく位相同期する
ためにはキャリアの位相同期が確立している必要があ
り、一方、キャリアが正しく位相同期するためにはクロ
ックの位相同期が確立している必要があるというジレン
マがある。
【0039】実際には、キャリア位相誤差が非同期状態
でも、クロックの位相は自然にずれていくため、いずれ
位相があった状態となり、キャリア位相が同期状態にな
ることもあるが、引き込みに要する時間が長く、特に雑
音が多い場合には位相同期できない可能性がある。
【0040】また、クロック位相同期とキャリア位相同
期は、いずれもサンプリングした信号の位相を変化させ
るため、同時に動作すると干渉により制御が不安定にな
る虞があった。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル復調
装置では、キャリア位相が非同期状態にあり、正確なシ
ンボル判定値が得られないような場合には、キャリア位
相およびクロック位相の引き込みに要する時間が長くな
る虞があるという問題があった。また、キャリア位相同
期制御とクロック位相同期制御との相互干渉により、こ
れらの同期制御が不安定になるという問題があった。
【0042】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、キャリア位相が非同期状態にあり、正確なシ
ンボル判定値が得られないような場合であっても、短時
間でキャリア位相およびクロック位相の引き込みを行な
い、なおかつ安定したキャリア位相同期制御およびクロ
ック位相同期制御を行ない得るディジタル復調装置を提
供することを目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るディジタル復調装置は、ディジタ
ル変調された信号をクロックに応じたタイミングでサン
プリングして量子化するサンプリング手段と、このサン
プリング手段の出力から再生キャリアに基づいてキャリ
ア成分を除去するキャリア除去手段と、このキャリア除
去手段の出力からキャリア位相誤差を検出するキャリア
位相誤差検出手段と、再生キャリアを生成し、当該再生
キャリアの周波数をキャリア位相誤差に基づいて制御す
るキャリア再生手段と、複数の閾値にそれぞれ対応する
シンボル値が予め設定され、キャリア除去手段の出力が
複数の閾値のいずれに対応するか判別し、この判別結果
に基づくシンボル値を出力するシンボル判定手段と、キ
ャリア除去手段の出力からクロック位相誤差を検出し、
第1のクロック位相誤差として出力する第1のクロック
位相誤差検出手段と、キャリア除去手段の出力とシンボ
ル判定手段の出力するシンボル値とからクロック位相誤
差を検出し、第2のクロック位相誤差として出力する第
2のクロック位相誤差検出手段と、キャリア位相誤差検
出手段にて検出したキャリア位相誤差が所定の範囲内に
あるか否かに応じて、キャリア位相の同期/非同期を判
定する同期判定手段と、第1のクロック位相誤差および
第2のクロック位相誤差が入力され、同期判定手段にて
キャリア位相が非同期状態にあると判定された時には第
1のクロック位相誤差を選択出力し、同期状態にあると
判定された時には第2のクロック位相誤差を選択出力す
るクロック位相誤差切替手段と、このクロック位相誤差
切替手段の出力するクロック位相誤差に応じた周波数の
クロックを生成し、サンプリング手段に入力するクロッ
ク生成手段とを具備して構成するようにした。
【0044】また、上記の目的を達成するために、この
発明に係るディジタル復調装置は、ディジタル変調され
た信号をクロックに応じたタイミングでサンプリングし
て量子化するサンプリング手段と、このサンプリング手
段の出力を再生キャリアに基づいて位相同期を行なうキ
ャリア除去手段と、このキャリア除去手段の出力からキ
ャリア位相誤差を検出するキャリア位相誤差検出手段
と、再生キャリアを生成し、当該再生キャリアの周波数
をキャリア位相誤差に基づいて制御するキャリア再生手
段と、複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め
設定され、キャリア除去手段の出力が複数の閾値のいず
れに対応するか判別し、この判別結果に基づくシンボル
値を出力するシンボル判定手段と、キャリア位相誤差検
出手段にて検出したキャリア位相誤差が所定の範囲内に
あるか否かに応じて、キャリア位相の同期/非同期を判
定する同期判定手段と、キャリア除去手段の出力とシン
ボル判定手段の出力するシンボル値とが入力され、同期
判定手段にてキャリア位相が非同期状態にあると判定さ
れた時にはキャリア除去手段の出力からクロック位相誤
差を検出し、同期状態にあると判定された時にはキャリ
ア除去手段の出力とシンボル判定手段の出力するシンボ
ル値とからクロック位相誤差を検出するクロック位相誤
差検出手段と、このクロック位相誤差検出手段にて検出
したクロック位相誤差に応じた周波数のクロックを生成
し、サンプリング手段に入力するクロック生成手段とを
具備して構成するようにした。
【0045】さらに、上記の目的を達成するために、こ
の発明に係るディジタル復調装置は、ディジタル変調さ
れた信号をクロックに応じたタイミングでサンプリング
して量子化するサンプリング手段と、このサンプリング
手段の出力からキャリア周波数誤差を検出し、このキャ
