JPH0911912A - 自動車のステアリングコラム - Google Patents

自動車のステアリングコラム

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JPH0911912A
JPH0911912A JP8170991A JP17099196A JPH0911912A JP H0911912 A JPH0911912 A JP H0911912A JP 8170991 A JP8170991 A JP 8170991A JP 17099196 A JP17099196 A JP 17099196A JP H0911912 A JPH0911912 A JP H0911912A
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tilt
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    • B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16—Steering columns
    • B62D1/18—Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
    • B62D1/184—Mechanisms for locking columns at selected positions
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00—Machine element or mechanism
    • Y10T74/20—Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576—Elements
    • Y10T74/20636—Detents
    • Y10T74/2066—Friction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無段階でチルト調整を行うことができ、調整
後のチルト位置を強固に保持できるステアリングコラム
を提供する。 【解決手段】 ステアリングコラム（１０）はマストジ
ャケット（１２）と、マストジャケットに支持され上下
枢動できるチルトハウジング（１４）と、チルトハウジ
ング上のハンドルと、無段チルト調整を行う摩擦クラン
プ（２８）と、摩擦クランプの過負荷時にチルトハウジ
ングの上方枢動を阻止する楔ロック（６２）とを有し、
楔ロックはチルトハウジング上の円弧状ランド部（６
４）と、マストジャケットに回転可能に支持されに、ラ
ンド部と同心の偏心外縁（６８）を有する係止リング
（６６）と、偏心外縁をランド部に係合させるように係
止リングを偏倚する捩りバネ（７６）とを有する。摩擦
クランプに過負荷が作用した場合、ランド部が係止リン
グを楔位置へ回転させ、チルトハウジングの更なる枢動
を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の調整可能
なステアリングコラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車における普通のチルト調整できる
ステアリングコラムにおいては、車両内で着席した運転
手に関するステアリングホイール（ハンドル）の相対的
な垂直位置は、横断方向の中心線のまわりで上下に枢動
できるようにハンドルを支持するチルトハウジングを枢
動させることにより、調整される。ステアリングコラム
の静止のマストジャケット及びチルトハウジングのうち
の一方に設けた係止シューは複数個のノッチ（切欠き）
を有し、ハンドルの異なる垂直位置に応じて、ノッチの
１つがマストジャケット及びチルトハウジングのうちの
他方に設けたピンに係合する。この構成の特徴は、チル
トハウジングの上方への枢動を生じさせるような実質的
な力がハンドルに作用した場合でさえも、チルトハウジ
ングの角度変位に有効に抵抗できることである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の欠点は、ハ
ンドルの調整位置の数が係止シューのノッチの数と同じ
数に限られることである。ステアリングコラムの可動素
子と静止（固定）素子との間に摩擦を発生させる摩擦ク
ランプを用いることにより、無段調整を可能にしたチル
