JPH09109856A - 液圧制御装置 - Google Patents

液圧制御装置

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JPH09109856A
JPH09109856A JP7274581A JP27458195A JPH09109856A JP H09109856 A JPH09109856 A JP H09109856A JP 7274581 A JP7274581 A JP 7274581A JP 27458195 A JP27458195 A JP 27458195A JP H09109856 A JPH09109856 A JP H09109856A
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frame
reservoir
cover
damper
orl
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Tsutomu Amano
勉 天野
Takashi Aoki
青木  隆
Takaomi Shirase
隆臣 白勢
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基体の一側面から突出するガイド筒を有して基
体に装着される弁ハウジングと、各ガイド筒を囲繞する
ボビンにそれぞれ巻回されるコイルと、各ガイド筒の先
端および基端間をそれぞれ磁気的に結合する磁路形成枠
とを有する複数の電磁弁と、各電磁弁の配列の一側に並
んで基体の一側面に配設されるリザーバおよびダンパと
を備える液圧制御装置において、軽量化を可能とすると
ともに組付作業性を向上させる。 【解決手段】カバー67は、各電磁弁VORL CRL を囲
繞して基体34の一側面34aに結合される枠部68a
と、リザーバ192 およびダンパを覆って枠部68aに
一体に連設されるスカート部68bを備え、コイル45
がそれぞれ巻回される複数のボビン46が合成樹脂から
成るモールド部47に埋封されて成るコイルユニット4
8が前記枠部68aと一体に形成され、該コイルユニッ
ト48に各磁路形成枠51が装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基体の一側面から
突出するガイド筒を有して基体に二列に並んで装着され
る複数の弁ハウジングと、各ガイド筒を囲繞するボビン
にそれぞれ巻回されるコイルと、各ガイド筒の先端およ
び基端間をそれぞれ磁気的に結合する磁路形成枠とをそ
れぞれ有する複数の電磁弁と、これらの電磁弁の配列の
一側に並んで基体の一側面に配設されるリザーバおよび
ダンパとを備える液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる液圧制御装置は、たとえば
特開平7−156771号公報等により既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、基体の一側面に結合される磁性金属製の押え
板に、コイルがそれぞれ巻回された複数のボビンと、磁
路形成枠とが結合され、合成樹脂製のカバーが前記押え
板に締結される構造となっている。かかる構成による
と、押え板が比較的大重量であることに起因して液圧制
御装置が比較的大重量となるとともに、押え板の基体へ
の結合作業に加えて、カバーの押え板への結合作業が必
要となって組付作業性が優れているとは言い難い。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、軽量化を可能とするとともに組付作業性を向
上させた液圧制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基体の一側面から突出するガイド筒を有
して基体に二列に並んで装着される複数の弁ハウジング
と、各ガイド筒を囲繞するボビンにそれぞれ巻回される
コイルと、各ガイド筒の先端および基端間をそれぞれ磁
気的に結合する磁路形成枠とをそれぞれ有する複数の電
磁弁と、これらの電磁弁の配列の一側に並んで基体の一
側面に配設されるリザーバおよびダンパとを備える液圧
制御装置において、カバーは、各電磁弁を囲繞して基体
の一側面に結合される枠部と、リザーバおよびダンパを
覆って枠部に一体に連設されるスカート部とを備え、コ
イルがそれぞれ巻回される複数のボビンが合成樹脂から
