JP6442308B2 - テープ型使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明はテープ型使い捨ておむつに関する。
おむつは、人体に装着した際、肌面に対するフィット性が重要になる。肌面にフィットさせる場合、肌面を健康な状態に保つためにフィット面の通気性および吸汗性が求められる。
例えば、特許文献1には、感圧式テープファスナーが取り付けられたサイドフラップの両横側に突出するサイドウイングの肌当接面に位置するトップ層が吸汗、通気性を有するオムツが開示されている。このオムツは、肌非当接面に位置するバック層が液不透過、通気性を有する。このオムツでは、着用時に互いに重なって肌に当接する前後サイドウイング域における通気性が得られて蒸れが極力抑制されるとともに汗を吸収するとされている。
また、特許文献2には、肌当接面を形成する内側親水性シートと、該内側親水性シートの非肌当接面側に配される外側親水性シートとを有する親水性シートがウエストフラップに配されている使い捨ておむつが開示されている。この使い捨ておむつは、外側親水性シートは、内側親水性シートよりも、液体の拡散性が高いシートであるため、液体である汗の拡散性が高いので、湿疹、あせも、かぶれ等の発生を軽減することができるとされている。
さらに、特許文献3には、吸収性本体の両側縁から延出する伸縮性のサイドパネルを備え、その先端側に止着部付きのタブが設けられている使い捨ておむつが開示されている。サイドパネルは積層された不織布で構成され、その不織布間が分散配置された融着部で接合されている。そのため、サイドパネルに良好な透湿性や通気性が維持されており、蒸れ等による肌のトラブルが生じにくいとされている。
また、おむつ本体に接合され、タブ等を構成しているテープ基材を有するおむつでは、テープ基材の先端に配した止着部とおむつ本体とを結合しておむつを装着させている。そのため、テープ基材は、結合時に引き裂けないように、厚く、強度を有するように作製されている。
実開平03−725号公報 特開2010−246901号公報 特開2012−125304号公報
上記特許文献1、2に記載されたおむつのように、おむつのサイドウイング域における通気性が得られて蒸れが極力抑制されるとともに汗を吸収するもの、汗の拡散性が高いので、湿疹、あせも、かぶれ等の発生を軽減するものが開発されている。
しかし、特許文献3に記載されたテープ基材を用いたタブ等のテープ部を有するおむつでは、テープ部の強度を確保するためにその厚さを厚く作製していた。そのようなテープ部は、通気性が低下して蒸れやすくなる。また、テープ部が疎水性不織布で作製されるため、汗が吸収されにくく、吸汗性が低くなる。その結果、肌面の蒸れやかぶれのような肌荒れを引き起こすことがあった。このような状況の発生により、おむつの着用者が不快に感じることがあり、改善の余地があった。
本発明は、テープ部における蒸れの発生や肌のかぶれの発生を防止し、汗の吸収性を高めた使い捨ておむつを提供することを課題とする。
本発明は、表面シート、裏面シート、および両シートの間に介在配置された吸収体を含む縦長の吸収性本体を備え、前記吸収体の両側縁より幅方向外方に張り出して配された延出部と、前記吸収性本体の長手方向一端部の両側に位置する前記延出部の外側に配されたテープ部と、前記テープ部の前記幅方向外方の端部側に配された止着部とを有し、前記止着部より前記吸収性本体側の前記テープ部が肌面側に凹凸部を持つ親水性不織布を有するテープ型使い捨ておむつを提供する。
本発明の使い捨ておむつは、テープ部での蒸れの発生や肌のかぶれの発生を防止し、汗の吸収性を高めることができるという優れた効果を奏する。
本発明の使い捨ておむつにおける好ましい一実施形態として、テープ式の大人用展開型の使い捨ておむつを示した図面であり、(a)は展開型使い捨ておむつを展開した状態の肌面側(表面シート側)から模式的に示した展開平面図であり、(b)は(a)の股下部のX方向のI−I断面を示した縦断面図である。 フラップ部、テープ部および止着部の好ましい一例を模式的に示した図1(a)のII−II断面の拡大縦断面図である。 テープ部の通気性の一例を模式的に示した図面であり、(a)は使い捨ておむつの通気性について模式的に示した図1(a)のIII−III断面の着用状態を示した拡大縦断面図、(b)使い捨ておむつの通気性について模式的に示した斜視図、(c)は従来の使い捨ておむつの通気性について模式的に示した(a)相当の縦断面図である。 多層構造の不織布を有するテープ部の別の好ましい実施形態の一例を示した縦断面図である。 さらに別の好ましい実施形態の一例を示した使い捨ておむつのテープ部の伸長前後を示した図2相当の図面であり、(a)は伸長前を示した縦断面図であり、(b)は伸長後を示した縦断面図ある。 テープ部の親水性不織布の好ましい一例を示した斜視図である。 Tの字型の使い捨ておむつの一例を模式的に示した展開平面図である。
本発明に係る使い捨ておむつの好ましい実施形態(第1実施形態)について、図1および図2を参照して以下に説明する。なお、図2では吸収体ギャザー弾性体73の図示は省略した。
