JPH09121771A - チョコレート用食感改良剤およびチョコレート組成物 - Google Patents

チョコレート用食感改良剤およびチョコレート組成物

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JPH09121771A
JPH09121771A JP7286234A JP28623495A JPH09121771A JP H09121771 A JPH09121771 A JP H09121771A JP 7286234 A JP7286234 A JP 7286234A JP 28623495 A JP28623495 A JP 28623495A JP H09121771 A JPH09121771 A JP H09121771A
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chocolate
oil
fatty acid
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fat
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JP7286234A
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English (en)
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Toshio Takemori
俊雄 竹森
Masahiro Takagi
雅博 高木
Masanori Ito
雅範 伊藤
Akihisa Sawada
亮尚 澤田
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Lotte Co Ltd
Original Assignee
Lotte Co Ltd
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G1/00Cocoa; Cocoa products, e.g. chocolate; Substitutes therefor

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
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  • Edible Oils And Fats (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のチョコレートのシャープな口溶けを示
しながら、唾液に溶出したチョコレートの粘着性を大幅
に軽減させて、従来技術では製造困難であった口中で後
残りが少ないさっぱり感のあるチョコレートを提供す
る。 【解決手段】 テンパリング型チョコレートの組成に以
下の油脂(a)と乳化剤(b)から成る食感改良剤を添
加するか、もしくはこれらを別個に添加する。 (a)全脂肪酸組成中ラウリン酸が25〜50%であ
り、飽和脂肪酸が炭素数16以上の飽和脂肪酸であるS
OS型トリグリセリド(S:飽和脂肪酸,O:オレイン
酸)が5〜30%であり、かつ前記SOS型トリグリセ
リドの飽和脂肪酸中のSt/P比(St:ステアリン
酸,P:パルミチン酸)が2以上である、植物性油脂 (b)親油性(一般にHLBが1〜6)であるソルビタ
ン脂肪酸エステル

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テンパリング型チ
ョコレートの食感改良剤および食感の改良されたテンパ
リング型チョコレートに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、チョコレート特有のおいしさに
は、その成分であるカカオバターおよびカカオバター代
用脂が大きく関与し、体温におけるシャープな口溶けを
司っている。しかし、唾液中に溶け出したその他の成
分、例えば、ミルク、砂糖などの微粒子の水和物が脂肪
分と共に高い粘着性を示し、口腔壁にへばりつく現象が
生じ、後残りやしつこさの原因となる。
【0003】一般に、チョコレートの口中挙動に影響を
及ぼす要素としては、チョコレートに含有される油脂の
加温による溶解特性、チョコレート中に分散している固
体粒子(カカオ固形物、ミルク固形物、糖類)の粒子径
等が挙げられる。
【0004】しかし、油脂の加温による溶解特性は口中
でのチョコレートの溶解性を決定する要素であり、この
溶解特性を調整することは唾液中に溶出したチョコレー
トの粘着性の変化に大きく関与するものではない。ま
た、固体粒子の粒子径はチョコレート製造における粉砕
工程で決定されるものであるが、この粒子径を調整する
こともやはり唾液中に溶出したチョコレートの粘着性の
変化にを大きく関与するものではない。
【0005】チョコレートの物性を改良することに関し
ては、様々な特許が出願され、さまざまな技術が開示さ
れてはいる。
【0006】例えば、特公平5−88094号公報に
は、パーム油を原料とする油脂中に、ソルビタン脂肪酸
