JP4902334B2 - パンツ型物品 - Google Patents

パンツ型物品 Download PDF

Info

Publication number
JP4902334B2
JP4902334B2 JP2006338242A JP2006338242A JP4902334B2 JP 4902334 B2 JP4902334 B2 JP 4902334B2 JP 2006338242 A JP2006338242 A JP 2006338242A JP 2006338242 A JP2006338242 A JP 2006338242A JP 4902334 B2 JP4902334 B2 JP 4902334B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
elastic
fiber layer
stretchable
diaper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006338242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008148834A (ja
Inventor
時人 惣野
徹 早瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2006338242A priority Critical patent/JP4902334B2/ja
Publication of JP2008148834A publication Critical patent/JP2008148834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4902334B2 publication Critical patent/JP4902334B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明はパンツ型物に関する。
パンツ型おむつ、パンツ型おむつカバー、ショーツ型ナプキンなどのパンツ型物品には、その伸縮性等を得るためにギャザーを形成したものが多い。このギャザーは、多数の屈折したシート材からなる皺や襞の部分であり、通常、シート材に弾性部材を伸長状態で接合し、その弾性部材が自然形状において収縮することにより形成される。そして、一般的なギャザーは、しわ目の伸縮方向に直交する方向の長さが短く見た目に煩雑な印象を与える。また、弾性部材がシート材に拘束されるため伸縮性は低減する。
これに対し、2枚の伸縮シート(着衣側シート及び肌側シート)を異なる伸長率で貼り合わせて襞を形成した成人用おむつがあるが(特許文献1)、これは伸縮性帯状片が前記伸縮シートに固定されている点で上記の通常のギャザーと異ならない。
一方、2枚の非伸縮シートの間に弾性体を固定せずに設けた、シートの両側に襞を形成する複合シート部材がある(特許文献2)。しかしながら、この部材を、立体的な構造物品に適用した例はなく、パンツ型物品に求められる多様な要求をどのようにして満たすかは分からない。
特開2005−253731号公報 特開2005−080859号公報
本発明は、肌触りや伸縮性に優れ履き心地がよく、また良好な通気性を有し蒸れにくく、さらには見た目にも美しいパンツ型物の提供を目的とする。また、パンツ型物品に求められる多様な要求にも適宜に応じることができるパンツ型物の提供を目的とする。
本発明は、外包体にウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を設け、内層シートの上面に吸収体を設けたパンツ型物品であって、前記外包体が、接合部で両者を間欠的に接合した伸縮シート及び非伸縮シートと、前記両シート間の非接合部に配設して独立伸縮自在とした複数の弾性部材とを有し、該弾性部材を収縮させたとき、前記両シート間の内部に空孔を保持する襞が、前記非伸縮シート側に複数形成されるようにし、かつ、伸縮しにくい前記吸収体を設けた部分の伸縮シートが収縮しにくく、前記吸収体を設けた部分の襞より吸収体の設置されていない範囲において形成される襞が大きいパンツ型物品により前記目的を達成したものである
本発明のパンツ型物品は、肌触りやクッション性に優れ、高い伸縮性を有しフィット性がよく、良好な履き心地を実現する。また、やわらかな見た目で美しく、しかも良好な通気性により内部が蒸れにくいという優れた効果を奏する。また、本発明のパンツ型物品は、内側面及び外側面において異なる形態をとりそれらを選択でき、使用態様や嗜好に応じて異なる要求に適切に応えることができる
以下、本発明のパンツ型物品を、その好ましい実施形態について図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本発明のパンツ型物品の好ましい実施形態としてのパンツ型おむつ(実施形態1)を、乳幼児に装着したときの状態で模式的に示す斜視図である。本実施形態1のおむつ10は、一つのウエスト開口部1及び左右一対のレッグ開口部4を有し、おむつの内側には伸縮シート6が用いられ、おむつ外側には非伸縮シート7が用いられている。そして、おむつ外側の少なくとも一部に襞2が設けられている。ここで襞2は、少なくとも2枚のシートと弾性部材とからなる複合シートにおいて、弾性部材を収縮させて、重ね合わせた2枚のシートのいずれかに襞を形成したとき、両シート間に空孔を保持し、また襞を形成したシートと肌との間及び/又は襞を形成したシートとその外側の着衣との間に空孔を保持しうる襞である。そして、その襞は弾性部材に拘束されずに遊動変形し、その空孔内の空気が出入りするので、あたかも呼吸するように変形する。
さらに具体的には、図1に示したもののように、ウエスト開口部1の周縁の少なくとも一部(好ましくは全周)及び/又はレッグ開口部4の周縁の少なくとも一部に開口端24が配されるよう襞を設けることが好ましい。そして腰骨部5の周辺には長く延び両端に開口部を有する襞を設けることが好ましい。すなわち、本実施形態1のおむつのように、吸収体8の設けられている部分(前身頃の部分においては補助線8aにより内部に吸収体が設けられていることを示した部分)においては、吸収体が伸縮しにくいことにより襞が形成されなくてもよい。
ここで、上記腰骨部5周辺の襞2は、図1に示したもののように、ウエスト開口部1からレッグ開口部4にまでつながるように長さのある空孔を保持して設けられることが好ましい。このように長さのある襞とすることで、おむつ内部が発汗などにより湿った状態になったときにも、良好な通気(換気)が行われ、例えば乳幼児の肌をサラッとした状態に保つことができる。
本実施形態1のおむつは、上述のようにおむつの機能を総合的に高めるよう襞を配設している。具体的には、液体が集中して排泄される箇所においては吸収体の液吸収性を妨げず、それ以外の肌触りや外観などがより重視される胴周り及び腰骨部に長く伸びる柔らかな襞を設け、しかも弾性部材の適切な配設により物品全体の伸縮性を向上させて優れた履き心地を実現している。すなわちパンツ型物品の立体構造を考慮し各部材の機能を高めるように襞を配設している。このようにパンツ型物品において求められる各特性を多面的に向上させる作用効果は、従来の通気性複合伸縮部材を単に部分的に取り付けたのでは得られない。
なお、本実施形態1においては、おむつ内側に伸縮シート6を用いたため弾性部材が収縮したときに高さのある襞は形成されず、例えば凹凸のない平滑な布面状態となる。このようにすることで、シート全体がソフトに肌に接し、通常の下着のような柔らかい布地の触感を実現することができる。そして、その伸縮性により適度な締め付け力が得られ、良好なフィット感が実現される。
ここで、図1のIIの周辺部を拡大して一部を切欠して示した図2の斜視図により、本実施形態1のおむつについてさらに詳しく説明する。本実施形態1のおむつにおいては、内層の伸縮シート6と外層の非伸縮シート7との間に弾性部材9が設けられ、弾性部材9を固定化しないように、すなわち弾性部材が非接合部を通るように、接合部21で両シートが間欠的に接合されている。そして、上述したように、上記の弾性部材9が収縮したとき内層の伸縮シート6はそれに伴って収縮するためそこに襞は形成されず平滑面となる。一方、外側の非伸縮シート7は収縮性がなく、しかも間欠的接合部と独立して遊動しうるため、上記弾性部材9の収縮によっても収縮せず、複数の前記間欠的接合部からなるシール線23を谷線とし該シール線間に稜線をなす、内部に空孔を保持しうる襞2が複数形成される。このときウエスト開口部等のおむつ縁部において良好な開口端24が形成されることが好ましく、そのために図示したもののように開口部24をシートの縁部に位置するエンボス21aをつなぐように配設することが好ましい。上記の良好な開口端24を得るためのシート縁部の処理については、後に図8を参照しながら詳述する。
