JPH09109541A - プリントインキを移送するための方法並びにこの方法を実施するための装置及び印刷機 - Google Patents

プリントインキを移送するための方法並びにこの方法を実施するための装置及び印刷機

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JPH09109541A
JPH09109541A JP8214837A JP21483796A JPH09109541A JP H09109541 A JPH09109541 A JP H09109541A JP 8214837 A JP8214837 A JP 8214837A JP 21483796 A JP21483796 A JP 21483796A JP H09109541 A JPH09109541 A JP H09109541A
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ink
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JP8214837A
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Anton Rodi
ローディ アントン
Norbert Dr Freyer
フライアー ノルベルト
Hans Klingel
クリンゲル ハンス
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Heidelberger Druckmaschinen AG
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/169Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer with means for preconditioning the toner image before the transfer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M1/00Inking and printing with a printer's forme

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な手段で100パーセントの移送効率が
得られるようにする。 【解決手段】 本発明は、固形乃至液状のプリントイン
キを中間担体、例えばトランスファーシリンダから別の
中間担体又はサブストレート、例えばペーパに移送する
方法に関する。粒状状態で中間担体に付着するプリント
インキを中間担体とは反対側で溶融して、移送する。少
なくとも部分的に液状状態で中間担体に付着するプリン
トインキの場合、中間担体に対するプリントインキの付
着性が、中間担体の表面から流出する分離媒体によって
減少される。更に本発明は、前記方法を実施するための
多数の装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固形もしくは液状のプ
リントインキを、中間担体、例えばトランスファーシリ
ンダから別の中間担体又はサブストレート、例えばペー
パに移送するための方法並びにこの方法を実施するため
の多数の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機のシリンダから別のシリンダ又は
サブストレートに液状のプリントインキを移送するため
に、第2のシリンダもしくはサブストレートに対するプ
リントインキの物理的な界面効果に基づく付着性は、オ
リジナルシリンダに対する付着性よりも大きくなければ
ならない。しかしながら、移送時には常に液体フィルム
の裂断が生ずるので、液体フィルムの一部はオリジナル
シリンダに残り、かつ、事実上、液状のプリントインキ
のほぼ100パーセントの移送が達成されなくなる。
【0003】同じ問題点は、粒状状態にある固形のプリ
ントインキ、例えばトナー粉末を移送する場合にも生ず
る。最大ほぼ95乃至98パーセントの移送効率が達成
される静電気的な移送技術は公知であるけれども、この
ような移送効率は非伝導性のトナーを使用する場合に得
られるに過ぎない。このことは、単位時間中り数千枚の
枚葉紙のプリント出力を有する生産機械の場合には、不
十分である。それというのも、不変にクリーニング装置
が交換されねばならないかもしくは印刷機外部でクリー
ニングされねばならないからである。
【0004】1993年、9/10月発行の、タイトル
“Offset Ouality Electrophotography”(以後OQ
Eと呼ぶ)文献の第37巻、第5号、第458頁では、
高い空気湿度中でも伝導性のトナーを移送するのに用い
られる種種の乾式複写技術が記載されている。この技術
の1つは、トナーを圧力下でサブストレートに転写しか
つ同時に定着することにある。別の技術は、2つの温度
段階で熱的な転写を行うことにある。
【0005】更に、圧力転写と熱転写との組み合わせ
は、上記文献“OQE”第459頁に記載されている。
トナーは、圧力により第1のシリンダから中間シリンダ
に移送され、次いで熱転写によって、中間シリンダと熱
い対応圧力シリンダとの間を通過するペーパに転写され
る。圧力下での転写の場合には、95パーセントの効率
が得られねばならず、かつ、熱転写の場合には、100
パーセントの効率が得られねばならない。
【0006】定期刊行物“The Seybold Report on
Publishing Systems”(以後“Seybold Report”と呼
