JP2015150132A - 使い捨てのパンツ型おむつ - Google Patents

使い捨てのパンツ型おむつ Download PDF

Info

Publication number
JP2015150132A
JP2015150132A JP2014025399A JP2014025399A JP2015150132A JP 2015150132 A JP2015150132 A JP 2015150132A JP 2014025399 A JP2014025399 A JP 2014025399A JP 2014025399 A JP2014025399 A JP 2014025399A JP 2015150132 A JP2015150132 A JP 2015150132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body fluid
sheet
diaper
covering portion
fluid absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014025399A
Other languages
English (en)
Inventor
大坪 俊文
Toshibumi Otsubo
俊文 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2014025399A priority Critical patent/JP2015150132A/ja
Priority to PCT/JP2014/082473 priority patent/WO2015122085A1/ja
Priority to TW104104414A priority patent/TW201542181A/zh
Publication of JP2015150132A publication Critical patent/JP2015150132A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/53Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium
    • A61F13/539Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium characterised by the connection of the absorbent layers with each other or with the outer layers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/51Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the outer layers
    • A61F13/514Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin
    • A61F13/51456Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin characterised by its properties
    • A61F13/51464Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin characterised by its properties being stretchable or elastomeric
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/51Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the outer layers
    • A61F13/514Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin
    • A61F13/51474Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin characterised by its structure
    • A61F13/51476Backsheet, i.e. the impermeable cover or layer furthest from the skin characterised by its structure being three-dimensional, e.g. embossed, textured, pleated, or with three-dimensional features, like gathers or loops

Abstract

【課題】体液吸収部の外面が濡れていると感じさせることのない使い捨てのパンツ型おむつの提供。【解決手段】使い捨てパンツ型おむつ10が被覆部15と体液吸収部20とを有する。体液吸収部20は、外面側に不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルム39aを含み、被覆部15における前胴回り域12と後胴回り域13との内面18に接合する。体液吸収部20はまた、横方向Bにおける中央部20aの少なくとも一部分と両側部20bとが被覆部15の股下域14に対して非接合の状態にあって横方向Bにおいてつながっている。被覆部15は、横方向Bにおいて弾性的な伸長と収縮とを反復可能なシート状部材30の収縮によってギャザー40が形成される。【選択図】図2

Description

この発明は、使い捨てのパンツ型おむつに関する。
使い捨てのパンツ型おむつにおいて、吸収体と呼ばれることのある体液吸収部の外面側に不透液性プラスチックフィルムが使用されることは周知である。また、そのプラスチックフィルムとして透湿性のものが使用されることも周知である。
例えば、特開2002−35022号公報(特許文献1)に記載の使い捨て紙おむつでは、紙おむつ本体の外面が防水フィルムで形成されている。その防水フィルムには、プラスチック製の不透液性シートや透湿性シートが使用されている。