両シート6及び7は間欠的に接合されているが、その接合は特に限定されず、接着剤などを用いずにエンボス接合することが好ましい。このようにすることで、シート材料の風合いを接着剤の硬化などにより損ねることがなく、良好な肌触りを維持することできる。そして、図2に示した形態においては、弾性部材9の長手方向(X方向)及びそれに直交する方向(Y方向)に間欠的に配された接合部(エンボス接合部)21が縦方向(Y方向)に並んでシール線23をなし、該シール線が各弾性部材9を横切るように列をなしている。このシール線23が襞2の谷線をなし、その列の間に稜線をなすよう良好な襞2が実現される(なお、本発明においては、このように襞の谷部をなしうるエンボス接合部の列をシール線という。)。シール線23の形態は良好な襞2が得られれば、本実施形態1のものに限られず、2つ以上の接合部のなす線であればよい。なお、接合部21は図示したもののように各弾性部材間に間断なく、直交した格子状に設けられていても、弾性部材の数本おきに間断的に設けられていてもよい。このとき、図示したもののように直線状のシール線23となる接合部21の配列であっても、曲線状のシール線や折れ線状のシール線をなす配列であってもよい。
ここで襞2についてさらに詳しく説明すると、例えば乳幼児がおむつを装着して運動(姿勢の変化や呼吸により腹囲が変動)したときにその形状が変化し、襞の長手方向の端部において両シートがなす開口端24から矢印26又はその逆方向に空気が出入りし、すなわち運動によってあたかも呼吸するように換気し、良好な通気性が得られる。また、このとき反対側にも開口端を有する貫通した筒状部を有する空洞を保持した襞であれば、矢印26の空気の流れが貫通して通じ、より良好な通気性が実現される。これにより、上述したように、おむつ内部の蒸れを防止することができ、乳幼児の肌を気触れなどから保護することができる。
シート7の緩やかな形状変化により形成される襞2は、例えば、図示したもののように断面半円弧状の凸曲面形状になる。その凸曲面は、伸縮方向に略直交し、例えば腰まわりに縦に(Y方向に)連続的に延びていることが好ましい。本実施形態のおむつにおいては、相隣接するシール線23の間に襞2が1本ずつ形成されており、その襞2は弾性部材9を越えて分断されることなく長く連続的に延びている。この長さのある襞2が多数並設されているので、全体として装飾的で優雅な外観が実現されている。
また、図2に示したとおり、弾性部材9は伸縮シート6と非伸縮シート7の谷部との間に挟まれており、両シートのいずれにも接合しておらず、弾性部材の伸縮とは独立して両シートが遊動しうる。そのため、シート材と弾性部材とを一体化接合した通常のギャザーに対し、剛性の増加を防止できると共に外力に対する襞の変形自由度が向上する。すなわち例えば、弾性部材がシート材に全面的もしくは間欠的に固着されている通常のギャザー構造においては、弾性部材の動きが拘束され、引張荷重−歪(S−S)曲線が急激に立ち上がってしまうことがあるが、本発明においてはそれが解消される。さらに、シート材の厚み方向にボリュームが出てクッション性が得られるため、例えば乳幼児が自分の腰骨部を触れたときや保護者が抱きかえるようなときにも、襞の表面に触れたときの当たりがやさしく柔らかである。
また、両シート6及び7は間欠的に接合されているため、接着剤使用量を抑制することができる。とくに本実施形態においては、両シートを熱融着により接合したため、接着剤使用量の低減効果は一層顕著である。また製造工程において材料数を低減することができるため、加工工数を低減することができ、製造工程を効率化しうる。さらにホットメルト部が少ないので、製品としたときに通気性や透湿性に優れる。
本発明のパンツ型物品においては、その周縁部にあたる部分では弾性部材9を両シート(6、7)の少なくとも一方に接着してもよく、例えば図1に示したおむつ10においてはレッグ開口部4の周縁部の一部で弾性部材9を両シート(6、7)に固定している。上記レッグ開口部4以外においても、上述した襞2の優れた作用を妨げない限り弾性部材を固定してもよい。例えば図1に示したものでは、さらに腰骨部5において弾性部材9を両シート(6、7)に固定している。一方、ウエスト開口部1付近の弾性部材はサイドシール部5以外に固定点のない態様となっている。本発明においては、弾性部材9に近接する2つ以上のエンボス接合部にわたり弾性部材が固定されていないことが好ましい。弾性部材の固定点の数をできるだけ減らすことにより、弾性部材及び伸縮シート本来の伸縮性をそのままおむつに利用することができ、良好なはき心地が得られる。とりわけ、本実施形態1のおむつ10においては、内層に伸縮シート6を用いたため、腹部から臀部にかけてその全体を面状にやさしく包み込み、均一にフィットするため、良好な装着感が得られる。
図3は、本実施形態1のおむつを内側から示すように展開した展開平面図である(同図では平面的に示すよう弾性部材が伸張した状態で、一部切欠して模式的に示している)。同図に示したように、本実施形態1のおむつは展張状態では略砂時計形状の平面シート状おむつ本体になる。この前身頃部33側を例えば乳幼児の腹側に、後ろ身頃部34側を背中側にして、おむつのY方向を腹から背中にかけて沿わせるようにして装着する。そしておむつのX方向は胴回り方向となり、周縁1aを連続させてウエスト開口部とする。
製造段階では、伸張させた状態でこのような平面シート状おむつ素材を作製し、谷折り部32でゆるやかに谷折りして、前身頃部33と後ろ身頃部34とを折り返す。そして、サイドシール部35を左右それぞれ貼り合わせて、図1に示した形態のパンツ型おむつ10にすることができる。
その他の部材を必要に応じて設けてもよく、例えば、吸収体8と内層シート6との間に防漏シート(図示せず)を設けることが好ましい。ただし、良好な通気性や見た目の美しさの点からは、レッグ開口部もしくはウエスト開口部に折り返しやレッグギャザーを設けないことが好ましい。
図3の展開図においては弾性部材9が内層シート6と外層シート7との間に設けられており、一部を切り欠いてその状態を示している。内層材シート6の上面には吸収体8が設けられている。このとき、図示したものでは、両シートを接合するように直交格子状にエンボス21を設けており、レッグ開口固定部の周縁4aの位置及びサイドシール部35の位置で弾性部材9が内層シート6及び外層シート7に固定さている。
図4は、図1に示した実施形態1のおむつのIV−IV線の断面を模式的に示した断面図である。同図に示したとおり、本実施形態1のおむつにおいては、矢印41で示された範囲、すなわち吸収体8の取り付けられた領域より外側のサイド部において、襞2が複数連設されている(なお、吸収体8を設けた部分にも、内層シート6及び外層シート7の伸縮性の差、吸収体8の変形の大きさによっては、小さな襞42が形成されうる。)。このとき襞2は、外層シート7と内層シート6との間に空孔74を保接しており、前記のとおり、これにより良好な通気性が得られる。本実施形態1のおむつにおいては、さらに、例えばおむつの外側に着衣をまとったときに、その着衣の輪郭79と外層シート7との間にも空孔75が形成され、それにより通気性が得られる。このように本実施形態1のおむつにおいては多様な通気態様をとり、良好な通気性が実現されるという利点を有する。
図5は、図4に示された襞2が形成された領域Vの周辺を拡大した断面図である。同図に示したとおり、この断面においては、内層の伸縮シート6と外層の非伸縮シート7とがエンボス接合部21により間欠的に接合されており、良好な襞が形成されている。
ここで図4における領域Vと同周上位置において、若干おむつの上方もしくは下方(図1のY方向)にずらした断面においては、エンボス接合部21はなく、弾性部材9が内層シート6と外層シート7との間に固定されずに配設されている部分がある。それにより弾性部材9は両シート(8、9)とは独立して遊動し、伸縮自在とされる。
図6は、本発明のパンツ型物品における別の好ましい実施形態としてのパンツ型おむつ(実施態様2)を模式的に示す斜視図である。本実施形態2のおむつ20において、内層シート76は非伸縮シートからなり、外層シート77は伸縮シートからなる。それにより、図示したように、装着状態で弾性部材(図示せず)が適度に収縮して、それに伴って非伸縮性の内層シート76には襞2が複数形成される。一方、外層シート77は弾性部材の収縮に伴って収縮するため大きな襞や皺は形成されず平坦な布地面状態となる。
すなわち、図6に示した本実施形態2のおむつは、図1に示した本実施形態1のおむつに対して伸縮シートと非伸縮シートとが、内側と外側とで反対に配置されている。そのため襞2の形成される位置も、図1のおむつ10(実施形態1)では外側であるのに対して、図6のおむつ20(実施形態2)においては内側となる。ただし、吸収体8を設けた位置に襞2が形成されにくいことは両実施形態ともに同様である。