エステルを含有させたチョコレート用油脂が開示されて
いる。しかしながら、この油脂は、非テンパリング型チ
ョコレートのブルーム現象の発生を抑制し、かつ良好な
艶を得ることを目的・効果とするものである。
【0007】また、特開平1−137939号公報に
は、置換度1〜3のエステル体が20重量%以下であ
り、残余のエステルの平均置換度が5以上である、油脂
成分としてラウリン系油脂由来の脂肪酸、ラウリン酸、
またはミルスチン酸を主構成脂肪酸とするショ糖脂肪酸
ポリエステルから成るハードバター様物質を用いたチョ
コレートの製造方法が開示されている。しかしながら、
この方法は、チョコレートの風味、艶、硬度の改善なら
びに低カロリー性を志向するものである。
【0008】さらに、特開平2−35042号公報に
は、ラウリン系ハードバターとショ糖脂肪酸エステルと
を含有するチョコレートが開示されている。しかしなが
ら、このチョコレートは、従来のチョコレートの保存中
に生じるファットブルーム現象を防止することを目的と
して改良されたチョコレートである。
【0009】また、特開平2−65744号公報には、
SUS(飽和−不飽和−飽和)型トリグリセリドの混合
油脂とポリグリセリン脂肪酸エステル及び/又は糖類脂
肪酸エステルから成る油脂組成物を使用してチョコレー
トの物性を改良することが開示されているが、この物性
の改良は、低温乃至室温での食感のソフト化、良好な歯
触りおよび噛みだし感を志向するものである。
【0010】また、特開平2−58903号公報にはラ
ウリン系油脂にソルビタン飽和脂肪酸エステルとグリセ
リン飽和脂肪酸モノエステルを併用するチョコレートの
製造方法が開示されているが、これもブルーム現象の発
生を抑制し、かつ良好な艶を得ることを目的・効果とす
るものである。
【0011】そして、特開平4−53447号公報に
は、SUS型トリグリセリドから成る油脂とグリセリン
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステル、またはソルビタン脂
肪酸エステルとを含有するハードバターが開示されてい
る。しかしながらこのハードバターは、従来のチョコレ
ートの食感を維持しながら低温でのファットブルーム現
象の発生を抑制することを目的・効果としている。
【0012】上述のように、上記の出願における開示に
は、唾液中に溶出したチョコレートの粘着性(口中粘着
性)の改善を志向・達成するものは存在しない。
【0013】つまり、チョコレートの口中粘着性につい
てはこれまで問題を指摘されながらも有効な対策を立て
られずにいるのが現状であった。
【0014】このような状況に鑑み、本発明者等は、鋭
意研究を行い、チョコレートの口中粘着性を減少させる
ためには、従来のチョコレート生地に乳化力のある食品
添加剤を添加するのが良いことに想到し、最近、卵黄レ
シチンをチョコレート生地に対して1〜3%の割合で使
用することが有効であることを見いだし、特許出願を行
った(特願平7−104449号)。しかしながら卵黄
レシチンは原料として比較的高価であるため、本発明者
はさらなる研究を行い、卵黄レシチンによらない、或い
は卵黄レシチン含量が減少された、より安価にチョコレ
ートの口中粘着性を改善する処方を模索した結果、本願
発明に至った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする課題は、従来のチョコレートのシャー
プな口溶けを示しながら、唾液に溶出したチョコレート
の粘着性を大幅に軽減させて、従来技術では製造困難で
あった口中で後残りが少ないさっぱり感のあるチョコレ
ートを提供することである。さらに本発明が解決しよう
とする課題は、より安価にて前記のチョコレートを提供
することである。さらにもう一つの本発明が解決しよう
とする課題は、前記チョコレートを製造するための食感
改良剤を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】課題の解決のために、ま
ず、テンパリング型チョコレートに添加する食感改良剤
を開発した。この食感改良剤は、次の油脂(a)及び乳
化剤(b)を含有して成る。すなわち: (a)全脂肪酸組成中ラウリン酸が25〜50%であ
り、飽和脂肪酸が炭素数16以上の飽和脂肪酸であるS
OS型トリグリセリド(S:飽和脂肪酸,O:オレイン
酸)が5〜30%であり、かつ前記SOS型トリグリセ
リドの飽和脂肪酸中のSt/P比(St:ステアリン
酸,P:パルミチン酸)が2以上である、植物性油脂 (b)親油性(一般にHLBが1〜6)であるソルビタ
ン脂肪酸エステルである。好適には、油脂(a):乳化
剤(b)比が60:40〜90:10であることが望ま
しい。
【0017】そして、本発明による食感の改良されたテ
ンパリング型チョコレート組成物は、上記の食感改良剤
を含有して成る。このテンパリング型チョコレート組成
物は、好ましくは乳化剤(b)をチョコレート組成中
0.1〜3%含有して成る。
【0018】ここで、乳化剤(b)中のソルビタン脂肪
酸エステルは、親油性(一般にHLBが1〜6)のもの
であるので、油脂(a)に加熱溶解する他にチョコレー
ト生地に直接加熱溶解することもできる。
