JP3200233B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP3200233B2
JP3200233B2 JP12275493A JP12275493A JP3200233B2 JP 3200233 B2 JP3200233 B2 JP 3200233B2 JP 12275493 A JP12275493 A JP 12275493A JP 12275493 A JP12275493 A JP 12275493A JP 3200233 B2 JP3200233 B2 JP 3200233B2
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浩二 池田
淳 曽我美
正紀 吉川
佳久 藤森
信義 田口
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、FAX、プリン
タ等に用いられる記録装置に関するものであり、詳しく
は一旦中間転写媒体に像を形成し、その後記録紙に像を
転写するという再転写型の記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ等に用いられる記録方式
として、特公昭62−47717号公報や特公昭63−
50198号公報に示されている如く、サーマルヘッド
とインクシートを用いた熱転写記録方式が実用化されて
いる。
【0003】以下、このような熱転写記録方式を用いた
従来の記録装置の一例について説明する。
【0004】図9は従来の溶融性インクを用いた記録装
置の構成図である。図9において、26はサーマルヘッ
ドであり、記録紙20の幅方向に列状に配列した多数の
発熱素子27を有している。25はインクシートであ
り、フィルム状基材25aの上に溶融性インク25bが
塗布されている。サーマルヘッド26はインクシート2
5の溶融性インク25b面を記録紙20と合わせた状態
でプラテン21に押し当てている。この状態でプラテン
21、記録紙20、及びインクシート15をそれぞれ矢
印の方向に移動させながら記録信号にしたがって発熱素
子27を発熱させることにより、これに対向した部分の
溶融性インク25bを溶融して記録紙20に付着させた
後、インクシート25を記録紙20から引き離し、溶融
性インク像28を記録紙20上に形成している。
【0005】次に昇華性染料を用いた記録装置について
説明する。昇華性染料を用いた記録装置の構成も図9と
ほぼ同様である。図9のインクシート25の溶融性イン
ク25bの代わりに昇華性染料を含む染料層を設けたイ
ンクシートと、記録紙20として合成紙などの厚手の基
材上に染着層を設けた記録紙とを使用すれば、図9の構
成で高精細なフルカラー画像を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶融性インクを用いた記録装置では表面平滑度の低い記
録紙に対しては、記録紙の凹部にインクが付着し難いた
め、インク抜けの多い画像となってしまうという問題が
あった。
【0007】また、昇華性染料を用いた記録装置では特
殊紙を使用する必要があり、所望の記録紙に出力するこ
とが不可能であり、また特殊紙は高価なものであるため
にランニングコストが高いという問題があった。
【0008】さらに、表面平滑度の低い記録紙から表面
平滑度の高い記録紙に対して、高精細なフルカラー画像
を記録でき、また高速にて文字画像を記録でき、また1
枚の記録紙にフルカラー画像と文字画像とが混在した画
像を記録できる記録装置に対する要望が大きいが、従来
の技術でこれを実現するのは不可能であった。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、表面
平滑度の低い記録紙に対しても高速にてインク抜けのな
い高品位な溶融性インクの画像を記録することができ、
また特殊紙にだけでなく普通紙に対しても昇華性染料を
用いた高精細なフルカラー画像を記録することができ、
さらに一枚の記録紙に溶融性インクを用いた画像と昇華
性染料を用いた高精細なフルカラー画像とが混在した画
像を記録することができる構成の簡単な記録装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は、離
型性を有する第1の中間転写媒体と、染着層を有する染
着層転写体と、昇華性染料を含む染料層を有する昇華性
染料転写体と、染着層転写体の染着層を第1の中間転写
媒体上に形成させる染着層形成手段と、昇華性染料転写
体の染料を選択的に加熱して第1の中間転写媒体上に形
成された染着層に昇華性染料像を形成する第1の記録手
段と、第1の中間転写媒体上に形成された染着層を記録
紙に熱転写させる第1の転写手段と、離型性と柔軟性を
有する第2の中間転写媒体と、溶融性インク層を有する
溶融性インク転写体と、溶融性インク転写体の溶融性イ
ンクを選択的に加熱して第2の中間転写媒体上に溶融性
インク像を形成する第2の記録手段と、第2の中間転写
媒体上に形成された溶融性インク像を記録紙に圧接転写
させる第2の転写手段と、第2の中間転写媒体上に形成
された溶融性インク像を第1の中間転写媒体上に形成さ