本明細書においては、特に断らない限り、人体に接触する側を肌当接面側といい、これと反対側を非肌当接面側という。装着時に装着者の腹側部から排泄部対応領域を介して背側部にわたる方向を、吸収性物品の長手方向(Y方向)という。この長手方向と直交する方向を幅方向(X方向)という。また、吸収性物品の長手方向および幅方向に垂直な方向を厚み方向(Z方向)といい、Z方向における長さを厚みという。
図1は、本実施形態のテープ型使い捨ておむつ10(10A)の、展開状態を表している。ここで、展開状態とは、各部を伸長させて吸収性物品を平面状に拡げた状態をいう。
図1および図2に示すように、テープ型使い捨ておむつ10は、吸収性本体4を備え、実質的に縦長に形成されている、展開型の使い捨てタイプのテープ型おむつである。吸収性本体4は、肌当接面側に配された表面シート1、非肌当接面側に配された裏面シート2、および両シートの間に介在配置された液保持性の吸収体3を有する。
テープ型使い捨ておむつ10は、装着時において装着者の腹部領域に当接する前方部F、装着者の股下部領域に位置する中間部C、装着者の臀部に当接する後方部Rに区分される。テープ型使い捨ておむつ10の形状から明確に各部位が区分できないときは、テープ型使い捨ておむつ10を長手方向(Y方向)に3等分し、装着者の腹側寄りに配される領域から順に、前方部F、中間部C、後方部Rと区分する。以下、テープ型使い捨ておむつ10は単におむつ10ともいう。
上記表面シート1の肌当接面側には、その長手方向(Y方向)両側部から幅方向(X方向)外方に向けて一対のサイドシート7が配されている。
一方、上記裏面シート2の非肌当接面側には、その全面を覆うように不織布からなる外装シート8が配されていてもよい。この外装シート8によって、おむつ10の外側は柔らかな肌触りおよび風合いのあるものとなる。
サイドシート7および外装シート8の長手方向(Y方向)長さは、それぞれ表面シート1および裏面シート2の長手方向(Y方向)長さに略一致している。さらに、前方部Fおよび後方部Rの長手方向端において表面シート1および裏面シート2並びにサイドシート7および外装シート8は、吸収体3の両側縁よりも幅方向(X方向)外方に延出した、延出部17を有している。本実施形態においては、サイドシート7および外層シート8は表面シート1および裏面シート2よりも幅が長いため、延出部17の幅方向外方はサイドシート7および外層シート8によって構成されている。この第1実施形態では、延出部17をフラップ部ともいう。これにより、おむつ10の外形が形成される。なお、表面シート1および裏面シート2によって延出部17が形成されていてもよい。
本実施形態においては、おむつ10(10A)は、展開状態の平面視における外形が、長手方向の中央部分が幅狭に括れた形状を有している。表面シート1および裏面シート2は、それぞれ、おむつ10Aの外形に等しい外形を有している。なお、後述するように、使い捨ておむつ10は、吸収性本体4が矩形であってもよい。
本実施形態においては、おむつ10Aの腹側部Fおよび背側部Rには、サイドシート7と外装シート8とが積層されて表面シート1および裏面シート2の両側縁より幅方向外方に張り出して背側フラップ部17Rおよび腹側フラップ部17Fが配されている。背側フラップ部17Rの製品幅方向(X方向)端部には、その外側に向かって別部材からなるテープ部18が配されている。テープ部18の幅方向外方の端部側には、後述する受け部20に着脱可能な止着部19が配されている。止着部19は係止、粘着等によって、受け部20に着脱自在に固着可能なものである。例えば、止着部19は、フックテープが好ましく、粘着タイプでもよい。またはフック材と粘着テープを組み合わせた物であっても良い。また一例として、止着部19を機械的面ファスナーのオス部材とし、受け部20を機械的面ファスナーのメス部材とした組み合わせを用いても好ましい。
さらに止着部19より吸収性本体4側のテープ部18を構成するテープ基材18Cは凹凸部18Bを持つ親水性不織布18Aを有する。このようにテープ部18はテープ基材18Cと親水性不織布18Aとの多層構造をなす。そしてテープ部18の肌面側が凹凸部18Bの凹凸面になっている。さらに親水性不織布18Aは、単層もしくは多層構造であり、多層構造であることが好ましい。
このテープ部18の止着部19を腹側フラップ部17Fに配した受け部20に止着させて、おむつ10を装着固定することができる。受け部20は、ループテープが好ましく、例えば通気性のある不織布タイプがムレを防止するために好ましい。またはフィルムタイプや、織物とフィルムとをラミネートしたものであってもよい。
上記テープ部18および受け部20によっておむつ10を装着固定するとき、おむつ長手方向中央を緩やかに内側に折り曲げて、吸収体3が装着者の臀部から下腹部にわたって沿うように装着する。これにより排泄物が的確に吸収体3に吸収保持される。本実施形態のおむつ10においては、さらに機能的な構造部材やシート部材等を設けてもよい。