リア周波数誤差に基づいてキャリア周波数の引き込みを
行なうキャリア周波数制御手段と、このキャリア周波数
制御手段の出力からキャリア位相誤差を検出し、このキ
ャリア位相誤差に基づいて位相回転させることによりキ
ャリア位相の引き込みを行なうキャリア位相制御検出手
段と、複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め
設定され、キャリア位相制御検出手段の出力が複数の閾
値のいずれに対応するか判別し、この判別結果に基づく
シンボル値を出力するシンボル判定手段と、キャリア周
波数制御手段にて検出したキャリア周波数誤差と、キャ
リア位相制御検出手段にて検出したキャリア位相誤差と
に基づいてキャリア位相の同期/非同期を判定する同期
判定手段と、キャリア周波数制御手段の出力とシンボル
判定手段の出力するシンボル値とが入力され、同期判定
手段にてキャリア位相が非同期状態にあると判定された
時にはキャリア周波数制御手段の出力からクロック位相
誤差を検出し、同期状態にあると判定された時にはキャ
リア周波数制御手段の出力とシンボル判定手段の出力す
るシンボル値とからクロック位相誤差を検出するクロッ
ク位相誤差検出手段と、このクロック位相誤差検出手段
にて検出したクロック位相誤差に応じた周波数のクロッ
クを生成し、サンプリング手段に入力するクロック生成
手段とを具備して構成するようにした。
【0046】上記構成のディジタル復調装置では、キャ
リア位相が非同期状態にある時には、キャリア除去手段
の出力から検出したクロック位相誤差に応じた周波数の
クロックを生成し、キャリア位相が同期状態にある時に
は、キャリア除去手段の出力とシンボル判定手段の出力
するシンボル値とから検出したクロック位相誤差に応じ
た周波数のクロックを生成するようにしている。
【0047】したがって、キャリア位相が非同期状態に
あり、正確なシンボル判定値が得られないような場合で
あっても、このようなシンボル判定値の影響の及んでい
ないクロック位相誤差を検出できるため、クロック位相
誤差の不要な変動が減少する。よって、クロック位相お
よびキャリア位相の引き込みに要する時間を短縮し、な
おかつ安定したキャリア位相同期制御およびクロック位
相同期制御を行なうことができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1は、この発明の第
1の実施の形態に係るディジタル復調装置の構成を示す
ものである。但し、図1において、従来のディジタル復
調装置の構成を示す図8と同一部分には同一符号を付し
て示し、ここでは異なる部分を中心に述べる。
【0049】このディジタル復調装置は、図8に示した
従来のディジタル復調装置の構成に加え、新たに同期判
定回路101、第1のクロック位相誤差検出回路10
2、および切替回路103を備えている。また、クロッ
ク位相誤差検出回路806に代わり、第2のクロック位
相誤差検出回路106を備えている。
【0050】同期判定回路101は、キャリア位相誤差
検出回路808にて検出されるキャリア位相誤差信号
と、内部に予め設定したカウンタの値とを比較してキャ
リア位相の同期状態を判定する。そして、キャリア位相
が非同期状態の時には“0”を、同期状態の時には
“1”をそれぞれ切替信号として切替回路103の切替
信号入力端子に供給する。
【0051】第1のクロック位相誤差検出回路102
は、ロールオフフィルタ804の出力する標本点のサン
プル値より、クロック位相誤差を検出し、切替回路10
3の第1の入力端子に供給する。図2に第1のクロック
位相誤差検出回路102の具体的な構成を示す。
【0052】図2において、ロールオフフィルタ804
より供給される標本点のサンプル値は、入力端子201
より入力され、遅延器202、加算器203の第1の入
力端子および比較器204の第1の入力端子に供給され
る。
【0053】遅延器202は、上記サンプル値を1シン
ボルレート遅延させ、加算器203の第2の入力端子お
よび比較器204の第2の入力端子に供給する。加算器
203は、遅延器202の入力信号と遅延器202の出
力信号と加算し、乗算器205の第1の入力端子に供給
する。
【0054】比較器204は、遅延器202の入力信号
と遅延器202の出力信号とを比較し、遅延器202の
入力信号が正の値で、なおかつ遅延器202の出力信号
が負の値の時、すなわち、隣り合う2つの標本点のサン
プル値の符号が異なり、その間の波形の傾きが正の時に
は“1”を乗算器205の第2の入力端子に供給する。
【0055】一方、遅延器202の入力信号が負の値
で、なおかつ遅延器202の出力信号が正の値の時、す
なわち、隣り合う2つの標本点のサンプル値の符号が異
なり、その間の波形の傾きが負の時には“−1”を供給
する。また、これら以外の時には“0”を供給する。
【0056】乗算器205は、加算器203の加算結果
と比較器204の比較結果とを乗算し、出力端子206
に供給する。以上のように、第1のクロック位相誤差検
出回路102では、連続する2つの標本点のサンプル値
の加算結果と、連続する2つの標本点のサンプル値間の
信号の軌跡の傾きとの乗算し、この結果からクロック位
相誤差を検出するようにしている。
【0057】次に、図3を参照して第1のクロック位相
誤差検出回路102にて検出したクロック位相誤差につ
