JPH09117982A - 伸縮性複合シート - Google Patents

伸縮性複合シート

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JPH09117982A
JPH09117982A JP27753195A JP27753195A JPH09117982A JP H09117982 A JPH09117982 A JP H09117982A JP 27753195 A JP27753195 A JP 27753195A JP 27753195 A JP27753195 A JP 27753195A JP H09117982 A JPH09117982 A JP H09117982A
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JP
Japan
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sheet
stretchable
composite sheet
elongation
nonwoven fabric
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Application number
JP27753195A
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English (en)
Inventor
Nobuo Hatta
信雄 八田
Tomoaki Kimura
友昭 木村
Hidetake Suzuki
秀武 鈴木
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複合体シートの長さ方向に対しては非伸縮性
で、幅方向に対して優れた伸縮性を有する複合体シート
であり、初期伸長時(低伸度時)でのモジュラスが低い
が、一定伸長時でモジュラスが急激に高まり、伸び止ま
り感がある複合体シートを提供すること。 【解決手段】 熱融着繊維を含む非弾性繊維からなり、
シートの縦方向に該繊維の配向性を有する不織布と、熱
可塑性エラストマーからなる伸縮性シートとが、重ね合
わされ、両者が不連続的に熱接合してなる複合シートで
あって、横方向の切断伸度が200%以上、横方向
伸長時の伸度−引張応力曲線における50%伸長時、1
00%伸長時、および150%伸長時の引張応力をそれ
ぞれA、B、およびCとするとき、A≦300g/5c
m、B≦500g/5cm、およびC≧B+300g/
5cmを満足する伸縮性複合シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛生、医療用用途、ある
いは雑貨用用途等で用いられる、通気性であって、一方
向(幅方向)に伸縮性が良好で、かつその引張伸長時の
応力が低く、さらにその定伸長度時に伸び止まり感を有
する伸縮性複合シート関するものである。
【0002】
【従来の技術】一例として、パンツ型使い捨ておむつの
腰部を構成させる部材には、蒸れず濡れない通気性のあ
る素材が求められ、かつそれと同時に、伸長性があって
おむつを履かせ易く、履かせた後には密着性のある、適
度の伸縮性素材であることが求められ、そのような要求
を満たす素材の一例として、熱可塑性エラストマーから
なるメルトブローン不織布が用いられている。
【0003】ところで、該メルトブローン不織布は上記
要求特性を満たし得るものの、強度特性が弱く、また独
特の粘着感のある風合特性のものであるため、それらを
改善するために、非伸縮性ではあるが強度特性ならびに
風合の優れた、通常のいわゆる乾式不織布と積層構造に
したり、該乾式不織布の間にサンドイッチ状に挟んだ積
層構造とした、複合体シートとして用いられている。無
論前記乾式不織布は一般的に非伸縮性であるので、上記
積層複合化に際しては、特定の積層複合手段を用い、複