ト調整できる自動車の他のステアリングコラムも提案さ
れている。しかし、このような摩擦クランプでは、チル
トハウジングを上方に押圧し（枢動させ）たときに係止
シューほどの確実な保持機能を得ることができない。
【０００４】
【課題を解決するための手段並びに作用効果】本発明
は、静止のマストジャケットと、マストジャケットに支
持され、上下に枢動できるチルトハウジングと、チルト
ハウジングに回転可能な状態で支持されたハンドルと、
無段階のチルト調整を可能にする摩擦クランプと、摩擦
クランプに過負荷が作用したときにチルトハウジングの
上方への枢動を阻止する楔ロックと有する新規で改善さ
れた自動車の調整可能なステアリングコラムを提供す
る。摩擦クランプは内側及び外側のジョー素子を備え、
これらのジョー素子は、作動レバーを非係止位置から係
止位置へ枢動させたときに、静止のマストジャケットの
表面とチルトハウジングの表面との間の相対運動を阻止
する。楔ロックは、チルトハウジングに設けた円弧状ラ
ンド部と、偏心外縁を有し、円弧状ランド部と同心的に
回転可能な状態で静止のマストジャケットに支持された
係止リングと、偏心外縁を円弧状ランド部に係合させる
ように係止リングを偏倚する捩りバネとを有する。摩擦
クランプに過負荷が作用した場合、チルトハウジングの
枢動の開始時に、円弧状ランド部が楔位置へ係止リング
を回転させ、この楔位置では、係止リングが円弧状ラン
ド部に圧接され、チルトハウジングの更なる枢動を阻止
する。作動レバーは、摩擦クランプが開いたときには、
偏心外縁を円弧状ランド部から離間させるような方向へ
係止リングを強制的に回転させ、摩擦クランプが閉じた
ときには、係止リングを解除する。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明に係る自動車の調整可能な
ステアリングコラム１０は管状のマストジャケット１２
と、チルトハウジング１４とを有する。一対のボス１８
Ａ、１８Ｂを有するヨーク１６がマストジャケット１２
に剛直に取り付けてある。チルトハウジング１４の一対
の側壁２２Ａ、２２Ｂのそれぞれに設けた一対のピボッ
トピン２０Ａ、２０Ｂはボス１８Ａ、１８Ｂのジャーナ
ル（図示せず）に係合し、これによって、チルトハウジ
ングがステアリングコラムの第１の横断方向中心線２４
のまわりで上下に枢動できるようにマストジャケットに
支持される。ステアリングホイール即ちハンドル（図示
せず）はチルトハウジングに支持されていて、チルトハ
ウジングの長手方向中心線２６のまわりで回転できる。
自動車の乗員コンパートメント内で着席した運転手に関
するハンドルの相対垂直位置は、チルトハウジングを上
下に枢動させることにより、調整できる。
【０００６】チルトハウジング１４とヨーク１６との間
の摩擦クランプ２８はシャフト３０と、作動レバー３２
と、カム３４とを有する。シャフト３０はステアリング
コラムの第２の横断方向中心線３６に整合した状態でボ
ス１８Ａ、１８Ｂに支持され、第１の横断方向中心線２
４上に位置した中心を持つチルトハウジング１４の側壁
の２２Ａ、２２Ｂに設けた一対の円弧状溝穴（スロッ
ト）３８Ａ、３８Ｂを通って横断方向に延びる。
【０００７】シャフト３０上に配置したスラストワッシ
ャ４０はシャフトの一端におけるボルトヘッド４２とチ
ルトハウジングの側壁２２Ｂとの間に位置する。シャフ
ト３０の他端は作動レバーの穴（ボア）４４内に収容さ
れ、これにより、作動レバーはヨーク１６に支持され
て、第２の横断方向中心線３６のまわりで、係止位置
（図２）と、この係止位置から約４５°ー９０°の角度
だけ右回りに回転した非係止位置（図示せず）との間を
枢動できる。ナット４６はシャフト３０上に作動レバー
を保持する。
【０００８】カム３４はチルトハウジングの側壁２２Ａ
と作動レバーとの間で回転できるようにシャフト３０に
支持され、外側の円筒壁４８と、チルトハウジングの側
壁２２Ａに対して向き合った平坦な側面５０と、この平
坦な側面に設けた突起５２とを有する。この突起は円弧
状溝穴３８Ａ内へ突出し、シャフト３０と共働して、チ
ルトハウジングの上下枢動に抵触することなく、第２の
横断方向中心線３６のまわりでのヨーク１６に関するカ
ム３４の相対回転を阻止する。
【０００９】カム３４は、その平坦な側面５０とは反対
側の側面に複数個の湾曲状傾斜部５４を具備する。各傾
斜部は下方のプラットフォーム５６と上方のプラットフ