成るモールド部に埋封されて成るコイルユニットが前記
枠部と一体に形成され、該コイルユニットに各磁路形成
枠が装着されることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0007】図1ないし図8は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は車両用ブレーキ装置の液圧回路図、
図2は液圧制御装置の側面図、図3は基体の正面図、図
4は図3の4−4線に沿う液圧制御装置の切欠き側面
図、図5は図3の5−5線に沿う液圧制御装置の切欠き
側面図、図6は図4の6矢視方向から見たカバーの底面
図、図7は図6の7−7線に沿うリザーバの部分断面
図、図8は図7の8矢視方向から見たシール部材の平面
図である。
【0008】先ず図1において、タンデム型マスタシリ
ンダMは、ブレーキペダルPの踏込みに応じた制動液圧
を出力する一対の出力ポート131 ,132 を備えてお
り、左前輪用車輪ブレーキBFL、右後輪用車輪ブレーキ
RRに接続される比例減圧弁14R 、右前輪用車輪ブレ
ーキBFR、ならびに左後輪用車輪ブレーキBRLに接続さ
れる比例減圧弁14L と、前記両出力ポート131 ,1
2 に個別に連なる液圧路121 ,122 との間に液圧
制御装置15が介設される。
【0009】この液圧制御装置15は、左前輪用車輪ブ
レーキBFL、右後輪用車輪ブレーキBRR、右前輪用車輪
ブレーキBFRおよび左後輪用車輪ブレーキBRLに個別に
対応した4つの常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR
ORL と、各常開型電磁弁V OFL 〜VORL にそれぞれ並
列に接続される4つのチェック弁17FL,17RR,17
FR,17RLと、前記各車輪ブレーキBFL〜BRLに個別に
対応した4つの常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR
CRL と、左前輪用車輪ブレーキBFLおよび右後輪用車
輪ブレーキBRR側ならびに右前輪用車輪ブレーキBFR
よび左後輪用車輪ブレーキBRL側にそれぞれ個別に対応
した一対のリザーバ191 ,192 と、両リザーバ19
1 ,192 に吸入弁201 ,202 を介して接続される
一対の往復動型プランジャポンプ211 ,212 と、両
プランジャポンプ211 ,212に共通な単一のモータ
22と、両プランジャポンプ211 ,212 に吐出弁2
1 ,232 を介して接続される一対のダンパ241
242 と、前記マスタシリンダMの出力ポート131
132 に個別に連なる液圧路121 ,122 および前記
両ダンパ241 ,242 間にそれぞれ介設されるオリフ
ィス251 ,252とを備え、各常開型電磁弁VOFL
ORL および各常閉型電磁弁VCFL 〜VCRLの消磁・励
磁は電子制御ユニット26により切換え制御される。
【0010】常開型電磁弁VOFL は、マスタシリンダM
の一方の出力ポート131 に連なる液圧路121 と左前
輪用車輪ブレーキBFLとの間に介設され、常開型電磁弁
OR R は、前記液圧路121 と右後輪用車輪ブレーキB
RRに接続された比例減圧弁14R との間に介設され、常
開型電磁弁VOFR は、マスタシリンダMの他方の出力ポ
ート132 に連なる液圧路122 と右前輪用車輪ブレー
キBFRとの間に介設され、常開型電磁弁VORL は、前記
液圧路122 と左後輪用車輪ブレーキBRLに接続された
比例減圧弁14L との間に介設される。またチェック弁
17FL〜17RLは、対応する車輪ブレーキBFL〜BRL
らの作動液の流通のみを許容するようにして各常開型電
磁弁VOFL 〜VORL に並列に接続される。
【0011】常閉型電磁弁VCFL は左前輪用車輪ブレー
キBFLおよびリザーバ191 間に、常閉型電磁弁VCRR
は比例減圧弁14R およびリザーバ191 間に、常閉型
電磁弁VCFR は右前輪用車輪ブレーキBFRおよびリザー
バ192 間に、また常閉型電磁弁VCRL は比例減圧弁1
L およびリザーバ192 間にそれぞれ介設される。
【0012】このような液圧制御装置15によれば、各
車輪がロックを生じる可能性のない通常ブレーキ時に
は、各常開型電磁弁VOFL 〜VORL が消磁状態にあって