ぶ)第24巻、第20号、第20頁左欄では、像を2つ
のベルトを介してペーパに移送する移送システムが記載
されている。第1のベルトはプリント像に相応する分布
でトナーを受容する。次いで、像は加熱された第2のベ
ルトに移送されるが、このベルトは、トナーを溶融する
のに十分であるようには加熱されていない。しかしこの
ベルトは、トナー粒子を互いに付着させ、次いで像を予
熱されたペーパに移送する。この場合、像は熱い圧力ロ
ーラによって定着される。これによって、後で行われる
トナーの溶融又は定着が不要になる。
【0007】いずれにせよ、第1ステップにおいて、つ
まり、第1のベルトから第2のベルトに移送する場合、
100パーセントの移送効率は達成されない。第1のベ
ルトはテフロン被覆されているけれども、基本的にトナ
ーに少なくとも僅かな付着力を及ぼすに過ぎないので、
少なくとも第1のステップでは、文献“OQE”で記載
された技術の場合のように100パーセント以下の移送
効率が得られるに過ぎない。
【0008】つまり、上記両技術においては、トナーは
第1のシリンダもしくは第1のベルトからは完全に移送
されない。特に最新のプリント技術の場合、例えば“Se
ybold Report”で記載されたプリント技術では、完全
なプリントを達成するために、第1のシリンダもしくは
第1のベルトに新たなプリントインキを供給する前に残
余プリントインキを除去する必要がある。このことは、
プリントインキを再利用しようとする場合には、極めて
困難で不経済である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ペー
パに移送する場合のみならず、中間担体に移送する場合
にも常に事実上100パーセントの移送効率が得られる
ような、移送技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】冒頭に述べた形式の方法
においてプリントインキが粒状状態で中間担体に付着す
る場合、前記課題は本発明によれば、プリントインキを
中間担体とは反対側で溶融し、次いで、プリントインキ
を別の中間担体又はサブストレートに移送することによ
って解決された。
【0011】更に、冒頭に述べた形式の方法においてプ
リントインキが少なくとも部分的に液状状態で中間担体
に付着する場合、前記課題は本発明によれば、中間担体
に対するプリントインキの付着性を、別の中間担体又は
サブストレートに移送する前に及び/又は移送する間
に、分離媒体によって減少することによって解決され
た。
【0012】
【発明の効果】更に本発明では、中間担体に、分離媒体
を含有する外側の弾性的な層、例えばゴム層が設けら
れ、中間担体及び別の中間担体又はサブストレートが互
いに押し合わされた場合に、分離媒体がゴム層の表面に
押し進められる。更に本発明では、分離媒体を使用する
ために、中間担体に、分離媒体を効果的に貯える硬質の
外側の層、例えば、焼結材料又はセラミックから成る多
孔性の層が設けられる。運転中に生ずる分離媒体損失
は、適当な供給装置によって補償されるか、又は、分離
媒体がインキに付加され、これにより、運転中に分離媒
体供給の補償が行われる。
【0013】中間担体とは、プリント像をインキ分布の
形式で形成して、継送し、次いで再び消滅させる表面を
有する装置、例えば、回転するトランスファーシリンダ
又はシリンダを中心として循環するベルトを意味し、こ
の場合、選択的に別の中間担体又はサブストレートに対
するインキ移送を行う。
【0014】本発明による固形インキ移送の場合、即
ち、溶融による移送の場合(この場合、プリントインキ
は主として固形である)にも、また、液状のインキの分
離媒体で助成された移送の場合にも、事実上100パー
セントの移送効率が達成される。
【0015】外部から粒状のプリントインキを溶融する
場合、第1に、インキ粒子が互いに付着せしめられる。
第2に、溶融により中間担体に対するプリントインキの
付着作用は増大しない。それというのも、溶融はインキ
層の外側表面においてのみ行われるのに対して、中間担
体に面した側ではプリントインキは依然として個々の点
でのみ中間担体に付着するからである。従って、これに
伴って生ずる中間担体におけるインキ・アイランド(in
k-island)を簡単にしかも完全に中間担体から剥離する
ことができる。第3に、外部からのプリントインキの溶
融によって後続の中間担体又はサブストレートに対する
粘着力が増強され、これによって、付加的にプリントイ
ンキの完全な移送が保証される。
【0016】“Seybold Report”から公知の方法の場
合とは異なって、本発明によれば固形のインキは内側か
らではなく、外側で溶融される。公知技術では中間担体
からの剥離は困難であるのに対して、本発明では所要の
剥離力は不変に小さく維持され、更に、ターゲット担体
に対する付着作用が改善される。従って、固形インキ移
送のための本発明による方法では、移送プロセスは多く
の観点で公知の方法よりも確実に行なわれる。更に、僅
かな構成費用及びエネルギ消費で100パーセントの移
送効率を得ることができ、この場合、ペーパのようなサ
ブストレートに移するために必要な圧着力は僅かであ
り、従って、ペーパは損傷されない。
【0017】このことは、移送を強力な毛管作用により
助成するペーパのようなサブストレートに直接プリント
インキを移送する場合に該当するばかりでなく、プリン
トインキを別の中間担体を介してサブストレートに移送
する多段の方法の場合にも該当する。第1の中間担体に
生じる潜像を第2の中間担体にかつ第2の中間担体から
サブストレートに完全に移送するために、両プロセスに