特開平11−158303号公報(特許文献2)には、透湿フィルムおよびそれを用いた吸収性物品が記載されている。この透湿フィルムは、0.4〜4.0g/100cm・hの透湿度と100mm・HO以上の耐水圧とを有している。
特開2002−35022号公報 特開平11−158303号公報
使い捨てのパンツ型おむつにおける体液吸収部の外面が従来技術の透湿性シートや透湿フィルムで形成されている場合、体液吸収部に含まれる水分を水蒸気の形で体液吸収部の外へ逃がすことによって、おむつを着用しているときに感じる蒸れを軽減することができる。しかし、そのシートやフィルムは、透湿性が高くなるほどそのシートやフィルムを透過した水蒸気によって生じる凝縮水の量が多くなり、シートやフィルムの表面が凝縮水で濡れた状態になることがある。そのような状態は、おむつをはかせた母親等に対して、おむつに吸収され、保持されているべき尿がおむつの外へにじみ出たという印象を与えることがある。
この発明は、母親等にそのような印象を与えることがないように改良された使い捨てのパンツ型おむつの提供を課題にしている。
前記課題を解決するためのこの発明が対象とするのは、互いに直交する縦方向と横方向と前後方向とを有し、前胴回り域と後胴回り域と股下域とによってパンツ型の被覆部が形成され、前記被覆部が内面と外面とを有し、前記内面には、前記股下域から前記前胴回り域と前記後胴回り域とにまで延びていて体液吸収性の芯材を含む体液吸収部が取り付けられている使い捨てのパンツ型おむつである。
この発明が特徴とするところは、以下のとおりである。前記被覆部は、前記横方向において弾性的な伸長と収縮とを反復可能なシート状部材を含み、前記シート状部材が収縮した状態にあるときに、前記シート状部材における前記外面には前記縦方向へ延びるギャザーが多数形成されている。前記体液吸収部は前記被覆部の前記内面と向かい合う外面側とその反対側である内面側とを有し、前記外面側では前記芯材が不透液性シート状部材によって覆われていて、前記不透液性シート状部材が不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムを少なくとも含み、前記体液吸収部はまた、前記被覆部の前記前胴回り域と前記後胴回り域と前記股下域とのうちの少なくとも前記前胴回り域と前記後胴回り域との前記内面に対して接合する一方、前記股下域の前記内面に対しては、前記横方向における中央部のうちの少なくとも一部分と前記横方向における両側部とにおいて非接合の状態にあって、前記一部分と前記両側部とが前記横方向において前記非接合の状態でつながっている。
この発明に係る使い捨てのパンツ型おむつの体液吸収部は、両端部が被覆部の前胴回り域と後胴回り域との内面に接合する一方、両端部の間の部分は横方向における中央部の少なくとも一部分と両側部とが被覆部の股下域に対して非接合の状態にあるから、被覆部と体液吸収部との間には間隙が形成され、体液吸収部における透湿性フィルムを透過した水蒸気がフィルムの表面で凝縮しても、凝縮で生じた水滴が母親等の眼に見えたり、おむつにふれる手を濡らしたりするということがない。また、被覆部では、シート状部材の収縮によってシート状部材の外面にギャザーが生じる。そのギャザーに含まれた空気は、透湿性フィルムを透過した水蒸気の凝縮を妨げる保温層として作用することが可能である。また、被覆部と体液吸収部との間に形成される間隙は、その保温層で覆われた状態にあって、水蒸気の凝縮を妨げながら水蒸気を拡散させることができる。被覆部と体液吸収部とがこのように作用すると、体液吸収部の外面側は容易に濡れることがないから、このおむつに対して、母親等は体液吸収部から尿がにじみ出たという印象を持つことがない。
以下の図面は、この発明の特定の実施の形態を示すとともに、発明に不可欠な構成、選択的に採用することのできる実施の形態および好ましい実施の形態を含む。
使い捨てのパンツ型おむつの斜視図。 図1のおむつから得られた展開おむつの部分破断平面図。 図2のIII−III線切断面を示す図。 図2のIV−IV線切断面を示す図。(1)は部分aの拡大図。(2)は部分aが収縮したときの状態を示す図。 被覆部を形成するためのシート状部材の製造工程を例示する図。 被覆部を形成するためのシート状部材の製造工程の他の一例を示す図。 シート状部材の製造工程の他の一例を示すための製造工程の部分図。
添付の図面を参照して、この発明に係る使い捨てのパンツ型おむつの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、この発明に係る使い捨てのパンツ型おむつの一例である乳幼児用のおむつ10の斜視図であり、併せてその一部分が拡大して示されている。また、図1では、おむつ10の縦方向と横方向と前後方向とが双頭矢印A,B,Cで示されている。おむつ10は、前胴回り域12と、後胴回り域13と、股下域14とが形成されているパンツ型の被覆部15を有する。被覆部15では、前胴回り域12と後胴回り域13とが互いの側縁部12a,13aにおいて接合することによって、胴回り開口16と一対の脚回り開口17とが形成されている。被覆部15には、おむつ着用者(図示せず)の肌と向かい合う内面18と、おむつ着用者の着衣(図示せず)と向かい合う外面19とがあって、内面18にはパネル状の体液吸収部20が取り付けられている。前胴回り域12の外面19には、おむつ10のサイズ等を表すための文字2や図柄3が必要に応じて印刷される。被覆部15はその全体が、横方向Bにおいて、換言すると胴回り方向において弾性的な伸長と収縮とを反復可能に形成されているが、縦方向Aにおいては伸長することのないものであって、図ではその被覆部15が弾性的に収縮した状態、すなわち弾性的に弛緩した状態にある。図1のおむつ10はまた、胴回り開口16と脚回り開口17との存在を明示することができるように、力Dが加えられることによって前胴回り域12と後胴回り域13とが前後方向Cにおいて離間した状態にある。ただし、力Dの大きさは、おむつ10製造直後には重なり合っていた前胴周り域12と後胴回り域13とを図示例の如く離間させるだけのものであって、被覆部15を弾性的に伸長させることのないものである。股下域14の部分14aは、おむつ10の縦方向Aにおける最下部である。線P−Pは、おむつ10の横方向Bの寸法を二等分する縦中心線であって、最下部14aを通るものである。