開弁しており、また各常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL が消
磁状態にあって閉弁している。したがってマスタシリン
ダMの一方の出力ポート131 から出力される制動液圧
は、常開型電磁弁VOFL を介して左前輪用車輪ブレーキ
FLに作用するとともに常開型電磁弁VORR および比例
減圧弁14R を介して右後輪用車輪ブレーキBRRに作用
し、またマスタシリンダMの他方の出力ポート132
ら出力される制動液圧は、常開型電磁弁VOFR を介して
右前輪用車輪ブレーキBFRに作用するとともに常開型電
磁弁VORL および比例減圧弁14L を介して左後輪用車
輪ブレーキBRLに作用する。
【0013】ブレーキ時に車輪がロック状態に入りそう
になったときのアンチロック制御時には、常開型電磁弁
OFL 〜VORL のうちロック状態に入りそうである車輪
に対応する常開型電磁弁を励磁して閉弁するととともに
常閉型電磁弁VCFL 〜VCRLのうち上記車輪に対応する
常閉型電磁弁を励磁して開弁する。そうすると、制動液
圧の一部がリザーバ191 あるいは192 に逃がされて
減圧されることになる。また制動液圧を保持する際に
は、常開型電磁弁VOFL 〜VORL を励磁して閉弁すると
ともに常閉型電磁弁VCFL 〜VCRL を消磁して閉弁状態
に保持すればよく、制動液圧を増圧する際には、常開型
電磁弁VOFL 〜VORL を消磁して開弁するとともに常閉
型電磁弁VCFL 〜VCRL を消磁して閉弁状態に保持すれ
ばよい。
【0014】一対のプランジャポンプ211 ,212
共通に駆動するモータ22は、上記アンチロック制御時
に作動せしめられるものであり、リザーバ191 ,19
2 に逃がされた作動液がプランジャポンプ211 ,21
2 からダンパ241 ,242およびオリフィス251
252 を経て各常開型電磁弁VOFL 〜VORL の上流側す
なわち液圧路121 ,122 に戻される。したがってリ
ザーバ191 ,192に逃がした分だけマスタシリンダ
MにおけるブレーキペダルPの踏込み量が増加すること
はなく、しかもプランジャポンプ211 ,212 から送
出される作動液の脈動はダンパ241 ,242 およびオ
リフィス251 ,252 の働きにより減衰され、前記ブ
レーキペダルPの脈動が減衰される。
【0015】各常開型電磁弁VOFL 〜VORL および各常
閉型電磁弁VCFL 〜VCRL の消磁・励磁を制御する電子
制御ユニット26には、車輪がロック状態に入りそうに
なったかどうかを判断するために各車輪の車輪速度を個
別に検出する車輪速度センサ27FL,27RR,27FR
27RLの検出信号が入力されるとともに、ハンドブレー
キレバー28が操作されたかどうかを検出するハンドブ
レーキ検出センサ29の検出信号が入力され、さらにア
ンチロック制御状態にあるときに電子制御ユニット26
によって活性化されるランプ等の報知器30が電子制御
ユニット26に接続される。
【0016】液圧制御装置15を構成する4つの常開型
電磁弁VOFL ,VORR ,VOFR ,V ORL と、4つのチェ
ック弁17FL,17RR,17FR,17RLと、4つの常閉
型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCFR ,VCRL と、一対のリ
ザーバ191 ,192 と、一対の吸入弁201 ,202
と、一対のプランジャポンプ211 ,212 と、モータ
22と、一対の吐出弁231 ,232 と、一対のダンパ
241 ,242 と、一対のオリフィス251 ,252
は、図2で示す基体34に配設される。
【0017】この基体34は、アルミニウム合金等の金
属によりブロック状に形成されるものであり、その一側
面34aが上下方向に沿う姿勢となるようにして、車体
(図示せず)に設けられたブラケット32に複数のマウ
ント手段33…を介して支持される。
【0018】図3を併せて参照して、基体34の一側面
34aには、4つの嵌合凹部35FL,35RR,35RL
35FRと、4つの嵌合凹部36FL,36RR,36RL,3
FRとが上下に並列して設けられる。また嵌合凹部35
FL,36FLに対応した有底のダンパ孔371 と、嵌合凹
部35RR,36RRに対応した有底のリザーバ孔38
1と、嵌合凹部35RL,36RLに対応した有底のリザー
バ孔382 と、嵌合凹部35FR,36FRに対応した有底