合構造体シートが結果として伸縮性を具備するように工
夫されている。
【0004】例えば特開平5−245961号では、熱
可塑性エラストマーからなるメルトブローン不織布の伸
縮性シートと非伸縮性の不織布とを、ともに平坦な弛緩
状態で重ね合わせ、両者を、クロスマシン方向に伸びる
スジ状の貼合わせ部をマシン方向に所望の間隔で形成す
るように貼合わせ、その後全体を該スジ状貼合わせ部の
長さ方向に直交する方向、即ちマシン方向に伸長させ、
ついで解放することによりクロスマシン方向に伸びマシ
ン方向に適度の間隔をおいて形成されたチャンネル状の
ひだを形成させ、マシン方向に伸びる複合体シートを得
る発明が開示されている。
【0005】しかしこのような複合体は、伸縮性シート
と不織布との一体感がなく、伸度が大きい複合体の場合
程ひだが大きくなり、ひだを起点として破れ等の原因と
なり易い。また収縮時にひだがシワ状になり、見栄えが
優れず、取扱い性が良くない。そしてより肝要なこと
は、複合体シートの伸度が小さく、また伸長方向が複合
体シートの長さ方向(マシン方向)でその複合体シート
を用いた縫製品の製造過程で伸びを阻止して製造するた
めの特別の手段を講ずる必要があることである。
【0006】また、上記の如き特性が要求されるこの種
伸縮性複合シートに対する、より詳細、具体的な要求特
性の一つとしては、該シートの初期伸長時の引張応力
(モジュラス)が適当なことである。即ち、このモジュ
ラスが大きいものであると、例えば母親が幼児におむつ
をはかせる場合、意識して力をかけて引っ張り、拡げる
ということとなり、その着用時での取り扱い感に抵抗感
のあるものとなる。また逆に低伸度時での該モジュラス
が低過ぎるものにあっては、おむつをはかせる時、ずる
ずると伸び続ければ、母親がおむつを破損せずにどこま
で引っ張り、拡げればよいのか解らず、不安感を与える
こととなり、精神衛生上好ましいものではない。いずれ
にしても、このような着用時での取り扱い感に抵抗ある
いは不安感のない特性が要求されるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の第一の
課題は、この種伸縮性シート素材において、伸縮性シー
トと不織布との一体感が優れ、両者一体となったまま伸
び縮みし、その伸縮性の大きな複合体シートを得ようと
するものである。また本発明の第二の課題は、複合体シ
ートの長さ方向に対しては非伸縮性で、幅方向に対して
優れた伸縮性を有する複合体シートを得ようとするもの
である。また本発明の第三の課題は、さらに初期伸長時
(低伸度時)でのモジュラスが低いが、一定伸長時でモ
ジュラスが急激に高まり、伸び止まり感がある伸縮性の
複合体シートを得ようとするものである。また本発明の
第四の課題は、上記の如き課題を満足した伸縮性複合体
シートを工業的に容易に製造することができる製造法を
得ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の如き
問題点を克服すべく鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明伸縮性複合シートの発明は、熱融
着繊維を含む非弾性繊維からなり、シートの縦方向に該
繊維の配向性を有し、かつ該繊維が互いに交絡してなる
不織布と、熱可塑性エラストマーからなる伸縮性シート
とが、前者不織布の少なくとも片面に後者伸縮性シート
が重ね合わされ、両者が不連続的に熱接合してなる複合
シートであって、横方向の切断伸度が200%以上、
横方向伸長時の伸度−引張応力曲線における50%伸
長時、100%伸長時、および150%伸長時の引張応
力をそれぞれA、B、およびCとするとき、A≦300
g/5cm、B≦500g/5cm、およびC≧B+3
00g/5cmを満足するものであることを特徴とする
伸縮性複合シート、である。
【0009】また、本発明伸縮性複合シートの製造法の
発明は、熱融着繊維を含む非弾性繊維からなり、シート
