JP2658877B2 - 復調装置 - Google Patents

復調装置

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JP2658877B2
JP2658877B2 JP6138387A JP13838794A JP2658877B2 JP 2658877 B2 JP2658877 B2 JP 2658877B2 JP 6138387 A JP6138387 A JP 6138387A JP 13838794 A JP13838794 A JP 13838794A JP 2658877 B2 JP2658877 B2 JP 2658877B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は復調装置に係り、特にデ
ィジタル無線通信方式に使用される、判定帰還形等化器
を備えた復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル無線通信方式において、伝搬
路で発生した周波数選択性フェージングにより受信信号
の各周波数の振幅や位相が変動した場合に、その影響を
受信装置で除去又は低減するために、従来より判定帰還
形等化器を用いることが知られている(例えば、特開平
4−181802号公報)。
【0003】図3はこの判定帰還形等化器と復調器とを
組合せた従来の復調装置の一例のブロック図を示す。図
3において、判定帰還形等化器13の入力側に設けられ
た回路が復調器で、この復調器自体は文献等で既に公知
なものである(例えば、「ディジタルマイクロ波通
信」、p.111〜p.114、株式会社企画センタ
ー、桑原守二監修)。
【0004】この従来の復調装置の動作について説明す
るに、入力端子INに入力された中間周波数(IF)帯
のディジタル変調波(例えばQPSK、QAMなど)
は、分配器1で2分配され、一方は乗算器2に入力され
て再生搬送波発生器4よりの再生搬送波と乗算され、他
方は乗算器3に入力されて再生搬送波発生器4よりの再
生搬送波をπ/2移相器5により90°移相した再生搬
送波と乗算される。
【0005】乗算器2、3の各出力信号はそれぞれ低域
フィルタ6、7により不要高周波成分を除去されて復調
ベースバンド信号a、bとなり、増幅器8、9により適
当な振幅に増幅される。増幅器8、9より取り出された
復調ベースバンド信号は、後述のクロック同期回路(C
LK同期回路)12によりクロック成分が抽出され、更
にこのクロック成分に同期したサンプリングクロックに
変換される一方、A/D変換器10、11に供給され
る。
【0006】A/D変換器10、11は入力復調ベース
バンド信号をCLK同期回路12よりのサンプリングク
ロックCLKP、CLKQに基づいてサンプリングし、
ディジタル信号を出力する。このディジタル信号は判定
帰還形等化器13に供給され、ここでフェージングによ
る波形歪を等化されて復調データDATAP、DATA
Qとして出力される。
【0007】図4は上記のCLK同期回路の12の一例
のブロック図を示す。同図において、入力端子PIN、
QINを介して前記増幅器8、9の各出力復調ベースバ
ンド信号がそれぞれ非線形回路14a、14bに供給さ
れ、それぞれ非線形特性が付与された後帯域フィルタ1
5を通過することにより、クロック成分が抽出される。
このクロック成分は増幅器16により増幅されて位相比
較器17及び検波回路21にそれぞれ入力される。
【0008】位相比較器17は上記の抽出クロック成分
と電圧制御発振器(VCO)19の出力信号とを位相比
較し、それらの位相差に応じたレベルの位相誤差信号を
切換器18の一方の入力端子に入力する。切換器18は
後述のレベル比較器23の出力信号により位相比較器1
7の出力位相誤差信号及びフリーラン制御電圧発生回路
20よりのフリーラン制御電圧の一方を選択してVCO
19へ制御電圧として入力する。
【0009】一方、上記の検波回路21は上記の抽出ク
ロック成分をレベル検波し、これにより得た検波信号を
レベル比較器23へ入力する。レベル比較器23はこの
検波信号としきい値発生器22よりの予め定められたし
きい値とレベル比較し、検波信号がこのしきい値以上の
高レベルのときは例えばハイレベルの信号を出力し、し
きい値未満のときはローレベルの信号を出力する。
【0010】復調装置の入力信号が正常なレベルのとき
には検波回路21の出力検波信号は上記のしきい値より
も高レベルであるから、このときはレベル比較器23か
らはハイレベルの信号が出力され、これにより切換器1
8が位相比較器17の出力位相誤差信号を選択するよう
に制御される。VCO19は入力位相誤差信号に応じて