【0019】したがって、上記油脂(a)および乳化剤
(b)を、上記食感改良剤としてではなく別個に添加さ
れて製造されるテンパリング型チョコレート組成物も本
発明の範囲にある。また、油脂(a)中の種々の成分が
さらに別個に添加されて製造されるテンパリング型チョ
コレート組成物も本発明の範囲にあることは理解される
べきである。すなわち、油脂脂肪酸組成において、油脂
(a)に由来しないものとも合わせたラウリン酸の割合
が5〜10%となるように油脂(a)を含有し、かつ乳
化剤(b)を含有して成る組成を有するテンパリング型
チョコレート組成物である。これらのテンパリング型チ
ョコレート組成物も、乳化剤(b)の成分をチョコレー
ト組成中0.1〜3%含有していることが好ましい。
【0020】さらに、これらのテンパリング型チョコレ
ート組成物に卵黄レシチンを含有させても良い。この場
合、卵黄レシチンの割合は0.1〜2%が好ましい。ま
た、卵黄レシチン中のトリグリセリド含量は、15〜3
0%であることが好ましく、30%を超えるとチョコレ
ート生地が軟化して口腔壁内へのへばりつきの原因とな
り、また15%未満では卵黄油とレシチン成分とのバラ
ンスが悪く、噛み出しのソフト感が失われる不都合が生
じる。さらにこの卵黄レシチンは、ホスファチジルコリ
ン含量について、30%未満のものでは口腔壁内におけ
る好ましい粘着性減少効果が得られないので、30〜8
0%含有していることが好ましく、60〜80%含有し
ていることがより好ましい。通常の卵黄レシチンが20
%程度のホスファチジルコリン含有率であることからす
るとかなり高純度である。このような高純度の卵黄レシ
チンは、生卵黄からリン脂質部分を抽出濃縮調整するこ
とにより得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明による食感改良剤は、ヤシ
油、パーム油等の天然油脂を当業者に既知の方法で精製
・混合することにより、或いは合成的に植物性油脂
(a)を製造し、これに乳化剤(b)を混合(通常加熱
溶解)することにより得られる。
【0022】本発明によるテンパリング型チョコレート
組成物の製造は、上記の食感改良剤を添加する以外、ま
た、添加すべき量の食感改良剤に相当する成分をそれぞ
れ別個に添加する場合はそれらの成分をそれぞれ添加す
る以外、および卵黄レシチンを添加する以外は常法によ
り行われる。通常チョコレートは、カカオマス、全粉
乳、ココアバター、砂糖および香料から成るチョコレー
ト生地原料を、順にミキシング、ロール粉砕、コンチン
グ、テンパリング、成型の各工程を経て製造される。上
記の添加は、乳化剤(b)であるソルビタン脂肪酸エス
テル(通常粉末で供給される)の溶解が最終工程までに
可能であるときならば、いつ実施されても良い。一般に
コンチング工程終了の約1時間前に香料を添加するが、
この香料の揮発防止のために温度が下げられるため、こ
れ以降はソルビタン脂肪酸エステルの粉末が溶解しにく
くなるので、卵黄レシチン以外の上記添加はコンチング
工程終了の約1時間前までが好ましい。卵黄レシチン
は、コンチング工程前に添加するとコンチング時の高温
(60〜80℃)に長時間置かれることになり、卵黄レ
シチンの風味、香気成分に悪影響を及ぼす可能性がある
ため、コンチング工程終了の約1時間前に添加すること
が好ましい。
【0023】以下、本発明の実施例、比較例および試験
例を挙げて説明する。これらは本発明を説明するための
ものであって、本発明の技術的範囲を制限するものでは
ない。
【0024】
【実施例】A.油脂(a)の調製 実施例1 リパーゼを用いて、ヤシ油をグリセリドの1,3位で選
択的にエステル交換し、さらにニッケル触媒を用いて硬
化を施し、ヨウ素価0.5、上昇融点30.5℃のラウ
リン系油脂Aを得た。一方、ハイオレイックひまわり油
とステアリン酸のエチルエステルをリパーゼを用いてグ
リセリドの1,3位で選択的にエステル交換し、これを
エステル留去した後、溶剤を用いて高融点部分を分別濃
縮し、ヨウ素価34.0、上昇融点38.5℃、StO
St成分68.0%のSOS系油脂を得た。上記ラウ
リン系油脂A80部とSOS系油脂20部を混合し、
ラウリン酸含量38.0%、SOS含量16.0%で、
かつSOS中のSt/Pが10.2である油脂を得た。
【0025】実施例2 パーム核油より溶剤を用いて高融点部分を分別濃縮し、
これをさらにニッケル触媒を用いて硬化を施し、ヨウ素
価0.6、上昇融点34.5℃のラウリン系油脂Bを得
た。一方、パーム油とステアリン酸のエチルエステルを
リパーゼを用いてグリセリドの1,3位で選択的にエス
テル交換し、これをエステル留去した後、溶剤を用いて
中融点部分を分別濃縮し、ヨウ素価34.0、上昇融点
38.0℃、StOSt成分47.0%、POSt成分
31.2%、POP成分3.5%のSOS系油脂を得
た。上記ラウリン系油脂B70部とSOS系油脂30
部を混合し、ラウリン酸含量37.5%、SOS含量2
3.5%で、かつSOS中のSt/Pが3.5である油
脂を得た。
【0026】実施例3 ヤシ油80部とパーム油20部を、触媒としてナトリウ
ムメトキシドを用いてエステル交換し、ヨウ素価17.