なお、各サイドシート7の幅方向中央寄りの内方端部に弾性体71が配されて、表面シート1の肌当接面側にサイドシート7および弾性体71によって、立体ギャザー41が構成されている。なお、立体ギャザー41は、図1(a)では倒伏されている状態を示し、図1(b)では起立した状態を示した。また、図1(a)では立体ギャザー弾性体71の図示は省略した。この立体ギャザー41には、公知のものを用いることができる。
上記テープ型使い捨ておむつ10によれば、図3(a)、(b)に示すように、人体(図示せず)におむつ10(図1参照)を装着した際に、テープ部18の止着部19が受け部20に付着されて、人体におむつ10がしっかりと装着される。この時、テープ部18の凹凸部18Bは肌面側になることから、肌側と腹側フラップ部17Fとの間に空間を作る。それが太い矢印で示す方向に通気路となる。すなわち、凸部18T間の凹部18Hが連通することでX方向およびY方向に通気路が確保される。またテープ部18は凹凸部18Bを持つ親水性不織布18Aを有することから、その凹凸部18Bによる通気性と親水性不織布18Aによる肌面SA側から裏面シート2を透過してきた蒸気の吸収性が向上される。また、肌面SAと親水性不織布18Aとの間に裏面シート2が配されていない構成では、肌面SAから発せられる汗や蒸気が親水性不織布18Aに直接吸収される。このように通気性と吸収性が向上され、肌に水分を近づけないようにしている。そして蒸気は上記通気路に沿って流れる。また、テープ部18に親水性不織布18Aが配されていることから、その親水性不織布18Aによって汗が吸収されやすくなる。
これに対して図3(c)に示すように、凹凸部を持つ親水性不織布が配されていない場合には、裏面シート2にテープ部18が密着するようになるため、上記の作用効果を得ることができない。そのため、蒸れの改善や通気性に改善の余地があった。
また、図4に示した実施形態では、テープ基材18C上に親水性不織布18Aが配されている。そして少なくとも肌面側シートとなる親水性不織布18Aは凹部18Hと凸部18Tを有することが好ましい。また、親水性不織布18Aは多層構造であることがより好ましい。さらに、親水性不織布18Aの肌面側における親水度が、非肌面側における親水度よりも高くなるように勾配を持っていることが特に好ましい。これにより、汗を効率よく親水性不織布18Aが吸収することができる。
このようなテープ部18を有することで、親水性不織布18Aの凹凸形状による通気性の確保と、親水性不織布18Aとテープ基材18Cとの重ねあわせによって多層構造とすることによるテープ部18の強度の確保との両立が図れる。また、肌面側に親水性不織布18Aが配されていることから、効率よく親水性不織布に汗が吸収されやすくなり、汗によるべたつき感が低減される。
上記の親水性不織布18Aとしては、エアースルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布、メルトブローン不織布、立体賦形不織布など公知の不織布を挙げることができる。特に、肌触りの観点から、エアースルー不織布が好ましい。これらの不織布は以下の仕様を有する。
親水性不織布18Aの坪量は、5g/m以上、特に10g/m以上であることが好ましく、そして60g/m以下、特に50g/m以下であることが好ましい。また5g/m以上60g/m以下、特に10g/m以上50g/m以下であることが好ましい。
親水性不織布18Aの伸長状態における凸部18Tの高さは、0.5mm以上、特に0.6mm以上であることが好ましく、3.0mm以下、特に2.5mm以下であることが好ましい。また0.5mm以上3.0mm以下、特に0.6mm以上2.5mm以下であることが好ましい。
親水性不織布18Aの伸長状態における凸部18Tの幅は、1.0mm以上、特に1.5mm以上であることが好ましく、そして7.0mm以下、特に6.0mm以下であることが好ましい。また1.0mm以上7.0mm以下、特に1.5mm以上6.0mm以下であることが好ましい。
親水性不織布18Aの伸長状態における凹部18Hの幅は、0.5mm以上、特に0.8mm以上であることが好ましく、そして5.0mm以下、特に4.0mm以下であることが好ましい。また0.5mm以上5.0mm以下、特に0.8mm以上4.0mm以下であることが好ましい。
テープ部18の自然状態における厚みは、3.0mm以上、特に4.0mm以上であることが好ましく、そして12.0mm以下、特に11.0mm以下であることが好ましい。
坪量、凸部18Tの高さ、幅、凹部18Hの幅を上記範囲にすることで不織布の剛性が確保され、また風合いが良好なものとなる。特に、肌面側の上層不織布18aは下層不織布18bより風合いを高め、肌触り感を高くしている。一方、下層不織布18bは、強度を高めるようにしている。坪量が低すぎると剛性が低くなり潰れやすくなる。また坪量が高すぎると、剛性が高くなりすぎて触感が硬い感じになり風合いが低下する。
上記のように、強度と風合いを両立させた不織布であることから、凹凸部18Bの形状が確保され、通気性と親水性の上層不織布18aによる肌面SA側から裏面シート2を透過してきた蒸気の吸収性が向上される。すなわち、通気性と吸収性が向上される。