いて説明する。この図に示す曲線C2は、デジタル復調
装置でサンプリング・復調された信号波形の一部を示す
もので、縦軸および横軸は、それぞれ信号振幅レベル、
時刻tを表している。
【0058】また、この図に示すサンプルSr1,Sr
2,S1,S2、時刻tr1,tr2,t1,t2、シ
ンボルレベルlvr1,lvr2、サンプル値v1,v
2、レベル誤差Δv1、Δv2およびクロック位相誤差
Δtは、前述の図7に示すものと同様である。
【0059】なお、avrは、シンボルレベルlvr1
とシンボルレベルlvr2の平均値を示し、avは、サ
ンプル値v1とサンプル値v2の平均値を示している。
また、Δvは、平均値avと平均値avrとの差(平均
誤差)を示す値である。
【0060】また、シンボルレベルlvr1がシンボル
レベルlvr2より小さい時、すなわち信号波形C2の
傾きが正の時(図3に示す状態)には、平均誤差Δvの
極性はクロック位相誤差Δtの極性と一致する。一方、
シンボルレベルlvr1がシンボルレベルlvr2より
大きい時、すなわち信号波形C2の傾きが負の時には、
平均誤差Δvの極性はクロック位相誤差Δtの極性と反
対になる。
【0061】また、この図に示すように、連続する2つ
の符号が異なる標本点の平均値avrは、等化器を介し
ていないため歪みや雑音等により誤差Δvrが生じ、0
レベルとはならない。しかし、この誤差Δvrは、実際
には0レベル付近を上下に変動しているため複数サンプ
ルで見た場合には、0と見なすことができる。したがっ
て、位相誤差の大きさは、連続する2つの標本点のサン
プル値の平均値av(Δv)に比例すると見なすことが
できる。
【0062】以上のことより、加算器203の加算結果
(平均誤差avに相当)と比較器204の比較結果(波
形C2の傾きに相当)との乗算結果は、クロック位相誤
差を示す。
【0063】次に、第2のクロック位相誤差検出回路1
06について説明する。第2のクロック位相誤差検出回
路106は、図8に示すクロック位相誤差検出回路80
6と同一の構成であり、具体的には図9あるいは図10
に示すように構成される。但し、比較器906における
比較判定の内容が異なる。
【0064】第2のクロック位相誤差検出回路106の
比較器906は、遅延器905の入力信号と出力信号と
を比較し、上記入力信号が“0”より大きく、なおかつ
上記出力信号が“0”より小さい時には“1”を乗算器
907に供給する。一方、上記入力信号が“0”より小
さく、なおかつ上記出力信号が“0”より大きい時には
“−1”を供給する。また、これら以外の時には“0”
を供給する。
【0065】すなわち、第2のクロック位相誤差検出回
路106では、連続する2つの標本点のサンプル値の符
号が異なる時の上記信号波形C2の傾きと、標本点のサ
ンプル値とシンボル判定値との差分とを乗算して、位相
誤差を検出している。
【0066】切替回路103は、第1および第2の入力
端子と、切替信号入力端子を有し、第2の入力端子には
クロック位相誤差検出回路806のクロック位相誤差の
検出結果が入力される。そして、切替信号入力端子への
入力が“0”の時は第1のクロック位相誤差検出回路1
02の出力を、“1”の時は第2のクロック位相誤差検
出回路106の出力を選択して、ループフィルタ811
に供給する。
【0067】以上のように、上記構成のディジタル復調
装置では、キャリア位相が非同期状態にある時は、第1
のクロック位相誤差検出回路102によって検出したク
ロック位相誤差に基づいてクロックを再生するようにし
ている。
【0068】第1のクロック位相誤差検出回路102で
は、シンボル判定値を用いないでクロック位相誤差を検
出するため、キャリアが非同期の状態にありシンボル判
定が正しく動作していない時でも、クロック位相同期を
行なうことができる。
【0069】やがて、キャリア位相が同期状態になる
と、第2のクロック位相誤差検出回路106によって検
出したクロック位相誤差に基づいてクロックを再生する
ようにしている。
【0070】等化回路805でゲイン調整を行なう前の
サンプル値はシンボル値に一致しないため、クロック位
相誤差検出の値には誤差が生じ得る。しかし、第2のク
ロック位相誤差検出回路806では、互いに符号が異な
り連続する2つの標本点のサンプル値の平均値を用いて
クロック位相誤差を検出するようにしているため、誤差
成分が打ち消されるようになり、ジッタの少ないクロッ
クの再生に寄与する。
【0071】したがって、上記構成のディジタル復調装
置によれば、キャリア位相が非同期状態にあり正確なシ
ンボル判定値が得られない場合には、このようなシンボ
ル判定値を用いずにクロック位相誤差を検出してクロッ
ク再生を行なうため、クロック位相誤差に不要な変動が
減少する。よって、クロック位相およびキャリア位相の
引き込みに要する時間を短縮でき、なおかつ安定したキ
ャリア位相同期制御およびクロック位相同期制御を行な
うことができる。
【0072】次に、図4および図5を参照して、この発
明の第2の実施の形態について説明する。図4は、この
発明の第2の実施の形態に係るディジタル復調装置の構
成を示すものである。但し、図4において、従来のディ
ジタル復調装置の構成を示す図8と同一部分には同一符
号を付して示し、ここでは異なる部分を中心に述べる。