れた染着層上に転写する第3の転写手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0011】好適には、第1の記録手段が染着層形成手
段を兼ね、かつ染着層転写体と昇華性染料転写体とがフ
ィルム状の基材に染着層と染料層とを面順次に塗布した
形態とされ、また第3の転写手段は第2の中間転写媒体
を所望の温度に加熱保温する手段と第1の中間転写媒体
と第2の中間転写媒体を圧接させる手段にて構成され、
また第2の中間転写媒体の像形成面がシリコーンゴムに
て構成され、また第1の転写手段が所望の温度に加熱保
温する手段を備えた圧接ロールにて構成され、また第1
の中間転写媒体の駆動手段がその走行速度を可変できる
駆動手段にて構成される。
【0012】また、第1の中間転写媒体をドラム形状の
基材上に設けるとともに第2の転写手段をロール形状に
構成し、この第2の転写手段を第1の中間転写媒体のド
ラム形状の基材に装着することができる。又、第1の転
写手段を第2の転写手段と兼用することができ、その場
合第1の転写手段の加熱保温温度を切り替え可能に構成
するのが好ましい。また、第1の中間転写媒体をドラム
形状の基材上に設けて第2の転写手段を兼用させること
ができる。また、第2の中間転写媒体をロール形状の基
材上に設けられた柔軟層にて構成して第1の転写手段と
兼用することもでき、その場合第2の中間転写媒体の加
熱保温温度を切り替え可能に構成するのが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の上記構成によれば、離型性を有する第
1の中間転写媒体上に染着層を転写し、その上に昇華性
染料転写体の染料を画信号に応じて熱転写記録すること
により昇華性染料像を形成し、その後第1の転写手段に
て昇華性染料像が形成された染着層を記録紙に熱転写さ
せることにより、基材上に染着層を形成した特殊紙だけ
でなく、普通紙に対しても高精細なフルカラー画像を記
録することができる。
【0014】又、離型性と柔軟性を有する第2の中間転
写媒体上に溶融性インク転写体の溶融性インクを画信号
に応じて熱転写記録することにより溶融性インク像を形
成し、その後第2の転写手段により記録紙を第2の中間
転写媒体に圧接して記録紙に溶融性インク像を転写する
ことにより、表面平滑度の低い記録紙を使用した場合に
も第2の中間転写媒体の柔軟性により溶融性インク像が
記録紙の表面の凹凸に倣うため、ボイドのない高品位な
画像を得ることができる。特に、第2の中間転写媒体が
シリコーンゴムで形成されている場合は、シリコーンゴ
ムの特性である高離型性のために第2の中間転写媒体上
に形成された溶融性インク像を記録紙に確実に安定して
転写することができる。
【0015】また、第1の中間転写媒体上に染着層を転
写し、この染着層に昇華性染料転写体の染料を画信号に
応じて熱転写記録することにより昇華性染料像を形成
し、また第2の中間転写媒体上に溶融性インク転写体の
溶融性インクを画信号に応じて熱転写記録することによ
り溶融性インク像を形成し、その後第3の転写手段にて
第2の中間転写媒体上に形成された溶融性インク像を第
1の中間転写媒体上の染着層に転写させた後、第1の転
写手段にて記録紙を第1の中間転写媒体に圧接して昇華
性染料像と溶融性インク像が形成された染着層を記録紙
に熱転写させることにより、溶融性インクを用いた画像
と昇華性染料を用いた高精細なフルカラー画像が混在し
た画像を1枚の記録紙に記録することができる。
【0016】以上の画像記録プロセスのいずれかのプロ
セスを行なうことにより、昇華性染料画像の記録、溶融
性インク画像の記録、又は昇華性染料画像と溶融性イン
ク画像とが混在した画像の記録を任意に選択することが
できる。
【0017】また、第1の中間転写媒体の走行速度を切
り替え可能とすることにより、第1の中間転写媒体上に
染着層を形成する時、形成された染着層に昇華性染料像
を形成する時、第2の中間転写媒体上に形成された溶融
性インク像を第1の中間転写媒体上に形成された染着層
に転写する時などで、第1の中間転写媒体の最適な走行
速度が異なる場合にも第1の中間転写媒体を常に最適な
走行速度で駆動することができ、画像記録プロセスの安
定した装置を実現することができる。
【0018】また、第1の中間転写媒体のドラム状の基
材に第2の転写手段を装着することにより、これらを別
々に設けたものに比べ装置構成が簡単になり、装置を小
型化でき、また各画像記録プロセスでの記録紙の走行経
路を簡易にすることができるため、紙詰まり等の少ない
信頼性の高い装置を実現できる。
【0019】また、第1の転写手段を第2の転写手段と
兼用させることにより、第2の転写手段が不要となって
装置を小型化でき、かつその際に第1の転写手段の加熱
保温の温度を切り替える構成とすることにより、染着層
を記録紙に熱転写させる時と溶融性インク像を記録紙に
転写させる時とでそれぞれに最適な温度に加熱保温で
き、プロセス裕度の広い安定した装置を実現できる。
【0020】また、第1の中間転写媒体を第2の転写手
段と兼用させることにより、第2の転写手段が不要とな
り、かつ記録紙を第2の中間転写媒体に圧接するための