相反する要求が化せられる。まず、第2の中間担体に対
するプリントインキの親和性(affinity)が、第1の中
間担体よりも勝り、更に、サブストレートに対するプリ
ントインキの親和性が、第2の中間担体よりも勝らねば
ならない。つまり、第2の中間担体は、まずプリントイ
ンキを受け取り、次いで再びプリントインキを引き渡さ
ねばならない。
【0018】本発明によれば現像後の第1の中間担体か
らのプリントインキの剥離が容易に行われるので、イン
キを完全に第2の中間担体に移送するために、第2の中
間担体上では、剥離を助成しないような僅かな親和性を
必要とする。第2の中間担体上での僅かな付着力により
容易に、プリントインキはサブストレートに完全に移送
される。
【0019】サブストレートに移送する場合に本発明に
よる溶融法を使用する場合には、移送及び最終的な定着
のために全体として、プリントインキを中間担体の加熱
によりもしくはペーパの予熱により溶融する公知技術の
場合よりも著しく僅かな熱エネルギを必要とする。ペー
パはプリント中に乾燥せずかつ損傷しない。
【0020】プリントインキが中間担体上で少なくとも
部分的に液状状態にある場合もしくはこのような状態に
もたらされる場合には、本発明によれば、100パーセ
ントの移送を保証するために分離媒体が使用される。プ
リントインキは、常温で液状であるインキ、並びに、常
温で固形でかつ溶融温度以上の温度で維持される溶融イ
ンキであってよい。後者の場合、熱損失を僅かにするた
めに、例えば中間担体は熱伝導性が高く熱容量の僅かな
加熱された外側の層と、この下に位置する絶縁層とを備
えている。
【0021】分離媒体の使用は、液状のプリントインキ
をサブストレートに移すゴム・トランスファーシリンダ
としての中間担体の場合に特に有利である。弾性的な、
例えばゴム又は類似の材料からなるトランスファーシリ
ンダの層は、過度の圧力を及ぼすことなく均一なインキ
移送のために不均一なサブストレート表面に密に適合さ
れ、同時に、有利にはシリコンから成る分離媒体用の担
体として用いられる。分離媒体を吸収する弾性的な層の
吸収能は、弾性的な層の微細孔内への分離媒体の浸入及
び/又は拡散に起因している。弾性的な層がサブストレ
ートに押し付けられた場合には、シリコンオイルが押し
出され、これにより、プリントインキはトランスファー
シリンダの表面からはじかれる。同時にプリントインキ
はサブストレート表面内に進入し、これにより、特に簡
単に完全なインキ移送が達成される。
【0022】最新のインキユニットの場合、特にデジタ
ル式のインキユニットの場合、プリントインキは技術的
な理由からまず、硬質の表面を有する第1の中間担体に
塗布される。この場合プリントインキが液状である場合
には、第1の中間担体は微細孔を有するように規定さ
れ、この微細孔を介して、第2の中間担体に対するプリ
ントインキの移送前に及び/又は移送中に分離インキが
押し出される。この場合、分離媒体のために液体のみな
らず、気体が考慮される。他面プリントインキが本来固
形である場合には、第1の中間担体において本発明によ
る固形インキ移送が実施されるのに対して、第2の中間
担体においては本発明による固形インキ移送又は液体イ
ンキ移送が実施される。
【0023】本発明による両方法を実施するための多数
の装置及びこれらの有利な組み合わせは、請求項4乃至
7項に記載されている。
【0024】本発明により構成された単数又は複数のプ
リントユニットを備えた印刷機は、搬送装置、例えば、
搬送ベルト又はチェーン及びグリッパを備えた従来の搬
送装置を有していて、この搬送装置は、列を成して配置
されたプリントユニットを介して連続的にサブストレー
トを搬送する。この場合、サブストレートは対応圧力シ
リンダを介して対応する中間担体に押し付けられる。
【0025】更に、高い移送効率に基づき、請求項8項
及び9項で記載されてるような多色・印刷機用の有利な
構成が可能である。
【0026】溶融又は定着のために種種の構成において
使用される熱源は、例えば、中間担体もしくはサブスト
レートに対する放射を集束する赤外線放射器であってよ
い。放射が集束する中間担体個所は、別の中間担体又は
サブストレートのプリントインキ移送個所のできるだけ
近くに位置しなければならず、これによって、移送個所
に対する経路においてできるだけ僅かな熱量が中間担体
に流れるかもしくはプリントインキは移送のために必要
とされるよりも著しく強力に加熱されることはない。
【0027】集束させるために特にレーザが適してお
り、このレーザの放射は衝突個所で熱に変換される。放
射波長の適当な選択によって、放射はプリントインキに
よって高い効率をもって吸収されかつ中間担体もしくは
サブストレートによって低い効率をもって吸収されるよ
うになるので、中間担体及びサブストレートはできるだ
け僅かに加熱される。所望の加熱は、プリントインキを
支持する個所でのみ加熱するために、移送されるプリン
ト像と合致して制御されるレーザ又はレーザダイオード
アレーによって可能にされる。このような加熱パターン
を得るために必要な情報は、単数又は複数の筆記ヘッド
の制御から公知である。
【0028】レーザダイオードアレーの適当な分解によ
りピクセル(画素)的に正確な熱伝達が実施され、か
つ、グレイ値・情報を介してその都度のインキ層厚さが
考慮される。これによって熱供給を、プリントインキが
ペーパに移送する場合に別のパラメータとは無関係に到
る所で同じ温度を有しかつ確実なインキ移送を保証する
ように、設定できる。
【0029】本発明の有利な構成はその他の請求項に記
載されている。
【0030】
【発明の実施の形態】第1図では、トランスファーシリ