図1における部分拡大図は、被覆部15の外面19のほぼ全体に形成されている後記ギャザー40を示している。ギャザー40は、被覆部15の外面19を画成している熱可塑性合成繊維の集合体である不織布によって形成されているもので、横方向Bにおいて交互に現れる谷部40aと隆起部40bとを含んでいる。谷部40aと隆起部40bとには、縦方向Aへ連続的に延びている場合のものと、断続的に延びている場合のものとがある。被覆部15は、横方向Bにおける切断面を目視観察することによって、谷部40aにおいて厚さが薄く、隆起部40bにおいて厚さが厚くなっていることを確認することができる。
図2は、図1のおむつ10における側縁部12aと13aとの接合を解いて、被覆部15を図1の横方向Bへ弾性的に伸展させて得られる伸展おむつ110の部分破断平面図である。おむつ10と伸展おむつ110とは、実質的に同じものであるから、伸展おむつ110の各部位にはおむつ10と同じ参照符号が使用されている。
伸展おむつ110において、前胴回り域12と後胴回り域13と股下域14とを有する被覆部15は、横方向Bでの弾性的な伸長と収縮とを反復可能な一枚のシート状部材30を含んでいて、図1においては、そのシート状部材30が弾性的に収縮した状態にある。なお、被覆部15では、股下域14の両側縁部14bに対して、使い捨てのパンツ型おむつにおいて周知慣用の脚回り弾性部材を伸長状態で取り付けておくことができる。
伸展おむつ110における被覆部15の内面18では、縦中心線P−P上において、体液吸収部20が股下域14から前胴回り域12と後胴回り域13とにまで延びている。
体液吸収部20は、後記防漏壁41を除くと、横方向Bと前後方向Cとにおいて伸長することのないもの、すなわち非伸長性のもので、前端部21と後端部22とを有する。前端部21は被覆部15の前胴回り域12における胴回り開口縁部12bに後記ホットメルト接着剤5を介して接合し、後端部22は後胴回り域13における胴回り開口縁部13bにホットメルト接着剤5を介して接合している。胴回り開口縁部12bと13bとには、横方向Bにおいて弾性的な伸長と収縮とを反復可能なベルト部材23があって、体液吸収部20の前端部21と後端部22とのそれぞれをサンドウィッチするように被覆部15の内面18にホットメルト接着剤5を介して接合している。
体液吸収部20はまた、前端部21と後端部22とにおいて、横方向Bの全体が被覆部15の内面18に接合しているが、接合している部分の前後方向Cの寸法E,Eは好ましくは30mmを越えることがない。体液吸収部20はさらにまた、図1においては縦方向Aへ延びていて、図2では前後方向Cへ延びている縦中心線P−P上に位置していて、横方向Bの寸法Fが30mmを越えることのない範囲にある中央部20aを有する。その中央部20aは、前後方向Cにおける少なくとも一部分が被覆部15に対して非接合状態にある。図示例についていえば、中央部20aは、少なくとも、おむつ10の最下部14a(図1参照)を通って横方向Bへ延びる横中心線Q−Qの前方と後方とにおいて少なくとも10mmの寸法を有する範囲Gが被覆部15に対して非接合状態にある。中央部20aは、この範囲Gを除けば図示例の如く前胴回り域12、後胴回り域13、股下域14に対しての接合域Hを持つことが可能である。さらに、体液吸収部20は、横方向Bへ延びる幅全体のうちで、中央部20aを除く両側部20bが被覆部15に対して非接合の状態にある。
伸展おむつ110がこのような状態にあるおむつ10では、それを着用したときに、被覆部15の内面18が、体液吸収部20と重なる部分を除いて、着用者の肌に密着する傾向にあるが、体液吸収部20における両側縁25とそれに隣接する部分とからなる両側部20bは、被覆部15の内面18に密着することがないか、密着することが困難であって、おむつ10を着用したときに、体液吸収部20の両側縁25や両側部20bが被覆部15の外面19に明瞭な線やふくらみとなって現れるということがなく、そのおむつ10を第三者が見たときに、体液吸収部20の存在が目立たず、その存在を認識することが難しい。それゆえ、着用者にとっては、おむつを着用しているということを第三者に悟られ難く、単なるパンツを着用しているように見せることができる。
おむつ10ではまた、体液吸収部20の中央部20aが被覆部15に対して非接合の状態にある範囲、例えば範囲Gは、被覆部15に対して非接合の状態にある両側部20bにつながっていて、体液吸収部20の幅の全体が被覆部15に対して非接合の状態にある。それゆえ、着用したおむつ10では、被覆部15が広い範囲で着用者の肌に密着していても、被覆部15と体液吸収部20との間においては、体液吸収部20を横切るような横方向Bにおける空気の流動を可能にする間隙が形成されていて、おむつ10は蒸れることが少なくて着用感のよいものになる。
図3,4は、図2のIII−III線切断面とIV−IV線切断面とを示す図である。図4にはまた、被覆部15の部分aの拡大図が(1)として示され、部分aが収縮した状態すなわち図1のおむつ10の状態になったときの拡大図が(2)として示されている。このように、被覆部15の横方向Bにおける断面の状態は、伸長と収縮とを反復するときに、図4の(1)における状態と(2)における状態との間で変化する。これらの図において、被覆部15を形成しているシート状部材30は、体液吸収部20と向かい合う平坦な内面18を画成していて横方向Bにおいて弾性的な伸長と収縮とを反復可能な内層部分31と、シート状部材30の外面19を画成していて、内層部分31が伸長した状態にあるときには平坦であるが(図4の(1)参照)、収縮した状態にあるときにはギャザー40(図4の(2)参照)を形成する外層部分32とを含んでいる。このギャザー40は、図1のおむつ10のギャザー40に相当するものである。