本実施形態2(図6)のように、おむつの外側を襞のない状態とすることで通常の下着のようなすっきりした外観とすることができ、さわり心地や素材感も下着に近いものとなる。一方、おむつの内側については襞2が腰骨部周辺に多数設けられるため、運動時などに襞2に動きが生じて良好な通気性が得られることは本実施形態1(図1)のものと同様である。ただし、本実施形態2においては襞2がおむつ内側に設けられたため、そのクッション性により装着者(乳幼児)の肌への当りがソフトになり、後述するように人肌との間の空孔により一層良好な通気性が得られるという利点を有する。
このように本発明のパンツ型物品は、実施形態1(図1)のように襞2を外側に設けた態様とすることも、実施形態2(図6)のように襞2を内側に設けた態様とすることもできるため、使用者の多様なニーズにも適宜に応じた形態で提供しうるという特徴を有する。
図7は、図6に示したおむつにおけるVII―VII線断面を示した断面図である。この断面においては、外側シート77と内側シート76とがエンボス接合21により間欠的に接合されている。そして、左右の腰骨部5がサイドシールされたパンツ型おむつになっている。ここで、吸収体8の設置されていない矢印41で示された範囲においては襞2が複数内側に連設されている(ただし、装着状態で肌に当接したときには、通常この襞2は図示したものより圧迫され潰された状態となる。)。なお、上記VII―VII断面と異なる断面においては間欠的に設けた接合部がなく弾性部材が固定されずに配されている部分があることは、先に説明した本実施態様1のおむつと同様である。
このとき実施形態2のおむつにおいては、図7に示したように、両シート(76、77)間に空孔74が保持される。そして、さらに人体の輪郭73と内層シート76との間にも空孔72が保持される。これらの空孔(72、74)内の空気に動きが生じて、一層良好な通気性が実現される。
次に、本発明のパンツ型物品における弾性部材と接合部との関係についてさらに詳しく説明する。図8は、図3に示した実施形態1のおむつの展開図において領域VIIIを拡大して、一部を切欠して示す平面図である。本実施形態1においては、弾性部材9の長手方向(X方向)及びそれに直交する方向(Y方向)のそれぞれにおいて内層シートと外層シートとが、各接合部21において間欠的に互いに熱融着(接合)されている。そして弾性部材9は互いに平行に配されている。このように複数本の弾性部材が互いに平行に配されている場合、その部分のおむつの伸縮方向はX方向となり、シール線23はY方向に延びることとなる。ただし、この形態に限られず、例えば接合部5を直交する格子状に配列するのではなく、斜方格子状、千鳥状等に配列してもよい。
本実施形態1において、Y方向における熱融着部21のピッチP3は1〜40mmであることが好ましく、2〜15mmであることがより好ましい。各熱融着部21の長さL3は0.5〜20mmであることが好ましく、1〜10mmであることがより好ましい。前記ピッチP3と前記長さL3の比(P3/L3)は1.05〜80であることが好ましく、1.05〜15であることがより好ましい。
また、複数本の弾性部材に亙って連続して延びる襞を確実に形成させる観点から、接合部のピッチP2は1〜30mmであることが好ましく、2〜15mmであることがより好ましい。各接合部の長さL2は0.1〜5mmであることが好ましく、0.2〜1.5mmであることがより好ましい。前記ピッチP2と前記長さL2の比(P2/L2)は1.1〜300であることが好ましく、4〜100であることがより好ましい。
ここで、襞2(図1参照)を形成するシール線23は、弾性部材9の3本以上の長さに亙って連続していることが好ましい。1つのおむつ内の襞の本数は、前記接合部のピッチP2、P3や接合部の長さL2、L3及びピッチと長さの比(P2/L2)、(P3/L3)を考慮して、おむつの寸法や用途に応じて適宜に定めうる。また、1つのおむつに用いる弾性部材9の本数は、おむつのサイズ(着用者の体重と尿などの平均排泄量)やサイドシール長やレッグ開口部の形状に応じて適宜に定めうる。接合部21の形成パターンは適宜変更することができ、各接合部21の形状も矩形、長円、円、菱形等適宜の形状とすることができる。
なお、本実施形態1においては、図8に示したようにウエスト開口部をなす縁1aが縁部のエンボス接合部21aをつなぐように切断されている。このようにすることで、開口端となる端部61aの両わきが固定された良好な開口端24(図1及び図2参照)が得られる。
なお、ここで説明した弾性部材と接合部との関係における好ましい態様及びその範囲は実施形態2のおむつについても同様である。
本発明のパンツ型物品においては伸縮シートと非伸縮シートとが用いられるが、本発明において伸縮シートとは、シートの最大伸度が100%以上であり、該シートをその方向に伸度100%まで伸長させた後、収縮させた際に伸長回復率(100%伸張時の伸長回復率)が、少なくとも70%以上であるものを云う。最大伸度が100%以上である方向を複数有する場合は、そのうちの何れか1方向のみにおいて伸長回復率が70%以上であるときも、該当する。このようなシートをいう。非伸縮シートとはシートの最大伸度が50%にも満たず、伸長回復率も30%に満たないシートであり、実際にはわずかに伸張性は持つものの、伸長するとシート自体の破壊が生じるものである。破壊が起こった場合には元に復元することはできないため、回復率もほぼゼロに等しいシートをいう。
本発明のパンツ型物品に用いられる伸縮性シートは、例えば伸縮性の不織を用いることができる。具体的には例えば、弾性繊維層の少なくとも一面に、実質的に非弾性の非弾性繊維層が配され、両繊維層は、弾性繊維層の構成繊維が繊維形態を保った状態で、繊維交点の熱融着によって全面接合されており、非弾性繊維層の構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態、及び/又は、弾性繊維層の構成繊維の一部が非弾性繊維層に入り込んだ状態になっている伸縮性不織布が挙げられる。
この伸縮性不織布は、柔らかな風合いを有し、また十分な通気性を有するものであり、またべたつき感がなく、更に毛羽立ちの発生が抑えられる点で好ましい。この伸縮性不織布について図面を参照しながらさらに詳しく説明する。図9は上記伸縮性不織布の一実施形態を模式的に示す断面図である。この伸縮性不織布は、弾性繊維層91の両面に、同一の又は異なる、実質的に非弾性の非弾性繊維層92,93が積層されている。弾性繊維層91と、非弾性繊維層92,93とは、弾性繊維層91の構成繊維が繊維形態を保った状態で、繊維交点の熱融着によって全面で接合されている。つまり部分接合されている伸縮性不織布とは接合状態が異なっている。
弾性繊維層91と、非弾性繊維層92,93とが全面接合されているこの伸縮性不織布においては、弾性繊維層91と、非弾性繊維層92,93との界面及びその近傍において、弾性繊維層91の構成繊維と、非弾性繊維層92,93の構成繊維との交点が熱融着しており、実質的に全面で均一に接合されている。全面で接合されていることによって、弾性繊維層91と、非弾性繊維層92,93との間に浮きが生じること、つまり、両層が離間して空間が形成されることが防止される。両層間に浮きが生じると、弾性繊維層と非弾性繊維層との一体感がなくなり伸縮性不織布90の風合いが低下する傾向にあるが、そのようなことなく、あたかも一層の不織布ごとき一体感が得られる。
弾性繊維層91の構成繊維が繊維形態を保った状態とは、弾性繊維層91の構成繊維のほとんどが、熱や圧力等を付与された場合であっても、フィルム状、又はフィルム−繊維構造に変形していない状態をいう。弾性繊維層91の構成繊維が繊維形態を保った状態にあることで、十分な通気性が付与されるという利点がある。なお、上記伸縮性不織布には熱エンボス加工が施されて接合部が形成されることが好ましい。この接合部においては弾性繊維層91の構成繊維が、熱エンボス加工の条件によってはフィルム状又はフィルム−繊維構造となる場合がある。すなわち、弾性繊維層91は、その層内において、構成繊維の交点が熱融着していることが好ましい。同様に、非弾性繊維層92,93も、その層内において、構成繊維の交点が熱融着していることが好ましい。