ンダ1と、インキユニット2と、対応圧力シリンダ3
と、サブストレート4とを有するプリントユニットが図
示されている。インキユニット2とサブストレート4と
の間でトランスファーシリンダ1の表面に対置して、熱
源5が配置されていて、かつ、サブストレート4のプリ
ント側に対置して、熱源6が配置されている。
【0031】第1図で図示のプリントユニットの運転中
には、トランスファーシリンダ1と対応圧力シリンダ3
とは矢印方向で回転するのに対して、搬送装置(図示せ
ず)は連続的にサブストレート4を矢印方向でトランス
ファーシリンダ1と対応圧力シリンダ3との間を通して
搬送する。
【0032】インキユニット2において、形成すべきプ
リント像に相応する分布でインキ粒子7がトランスファ
ーシリンダ1に塗布される。インキ粒子7は、図面では
同じ大きさの球として図示されているが、実際には不均
一に成形されている。インキ粒子7がトランスファーシ
リンダ1を介して継送される間、インキ粒子7はインキ
粒子に向けられた熱源5によって外部から溶融され、従
って、これに伴ってインキ・アイランド8が形成され
る。インキ・アイランド8においてはプリントインキは
依然として点状にのみトランスファーシリンダ1に付着
する(概略的に図示)。
【0033】点状の付着作用が著しく変化しない限り
は、溶融強度に問題はない。重要なことは、インキ・ア
イランド8内の塑性が内側から外側に向けて増大するこ
とにあり、この場合、インキ・アイランド8の外側表面
はまだ完全に溶融されない。慣用の固形のインキのガラ
ス状の溶融挙動に基づき、この条件は比較的簡単に満た
される。
【0034】トランスファーシリンダ1と対応圧力シリ
ンダ3との間ではサブストレート4はトランスファーシ
リンダ1に押し付けられ、この場合、プリントインキは
サブストレート4に移される。プリントインキはトラン
スファーシリンダ1とは反対側で溶融されるので、イン
キ・アイランド8は完全にしかも容易にサブストレート
4に移される。従って、トランスファーシリンダ1とサ
ブストレート4との間の圧着力は小さく維持できる。次
いで、プリントインキは熱源6を用いて定着され、この
場合、多くのケースにおいて、インキ・アイランド8を
平滑にするためにインキ・アイランド8が表面で加熱さ
れれば十分である。選択的に又は付加的にトランスファ
ーシリンダ1を通過する前にサブストレート4を図示さ
れてない装置を介して予熱することができる。
【0035】第2図では、トランスファーシリンダ21
と、インキユニット22と、対応圧力シリンダ23と、
サブストレート24とを有するプリントユニットが図示
されている。インキユニット22とサブストレート24
との間でトランスファーシリンダ21の表面に対置し
て、熱源25が配置されている。
【0036】トランスファーシリンダ21は、外側のゴ
ム被覆26を有するゴムシリンダである。ゴム被覆26
の材料は、ほぼ飽和状態にあるシリコンオイル用の吸収
能を有するように、選ばれる。
【0037】第2図で図示のプリントユニットの運転形
式は第1図と同様である。しかしながら第1図とは異な
って、インキユニット22は、個々のインキ粒子をトラ
ンスファーシリンダ21に塗布するのではなく、常温で
固形の、液化するプリントインキをトランスファーシリ
ンダ21に塗布する。プリント像に応じて形成されたイ
ンキ・アイランド27は、サブストレート24に向かう
経路で熱源25によって又はトランスファーシリンダ2
1の加熱によって液状に維持される。
【0038】対応圧力シリンダ23にはトランスファー
シリンダ21のゴム被覆26が多少押し付けられるの
で、プリントインキとトランスファーシリンダ21との
間の付着作用を解除するシリコンオイルが押し出され
る。これによって、プリントインキの裂断が回避され、
かつ、プリントインキは完全にサブストレート24に移
される。
【0039】ゴム被覆26の負荷を除いた後でシリコン
オイルは大部分ゴム被覆26によって吸収される。場合
によって生ずる損失を補償するために、オイル供給装置
(図示せず)が設けられる。
【0040】必要な場合には、この実施例においてもト
ランスファーシリンダ21を通過する前にサブストレー
ト24を図示されてない装置によって予熱することがで
きる。
【0041】第3図では、第1のトランスファーシリン
ダ30と、第2のトランスファーシリンダ31と、イン
キユニット32と、対応圧力シリンダ33と、サブスト
レート34とを有するプリントユニットが図示されてい
る。インキユニット32と第2のトランスファーシリン
ダ31の間で第1のトランスファーシリンダ30の表面
に対置して、熱源35が配置されていてかつ第1のトラ
ンスファーシリンダ30とサブストレート34との間の
第2のトランスファーシリンダ31の表面に対置して、
熱源36が配置されている。第2のトランスファーシリ
ンダ31は、第2図に関連して記述したように、シリコ
ンオイルを含有するゴム被覆37を有している。
【0042】第3図で図示のプリントユニットの運転中
には、第1のトランスファーシリンダ30、第2のトラ
ンスファーシリンダ31及び対応圧力シリンダ33は矢
印方向で回転するのに対して、図示されてない搬送装置
は、連続的にサブストレート34を矢印方向で第2のト
ランスファーシリンダ31と対応圧力シリンダ33との
間を通して搬送する。
【0043】インキユニット32にはインキ粒子38
が、図示されてない形式で筆記ヘッド39(概略的に図
示)によって生ぜしめられる潜像に相応して、第1のト
ランスファーシリンダ30に塗布される。第2のトラン
スファーシリンダ31へのプリントインキの移送は第1