また、親水性不織布18Aは、単層から複数層の構造であってもよく、肌面側は不織布、非肌面側に凹凸のフィルム層(一般的に生理用表面材に使用されている公知のフィルム不織布など)とした2層構造体でもよい。親水性不織布18Aは、特に通気性と蒸気の透過性との両方を向上される観点から、単層または2層が好ましい。また、平坦な2枚の不織布を、それぞれの速度差を異ならせながら貼り合わせることにより、凹凸形状を作ることもできる。
不織布の坪量は下記の手段で測定する。まず、テープ部18を有機溶剤に浸し、接着剤を溶かして各部材を分離する。その後、対象となる不織布を自然乾燥し、自然状態において、重量と面積を測定し、坪量を算出する。
自然状態とは、テープ部18をテープ型使い捨ておむつから切り出し、止着部19が他の箇所に係合している場合はそれを剥がし、弾性体による収縮が発現されている状態を言う。一方、伸長状態とは、自然状態のテープ部において、弾性体が伸びきる程度であり、かつ、各部材が破けない程度に伸長させた状態を言う。
厚みは、株式会社尾崎製作所PEACOCK定圧厚み測定器スタンダードタイプFFAシリーズにより、2.5g/cmの荷重下で測定する。
凸部18Tの高さは、伸長状態におけるテープ部18の厚みから、伸長状態におけるテープ基材18Cの厚みを引いたものである。
図5(a)に示した実施形態では、テープ部18の多層シート内に製品幅方向に伸縮性を有する弾性体31が配置されている。本実施形態においては、弾性体31の伸長時に、凹凸部が肌面側に凹凸形状を残している。つまり、図5(b)に示すように、弾性体31の伸長時であっても、凹凸部18Bを有する親水性不織布18Aの肌面側に凹凸部が凹凸形状を有している。
図5(b)に示すように、テープ部18は、図3(a)に示した凹凸部18Bを配した親水性不織布18Aとテープ基材18Cの間に、弾性体31が配置されているものである。弾性体31は1.5倍から3.0倍に伸長されたものを不織布に貼り付けて製造する。弾性体31は、例えば糸ゴムなどからなる。
伸長状態の糸ゴムにテープ基材18Cと凹凸部18Bを有する親水性不織布18Aを接着させる。
そのため、収縮時には、接着したテープ基材18Cと親水性不織布18Aも弾性体31の糸ゴムにより、縮むことになり、凹凸部18Bを有する親水性不織布18Aに由来した凹凸ではなく、皺による凹凸がさらに形成された状態となる。
そのような状態で、おむつ10の装着時におけるテープ部18を伸長させた場合には、皺による凹凸は延ばされても、凹凸部18Bを有する親水性不織布18Aの凹凸部18Bに由来する凹凸形状まで延び切ることはない。また、テープ部18に伸長性を有しない不織布がある場合には、その不織布が広がりきった状態で伸長性を有する不織布は伸び止まる。いずれの場合であっても、凹凸部18Bの凹凸形状が無くなることはなく存在するため、親水性不織布18A自体の凹凸形状による通気性が確保される。
また、肌面側に配された凹凸部を有する親水性不織布18Aより、その厚さ方向の非肌面側のシートの方が、引張強度が大きいことが好ましい。
これにより、多層シートのテープ部18の強度を確保することが容易になる。
テープ部18全体の引張強度は、40N/50mm以上、特に50N/50mm以上が好ましい。そして、通気性、コシなどの点から100N/50mm以下、特に90N/50mm以下が好ましい。また40N/50mm以上100N/50mm以下であり、特に50N/50mm以上90N/50mm以下が好ましい。このような引張強度を有することから、テープ部18が破断することなく、通気性とコシが確保される。
テープ基材18Cの引張強度は、40N/50mm以上、特に50N/50mm以上が好ましく、風合いの観点から100N/50mm以下、特に90N/50mm以下が好ましい。
親水性不織布18Aの引張強度は、1N/50mm以上、特に20N/50mm以上が好ましく、40N/50mm以下、特に30N/50mm以下が好ましい。
テープ基材18Cの不織布は、スパンボンド法、エアースルー法、ポイントボンド法、メルトブロー法、エアレイド法やそれらの製法の組み合わせ等により製造される不織布が好ましい。特にスパンボンド法、ポイントボンド法、メルトブロー法により製造された不織布が高強度の不織布であるため好ましい。
テープ基材18Cの坪量は、40g/m以上、特に60g/m以上が好ましく、そして120g/m以下、特に110g/m以下がより好ましい。また、40g/m以上120g/m以下、特に60g/m以上110g/m以下がより好ましい。このように、坪量を高くできるのは、テープ部18が非肌面側になるため、風合いよりも引張強度を求めることができるためである。
引張強度は、株式会社オリエンテックRTC−1150Aテンシロン万能試験機を用い、300mm/minの引張速度で、チャック間を150mmに設定して測定する。測定サンプルの幅は50mmとする。対象とするテープ部から500mmの幅を持ったサンプルを採取できない幅は、測定可能な幅でサンプルを切り出し、最終的に50mm幅に換算して測定値を求める。