内層部分31は、弾性シートによって形成されている部分であって、その弾性シートには、20−60質量%の弾性糸と80−40質量%の非弾性糸とを含み、単位面積当たりの質量が10−40g/mの範囲にある不織布や厚さが0.001−0.05mmの範囲にあるポリウレタン樹脂フィルム等がある。内層部分31の含む弾性糸がポリウレタン弾性糸であると、内層部分31は吸湿性のものになって、おむつ10を着用したときの蒸れを軽減するように作用する。内層部分31の含む非弾性糸には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性合成樹脂で形成された繊維がある。
図示例の外層部分32には、非伸長性の不織布を使用することができる。その不織布の具体例には、1−8dtexの繊度を有する熱可塑性合成繊維で形成され、10−30g/mの質量を有するスパンボンド不織布やメルトブローン不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布等の不織布がある。その熱可塑性合成繊維の例には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性合成樹脂で形成された繊維やこれらの熱可塑性合成樹脂で形成された複合繊維がある。内層部分31と外層部分32とは、後記図5,6,7で例示されるようにホットメルト接着剤や溶着によって接合されると、内層部分31が収縮したときに外層部分32にギャザー40が生じる。
なお、シート状部材30およびそれに使用されるフィルムや不織布の厚さは、それらから採取した測定用試片に対して、接触子の面積が20cmであり、測定用試片に3gf/cmの接触圧を作用させることのできるダイアルシックネスゲージ、例えば大栄科学精器製作所製のFS−60DSを使用して測定される値である。ただし、接触子の面積は、測定用試片の大きさに応じて変更することができる。
体液吸収部20では、粉砕パルプや粉砕パルプと高吸水性ポリマー粒子との混合物等の体液吸収性材料36を透液性ラッピングシート(図示せず)で被覆することにより形成された芯材37がさらに透液性シート状部材38と不透液性シート状部材39とによって被覆されている。透液性シート状部材38は、芯材37の内面、すなわち着用者の肌と向かい合う面を被覆して、排泄された体液を芯材37に向かって透過させることができるもので、不織布や開孔プラスチックフィルムによって形成される。不透液性シート状部材39は、芯材37の外面、すなわち着用者の着衣(図示せず)と向かい合う面を被覆して芯材37に吸収されている体液が芯材37から漏れ出ることを防ぐためのもので、不透液性にして透湿性のプラスチックフィルム39aで形成される場合と、不透液性にして透湿性のプラスチックフィルム39aとそのプラスチックフィルム39aの外面にホットメルト接着剤等の接合手段(図示せず)を介して接合された熱可塑性合成繊維製の不織布39bとで形成される場合とがある。
なお、この発明において、不透液性にして透湿性のプラスチックフィルムとは、JIS L 1092Bに規定の耐水圧が1000mm・HO以上である不透液性を有すると同時に、JIS Z 0208に規定の透湿度が3000g/m・day以上である透湿性を有するものを意味している。不透液性にして透湿性のプラスチックフィルム39aは当該技術分野において慣用のものであって、その一例には、硫酸バリウムや炭酸カルシウム等の微細粒子を含有する厚さが0.01−0.03mmのポリエチレンフィルムがある。体液吸収部20の不透液性シート状部材39において、不透液性にして透湿性のプラスチックフィルム39aに接合される不織布39bは、不可欠なものではないが、プラスチックフィルム39aの表面保護材として有用なもので、プラスチックフィルム39aが破れたり、プラスチックフィルム39aが傷付いたりすることを防いでいる。その不織布39bには、1−8dtexの繊度を有する熱可塑性合成繊維で形成され、7−20g/mの質量を有するものが使用される。
図3に示されているように、体液吸収部20の前端部21と後端部22とは、芯材37から延出する透液性シート状部材38と不透液性シート状部材39とが重なり合いホットメルト接着剤(図示せず)で互いに接合することにより形成されていて、芯材37を含むことのない部分である。ただし、前端部21および/または後端部22は、その大部分または全体が不透液性シート状部材39だけで形成されていてもよい部分でもある。前後方向Cにおいて、前端部21と後端部22との間の部分には、芯材37がある。体液吸収部20は、少なくとも股下域14の最下部14a(図1参照)において被覆部15に対して非接合状態にあって離間可能であり、これら被覆部15と体液吸収部20との間には間隙45が生じ得る。
図4に示されているように、体液吸収部20の横方向Bにおける両側には防漏壁41が形成されている。防漏壁41は、不透液性シートまたは撥水性シートによって形成されていることが好ましいものであるが、図示例では、不透液性シート状部材39を形成している不透液性にして透湿性のプラスチックフィルム39aとそのプラスチックフィルム39aを被覆している不織布39bとが芯材37の両側部それぞれから横方向Bへ延出している部分を使用することによって形成されている。ただし、その部分のうちの不織布39bは防漏壁41の頂部42となる部位において図示例の如く折り返されている。防漏壁41の頂部42の内側には、前後方向Cへ延びる弾性部材43が伸長状態で取り付けられている。弾性部材43は、おむつ10が着用状態にあって体液吸収部20が前後方向Cにおいて湾曲しているときに、前後方向Cにおいて収縮して防漏壁41を体液吸収部20の側縁25において起立させて仮想線の状態にすることができるとともに、前端部21と後端部22とが取り付けられている胴回り開口16の縁部12bと13bとから自重によって垂れ下がろうとする体液吸収部20に対して吊り上げる方向の力を作用させて被覆部15と体液吸収部20との間の間隙45を大きくすることができる。
図5は、被覆部15に使用されているシート状部材30の製造工程の一部分を例示する図である。
図5の工程501では、シート状部材30のうちの内層部分31を得るための幅Wを有する弾性ウエブ531を機械方向MDへ連続的に供給する。弾性ウエブ531は、上面517と下面518とを有し、これら両面517,518はギャザーが形成されていない平坦なものである。弾性ウエブ531はまた、機械方向MDへ弾性的に伸長可能なものである。