2、上昇融点22.0℃のラウリン系油脂Cを得た。一
方、パーム油とステアリン酸のエチルエステルを、リパ
ーゼを用いてグリセリドの1,3位で選択的にエステル
交換し、これをエステル留去した後、溶剤を用いて中融
点部分を分別濃縮し、ヨウ素価34.0、上昇融点3
8.0℃、StOSt成分41.5%、POSt成分3
5.0%、POP成分7.8%のSOS系油脂を得
た。上記ラウリン系油脂C80部とSOS系油脂20
部を混合し、ラウリン酸含量30.2%、SOS含量1
6.8%で、かつSOS中のSt/Pが2.5である油
脂を得た。
【0027】実施例4 ヤシ油より溶剤を用いて高融点部分を分別濃縮し、これ
をさらにニッケル触媒を用いて硬化を施し、ヨウ素価
0.5、上昇融点33.0℃のラウリン系油脂Dを得
た。上記ラウリン系油脂D70部とヨウ素価35.0、
上昇融点39.5℃、StOSt成分68.2%のシア
ステアリン30部を混合し、ラウリン酸含量38.5
%、SOS含量22.8%で、かつSOS中のSt/P
が9.8である油脂を得た。
【0028】実施例5 ヨウ素価0.6、上昇融点32.5℃の硬化ヤシ油80
部と実施例1に記載のSOS系油脂20部を配合し、
ラウリン酸含量38.2%、SOS含量16.0%で、
かつSOS中のSt/Pが10.2である油脂を得た。
【0029】実施例6 ヨウ素価8.5、上昇融点24.0℃のヤシ油70部
と、ヨウ素価35.0、上昇融点39.5℃、StOS
t成分68.2%のシアステアリン30部を混合し、ラ
ウリン酸含量33.2%、SOS含量22.8%で、か
つSOS中のSt/Pが10.2である油脂を得た。
【0030】比較例1 ヨウ素価6.0、上昇融点34.0℃の硬化パーム核油
95部と、ヨウ素価35.0、上昇融点39.5℃、S
tOSt成分68.2%のシアステアリン5部を混合
し、ラウリン酸含量43.5%、SOS含量3.5%
で、かつSOS中のSt/Pが9.8である油脂を得
た。
【0031】比較例2 実施例2に記載のラウリン系油脂B50部と実施例2に
記載のSOS系油脂50部を混合し、ラウリン酸含量
28.0%、SOS含量32.0%で、かつSOS中の
St/Pが3.5である油脂を得た。
【0032】比較例3 実施例2に記載のラウリン系油脂B90部と実施例2に
記載のSOS系油脂10部を混合し、ラウリン酸含量
51.0%、SOS含量6.5%で、かつSOS中のS
t/Pが10.2である油脂を得た。
【0033】比較例4 パーム油とステアリン酸のエチルエステルを、リパーゼ
を用いてグリセリドの1,3位で選択的にエステル交換
し、これをエステル留去した後、溶剤を用いて中融点部
分を分別濃縮し、ヨウ素価34.0、上昇融点34.5
℃、StOSt成分28.8%、POSt成分38.8
%、POP成分12.5%のSOS系油脂を得た。実
施例2に記載のラウリン系油脂B70部とSOS系油脂
30部を混合し、ラウリン酸含量38.0%、SOS
含量24.0%で、かつSOS中のSt/Pが1.5で
ある油脂を得た。
【0034】比較例5 ヨウ素価0.6、上昇融点32.5℃の硬化ヤシ油50
部と、ヨウ素価37.5、上昇融点36.5℃のサル脂
50部を配合し、ラウリン酸含量23.8%、SOS含
量30.5%で、かつSOS中のSt/Pが8.2であ
る油脂を得た。
【0035】B.油脂(a)の特性と食感改良剤におけ
る効果 試験例1 実施例1〜6および比較例1〜5について、食感の評価
を行うために常法によりテンパリング型チョコレートを
試作した。チョコレートの配合は次の通りであった(単
位はすべて重量%)。 カカオマス 20, 全粉乳 22, カカオバター
11.6,食感改良剤 4, 砂 糖 42, 大豆
レシチン 0.3,香 料 0.1 ここで食感改良剤は、上記A.において調製した実施例
1〜6または比較例1〜5の油脂(a)と乳化剤(ソル
ビタントリステアレート)をそれぞれ75:25の割合
で混合したものである。
【0036】このように試作したチョコレートにつき、
口中での後残りの違いを客感的に比較するために粘着性
を測定した。測定にあたり、試作チョコレート80部を
人工唾液20部と40℃の条件下でそれぞれ混合し、山
本式押し付け型タック測定機にて測定した。さらに試作
したチョコレートについて50名のパネラーを動員して
食感の官能評価を実施した。
【0037】上記の粘着性の測定結果ならびに食感の官
能評価の成績を、油脂(a)のラウリン酸含量、SOS
含量およびSt/P比と合わせ、表1に示した。
【0038】
【表1】 表1より、ラウリン酸含量が25〜50%、SOS含量
が5〜30%、かつSt/Pが2以上から成る油脂