図6に示すように、凹凸部を有する親水性不織布18Aを肌面側からみた凹凸部18Bの凸部18Tは、幅方向および長手方向に凸部と凹部が交互に並んでいることが好ましい。また、隣接する凸部18T間に空間を有することが好ましい。
例えば、親水性不織布18Aは、シート状の不織布を平面視した側の第1面側Z1に突出し内部空間を有する凸部18Tと、第1面側Z1とは反対側の第2面側Z2に凹む凹部18Hとを有している。凸部18Tは第2面側Z2からみると凹部になっていて、凹部18Hは第2面側Z2からみると凸部になっている。これらの凸部18T、凹部18Hは、親水性不織布18Aの全面にわたって平面視交差する異なる方向のそれぞれに交互に連続して配されている。上記異なる方向とは、具体的一例として、上記異なる方向の1方向であるX方向と、このX方向とは異なり、上記異なる方向の1方向であるY方向である。
図6に示した実施形態では、凸部18Tは、内部に空洞を保持した丸みを帯びたドーム状である。そのため、前述の図3(b)に示すように、凸部18Tが肌に接触し圧力を受ける時、凸部18Tが潰れても凹部18Hまでは潰れることがない。したがって、凹部18Hに通気路が確保され、それらが連続することで縦方向(Y方向)および横方向(X方向)に太い矢印で示した通気路が確保され、通気性が確保できる。凸部18Tの内部は中実であっても構わない。ここでいう中実とは、凸部18Tの内部の空洞が不織布を構成する繊維で埋められている形態をいう。
上記おむつ10は、図7に示すように、吸収性本体が矩形、つまり、いわゆるTの字型のおむつであってもよい。
Tの字型の使い捨ておむつ10(10B)は、吸収体3を含む吸収性本体4と、吸収体3の両側縁から延出する延出部17を備えている。この第2実施形態では、この延出部17の更に幅方向外方にサイドパネル9を有している。両側それぞれのサイドパネル9、9は、おむつ10Bの背側部Rに配されている。そして、サイドパネルは腹側部Fには配されていない。したがって、おむつの外形がTの字型になっている。
上記吸収性本体4は図1によって説明したおむつ10の吸収性本体4と同様な構成を有する。
上記サイドパネル9、9は、それぞれの延出方向(X方向)の先端側に、止着部19付きのテープ部18が設けられている。このテープ部18および止着部19は、前述の図1から図6によって説明したものと同様の構成を有する。
一方、おむつ10Bの腹側部Fの外面には、止着部19を止着させる受け部20が配されている。
このおむつ10Bを装着する際には、テープ部18を手で引っ張り、そのテープ部18受け部20に押し付け、テープ部18の止着部19を受け部20に止着して、着用者に装着する。
上記使い捨ておむつ10Bによれば、上記のように装着される。その際、前述の図3(a)、(b)に示したように、テープ部18は凹凸部18Bを持つ親水性不織布18Aを有することから、その凹凸部18Bにより通気性が向上される。それとともに、肌面SAから発生した蒸気が親水性不織布18Aにより吸収されるので、蒸気の吸収性が向上される。また、テープ部18に親水性不織布18Aが配されていることから、その親水性不織布18Aによって肌面SAから発生する汗が吸収されやすくなる。
さらに、上記おむつ10は、止着部19と吸収体3との間に止着部19側から吸収体3側の方向に向かって、肌面側に親水性領域と疎水性領域が順に配されていることが好ましい。具体的には、上記おむつ10Aの場合はテープ部18における親水性不織布18Aが親水性領域になり、背側フラップ部17Rが疎水性領域になっている。また、上記おむつ10Bの場合は、背側フラップ部17Rが疎水性領域になり、テープ部18が親水性領域になり、そしてサイドパネル9はおむつ10B全体の設計に従って親水性領域としても疎水性領域としてもよい。
したがって、吸収体3から横漏れしてきた液体の拡散を疎水性領域の背側フラップ部17Rで防ぐことができるので、吸収体3の横漏れが防止される。それとともに、親水性不織布18Aによって吸汗性が確保される。
次に、上記詳細に説明した以外の主要構成部品について、詳細に説明する。
表面シート1は、肌触りが良く液透過性の部材からなり、例えば、親水性不織布が好ましく、エアースルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、立体賦形不織布と呼ばれている不織布が挙げられる。その不織布の繊維は、ポリプロピレンの単繊維や、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維等で親水化処理が施された繊維が好ましい。また、表面シート1の股下部分には、表面シート1の非肌当接面側に親水性穴開きフィルムや親水性不織布が部分的に重ねられていてもよい。