その出力発振周波数が可変制御される。従って、復調装
置の入力信号が正常なレベルのときには、位相比較器1
7、切換器18及びVCO19よりなる一巡のフィード
バックループにより抽出クロック成分に位相同期したサ
ンプリングクロックがVCO19より取り出され、出力
端子CLKP、CLKQを介して図3に示したA/D変
換器10、11へ出力される。
【0011】一方、復調装置の入力信号が極めて小でノ
イズが殆どである場合、あるいは無信号時には、検波回
路21の出力検波信号レベルはしきい値発生器22の出
力しきい値未満となるため、レベル比較器23はこのと
きローレベルの信号を出力し、切換器18にフリーラン
制御電圧発生回路20の出力フリーラン制御電圧を選択
させる。すなわち、復調装置の入力信号が無入力又はノ
イズのときには、無入力あるいは復調不可能な状態の波
形劣化時であり、必要となるクロック成分が抽出できな
いため、切換器18にフリーラン制御電圧発生回路20
の出力フリーラン制御電圧を選択させてVCO19に制
御電圧として入力する。
【0012】これにより、VCO19は抽出すべきクロ
ック成分の周波数に相当する周波数の信号を発振出力
し、出力端子CLKP、CLKQを介して図3に示した
A/D変換器10、11へサンプリングクロックとして
出力する。この状態から復調装置に正常な変調波が入力
された場合は、上述したレベル比較器23の出力信号は
ハイレベルとなるため、切換器18は位相比較器17の
出力位相誤差信号を選択するように切り換わり、VCO
19はこの位相誤差信号により出力発振周波数が可変制
御される。
【0013】その結果、入力変調波のクロック周波数に
同期引き込みが行われ、このときのVCO19の出力信
号がサンプリングクロックとして前記A/D変換器1
0、11に供給されることにより、正常な復調が可能と
なる。ここで、前記のフリーラン制御電圧発生回路20
の出力フリーラン制御電圧は、同期時の位相比較器17
の出力位相誤差信号にほぼ等しい電圧であるため、切換
器18が上記のフリーラン制御電圧から上記の位相誤差
信号へ切換選択した時には、両者の電圧差が少ないため
に短時間で同期引き込みができることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
装置では、フェージングによりノッチ周波数が搬送周波
数から±f0/2[Hz](f0はクロック周波数)離れ
たところに生じた場合には、復調ベースバンド信号より
抽出されるクロック成分がレベル低下し、その結果、位
相比較器17において、増幅器16の出力信号とVCO
19の出力信号との位相比較動作が可能である場合であ
っても、検波回路21の出力検波信号レベルがしきい値
発生器22よりのしきい値未満になり、復調装置入力信
号が無入力又はノイズと判断してしまい、切換器18が
フリーラン制御電圧発生回路20の出力フリーラン制御
電圧を選択するという誤動作を生じ、クロック同期はず
れが起きる。従って、この場合には、フェージングを判
定帰還形等化器13により等化できる余裕があるにも拘
らず、上述した誤動作により等化できないという問題が
ある。
【0015】上記の誤動作は、予め定められた前記しき
い値レベルを通常よりも低く設定することにより、解決
することができる。しかし、この場合は復調装置の入力
信号が無入力又はノイズのときでも、検波回路21の出
力検波信号レベルがしきい値より低くならず、そのため
このような場合にもVCO19にはフリーラン制御電圧
発生回路20の出力フリーラン制御電圧が供給されず、
ノイズ又はVCO19の出力信号の位相比較器17入力
への廻り込みにより、クロックの同期引き込みが遅くな
ってしまうという問題がある。
【0016】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
フェージングによるノッチ周波数が抽出クロック成分を
低下させるような場合でも、判定帰還形等化器の等化能
力を十分に発揮させ、かつ、クロック引き込み動作を従
来と同程度の短時間でできる復調装置を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、入力ディジタル変調波をそれぞれ互いに位
相が90°異なる2つの再生搬送波と別々に乗算して復
調ベースバンド信号を得る復調手段と、復調手段より取
り出された復調ベースバンド信号を入力クロック信号に
基づいてディジタル信号に変換するA/D変換手段と、
A/D変換手段の出力ディジタル信号が入力され、フ
ェージングによる波形歪を等化する判定帰還形等化器
と、判定帰還形等化器の出力データを入力信号として受
け、フレーム同期検出するフレーム同期検出器と、復調
ベースバンド信号からクロック信号成分を抽出し、フレ