工程502では、弾性ウエブ531の長さZが所要倍率、例えばその長さZの1.5−3倍となるように機械方向MDへ伸長して、幅Wを有する伸長ウエブ531aを得る。
工程503では、シート状部材30における外層部分32として使用する不織布ウエブ532を供給し、不織布ウエブ532の片面に対してカーテンコータ等の塗布機550を使用してホットメルト接着剤535を塗布する。不織布ウエブ532は、それを機械方向MDへ供給するときに弾性的に伸長することのない非弾性ウエブであって、ホットメルト接着剤535を介して伸長ウエブ531aの上面517に接合して、伸長複合ウエブ531bを得る。ホットメルト接着剤535は、機械方向MDにおいて断続的または連続的な複数条の線556を画き、その線556どうしが交差方向CDにおいて間隙557をあけて並ぶように塗布する。
工程504では、伸長ウエブ531aをそれに対する伸長操作から解放することによって、伸長複合ウエブ531bを機械方向MDにおいて弾性的に収縮させ、シート状部材30の連続体であって幅Wを有する複合ウエブ530を得る。複合ウエブ530は、不織布ウエブ532によって形成される上面519と、弾性ウエブ531によって形成される下面518とを有する。複合ウエブ530では、不織布ウエブ532がその長さを見掛け上小さくするように変形することに伴い、不織布ウエブ532にはギャザー540が形成されている。不織布ウエブ532のうちで、ホットメルト接着剤535を介して弾性ウエブ531に接合している部位では、ギャザー540ではあっても高さの低い隆起部40b(図1,4参照)を含む微細なギャザー540aが形成されるという傾向があり、ホットメルト接着剤535が塗布されておらず弾性ウエブ531に接合していない部位、例えば間隙557では、高さの高い隆起部40bを含む大きなギャザー540bが形成されるという傾向がある。複合ウエブ530における弾性ウエブ531の下面518は、工程501で供給した弾性ウエブ531の下面518ほどではないが、平坦である。
複合ウエブ530は、機械方向MDがおむつ10の横方向Bとなるように使用するもので、その長さZを所要の伸長倍率にまで弾性的に伸長させた状態で、例えば収縮した状態にある複合ウエブ530の長さを1.5−3倍にまで伸長させた状態で、弾性ウエブ531の下面518に対して図2における体液吸収部20を取り付け、さらにベルト部材23を複合ウエブ530の伸長倍率と同じ倍率、またはその伸長倍率よりも高い倍率にまで伸長した状態で取り付ける。次いで、図2の被覆部15における股下域14に相当する形状の切り欠き部(図示せず)を複合ウエブ530に作る。複合ウエブ530にはその切り欠き部に沿って糸状や帯状の弾性部材を伸長状態で取り付けて、その弾性部材を脚回り弾性部材として使用することができる。複合ウエブ530は、伸長状態にあるときに切り欠き部を作り、その後に体液吸収部20を取り付けることもできる。
このようにして、複合ウエブ530から図2に示された伸展おむつ110の連続体を得ることができる。機械方向MDへ走行する連続体は、体液吸収部20が重なり合うように交差方向CDへ折り重ねておむつ10の側部12a,13aとなる部位において接合する。その後、連続体を所要の部位において切断することによって、個別のおむつ10を得ることができる。
なお、この発明において、内面18等の面が平坦なものであるということの意味は、その面の中から任意に選んだ1cm×1cmの範囲およびその範囲の厚さ方向における断面を10倍のルーペを使用して拡大観察したときに、ギャザー(例えばギャザー40(図1,4参照))を形成しているとみなすことのできる互いに並行した状態にある谷部と隆起部(例えば谷部40aと隆起部40b)との両者を見出すことのできない状態を意味している。
また、この発明において、シート状の部材やシート状のウエブ、その部材やウエブを作るために使用した糸が弾性的に伸長可能であるということの意味は、次のとおりである。その部材やウエブからは長さ50mm、幅10mmの試片を採取し、部材やウエブを作るための糸からは長さ50mmのものを5本束ねた試験束を用意し、その試片または試験束の両端部を10mmずつ引張り試験機のチャックで把持し、50mm/minの速度でチャックどうしの間の寸法Lを2倍にまで伸長する。伸長後には、試験片または試験束を直ちにチャックから外して60秒間放置し、寸法Lに相当する部分の放置後の寸法Lを求める。寸法Lが寸法Lの1.5倍以下の寸法であるときに、シート状の部材やウエブ、糸は弾性的に伸長可能であるという。弾性的に伸長可能な部材やウエブ、糸は、弾性部材、弾性ウエブ、弾性糸、または弾性的部材、弾性的ウエブ、弾性的糸と呼ばれることがある。糸が捲縮しているものである場合には、捲縮している糸を直尺に沿わせたうえで、捲縮した状態での糸の両端間の直線距離を求め、その距離を寸法Lとする。なお、5本の糸の間で寸法Lにばらつきがある場合には、寸法Lの平均値を求めて寸法Lと比較する。
図6は、シート状部材30の製造工程の他の一例を示す図である。
図6の工程601では、シート状部材30における内層部分31を得るための幅Wを有する弾性ウエブ631を機械方向MDへ連続的に供給する。弾性ウエブ631は、機械方向MDに対する交差方向CDへ弾性的に伸長可能なものである。
工程602では、弾性ウエブ631の幅Wが所要倍率、例えばその幅Wの1.5−3倍となるように拡幅して、幅Wを有する拡幅ウエブ631aを得る。拡幅ウエブ631aは、弾性ウエブ631における長さZに対応する長さZを有する。
工程603では、シート状部材30における外層部分32として使用するための非弾性ウエブである不織布ウエブ632を供給し、カーテンコータ等の塗布機650を使用してホットメルト接着剤635を不織布ウエブ632に塗布する。ホットメルト接着剤635は、機械方向MDにおいて断続的または連続的な複数条の線656を画き、その線656どうしが交差方向CDにおいてほぼ同じ寸法の間隙657をあけて並ぶように塗布する。次いで、不織布ウエブ632と拡幅ウエブ631aとをホットメルト接着剤635を介して接合して、拡幅複合ウエブ631bを得る。