特別な機構を備える必要がなくなり、簡単な構成で小型
の装置を構成できる。
【0021】また、加熱保温手段を備えた第2の中間転
写媒体を第1の転写手段と兼用させることにより、第1
の転写手段が不要となり、構成の簡単な小型の装置を構
成でき、その際に第2の中間転写媒体の加熱保温温度を
切り替え得る構成とすることにより、染着層を記録紙に
熱転写させる時と第2の中間転写媒体上の溶融性インク
像を記録紙に転写させる時とでそれぞれに最適な温度に
加熱保温しておくことができ、プロセス裕度の広い安定
した装置を実現できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の記録装置の第1実施例につい
て、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0023】図1において、1は中間転写ドラムであ
り、その表面には適度な離型性を保持したシリコーンゴ
ムからなる第1の中間転写媒体2が設けられており、駆
動手段(図示せず)により所望の速度で回転される。本
実施例では第1の中間転写媒体2を適度な離型性を保持
したシリコーンゴムで形成したが、これはシリコーンゴ
ムに粘着性材料を保持させたものでも良く、また適度な
離型性を保持したものであれば、例えば、フッ素系、シ
リコーン系高分子材料、さらには、PET、ポリイミド
樹脂でも良い。
【0024】3は、染着層転写体と昇華性染料転写体の
両者を組み合わせた昇華性インクシートである。この昇
華性インクシート3の詳細を図2に示す。昇華性インク
シート3は、フィルム状基材3a上に染着層3bと昇華
性染料と結着材からなる染料層3cとを塗布して構成さ
れている。また、染料層3cはY、M、Cの3色の昇華
性染料からなり、図2に示す如く染着層3bとY、M、
Cの染料層3cとが面順次に形成されている。
【0025】4は第1の記録手段であり、本実施例では
この第1の記録手段4が染着層形成手段を兼用してい
る。第1の記録手段4は、先端部に通電により発熱する
発熱素子5が列状に形成されたサーマルヘッドにて構成
されている。6は第1の中間転写媒体2上に形成された
染着層3bに記録された昇華性染料像である。
【0026】7は第1の転写手段であり、回転自在に支
持されかつ記録紙10を第1の中間転写媒体2に所望の
圧力で圧接可能に構成された圧接ローラにて構成されて
いる。8は第1の転写手段7を加熱保温する加熱保温手
段であり、ハロゲンランプにて構成されている。9は第
1の圧接手段7の表面温度を検出するサーミスタであ
る。
【0027】11は中間転写ロールであり、その表面に
はシリコーンゴムからなる第2の中間転写媒体12が設
けられており、駆動手段(図示せず)により所望の速度
で回転される。第2の中間転写媒体12のゴム硬度は1
0〜60度、ゴム膜厚は0.1〜3mmが望ましく、本
実施例ではゴム硬度30度、ゴム膜厚0.5mmを用い
ている。13は第2の中間転写媒体12の像形成面を所
望の温度に加熱保温する加熱保温手段であり、ハロゲン
ランプにて構成されている。14は第2の中間転写媒体
12の表面温度を検出するためのサーミスタである。
【0028】15は溶融性インクシートであり、PET
基材15aの上に熱により溶融または軟化する溶融性イ
ンク15bが塗布されている。16は第2の記録手段で
あり、先端部に通電により発熱する発熱素子17が列状
に配置されたサーマルヘッドにて構成されている。18
は第2の中間転写媒体12上に形成された溶融性インク
像である。
【0029】19は第2の転写手段であり、回転自在に
支持されかつ記録紙10を第2の中間転写媒体12に所
望の圧力で圧接可能に構成されたローラから成ってい
る。
【0030】次に、以上のように構成された記録装置の
動作を説明する。
【0031】まず、昇華性染料画像を記録する動作につ
いて説明する。図1において、第1の記録手段4を昇華
性インクシート3を介して中間転写ドラム1に圧接さ
せ、かつ昇華性インクシート3の染着層3bが第1の中
間転写媒体2に接触する位置に保持する。この状態で中
間転写ドラム1を図示の矢印の方向に回転させるととも
に、昇華性インクシート3を第1の中間転写媒体2との
相対速度がゼロとなるように図示の矢印の方向に走行さ
せる。この時、第1の中間転写媒体2上に昇華性インク
シート3の染着層3bが形成される。
【0032】次に、昇華性インクシート3の染料層3a
のY色の部分を第1の中間転写媒体2に形成した染着層
3bと接触する位置に配置し、染着層3bの転写時と同
様に第1の中間転写媒体2と昇華性インクシート3を走
行させる。この時、制御手段(図示せず)により第1の
記録手段4に駆動信号が与えられ、画像パターンに応じ
て第1の記録手段4の先端部にある発熱素子5を発熱さ
せる。これにより、染料層3cが加熱され、第1の中間
転写媒体2上に形成された染着層3bに染料層3cの昇
華性染料が熱拡散転写し、染着層3bにY色の昇華性染
料像6が得られる。次に、同様の動作をM、C色の染料
層3cについて行なうことにより、染着層3bにY、
M、Cの3色の昇華性染料像6を得ることができる。
【0033】また、サーミスタ9が第1の転写手段7の