ーム同期検出器よりフレーム同期検出時の信号が入力さ
れる時には抽出クロック信号成分に位相同期したクロッ
ク信号を発生し、フレーム同期検出器よりフレーム同期
非検出時の信号が入力される時には、抽出クロック信号
成分が予め定められたレベルより大きい場合には抽出ク
ロック信号成分に位相同期したクロック信号を発生して
A/D変換手段へ出力し、抽出クロック信号成分が予め
定められたレベルより小さい場合には抽出クロック信号
成分相当の周波数のクロック信号を発生するクロック同
期回路とを有する構成としたものである。
【0018】また、上記クロック同期回路は、復調手段
の出力復調ベースバンド信号からクロック信号成分を抽
出する抽出回路と、抽出クロック信号成分のレベルを検
波する検波回路と、検波回路の出力検波信号とあらかじ
め定められたしきい値とをレベル比較して少なくとも正
常復調時と無信号入力時とで異なる論理値の信号を出力
するレベル比較手段と、クロック信号を出力する電圧制
御発振器と、電圧制御発振器の出力クロック信号と抽出
クロック信号成分とを位相比較して位相誤差信号を生成
出力する位相比較器と、固定電圧を発生する固定電圧発
生回路と、レベル比較手段の出力信号とフレーム同期検
出器の出力信号とが入力され所定の論理演算を行って出
力する論理回路と、論理回路の出力信号により位相誤差
信号と固定電圧の一方を選択して電圧制御発振器へ制御
電圧として供給する切換器とを有する構成とすること
が、フレーム同期検出器よりフレーム同期検出時の信号
が入力される時には抽出クロック信号成分に位相同期し
たクロック信号を発生し、フレーム同期検出器よりフレ
ーム同期非検出時の信号が入力される時には抽出クロッ
ク信号成分相当の周波数のクロック信号を発生すること
が好適にでき、望ましい。
【0019】
【作用】本発明では、クロック同期回路はフレーム同期
検出器よりフレーム同期検出時の信号が入力される時に
は抽出クロック信号成分に位相同期したクロック信号を
発生し、フレーム同期検出器よりフレーム同期非検出時
の信号が入力される時には抽出クロック信号成分相当の
周波数のクロック信号を発生するようにしているため、
抽出クロック信号成分のレベルがフェージングにより低
下したとしても、フレーム同期検出器によりフレーム同
期がとれる場合には、データが正常に復調されていると
判断して、抽出クロック信号成分に位相同期したクロッ
ク信号を発生させることができる。すなわち、データが
正常に復調されている限り、抽出クロック信号成分に位
相同期したクロック信号をクロック同期回路により発生
させることができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例のブロック図、図2は図1のブロ
ック図中のクロック同期回路のブロック図を示す。図1
及び図2中、図3及び図4と同一構成部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。図1に示すように、本実
施例は判定帰還形等化器13の出力データが正常に復調
したかを検出するフレーム同期検出器26を設けると共
に、フレーム同期情報入力端子FINを有するクロック
同期回路25を設けた点に特徴を有する。
【0021】クロック同期回路25は図2に示すよう
に、図4の従来のクロック同期回路12に比し、論理回
路として2入力論理和回路28が追加されている。論理
和回路28は入力端子FINよりのフレーム同期情報
と、レベル比較器23の出力比較結果との論理和をと
り、得られた出力を切換器18へ切り換え制御信号とし
て供給する構成である。
【0022】なお、図1の分配器1から増幅器8及び9
までの回路部分が前記復調手段を構成しており、また二
つのA/D変換器10及び11が前記A/D変換手段を
構成している。更に、図2の非線形回路14a、14
b、帯域フィルタ15及び増幅器16が前記抽出回路を
構成し、しきい値発生器22及びレベル比較器23が前
記レベル比較手段を構成している。
【0023】次に、本実施例の動作について説明する。
図1に示す前記フレーム同期検出器26は、判定帰還形
等化器13の出力データを入力信号として受け、復調装
置が正常に動作しており、その結果判定帰還形等化器1
3の出力データが正常に得られるときには、フレーム同
期を確立後ハイレベルの検出信号(フレーム同期情報)
を出力する。一方、入力端子INに信号入力が無い(無
信号)時など、判定帰還形等化器13の出力データが正
常に得られないときには、フレーム同期検出器26はフ
レーム同期を検出できず、ローレベルの検出信号(フレ
ーム同期情報)を出力する。
【0024】従って、いま無信号入力時であるものとす
ると、フレーム同期検出器26からローレベルのフレー