2つの非弾性繊維層92,93のうちの少なくとも一方においては、その構成繊維の一部が弾性繊維層91に入り込んだ状態、及び/又は、弾性繊維層の構成繊維の一部が少なくとも一方の非弾性繊維層92,93に入り込んだ状態になっている。このような状態になっていることで、弾性繊維層91と、非弾性繊維層92,93との一体化が促進され、両層間に浮きが生じることが一層効果的に防止される。結果としてそれぞれの層の表面に追従した形で層と層が組み合わさっている状態となる。一方の非弾性繊維層の構成繊維は、その一部が弾性繊維層91に入り込み、そこにとどまっているか、或いは弾性繊維層91を突き抜けて、他方の非弾性繊維層にまで到達していてもよい。例えば、非弾性繊維層92,93において、2つの表面のうち弾性繊維層91に対向する側における表面繊維間を結ぶ面をマクロ的に想定したとき、この面から層の内側に形成される繊維空間に、弾性繊維層91の構成繊維の一部が入り込んでいる。また、弾性繊維層の2つの表面において、表面繊維間を結ぶ面をマクロ的に想定したとき、これらの面から層の内側に形成される繊維空間に、非弾性繊維層92,93の構成繊維の一部が入り込んでいる。特に、非弾性繊維層の構成繊維が弾性繊維層91に入り込み、そこにとどまっている場合、該構成繊維は、更に弾性繊維層91の構成繊維と交絡していることが好ましい。同様に、一方の非弾性繊維層の構成繊維が弾性繊維層91を突き抜けて、他方の非弾性繊維層にまで到達している場合には、該構成繊維は、他方の非弾性繊維層の構成繊維と交絡していることが好ましい。これは伸縮性不織布の厚み方向断面をSEMやマイクロスコープなどで観察した際に、層間において実質的に空間が形成されていないことで確認される。また、ここでいう「交絡」とは、繊維どうしが十分に絡み合っている状態を意味し、繊維層を単に重ね合わせただけの状態は交絡に含まれない。交絡しているか否かは、例えば次の方法で判断できる。繊維層を単に重ね合わせた状態から、繊維層を剥離するときに要する力を測定する。これとは別に、繊維層を重ね合わせ、それに熱融着を伴わないエアスルー法を適用した後に、繊維層を剥離する力を測定する。二つの力を比較して、両者間に実質的に差異が認められる場合には、交絡していると判断できる。
非弾性繊維層の構成繊維を、弾性繊維層に入り込ませる、及び/又は、弾性繊維層の構成繊維を非弾性繊維層に入り込ませるには、非弾性繊維層の構成繊維と弾性繊維層の構成繊維を熱融着させる処理前において非弾性繊維又は弾性繊維の少なくともどちらかがウエブ状態(熱融着していない状態)であることが好ましい。構成繊維を他の層に入り込ませる観点から、ウエブ状態である繊維層は、短繊維の方が長繊維に比べ自由度が高いことから好ましい。
非弾性繊維層の構成繊維を、弾性繊維層91に入り込ませる、及び/又は、弾性繊維層の構成繊維を非弾性繊維層に入り込ませるには、エアスルー法を用いることが好ましい。エアスルー法を用いることで、相対する繊維層に構成繊維を入り込ませ、また、相対する繊維層から構成繊維を入り込ませることが容易となる。またエアスルー法を用いることで非弾性繊維層の嵩高さを維持しつつ、非弾性繊維層の構成繊維を、弾性繊維層91に入り込ませることが容易となる。一方の非弾性繊維層の構成繊維を、弾性繊維層91を突き抜けさせて他方の非弾性繊維層にまで到達させる場合にも、同様にエアスルー法を用いることが好ましい。特に、ウエブ状態の非弾性繊維層を、弾性繊維層と積層して、エアスルー法を用いることが好ましい。この場合、弾性繊維層はその構成繊維同士が熱融着をしていてもよく熱融着していなくてもよい。更に、後述する製造方法において説明するように特定の条件下でエアスルー法を行うことで、また、熱風の通りをよくするため伸縮性不織布の通気性、特に弾性繊維層の通気度を高いものとすることで、繊維をより均一に入り込ませることができる。エアスルー法以外の方法、例えばスチームを吹きかける方法も使用することができる。また、スパンレース法、ニードルパンチ法などを用いることも可能であるが、その場合には非弾性繊維層の嵩高さが損なわれたり、不織布の表面に弾性繊維層の構成繊維が出てきてしまい、得られる伸縮性不織布の風合いが低下する傾向にある。
特に、非弾性繊維層の構成繊維が、弾性繊維層91の構成繊維と交絡している場合にはエアスルー法のみによって交絡していることが好ましい。
エアスルー法によって繊維を交絡させるためには、気体の吹きつけ圧、吹きつけ速度、繊維層の坪量や厚み、繊維層の搬送速度等を適切に調整すればよい。通常のエアスルー不織布を製造するための条件を採用しただけでは、非弾性繊維層の構成繊維と弾性繊維層91の構成繊維とを交絡させることはできない。後述する製造方法において説明するように、特定の条件下でエアスルー法を行うことによって、目的の伸縮性不織布が得られる。
エアスルー法では一般に、所定温度に加熱された気体を、繊維層の厚み方向に貫通させている。その場合には、繊維の交絡及び繊維交点の融着が同時に起こる。しかし、エアスルー法によって各層内の構成繊維間で繊維交点を融着させることは必須ではない。換言すれば、エアスルー法は、非弾性繊維層の構成繊維を、弾性繊維層91に入り込ませるために、或いは、該構成繊維を弾性繊維層91の構成繊維と交絡させ、そして、非弾性繊維層の構成繊維と弾性繊維層91の構成繊維とを熱融着させるために必要な操作である。また、繊維が入り込む方向は、加熱された気体の通過方向と非弾性繊維層と弾性繊維層との位置関係によって変わる。非弾性繊維層は、エアスルー法によって、その構成繊維どうしが繊維交点で融着されたエアスルー不織布となることが好ましい。
以上の説明から明らかなように、上記の伸縮性不織布の好ましい形態においては、実質的に非弾性のエアスルー不織布の厚み方向内部に、構成繊維が繊維形態を保った状態の弾性繊維層91が含まれており、該エアスルー不織布の構成繊維の一部が弾性繊維層91に入り込んだ状態、及び/又は、弾性繊維層91の構成繊維の一部が非弾性繊維層に入り込んだ状態になっている。更に好ましい形態においては、エアスルー不織布の構成繊維の一部が弾性繊維層91の構成繊維とエアスルー法によってのみ交絡している。弾性繊維層91がエアスルー不織布の内部に含まれていることによって、弾性繊維層91の構成繊維は、実質的に伸縮性不織布の表面には存在しないことになる。このことは、弾性繊維に特有のべたつき感が生じない点から好ましいものである。
弾性繊維層91は、伸ばすことができ且つ伸ばした力から解放したときに収縮する性質を有するものである。弾性繊維層91は、少なくとも面と平行な一方向において、100%伸長後に収縮させたときの残留歪みが20%以下、特に10%以下であることが好ましい。この値は、少なくとも、MD方向及びCD方向の何れか一方において満足することが好ましく、両方向において満足することがより好ましい。
弾性繊維層91は、弾性を有する繊維の集合体である。もっとも、弾性繊維層91の伸縮弾性を損なわない限りにおいて、非弾性繊維が少量含まれていてもよい。弾性を有する繊維は連続繊維でもよく、或いは短繊維でもよい。弾性を有する繊維の成形方法には、例えば溶融した樹脂をノズル孔より押し出し、二の押し出された溶融状態の樹脂を熱風により伸長させることによって繊維を細くするメルトブローン法と、半溶融状態の樹脂を冷風や機械的ドロー比によって延伸するスパンボンド法がある。また、溶融紡糸法の一種であるスピニングブローン法がある。
また、弾性繊維層91は、弾性を有する繊維からなるウエブや不織布の形態であり得る。例えば、スピニングブローン法、スパンボンド法、メルトブローン法等によって形成されたウエブや不織布であり得る。特に好ましくは、弾性繊維層91はスピニングブローン法で得られたウエブである。
スピニングブローン法においては、溶融ポリマーの吐出ノズルの先端近辺に、一対の熱風吐出部を、前記ノズルを中心に対向配置し、その下流に一対の冷風吐出部を、前記ノズルを中心に対向配置した紡糸ダイを用いる。スピニングブローン法によれば、溶融繊維の熱風による伸長と、冷風による冷延伸とが連続的に行われるので、伸縮性繊維の成形を容易に行えるという利点がある。また、繊維が緻密になりすぎず、短繊維に類した太さの伸縮性繊維を成形できるので、通気性の高い不織布が得られるという利点もある。更にスピニングブローン法によれば、連続フィラメントのウエブを得ることができる。連続フィラメントのウエブは、短繊維のウエブに比較して高伸長時の破断が起こりにくく、弾性を発現させやすいことから有利である。
スピニングブローン法に用いられる紡糸ダイとしては、例えば特公昭43−30017号公報の図1に記載されているもの、特開昭62−90361公報の図2に記載されているもの、特開平3−174008号公報の図2に記載されているものを用いることができる。更に、特開平3−174008号公報の図2に示されるものや、特許第3335949号公報の図1ないし図3に示されるものを用いることができる。紡糸ダイより続出された繊維は捕集ネットコンベア上に堆積される。