(a)を使用した食感改良剤が、粘着性、官能評価とも
良好であることが判る。
【0039】C.乳化剤(b)の特性と食感改良剤にお
ける効果 乳化剤(b)として選択される化合物が食感改良剤の効
果に及ぼす影響を調べるために試験を行った。
【0040】実施例7 実施例1により調製した油脂(a)と乳化剤(b)とし
てソルビタントリステアレート(花王 エマゾールS−
30F)を75:25の割合で加熱溶解し、食感改良剤
を得た。
【0041】実施例8 実施例1により調製した油脂(a)と乳化剤(b)とし
てソルビタンモノオレート(花王 エマゾールO−10
F)を75:25の割合で加熱溶解し、食感改良剤を得
た。
【0042】比較例6 実施例1により調製した油脂(a)と乳化剤(b)とし
てソルビタンモノラウレート(花王 エマゾールL−1
0F)を75:25の割合で加熱溶解し、食感改良剤を
得た。
【0043】比較例7 実施例1により調製した油脂(a)と乳化剤(b)とし
てステアリン酸モノグリセリド(理研ビタミン エマル
ジーMS)を75:25の割合で加熱溶解し、食感改良
剤を得た。
【0044】比較例8 実施例1により調製した油脂(a)と乳化剤(b)とし
てショ糖脂肪酸エステル(三菱化成 リョートーシュガ
ーエステルP170)を75:25の割合で加熱溶解
し、食感改良剤を得た。
【0045】比較例9 実施例1により調製した油脂(a)と乳化剤(b)とし
てラウリンモノエステル(理研ビタミン ポエムL30
0)を75:25の割合で加熱溶解し、食感改良剤を得
た。
【0046】試験例2 実施例7〜8および比較例5〜9の食感改良剤につき、
試験例1に準じてテンパリング型チョコレートを試作
し、50名のパネラーによる食感の官能評価を行った。
その成績を、乳化剤(b)として使用された化合物およ
びそのHLB値とともに表2に示した。
【0047】
【表2】 表2に示されたように、比較例6〜9の食感改良剤は、
いずれも口溶けの面でキレが悪く、好ましい食感が得ら
れなかった。この結果から、乳化剤(b)として使用す
る化合物は、ソルビタン脂肪酸エステルでHLB値の低
い(親油性の)ものが最適であることが示唆された。
【0048】D.食感改良剤における油脂(a)と乳化
剤(b)の割合と効果 油脂(a)と乳化剤(b)の割合を検討するために試験
を行った。
【0049】実施例9 実施例1で調製した油脂(a)と実施例7で使用した乳
化剤(b)を60:40の割合で調合し、食感改良剤を
得た。
【0050】実施例10 実施例1で調製した油脂(a)と実施例7で使用した乳
化剤(b)を70:30の割合で調合し、食感改良剤を
得た。
【0051】実施例11 実施例1で調製した油脂(a)と実施例7で使用した乳
化剤(b)を90:10の割合で調合し、食感改良剤を
得た。
【0052】比較例10 実施例1で調製した油脂(a)と実施例7で使用した乳
化剤(b)を100:0の割合で調合し、食感改良剤を
得た。
【0053】比較例11 実施例1で調製した油脂(a)と実施例7で使用した乳
化剤(b)を50:50の割合で調合し、食感改良剤を
得た。
【0054】比較例12 実施例1で調製した油脂(a)と実施例7で使用した乳
化剤(b)を40:60の割合で調合し、食感改良剤を
得た。
【0055】試験例3 実施例9〜11および比較例10〜12の食感改良剤につき、
試験例1に準じてテンパリング型チョコレートを試作
し、口中での後残りの違いを客感的に比較するために前
述の方法で粘着性を測定するとともに、50名のパネラ
ーによる食感の官能評価を行った。その成績を、食感改
良剤における油脂(a)と乳化剤(b)の割合とともに
表3に示した。
【0056】
【表3】 表3から見て取れるように、試験した食感改良剤は粘着
性に関してはほとんど差が認められなかった。しかし乳
化剤を全く含有しないものでは口溶けにやや難があり、
乳化剤(b)の割合が40%を超えるものでは軟化傾向
が強く、またぬるぬる感が出てくるために、乳化剤
(b)の割合が40%以下のものよりも食感が劣ってい
た。
【0057】E.食感を改良するための分を別個に添加
して成るテンパリング型チョコレート組成物 油脂(a)と乳化剤(b)からなる食感改良剤を添加す
るのではなく、食感改良剤中の種々の成分を別個にチョ
コレート生地に添加してテンパリング型チョコレートを
作製した。
【0058】実施例12 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター13
部、実施例3により調製した油脂(a)3部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)1