【0073】このディジタル復調装置は、図8に示した
従来のディジタル復調装置の構成に加え、前述の図1に
示した同期判定回路101を備えている。また、図8に
示したクロック位相誤差検出回路806に代わり、新た
な構成のクロック位相誤差検出回路406を備えてい
る。
【0074】同期判定回路101は、キャリア位相誤差
検出回路808にて検出されるキャリア位相誤差信号
と、内部に予め設定したカウンタの値とを比較してキャ
リア位相の同期状態を判定する。そして、キャリア位相
が非同期状態の時には“0”を、同期状態の時には
“1”をそれぞれ切替信号としてクロック位相誤差検出
回路406の切替信号入力端子504(後述)に供給す
る。
【0075】次に、クロック位相誤差検出回路406に
ついて説明する。図5は、クロック位相誤差検出回路4
06の回路構成例を示すものである。この図に示すクロ
ック位相誤差検出回路406は、図10に示すクロック
位相誤差検出回路806に比較器501、ANDゲート
502、切替器503および切替信号入力端子504を
付加したものである。このため、図5において図10と
同一部分には同一の符号を付して示し、ここでは異なる
部分を中心に述べる。
【0076】切替信号入力端子504から入力される同
期判定回路101の切替信号は、切替器503の切替信
号入力端子およびANDゲート502の第1の入力端子
に入力される。一方、ANDゲート502の第2の入力
端子には、加算器1002の加算結果が入力される。
【0077】ANDゲート502は、切替信号入力端子
504から入力される切替信号が“0”の時は値“0”
を減算器903の第2の入力端子に供給し、一方、切替
信号が“1”の時は加算器1002の出力を供給する。
すなわち、切替信号入力端子504から入力される切替
信号の値に応じて、シンボル判定値の有効・無効を切り
替える。
【0078】比較器501は、遅延器902の入力信号
と出力信号とを比較し、上記入力信号が“0”より大き
く、なおかつ上記出力信号が“0”より小さい時には
“1”を切替器503に供給する。一方、上記入力信号
が“0”より小さく、なおかつ上記出力信号が“0”よ
り大きい時には“−1”を供給する。また、これら以外
の時には“0”を供給する。
【0079】同様に、比較器906は、遅延器905の
入力信号と出力信号とを比較し、上記入力信号が“0”
より大きく、なおかつ上記出力信号が“0”より小さい
時には“1”を切替器503に供給する。一方、上記入
力信号が“0”より小さく、なおかつ上記出力信号が
“0”より大きい時には“−1”を供給する。また、こ
れら以外の時には“0”を供給する。
【0080】切替器503は、切替信号入力端子への入
力信号が“0”の時は比較器501の出力を乗算器90
7の第2の入力端子に供給し、一方、上記入力信号が
“1”の時は比較器906の供給する。
【0081】すなわち、クロック位相誤差検出回路40
6は、切替信号入力端子への入力信号が“0”の時は、
前述の図2に示した第1のクロック位相誤差検出回路1
02と同様に、標本点のサンプル値からクロック位相誤
差を検出する。一方、切替信号入力端子への入力信号が
“1”の時は、前述の図10に示したクロック位相誤差
検出回路806と同様に、標本点のサンプル値とシンボ
ル判定回路807のシンボル判定値とからクロック位相
誤差を検出する。
【0082】したがって、上記構成のディジタル復調装
置によれば、キャリア位相が非同期状態にある時には、
標本点のサンプル値からクロック位相誤差を検出して、
クロック再生を行なうため、不正確なシンボル判定値の
影響がクロック位相誤差に及ばない。そして、キャリア
位相が同期状態になった時には、標本点のサンプル値と
シンボル判定値とからクロック位相誤差を検出して、ク
ロック再生を行なうようにしている。
【0083】このため、前述の第1の実施の形態と同様
に、キャリア位相同期およびクロック位相同期の引き込
みに要する時間を短縮し、なおかつ安定したキャリア位
相同期制御およびクロック位相同期制御を行なうことが
できる。
【0084】ところで、上記第1および第2の実施の形
態では、キャリア位相同期を直交検波回路803で行な
う場合について説明したが、この発明はキャリア位相同
期をAFC(Automatic Frequency
Control)およびPLL(Phase−Loc
ked Loop)を用いて行なう回路構成に適用する
こともできる。
【0085】以下、図6を参照して、この発明の第3の
実施の形態について説明する。図6は、この発明の第3
の実施の形態に係るディジタル復調装置の構成を示すも
ので、前段にAFCループ、後段にPLLループを形成
している。なお、図6において、図4および図8と同一
部分には同一符号を付して示している。
【0086】入力端子801より入力されるQAM変調
信号は、A/D変換器802でサンプリングされたの
ち、AFCループに供給される。AFCループは、直交
検波回路803、ロールオフフィルタ804、周波数誤
差検出回路608、ループフィルタ809およびキャリ
ア再生回路810で形成される。
【0087】A/D変換器802のサンプリング結果
は、直交検波回路803に入力される。直交検波回路8
03は、後述のキャリア再生回路810にて再生される
