JPH0776116A - 染料熱転写記録装置 - Google Patents
染料熱転写記録装置Info
- Publication number
- JPH0776116A JPH0776116A JP5224282A JP22428293A JPH0776116A JP H0776116 A JPH0776116 A JP H0776116A JP 5224282 A JP5224282 A JP 5224282A JP 22428293 A JP22428293 A JP 22428293A JP H0776116 A JPH0776116 A JP H0776116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- cleaning
- ink sheet
- dye
- recording apparatus
- Prior art date
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- Pending
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- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱転写記録方法により昇華性染料の色材層が
形成されたインクシートを用いて普通紙に記録可能であ
り、小型で品質の良い記録装置を提供するものである。 【構成】 回転駆動される無端ベルト状中間記録体5上
に、サーマルヘッド3によりインクシート2上に形成さ
れた染着層25を転写し、その染着層上にインクシート
上に形成された色材層を選択的に転写した後に、その中
間記録体5上の前記染着層を用紙17上に再転写して所
定のカラー画像を得るとともに、必要時には前記サーマ
ルヘツド3により中間記録体5上に付着されている転写
残り等の異物をインクシート2上に付着せしめて、中間
記録体5の表面をクリーニングする。
形成されたインクシートを用いて普通紙に記録可能であ
り、小型で品質の良い記録装置を提供するものである。 【構成】 回転駆動される無端ベルト状中間記録体5上
に、サーマルヘッド3によりインクシート2上に形成さ
れた染着層25を転写し、その染着層上にインクシート
上に形成された色材層を選択的に転写した後に、その中
間記録体5上の前記染着層を用紙17上に再転写して所
定のカラー画像を得るとともに、必要時には前記サーマ
ルヘツド3により中間記録体5上に付着されている転写
残り等の異物をインクシート2上に付着せしめて、中間
記録体5の表面をクリーニングする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は用紙の基質を選ばず、用
紙上に高画質な記録が可能な染料熱転写記録装置に関す
るものである。
紙上に高画質な記録が可能な染料熱転写記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より染料熱転写記録装置はカラー写
真に匹敵する高画質な画像を提供できる記録装置として
知られている。これは、薄いフィルム基材上に昇華性染
料を含む色材層を設けた転写体と合成紙などのフィルム
基材上に染着層を設けた受像紙を重ね、サーマルヘッド
を用いて昇華性染料を染着層に移行し染料分子の混色画
像を記録する装置である。しかし、普通紙上に高画質の
画像を得ることが難しく、また記録画像は特殊紙上に形
成されるために、ランニングコストが高く本技術の普及
を妨げていた。
真に匹敵する高画質な画像を提供できる記録装置として
知られている。これは、薄いフィルム基材上に昇華性染
料を含む色材層を設けた転写体と合成紙などのフィルム
基材上に染着層を設けた受像紙を重ね、サーマルヘッド
を用いて昇華性染料を染着層に移行し染料分子の混色画
像を記録する装置である。しかし、普通紙上に高画質の
画像を得ることが難しく、また記録画像は特殊紙上に形
成されるために、ランニングコストが高く本技術の普及
を妨げていた。
【0003】そこで、普通紙にも高画質が得られるよう
に、特開平4−141486において中間記録体を用い
た染料熱転写記録方法が提案されている。この方法は図
3に示すように中間記録体をドラム状として記録および
用紙への転写、定着の両方のプロセスを1個のドラム2
7で行える簡単な構成となっている。すなわち、インク
カートリッジ1には図4で示されるようなインクシート
2が入っており、ドラム27はアルミ素管29上にシリ
コンゴム28をおよそ3mm程度の肉厚で巻き付けたも
のであり、そのシリコンゴム28の表面には粘着性をも
った離型層26が形成されている。ドラム27上のシリ