弾性繊維層91の構成繊維としては、例えば熱可塑性エラストマーやゴムなどを原料とする繊維を用いることができる。特に熱可塑性エラストマーを原料とする繊維は、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られた繊維は熱融着させやすいので、エアスルー不織布を基本構成とする本実施形態の伸縮性不織布に好適である。熱可塑性エラストマーとしては、SBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーを挙げることができる。これらは一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。またこれらの樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。特にスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、又はそれらを組み合わせて用いることが、弾性繊維の成形性、伸縮特性、コストの面で好ましい。
非弾性繊維層92,93は、伸長性を有するが、実質的に非弾性のものである。ここでいう、伸長性は、構成繊維自体が伸長する場合と、構成繊維自体は伸長しなくても、繊維どうしの交点において熱融着していた両繊維どうしが離れたり、繊維どうしの熱融着等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、繊維層全体として伸長する場合の何れであってもよい。
非弾性繊維層92,93を構成する繊維としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル(PETやPBT)、ポリアミド等からなる繊維等が挙げられる。非弾性繊維層92,93を構成する繊維は、短繊維でも長繊維でもよく、親水性でも機水性でもよい。また、芯鞘型又はサイド・バイ・サイドの複合繊維、分割繊維、異形断面繊維、捲縮繊維、熱収縮繊維等を用いることもできる。これらの繊維は一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。非弾性繊維層92,93は、連続フィラメント又は短繊維のウエブ又は不織布であり得る。特に、短繊維のウエブであることが、厚みのある嵩高な非弾性繊維層92,93を形成し得る点から好ましい。2つの非弾性繊維層92,93は、構成繊維の材料、坪量、厚み等に関して同じであってもよく、或いは異なっていてもよい。芯鞘型の複合繊維の場合、芯がPET、PP、鞘が低融点PET、PP・PEが好ましい。特にこれらの複合繊維を用いると、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー等を好ましく含む弾性繊維層の構成繊維との熱融着が強くなり、層剥離が起こりにくい点で好ましい。
2つの非弾性繊維層92,93のうち少なくとも一方は、その厚みが弾性繊維層91の厚みの1.2〜20倍、特に1.5〜5倍になっていることが好ましい。一方、坪量に関しては、2つの非弾性繊維層92,93のうち少なくとも一方は、その坪量よりも弾性繊維層の坪量の方が高くなっていることが好ましい。換言すれば、非弾性繊維層は、弾性繊維層よりも厚く且つ坪量が小さいことが好ましい。厚みと坪量とがこのような関係になっていることで、非弾性繊維層は、弾性繊維層に比較して厚みのある嵩高なものとなる。その結果・伸縮性不織布は柔らかで風合いの良好なものとなる。
非弾性繊維層92,93の厚みそのものに関しては、0.05〜5mm、特に0.1〜1mmであることが好ましい。一方、弾性繊維層91の厚みそのものに関しては、非弾性繊維層92,93の厚みよりも小さいことが好ましく、具体的には0.01〜2mm、特に0.1〜0.5mmであることが好ましい。厚みの測定は伸縮性不織布断面をマイクロスコープにより50〜200倍の倍率で観察し、各視野において平均厚みをそれぞれ求め、3視野の厚みの平均値として求めることができる。
非弾性繊維層2,3の坪量そのものに関しては、弾性繊維層の表面を均一に覆う観点及び残留歪みの観点から、それぞれ1〜60g/m、特に5〜15g/mであることが好ましい。一方、弾性繊維層91の坪量そのものに関しては、伸縮特性及び残留歪みの観点から、非弾性繊維層92,93の坪量よりも大きいことが好ましい。具体的には5〜80g/m、特に20〜40g/mであることが好ましい。
構成繊維の繊維径に関し、弾性繊維層91の構成繊維の繊維径は、少なくとも一方の非弾性繊維層92,93の構成繊維の繊維径の1.2〜5倍、特に1.2〜2.5倍であることが好ましい。これに加えて弾性繊維層91の構成繊維は、通気性及び伸縮特性の観点から、その繊維径が5μm以上、特に10μm以上が好ましく、100μm以下、特に40μm以下であることが好ましい。一方、非弾性繊維層92,93の構成繊維は、その繊維径が1〜30μm、特に10〜20μmであることが好ましい。つまり、非弾性繊維層92,93の構成繊維としては、弾性繊維層91の構成繊維よりも細めのものを用いることが好ましい。これによって、不織布の表層に位置する非弾性繊維層92,93の構成繊維の融着点が増加する。融着点の増加は、伸縮性不織布の毛羽立ち発生の防止に有効である。更に、細めの繊維を用いることで肌触りの良い伸縮性不織布が得られる。
上記の伸縮性不織布90には、非弾性繊維層92,93に、微小な凹部が形成されていることが好ましい。これによって、伸縮性不織布は、その断面が、微視的には波形形状になっている。この波形形状は、通常伸縮性不織布の延伸加工によって生じるものである。この波形形状は、伸縮性不織布に伸縮性を付与した結果生じるものであり、不織布の風合いそのものに大きな悪影響を及ぼすものではない。むしろ、より柔らかで良好な不織布が得られる点から有利である。
上記の伸縮性不織布90にはエンボス加工が施されていてもよい。エンボス加工は、弾性繊維層91と非弾性繊維層92,93との接合強度を一層高める目的で行われる。従って、エアスルー法によって弾性繊維層91と非弾性繊維層92及び93とを十分に接合できれば、エンボス加工を行う必要はない。なお、エンボス加工は構成繊維どうしを接合させるが、エアスルー法と異なり、エンボス加工によっては構成繊維どうしは交絡しない。
上記の伸縮性不織布90は、その面内方向の少なくとも一方向に伸縮性を有する。面内のすべての方向に伸縮性を有していてもよい。その場合には、方向によって伸縮性の程度が異なることは妨げられない。伸縮する方向に関し伸縮性の程度は100%伸長時の荷重が20〜500cN/25mmであることが好ましく、特に40〜150cN/25mmであることがより好ましい。また100%伸長状態から収縮させたときの残留歪みが15%以下であることが好ましく、10%以下であることがより好ましい。
本発明のパンツ型物品において伸縮シートの厚さは特に限定されないが、0.2〜2.0mmであることが好ましい。伸縮シートの坪量についても特に限定されないが、15〜80g/mであることが好ましい。また、本発明のパンツ型物品においては、特願2006−119842号明細書に記載された伸縮性織布を用いることも好ましい。
本発明のパンツ型物品に用いられる非伸縮シートとしては、通常の不織布を用いることができる。不織布としては、それぞれ、例えばエアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の各種製法による不織布、織布、編布、樹脂フィルム等が挙げられ、これらを積層一体化させてなるシート材等を用いることができる。
感触の良い柔軟な襞を規則的に配列させ、装飾的な美観を合わせて付与する観点から、非伸縮シート材の形成材料は(特に肌に当接させる態様で用いることを考慮すると)、エアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等であることが好ましい。
非伸縮シ−トが弾性部材の収縮に対して変形することで襞を成形するため、このシートの剛性を襞の成形性・クッション性に適したものとすることが好ましい。ここで剛性はシート材料の座屈強度によって表すことができる。不織布の座屈強度としては100cN以下であることが好ましく、70cN以下とすることがより好ましい。ここで、座屈強度は、下記に示すように、テンシロン万能試験装置(オリエンテック社製)の圧縮試験モードにより測定される。
座屈強度試験法(CD):
機械流れ方向(MD)に150mm、機械流れ方向と直交する方向(CD)に30mmの長方形の試験片を取り、直径45mmの円筒を作り、重なり合った部分の上端と下端とをホッチキス等で止め測定サンプルとする。これを、テンシロン万能試験装置の圧縮試験モードにより、測定環境20℃、65%RH、測定条件としては、圧縮速度10mm/min、測定距離20mmで測定を行う。サンプルを20mm圧縮した時の最大強度を各サンプルについて測定し、その平均値を求め、これを座屈強度とする。
非伸縮シートの坪量としては、5〜50g/mであることが好ましく、18〜30g/mであることがより好ましい。そうした坪量の不織布の座屈強度は、CD方向では50cN以下であることが好ましく、30cN以下であることがより好ましい。MD方向では、70cN以下であることが好ましく、50cN以下であることがより好ましい。
