JP2560979B2 - クロック同期回路 - Google Patents

クロック同期回路

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JP2560979B2 JP5151905A JP15190593A JP2560979B2 JP 2560979 B2 JP2560979 B2 JP 2560979B2 JP 5151905 A JP5151905 A JP 5151905A JP 15190593 A JP15190593 A JP 15190593A JP 2560979 B2 JP2560979 B2 JP 2560979B2
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロック同期回路に関
し、特に、ディジタル無線方式に使用され判定帰還形等
化器を備える復調器に用いられるクロック同期回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】帰還判定形等化器を用いた復調系ブロッ
ク図を図3を示す。
【0003】図示の復調装置はディジタル無線通信装置
にて一般的に使用される復調器の出力に判定帰還形等化
器を組み合わせたものである。
【0004】ディジタル無線通信装置で用いられる復調
器の構成は公知である(例えば、ディジタルマイクロ通
信 ページ111〜114(株)企画センター 桑原守
二)。
【0005】入力端子INに与えられた中間周波数(I
F)帯の変調波は分配器10で2分岐されて乗算器(M
IX)11及び12に与えられる。MIX11は再生搬
送波発生器13から再生搬送波と上記の変調波とを掛け
合わせて第1の乗算信号を生成する。再生搬送波はπ/
2シフター14で再生搬送波に対してπ/2の位相差を
もつシフト搬送波とされMIX12に与えられる。MI
X12では上記の変調波とシフト搬送波とを掛け合わせ
て第2の乗算信号を生成する。
【0006】第1及び第2の乗算信号はそれぞれ低域フ
ィルター(低域濾波器)15及び16を介して増幅器1
7及び18に与えられる。そして、ここで規定の振幅レ
ベルに増幅されて第1及び第2の増幅信号(復調ベース
バンド信号)となる。これら第1及び第2の復調ベース
バンド信号はそれぞれアナログ−ディジタル変換器19
及び20で標本量子化され第1及び第2のディジタル信
号となる。第1及び第2のディジタル信号は全ディジタ
ル処理形の判定帰還形等化器21に与えられて、ここで
符号間干渉が除去されて第1及び第2のデータとして出
力される(DATAPout,DATAQout)。
【0007】ここでアナログ−ディジタル変換器19及
び20におけるサンプリングタイミングについて概説す
る。第1及び第2の復調ベースバンド信号がクロック同
期回路22に与えられ、クロック同期回路22では第1
及び第2の復調ベースバンド信号からサンプリングタイ
ミングを抽出する。
【0008】ここで図2を参照して、クロック同期回路
22の動作について説明する。PIN及びQINにはそ
れぞれ第1及び第2の復調ベースバンド信号が与えられ
る。非線形回路1及び1´とサンプリングタイミング周
期(クロック周波数)fcを中心周波数とする帯域濾波
器2とによって第1及び第2の復調ベースバンド信号か
らそれぞれクロック成分が抽出される。このクロック成
分は増幅器3で増幅された後、位相比較器5で電圧制御
発振器6の発振周波数fvcoと比較される。そして、
位相比較器5は比較結果して比較結果電圧を出力する。
これによって、電圧制御発振器6ではその発振周波数が
fvco=fcとなるように制御する。
【0009】電圧制御発振器6からは発振周波数fvc
oのクロック信号が端子CLKP及びCLKQを介して
アナログ−ディジタル変換器19及び20にサンプリン
グタイミングとして与えられる。前述のように、発振周
波数fvcoはfvco=fcに制御されているので変
調時のサンプリングタイミングに同期したタイミングで
アナログ−ディジタル変換(復調)が行われることにな
る。
【0010】ここで、図4を参照して、復調ベースバン
ド信号からクロック周波数成分fcを抽出する動作につ
いて説明する。
【0011】図1に示すa点及びb点では図4(a)に
示すようにクロック周波数の1/2成分のみが含まれて
いるが、非線形回路1及び1´によって2逓倍されて図
4(b)に示すようにクロック周波数(fc)成分が発
生する。そして、このクロック周波数成分を中心周波数
がfcである帯域通過濾波器2を通すことによって図4
(c)に示すようにクロック周波数fcのみを抽出する
ことができる。なお、判定帰還形等化器の構成について