裏面シート2は、防水性があり透湿性を有していれば特に限定されない。吸収体3の非肌当接面側で液漏れを防ぐ観点から、液難透過性の部材からなる。例えば疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラー又は相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、該フィルムを一軸又は二軸延伸して得られる液不透過性の多孔性フィルムが挙げられる。前記熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが挙げられる。該ポリオレフィンとしては、高密度ないし低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独で又は混合して用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有することが好ましい。
吸収体3は、表面シート1および裏面シート2よりも長手方向(Y方向)および幅方向(X方向)の長さが短い。吸収体3は、その長手方向を表面シート1および裏面シート2の長手方向に一致させ略中央に配されている。これら表面シート1、裏面シート2および吸収体3は、例えばホットメルト接着剤等によって接合され、吸収性本体4を構成している。
上記吸収体3は、液吸収性および液保持性を有するものであれば、通常吸収性物品に用いられるものを用いることができる。例えば、繊維集合体又はこれと吸水性ポリマーとを併用させたもの等が挙げられる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維や、合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等が挙げられる。パルプ繊維としては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプや木綿パルプ、ワラパルプ等の非木材パルプ等の天然セルロース繊維などが挙げられる。その他、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオフィレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維、アセテートやレーヨンなどの半合成繊維を一部に含んでもよい。坪量は特に限定されないが、上述した通りである。吸水性ポリマーとしては、この種の物品に通常使用されている各種のポリマー材料を用いることがでる。吸水性ポリマーは、自重の20倍以上の水または生理食塩水を吸収し保持し得る性能を有するような超吸収性高分子化合物であることが好ましい。
吸収体3と裏面シート2との間には、複数本の吸収体ギャザー弾性体73が伸長状態で固定されている。その固定には例えば接着剤が用いられ、その接着剤には、通常のホットメルト接着剤が挙げられる。伸長状態で固定された吸収体ギャザー弾性体73により、吸収体3に伸縮性が付与され、吸収体ギャザー(図示せず)が形成されている。吸収体ギャザーは任意の長手方向(Y方向)範囲に延在させることができる。また、吸収体ギャザー弾性体73は、長手方向に収縮力を発揮できれば、必ずしも長手方向に平行に配設される必要はなく、湾曲していても良い。
また上記吸収体ギャザー弾性体73によって吸収体3の側部が伸縮するため脚周り、特に大腿部付け根周りのフィット性が向上し、その部分の漏れを防止することができる。
本実施形態の使い捨ておむつ10の長手方向の両側部には、前述した立体ギャザー41の一側縁が固定されて、立体ギャザー41の起立端41bを形成している。立体ギャザー41は、おむつ10の長手方向(Y方向)に延びる帯状の形状を有している。立体ギャザー41は、該一側縁の他側縁側に配された立体ギャザー弾性体71の収縮力によって、幅方向の自由端41f側が、表面シート1等から離間して装着者の肌側に向かって立ち上がる。図1(b)に示すように、自由端41fは、サイドシート7を長手方向に沿って折り返し、該折り返しの間に複数本の立体ギャザー弾性体71が伸長状態で固定されることにより、形成されている。
立体ギャザー41を形成するサイドシート7としては、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド積層不織布(SMS不織布)、スパンボンド−メルトブローン−メルトブローン−スパンボンド不織布(SMMS不織布)等の耐水性の高い撥水性の不織布、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布等の不織布と透湿性または非透湿性の樹脂フィルムとの積層体、等が挙げられる。
吸収体ギャザー弾性体73および立体ギャザー弾性体71の形成素材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、エチレン酢酸ビニル(EVA)、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性体の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、楕円形又は多角形状等の糸状(糸ゴム等)のもの、もしくは紐状(平ゴム等)のもの、またはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