キャリアを用いて、A/D変換器802の出力信号を直
交検波することによりI信号とQ信号に分離し、標本点
のサンプル値としてロールオフフィルタ804に供給す
る。
【0088】ロールオフフィルタ804は、上記標本点
のサンプル値に対してそれぞれ帯域制限を行ない、この
結果を周波数誤差検出回路608、クロック位相誤差検
出回路806および後述のPLLループに供給する。周
波数誤差検出回路608は、ロールオフフィルタ804
の出力信号からキャリアの周波数誤差を検出し、この検
出結果をループフィルタ809に供給する。
【0089】ループフィルタ809は、上記キャリア周
波数誤差に対して積分による平滑化処理を施し、この処
理結果をキャリア再生回路810に供給する。キャリア
再生回路810は、ループフィルタ809の出力信号に
応じた周波数のキャリアを生成し、前述したように直交
検波回路803に供給する。
【0090】一方、PLLループは、位相回転回路60
4、等化回路805、キャリア位相誤差検出回路80
8、ループフィルタ609およびキャリア再生回路61
0で形成される。位相回転回路604は、ロールオフフ
ィルタ804より供給される信号を後述のキャリア再生
回路610から供給される信号に基づいて位相回転さ
せ、キャリア位相同期を行ない、この結果を等化回路8
05に入力する。
【0091】等化回路805は、ロールオフフィルタ8
04の出力信号から妨害成分を除去して波形整形を行な
い、この結果を後述のシンボル判定回路807およびキ
ャリア位相誤差検出回路808に供給する。キャリア位
相誤差検出回路808は、等化回路805の出力信号か
らキャリア位相誤差を検出し、この検出結果をループフ
ィルタ609に供給する。
【0092】ループフィルタ609は、上記キャリア位
相誤差に対して積分による平滑化処理を施し、この処理
結果をキャリア再生回路610に供給する。キャリア再
生回路610は、ループフィルタ609の出力信号に応
じた周波数のキャリアを生成し、前述したように位相回
転回路604に供給する。
【0093】一方、シンボル判定回路807は、等化回
路805の出力信号を予め設定したシンボルレベルと比
較して最も近いシンボルレベルをシンボル判定値として
出力する。このシンボル判定値は、クロック位相誤差検
出回路406に供給される。
【0094】クロック位相誤差検出回路406は、後述
の同期判定回路101からの切替信号に応じて、ロール
オフフィルタ804から供給される標本点のサンプル値
から、あるいは、このサンプル値およびシンボル判定回
路807から供給されるシンボル判定値からクロック位
相誤差を検出し、クロック位相誤差信号としてループフ
ィルタ811に供給する。
【0095】ループフィルタ811は、上記クロック位
相誤差信号に対して、積分による平滑化処理を施し、こ
の処理結果をD/A変換器812に供給する。ループフ
ィルタ811で平滑化されたクロック位相誤差信号は、
D/A変換器812でアナログ信号に変換された後、V
CO813の制御端子に供給される。
【0096】VCO813は、制御端子に供給される信
号の電圧に応じた周波数のクロックを生成し、サンプリ
ング用のクロックとして前述のA/D変換器802に供
給する。
【0097】同期判定回路101は、周波数誤差検出回
路608の検出した周波数誤差と内部に予め設定したカ
ウンタの値とを比較して、周波数誤差が所定の範囲内に
入ったか否かを判定する。ここで、上記周波数誤差が所
定の範囲内に入っていない時には“0”を、入っている
時には“1”をそれぞれ切替信号としてクロック位相誤
差検出回路406の切替信号入力端子に供給する。
【0098】また、同期判定回路101は、上記判定結
果に応じて周波数誤差検出回路608およびキャリア位
相誤差検出回路808を制御し、上記AFCループで周
波数引き込みを行なった後、PLLループで位相引き込
みを行なう。
【0099】次に、上記構成のディジタル復調装置の動
作について説明する。例えば電源立ち上げ時などのクロ
ック位相およびキャリア位相がともに同期していない時
には、同期判定回路101の制御により、AFCループ
が動作して再生キャリアの周波数制御を行なう。
【0100】一方、クロック位相誤差検出回路406
は、ロールオフフィルタ804からのサンプル値からク
ロック位相誤差を検出する。このクロック位相誤差は、
ループフィルタ811およびD/A変換器812を介し
たのち、VCO813に供給され、再生クロックが生成
される。
【0101】やがて、再生キャリアの周波数誤差が所定
の範囲内に入ると、同期判定回路101は、上記AFC
ループを前述の動作時よりも遅い応答速度で動作させる
とともに、PLLループの動作させて再生キャリアの位
相制御を行なう。
【0102】そして、再生キャリアの位相誤差が所定の
範囲内に入ると、同期判定回路101がこの状態を検出
してクロック位相誤差検出回路406に通知する。これ
に対し、クロック位相誤差検出回路406は、ロールオ
フフィルタ804からのサンプル値とシンボル判定回路
807からのシンボル判定値とに基づいてクロック位相
誤差を検出する。このクロック位相誤差は、ループフィ
ルタ811およびD/A変換器812を介したのちVC
O813に供給され、再生クロックが生成される。
【0103】以上のように、上記構成のディジタル復調