温度を検出し、検出した温度にしたがって制御手段(図
示せず)により加熱保温手段8のオン・オフ制御を行
い、第1の転写手段7を所望の温度に加熱保温してい
る。この状態で図1に示す様に第1の転写手段7を記録
紙10を介して第1の中間転写媒体2に圧接することに
より、第1の中間転写媒体2上の昇華性染料像6の形成
された染着層3bが記録紙10に熱転写される。
【0034】こうして、従来の熱昇華性記録方法では画
像を得ることが出来なかった記録紙10に対しても高品
位なフルカラー画像を得ることができ、ランニングコス
トの低減を図ることができる。
【0035】次に、溶融性インク画像を記録する動作に
ついて図3を参照して説明する。図3において、サーミ
スタ14が第2の中間転写媒体12の温度を検出し、検
出した温度にしたがって制御手段(図示せず)により加
熱保温手段13のオン・オフ制御を行い、第2の中間転
写媒体12を所望の温度に加熱保温している。第2の中
間転写媒体12の適切な保温温度は、使用する溶融性イ
ンク15bの特性、第2の中間転写媒体12の材質等に
より異なるが、本実施例では70°Cに保温している。
第2の記録手段16は、溶融性インクシート15を介し
て第2の中間転写媒体12に圧接されている。この状態
で中間転写ロール11を図示の矢印の方向に回転させる
とともに、溶融性インクシート15を第2の中間転写媒
体12との相対速度がゼロになるように図示の矢印の方
向へ移動させる。この時、制御手段(図示せず)により
第2の記録手段16に駆動信号が与えられ、画像パター
ンに応じて第2の記録手段16の先端部にある発熱素子
17を発熱させる。溶融性インクシート15は第2の記
録手段16による記録後、直ちに第2の中間転写媒体1
2から剥離される様な構成になっている。これにより、
第2の記録手段16により加熱された溶融性インク15
bが低粘度状態のまま溶融性インクシート15が第2の
中間転写媒体12から剥離され、溶融性インク像18が
第2の中間転写媒体12に形成される。
【0036】次に、上記のように形成された溶融性イン
ク像18の記録紙10への転写動作について説明する。
第2の中間転写媒体12上に溶融性インク像18が形成
された後、この第2の中間転写媒体12は第2の転写手
段19と接触する位置まで移動される。ここで、紙送り
手段(図示せず)により送られた記録紙10は第2の転
写手段19により第2の中間転写媒体12に押圧され、
第2の中間転写媒体12上の溶融性インク像18は記録
紙10に転写される。この時、第2の中間転写媒体12
は溶融性インク像18が付着性を生ずる温度に加熱保温
されており、また第2の中間転写媒体12は優れた離型
性と柔軟性を兼ね備えたシリコーンゴムで形成されてい
るため、第2の中間転写媒体12に記録紙10を圧接し
た場合記録紙10の凹凸に第2の中間転写媒体12上の
溶融性インク像18が十分に倣い、第2の中間転写媒体
12上の溶融性インク像18を記録紙10にほぼ全量転
写させることができる。
【0037】以上のようにして、表面平滑度の低い記録
紙10に対してもボイドの無い鮮明な画像を記録するこ
とができる。また、第2の中間転写媒体12上の溶融性
インク像18を記録紙10にほぼ全量転写させることが
できるため、第2の中間転写媒体12上の転写残りのク
リーニング手段も必要なくなる。
【0038】次に、昇華性染料画像と溶融性インク画像
との混合画像を記録する動作について図4を参照して説
明する。第1の中間転写媒体2上に染着層3bを形成
し、この染着層3bに昇華性染料像6を形成する動作ま
では、上記昇華性染料画像記録時の動作と同様であり、
また第2の中間転写媒体12上に溶融性インク像18を
形成する動作までは上記溶融性インク画像記録時の動作
と同様である。つまり、第2の中間転写媒体12を所望
の温度に加熱保温している。混合画像記録時は、第1の
中間転写媒体2上の染着層3bに昇華性染料像6を形成
した後、溶融性インク像18を形成された第2の中間転
写媒体12を第1の中間転写媒体2に押圧し、溶融性イ
ンク像18を染着層3bに転写させる。ここで、第2の
中間転写媒体12を加熱保温する手段と、第2の中間転
写媒体12と第1の中間転写媒体2とを押圧する手段に
より第3の転写手段を構成している。この状態で記録紙
10を介して第1の転写手段7を第1の中間転写媒体2
に圧接することにより、昇華性染料像6と溶融性インク
像18が形成された染着層3bが記録紙10に転写され
る。こうして、昇華性染料のフルカラー画像と溶融性イ
ンクの画像とが混在した混合画像を特殊紙だけでなく普
通紙に対しても高品位に記録することができる。
【0039】したがって、昇華性染料画像の記録動作、
溶融性インク画像の記録動作、昇華性染料画像と溶融性
インク画像との混合画像の記録動作を自在に選択するこ
とにより、一つの装置で昇華性染料による高精細なフル
カラー画像、溶融性インクによる平滑度の低い記録紙に
対する高品位画像、昇華性染料の高精細なフルカラー画
像と溶融性インクの高品位な画像とが混在した画像のい
ずれかを自在に得ることができる。
【0040】次に、第1の中間転写媒体2の走行速度を
切り替える構成を備えた場合について説明する。第1の