の縦方向に該繊維の配向性を有し、かつ該繊維が互いに
交絡してなる不織布と、熱可塑性エラストマーからなる
伸縮性シートとを、前者不織布の少なくとも片面に後者
伸縮性シートを、両者を共に非伸長状態で重ね合わせ、
両者を不連続的に熱接着して複合シートとし、その後該
複合シートの横方向に、該複合シートを構成する前記不
織布の融着点を部分的に破壊する範囲の拡幅伸長を行
い、その後弛緩させることを特徴とする伸縮性複合シー
トの製造法、である。
【0010】また、該製造法発明のより好ましい発明
は、熱接合して走行する複合シートの拡幅伸長を該複合
シートの120〜150%の範囲で行うことを特徴とす
る上記製造法発明に記載された伸縮性複合シートの製造
法、である。
【0011】また、該製造法発明のより好ましい発明
は、熱接合して走行する複合シートを、その送行方向と
直行する幅方向断面でみて、該複合シートの幅方向が、
その上下方向に交互に繰り返す山谷状となる規制された
経路を進ませて拡幅伸長することを特徴とする上記製造
法発明に記載された伸縮性複合シートの製造法、であ
る。
【0012】また、上記発明のより具体的な実施態様発
明は、伸縮性シートが不織布またはフィルムである上記
伸縮性複合シート、あるいはその製造法、である。
【0013】さらにまた、上記発明のより具体的な別の
実施態様発明は、伸縮性複合シートが、伸縮性シートが
芯層、不織布が該芯層をその両側から被覆する層である
三層構造体である上記伸縮性複合シート、あるいはその
製造法、である。
【0014】
【作用】本発明の伸縮性複合シートは、不織布の縦方向
に配向性を有する非伸縮性繊維を主体とし、熱融着繊維
を配合してなる非伸縮性の不織布を用い、これを熱可塑
性エラストマーからなる伸縮性シートと積層し不連続的
に貼合わせたものであるが、本発明においては、この複
合シートを、前記不織布あるいは/および伸縮性シート
の繊維間融着が部分的に破壊する(外れる)範囲の拡幅
伸長処理を行うものであり、これにより非伸縮性の不織
布は、その幅方向に低モジュラスで大きく伸長できるも
のとなり、しかも前記拡幅された伸度以上に伸長しよう
とすると、残存する繊維間の融着点による融着で、それ
以上の伸長が阻止され、急に伸び止まり感を与えるもの
となり、その間、該不織布に不連続的に接合されている
伸縮性シートは、前記拡幅伸長処理でなんら悪影響を受
けず、その伸縮性が維持できるものである。したがっ
て、前記拡幅伸長処理の後には、該伸縮性シートの収縮
回復力により拡幅伸長された複合シートはほぼ元寸に回
復する。非伸縮性の不織布はその回復性はほとんどない
ので、伸縮性シートの収縮回復力により元寸法に回復し
た時には、該不織布は平面状のものから立体的なものと
なり、伸縮性シートは嵩高なものとなる。
【0015】このように、本発明の複合シートは、その
幅方向に伸縮性が優れる。そして、初期引き伸ばし時に
は低モジュラスで力を要せず引き伸ばすことができ、し
かも一定長引き伸ばした時には急激に伸び止まり感が生
じて、ずるずると伸びる不安感が生ぜず精神的に負担を
かけないものであり、医療用材料、衛生用材料として、
また寝具用材料、テープ用材料等として好適に使用する
ことができる。
【0016】図1は、本発明複合シートにおける引張強
度、伸度の関係を示すモデル図である。この強伸度図で
示されるように、本発明の複合シートは、その縦方向に
は極めて小さな伸長度しかなく、しかも伸長させるため
には大きなモジュラスを必要とするが、その横方向には
小さなモジュラスで、200%にも至る極めて大きな伸
長度があり、しかもその伸長度に至ると急激にモジュラ
スが高まり、伸び止まり感が生じるものである。
【0017】本発明者等は、この種伸縮性の複合シート
素材を例えばパンツ型おむつの素材として用い、そのパ
ンツ型おむつを実際に幼児にはかせたり、脱がせたりす
る際の、該おむつの伸縮性に関する操作性につき複数人