装置では、はじめにキャリア位相制御を行なっていない
サンプル値からクロック位相誤差を検出して再生クロッ
クを生成することによってある程度再生クロックの位相
を引き込んだ後、キャリア位相の引き込みを行なう。そ
して、シンボル判定値と上記サンプル値とからクロック
位相誤差を検出して再生クロックを生成するようにして
いる。
【0104】したがって、クロック位相制御とキャリア
位相制御との間の干渉を引き起こさずに、安定したキャ
リア位相同期制御およびクロック位相同期制御を行なう
ことができ、これらの位相制御に要する時間を短縮する
ことができる。
【0105】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、同期判
定回路101は、同期判定の対象となる信号を内部に予
め設定したカウンタの値と比較して同期判定を行なうと
説明したが、例えばタイマを内部に備え、所定の時間が
経過すると同期状態になっていると判定するようにして
もよい。
【0106】また、図4または図6に示す構成において
は、クロック位相誤差検出回路406が同期判定回路1
01の判定結果に応じてクロック位相誤差検出の元とな
る信号の選択するようにしているが、クロック位相誤差
検出回路406においてクロック位相誤差が所定の範囲
内になった時に、上記選択の切り替えを行なうようにし
てもよい。
【0107】さらに、図6に示す構成においては、クロ
ック位相誤差検出回路406がシンボル判定回路807
のシンボル判定結果を用いないでクロック位相誤差を検
出する場合に、位相回転回路604の入力信号からクロ
ック位相誤差を検出するようにしているが、位相回転回
路604の動作を停止させ、位相回転回路604の出力
信号からクロック位相誤差を検出するようにしてもよ
い。このような構成であっても、キャリア位相同期動作
によるサンプリング信号の位相変化が生じないため、上
記干渉を引き起こさない。
【0108】以上、本発明をQAMの復調器について適
用した実施例について説明をしたが、この発明は他の変
調方式についても適用できることは明らかである。ま
た、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでも
ない。
【0109】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、キャ
リア位相が非同期状態にある時には、キャリア除去手段
の出力から検出したクロック位相誤差に応じた周波数の
クロックを生成し、キャリア位相が同期状態にある時に
は、キャリア除去手段の出力とシンボル判定手段の出力
するシンボル値とから検出したクロック位相誤差に応じ
た周波数のクロックを生成するようにしている。
【0110】したがって、この発明によれば、キャリア
位相が非同期状態にあり、正確なシンボル判定値が得ら
れないような場合であっても、このようなシンボル判定
値の影響の及んでいないクロック位相誤差を検出できる
ため、クロック位相誤差の不要な変動が減少する。よっ
て、クロック位相およびキャリア位相の引き込みに要す
る時間を短縮し、なおかつ安定したキャリア位相同期制
御およびクロック位相同期制御を行なうことが可能なデ
ィジタル復調装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディジタル復調装置の第1の実
施の形態の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】図1に示したディジタル復調装置のクロック位
相誤差検出器の構成を示す回路ブロック図である。
【図3】図2に示したクロック位相誤差検出器の動作を
説明するための信号波形図である。
【図4】この発明に係るディジタル復調装置の第2の実
施の形態の構成を示す回路ブロック図である。
【図5】図4に示したディジタル復調装置のクロック位
相誤差検出器の構成を示す回路ブロック図である。
【図6】この発明に係るディジタル復調装置の第3の実
施の形態の構成を示す回路ブロック図である。
【図7】一般的なディジタル復調装置に用いられるシン
ボルレベル判定法を説明するための信号波形図である。
【図8】従来のディジタル復調装置の第3の実施の形態
の構成を示す回路ブロック図である。
【図9】図8に示したディジタル復調装置のクロック位
相誤差検出器の構成を示す回路ブロック図である。
【図10】図8に示したディジタル復調装置のクロック
位相誤差検出器の他の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【符号の説明】
101…同期判定回路、102…第1のクロック位相誤
差検出回路、103…切替回路、106…第2のクロッ
ク位相誤差検出回路、201…入力端子、202…遅延
器、203…加算器、204…比較器、205…乗算
器、406…クロック位相誤差検出回路、501…比較
器、502…ANDゲート、503…切替器、504…
切替信号入力端子、604…位相回転回路、608…周
波数誤差検出回路、609…ループフィルタ、610…
キャリア再生回路、801…入力端子、802…A/D
変換器、803…直交検波回路、804…ロールオフフ
ィルタ、805…等化回路、806…クロック位相誤差
検出回路、807…シンボル判定回路、808…キャリ