コンゴム28の硬度はサーマルヘッド3で記録する時の
ために40〜50度であることが必要である。また、サ
ーマルヘッド3の反対側には定着ロール10が配設され
ており、定着ロール10の中には発熱体11が内蔵され
ている。
に、特開平4−141486において中間記録体を用い
た染料熱転写記録方法が提案されている。この方法は図
3に示すように中間記録体をドラム状として記録および
用紙への転写、定着の両方のプロセスを1個のドラム2
7で行える簡単な構成となっている。すなわち、インク
カートリッジ1には図4で示されるようなインクシート
2が入っており、ドラム27はアルミ素管29上にシリ
コンゴム28をおよそ3mm程度の肉厚で巻き付けたも
のであり、そのシリコンゴム28の表面には粘着性をも
った離型層26が形成されている。ドラム27上のシリ
コンゴム28の硬度はサーマルヘッド3で記録する時の
ために40〜50度であることが必要である。また、サ
ーマルヘッド3の反対側には定着ロール10が配設され
ており、定着ロール10の中には発熱体11が内蔵され
ている。
【0004】印刷のプロセスとしては、まずインクシー
ト2に離型層21を介して形成されている染着層22を
ドラム27上の離型層26にサーマルヘッド3とドラム
27を圧接し、熱を加えることによりドラム27の略一
周にわたって均一に転写する。次にドラム27上に転写
された染着層22上にサーマルヘッド3によりインクシ
ート2上に形成されている色材層23のY(イエロー)
の記録を行い、順次色材層24のM(マゼンダ)、色材
層25のC(シアン)の記録を行っていく。これらの転
写による記録が終了した後、ドラム27上の記録された
染着層22を用紙17を介して定着ロール10とドラム
27を圧接することにより、用紙17に熱と圧力で転写
定着する。
ト2に離型層21を介して形成されている染着層22を
ドラム27上の離型層26にサーマルヘッド3とドラム
27を圧接し、熱を加えることによりドラム27の略一
周にわたって均一に転写する。次にドラム27上に転写
された染着層22上にサーマルヘッド3によりインクシ
ート2上に形成されている色材層23のY(イエロー)
の記録を行い、順次色材層24のM(マゼンダ)、色材
層25のC(シアン)の記録を行っていく。これらの転
写による記録が終了した後、ドラム27上の記録された
染着層22を用紙17を介して定着ロール10とドラム
27を圧接することにより、用紙17に熱と圧力で転写
定着する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−141486の方法は中間記録体にドラムを使用し
ており、A6サイズで副走査方向に110mm記録する
場合にはドラム27の直径が50mmと大きくなり、装
置が大型化し、大型化を極力抑えるために定着ロール1
0の直径を小さくするとドラム27と定着ロール10の
直径のアンバンランスにより用紙のカールが大きくなる
という問題点があった。また、用紙に転写、定着する場
合、ドラム27はおよそ3mmの肉圧のシリコンゴムが
表面にあるためにこのドラム27側から熱を加えること
が難しく反対側の定着ロール10より熱を加えることと
なり印刷面に熱が伝わり難く、その結果、温度設定が高
くなり装置内の温度上昇の問題が発生し易くなるという
問題点があった。
4−141486の方法は中間記録体にドラムを使用し
ており、A6サイズで副走査方向に110mm記録する
場合にはドラム27の直径が50mmと大きくなり、装
置が大型化し、大型化を極力抑えるために定着ロール1
0の直径を小さくするとドラム27と定着ロール10の
直径のアンバンランスにより用紙のカールが大きくなる
という問題点があった。また、用紙に転写、定着する場
合、ドラム27はおよそ3mmの肉圧のシリコンゴムが
表面にあるためにこのドラム27側から熱を加えること
が難しく反対側の定着ロール10より熱を加えることと
なり印刷面に熱が伝わり難く、その結果、温度設定が高
くなり装置内の温度上昇の問題が発生し易くなるという
問題点があった。
【0006】さらに、中間記録体表面に前回の転写時の
転写残りあるいはゴミおよびほこり等が付着していた場
合、その付着部分の画像に異常が発生するという問題点
があった。特に、ペーパージャム、または停電等により
前回印刷時の転写残りが発生した場合、次の印刷にその
転写残りが転写され、画像異常が発生するという問題点
があった。
転写残りあるいはゴミおよびほこり等が付着していた場
合、その付着部分の画像に異常が発生するという問題点
があった。特に、ペーパージャム、または停電等により
前回印刷時の転写残りが発生した場合、次の印刷にその
転写残りが転写され、画像異常が発生するという問題点
があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の染料熱
転写記録装置は、従来ドラム状であった中間記録体を無
端状ベルトとして記録と用紙への転写、定着のプロセス
を個々のロールで行えるよう分離し、それぞれのロール
径を小さくする構成をとるとともに、インクシートに中
間記録体表面のクリーニング部分を設け、印刷プロセス
開始前もしくは終了後等に記録体表面の異物をインクシ
ートに逆転写させ、中間記録体表面のクリーニングを行
うものである。
転写記録装置は、従来ドラム状であった中間記録体を無
端状ベルトとして記録と用紙への転写、定着のプロセス
を個々のロールで行えるよう分離し、それぞれのロール
径を小さくする構成をとるとともに、インクシートに中
間記録体表面のクリーニング部分を設け、印刷プロセス
開始前もしくは終了後等に記録体表面の異物をインクシ
ートに逆転写させ、中間記録体表面のクリーニングを行
うものである。
【0008】
【作用】この構成によれば、大径のドラムを必要とせず
装置を小型にすることが可能であり、また用紙への転
写、定着するためのロール対の直径を同じくすることが
でき、用紙のカールの発生を抑えることができる。ま
た、用紙の印刷面側からの加熱が簡単に行えるので装置
内温度の上昇も抑えることができる。さらに、中間記録
体表面のクリーニングを行えるので、出力した印刷サン
プルに異常の発生が無く、高画質の記録装置を提供でき
る。
装置を小型にすることが可能であり、また用紙への転
写、定着するためのロール対の直径を同じくすることが
でき、用紙のカールの発生を抑えることができる。ま
た、用紙の印刷面側からの加熱が簡単に行えるので装置
内温度の上昇も抑えることができる。さらに、中間記録
体表面のクリーニングを行えるので、出力した印刷サン
プルに異常の発生が無く、高画質の記録装置を提供でき
る。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1をもって説明する。本
実施例と前述の従来例との最大の差異はドラム27の役
割を無端ベルト状中間記録体5で行っていることとイン
クシート2上にクリーニング層部31を新たに形成した
ことである。図1において、2は図2に示すように染着
層22、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シア
ン)の3色の昇華性の色材層23,24,25およびク
リーニング層部31を順次複数組配列したインクシート
であり、発熱素子をライン状に有するサーマルヘッド3
とプラテンロール4との間に配置されている。5は表面
に離型層18が形成されたエンドレスのベルト状中間記
録体(耐熱性ポリイミドフィルム)であり、前記プラテ
ンロール4と、従動ロール6とその従動ロール6の下方
に配置したテンションロール7との間に架け渡してあ
る。
実施例と前述の従来例との最大の差異はドラム27の役
割を無端ベルト状中間記録体5で行っていることとイン
クシート2上にクリーニング層部31を新たに形成した
ことである。図1において、2は図2に示すように染着
層22、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シア
ン)の3色の昇華性の色材層23,24,25およびク
リーニング層部31を順次複数組配列したインクシート
であり、発熱素子をライン状に有するサーマルヘッド3
とプラテンロール4との間に配置されている。5は表面
に離型層18が形成されたエンドレスのベルト状中間記
録体(耐熱性ポリイミドフィルム)であり、前記プラテ
ンロール4と、従動ロール6とその従動ロール6の下方
に配置したテンションロール7との間に架け渡してあ
る。
【0010】前記テンションロール7は、軸8を中心に
回動するアングル9の先端に回転可能に支持されてい
る。10は発熱体11を内蔵する定着ロールであり、1
2は軸13を中心に回動するローラアングル14の先端
に回転可能に支持された加圧ロールであり、プランジャ
ー等の駆動源(図示せず)により、前記ローラアングル
14を回動させることにより、定着ロール10との圧
着、解除が自在に構成されている。前記アングル9の他
端側はL字状に屈曲して伸び、装置本体に取り付けられ
たバネ15に懸架されているとともに、ローラアングル
14の端部に当接している。このためアングル9はバネ
15によりベルト状中間記録体5にテンションを加える
回転方向に付勢されているとともに、その付勢による回
動位置はローラアングル14によって規制されている。
回動するアングル9の先端に回転可能に支持されてい
る。10は発熱体11を内蔵する定着ロールであり、1