のモニターによる良否判定を行う試行実験を行った。そ
の結果、シート素材として、その横方向(幅方向)への
切断伸度が200%以上あること、かつ横方向への伸長
時の伸度−引張応力曲線における50%伸長時、100
%伸長時、および150%伸長時の引張応力をそれぞれ
A、B、およびCとするとき、A≦300g/5cm、
B≦500g/5cm、およびC≧B+300g/5c
mを満足するものであれば、その操作感が満足できるも
のとなること、しかもそのような特性のシート素材を、
非伸長性の通常の不織布と熱可塑性エラストマーからな
る伸縮性シートとを融着複合させ拡幅伸長処理を行うこ
とにより得られることを見いだしたものである。
【0018】本発明の複合シートにおいて、その横方向
への切断伸度は200%以上、より詳細には200〜2
50%の範囲のものであることが必要である。この切断
伸度が200%未満のものであっては、伸度が低く満足
できるものではない。
【0019】また本発明の複合シートにおいて、その横
方向への伸長時のモジュラスは、100%伸長時までは
ほぼ500g/5cm以下であることが必要である。5
00g/5cm未満となるとモジュラスが低過ぎるもの
となり、収縮応力も低くなり、実用的でなくなる。また
150%伸長に至った時には、100%伸長時のモジュ
ラスよりも少なくともさらに300g/5cm以上のモ
ジュラスのものであることが、伸び止まり感を付与する
ために必要である。
【0020】以下、上記の如き特性を満足する本発明の
伸縮性シートの、より詳細につき、また該シートを得る
その製造法につき説明する。
【0021】本発明の伸縮性複合シートを構成する一方
の不織布は、他方の伸縮性シートの強力支持部材となる
もので、天然繊維、再生繊維、合成繊維等、通常の非弾
性繊維を主体繊維とし、それに、他方側の伸縮性シート
と積層し融着接合するための熱融着繊維を配合した不織
布が用いられる。
【0022】この不織布は、他方の伸縮性シートと積層
融着してなる最終的な複合シートがその幅方向に伸縮性
を付与できるように、その横方向での伸縮性が優れてい
ることが必要で、したがって該不織布を構成する繊維が
縦方向に配向していることが必要であるが、その配向は
100%である必要はなく、80%程度以上の配向のも
のであればよい。即ち、この不織布は、まず、繊維が上
記縦方向に配向したパラレルウェブまたはセミランダム
ウェブとすることが肝要である。
【0023】このパラレルウェブまたはセミランダムウ
ェブは、それ自体で強力支持部材としての機能を有する
ことが必要であり、従って、水流絡合、空気絡合、軽度
のニードルパンチ等によって交絡させたものとすること
が望ましい。特に繊維が立体的に絡合でき、ソフトでは
あるが強度、タフネスが高く、伸度が比較的高い不織布
となし得る点で水流絡合させることが好ましい。
【0024】また不織布は、その構成繊維中に熱融着繊
維を配合させることが必要である。その主たる理由は、
該不織布が、本製造手段での拡幅伸長処理の後でも破壊
されず残存する繊維間の融着結合によって、強力支持素
材として十分な強力を発揮させると共に、本発明の主た
る目的である伸び止まり効果を発現させんとするもので
ある。さらにまた該不織布は主として肌に接する面とし
て構成されるので、該不織布の毛羽立ちによる不快感を
生じさせないように、その融着によって毛羽立ちを抑え
る機能を有するからである。
【0025】この熱融着繊維としては、従来から知られ
ている、例えばポリエステル/ポリエチレン、ポリエス
テル/低融点変成ポリエステル、ポリプロピレン/ポリ
エチレン等の、高融点成分を芯、低融点成分を鞘とした
芯/鞘型複合繊維、高融点成分と低融点成分とをバイメ
タル状に接合したバイメタル型複合繊維、さらにはポリ
エステル未延伸糸等、従来公知の熱融着繊維が使用でき
る。
【0026】不織布中での熱融着繊維の量は、10〜5
0重量%であることが望ましい。10重量%未満では繊