ム同期情報が取り出されて図2に示すクロック同期回路
25の入力端子FINを介して2入力論理和回路28の
一方の入力端子に入力される。また、この時は図4と共
に説明したように図2のレベル比較器23からはローレ
ベルの比較結果が取り出され、上記の論理和回路28の
他方の入力端子に入力される。
【0025】従って、この無信号入力時には論理和回路
28からローレベルの信号が取り出されて切換器18に
供給されるため、切換器18はフリーラン制御電圧発生
回路20の出力フリーラン制御電圧を選択してVCO1
9へ制御電圧として印加する。これにより、図4と共に
説明したように、VCO19はクロック引き込み動作を
早くするためのクロック周波数相当の信号を出力して位
相比較器17へ供給すると共に、二つの出力端子CLK
P及びCLKQへそれぞれ出力する。
【0026】この状態において、入力端子INに正常な
レベルの信号が入力されたものとすると、検波回路21
の出力検波信号はしきい値発生器22の出力しきい値よ
りも高レベルとなるから、このときはレベル比較器23
からハイレベルの信号が出力されるため、論理和回路2
8の出力信号はハイレベルとなる。これにより、切換器
18は位相比較器17の出力位相誤差信号を選択し、V
CO19へ制御電圧として印加する。
【0027】この結果、VCO19は図4と共に説明し
たように、入力位相誤差信号に応じてその出力発振周波
数が可変制御されるため、図2に示す位相比較器17、
切換器18及びVCO19よりなる一巡のフィードバッ
クループにより抽出クロック成分に位相同期したサンプ
リングクロックがVCO19より取り出され、出力端子
CLKP、CLKQへ出力され、更にこれより図1に示
したA/D変換器10及び11へ出力される。
【0028】これにより、正常に復調された場合には、
図1に示すフレーム同期検出器26の出力フレーム同期
情報はそれまでのローレベルからハイレベルへと変化す
る。従って、正常に復調されているときには2入力論理
和回路28の2入力信号は共にハイレベルとなり、出力
信号もハイレベルである。
【0029】この状態において、フェージングによりノ
ッチ周波数が搬送周波数から±f0/2[Hz](f0
クロック周波数)離れたところに生じた場合には、復調
ベースバンド信号より抽出されるクロック成分がレベル
低下し、その結果、位相比較器17において検波回路2
1の出力検波信号レベルがしきい値発生器22よりのし
きい値未満になり、従来と同様に復調装置入力信号が無
入力又はノイズと判断してしまったとしても、本実施例
では増幅器16の出力信号とVCO19の出力信号との
位相比較動作が可能で、判定帰還形等化器13の等化動
作に余裕があるときには、フレーム同期検出器26から
は引き続きハイレベルのフレーム同期情報が出力され
る。
【0030】従って、本実施例の場合、上記のレベル比
較器23の出力信号がローレベルとなってしまったとし
ても、フレーム同期検出器26の出力フレーム同期検出
情報がハイレベルであるため、論理和回路28の出力信
号はハイレベルであり、その結果切換器18は位相比較
器17の出力位相誤差信号を引き続き選択してVCO1
8へ入力するため、引き続きクロック同期状態を維持す
ることができる。
【0031】なお、本実施例においては、無信号時など
の同期はずれが生じた場合には、切換器18はフリーラ
ン制御電圧発生回路20の出力フリーラン制御電圧を選
択してVCO19へ制御電圧として印加し、クロック周
波数相当の信号を出力するため、従来のクロック引き込
み動作と同等の特性を得ることができる。
【0032】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えばクロック同期回路25内の検波回
路21は二つの入力端子PIN及びQINの入力復調ベ
ースバンド信号をそれぞれ非線形回路14a及び14b
を介して得られた信号の和信号のレベルを検波している
が、二つの入力端子PIN及びQINの入力復調ベース
バンド信号のどちらか一方のみのレベルを検波するよう
にしてもよい。また、レベル比較器23の出力の論理と
フレーム同期検出器26の出力の論理によっては、論理
和回路28に代えて他の構成の論理回路を使用し得るこ
とは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレーム同期検出器によりデータが正常に復調されてい
ると判断されたときには、抽出クロック信号成分に位相
同期したクロック信号を発生させるようにしたため、フ
ェージングによりノッチ周波数が搬送周波数から±f0
/2[Hz](f0はクロック周波数)離れたところに
生じたために、復調ベースバンド信号より抽出されるク