また、非伸縮シートは、熱融着による接合を容易にする観点から、その形成素材(不織布の場合の繊維、樹脂フィルムの材料等)が熱融着性の樹脂からなることが好ましく、熱融着性の樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。不織布等を構成する繊維は、表面のみが熱融着性の樹脂からなる芯鞘型の複合繊維等であってもよい。
弾性部材の材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる通常の弾性材料を用いることができ、例えば素材としては、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができ、形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状ないし紐状(平ゴム等)のもの、或いはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
本発明のパンツ型物品においては、襞の断面形状を良好な凸形状にするために所要の伸長倍率と伸縮応力を有する弾性部材を用いることが好ましい。弾性部材の伸長状態は、伸長率20〜1000%の伸長状態で設けられることが好ましく、50〜400%の伸長状態であることがより好ましい。そのような伸長状態で弾性部材を設け、脱力したときに弾性部材が収縮すると、収縮した部分の不織布が余り、非収縮シートの熱融着した面とは反対側に断面が凸形状に変形した襞を形成することができる。
襞の高さは上述のようにして調節することができ、接合部パターン、接合間隔、材料、及び弾性部材の選択などにより任意に設計することができる。この襞の高さは、好ましくは片側1〜15mm程度である。襞を高くするためには、相隣接する接合部の間隔を所定の寸法だけ確保し、その間隔が詰まるだけの伸縮伸長倍率と凸形状の稜が形成させることで、ボリューム感のある柔らかい襞とすることができる。襞の片側の高さがhのものをつくるとき、このとき接合部の間隔は最低でも2×hとすることが必要であり、間隔が2×hの最低値の場合に弾性部材は相隣接する接合部が隣接するくらい収縮することが必要である。
好ましい弾性部材の一つに、天然ゴム(または合成ゴム)がある。天然ゴム(合成ゴム)としては、厚みが0.05〜1.5mm、幅が0.2〜5mmであって、断面積にもよるが代表的な断面積として0.35mm厚みの0.91mm幅の単糸の100%伸長時の応力が1〜70gf程度、好ましくは1〜40gf程度、特に好ましくは1〜30gf程度の低モジュラスの弾性部材が好ましい。
他の好ましい弾性部材に、ポリウレタンのスパンデックス弾性繊維がある。単糸のサイズが10〜3360デニールのもの、特に好ましくは70〜1120デニールのものが用いられる。デニールは糸の太さを表す単位であり、9000mで1gある糸を1デニールと呼ぶ。このスパンデックス弾性繊維を30〜500%に伸長したものを複数本用いる。
上記に挙げた低モジュラスの弾性部材の単糸を、好ましくは100%以上、特に好ましくは200%以上の高伸長倍率で複数本配置することにより、柔らかく伸縮する美しい襞を有する構造を得ることができる。
次に、上記の優れたパンツ型物品の好ましい製造方について説明する。
図10は上記パンツ型物品の製造方法の好ましい態様における一部の工程を模式的に示す斜視図である(ただし、本製造方法はこれにより限定して解釈されるものではない。)。同図に示すように、まず、長手方向に伸張させた非伸縮シート反102と長手方向に伸張させた伸縮シート反101とを、その両者の間に長手方向に伸張させた複数の弾性部材103を挟み込みながら供給する(本製造方法において伸張させた状態とは、伸縮性材料を伸張させた状態及び非伸縮性材料を伸展させた状態を含む意味に用いる。)。このとき図示したもののようにガイドロール121a及び121b間に供給することが好ましい。なお、図10では弾性部材103をガイドロール121a及び121bを通過した後いくらかの範囲において点線で示しているが、他の部材との関係でその後は描出しない。このようなシート送り方向120に対する伸張状態は、後に切断位置114で切断され個々のおむつ130になるまで終始維持される。そのようにすることで、切り離され個々のおむつ130とされたときに伸張状態から開放され、例えば自然形状になったときに、非伸縮シート側に良好な襞が形成される。
次に、前記弾性部材103の通らない位置で、前記非伸縮シート反102と伸縮シート反101とを、エンボスロール122aにより間欠的に接合して接合部105を設け複合シートとする。ここでエンボスロール122aは受けロール122bと組み合わせて用いてもよい。なお、図10では接合部105を、エンボスロール122aを通過した後いくらかの範囲で示しているが、他の部材との関係でその後は描出していない。
次に、防漏シート(図示せず)及び/又はその上に設ける吸収体108の長手方向を前記複合シート104の幅方向に向けて取り付け位置106に設置する。それと同時に、又はその前もしくは後に、取り付け位置106の間のレッグ開口部切除線107に沿って切除し、レッグ開口部109を設ける。
ここで、パンツ型おむつとして得るため、前記複合シート104をその両縁(111、112)が一致するよう、かつ、前記吸収体が設けられていない方が外側になるように、領域Zに示したように流れ方向120に平行に2つに折り畳む(領域Zにおける折りたたみ態様は、折り畳むことを説明するよう模式的に示したものであり、実際に折り畳んだ形態ではない。)。そして、2つ折りにされた複合シートにおける前記レッグ開口部を分断する位置116で、前記両シート反(101、102)、弾性部材103、及び該複合シートの重ねあわされた当接面を接合する。この接合領域116が個々のおむつにおいてはサードシール部(図1の腰骨部5参照)となる。さらに、上記開口部を分断する線114において切断し、個々のパンツ型おむつ130を連続して得ることができる。
ここで、図10に示した態様においては、前記伸縮シート反101の上に防漏シート及び/又は吸収体を設け、おむつ外側となる非伸縮シート反側に前記の良好な襞を形成する。これとは異なる態様として、非伸縮シート反102の上に吸収体等を設け、それを内側にして折り畳み、おむつ内側に前記の襞を形成することもできる。すなわち図10に示した工程でいうと、非伸縮シート反102と伸縮シート101とを上下に入れ替えた態様としてもよい。このようにして、個々の要望に応じて、おむつの外側に襞を設ける形態と、内側に襞を設ける形態とを造り分けることができる。
このように、製造方法によれば、良好な襞を内側もしくは外側に造り分け、連続した工程により効率的且つ経済的に有するパンツ型物品を生産することができる。
本発明のパンツ型物品の好ましい実施形態を模式的に示す斜視図である。 図1の領域IIの周辺を拡大し一部を切欠して示す斜視図である。 図1のおむつの内側を展張して展開した状態を一部切欠して模式的に示す平面図である。 図1のIV−IV線断面を示す断面図である。 図4の領域Vの周辺を拡大して示す断面図である。 本発明のパンツ型物品の別の好ましい実施形態を模式的に示す斜視図である。 図6のVII−VII線断面を示す断面図である。 図3の展開平面図の領域VIIIの周辺を拡大し一部を切欠して模式的に示す平面図である。 伸縮性不織布の一実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明のパンツ型物品の製造方法の好ましい実施態様を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
1 ウエスト開口部
1a ウエスト開口部の縁
2 襞
4 レッグ開口部
4a レッグ開口部の縁
5 腰骨部(サイドシール部)
6 内層シート(伸縮シート)
7 外層シート(非伸縮シート)
8 吸収体
8a 吸収体取り付け位置
9 弾性部材
10、20 パンツ型おむつ
21 接合部(エンボス接合部)
21a おむつ縁部の接合部
23 シール線
24 開口端
26 空気の流れ
33 前身頃
34 後ろ身頃
35 サイドシール部
41 サイド部示す矢印
61a ウエスト開口部の開口端となる端部
72 内層シートと人体との間の空孔
73 人体の輪郭
74 両シート間の空孔
75 外層シートと着衣との間の空孔
76 内層シート(非伸縮シート)
78 外層シート(伸縮シート)
79 着衣の輪郭
91 弾性繊維層
92、93 非弾性繊維層
101 伸縮シート反
102 非伸縮シート反
103 弾性部材
104 複合シート反
105 エンボス(接合部)
106 吸収体等取り付け位置
107 開口部切除線
108 吸収体
109 レッグ開口部
111、112 複合シート反の縁部
114 切断線(開口部を分断する線)
116 接合領域
121a、121b ガイドロール
122a エンボスロール
122b 受けロール
130 おむつ(パンツ型おむつ)