図と同じ形式で行われる。第2のトランスファーシリン
ダ31においてはプリントインキは、熱源36によって
及び/又は第2のトランスファーシリンダ31の加熱に
よって完全に溶融されかつ次いで第2図に関連して記述
したのと同じ形式でサブストレート34に移される。
【0044】更に、第3図で図示の配置形式では、第2
のトランスファーシリンダ31からサブストレート34
へのインキ移送が第1図に類似して実施される場合、つ
まり、熱源36を介して外面の溶融が行われるのに対し
て、第2のトランスファーシリンダ31でプリントイン
キの内側が急冷されることにより実施される場合には、
分離媒体を放棄することができる。
【0045】先行して行われる溶融に基づき増大する第
2のトランスファーシリンダ31に対する付着作用は、
サブストレート34に対する著しく大きい付着作用によ
って少なくとも補償される。この場合にも、場合によっ
てはサブストレート34の予熱のような適当な付加的な
手段によって助成されて完全なインキ移送が可能であ
る。つまり、液状インキ移送と固形インキ移送との第3
図で図示の組み合わせの代わりに、程度の差こそあれ固
形のプリントインキの2段階の移送が実現される。
【0046】第4図では、第1のトランスファーシリン
ダ40と、第2のトランスファーシリンダ41と、イン
キユニット42と、対応圧力シリンダ43と、サブスト
レート44とを有するプリントユニットが図示されてい
る。第1のトランスファーシリンダ40は、供給装置4
6によって供給される分離媒体を透過させる被覆45を
有している。
【0047】この場合、供給装置46は概略的にトラン
スファーシリンダ40の被覆45の内部で図示されてい
るが、多孔性の被覆45内に貯えられる分離媒体の量を
運転中にコンスタントに維持するために、被覆45の外
表面に隣接して配置することもできる。プリントインキ
自体に分離媒体が付加される場合には、運転中に自動的
に補償が行われる。第2のトランスファーシリンダ41
は、第2図に関連して記述したように、シリコンオイル
を含有するゴム被覆47を有している。
【0048】第4図で図示のプリントユニットの運転形
式は第3図と同様である。しかしながら第1図とは異な
って、インキユニット42は個々のインキ粒子をトラン
スファーシリンダ40に塗布するのではなく、液化する
プリントインキをトランスファーシリンダ40に塗布す
る。筆記ヘッドによって生ぜしめられる潜像に相応し
て、第1のトランスファーシリンダ40にインキ・アイ
ランド49が形成され、このインキ・アイランドはサブ
ストレート44に対する第2のトランスファーシリンダ
41を介した別の経路で、例えば第1のトランスファー
シリンダ40及び第2のトランスファーシリンダ41の
加熱によって液状に維持される。
【0049】第1のトランスファーシリンダ40から第
2のトランスファーシリンダ41への及び第2のトラン
スファーシリンダ41からサブストレート44へのプリ
ントインキの移送においては、第2図に関連して記述し
たようにそれぞれ1つの分離媒体が使用され、この場合
いずれにせよ構造的に、第1のトランスファーシリンダ
40が筆記ヘッド48によって筆記可能な硬質の表面を
備える必要がある。
【0050】液状のプリントインキを移送する上記実施
例は、常温で固形の、液化するプリントインキに関連し
て記述されているけれども、この実施例は基本的に、常
温で液状であるプリントインキを移送するためにも適し
ている。
【0051】第5図では、4つの第1のトランスファー
シリンダ50と、第2のトランスファーシリンダ51
と、対応圧力シリンダ52と、サブストレート53とが
図示されている。4つの第1のトランスファーシリンダ
50は、第2のトランスファーシリンダ51の周面に連
続して配置されていて、かつ、それぞれの第1のトラン
スファーシリンダ50の周面には、それぞれ1つのイン
キユニット54及び筆記ヘッド55が配置されている。
更にそれぞれの第1のトランスファーシリンダ50及び
第2のトランスファーシリンダ51の周面にはそれぞれ
1つの熱源が配置されている。
【0052】第5図で図示のプリントユニットの運転中
には、第1のトランスファーシリンダ50、第2のトラ
ンスファーシリンダ51、対応圧力シリンダ52が矢印
方向で回転するのに対して、図示されてない搬送装置が
連続的にサブストレート53を矢印方向で第2のトラン
スファーシリンダ51と対応圧力シリンダ52との間を
通して搬送する。
【0053】プリントインキは、それぞれほぼ第3図に
関連して又は図示されてないが第4図に関連して記述し
たように、移送され、この場合、第2のトランスファー
シリンダ51の一回転ごと4種の全てのプリントインキ
が移送される。
【0054】第6図では、第1のトランスファーシリン
ダ60と、第2のトランスファーシリンダ61と、対応
圧力シリンダ62と、サブストレート63とが図示され
ている。第2のトランスファーシリンダ61の周面は、
第1のトランスファーシリンダ60の周面の4倍の大き
さである。第1のトランスファーシリンダ60の周面に
は、4つのインキユニット64及び1つの筆記ヘッド6
5が配置されている。更に、第1のトランスファーシリ
ンダ60及び第2のトランスファーシリンダ61の周面
には、それぞれ1つの熱源が配置されている。
【0055】第6図で図示のプリントユニットの運転中
には、第1のトランスファーシリンダ60、第2のトラ
ンスファーシリンダ61及び対応圧力シリンダ62が矢
印方向で回転するのに対して、図示されてない搬送装置
が連続的にサブストレート63を矢印方向で第2のトラ
ンスファーシリンダ61と対応圧力シリンダ62との間