工程604では、拡幅ウエブ631aをそれに対する拡幅操作から解放することによって、拡幅複合ウエブ631bを交差方向CDにおいて弾性的に収縮させ、シート状部材30の連続体であって幅Wを有する複合ウエブ630を得る。そのときの幅Wは、幅Wにほぼ同じであるか、幅Wよりも大きい値になるのが普通である。複合ウエブ630は、不織布ウエブ632によって画成される上面619と、弾性ウエブ631によって画成される下面618とを有する。複合ウエブ630では、拡幅複合ウエブ631bを形成していた不織布ウエブ632がその幅を見掛け上小さくするように変形することに伴い、不織布ウエブ632にギャザー640が形成されている。ギャザー640では、不織布ウエブ632のうちで、ホットメルト接着剤635の線656を介して弾性ウエブ631に接合し固定されている部位が谷部40a(図1,4参照)になり、線656と線656とが作る間隙657に位置している部位が交差方向CDにおいて収縮して不織布ウエブ632の厚さ方向へ隆起して隆起部40b(図1,4参照)になっている。
複合ウエブ630は、交差方向CDがおむつ10の横方向Bとなるように使用するものであって、その幅を所要の拡幅倍率にまで弾性的に拡幅させた状態で、例えば複合ウエブ630の幅を交差方向CDへ1.5−3倍にまで拡幅させた状態で、弾性ウエブ631の下面618に対して図2における体液吸収部20を取り付け、さらにベルト部材23を複合ウエブ630の拡幅倍率と同じ倍率にまで伸長した状態で取り付ける。次いで、図2の被覆部15における股下域14に相当する形状となるように複合ウエブ630の両側部を切り欠くことによって、複合ウエブ630から図2に示された伸展おむつ110の連続体を得ることができる。なお、複合ウエブ630は、体液吸収部20を取り付けることに先立って、両側部を切り欠くこともできる。得られた連続体は、機械方向MDへ走行させながら連続体における所要の位置で切断することによって個別の伸展おむつ110を得ることができる。その伸展おむつ110では、弾性ウエブ631の下面618が内面18となり、不織布ウエブ532によって形成される上面619が外面19となるように折り重ね、伸展おむつ110の両側部を接合しておむつ10を得る。
おむつ10において、図5,6に例示の複合ウエブ530,630から得られるシート状部材30を使用した被覆部15は、前胴回り域12と後胴回り域13とを横方向Bへ弾性的に1.5−3倍伸長すると、おむつ10としての胴回り寸法が所要の値となるように作られていることが好ましい。
図7は、図5の工程503における塗布機550および図6の工程603における塗布機650に代えて使用することのできる超音波溶着機750を示す図である。超音波溶着機750は、ホーン750aと、アンビル750bとを有する。塗布機550に代えて使用する超音波溶着機750では、図5における伸長ウエブ531aと不織布ウエブ532とを重ね合わせて機械方向MDヘ走行させながらホーン750aとアンビル750bとの間に供給する。ホーン750aは機械方向MDヘ回転する円柱状のもので、その周面には超音波振動する多数の突起部751が形成されている。重ね合わせた伸長ウエブ531aと不織布ウエブ532とは、アンビル750bの上でホーン750aにおける突起部
751の作用を受けた部位が溶着することによって、伸長複合ウエブ531bとなる。
被覆部15と体液吸収部20とが図1−4に例示の如く形成され、被覆部15におけるシート状部材30が図5,6に例示の如く作られた複合ウエブ530を使用するものである場合のおむつ10では、体液吸収部20における不透液性シート状部材39として透湿度の高いもの、例えば透湿度が3000g/m・day以上、さらには4000g/m・day以上のものを使用して、芯材37に吸収された水分を水蒸気としておむつ10の外へ逃がすことによって、おむつ10を着用することによる蒸れを軽減することができる。
また、そのようなおむつ10では、不透液性シート状部材39からの水蒸気の透過が容易であっても、体液吸収部20の外側に位置する被覆部15では、不織布によってギャザー40が形成されている厚さの厚い外層部分32や被覆部15と体液吸収部20との間の間隙45が作る空間がおむつ10における保温層として作用したり、水蒸気を凝縮させることなく滞留させておくことのできる空間として作用したりして、不透液性シート状部材39の外面側における水蒸気の凝縮を防ぐように作用する。被覆部15における内層部分31および/または外層部分32が親水性または吸湿性の繊維、例えばウレタン繊維を含むものである場合には、透過した水蒸気をその繊維が捕捉して不透液性シート状部材39の外面で水蒸気が凝縮することを防ぐこともできる。また、おむつ10では、不透液性シート状部材39の外面が水蒸気の凝縮によって濡れたとしても、その不透液性シート状部材39は被覆部15の内側にあることにより、特にギャザー40が形成されていて体液吸収部20の透視を難しくしている外層部分32の内側にあることにより、濡れた外面が母親等の眼に見えたり、肌に触れたりして母親等に不安感、不快感を与えるということがない。
この発明に係るおむつ10に文字2や図柄3の印刷(図1参照)を施すことに格別の規定はない。しかし、被覆部15が図2に例示の如く前後端部21,22と中央部20aのうちの接合域Hとにおける僅かな面積で体液吸収部20に接合し、その面積においてのみ自由に動くことが拘束されていると、おむつ10の着用中における被覆部15は前後胴回り域12,13の大部分と股下域14のほぼ全体とで伸長したり収縮したりすることができて、被覆部15に印刷されている文字2や図柄3は、その全体が被覆部15とともに一様に伸長したり収縮したりする。それゆえ、おむつ10の着用中において、文字2や図柄3は、体液吸収部20によって拘束されている部分と拘束されていない部分との間で形状が変化したとしても、その変化は目立つことがない。
また、被覆部15と体液吸収部20とが重なり合う部分において、これら両部15,20の少なくとも一方に対して印刷されている文字2や図柄3は、体液吸収部20を透過した水蒸気の凝縮水によって不鮮明に見えるということがない。
以上に記載したこの発明の使い捨てのパンツ型おむつに関する開示は、少なくとも下記の事項に整理することができる。