Claims (4)

  1. 外包体にウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を設け、内層シートの上面に吸収体を設けたパンツ型物品であって、
    前記外包体が、接合部で両者を間欠的に接合した伸縮シート及び非伸縮シートと、前記両シート間の非接合部に配設して独立伸縮自在とした複数の弾性部材とを有し、
    該弾性部材を収縮させたとき、前記両シート間の内部に空孔を保持する襞が、前記非伸縮シート側に複数形成されるようにし、かつ、伸縮しにくい前記吸収体を設けた部分の伸縮シートが収縮しにくくこの吸収体を設けた部分の襞よりも、前記吸収体の設置されていない範囲において形成される襞が大きいことを特徴とするパンツ型物品。
  2. 前記伸縮シートを内側に、前記非伸縮シートを外側に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパンツ型物品。
  3. 前記伸縮シートを外側に、前記非伸縮シートを内側に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパンツ型物品。
  4. 前記弾性部材が、近接する2つ以上の前記接合部の間にわたって前記両シートに未固定であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツ型物品。
JP2006338242A 2006-12-15 2006-12-15 パンツ型物品 Active JP4902334B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006338242A JP4902334B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 パンツ型物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006338242A JP4902334B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 パンツ型物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008148834A JP2008148834A (ja) 2008-07-03
JP4902334B2 true JP4902334B2 (ja) 2012-03-21