のダンパ孔372 とが、各嵌合凹部35FL〜35FR,3
FL〜36FRの下方でそれらの配列方向と平行に配列さ
れて一側面34aに設けられる。さらに嵌合凹部3
FL,35RR,36FL,36RRで囲まれる位置の肉抜き
凹部39と、嵌合凹部35RR,35RL,36RR,36RL
で囲まれる位置の肉抜き凹部40と、嵌合凹部35RL
35FR,36RL,36FRで囲まれる位置の肉抜き凹部4
1と、嵌合凹部36RR,36RLおよびリザーバ孔3
1 ,382 で囲まれる位置の肉抜き凹部42とが一側
面34aに設けられる。
【0019】図4および図5を併せて参照して、基体3
4には、4つの常開型電磁弁VOFL,VORR ,VORL
OFR と、4つの常閉型電磁弁VCFL ,VCRR
CRL ,V CFR と、一対のリザーバ191 ,192 と、
一対のダンパ241 ,242 とが一側面34a側から装
着される。またモータ22は基体34の他側面34bに
取付けられ、該モータ22で駆動される一対のプランジ
ャポンプ211 ,212 は基体34に内蔵される。
【0020】常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VORL ,V
OFR の弁ハウジング43…は、それらの弁ハウジング4
3に設けられたガイド筒43aを基体34の一側面34
aから突出させるようにてして対応の嵌合凹部35FL
35RR,35RL,35FRにそれぞれ嵌合、固定され、ま
た常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCRL ,VCFR の弁ハ
ウジング44…は、それらの弁ハウジング44に設けら
れたガイド筒44aを前記一側面34aから突出させる
ようにして対応の嵌合凹部36FL,36RR,36RL,3
FRにそれぞれ嵌合、固定される。
【0021】ところで、弁ハウジング43のガイド筒4
3a…ならびに弁ハウジング44のガイド筒44a…
は、コイル45がそれぞれ巻回されたボビン46…にそ
れぞれ挿通されるものであり、各コイル45…およびボ
ビン46…は、合成樹脂から成るモールド部47に埋封
されることにより全ての常開型電磁弁VOFL ,VORR
ORL ,VOFR および全ての常閉型電磁弁VCFL ,V
CRR ,VCRL ,VCFR に共通なコイルユニット48とし
てユニット化される。しかもモールド部47には、各コ
イル45…に接続される導体49が配設された導体支持
部材50も埋封される。
【0022】またモールド部47において各ボビン46
…に対応する部分には、それらのボビン46…に巻回さ
れたコイル45…を囲んでガイド筒43a,44aの先
端部および基端部間を磁気的に結合する磁路形成枠51
…が装着される。而して該磁路形成枠51は、ガイド筒
43a,44aの基端部を挿通し得る閉塞端を基体34
側に有して前記モールド部47のコイル45に対応する
部分を囲繞する有底円筒状の磁路筒51aと、ガイド筒
43a,44aの先端部を嵌合せしめる磁路板51bと
が相互に結合されて成るものである。
【0023】前記モールド部47は、カバー67のカバ
ー主体68に一体に設けられるものであり、該カバー6
7は、基体34の一側面34aをほぼ全面的に覆って基
体34に締結される。すなわち基体34の一側面34a
には、図3で示すように、嵌合凹部35FL,35RR間の
外側方ならびに嵌合凹部35RL,35FR間の外側方にそ
れぞれねじ孔601 ,601 が設けられるとともに、嵌
合凹部36FL,36RR、ダンパ孔371 およびリザーバ
孔381 で囲まれる位置、ならびに嵌合凹部36RL,3
FR、ダンパ孔372 およびリザーバ孔382 で囲まれ
る位置にねじ孔602 ,602 がそれぞれ設けられてお
り、カバー67は、それらのねじ孔60 1 ,601 ,6
2 ,602 にそれぞれ螺合される締結ボルト61…に
より基体34の一側面34aに締結される。
【0024】リザーバ192 は、図4で示すように、リ
ザーバ孔382 の閉塞端との間にリザーバ室52を形成
して該リザーバ孔382 に摺動自在に嵌合されるピスト
ン53と、該ピストン53との間に大気連通室54を形
成してリザーバ孔382 の開口端に嵌合される栓部材5
5と、該栓部材55およびピストン53間に縮設されて
大気連通室54に収納される戻しばね56と、栓部材5