(1)互いに直交する縦方向と横方向と前後方向とを有し、前胴回り域と後胴回り域と股下域とによってパンツ型の被覆部が形成され、前記被覆部が内面と外面とを有し、前記内面には、前記股下域から前記前胴回り域と前記後胴回り域とにまで延びていて体液吸収性の芯材を含む体液吸収部が取り付けられている使い捨てのパンツ型おむつであって、
前記被覆部は、前記横方向において弾性的な伸長と収縮とを反復可能なシート状部材を含み、前記シート状部材が収縮した状態にあるときに、前記シート状部材における前記外面には前記縦方向へ延びるギャザーが多数形成されており、
前記体液吸収部は前記被覆部の前記内面と向かい合う外面側とその反対側である内面側とを有し、前記外面側では前記芯材が不透液性シート状部材によって覆われていて、前記不透液性シート状部材が不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムを少なくとも含み、前記体液吸収部はまた、前記被覆部の前記前胴回り域と前記後胴回り域と前記股下域とのうちの少なくとも前記前胴回り域と前記後胴回り域との前記内面に対して接合する一方、前記股下域の前記内面に対しては、前記横方向における中央部のうちの少なくとも一部分と前記横方向における両側部とにおいて非接合の状態にあって、前記一部分と前記両側部とが前記横方向において前記非接合の状態でつながっていることを特徴とする前記おむつ。
(2)前記不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムは、耐水圧が少なくとも1000mm・HOであり、透湿度が少なくとも3000g/m・dayのものである。
(3)前記体液吸収部における前記一部分が、前記被覆部における前記股下域の最下部と対向している。
(4)前記体液吸収部における前記中央部は、前記一部分を除き、前記横方向の寸法が30mmを越えることのない範囲において、前記股下域の前記内面に接合している。
(5)前記被覆部における前記シート状部材は、前記横方向において弾性的な伸長性を有する弾性不織布および弾性プラスチックフィルムのいずれかである弾性シートが前記被覆部の前記外面を画成している非伸長性の不織布に対して伸長状態で接合したものであって、前記弾性シートが収縮した状態にあるときに前記不織布に前記ギャザーが形成される。
(6)前記被覆部と前記体液吸収部とのうちの少なくとも一方には、前記被覆部と前記体液吸収部とが重なり合う部分に印刷が施されている。
2 印刷(文字)
3 印刷(図柄)
10 使い捨てのパンツ型おむつ
12 前胴回り域
13 後胴回り域
14 股下域
14a 最下部
15 被覆部
18 内面
19 外面
20 体液吸収部
20a 中央部
20b 両側部
30 シート状部材
37 芯材
39 不透液性シート状部材
39a プラスチックフィルム
40 ギャザー
A 縦方向
B 横方向
C 前後方向

Claims (6)

  1. 互いに直交する縦方向と横方向と前後方向とを有し、前胴回り域と後胴回り域と股下域とによってパンツ型の被覆部が形成され、前記被覆部が内面と外面とを有し、前記内面には、前記股下域から前記前胴回り域と前記後胴回り域とにまで延びていて体液吸収性の芯材を含む体液吸収部が取り付けられている使い捨てのパンツ型おむつであって、
    前記被覆部は、前記横方向において弾性的な伸長と収縮とを反復可能なシート状部材を含み、前記シート状部材が収縮した状態にあるときに、前記シート状部材における前記外面には前記縦方向へ延びるギャザーが多数形成されており、
    前記体液吸収部は前記被覆部の前記内面と向かい合う外面側とその反対側である内面側とを有し、前記外面側では前記芯材が不透液性シート状部材によって覆われていて、前記不透液性シート状部材が不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムを少なくとも含み、前記体液吸収部はまた、前記被覆部の前記前胴回り域と前記後胴回り域と前記股下域とのうちの少なくとも前記前胴回り域と前記後胴回り域との前記内面に対して接合する一方、前記股下域の前記内面に対しては、前記横方向における中央部のうちの少なくとも一部分と前記横方向における両側部とにおいて非接合の状態にあって、前記一部分と前記両側部とが前記横方向において前記非接合の状態でつながっていることを特徴とする前記おむつ。
  2. 前記不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムは、耐水圧が少なくとも1000mm・HOであり、透湿度が少なくとも3000g/m・dayのものである請求項1記載のおむつ。
  3. 前記体液吸収部における前記一部分が、前記被覆部における前記股下域の最下部と対向している請求項1または2記載のおむつ。
  4. 前記体液吸収部における前記中央部は、前記一部分を除き、前記横方向の寸法が30mmを越えることのない範囲において、前記股下域の前記内面に接合している請求項1−3のいずれかに記載のおむつ。
  5. 前記被覆部における前記シート状部材は、前記横方向において弾性的な伸長性を有する弾性不織布および弾性プラスチックフィルムのいずれかである弾性シートが前記被覆部の前記外面を画成している非伸長性の不織布に対して伸長状態で接合したものであって、前記弾性シートが収縮した状態にあるときに前記不織布に前記ギャザーが形成される請求項1−4のいずれかに記載のおむつ。
  6. 前記被覆部と前記体液吸収部とのうちの少なくとも一方には、前記被覆部と前記体液吸収部とが重なり合う部分に印刷が施されている請求項1−5のいずれかに記載のおむつ。
JP2014025399A 2014-02-13 2014-02-13 使い捨てのパンツ型おむつ Pending JP2015150132A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014025399A JP2015150132A (ja) 2014-02-13 2014-02-13 使い捨てのパンツ型おむつ
PCT/JP2014/082473 WO2015122085A1 (ja) 2014-02-13 2014-12-09 使い捨てパンツ型おむつ