Family

ID=39651702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006338242A Active JP4902334B2 (ja) 2006-12-15 2006-12-15 パンツ型物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4902334B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108348359A (zh) * 2015-09-02 2018-07-31 尤妮佳股份有限公司 吸收性物品的复合片制造方法、吸收性物品的复合片制造装置以及吸收性物品的复合片

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5209413B2 (ja) * 2008-08-22 2013-06-12 花王株式会社 吸収性物品
JP5173734B2 (ja) * 2008-10-23 2013-04-03 花王株式会社 使い捨ておむつ
JP5430178B2 (ja) * 2009-03-03 2014-02-26 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
JP5374242B2 (ja) * 2009-06-09 2013-12-25 花王株式会社 吸収性物品
JP5308242B2 (ja) * 2009-06-09 2013-10-09 花王株式会社 吸収性物品
JP5426340B2 (ja) * 2009-12-02 2014-02-26 花王株式会社 着用物品の製造方法
JP5674345B2 (ja) * 2010-06-11 2015-02-25 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ての着用物品
JP5691254B2 (ja) * 2010-06-21 2015-04-01 王子ホールディングス株式会社 吸収性物品用積層シートの製造方法、吸収性物品用積層シート及び吸収性物品
JP5862159B2 (ja) * 2011-09-26 2016-02-16 王子ホールディングス株式会社 ベルト型使い捨ておむつ
JP5573806B2 (ja) * 2011-09-29 2014-08-20 王子ホールディングス株式会社 使い捨ておむつ
JP5709720B2 (ja) 2011-10-12 2015-04-30 ユニ・チャーム株式会社 複合伸縮性材料およびその製造方法
JP5931473B2 (ja) * 2012-01-30 2016-06-08 大王製紙株式会社 テープタイプ使い捨ておむつ
JP5783951B2 (ja) 2012-04-27 2015-09-24 ユニ・チャーム株式会社 複合シートおよび複合シートの製造方法
RU2632290C2 (ru) * 2012-05-15 2017-10-03 Дзе Проктер Энд Гэмбл Компани Абсорбирующие изделия с текстурированными областями
JP6080292B2 (ja) * 2012-11-16 2017-02-15 花王株式会社 使い捨ておむつ
JP6220661B2 (ja) * 2013-12-13 2017-10-25 花王株式会社 パンツ型吸収性物品
JP5980250B2 (ja) * 2014-02-06 2016-08-31 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両
JP2015150132A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てのパンツ型おむつ
JP2015150131A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てのパンツ型おむつ
JP6442331B2 (ja) * 2014-03-25 2018-12-19 花王株式会社 吸収性物品
JP5951679B2 (ja) * 2014-05-14 2016-07-13 株式会社デサント 衣料
JP6389421B2 (ja) * 2014-11-19 2018-09-12 株式会社リブドゥコーポレーション 使い捨ておむつ
JP6426756B2 (ja) * 2014-12-26 2018-11-21 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
JP6442308B2 (ja) * 2015-02-03 2018-12-19 花王株式会社 テープ型使い捨ておむつ
JP6415401B2 (ja) * 2015-06-26 2018-10-31 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ての着用物品
JP7118704B2 (ja) * 2018-04-02 2022-08-16 花王株式会社 パンツ型吸収性物品
JP7350518B2 (ja) * 2019-05-29 2023-09-26 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型吸収性物品
JP7474665B2 (ja) 2020-09-17 2024-04-25 花王株式会社 吸収性物品

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3581373B2 (ja) * 1992-08-07 2004-10-27 王子製紙株式会社 パンツ型の使い捨ておむつ及びその製法
JP3667353B2 (ja) * 1992-08-13 2005-07-06 株式会社日本吸収体技術研究所 液体不透過性保護用品
JP3340032B2 (ja) * 1996-09-30 2002-10-28 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
JP3883530B2 (ja) * 2003-09-08 2007-02-21 花王株式会社 複合伸縮部材及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108348359A (zh) * 2015-09-02 2018-07-31 尤妮佳股份有限公司 吸收性物品的复合片制造方法、吸收性物品的复合片制造装置以及吸收性物品的复合片
CN108348359B (zh) * 2015-09-02 2021-02-12 尤妮佳股份有限公司 吸收性物品的复合片制造方法、吸收性物品的复合片制造装置以及吸收性物品的复合片

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008148834A (ja) 2008-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4902334B2 (ja) パンツ型物品
JP4994027B2 (ja) パンツ型物品及びその製造方法
KR101321837B1 (ko) 신축성부직포 및 그 제조방법
JP6050969B2 (ja) パンツ型着用物品およびその製造方法
JP5363015B2 (ja) 着用物品の製造方法
JP4889439B2 (ja) 伸縮性不織布
EP1066957B1 (en) Process for making elastically stretchable composite sheet
JP4841475B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
WO2013161983A1 (ja) 複合シートおよび複合シートの製造方法
KR20090083419A (ko) 흡수성 물품
JP5374242B2 (ja) 吸収性物品
JP5075564B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP4535771B2 (ja) 複合伸縮部材及びその製造方法
JP4986596B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP4322140B2 (ja) 複合伸縮部材及びその製造方法
JP2019170831A (ja) パンツタイプ使い捨て着用物品
JP2016154654A (ja) パンツ型吸収性物品
JP2008106375A (ja) 伸縮性不織布
JP4633020B2 (ja) パンツ型使い捨て吸収性物品の製造方法
JP5149117B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP2016158799A (ja) パンツ型吸収性物品
JP4540601B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP2019180486A (ja) パンツ型吸収性物品
JP5250372B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP2007321287A (ja) 伸縮性不織布

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081211

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110712

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111228

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4902334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150113

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250