5の外方でリザーバ孔382 の開口端に嵌合されるシー
ル部材57とを備える。
【0025】リザーバ孔382 の開口端には、栓部材5
5の周縁部に外方側から係合する止め輪58が嵌着され
ており、この止め輪58により栓部材55のリザーバ孔
38 2 からの離脱が阻止される。また栓部材55の中央
部には、大気連通室54に通じる通気孔59が穿設され
る。
【0026】リザーバ191 は、上記リザーバ192
基本的に同一の構成を有してリザーバ孔381 に収納、
配設される。
【0027】ダンパ242 は、図5で示すように、ダン
パ孔372 の開口端がプラグ65で液密に閉塞されて成
るものであり、該プラグ65は、ダンパ孔372 の開口
端に嵌合され、ダンパ孔372 の開口端内面にはプラグ
65の周縁に外方側から係合する止め輪66が嵌着され
る。
【0028】ダンパ241 は、上記ダンパ242 と基本
的に同一の構成を有してダンパ孔371 に収納、配設さ
れる。
【0029】図6を併せて参照して、カバー67は、合
成樹脂から成るカバー主体68と、該カバー主体68に
着脱可能に装着される合成樹脂製の蓋部材69とから成
るものであり、カバー主体68は、全ての常開型電磁弁
OFL ,VORR ,VORL ,V OFR および全ての常閉型電
磁弁VCFL ,VCRR ,VCRL ,VCFR を囲繞するととも
にモールド部47に一体化された矩形状の枠部68a
と、該枠部68aに一体に連設されて両リザーバ1
1 ,192 および両ダンパ241 ,242 を覆うスカ
ート部68bとから成るものであり、蓋部材69は枠部
68aに着脱可能に装着される。しかも枠部68aおよ
び蓋部材69は、全ての常開型電磁弁VOFL ,VORR
ORL ,VOFR および全ての常閉型電磁弁VCFL ,V
CRR ,VCRL ,V CFR を覆うことに基づいて比較的大容
量の函状部70として構成されるものであり、またスカ
ート部68bは基体34の一側面34aに近接して枠部
68aに連設される。
【0030】カバー主体68における枠部68aには、
該枠部68aの上縁に沿って左右に延びる上部当接面6
8a1 と、該枠部68aの左右両側縁に沿って上下に延
びる一対の側部当接面68a2 ,68a2 とが形成され
ており、カバー主体68が基体34に締結されたときに
前記各当接面68a1 ,68a2 ,68a2 は基体34
の一側面34aに当接される。またカバー主体68にお
けるスカート部68bには、枠部68aの両側部当接面
68a2 ,68a2 に連なってスカート部68bの左右
両側縁に沿って延びる一対の側部当接面68b1 ,68
1 と、ダンパ241 およびリザーバ191 間ならびに
ダンパ242 およびリザーバ192 間でそれぞれ上下に
延びる一対のリブ68b2 ,68b2 と、両リザーバ1
1 ,192 の下方に位置する一対の下部当接面68b
3 ,68b3 と、両下部当接面68b3 ,68b3 間の
中央で上下に延びるリブ68b4 とが形成されており、
カバー主体68が基体34に締結されたときに、それら
の側部当接面68b1 ,68b1 、リブ68b2 ,68
2 、下部当接面68b3 ,68b3 およびリブ68b
4 は、基体34の一側面34aに当接する。
【0031】スカート部68bの下端には、基体34の
下面に沿うようにしてフランジ部68cが直角に連設さ
れており、このフランジ部68cと基体34の下面との
間には、図6の鎖線で示すように隙間が形成される。し
かもその隙間に通じるようにして、側部当接面68
1 ,68b1 およびリブ68b2 ,68b2 間には排
水路71,71が形成され、リブ68b2 ,68b2
よび下部当接面68b3 ,68b3 間には排水路72,
72が形成され、下部当接面68b3 ,68b3 および
リブ68b4 間には排水路73,73が形成される。
【0032】図7および図8において、両リザーバ19
1 ,192 におけるシール部材57は、ゴム等の弾性材
料から成るものであり、栓部材55の外方でリザーバ孔
38 1 ,382 に嵌合される皿状部57aと、栓部材5
5の通気孔59に通じる通気路74を形成して皿状部5
7aに連設される通気管57bと、通気管57bおよび
皿状部57a間にわたって設けられる補強部57cと、
該補強部57cから基体34側に突設される係合突部5
7dとを有する。
【0033】栓部材55の通気孔59に一端を通じさせ