一方、レッグギャザーとなる上記吸収体3の側部の幅方向外側におけるサイドシート7と裏面シート2との間に位置する部位には、左右の大腿部付け根周りを伸縮可能にするレッグギャザー弾性体75がそれぞれ伸長状態で接着又は固定されている。このように各サイドシート7の幅方向外方にはそれぞれレッグギャザー弾性体75が配されることでレッグギャザー45が形成される。このレッグギャザー弾性体75は、上記吸収体ギャザー弾性体73と同種のものを用いることができる。
上記各弾性体71、73および75の伸縮によっておむつ10は、装着者の運動等による体形変化にもよく追従してフィットし、後述する尿漏れパッドの保持性が向上し、また液体等の横漏れを効果的に防止し得る。
また、被覆シート5が吸収体3の非肌当接面側を被覆しても良い。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、表面シート1の幅は裏面シート2の幅よりも狭くても良く、その場合、立体ギャザー41の起立端41bは裏面シート2に固定される。
本発明の吸収性物品は、テープ型使い捨ておむつであり、成人用に限らず、幼児用等であってもよく、また内部に吸収性パッドを使用して用いるものであってもよい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の形態を開示する。
<1>
表面シート、裏面シート、および両シートの間に介在配置された吸収体を含む縦長の吸収性本体を備え、
前記吸収体の両側縁より幅方向外方に張り出して配された延出部と、
前記吸収性本体の長手方向一端部の両側に位置する前記延出部の外側に配されたテープ部と、
前記テープ部の前記幅方向外方の端部側に配された止着部とを有し、
前記止着部より前記吸収性本体側の前記テープ部が肌面側に凹凸部を持つ親水性不織布を有するテープ型使い捨ておむつ。
<2>
前記親水性不織布はエアースルー不織布である<1>に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<3>
前記テープ部の自然状態における厚みは、3.0mm以上、特に4.0mm以上であることが好ましく、そして12.0mm以下、特に11.0mm以下であることが好ましい<1>または<2>に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<4>
前記テープ部は、複数枚のシートが積層された多層構造であり、少なくとも肌面側に配されたシートは前記凹凸部を有する親水性不織布である<1>から<3>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<5>
前記テープ部は、複数枚のシートが積層された多層構造であり、該複数枚のシートに前記幅方向に伸縮性を有する弾性体が挟まれ、
前記弾性体の伸長時に、前記凹凸部が肌面側に凹凸形状を残す<1>から<4>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<6>
前記親水性不織布の伸長状態における凸部の高さは、0.5mm以上、特に0.6mm以上であることが好ましく、3.0mm以下、特に2.5mm以下であることが好ましい<1>から<5>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<7>
前記親水性不織布の伸長状態における凸部の幅は、1.0mm以上、特に1.5mm以上であることが好ましく、そして7.0mm以下、特に6.0mm以下であることが好ましく、また1.0mm以上7.0mm以下、特に1.5mm以上6.0mm以下であることが好ましい<1>から<6>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<8>
前記親水性不織布の伸長状態における凹部の幅は、0.5mm以上、特に0.8mm以上であることが好ましく、そして5.0mm以下、特に4.0mm以下であることが好ましく、また0.5mm以上5.0mm以下、特に0.8mm以上4.0mm以下であることが好ましい<1>から<7>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<9>
前記親水性不織布の引張強度は、1N/50mm以上、特に20N/50mm以上が好ましく、40N/50mm以下、特に30N/50mm以下が好ましい<1>から<8>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<10>
前記テープ部は基材と前記親水性不織布を有し、前記基材の引張強度は、40N/50mm以上、特に50N/50mm以上が好ましく、風合いの観点から100N/50mm以下、特に90N/50mm以下が好ましい<1>から<9>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<11>
前記テープ部は基材と前記親水性不織布を有し、前記基材の坪量は、40g/m以上、特に60g/m以上が好ましく、そして120g/m以下、特に110g/m以下がより好ましい<1>から<10>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<12>