2は軸13を中心に回動するローラアングル14の先端
に回転可能に支持された加圧ロールであり、プランジャ
ー等の駆動源(図示せず)により、前記ローラアングル
14を回動させることにより、定着ロール10との圧
着、解除が自在に構成されている。前記アングル9の他
端側はL字状に屈曲して伸び、装置本体に取り付けられ
たバネ15に懸架されているとともに、ローラアングル
14の端部に当接している。このためアングル9はバネ
15によりベルト状中間記録体5にテンションを加える
回転方向に付勢されているとともに、その付勢による回
動位置はローラアングル14によって規制されている。
【0011】記録動作時には、まずサーマルヘッド3お
よびインクシート2をプラテンロール4に圧着し、サー
マルヘッド3の発熱素子を発熱させながらインクシート
2およびベルト状中間記録体5を矢印19方向にともに
移動させることにより染着層22をベルト状中間記録体
5に均一に転写させる。この時定着ロール10と加圧ロ
ール12との圧着は解除しておく。転写後サーマルヘッ
ド3の圧着を解除してベルト状中間記録体5を一回転さ
せた後、再びサーマルヘッド3をプラテンロール4に圧
着し、画像情報に基づく信号によりサーマルヘッド3の
発熱素子を選択的に発熱させながらY(イエロー)のイ
ンクをベルト状中間記録体5上に転写させた染着層22
に昇華転写させる。
よびインクシート2をプラテンロール4に圧着し、サー
マルヘッド3の発熱素子を発熱させながらインクシート
2およびベルト状中間記録体5を矢印19方向にともに
移動させることにより染着層22をベルト状中間記録体
5に均一に転写させる。この時定着ロール10と加圧ロ
ール12との圧着は解除しておく。転写後サーマルヘッ
ド3の圧着を解除してベルト状中間記録体5を一回転さ
せた後、再びサーマルヘッド3をプラテンロール4に圧
着し、画像情報に基づく信号によりサーマルヘッド3の
発熱素子を選択的に発熱させながらY(イエロー)のイ
ンクをベルト状中間記録体5上に転写させた染着層22
に昇華転写させる。
【0012】このY(イエロー)の転写後再びサーマル
ヘッド3の圧着を解除してベルト状中間記録体5を一回
転させた後、同様にY(イエロー)の記録画像上にM
(マゼンダ)のインクの画像を重ね合わせて記録する。
さらに同様にC(シアン)のインクの画像を重ね合わせ
ることによりカラー画像をベルト状中間記録体5上に形
成する。
ヘッド3の圧着を解除してベルト状中間記録体5を一回
転させた後、同様にY(イエロー)の記録画像上にM
(マゼンダ)のインクの画像を重ね合わせて記録する。
さらに同様にC(シアン)のインクの画像を重ね合わせ
ることによりカラー画像をベルト状中間記録体5上に形
成する。
【0013】次にローラアングル14を駆動して加圧ロ
ール12を定着ロール10に圧着させ、ベルト状中間記
録体5の走行速度と同期して矢印16の方向から搬送さ
れてくる用紙17とともに加熱、圧着することで、ベル
ト状中間記録体5上の染着層22を用紙17上に転写
し、カラー画像の転写、定着を同時に行う。記録済みの
用紙17は搬送ロール(図示せず)により装置外に排紙
される。
ール12を定着ロール10に圧着させ、ベルト状中間記
録体5の走行速度と同期して矢印16の方向から搬送さ
れてくる用紙17とともに加熱、圧着することで、ベル
ト状中間記録体5上の染着層22を用紙17上に転写
し、カラー画像の転写、定着を同時に行う。記録済みの
用紙17は搬送ロール(図示せず)により装置外に排紙
される。
【0014】以上が印刷動作の概要であるが、ここでク
リーニングのモード切り換えについて説明する。クリー
ニングのモード切り換えは操作パネル(図示せず)にス
イッチを設け、その切り換えスイッチにより使用者が必
要に応じて切り換えられるようになっている。クリーニ
ングモードは3モードあり、モード1はクリーニングを
使用者がクリーニングスイッチを押下することによりイ
ンクシート2上のクリーニング層部31を用いてベルト
状中間記録体5の表面をクリーニングするモードであ
り、クリーニングスイッチが押下されないときには、ク
リーニング層部31は、使用されることなくそのまま通
過する。
リーニングのモード切り換えについて説明する。クリー
ニングのモード切り換えは操作パネル(図示せず)にス
イッチを設け、その切り換えスイッチにより使用者が必
要に応じて切り換えられるようになっている。クリーニ
ングモードは3モードあり、モード1はクリーニングを
使用者がクリーニングスイッチを押下することによりイ
ンクシート2上のクリーニング層部31を用いてベルト
状中間記録体5の表面をクリーニングするモードであ
り、クリーニングスイッチが押下されないときには、ク