は、例えば、特開平4−181802号公報に記載され
ているのでここでは説明を省略する。
【0012】ここで、判定帰還形等化器の等化特性(シ
グネチャーカーブ)を図6に示す。図6において、縦軸
はρ=反射波の振幅/主波の振幅を示し、ρ=1のと
き、最もノッチが深くなる。また、横軸はΔfとしてノ
ッチの位置(周波数)の帯域中央からのずれを示す。図
6では斜線で示す部分が等化不可能領域であり、この面
積が小さいほど等化器の能力が高いことになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のサン
プリングタイミング生成、つまり、クロック同期ではフ
ェージングのノッチ周波数が搬送波周波数fから±f
c/2(Hz)離れた位置でノッチの深さが深くなって
いくにしたがって変調波中のクロック信号の1/2の周
波数成分レベルが低下していく。この結果、判定帰還形
等化器の等化可能領域であるにもかかわらずベースバン
ド信号から抽出されるクロック成分のレベルが低下す
る。従って、位相比較器において比較ができなくなって
同期外れが発生してしまう。
【0014】このような不具合を防止するため、位相比
較器の前段にある増幅器の増幅度をあげて判定帰還形等
化器の等化可能領域内でクロック成分レベル低下よる同
期外れが発生してないようにすると、定常時(フェージ
ング無し)あるいは浅いフェージング時に増幅器から過
大なクロック成分が出力される結果復調器内の他回路へ
の干渉によって信号劣化が発生するという問題点があ
る。
【0015】本発明の目的は信号劣化が発生することな
くしかも同期外れをおこすことのないクロック同期回路
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ベース
バンド信号を受け該ベースバンド信号をディジタル信号
に変換するアナログ−ディジタル変換手段を備える復調
器と、前記ディジタル信号を等化して等化信号を生成す
る判定帰還形等化器とを備える復調装置に用いられ、前
記ベースバンド信号からクロック成分を抽出する抽出手
段と、該クロック成分の利得を自動制御して増幅クロッ
ク成分を出力する自動利得制御増幅手段と、増幅クロッ
ク成分に基づいて前記アナログ−ディジタル変換手段の
サンプリングタイミングクロックを生成する生成手段と
を有することを特徴とするクロック同期回路が得られ
る。
【0017】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0018】図1を参照して、図示のクロック同期回路
23は図2に示すクロック同期回路とその構成が一部異
なっており、図2に示すクロック同期回路と同一の構成
要素については同一の参照番号を付す。また、図1に示
すクロック同期回路は図2に示すクロック同期回路と同
様に図3に示す復調装置で用いられる。
【0019】図示のクロック同期回路23では位相比較
器5の前段に自動利得制御増幅器4が設けられている。
【0020】前述のように非線形回路1及び1´とサン
プリングタイミング周期(クロック周波数)fcを中心
周波数とする帯域濾波器2とによって第1及び第2の復
調ベースバンド信号からそれぞれクロック成分が抽出さ
れる。このクロック成分は自動利得制御増幅器4で増幅
される。つまり、位相比較器5において位相比較を行う
ために必要な規定レベルに増幅される。そして、このク
ロック成分は位相比較器5に与えられる。これによっ
て、上述したように電圧制御発振器6からクロック周波
数fcに同期したクロック信号が得られ、アナログ−デ
ィジタル変換器19及び20に対してサンプリングタイ
ミング信号として与えられる。
【0021】選択性フェージングの際には、ノッチ周波
数及びノッチ深さによって帯域通過濾波器2から出力さ
れるクロック成分のレベルが異なるが、自動利得制御増
幅器4では定常時から判定帰還形等化器が等化できなく
なるノッチ深さまで規定された出力レベルを保持するよ
うに増幅率を制御する。ここでの出力レベルは位相比較
器において正常に位相比較でき、かつ他回路への干渉に
よる信号劣化を起こさないレベルに規定される。従っ
て、定常時においては、帯域濾波器出力のクロック成分
レベルは選択性フェージング時に比べて大きいが、自動
利得制御増幅器で規定レベルに抑えられるから、他回路
への干渉が引き起こされることはない。
【0022】ここで、図5(a)に示すように選択性フ
ェージングのノッチ周波数が(搬送波周波数−fc/
2)Hzで生じた場合について説明する。
【0023】この際の復調ベースバンド信号のスペクト
ラムは図5(b)に示すようにfc/2近傍の周波数成