肌面側に配された前記凹凸部を有するシートより、その厚さ方向の非肌面側のシートの方が、引張強度が大きい<1>から<11>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<13>
前記テープ基材の不織布は、高強度の不織布であり、スパンボンド法、ポイントボンド法またはメルトブロー法により製造された不織布が好ましい<1>から<12>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<14>
前記凹凸部の凹凸形状は前記幅方向および前記長手方向に凸部と凹部が交互に並んでいる<1>から<13>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<15>
前記テープ部の引張強度は、40N/50mm以上、特に50N/50mm以上が好ましく、そして、通気性、コシなどの点から100N/50mm以下、特に90N/50mm以下が好ましい<1>から<14>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<16>
前記凸部はドーム状である<1>から<15>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<17>
前記吸収性本体が矩形である<1>から<16>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<18>
Tの字型の使い捨ておむつは、吸収体を含む吸収性本体と、吸収体の両側縁から延出する延出部を備え、この延出部の更に幅方向外方にサイドパネルを有している。両側それぞれのサイドパネル9、9は、おむつ10Bの背側部Rに配されている<1>から<17>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<19>
前記止着部と前記吸収体との間に前記止着材側から前記吸収体側に向かって、肌面側に親水性領域と疎水性領域が順に配されている<1>から<18>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
<20>
前記テープ部における前記親水性不織布が親水性領域になり、前記延出部であるフラップ部の背側フラップ部が疎水性領域になっている<1>から<19>のいずれか1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
1 表面シート
2 裏面シート
3 吸収体
4 吸収性本体
5 被覆シート
7 サイドシート
8 外装シート
9 サイドパネル
10、10A、10B 使い捨ておむつ
17 延出部
17F 腹側フラップ部
17R 背側フラップ部
18 テープ部
18A 親水性不織布
18B 凹凸部
18T 凸部
18H 凹部
19 止着部
20 受け部
31 弾性体
41 立体ギャザー
41b 起立端
41f 自由端
71 立体ギャザー弾性体
73 吸収体ギャザー弾性体
75 レッグギャザー弾性体
F 前方部
C 中間部
R 後方部
SA 肌面
Z1 第1面側
Z2 第2面側

Claims (7)

  1. 表面シート、裏面シート、および両シートの間に介在配置された吸収体を含む縦長の吸収性本体を備え、
    前記吸収体の両側縁より幅方向外方に張り出して配された延出部と、
    前記吸収性本体の長手方向一端部の両側に位置する前記延出部の外側に配されたテープ部と、
    前記テープ部の前記幅方向外方の端部側に配された止着部とを有し、
    前記止着部より前記吸収性本体側の前記テープ部が肌面側に凸部と凹部とが前記幅方向および前記長手方向に交互に並んでいる凹凸部を持つ親水性不織布を有するテープ型使い捨ておむつ。
  2. 前記テープ部は、複数枚のシートが積層された多層構造であり、少なくとも肌面側に配されたシートは前記凹凸部を有する親水性不織布である請求項1に記載のテープ型使い捨ておむつ。
  3. 前記テープ部は、複数枚のシートが積層された多層構造であり、該複数枚のシートに前記幅方向に伸縮性を有する弾性体が挟まれ、
    前記弾性体の伸長時に、前記凹凸部が肌面側に凹凸形状を残す請求項1または2に記載のテープ型使い捨ておむつ。
  4. 肌面側に配された前記凹凸部を有するシートより、その厚さ方向の非肌面側のシートの方が、引張強度が大きい請求項2または3に記載のテープ型使い捨ておむつ。
  5. 前記凹凸部の凹凸形状は前記幅方向および前記長手方向に凸部と凹部が交互に並んでいる請求項1から4のいずれか1項に記載のテープ型使い捨ておむつ。
  6. 前記吸収性本体が矩形である請求項1から5のいずれか1項に記載のテープ型使い捨ておむつ。
  7. 前記止着部と前記吸収体との間に前記止着部側から前記吸収体側に向かって、肌面側に親水性領域と疎水性領域が順に配されている請求項1から6のいずれか1項に記載のテープ型使い捨ておむつ。
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