維接合点における繊維間の接着が不十分であり、好まし
い伸び止まり効果が得にくく、また該シートの十分な強
力が得られず、さらにシートの外観が滑らかに仕上がら
ない。しかし、50重量%を越える量となると、繊維間
の接着が強固になり過ぎシートの伸びを阻害することが
あり、またシートの風合が固いものとなり好ましくな
い。
【0027】本発明の伸縮性シートを構成する他方のシ
ートとしては、熱可塑性エラストマーからなる伸縮性シ
ートが必要である。この熱可塑性エラストマーとして
は、十分な伸縮性と、前記不織布に対する熱融着性を発
揮する従来公知の素材が使用でき、例えばポリオレフィ
ン系、ポリウレタン系、ポリエステル系等のエラストマ
ーが挙げられる。
【0028】これらエラストマーからなる本発明での伸
縮性シートとしては、フィルム形態のものであっても、
また不織布形態のものであってもよい。不織布形態の場
合、例えばメルトブローン不織布、スパンボンド不織
布、フラッシュ紡糸不織布等が挙げられる。
【0029】本発明での上記不織布と伸縮性シートとの
接合は、両者を重ね合わせ、一般に熱エンボスによって
行うことができる。この場合、両者間は主として熱可塑
性エラストマーの溶融によって、エンボスされた部分で
熱融着によって接合されるが、同時にこの部分では、不
織布中の該熱融着繊維が溶融し、その繊維間が熱融着さ
れる。この場合、不織布のエンボスされない他の部分で
は、熱融着繊維を溶融させず、該不織布の風合を損なわ
ないようにすることが望ましい。
【0030】上記不織布と伸縮性シートとのエンボス接
合は、不連続な接合点において行われることが必要であ
る。この接合は一般的にはエンボスロールによって行う
が、その接合点のパターンは、その後の拡幅伸長とその
後の弛緩、伸縮性シートの収縮により発現するシボ状物
が、複合シートの全体に、不規則にならず出来るだけ滑
らかな状態で均一に発現するようなものであればよく、
例えば、正方形、菱形、円形、楕円形が挙げられるが、
これらパターンに限定されるものではない。
【0031】しかし、個々の接合点は、その接合面積が
大きくなるとシートが粗硬になり、シートの伸びが阻害
されることとなるので好ましくなく、一般的には、0.
5mm2〜1.0mm2程度であることが好ましい。
【0032】また、接合点の密度が少ない場合、前述し
た伸び止まり効果が十分に得られず、逆に、多くなると
シートが粗硬となり、さらにシートの十分な伸びが得に
くい。好ましい接合点の密度は前記接合点の面積の場
合、20〜50ドット/cm2である。
【0033】本発明は、不織布と伸縮性シートとを上述
の如き条件で不連続的に接合しておき、この不連続的に
接合した複合シートを、いったんその幅方向に、複合シ
ートの幅に対して120〜150%の拡幅伸長処理を行
うことが特に肝要点であり、この拡幅伸長により、前工
程でのエンボス処理により付与された不織布繊維間、伸
縮性シート繊維間、両者シート繊維間の接合点が部分的
に破壊され、不織布の幅方向への伸びが容易となり、結
果として複合シートの幅方向への伸縮性が付与されるも
のである。
【0034】この複合シートは、この拡幅伸長の後、伸
長を解放し弛緩させれば、伸縮性シートの収縮力によっ
て収縮し、不織布あるいは/および伸縮性シートでの破
壊されずに残った接合点繊維間がシボ状態(嵩高状態)
となり、使用者の肌に接触したときなじみのよい、風合
の優れたものとなるものである。またこのシートは、そ
れを引き伸ばすに際しては、上述のように低いモジュラ
スで容易に引き伸ばすことができると共に、破壊されな
いで残存する接合点により、その接合点間の距離まで延
ばされた状態となると、急激にモジュラスが高い状態と
なり、伸びが止まる状態となるものである。
【0035】接合された複合シートの上記拡幅伸長処理
は、従来この種シート状物に採用されるピンテンターや
クリップテンター、あるいはクロスガイダーを用いての