中間転写媒体2上に染着層3bを形成する時と、形成さ
れた染着層3bに昇華性染料像6を熱記録する時とで、
第1の中間転写媒体2の最適な走行速度が異なる場合
や、また第1の中間転写媒体2上の染着層3bに昇華性
染料像6を形成する時と、第2の中間転写媒体12上に
形成された溶融性インク像18を第1の中間転写媒体2
上に形成された染着層3bに転写する時とで、第1の中
間転写媒体2の最適な走行速度が異なる場合がある。こ
れらの場合、第1の中間転写媒体2の走行速度を切り替
える構成を備えているため、第1の中間転写媒体2を常
に最適な走行速度で駆動することができ、高品位な画像
を安定して得ることができる。
【0041】なお、本実施例では昇華性染料画像と溶融
性インク画像との混合画像を形成する場合、溶融性イン
ク像18が形成された第2の中間転写媒体12を第1の
中間転写媒体2に押圧し、溶融性インク像18を染着層
3bに転写させたが、逆に溶融性インク像18が形成さ
れた第2の中間転写媒体12に第1の中間転写媒体2を
押圧して溶融性インク像18を染着層3bに転写させて
も良い。
【0042】また、本実施例では中間転写ドラム1と中
間転写ローラ11を用いたが、ベルト状の基材に第1の
中間転写媒体2や第2の中間転写媒体12を形成したも
のでも好ましく用い得る。
【0043】また、本実施例では染着層3bとY、M、
Cの染料層3cとが面順次に形成された昇華性インクシ
ート3を用いたが、染着層3bとY、M、Cの染料層3
cとが別のシートに形成されたものでもよく、さらに
Y、M、Cの各染料層3cもそれぞれ別のシートに形成
されたものでもよい。
【0044】次に、本発明の記録装置の第2実施例につ
いて図5を参照して説明する。
【0045】図5において、図1の第1実施例と異なる
のは、第2の転写手段19を中間転写ドラム1に内包す
るように設けた点である。即ち、圧接ローラから成る第
2の転写手段19を、中間転写ドラム1のドラム状基材
に軸心を平行にかつ第1の中間転写媒体2に設けた切欠
部に位置するように装着している。
【0046】次にその動作を説明する。昇華性染料画像
の記録動作、昇華性染料画像と溶融性インク画像との混
合画像の記録動作は第1実施例と全く同様である。溶融
性インク画像の記録時において、第2の中間転写媒体1
2上への溶融性インク像18の形成の動作は第1実施例
と同様であるが、この溶融性インク像18の記録紙10
への転写動作が第1実施例と異なる。記録紙10への溶
融性インク像18の転写時は、中間転写ドラム1を図5
の位置に止め、この状態で記録紙10を紙送り手段(図
示せず)により搬送し、第2の転写手段19を記録紙1
0を介して第2の中間転写媒体12に圧接する。これに
より第2の中間転写媒体12上の溶融性インク像18は
記録紙10に転写される。
【0047】本実施例では、第2の転写手段19を中間
転写ドラム1と一体で設けたことにより、装置の小型化
を図ることが出来る。また、昇華性染料画像の記録動
作、溶融性インク画像の記録動作、昇華性染料画像と溶
融性インク画像との混合画像の記録動作において、記録
紙10の走行経路が複雑にならないため、紙詰まり等の
少ない装置を構成することができる。
【0048】なお、本実施例では第2の転写手段19を
第2の中間転写媒体12に圧接したが、第2の中間転写
媒体12を中間転写ドラム1に圧接しても良い。この場
合、第1の中間転写媒体2に形成された染着層3bに第
2の中間転写媒体12に形成された溶融性インク像18
を転写する時と、第2の中間転写媒体12に形成された
溶融性インク像18を記録紙10に転写する時とで同一
の動作で良いため、装置構成の簡略化を行なうことがで
きる。
【0049】次に、本発明の記録装置の第3実施例につ
いて図6を参照して説明する。
【0050】図6において、図1の第1実施例と異なる
のは第2の転写手段19としての圧接ローラを無くし、
第1の転写手段7を第2の転写手段として兼用する構成
にし、また第1の転写手段7の加熱保温手段8による保
温温度を記録動作プロセスに応じて切り替えるように構
成したことである。
【0051】次にその動作を説明する。昇華性染料画像
の記録動作、昇華性染料画像と溶融性インク画像との混
合画像の記録動作は第1実施例と全く同様である。溶融
性インク画像の記録時において、第2の中間転写媒体1
2上への溶融性インク像18の形成動作は第1実施例と
同様であるが、この溶融性インク像18の記録紙10へ
の転写動作が第1実施例と異なる。第1実施例では、図
1において、第2の転写手段19を用いたが、本実施例
では破線の位置にあった第1の転写手段7を実線の位置
に移動させ、第1の転写手段7を記録紙10を介して第
2の中間転写媒体12に押圧することにより、第2の中
間転写媒体12上に形成された溶融性インク像18を記
録紙10に転写している。このように第1の転写手段7
が図1における第2の転写手段19を兼ねることによ
り、第2の転写手段19が不要となり、構成が簡単で小
型の装置を提供できる。
【0052】次に、第1の転写手段7の加熱保温手段8
による保温温度を切り替える場合について説明する。第
1の中間転写媒体2上に形成された染着層3bを記録紙