を通して搬送する。
【0056】プリントインキは、それぞれほぼ第3図に
関連して又は図示されてないが第4図に関連して記述し
たように、移送され、この場合、第1のトランスファー
シリンダ60の各回転ごとプリントインキが第2のトラ
ンスファーシリンダ61に移送される。
【0057】第5図及び第6図から明らかなように、こ
れら実施例は多数のトランスファーシリンダを節約した
2段階インキ移送式の多色・印刷機を生ぜしめる。
【0058】上述の実施例のために使用される熱源のた
めに、例えば赤外線放射器が考慮される。特に適した別
の熱源は第7図及び第8図に関連して記載する。
【0059】第7図では概略的に、トランスファーシリ
ンダ70、矢印方向で搬送されるサブストレート71及
びトランスファーシリンダ70からサブストレート71
に移されるプリントインキを外側で溶融するレーザ72
を図示している。レーザ72は例えば炭酸ガスレーザで
あり、このレーザの放射は破線に沿ってトランスファー
シリンダ70とサブストレート71との間のギャップに
目標付けられ、ここでは、レーザの放射はプリントイン
キによって吸収されかつ熱に変換される。
【0060】トランスファーシリンダ70とサブストレ
ート71との先細に収斂する表面では、移送個所の方向
で複数回の反射が行われるので、放射エネルギは移送個
所の極めて近くに接近する。放射はレンズ又はミラーに
よって均一にギャップの長さに亘って分配され、及び/
又は、トランスファーシリンダ70の長さに沿って多数
のレーザ72が設けられる。
【0061】少なくとも、溶融による上述のインキ移送
の場合、放射はでき得る限り強く集束する、即ち、トラ
ンスファーシリンダ70に沿ってできるだけ狭幅な線状
の範囲に集中する。このことは特に、放射が反射により
助成されて直接トランスファーシリンダ70とサブスト
レート71との間のギャップに向けられるのではなく、
移送個所の手前で僅かに(できるだけ少なく)衝突する
場合にも、該当する。レーザによってマイクロメータ範
囲の幅の線状の放射エリアが得られるので、放射エリア
に沿って通過するプリントインキは極めて短時間で放射
エネルギで負荷される。これによって、事実上プリント
インキの外側表面のみが加熱されひいてはこの表面のみ
が溶融される。
【0062】炭酸ガスレーザを使用した場合には、いず
れにせよ放射はプリントインキによって吸収される。ポ
リマーインキ材料は短波光をも吸収するので、例えば、
ND・YAG・レーザを使用することもできる。短波光
の利点は、サブストレート71を最大限防護してしかも
トランスファーシリンダ70を最小限加熱して、所望通
りトランスファーシリンダ70上で個々のインキ・アイ
ランドを加熱できるということにある。トランスファー
シリンダ70を最小限加熱するということは、トランス
ファーシリンダ70が現像シリンダである場合には、特
に重要であり、この現像シリンダは、完全な現像を保証
するために、移送個所の加熱に続いて再び冷却されねば
ならない。
【0063】局部的に異なる分布並びに異なる厚みを有
するプリントインキの均一な加熱を可能にするインキ・
アイランドを所望のように加熱する実施例は、第8図に
より説明する。
【0064】第8図では、トランスファーシリンダ8
0、矢印方向で搬送されるサブストレート81及びトラ
ンスファーシリンダ80からサブストレート81に移さ
れるプリントインキを外側で溶融するレーザダイオード
アレー82が、概略的に図示されている。レーザダイオ
ードアレー82はトランスファーシリンダ80の長さに
亘って延びていて、この場合、レーザダイオードアレー
82はトランスファーシリンダ80に密接してしかもサ
ブストレート81に対する移送個所のできるだけ近くに
配置されている。
【0065】レーザダイオードアレー82は制御装置8
4によって制御され、この制御装置84は印刷機コンピ
ュータ(図示せず)によって、プリントユニットの単数
または複数の筆記ヘッドにも供給されるグレー値を含む
同じ像情報を受信する。制御装置84は時間的なずれを
考慮してレーザダイオードアレー82を制御するので、
トランスファーシリンダ80上のインキ層には面分布及
びその都度の厚さに応じて熱が供給される。
【0066】このようにして、プリントインキはトラン
スファーシリンダ80からサブストレート81に移送す
る瞬間に到る所で同じ温度を有する。プリントインキ移
送個所への短い経路でトランスファーシリンダ80に流
れる熱を除いて、トランスファーシリンダ80は熱を受
け取らない。
【0067】制御装置84は、例えばメモリを組み込ま
れたモイクロプロセッサーでありかつ第9図で図示のよ
うに作業する。ステップS91で、サブストレートのプ
リント中にプリントユニットの筆記ヘッドを制御する像
データを受信する。レーザダイオードアレー82のピク
セル分解が筆記ヘッドの分解と同じでない場合には、像
データはステップS92で、フォーマットがレーザダイ
オードアレー82のピクセル間隔に相応するビットマッ
プ・データに変換され、かつ、一時的に記憶される(ス
テップS93)。
【0068】レーザダイオードアレー82のピクセル分
解が筆記ヘッドの分解と同じである場合には、像データ
は直接記憶される(鎖線で図示)。サブストレートに対
するプリント個所が筆記ヘッドからレーザダイオードア
レー82まで移動する時間間隔に応じて、ステップS9
4でデータ像が行形式で再び読み取られかつレーザダイ
オードアレー82用の適当な制御信号に変換される。こ
の信号によって制御されたレーザダイオードアレー82
は放射しかつサブストレートをその都度のインキ厚さに
応じてピクセル形式で加熱する。この機能は別個の制御