TW104104414A TW201542181A (zh) 2014-02-13 2015-02-10 用後即棄式短褲型紙尿褲

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014025399A JP2015150132A (ja) 2014-02-13 2014-02-13 使い捨てのパンツ型おむつ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017001519U Continuation JP3210987U (ja) 2017-04-05 2017-04-05 使い捨てのパンツ型おむつ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015150132A true JP2015150132A (ja) 2015-08-24

Family

ID=53799840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014025399A Pending JP2015150132A (ja) 2014-02-13 2014-02-13 使い捨てのパンツ型おむつ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2015150132A (ja)
TW (1) TW201542181A (ja)
WO (1) WO2015122085A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000169608A (ja) * 1998-12-04 2000-06-20 New Japan Chem Co Ltd 吸収性物品
JP2008148834A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Kao Corp パンツ型物品及びその製造方法
JP2012024464A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Daio Paper Corp パンツタイプ使い捨ておむつ
JP2012115359A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2012210234A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Daio Paper Corp パンツタイプ使い捨ておむつ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000169608A (ja) * 1998-12-04 2000-06-20 New Japan Chem Co Ltd 吸収性物品
JP2008148834A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Kao Corp パンツ型物品及びその製造方法
JP2012024464A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Daio Paper Corp パンツタイプ使い捨ておむつ
JP2012115359A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2012210234A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Daio Paper Corp パンツタイプ使い捨ておむつ

Also Published As

Publication number Publication date
TW201542181A (zh) 2015-11-16
WO2015122085A1 (ja) 2015-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107874918B (zh) 一次性穿着物品及其制造方法
JP5980355B2 (ja) 吸収性物品の伸縮構造、及びこれを用いたパンツタイプ使い捨ておむつ
CN105455964B (zh) 短裤型一次性尿布
JP6331199B2 (ja) 吸収性物品
CN110868976B (zh) 伸缩部件和具有该伸缩部件的一次性穿着物品
JP5967736B1 (ja) 吸収性物品
JP6049228B1 (ja) 吸収性物品
JP7296192B2 (ja) パンツタイプ使い捨て着用物品
JP2017064225A5 (ja)
JP2016067673A5 (ja)
WO2017169381A1 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP6709550B2 (ja) 吸収性物品及びその製造方法
WO2017221640A1 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP2017176494A5 (ja)
JP6739962B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP6137712B2 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP6370965B1 (ja) パンツタイプ使い捨ておむつ
JP3210987U (ja) 使い捨てのパンツ型おむつ
WO2016121978A1 (ja) 吸収性物品及びその製造方法
JP6681866B2 (ja) 伸縮部材及びこの伸縮部材を有するパンツタイプ使い捨て着用物品
JP7169759B2 (ja) パンツタイプ使い捨て着用物品
JP3210986U (ja) 使い捨てのパンツ型おむつ
WO2015122084A1 (ja) 使い捨てパンツ型おむつ
JP6099164B1 (ja) 使い捨ておむつ及び吸収性物品
WO2015122085A1 (ja) 使い捨てパンツ型おむつ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170321