10に熱転写させる場合と、第2の中間転写媒体12上
に形成された溶融性インク像18を記録紙10に転写さ
せる場合とで、第1の転写手段7の最適な保温温度が異
なる場合がある。第1の転写手段7の最適な保温温度は
染着層3bの材質、溶融性インク15bの材質、染着層
3bを記録紙10に熱転写させる時の第1の中間転写媒
体2の走行速度、溶融性インク像18を記録紙10に転
写させる時の第2の中間転写媒体12の走行速度等によ
り異なるが、第1の転写手段7の保温温度を切り替える
ことにより、常に最適な保温温度に維持することがで
き、染着層3b、溶融性インク15b等の選択の裕度が
広くなり、かつ昇華性染料像6と溶融性インク像18と
を安定して記録紙10に転写することができる。
【0053】次に、本発明の記録装置の第4実施例につ
いて図7を参照して説明する。
【0054】図7において、図1の第1実施例と異なる
のは第2の転写手段19を無くし、第1の中間転写媒体
2を第2の転写手段19と兼用したことである。
【0055】以下、その動作を説明する。図7におい
て、昇華性染料画像の記録動作、昇華性染料画像と溶融
性インク画像との混合画像の記録動作は第1実施例と全
く同様である。溶融性インク画像の記録時において、第
2の中間転写媒体12上への溶融性インク像18の形成
の動作は第1実施例と同様であるが、この溶融性インク
像18の記録紙10への転写動作が第1実施例と異な
る。第1実施例では、図1において、第2の転写手段1
9を用いたが、本実施例では第1の中間転写媒体2を第
2の転写手段として兼用している。第2の中間転写媒体
12上に形成した溶融性インク像18の記録紙10への
転写時、第2の中間転写媒体12を中心とした各部材
(破線で囲んだ部材)を図7の位置に移動し、記録紙1
0を介して第2の中間転写媒体12を第1の中間転写媒
体2に押圧することにより、第2の中間転写媒体12上
に形成した溶融性インク像18を記録紙10に転写して
いる。したがって、第2の転写手段を必要としない為、
装置構成を簡素化することができる。
【0056】なお、本実施例では第2の中間転写媒体1
2上の溶融性インク像18の記録紙10への転写動作時
は、第2の中間転写媒体12を記録紙10を介して第1
の中間転写媒体2へ圧接したが、逆に第1の中間転写媒
体2を記録紙10を介して第2の中間転写媒体12へ圧
接しても構わない。但し、昇華性染料画像と溶融性イン
ク画像との混合画像の記録動作時、第1の中間転写媒体
2上に形成した染着層3b上に溶融性インク像18を転
写する時、第2の中間転写媒体12を第1の中間転写媒
体2に圧接する場合は、第2の中間転写媒体12上の溶
融性インク像18の記録紙10への転写動作時は、第2
の中間転写媒体12を記録紙10を介して第1の中間転
写媒体2へ圧接する方が装置構成の簡素化の観点から好
ましいことは言うまでもない。
【0057】次に、本発明の記録装置の第5実施例につ
いて図8を参照して説明する。
【0058】図8において、図1の第1実施例と異なる
のは第1の転写手段7を無くし、第2の中間転写媒体1
2を第1の転写手段として兼用する構成にし、また第2
の中間転写媒体12の加熱保温手段13による保温温度
を記録動作プロセスに応じて切り替え得る構成としたこ
とである。
【0059】以下その動作を説明する。図8において、
第1実施例と異なる動作は、第1の中間転写媒体2に転
写され昇華性染料像6の形成された染着層3bを記録紙
10に熱転写させる動作と、第1の中間転写媒体2上の
昇華性染料像6と溶融性インク像18とが形成された染
着層3bを記録紙10に転写させる動作とである。第1
実施例ではこれらの動作時、図1の第1の転写手段7を
記録紙10を介して第1の中間転写媒体2に圧接した
が、本実施例では第2の中間転写媒体12を記録紙10
を介して第1の中間転写媒体2に圧接し、第1の中間転
写媒体2上に形成され、昇華性染料像6、または昇華性
染料像6と溶融性インク像18が形成された染着層3b
を記録紙10に転写する。したがって、図1の第1の転
写手段7を不要とし、装置構成の簡素化を図ることがで
きる。
【0060】次に、第2の中間転写媒体12の保温温度
を加熱保温手段13により切り替える場合について説明
する。第1の中間転写媒体2上に形成された染着層3b
を記録紙10に熱転写させる場合と、第2の中間転写媒
体12上に形成された溶融性インク像18を記録紙10
に転写させる場合とで、第2の中間転写媒体12の最適
な保温温度が異なる場合がある。第2の中間転写媒体1
2の最適な保温温度は、染着層3bの材質、溶融性イン
ク15bの材質、染着層3bを記録紙10に熱転写させ
る時の第1の中間転写媒体2の走行速度、溶融性インク
像18を記録紙7に転写させる時の第2の中間転写媒体
12の走行速度等により異なるが、第2の中間転写媒体
12の保温温度を切り替えることによって常に最適な保
温温度に維持することが出来る。したがって、第2の中
間転写媒体12の保温温度を切り替えることにより、染
着層3b、溶融性インク15b等の選択の裕度が広く、
かつ昇華性染料像6と溶融性インク像18とを安定して
記録紙10に転写することができる。