処理も採用可能ではあるが、本発明での対象とする複合
シートにつきその拡幅手段を検討した結果、上記手段に
よる場合、シートを把持する部分あるいはその直近部分
のみが伸ばされ勝ちとなること、さらに肝要なことは、
本発明での対象の引き伸ばし率が120〜150%とい
った高倍率の拡幅伸長となると、その引き伸ばし時に、
上記部位での不均一な引き伸ばしが顕著となり、場合に
よってはその部位で破れを生じてしまう現象が多くなる
ことが認められた。
【0036】この複合シートの、その幅方向への、より
均一で安定した拡幅伸長手段につき説明する。図2はそ
の拡幅伸長手段の一例を模式的に示すもので、(a)
は、複合シートの幅方向で間隔をおいて設けられた多数
の円盤状ロール11、12、・・・、1mおよび21
2、・・・、2nと、その両サイド部の、周面にV字状
の溝を設けたプーリー状ロール3L、3Rおよび該V字状
溝に嵌まるVベルト4L、4Rとからなる拡幅伸長手段を
示す断面模式図、(b)は(a)でのY−Y矢示模式側
面図である。即ち多数の円盤状ロール11、12、・・
・、1mおよび21、22、・・・、2nとが、複合シート
Sの走行方向Lと直交する幅方向Bに、各先端が互いの
先端と互い違いに重なり合う上下位置関係に配置され、
各円盤状ロール先端位置を結ぶ経路Cが山谷状となる規
制された経路をつくるように配置されている。
【0037】熱接合した複合シートSは、このロール群
に入口で、そのシートSの幅方向両端をそれぞれプーリ
ー状ロール3LとVベルト4L、およびプーリー状ロール
RとVベルト4Rとで把持され、その把持状態で、多数
の円盤状ロール11、12、・・・、1mおよび21
2、・・・、2nで規制された山谷状経路を進ませるこ
とによってその幅方向の引き伸ばしを均一かつ安定して
行うことを実現したものである。即ち、複合シートS
は、図2(a)で、複合シートSの幅方向の処理前の長
さ片wが長さsに伸長でき、これが該シートSの幅方向
全長にわたって可能となるのである。
【0038】しかし、この拡幅伸長手段の機構から理解
されるように、本発明製造法での拡幅伸長手段は、上記
の多数の円盤状ロール11、12、・・・、1mおよび
1、22、・・・、2nからなる手段に限定されるもの
ではなく、例えば、複合シートSの走行方向Lと直交す
る幅方向Bに延びる上下のロールを設け、その上下のロ
ールを、互いにその表面で、その長さ方向に互い違いに
繰り返す凹凸部を設けたロールとし、上部ロールの凹
部、凸部が、それぞれ下部ロールの凸部、凹部に、両者
接触はしないが、近接して相対し、その上下ロールの凹
凸による空隙が複合シートの幅方向でみて山谷状となる
規制された経路を形成するように構成することによって
も同様の作用機能を発揮させることができる。
【0039】本発明の複合シートは、上記の非弾性繊維
からなる不織布と熱可塑性エラストマーからなる伸縮性
シートとのそれぞれ単層が積層接合された複合シートの
みに限定されない。熱可塑性エラストマーからなる伸縮
性シートはその機械的な強度が低く、かつその粘着的な
風合から、該伸縮性シートを表面層として出さない方が
よい場合もあり、そのような場合には、該伸縮性シート
を中心芯層とし、その両側を非弾性繊維からなる不織布
で覆った、サンドイッチ状の積層構造にしてもよく、さ
らにまた両層それぞれの複数層を互い違いに積層構造と
した形の複合シートであってもよい。
【0040】
【実施例】以下、実施例によってさらに本発明を説明す
る。 実施例1〜2、比較例1〜2; <熱可塑性エラストマーからなる伸縮性シート> 素材;ポリウレタン系エラストマーからなるメルトブロ
ーン不織布(a)。 目付;35g/m2、 強度;1.25kg/5cm(タテ)×1.13kg/
5cm(ヨコ)、 伸度;430%(タテ)×440%(ヨコ)、 ヨコ方向50%伸長時の応力;0.32kg/5cm、 ヨコ方向100%伸長時の応力;0.43kg/5c
m、 ヨコ方向150%伸長時の応力;0.52kg/5c