た通気管57bは、比較的大容量である函状部70内で
基体34の一側面34aとは反対側に他端を開口させる
ようにして皿状部57aに一体に連設されるものであ
り、函状部70側に向かうに連れて基体34の一側面3
4aから離反する傾斜姿勢で皿状部57aに連設され
る。またリザーバ孔381 ,382 の軸線まわりのシー
ル部材57の回動を阻止するために、基体34に設けら
れた肉抜き凹部42に前記係合突部57dが係合され
る。
【0034】カバー67のスカート部68bには、シー
ル部材57における皿状部57aに対向してシール部材
57のリザーバ孔381 ,382 からの離脱を阻止する
複数の突起75…が、皿状部57の外周縁部に沿って間
隔をあけて突設される。
【0035】次にこの実施例の作用について説明する
と、カバー67は、常開型電磁弁VOF L ,VORR ,V
ORL ,VOFR および常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,V
CRL ,VCF R を囲繞する矩形状の枠部68aと、該枠部
68aに一体に連設されて両リザーバ191 ,192
よび両ダンパ241 ,242 を覆うスカート部68bと
を備えるものであり、常開型電磁弁VOFL ,VORR ,V
ORL ,VOFR および常閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,V
CRL ,VCFR を覆うカバー67で、両リザーバ191
192 および両ダンパ241 ,242 を覆うことができ
るので、両リザーバ19 1 ,192 および両ダンパ24
1 ,242 を覆うための特別のカバーを設けることが不
要であり、カバー67を基体34の一側面34aに直接
結合するようにして軽量化を図ることができる。
【0036】しかも各コイル45…およびボビン46…
は、合成樹脂から成るモールド部47に埋封されること
により全ての常開型電磁弁VOFL ,VORR ,VORL ,V
OFRおよび全ての常閉型電磁弁VCFL ,VCRR
CRL ,VCFR に共通なコイルユニット48としてユニ
ット化されるものであり、該コイルユニット48は、カ
バー67における枠部68aに一体に形成されるもので
あるので、カバー67の基体34の結合に応じて常開型
電磁弁VOFL ,VORR ,VORL ,VOFR および全ての常
閉型電磁弁VCFL ,VCRR ,VCRL ,VCFR の組付けが
完了するとともに、リザーバ191 ,192 およびダン
パ241 ,242 を覆うことができるので、組付作業性
を向上することができる。
【0037】ところで、基体34およびカバー67の結
合面には特別のシール部材が配設されていないため、カ
バー67における上部当接面68a1 および側部当接面
68a2 ,68a2 からカバー67内に侵入した水は、
基体34の一側面34aを伝って下方に流れ、排水路7
1,71,72,72,73,73から外部に排出され
る。この際、カバー67におけるスカート部68bとリ
ザーバ191 ,192との間の間隙は比較的狭く、リザ
ーバ191 ,192 におけるシール部材57の通気管b
がスカート部68bに対向して開口していると、上述の
ように間隙が狭いことに起因して通気管57bから大気
連通室54に水が侵入するおそれがある。しかるに通気
管57bは、カバー67のうち比較的大容量である函状
部70内で基体34の一側面34aとは反対側に開口す
るものであり、一側面34aを流過する水が通気管57
b内に入ることが極力防止される。また基体34の下部
に水飛沫等がかかった場合に、各排水路71,71,7
2,72,73,73からカバー67のスカート部68
b内に水が侵入することもあるが、通気管57bが、そ
れらの排水路71,71,72,72,73,73とは
逆の函状部70で開口せしめられることにより、大気連
通室54の呼吸に伴って水が大気連通室54に入ること
も極力防止され、リザーバ191 ,192 の防水機能を
向上することができる。
【0038】しかもスカート部68bに設けられ突起7
5…がシール部材57の皿状部57aに対向するもので
あるため、シール部材57がリザーバ孔381 ,382
から浮き上がって防水性が低下するおそれはなく、シー
ル部材57の抜止めが確実になされる。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カバー