ロック成分がレベル低下したときでも、データが正常に
復調されていると判断されたときには、抽出クロック信
号成分に位相同期したクロック信号が出力され、その結
果同期外れを防止し、フェージングによる波形歪を判定
帰還形等化器により等化させることができる。
【0034】また、無信号入力時等の正常に復調されて
いないときには、クロック同期回路より抽出クロック信
号成分とほぼ同一周波数を発生させることができるた
め、従来と同等のクロック引き込み特性を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1中のクロック同期回路のブロック図であ
る。
【図3】従来の一例のブロック図である。
【図4】図3中のクロック同期回路のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 分配器 2、3 乗算器 4 再生搬送波発生器 5 90°移相器 10、11 A/D変換器 13 判定帰還形等化器 14a、14b 非線形回路 17 位相比較器 18 切換器 19 電圧制御発振器(VCO) 20 フリーラン制御電圧発生回路 21 検波回路 22 しきい値発生器 23 レベル比較器 25 クロック同期回路 26 フレーム同期検出器 28 2入力論理和回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタル変調波をそれぞれ互いに
    位相が90°異なる2つの再生搬送波と別々に乗算して
    復調ベースバンド信号を得る復調手段と、該復調手段よ
    り取り出された該復調ベースバンド信号を入力クロック
    信号に基づいてディジタル信号に変換するA/D変換手
    段と、 該A/D変換手段の出力ディジタル信号が入力され、フ
    ェージングによる波形歪を等化する判定帰還形等化器
    と、 該判定帰還形等化器の出力データを入力信号として受
    け、フレーム同期検出するフレーム同期検出器と、 前記復調ベースバンド信号からクロック信号成分を抽出
    し、前記フレーム同期検出器よりフレーム同期検出時の
    信号が入力される時には該抽出クロック信号成分に位相
    同期したクロック信号を発生して前記A/D変換手段へ
    出力し、該フレーム同期検出器よりフレーム同期非検出
    時の信号が入力される時には、該抽出クロック信号成分
    が予め定められたレベルより大きい場合には該抽出クロ
    ック信号成分に位相同期したクロック信号を発生して前
    記A/D変換手段へ出力し、該抽出クロック信号成分が
    前記予め定められたレベルより小さい場合には該抽出ク
    ロック信号成分相当の周波数のクロック信号を発生して
    前記A/D変換手段へ出力するクロック同期回路とを有
    することを特徴とする復調装置。
  2. 【請求項2】 前記クロック同期回路は、前記復調手段
    の出力復調ベースバンド信号からクロック信号成分を抽
    出する抽出回路と、該抽出回路よりのクロック信号成分
    のレベルを検波する検波回路と、該検波回路の出力検波
    信号とあらかじめ定められたしきい値とをレベル比較し
    て少なくとも正常復調時と無信号入力時とで異なる論理
    値の信号を出力するレベル比較手段と、クロック信号を
    出力する電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の出力ク
    ロック信号と前記抽出回路よりのクロック信号成分とを
    位相比較して位相誤差信号を生成出力する位相比較器
    と、前記電圧制御発振器に制御電圧として供給されたと
    きに該電圧制御発振器より前記抽出回路よりのクロック
    信号成分とほぼ等しい周波数の信号を発振出力させる固
    定電圧を発生する固定電圧発生回路と、前記レベル比較
    手段の出力信号と前記フレーム同期検出器の出力信号と
    が入力され所定の論理演算を行って出力する論理回路
    と、該論理回路の出力信号により前記位相比較器よりの
    位相誤差信号と前記固定電圧発生回路よりの固定電圧の
    一方を選択して前記電圧制御発振器へ制御電圧として供
    給する切換器とを有し、前記フレーム同期検出器よりフ
    レーム同期検出時の信号が入力される時には前記切換器
    は前記位相誤差信号を選択し、該フレーム同期検出器よ
    りフレーム同期非検出時の信号が入力される時には該切
    換器は前記固定電圧を選択することを特徴とする請求項
    1記載の復調装置。
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