m、
【0041】<非弾性繊維からなる不織布> 素材;ポリエステル繊維(1.4dr×51mm)70
重量%とポリエステル/ポリエチレンの芯鞘型複合熱融
着繊維(2dr×51mm)30重量%からなるセミラ
ンダムウェブを水流絡合してなる不織布(b)。 目付;25g/m2、 強度;3.37kg/5cm(タテ)×0.68kg/
5cm(ヨコ)、 伸度;40%(タテ)×192(ヨコ)、 ヨコ方向50%伸長時の応力;0.10kg/5cm、 ヨコ方向100%伸長時の応力;0.22kg/5c
m、 ヨコ方向150%伸長時の応力;0.44kg/5c
m、
【0042】<複合シートの作成> 製造条件;上記メルトブローン不織布(a)と不織布
(b)とを、接合点面積20%、接合点密度25ドット
/cm2の円形エンボスパターンを有するエンボスロー
ルを使用し、ロール温度130℃、圧力30kg/cm
・Lでエンボスし接合一体化してなる複合シート
(c)。 目付;60g/m2、 強度;3.43kg/5cm(タテ)×1.19kg/
5cm(ヨコ)、 伸度;42%(タテ)×213(ヨコ)、 ヨコ方向50%伸長時の応力;0.45kg/5cm、 ヨコ方向100%伸長時の応力;0.73kg/5c
m、 ヨコ方向150%伸長時の応力;0.97kg/5c
m、
【0043】<最終伸縮性シートの作成>上記で得られ
た複合シート(c)を、図2で説明した拡幅伸長手段を
用いてシート幅方向に各種拡幅率を変えて伸長し、最終
伸縮性シートを得る。該各最終伸縮性シートをそれぞれ
実施例、比較例とする。得られた各実施例シート、比較
例シートの物性、外観、伸び止まり感等につき、以下の
表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】実施例3、比較例3; 熱可塑性エラストマーからなる伸縮性シートとして、ス
チレン系エラストマー(クラレ社製商品名、セプトン)
をメルトブローン紡糸して得た、目付40g/m2のメ
ルトブローン不織布を用意した。非弾性繊維からなる不
織布としては、ポリエステル100%からなる水流絡合
不織布を用意した。上記メルトブローン不織布を芯層と
し、その両側に上記水流絡合不織布を積層した三層構造
とし、この三層構造複合シートに、接合点面積10%、
接合点面積45ドット/cm2の円形エンボスパターン
のエンボスロールを用い、該ロール温度120℃でエン
ボス処理を行い、三層を複合一体化した。このエンボス
加工のみのシート(比較例3)と、更に拡幅伸長手段を
用いシート幅方向に拡幅率125%の拡幅を行った後の
シート(実施例3)との物性を以下の表2に示す。
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】本発明のシートは縦方向の伸びが小さ
く、寸法安定性に優れ、横方向に対しては当初は小さい
力でのびやすく、ある程度以上の伸長を行った時応力が
急激に増大し、伸びに対して抵抗を示し、伸び止まり感
を与えるものとなる。従って、医療用、衛生材料用など
の伸縮用途の部材として採用される時、低強力で伸ばす
ことができる。これは、低強力で伸縮部材を伸ばして人
身に装着でき、保護できるものとなる。さらに、ある程
度まで伸長させる時、伸び止まり感がでるため、それ以
上引っ張ることを躊躇させる作用が働き、安心して使用
できるものである。また本発明のシートの製造法は、工
業的に安定に均一なものが容易に製造できるものであ
り、製造法上かつコスト上有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の伸縮性複合シートの強度、伸度の関係
を示すモデル図である。
【図2】本発明の拡幅伸長手段の一例を模式的に示す図
で、(a)は、多数の円盤状ロール11、12、・・・、
mおよび21、22、・・・、2nと、その両サイドの、
プーリー状ロール3L、3RおよびVベルト4L、4Rとか