ア位相誤差検出回路、809…ループフィルタ、810
…キャリア再生回路、811…ループフィルタ、812
…D/A変換器、813…電圧制御発振回路(VC
O)、901…第1の入力端子、902…遅延器、90
3…減算器、904…第2の入力端子、905…遅延
器、906…比較器、907…乗算器、1001…加算
器、1002…加算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調された信号をクロックに
    応じたタイミングでサンプリングして量子化するサンプ
    リング手段と、 このサンプリング手段の出力から再生キャリアに基づい
    てキャリア成分を除去するキャリア除去手段と、 このキャリア除去手段の出力からキャリア位相誤差を検
    出するキャリア位相誤差検出手段と、 前記再生キャリアを生成し、当該再生キャリアの周波数
    を前記キャリア位相誤差に基づいて制御するキャリア再
    生手段と、 複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め設定さ
    れ、前記キャリア除去手段の出力が前記複数の閾値のい
    ずれに対応するか判別し、この判別結果に基づく前記シ
    ンボル値を出力するシンボル判定手段と、 前記キャリア除去手段の出力からクロック位相誤差を検
    出し、第1のクロック位相誤差として出力する第1のク
    ロック位相誤差検出手段と、 前記キャリア除去手段の出力と前記シンボル判定手段の
    出力するシンボル値とからクロック位相誤差を検出し、
    第2のクロック位相誤差として出力する第2のクロック
    位相誤差検出手段と、 前記キャリア位相誤差検出手段にて検出したキャリア位
    相誤差が所定の範囲内にあるか否かに応じて、キャリア
    位相の同期/非同期を判定する同期判定手段と、 前記第1のクロック位相誤差および前記第2のクロック
    位相誤差が入力され、前記同期判定手段にて前記キャリ
    ア位相が非同期状態にあると判定された時には前記第1
    のクロック位相誤差を選択出力し、同期状態にあると判
    定された時には前記第2のクロック位相誤差を選択出力
    するクロック位相誤差切替手段と、 このクロック位相誤差切替手段の出力するクロック位相
    誤差に応じた周波数のクロックを生成し、前記サンプリ
    ング手段に入力するクロック生成手段とを具備したこと
    を特徴とするディジタル復調装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のクロック位相誤差検出手段
    は、 前記キャリア除去手段の出力を遅延する遅延器と、 前記キャリア除去手段の出力と前記遅延器の出力とを加
    算する加算器と、 前記キャリア除去手段の出力と前記遅延器の出力とを比
    較し、この比較結果に応じて異なる極性の信号を出力す
    る比較器と、 前記加算器の出力と前記比較器の出力とを乗算し、前記
    第1のクロック位相誤差として出力する乗算器とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載のディジタル復調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2のクロック位相誤差検出手段
    は、 前記キャリア除去手段の出力を遅延する第1の遅延器
    と、 前記シンボル判定手段の出力するシンボル値を遅延する
    第2の遅延器と、 前記シンボル判定手段の出力するシンボル値と前記第2
    の遅延器の出力とを比較し、この比較結果に応じて異な
    る極性の信号を出力する比較器と、 前記第1の遅延器の出力から前記第2の遅延器の出力を
    減算する減算器と、 この減算器の出力と前記比較器の出力とを乗算し、前記
    第2のクロック位相誤差として出力する乗算器とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載のディジタル復調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2のクロック位相誤差検出手段
    は、 前記キャリア除去手段の出力を遅延する第1の遅延器
    と、 この第1の遅延器の出力と前記キャリア除去手段の出力
    とを加算する第1の加算器と、 前記シンボル判定手段の出力するシンボル値を遅延する
    第2の遅延器と、 前記シンボル判定手段の出力するシンボル値と前記第2
    の遅延器の出力とを加算する第2の加算器と、 前記シンボル判定手段の出力するシンボル値と前記第2
    の遅延器の出力とを比較し、この比較結果に応じて異な
    る極性の信号を出力する比較器と、 前記第1の加算器の出力から前記第2の加算器の出力を
    減算する減算器と、 この減算器の出力と前記比較器の出力とを乗算し、前記
    第2のクロック位相誤差として出力する乗算器とを備え
    ることを特徴とする請求項1に記載のディジタル復調装
    置。
  5. 【請求項5】 ディジタル変調された信号をクロックに
    応じたタイミングでサンプリングして量子化するサンプ