リーニング層部31は、使用されることなくそのまま通
過する。
【0015】モード2は各クリーニング層部31毎に自
動的にクリーニング動作が行なわれるものであり、従っ
て、このモードでは、各印刷の前もしくは後にクリーニ
ングが毎回実施されることとなる。モード3は、ペーパ
ージャムが発生したときや停電等により装置が記録途中
で停止したとき、すなわち、正常な印刷動作が行なわれ
なかったときには、次の新たな記録動作の開始に先だっ
て自動的にクリーニングを実施するモードである。
動的にクリーニング動作が行なわれるものであり、従っ
て、このモードでは、各印刷の前もしくは後にクリーニ
ングが毎回実施されることとなる。モード3は、ペーパ
ージャムが発生したときや停電等により装置が記録途中
で停止したとき、すなわち、正常な印刷動作が行なわれ
なかったときには、次の新たな記録動作の開始に先だっ
て自動的にクリーニングを実施するモードである。
【0016】クリーニングは、インクシート2中のクリ
ーニング層の部分をサーマルヘッド3によってベルト状
中間記録体5に押圧し、サーマルヘッド3に熱を印加さ
せることにより、ベルト状中間記録体5上に付着してい
る前回の転写時の転写残りを軟化せしめ、ベルト状中間
記録体5上の異物をインクシート2側に逆転写させる。
インクシート2上のクリーニング層部31はインクシー
ト2の基材であるPETフィルム(例えば、帝人株式会
社製CPS4.5)を加熱することにより基材そのもの
を軟化せしめても良いし、またPETフィルム上に粘着
層(例えば、粘着性シリコーンSD4570、東レ・ダ
ウコーニング製)を設けても良い。ただし、粘着層を設
ける場合はクリーニングモードの場合のみインクシート
2の巻き取りトルクを強くしておかなければならない。
ーニング層の部分をサーマルヘッド3によってベルト状
中間記録体5に押圧し、サーマルヘッド3に熱を印加さ
せることにより、ベルト状中間記録体5上に付着してい
る前回の転写時の転写残りを軟化せしめ、ベルト状中間
記録体5上の異物をインクシート2側に逆転写させる。
インクシート2上のクリーニング層部31はインクシー
ト2の基材であるPETフィルム(例えば、帝人株式会
社製CPS4.5)を加熱することにより基材そのもの
を軟化せしめても良いし、またPETフィルム上に粘着
層(例えば、粘着性シリコーンSD4570、東レ・ダ
ウコーニング製)を設けても良い。ただし、粘着層を設
ける場合はクリーニングモードの場合のみインクシート
2の巻き取りトルクを強くしておかなければならない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の染料熱転
写記録装置は、従来のドラム状の中間記録体に代え無端
状ベルトを使用しているため、装置を小型化することが
でき、用紙のカールと装置内の温度上昇を抑えることが
でき、中間記録体表面のゴミおよびほこり等による画像
異常、装置故障等による転写残りによる画像異常も未然
に防ぐことができ、高品質な記録装置を提供できる。
写記録装置は、従来のドラム状の中間記録体に代え無端
状ベルトを使用しているため、装置を小型化することが
でき、用紙のカールと装置内の温度上昇を抑えることが
でき、中間記録体表面のゴミおよびほこり等による画像
異常、装置故障等による転写残りによる画像異常も未然
に防ぐことができ、高品質な記録装置を提供できる。
【図1】本発明の染料熱転写記録装置のー実施例を示す
側断面図
側断面図
【図2】本発明の使用されるインクシートのー例の概要
を示す側面図
を示す側面図
【図3】従来の染料熱転写記録装置を示す側断面図
【図4】従来のインクシートの一例を示す側断面図
2 インクシート 5 ベルト状中間記録体 10 定着ロール 11 発熱体 12 加圧ロール 17 用紙 22 染着層 31 クリーニング層部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/17 31/05 35/00 A B41J 29/00 J
Claims (9)
- 【請求項1】 インクシート上に形成された染着層を前
記インクシートとともに移動する表面に離型層を有する
無端状ベルトに熱転写し、この転写された前記染着層上
に前記インクシート上に形成された色材層の染料を記録
すべき画信号に応じて選択的に転写し、この染料が転写
された前記染着層を用紙上に熱と圧力により再転写し、
定着するとともに、前記インクシート上に形成されたク
リーニング層部により前記無端状ベルト表面のクリーニ
ングを行うことを特徴とする染料熱転写記録装置。 - 【請求項2】 インクシート上にクリーニング層と染着
層と色材層を複数組順次形成したことを特徴とする請求