らなる拡幅伸長手段を示す断面模式図、(b)は(a)
でのY−Y矢示模式側面図である。
【符号の説明】
1、12、・・・、1m 円盤状ロール 21、22、・・・、2n 円盤状ロール 3L、3R プーリー状ロール 4L、4R Vベルト S 複合シート L 複合シートの走行方向 B 複合シートの幅方向 C 拡幅伸長手段内での複合シートの幅方向伸長経路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱融着繊維を含む非弾性繊維からなり、
    シートの縦方向に該繊維の配向性を有し、かつ該繊維が
    互いに交絡してなる不織布と、熱可塑性エラストマーか
    らなる伸縮性シートとが、前者不織布の少なくとも片面
    に後者伸縮性シートが重ね合わされ、両者が不連続的に
    熱接合してなる複合シートであって、 横方向の切断伸度が200%以上、横方向伸長時の
    伸度−引張応力曲線における50%伸長時、100%伸
    長時、および150%伸長時の引張応力をそれぞれA、
    B、およびCとするとき、A≦300g/5cm、B≦
    500g/5cm、およびC≧B+300g/5cmを
    満足するものであることを特徴とする伸縮性複合シー
    ト。
  2. 【請求項2】 伸縮性シートが不織布またはフィルムで
    ある請求項1に記載された伸縮性複合シート。
  3. 【請求項3】 伸縮性複合シートは、伸縮性シートが芯
    層、不織布が該芯層をその両側から被覆する層である三
    層構造体である請求項1ないし2のいずれかに記載され
    た伸縮性複合シート。
  4. 【請求項4】 熱融着繊維を含む非弾性繊維からなり、
    シートの縦方向に該繊維の配向性を有し、かつ該繊維が
    互いに交絡してなる不織布と、熱可塑性エラストマーか
    らなる伸縮性シートとを、前者不織布の少なくとも片面
    に後者伸縮性シートを、両者を共に非伸長状態で重ね合
    わせ、両者を不連続的に熱接合して複合シートとし、そ
    の後該複合シートの横方向に、該複合シートを構成する
    前記不織布あるいは/および伸縮性シートの接合点を部
    分的に破壊する範囲の拡幅伸長を行い、その後弛緩させ
    ることを特徴とする伸縮性複合シートの製造法。
  5. 【請求項5】 熱接合した複合シートの拡幅伸長を該複
    合シートの120〜150%の範囲で行うことを特徴と
    する請求項4に記載された伸縮性複合シートの製造法。
  6. 【請求項6】 熱接合して走行する複合シートを、その
    送行方向と直交する幅方向断面でみて、該複合シートの
    幅方向が、その上下方向に交互に繰り返す山谷状となる
    規制された経路を進ませて拡幅伸長することを特徴とす
    る請求項4または5に記載された伸縮性複合シートの製
    造法。
  7. 【請求項7】 走行する複合シートを、その送行方向と
    直交する幅方向に間隔を設けて配置された多数の円盤状
    ロールであって、各円盤状ロールは、走行路上下方向か
    ら、各先端が互い違いに重なり合う位置関係で配置さ
    れ、各円盤状ロール先端位置を結ぶ経路が山谷状とな
    る、多数の円盤状ロールからなる拡幅伸長手段によって
    拡幅伸長することを特徴とする請求項6に記載された伸
    縮性複合シートの製造法。
  8. 【請求項8】 伸縮性シートを不織布またはフィルムと
    する請求項4ないし7のいずれかに記載された伸縮性複
    合シートの製造法。
  9. 【請求項9】 伸縮性複合シートを、伸縮性シートが芯
    層、不織布が該芯層をその両側から被覆する層である三
    層構造体とする請求項4ないし8のいずれかに記載され
    た伸縮性複合シートの製造法。
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