分が低下している。従って、非線形回路出力は図5
(c)に示すようにクロック周波数(fc)の成分も低
下し、これによって、図5(d)に示す帯域通過濾波器
出力におけるクロック成分も低下する。帯域通過濾波器
出力を自動利得制御増幅器4に与えると、図5(e)に
破線で示すように定常時(フェージング無し)のクロッ
ク成分と同レベルでクロック成分が位相比較器に入力さ
れることになる。
【0024】ここで、判定帰還形等化器が等化できなく
なるノッチ深さで自動利得制御増幅器がクロック同期外
れをおこさなければ、判定帰還形等化器における等化能
力をクロック同期外れの影響を受けずに得られることに
なる。この際の等化等化特性を図7に示す。図7におい
ては、帯域の両端±fc/2(Hz)での等化劣化がな
くなり、等化不可能領域(図7における斜線で示す部
分)が図6に示す等化不可能領域よりも小さくなってい
ることがわかる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明では位相比較
器の前段に自動利得制御回路を設けたから、フェージン
グの有無に無関係に位相比較ができる所用レベルで復調
ベースバンド信号から抽出したクロック周波数成分を位
相比較器に入力でき、この結果、定常時(フェージング
無し)における信号劣化を防ぎかつ選択性フェージング
時における判定帰還形等化器の等化能力をクロック同期
外れによる特性劣化を起こすことなく十分に発揮できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクロック同期回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】従来のクロック同期回路を示すブロック図であ
る。
【図3】判定帰還形等化器を備える復調装置を示すブロ
ック図である。
【図4】図2に示すクロック同期回路におけるクロック
抽出動作を説明するための図である。
【図5】図1に示すクロック同期回路におけるクロック
抽出動作を説明するための図である。
【図6】図2に示すクロック同期回路を用いた際の判定
帰還形等化器の等化特性を示す図である。
【図7】図1に示すクロック同期回路を用いた際の判定
帰還形等化器の等化特性を示す図である。
【符号の説明】
1,1´ 非線形回路 2 帯域通過濾波器 3 増幅器 4 自動利得制御増幅器 5 位相比較器(COMP) 6 電圧制御発振器(VCO) 10 分配器(ハイブリッド) 11,12 乗算器(MIX) 13 再生搬送波発振器 14 π/2シフター 15,16 低域通過濾波器 17,18 増幅器 19,20 アナログ−ディジタル変換器(A/D) 21 判定帰還形等化器 22,23 クロック同期回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースバンド信号を受け該ベースバンド
    信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル
    変換手段を備える復調器と、前記ディジタル信号を等化
    して等化信号を生成する判定帰還形等化器とを備える復
    調装置に用いられ、前記ベースバンド信号からクロック
    成分を抽出する抽出手段と、該クロック成分の利得を自
    動制御して増幅クロック成分を出力する自動利得制御増
    幅手段と、増幅クロック成分に基づいて前記アナログ−
    ディジタル変換手段のサンプリングタイミングクロック
    を生成する生成手段とを有することを特徴とするクロッ
    ク同期回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたクロック同期回路
    において、前記生成手段は、電圧制御発振器と、該電圧
    制御発振器からの出力と前記増幅クロック成分とを比較
    してその位相差に応じた電圧信号を前記電圧制御発振器
    に与える位相比較器とを有し、前記電圧信号によって前
    記電圧制御発振器からの出力発振周波数を前記増幅クロ
    ック成分周波数に同期制御して前記電圧制御発振器から
    の出力を前記サンプリングタイミング信号として用いる
    ようにしたことを特徴とするクロック同期回路。
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JPH04157836A (ja) * 1990-10-20 1992-05-29 Fujitsu Ltd タイミング再生回路

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