部、大豆レシチン0.3部の配合により、常法に準じて
テンパリング型チョコレートを作製した。
【0059】実施例13 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター8部、
実施例3により調製した油脂(a)8部、砂糖42部、
香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)1部、
大豆レシチン0.3部の配合により、常法に準じてテン
パリング型チョコレートを作製した。
【0060】比較例13 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター17
部、砂糖42部、香料0.1部、大豆レシチン0.3部
の配合により、常法に準じてテンパリング型チョコレー
トを作製した。
【0061】比較例14 カカオマス20部、全粉乳21部、実施例3により調製
した油脂(a)12部、砂糖42部、香料0.1部、実
施例7で使用した乳化剤(b)1部、大豆レシチン0.
3部の配合により、常法に準じてテンパリング型チョコ
レートを作製した。
【0062】比較例15 カカオマス20部、全粉乳21部、比較例5により調製
した油脂(a)15部、砂糖42部、香料0.1部、実
施例7で使用した乳化剤(b)1部、大豆レシチ1ン
0.3部の配合により、常法に準じてテンパリング型チ
ョコレートを作製した。
【0063】試験例4 実施例12〜13および比較例13〜15のテンパリング型チョ
コレートにつき、50名のパネラーによる食感の官能評
価を行った。この結果を、試作したテンパリング型チョ
コレートの全油脂脂肪酸組成中のラウリン酸含量と合わ
せて表4に示した。
【0064】
【表4】 表4に示した結果より、チョコレートの全脂肪酸組成中
のラウリン酸含量が約0.5〜10%であるチョコレー
ト組成物が良好であることが示唆された。
【0065】F.食感を改良するための成分を別個に添
加して成るテンパリング型チョコレート組成物における
乳化剤(b)の含量 上記E.の食感改良剤中の種々の成分を別個にチョコレ
ート生地に添加して成るテンパリング型チョコレートに
おいて、乳化剤(b)の含量が及ぼす影響について検討
するため、次のテンパリング型チョコレートを試作し
た。
【0066】実施例14 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター14
部、実施例3により調製した油脂(a)2部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)
0.1部、大豆レシチン0.3部の配合により、常法に
準じてテンパリング型チョコレートを作製した。
【0067】実施例15 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター14
部、実施例3により調製した油脂(a)2部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)
0.3部、大豆レシチン0.3部の配合により、常法に
準じてテンパリング型チョコレートを作製した。
【0068】実施例16 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター11
部、実施例3により調製した油脂(a)5部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)1
部、大豆レシチン0.3部の配合により、常法に準じて
テンパリング型チョコレートを作製した。
【0069】実施例17 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター11
部、実施例3により調製した油脂(a)5部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)3
部、大豆レシチン0.3部の配合により、常法に準じて
テンパリング型チョコレートを作製した。
【0070】比較例16 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター11
部、実施例3により調製した油脂(a)5部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)6
部、大豆レシチン0.3部の配合により、常法に準じて
テンパリング型チョコレートを作製した。
【0071】試験例5 実施例14〜17および比較例16のテンパリング型チョコレ
ートにつき、口中での後残りの違いを客感的に比較する
