JP2007117212A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の生理用ナプキン1は、片面に止着部が設けられた伸縮材からなる止着手段5を備えており、該伸縮材は、複合不織布51から形成されており、該複合不織布51は、繊維の配向方向と直交する方向に伸長可能な長繊維不織布52と、一方向に伸縮性を有する伸縮性不織布53とが、長繊維不織布52が伸長可能な方向と伸縮性不織布53が伸縮性を有する方向とを一致させて積層され、長繊維不織布52と伸縮性不織布53とが部分的に接合されて形成されており、止着手段5を使用時に伸長させる方向と複合不織布51が伸縮性を有する方向とが一致している。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、生理用ナプキンの表面がわ両側縁にそれぞれ長手方向に沿って、かつ生理用ナプキンのほぼ全長に亘ってサイド不織布を設けるとともに、該サイド不織布の一部を側方に延在させることによりウイング部が形成されており、サイド不織布の内方側においては表面シートに接着されない所定幅の自由縁部を有するとともに、その先端部分が二重に折り返され、この折返し内部に2本の弾性伸縮部材が配設され、製品状態では表面側に起立する立体ギャザーが形成されている生理用ナプキンが開示されている。
例えば、特許文献2には、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及び両シート間に介在された液保持性の吸収体を具備しており、長手方向の両側部に、生理用ナプキンのほぼ全長に亘って、該長手方向に伸縮性を有するウイング部を備えた生理用ナプキンが開示されている。
また、本実施形態のナプキン1は、片面に止着部が設けられた伸縮材からなる止着手段5を備えており、該伸縮材は、複合不織布51から形成されており、該複合不織布51は、繊維の配向方向と直交する方向に伸長可能な長繊維不織布52と、一方向に伸縮性を有する伸縮性不織布53とが、長繊維不織布52が伸長可能な方向と伸縮性不織布53が伸縮性を有する方向とを一致させて積層され、長繊維不織布52と伸縮性不織布53とが部分的に接合されて形成されており、止着手段5を使用時に伸長させる方向と複合不織布51が伸縮性を有する方向とが一致している。本実施形態において、止着手段5はウイング部であり、前記止着部は、ウイング部5の長繊維不織布52側の面に形成されている。
ウイング部5は、ナプキン1の幅方向に伸縮性を有している。ウイング部5を形成する複合不織布51は、一方向に伸縮性を有しており、該方向をナプキン1の幅方向と一致させて、ウイング部5は吸収性本体11に接合されている。
ウイング部5は、その片面に前記止着部としての粘着層が設けられており、ナプキン1の使用の際にショーツ等の下着(以下、単にショーツともいう)における股下部の縁部に沿って折り曲げられ、該粘着層を介して該ショーツの外表面に固定されるものである。また、前記粘着層は、ナプキン1の使用時までは剥離紙に覆われて保護されている。
複合不織布51の伸縮性不織布53側が、吸収性物品の肌当接面に用いられると、着用者の肌と複合不織布51との間に多数の空間が設けられ、良好な肌触りが得られる。
複合不織布51を形成する伸縮性不織布53としては、例えば弾性繊維層の少なくとも一面に、実質的に非弾性の非弾性繊維層が配され、両繊維層は、弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態で、繊維交点の熱融着によって全面接合されており、非弾性繊維層の構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態、及び/又は、弾性繊維層の構成繊維の一部が非弾性繊維層に入り込んだ状態になっている伸縮性不織布が挙げられる。
長繊維不織布52としては、例えば一方向に概ね揃って配向した長繊維からなる不織布を、該配向方向に延伸させてなる伸長性不織布を好ましく用いることができる。以下、「一方向に配向している」という場合には、「一方向に概ね配向している」場合も含む意味である。
更に説明すると、一方向に配向した長繊維からなる不織布は、例えば、スパンボンド法、スピニングブローン法又はSMS法等を用いて製造されることが好ましい。特にスパンボンド法により製造される不織布が、高強度の点から好ましい。
前述した一方向に配向した長繊維不織布は、該配向方向と直交する方向に伸長性を付与する観点から、該配向方向に50〜300%延伸されていることが好ましく、100〜300%延伸されていることが特に好ましく、150〜300%延伸されていることが一層好ましい。
詳述すると、複合不織布51を形成する伸縮性不織布53の坪量は、35〜100g/m2、特に40〜80g/m2であることが、良好な伸縮性及び柔軟性を確保する上で好ましい。また、複合不織布51を形成する長繊維不織布52の坪量は、15〜50g/m2、特に20〜40g/m2であることが強度及び伸長性を確保する上で好ましい。
また、伸縮性不織布53において、非弾性繊維層を構成する繊維の繊維長は、30〜80mm、特に38〜70mmであることが、複合不織布51の一方の面の良好な肌触りを確保する上で好ましい。
まず、前述した構成を有する伸縮性不織布53が、長尺状に形成された伸縮性不織布連続体53Aを詳述したように作製する。また、前述した長繊維不織布52が、長尺状に形成された長繊維不織布連続体52Aを常法により作製する。伸縮性不織布連続体53Aは、その幅方向に伸縮性を有しており、長繊維不織布連続体52Aは、その幅方向に伸長性を有している。