装置84によって実施されるのみならず、完全に又は部
分的に印刷機の機械コンピュータによっても実施され
る。
【0069】所望の加熱は、レーザダイオードアレー8
2のピクセル分解が筆記ヘッドの分解と同じである場合
には、極めて正確に行われる。ピクセル間隔で個々に制
御されるレーザダイオードを有するレーザダイオードア
レーの代わりに、例えば、検出ミラー及び切り換え可能
なフィルタを有する連続的に放射する個々のレーザを使
用することもできる。
【0070】レーザダイオードアレー82に類似して構
成されかつ制御されるレーザダイオードアレー83は、
サブストレート81の上方で移送個所の後方に配置でき
る。レーザダイオードアレー83は、サブストレート8
1を直接加熱することなく、サブストレート81に移さ
れたプリントインキをサブストレート上でのインキ分布
に相応して均一に平滑化もしくは定着する。
【0071】レーザダイオードアレー82の代わりに、
トランスファーシリンダ70に関連して記述したのと同
様に、サブストレート81に移されるプリントインキに
線状に放射する単数または複数の連続的に作業するレー
ザ、例えば、炭酸ガスレーザを使用することができる。
サブストレート81に沿って通過する際の短時間の放射
作用によって、プリントインキの表面が溶融される。こ
のことは、一般に定着のために十分であるが、過度の湿
度がペーパから流出することを阻止する。
【0072】上述の全ての加熱法ではプリントインキの
組成及びレーザ波長が互いに適合されるので、プリント
インキをできるだけ高い効率をもって加熱できると同時
に、トランスファーシリンダもしくはペーパは極めて僅
かに加熱されるに過ぎない。このようにして、ペーパの
乾燥が阻止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】固形インキ移送のためのプリントユニットの原
理図。
【図2】液状インキ移送のためのプリントユニットの原
理図。
【図3】2段階のインキ移送を行う、即ち、固形インキ
移送と液状インキ移送とを組み合わせたプリントユニッ
トの原理図。
【図4】2段階の液状インキ移送のためのプリントユニ
ットの原理図。
【図5】2段階のインキ移送を行う、多色・印刷機の原
理図。
【図6】2段階のインキ移送を行う、別の多色・印刷機
の原理図。
【図7】第1図乃至第6図の実施例に適した熱源を示す
図。
【図8】第1図乃至第6図の実施例に適した熱源を示す
図。
【図9】制御ステップを概略的に示す図。
【符号の説明】
1,21,30,31,40,41,50,51,6
0,61 トランスファーシリンダ 3,23,33,43,52,62 対応圧力シリンダ 4,24,34,44,53,63 サブストレート 26,37,47 ゴム被覆 5,6,25,35,36 熱源 54,64 インキユニット 72 レーザ 82,83 レーザダイオードアレー 84 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 ノルベルト フライアー ドイツ連邦共和国 ザントハウゼン イム ヘッケンガルテン 23 (72)発明者 ハンス クリンゲル ドイツ連邦共和国 メークリンゲン テッ クシュトラーセ 91

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリントインキを中間担体から別の中間
    担体又はサブストレートに移送するための方法であっ
    て、プリントインキが粒状状態で中間担体に付着する形
    式のものにおいて、プリントインキを中間担体(1;3
    0;50;60)とは反対側で溶融し、次いで、プリン
    トインキを別の中間担体(31;51;61)又はサブ
    ストレート(4;34)に移送することを特徴とする、
    プリントインキを移送するための方法。
  2. 【請求項2】 プリントインキを中間担体から別の中間
    担体又はサブストレートに移送するための方法であっ
    て、プリントインキが少なくとも部分的に液状状態で中
    間担体に付着する形式のものにおいて、中間担体(2
    1;40;41)に対するプリントインキの付着性を、
    別の中間担体(41)又はサブストレート(24;4
    4)に移送する前に及び/又は移送する間に、分離媒体
    によって減少することを特徴とする、プリントインキを
    移送するための方法。
  3. 【請求項3】 中間担体(21;31;41)に、分離
    媒体を含有する外側の弾性的な層(26;37;47)
    を備え、中間担体及び別の中間担体又はサブストレート
    が互いに押し合わされた場合に、分離媒体を弾性的な層
    の表面に押し進める、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 プリントインキをインキユニットから中
    間担体を介して別の中間担体又はサブストレートに移送
    するための装置において、インキユニットと別の中間担
    体又はサブストレートとの間で延びる中間担体の表面に
    対置して、熱源(5;25;35;36)が配置されて
    いることを特徴とする、プリントインキを移送するため
    の装置。
  5. 【請求項5】 プリントインキをインキユニットから中
    間担体を介して別の中間担体又はサブストレートに移送
    するための装置において、中間担体(21;31;4
    0;41)が分離媒体に対して透過性であり及び/又は
    分離媒体用のストック能を有していることを特徴とす
    る、プリントインキを移送するための装置。