ォーム５８との間で延びている。作動レバー３２はカム
の傾斜部の数と同数のホロワ６０を有する。ホロワ６０
はカムに接触し、係止位置と非係止位置との間での作動
レバーの枢動に同期して上方プラットフォームと下方プ
ラットフォームとの間で傾斜部５４の横断方向に移動す
る。カムの平坦な側面５０及びスラストワッシャ４０は
チルトハウジング１４の側壁２２Ａ、２２Ｂの外側で摩
擦クランプの一対の外側ジョー素子を形成する。ボス１
８Ａ、１８Ｂは側壁２２Ａ、２２Ｂの内側で摩擦クラン
プの一対の内側ジョー素子を形成する。
【００１０】作動レバー３２の非係止位置（図示せず）
において、カムホロワ６０は下方プラットフォーム５６
に当接して摩擦クランプを開く。すなわち、クランプの
内側ジョー素子と外側ジョー素子との間の距離が最大と
なり、チルトハウジング１４は第１の横断方向中心線の
まわりで上下に自由に枢動できる。作動レバー３２をそ
の非係止位置から係止位置へ枢動させたとき、図２、３
に示すように、カムホロワ６０は下方プラットフォーム
５６から上方プラットフォーム６８へ傾斜部５４の横断
方向に移動し、摩擦クランプが閉じる。すなわち、内側
ジョー素子と外側ジョー素子との間の距離が最小とな
り、チルトハウジングの側壁２２Ａ、２２Ｂがボス１８
Ａ、１８Ｂに対してそれぞれ圧接される。従って、側壁
とボスとの間に発生した摩擦力が、チルトハウジングの
任意の位置において、静止のマストジャケットに対して
チルトハウジングを固定する。
【００１１】楔ロック６２は、側壁２２Ａの底部におい
てチルトハウジング１４に設けられ、円弧状溝穴３８Ａ
と同心の円弧状ランド部６４と、第２の横断方向中心線
３６のまわりで回転できるようにカム３４の外側円筒壁
４８に支持された環状の係止リング６６とを有する。係
止リング６６は偏心外縁６８を有し、この偏心外縁の半
径はリングの中心に対して最大値Ｒ１から最小値Ｒ２ま
で変化する（図４）。偏心外縁６８を中断させる（不連
続にさせる）切欠き即ちノッチ７０は一端に肩部７２を
有し、他端に肩部７４を有する。
【００１２】コイル捩りバネ７６は作動レバー３２とカ
ム３４との間でシャフト３０のまわりに位置し、係止リ
ングのソケット内へ突出する第１フック端部７８と、作
動レバーのソケット内へ突出する第２フック端部８０と
を有する。捩りバネ７６は係止リングを左まわり（図
１、２）に偏倚する。捩りバネ７６の外側で作動レバー
に設けた剛直な舌片８２は肩部７２、７４間でノッチ７
０内へ延びている。
【００１３】作動レバー３２の係止位置においては、図
２に示すように、剛直な舌片８２はノッチ７０の第１肩
部７２と第２肩部７４との間のほぼ中間に位置し、捩り
バネ７６は係止リングを左まわり（図２）に回転させ
て、その偏心外縁６８を円弧状ランド部６４に当接させ
る。この状態において、摩擦クランプ２８に過負荷を与
えるのに十分な大きさの上向きの力がチルトハウジング
１４に作用した場合、チルトハウジング１４の上方枢動
の開始と同時に、円弧状ランド部６４が係止リング６６
をカム３４と円弧状ランド部との間の楔位置へ回転させ
る。楔位置においては、係止リング６６は、この係止リ
ングとカム３４との間及び係止リングと円弧状ランド部
６４との間に大きな摩擦を発生させ、チルトハウジング
１４を有効に不動にする（固定する）してチルトハウジ
ングの更なる上方枢動を阻止する。別の発明の実施の形
態（図示せず）においては、偏心外縁６８及び円弧状ラ
ンド部６４に相互噛合する歯を設けて、係止リングを楔
位置へ確実に回転させることができる。
【００１４】作動レバー３２をその係止位置から非係止
位置へ右まわり（図２）に回転させると、摩擦クランプ
は閉状態から開状態へ移行する。作動レバーが小さい角
度だけ上方に枢動すると、作動レバー３２の剛直な舌片
８２がノッチ７０の第２肩部７４に係合し、係止リング
６６を強制的に右まわりに回転させ、係止リングの偏心
外縁６８を円弧状ランド部６４から引き離す。偏心外縁
６８が円弧状ランド部６４から離れると、楔ロックが不
動状態となり、チルトハウジング１４は上下に自由に枢
動できるようになる。ハンドルの最適な位置が決まる
と、作動レバーをその非係止位置から係止位置へ枢動さ
せて摩擦クランプを閉状態にし、係止リングの偏心外縁
６８と円弧状ランド部６４とを再度係合させる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る自動車の調整可能なステアリング