次に、図6左手に示すように、伸縮性不織布連続体53Aにおける弾性繊維層と長繊維不織布連続体52Aとが対向し且つそれぞれの長手方向が一致するように、伸縮性不織布連続体53Aと長繊維不織布連続体52Aとを積層し、複合不織布連続体51Bを作製する。図6において、長繊維不織布連続体52Aにおける長繊維の配向方向は、該長繊維不織布連続体52Aの長手方向と一致しており、その向きを線状に示している。
尚、複合不織布の作製は、前述したように長尺の連続体で作製しても良いし、短尺の不織布として作成しても良い。
表面シート2及び吸収体4は、図1及び図2に示すように、ヒートシールによる環状のエンボス溝7により接合されており、エンボス溝7内部の剛性が高められ、ヨレ防止性が向上している。エンボス溝7は、ナプキン1の長手方向に縦長であり、その長手方向中央部が括れた略長円形状を有している。
ウイング部5の肌当接面側の面は、主として短繊維から形成されているので、柔らかく風合いが良好である。
ウイング部5を形成する複合不織布51は破断伸度が大きいため、ウイング部5の寸法を小さくしても、ウイング部5を大きく伸長してショーツの広い面積と止着することができる。
ウイング部5は、伸長させた後の戻りの収縮力が小さいため、股下部に接着されているウイング部5の収縮によるショーツのヨレが生じ難くなっており、ナプキン1の装着性が優れている。
ウイング部5は、長繊維不織布52の繊維配向方向が、ナプキン1の長手方向に沿っているので、ナプキン1の装着時に幅方向に折り曲げ易い。ウイング部5を、幅広の形状にしても、同様に折り曲げ易くなっている。
例えば、本発明の吸収性物品としてのナプキン1において、ウイング部5を形成する複合不織布51は、図7に示すように、ナプキン1の非肌当接面側の面全体と接合するように形成していても良い。
また、複合不織布51は、長繊維不織布52と伸縮性不織布53とが、図4(b)に示すように、菱形格子状パターンで部分的に接合されていても良い。
11 吸収性本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 ウイング部(止着手段)
51 複合不織布
52 長繊維不織布
53 伸縮性不織布
54 接合部
7 エンボス溝
81 エンボス装置
82 エンボスロール
83 アンビルロール
Claims (5)
- 伸縮材からなる止着手段を備えた吸収性物品であって、
前記伸縮材は、複合不織布から形成されており
前記複合不織布は、繊維の配向方向と直交する方向に伸長可能な長繊維不織布と、一方向に伸縮性を有する伸縮性不織布とが、該長繊維不織布が伸長可能な方向と該伸縮性不織布が伸縮性を有する方向とを一致させて積層され、該長繊維不織布と該伸縮性不織布とが部分的に接合されて形成されており、
前記止着手段を使用時に伸長させる方向と前記複合不織布が伸縮性を有する方向とが一致している吸収性物品。 - 前記複合不織布は、前記長繊維不織布と前記伸縮性不織布とがエンボスにより部分的に接合されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記複合不織布は、伸縮性を有する方向における破断伸度が200%以上である請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記複合不織布は、伸縮性を有する方向における100cN/40mm荷重時の伸度が70%以上である請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
- 前記止着手段がウイング部である請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
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JP2005310480A JP2007117212A (ja) | 2005-10-25 | 2005-10-25 | 吸収性物品 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013027669A (ja) * | 2011-07-29 | 2013-02-07 | Unicharm Corp | 吸収性物品および包装品 |
JP6051285B1 (ja) * | 2015-09-30 | 2016-12-27 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
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2005
- 2005-10-25 JP JP2005310480A patent/JP2007117212A/ja active Pending
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WO2017056562A1 (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
CN107920933A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-04-17 | 尤妮佳股份有限公司 | 吸收性物品 |
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