  6. 【請求項6】 プリントインキをインキユニットからサ
    ブストレートに移送するための装置であって、インキユ
    ニットに隣接して配置された第1の中間担体と、第1の
    中間担体と印刷機を介して搬送されるサブストレートと
    に接触するように配置された第2の中間担体とが設けら
    れている形式のものにおいて、インキユニットと第2の
    中間担体(31)との間で延びる第1の中間担体(3
    0)の表面に対置して、熱源(35)が配置されてお
    り、更に、第1の中間担体とサブストレート(34)と
    の間で延びる第2の中間担体の表面に対置して、熱源
    (36)が配置されており、及び/又は、第2の中間担
    体(31)がプリントインキに面した側で分離媒体に対
    して透過性であることを特徴とする、プリントインキを
    移送するための装置。
  7. 【請求項7】 プリントインキをインキユニットからサ
    ブストレートに移送するための装置であって、インキユ
    ニットに隣接して配置された第1の中間担体と、第1の
    中間担体と印刷機を介して搬送されるサブストレートと
    に接触するように配置された第2の中間担体とが設けら
    れている形式のものにおいて、第1の中間担体(40)
    並びに第21の中間担体(41)が、プリントインキに
    面した側で分離媒体に対して透過性であることを特徴と
    する、プリントインキを移送するための装置。
  8. 【請求項8】 多数のインキユニットを備えた印刷機に
    おいて、それぞれインキユニット(54)の1つに隣接
    して配置された多数の第1の中間担体(50)と、全て
    の第1の中間担体と印刷機を介して搬送されるサブスト
    レート(53)とに接触するように配置された第2の中
    間担体(51)とが設けられていて、この場合、それぞ
    れ第1の中間担体が請求項4又は5に記載のように構成
    されており、更に、単数又は複数の第1の中間担体とサ
    ブストレート(34)との間で延びる第2の中間担体の
    表面に対置して、熱源(36)が配置されており、及び
    /又は、第2の中間担体が、プリントインキに面した側
    で分離媒体に対して透過性であることを特徴とする、多
    数のインキユニットを備えた印刷機。
  9. 【請求項9】 多数のインキユニットを備えた印刷機に
    おいて、インキユニットが隣接して配置された第1の中
    間担体(60)と、第1の中間担体と印刷機を介して搬
    送されるサブストレート(63)とに接触するように配
    置された第2の中間担体(61)とが設けられていて、
    この場合、第1の中間担体が請求項4又は5に記載のよ
    うに構成されており、更に、単数又は複数の第1の中間
    担体とサブストレートとの間で延びる第2の中間担体の
    表面に対置して、熱源が配置されており、及び/又は、
    第2の中間担体が、プリントインキに面した側で分離媒
    体に対して透過性であることを特徴とする、多数のイン
    キユニットを備えた印刷機。
  10. 【請求項10】 サブストレートに接触する中間担体
    (21;31;41)が、分離媒体を含有する外側の弾
    性的な層(26;37;47)を有している、請求項5
    から9までのいずれか1項記載の装置もしくは印刷機。
  11. 【請求項11】 分離媒体が、嫌インキ性の液体であ
    る、請求項5から10までのいずれか1項記載の装置も
    しくは印刷機。
  12. 【請求項12】 分離媒体が、シリコンオイルである、
    請求項11記載の装置もしくは印刷機。
  13. 【請求項13】 単数又は複数の中間担体が、それぞれ
    1つの回転するトランスファーシリンダ(1;21;3
    0;31;40;41;50;51;60;61)又は
    シリンダを中心として循環するベルトとして構成されて
    いる、請求項4から12までのいずれか1項記載の装置
    もしくは印刷機。
  14. 【請求項14】 回転するトランスファーシリンダ又は
    循環するベルトの表面が転動するサブストレート側とは
    反対側に、それぞれ1つの対応圧力シリンダ(3;2
    3;33;43;52;62)が支承されている、請求
    項13記載の装置もしくは印刷機。
  15. 【請求項15】 熱源(5;6;25;35;36)
    が、中間担体(1;21;30;31)もしくはサブス
    トレート(4)に対する放射が集束するように、構成さ
    れている、請求項4から14までのいずれか1項記載の
    装置もしくは印刷機。
  16. 【請求項16】 熱源が、レーザ(72)として又はレ
    ーザ又はレーザダイオードアレー(82;83)として
    構成されている、請求項15記載の装置もしくは印刷
    機。
  17. 【請求項17】 レーザ、又は、レーザ又はレーザダイ
    オードアレーが、中間担体もしくはサブストレートに対
    するプリントインキ分布に対応する制御信号を発生する
    制御装置(84)に接続されている、請求項16記載の
    装置もしくは印刷機。
JP8214837A 1995-08-17 1996-08-14 プリントインキを移送するための方法並びにこの方法を実施するための装置及び印刷機 Pending JPH09109541A (ja)

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