ために前述の方法で粘着性を測定した。その成績を、チ
ョコレート組成物中の乳化剤(b)(この場合ソルビタ
ントリステアレート)の割合とともに表5に示した。
【0072】
【表5】 表5に示すように、実施例14〜17によるテンパリング型
チョコレートの粘着性が低く、口中での後残りが軽減さ
れていることが判る。
【0073】G.卵黄レシチンを併用した食感が改良さ
れたテンパリング型チョコレート組成物 前述のように、本出願人は本発明の前に、卵黄レシチン
のチョコレート組成物への1〜3重量%の添加が本発明
の目的と同様の食感改良効果をもたらすことを見い出し
ている。卵黄レシチンを本発明の油脂(a)および乳化
剤(b)と併用することは当然に可能であると思料され
るため、その効果を検討するために以下のテンパリング
型チョコレートを試作した。
【0074】実施例18 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター11
部、実施例3により調製した油脂(a)5部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)1
部、卵黄レシチン0.3部の配合により、常法に準じて
テンパリング型チョコレートを作製した。
【0075】実施例19 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター11
部、実施例3により調製した油脂(a)5部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)1
部、卵黄レシチン0.2部、大豆レシチン0.1部の配
合により、常法に準じてテンパリング型チョコレートを
作製した。
【0076】比較例17 カカオマス20部、全粉乳21部、カカオバター11
部、実施例3により調製した油脂(a)5部、砂糖42
部、香料0.1部、実施例7で使用した乳化剤(b)1
部、大豆レシチン0.3部の配合により、常法に準じて
テンパリング型チョコレートを作製した。
【0077】試験例6 実施例18〜19および比較例17のテンパリング型チョコレ
ートにつき、嗜好調査として50名の女子高校生パネラ
ーによる食感の官能評価を行うとともに、口中での後残
りの違いを客感的に比較するために前述の方法で粘着性
を測定した。その成績を表6に示した。
【0078】
【表6】 表6に示した結果から、卵黄レシチンを使用したチョコ
レートの方が、明らかに食感が良好であることが判る。
また、粘着性においても僅かながら卵黄レシチンを使用
したものが良好であった。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の油脂(a)及び乳化剤(b)を含有
    して成るテンパリング型チョコレートの食感改良剤。 (a)全脂肪酸組成中ラウリン酸が25〜50%であ
    り、飽和脂肪酸が炭素数16以上の飽和脂肪酸であるS
    OS型トリグリセリド(S:飽和脂肪酸,O:オレイン
    酸)が5〜30%であり、かつ前記SOS型トリグリセ
    リドの飽和脂肪酸中のSt/P比(St:ステアリン
    酸,P:パルミチン酸)が2以上である、植物性油脂。 (b)親油性ソルビタン脂肪酸エステル。
  2. 【請求項2】 油脂(a):乳化剤(b)が60:40
    〜90:10である請求項1記載の食感改良剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の食感改
    良剤を含有して成るテンパリング型チョコレート組成
    物。
  4. 【請求項4】 テンパリング型チョコレート組成物であ
    って、前記チョコレート組成物の油脂脂肪酸組成におい
    て、油脂(a)に由来しないものとも合わせたラウリン
    酸の割合が5〜10%となるように油脂(a)を含有
    し、かつ乳化剤(b)を含有して成る組成を有する、テ
    ンパリング型チョコレート組成物。
  5. 【請求項5】 乳化剤(b)を、チョコレート組成中
    0.1〜3%含有して成る請求項3または請求項4に記
    載のテンパリング型チョコレート組成物。
  6. 【請求項6】 さらに卵黄レシチンを含有して成る請求
    項3〜請求項5のいずれかに記載のテンパリング型チョ
    コレート組成物。
  7. 【請求項7】 卵黄レシチンの割合が0.1〜2%であ
    る請求項6に記載のテンパリング型チョコレート組成
    物。
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