【0061】なお、本実施例では第1の中間転写媒体2
上に形成され、昇華性染料像6、または昇華性染料像6
と溶融性インク像18が形成された染着層3bを記録紙
10に転写する動作時、第2の中間転写媒体12を記録
紙10を介して第1の中間転写媒体2に圧接したが、逆
に第1の中間転写媒体2を記録紙10を介して第2の中
間転写媒体12に圧接しても構わない。
【0062】また、本実施例において第2の転写手段1
9を用いたが、第1の中間転写媒体2を第2の転写手段
19として兼用し、第2の転写手段19も不要とするこ
ともできる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、以上の様に離型性を有
する第1の中間転写媒体上に染着層を転写し、その上に
第1の記録手段にて昇華性染料像を形成し、その後第1
の転写手段にて昇華性染料像が形成された染着層を記録
紙に熱転写させることにより、基材上に染着層を形成し
た特殊紙だけでなく普通紙に対しても高精細なフルカラ
ー画像を得ることができる。又、離型性と柔軟性を有す
る第2の中間転写媒体上に第2の記録手段にて溶融性イ
ンク像を形成し、その後第2の転写手段により記録紙を
第2の中間転写媒体に圧接して記録紙に溶融性インク像
を転写することにより、表面平滑度の低い記録紙を使用
した場合でも第2の中間転写媒体の柔軟性により溶融性
インク像が記録紙の表面の凹凸に倣い、ボイドのない高
品位な画像を得ることができ、特に第2の中間転写媒体
をシリコーンゴムで形成すると高離型性のために第2の
中間転写媒体上に形成された溶融性インク像を記録紙に
確実に安定して転写することができる。又、第1の中間
転写媒体上に染着層を転写し、この染着層に第1の記録
手段にて昇華性染料像を形成し、また第2の中間転写媒
体上に第2の記録手段にて溶融性インク像を形成し、そ
の後第3の転写手段にて第2の中間転写媒体上に形成さ
れた溶融性インク像を第1の中間転写媒体上の染着層に
転写させた後、第1の転写手段にて昇華性染料像と溶融
性インク像が形成された染着層を記録紙に熱転写させる
ことにより、溶融性インクを用いた画像と昇華性染料を
用いた高精細なフルカラー画像が混在した画像を1枚の
記録紙に記録することができる。かくして、昇華性染料
画像の記録、溶融性インク画像の記録、又は昇華性染料
と溶融性インクとが混在した画像の記録を任意に選択す
ることができる。
【0064】また、第1の中間転写媒体の走行速度を切
り替え可能とすることにより、第1の中間転写媒体上に
染着層を形成する時、染着層に昇華性染料像を熱記録す
る時、第2の中間転写媒体上の溶融性インク像を第1の
中間転写媒体上の染着層に転写する時等において、第1
の中間転写媒体を常に最適な走行速度で駆動することが
でき、画像記録プロセスの安定した装置を実現すること
ができる。
【0065】また、第1の中間転写媒体のドラム状の基
材に第2の転写手段を装着することにより、これらを別
々に設けたものに比べ装置構成が簡単になり、装置を小
型化でき、また各画像記録プロセスでの記録紙の走行経
路を簡易にすることができるため、紙詰まり等の少ない
信頼性の高い装置を実現できる。
【0066】また、第1の転写手段を第2の転写手段と
兼用させることにより、第2の転写手段が不要となって
装置を小型化でき、かつその際に第1の転写手段の加熱
保温の温度を切り替える構成とすることにより、染着層
を記録紙に熱転写させる時と溶融性インク像を記録紙に
転写させる時とでそれぞれに最適な温度に加熱保温で
き、プロセス裕度の広い安定した装置を実現できる。
【0067】また、第1の中間転写媒体を第2の転写手
段と兼用させることにより、第2の転写手段が不要とな
り、かつ記録紙を第2の中間転写媒体に圧接するための
特別な機構を備える必要がなくなり、簡単な構成で小型
の装置を構成できる。
【0068】また、加熱保温手段を備えた第2の中間転
写媒体を第1の転写手段と兼用させることにより第1の
転写手段が不要となって構成の簡単な小型の装置を構成
でき、その際に第2の中間転写媒体の加熱保温温度を切
り替え得る構成とすることにより、染着層を記録紙に熱
転写させる時と第2の中間転写媒体上の溶融性インク像
を記録紙に転写させる時とでそれぞれに最適な温度に加
熱保温しておくことができ、プロセス裕度の広い安定し
た装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の第1実施例の概略構成図で
ある。
【図2】同実施例におけるインクシートの斜視図であ
る。
【図3】同実施例における溶融性画像の記録動作状態の
概略構成図である。
【図4】同実施例における昇華性染料像と溶融性インク
像との混合画像の記録動作状態の概略構成図である。
【図5】本発明の記録装置の第2実施例の概略構成図で
ある。
【図6】本発明の記録装置の第3実施例の概略構成図で
ある。
【図7】本発明の記録装置の第4実施例の概略構成図で
ある。
【図8】本発明の記録装置の第5実施例の概略構成図で
ある。
【図9】従来の記録装置の概略構成図である。
【符号の説明】
2 第1の中間転写媒体 3 昇華性インクシート(染着層転写体及び昇華性染料