は、各電磁弁を囲繞して基体の一側面に結合される枠部
と、リザーバおよびダンパを覆って枠部に一体に連設さ
れるスカート部とを備え、コイルがそれぞれ巻回される
複数のボビンが合成樹脂から成るモールド部に埋封され
て成るコイルユニットが前記枠部と一体に形成され、該
コイルユニットに各磁路形成枠が装着されるので、リザ
ーバおよびダンパを覆うための特別のカバーを設けるこ
とが不要として軽量化を図ることができるとともに、カ
バーの基体の結合に応じて電磁弁の組付けを完了せしめ
るとともにリザーバおよびダンパを覆うことができ、組
付作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ブレーキ装置の液圧回路図である。
【図2】液圧制御装置の側面図である。
【図3】基体の正面図である。
【図4】図3の4−4線に沿う液圧制御装置の切欠き側
面図である。
【図5】図3の5−5線に沿う液圧制御装置の切欠き側
面図である。
【図6】図4の6矢視方向から見たカバーの底面図であ
る。
【図7】図6の7−7線に沿うリザーバの部分断面図で
ある。
【図8】図7の8矢視方向から見たシール部材の平面図
である。
【符号の説明】
15・・・液圧制御装置 191 ,192 ・・・リザーバ 241 ,242 ・・・ダンパ 34・・・基体 34a・・・基体の一側面 43,44・・・弁ハウジング 43a,44a・・・ガイド筒 45・・・コイル 46・・・ボビン 47・・・モールド部 48・・・コイルユニット 51・・・磁路形成枠 67・・・カバー 68a・・・枠部 68b・・・スカート部 VOFL ,VOFR ,VORL ,VORR ・・・常開型電磁弁 VCFL ,VCFR ,VCRL ,VCRR ・・・常閉型電磁弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体(34)の一側面(34a)から突
    出するガイド筒(43a,44a)を有して基体(3
    4)に二列に並んで装着される複数の弁ハウジング(4
    3,44)と、各ガイド筒(43a,44a)を囲繞す
    るボビン(46)にそれぞれ巻回されるコイル(45)
    と、各ガイド筒(43a,44a)の先端および基端間
    をそれぞれ磁気的に結合する磁路形成枠(51)とをそ
    れぞれ有する複数の電磁弁(VOFL ,VOFR ,VORL
    ORR ;VCFL ,VCFR ,VCRL,VCRR )と、これら
    の電磁弁(VOFL ,VOFR ,VORL ,VORR ;VCFL
    CFR ,VCRL ,VCRR )の配列の一側に並んで基体
    (34)の一側面(34a)に配設されるリザーバ(1
    1 ,192 )およびダンパ(241 ,242 )と、各
    電磁弁(VOFL ,VOFR ,VORL ,VORR ;VCFL ,V
    CFR ,VCRL ,VCRR)、リザーバ(191 ,192
    およびダンパ(241 ,242 )を覆う合成樹脂製のカ
    バー(67)とを備える液圧制御装置において、カバー
    (67)は、各電磁弁(VOFL ,VOFR ,VORL ,V
    ORR ;VCFL ,VCFR ,VCRL ,VCRR )を囲繞して基
    体(34)の一側面(34a)に結合される枠部(68
    a)と、リザーバ(191 ,192 )およびダンパ(2
    1 ,242 )を覆って枠部(68a)に一体に連設さ
    れるスカート部(68b)とを備え、コイル(45)が
    それぞれ巻回される複数のボビン(46)が合成樹脂か
    ら成るモールド部(47)に埋封されて成るコイルユニ
    ット(48)が前記枠部(68a)と一体に形成され、
    該コイルユニット(48)に各磁路形成枠(51)が装
    着されることを特徴とする液圧制御装置。
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JP2020525338A (ja) * 2017-07-12 2020-08-27 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh 圧力媒体アッセンブリ

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