    リング手段と、 このサンプリング手段の出力を再生キャリアに基づいて
    位相同期を行なうキャリア除去手段と、 このキャリア除去手段の出力からキャリア位相誤差を検
    出するキャリア位相誤差検出手段と、 前記再生キャリアを生成し、当該再生キャリアの周波数
    を前記キャリア位相誤差に基づいて制御するキャリア再
    生手段と、 複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め設定さ
    れ、前記キャリア除去手段の出力が前記複数の閾値のい
    ずれに対応するか判別し、この判別結果に基づく前記シ
    ンボル値を出力するシンボル判定手段と、 前記キャリア位相誤差検出手段にて検出したキャリア位
    相誤差が所定の範囲内にあるか否かに応じて、キャリア
    位相の同期/非同期を判定する同期判定手段と、 前記キャリア除去手段の出力と前記シンボル判定手段の
    出力するシンボル値とが入力され、前記同期判定手段に
    て前記キャリア位相が非同期状態にあると判定された時
    には前記キャリア除去手段の出力からクロック位相誤差
    を検出し、同期状態にあると判定された時には前記キャ
    リア除去手段の出力と前記シンボル判定手段の出力する
    シンボル値とからクロック位相誤差を検出するクロック
    位相誤差検出手段と、 このクロック位相誤差検出手段にて検出したクロック位
    相誤差に応じた周波数の前記クロックを生成し、前記サ
    ンプリング手段に入力するクロック生成手段とを具備し
    たことを特徴とするディジタル復調装置。
  6. 【請求項6】 ディジタル変調された信号をクロックに
    応じたタイミングでサンプリングして量子化するサンプ
    リング手段と、 このサンプリング手段の出力からキャリア周波数誤差を
    検出し、このキャリア周波数誤差に基づいてキャリア周
    波数の引き込みを行なうキャリア周波数制御手段と、 このキャリア周波数制御手段の出力からキャリア位相誤
    差を検出し、このキャリア位相誤差に基づいて位相回転
    させることによりキャリア位相の引き込みを行なうキャ
    リア位相制御検出手段と、 複数の閾値にそれぞれ対応するシンボル値が予め設定さ
    れ、前記キャリア位相制御検出手段の出力が前記複数の
    閾値のいずれに対応するか判別し、この判別結果に基づ
    く前記シンボル値を出力するシンボル判定手段と、 前記キャリア周波数制御手段にて検出したキャリア周波
    数誤差と、前記キャリア位相制御検出手段にて検出した
    キャリア位相誤差とに基づいてキャリア位相の同期/非
    同期を判定する同期判定手段と、 前記キャリア周波数制御手段の出力と前記シンボル判定
    手段の出力するシンボル値とが入力され、前記同期判定
    手段にて前記キャリア位相が非同期状態にあると判定さ
    れた時には前記キャリア周波数制御手段の出力からクロ
    ック位相誤差を検出し、同期状態にあると判定された時
    には前記キャリア周波数制御手段の出力と前記シンボル
    判定手段の出力するシンボル値とからクロック位相誤差
    を検出するクロック位相誤差検出手段と、 このクロック位相誤差検出手段にて検出したクロック位
    相誤差に応じた周波数の前記クロックを生成し、前記サ
    ンプリング手段に入力するクロック生成手段とを具備し
    たことを特徴とするディジタル復調装置。
  7. 【請求項7】 前記クロック位相誤差検出手段は、 前記キャリア周波数制御手段の出力を遅延する第1の遅
    延器と、 この第1の遅延器の出力と前記キャリア周波数制御手段
    の出力とを加算する第1の加算器と、 前記第1の遅延器の出力と前記キャリア周波数制御手段
    の出力とを比較し、この比較結果に応じて異なる極性の
    信号を出力する第1の比較器と、 前記シンボル判定手段の出力するシンボル値を遅延する
    第2の遅延器と、 この第2の遅延器の出力と前記シンボル判定手段の出力
    するシンボル値とを比較し、この比較結果に応じて異な
    る極性の信号を出力する第2の比較器と、 前記第2の遅延器の出力と前記シンボル判定手段の出力
    するシンボル値とを加算する第2の加算器と、 この第2の加算器の出力と前記同期判定手段の同期判定
    結果とが入力され、この同期判定結果が非同期である時
    には零を出力し、同期である時には前記第2の加算器の
    出力を出力するゲートと、 前記第1の加算器の出力から前記ゲートの出力を減算す
    る減算器と、 前記第1の比較器の比較結果、第2の比較器の比較結果
    および前記同期判定手段の同期判定結果が入力され、こ
    の同期判定結果が非同期である時には前記第1の比較器
    の比較結果を選択出力し、同期である時には第2の比較
    器の比較結果を選択出力する切替器と、 この切替器の選択出力と前記減算器の減算結果とを乗算
    し、前記クロック位相誤差として出力する乗算器とを備
    えることを特徴とする請求項5または6に記載のディジ
    タル復調装置。
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