転写体) 3b 染着層 3c 染料層 4 第1の記録手段(染着層形成手段兼用) 6 昇華性染料像 7 第1の転写手段 8 加熱保温手段 10 記録紙 12 第2の中間転写媒体 13 加熱保温手段 15 溶融性インクシート 16 第2の記録手段 18 溶融性インク像 19 第2の転写手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 佳久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 田口 信義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−96871(JP,A) 特開 平5−42701(JP,A) 特開 平4−156384(JP,A) 特開 平2−122946(JP,A) 特開 平5−229146(JP,A) 特開 平1−249369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/325 B41M 5/26

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離型性を有する第1の中間転写媒体と、
    染着層を有する染着層転写体と、昇華性染料を含む染料
    層を有する昇華性染料転写体と、染着層転写体の染着層
    を第1の中間転写媒体上に形成させる染着層形成手段
    と、昇華性染料転写体の染料を選択的に加熱して第1の
    中間転写媒体上に形成された染着層に昇華性染料像を形
    成する第1の記録手段と、第1の中間転写媒体上に形成
    された染着層を記録紙に熱転写させる第1の転写手段
    と、離型性と柔軟性を有する第2の中間転写媒体と、溶
    融性インク層を有する溶融性インク転写体と、溶融性イ
    ンク転写体の溶融性インクを選択的に加熱して第2の中
    間転写媒体上に溶融性インク像を形成する第2の記録手
    段と、第2の中間転写媒体上に形成された溶融性インク
    像を記録紙に圧接転写させる第2の転写手段と、第2の
    中間転写媒体上に形成された溶融性インク像を第1の中
    間転写媒体上に形成された染着層上に転写する第3の転
    写手段とを備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 第1の記録手段が染着層形成手段を兼
    ね、かつ染着層転写体と昇華性染料転写体とがフィルム
    状の基材に染着層と染料層とを面順次に塗布した形態で
    あることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 第3の転写手段が、第2の中間転写媒体
    を所望の温度に加熱保温する手段と、第1の中間転写媒
    体と第2の中間転写媒体を圧接させる手段とから成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 第2の中間転写媒体の像形成面がシリコ
    ーンゴムから成ることを特徴とする請求項1記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 第1の転写手段が、所望の温度に加熱保
    温する手段を備えた圧接ロールから成ることを特徴とす
    る請求項1記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 第1の中間転写媒体の駆動手段が、その
    走行速度を可変できる駆動手段から成ることを特徴とす
    る請求項1記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 第1の中間転写媒体をドラム形状の基材
    上に設けるとともに第2の転写手段をロール形状に構成
    し、この第2の転写手段を第1の中間転写媒体のドラム
    形状の基材に装着したことを特徴とする請求項1記載の
    記録装置。
  8. 【請求項8】 第1の転写手段が第2の転写手段を兼ね
    ることを特徴とする請求項5記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 第1の転写手段の加熱保温温度を切り替
    え可能に構成したことを特徴とする請求項8記載の記録
    装置。
  10. 【請求項10】 第1の中間転写媒体はドラム形状の基
    材上に設けられ、第2の転写手段を兼ねることを特徴と
    する請求項1記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 第2の中間転写媒体はロール形状の基
    材上に設けられた柔軟層から成り、第1の転写手段を兼
    ねることを特徴とする請求項3記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 第2の中間転写媒体の加熱保温温度を
    切り替え可能に構成したことを特徴とする請求項11記
    載の記録装置。
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