コラムの部分斜視図である。
【図２】図１の２−２線における部分破断断面図であ
る。
【図３】図２の３−３線における部分破断断面図であ
る。
【図４】本発明に係る自動車の調整可能なステアリング
コラムの分解部品斜視図である。
【符号の説明】
１０ ステアリングコラム １２ マストジャケット １４ チルトハウジング ２４、３６ 横断方向中心線 ２８ 摩擦クランプ ３２ 作動レバー ３４ カム ４８ 円筒壁 ６２ 楔ロック ６４ 円弧状ランド部 ６６ 係止リング ６８ 偏心外縁 ７０ ノッチ ７２、７４ 肩部 ７６ コイル捩りバネ ７８、８０ バネ端部 ８２ 剛直な舌片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 マストジャケット（１２）と、上記マス
    トジャケットに支持され、ステアリングコラムに対する
    第１の横断方向中心線（２４）のまわりで上下に枢動で
    きるチルトハウジング（１４）と、ステアリングコラム
    に対する第２の横断方向中心線（３６）のまわりでの作
    動レバー（３２）の非係止位置から係止位置への枢動に
    応答して、上記チルトハウジングの表面及び当該マスト
    ジャケットの表面を互いに圧接させてこれら表面間に摩
    擦を発生させる摩擦クランプ（２８）とを有する自動車
    のステアリングコラム（１０）において、 楔ロック（６２）を更に備え、この楔ロックが、 上記チルトハウジング（１４）上に設けられ、上記第１
    の横断方向中心線（２４）上に中心を持つ円弧状ランド
    部（６４）と、 偏心外縁（６８）を有する係止リング（６６）と、 上記第２の横断方向中心線（３６）のまわりで回転でき
    るように静止の上記マストジャケット上で上記係止リン
    グを支持する手段（３４、４８）と、 上記作動レバーの上記係止位置において上記偏心外縁
    （６８）が上記円弧状ランド部（６４）に当接する第１
    の位置へ、第１の回転方向に沿って上記係止リングを偏
    倚する作動手段（３２、７６）と、 上記係止位置から非係止位置への上記作動レバーの枢動
    に応答して作動し、上記偏心外縁（６８）が上記円弧状
    ランド部（６４）から離間する第２の位置へ、上記第１
    の回転方向とは逆の第２の回転方向に沿って上記係止リ
    ングを回転させる解除手段（７０、７２、７４、８２）
    と、を有し、 上記第１の位置にある係止リング（６６）は、上記チル
    トハウジングの上方枢動に基づき、上記円弧状ランド部
    によって上記第１の位置から、上記第１の回転方向で回
    転され、同円弧状ランド部に圧接されて当該チルトハウ
    ジングの更なる上方枢動を阻止する楔位置とされるよう
    になっていることを特徴とする自動車のステアリングコ
    ラム。
  2. 【請求項２】 上記作動手段が、上記作動レバー（３
    ２）に連結された第１端部（８０）と上記係止リング
    （６６）に連結された第２端部（７８）とを備え、当該
    係止リングを上記第１の回転方向に偏倚するコイル捩り
    バネ（７６）を有することを特徴とする請求項１の自動
    車のステアリングコラム（１０）。
  3. 【請求項３】 上記解除手段が、 上記係止リング（６６）に設けた肩部（７４）と；上記
    作動レバー（３２）に設けた剛直な舌片（８２）であっ
    て、当該作動レバーの上記係止位置においては上記肩部
    （７４）に隣接して位置し、当該係止位置から上記非係
    止位置への該作動レバーの枢動中は当該肩部に係合し
    て、上記第２の回転方向に沿って上記第２の位置へ上記
    係止リングを回転させる剛直な舌片と；を有することを
    特徴とする請求項２の自動車のステアリングコラム（１
    ０）。
  4. 【請求項４】 上記楔ロックが更に、上記チルトハウジ
    ングの上方枢動に応答して、上記第１の回転方向に沿っ
    て上記楔位置へ上記係止リング（６６）を確実に回転さ
    せるために、当該係止リングの上記偏心外縁（６８）及
    び上記円弧状ランド部（６４）に設けられた複数個の相
    互噛合する歯手段を有することを特徴とする請求項３の
    自動車のステアリングコラム（１０）。
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