項1記載の染料熱転写記録装置。 - 【請求項3】 クリーニング時に、インクシートの基材
を加熱することにより軟化せしめてクリーニング層とす
ることを特徴とする請求項1記載の染料熱転写記録装
置。 - 【請求項4】 クリーニング層はインクシートの基材上
に粘着層を設けたものであることを特徴とする請求項1
記載の染料熱転写記録装置。 - 【請求項5】 手動操作により実行指示のあった場合の
みクリーニング動作を実行する第一のクリーニングモー
ドを有することを特徴とする請求項2記載の染料熱転写
記録装置。 - 【請求項6】 各クリーニング層毎にクリーニング動作
を自動的に行なう第二のクリーニングモードを有するこ
とを特徴とする請求項2記載の染料熱転写記録装置。 - 【請求項7】 正常な記録動作が行なわれなかつた場
合、次の記録動作に先だって自動的にクリーニングを行
う第三のクリーニングモードを有することを特徴とする
請求項2記載の染料熱転写記録装置。 - 【請求項8】 クリーニング時、無端状ベルトの表面を
加熱する加熱手段を有することを特徴とする請求項2記
載の染料熱転写記録装置。 - 【請求項9】 加熱手段は、インクシートより染着層お
よび色材層を無端状ベルトに熱転写するための加熱手段
と同一であることを特徴とする請求項2記載の染料熱転
写記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5224282A JPH0776116A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 染料熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5224282A JPH0776116A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 染料熱転写記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0776116A true JPH0776116A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16811332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5224282A Pending JPH0776116A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 染料熱転写記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776116A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2447550A (en) * | 2007-03-10 | 2008-09-17 | Joanne Louise Riddle | Method of generating a surface appearance and/or finish by transfer printing |
JP2010023313A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Sinfonia Technology Co Ltd | プリンタ及びプリンタのクリーニング方法 |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP5224282A patent/JPH0776116A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2447550A (en) * | 2007-03-10 | 2008-09-17 | Joanne Louise Riddle | Method of generating a surface appearance and/or finish by transfer printing |
GB2447550B (en) * | 2007-03-10 | 2011-11-23 | Joanne Louise Riddle | Method of generating a surface appearance and/or finish |
JP2010023313A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Sinfonia Technology Co Ltd | プリンタ及びプリンタのクリーニング方法 |
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