JPH07214831A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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Publication number
JPH07214831A
JPH07214831A JP1247194A JP1247194A JPH07214831A JP H07214831 A JPH07214831 A JP H07214831A JP 1247194 A JP1247194 A JP 1247194A JP 1247194 A JP1247194 A JP 1247194A JP H07214831 A JPH07214831 A JP H07214831A
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JP
Japan
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roll
belt
belts
driven
thermal transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP1247194A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Sugimoto
博文 杉本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1247194A priority Critical patent/JPH07214831A/ja
Publication of JPH07214831A publication Critical patent/JPH07214831A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール間に架け渡したベルトに記録すべき画
像を形成した後に、記録紙に再転写するよう構成するよ
うにした熱転写記録装置に関し、ベルトの回転に伴うず
れを矯正して、画質の低下を防止する。 【構成】 画像情報に基づき、サーマルヘッド3によっ
てインクシート2のインクをベルト5上に顕像化させ
る。ベルト5を駆動するプラテンロール4の下流側に位
置する従動ロール6のうち、ロール6aがベルトのずれ
に応じて移動し、その結果ベルトの左右のテンション力
を変化させてベルトのずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写記録装置に関す
るものであり、特にロール間に架け渡したベルトの中間
記録媒体上に、複数色の色材を重ね合わせるよう転写す
ることによりカラー画像を形成し、その後、カラー画像
を記録紙上に再度転写するよう構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱転写記録装置の中でも染料熱転
写記録装置は、カラー写真に匹敵する高画質な画像を提
供できる記録装置として知られている。特開平4−14
1486号公報には、普通紙にも高画質が得られるよう
に、中間記録媒体を用いた記録装置が提案されている。
これは図4に示すように、中間記録媒体として用いるド
ラム上に、カラー画像を形成するとともに、このドラム
で記録紙への転写・定着を行う構成となっている。
【0003】すなわち、1は図3で示すインクシート2
を収納したインクカートリッジであり、離型層21を介
した染着層22と、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、
C(シアン)の各色材層23,24,25とが順に形成
されており、記録に応じて順次新たな染着層及び色材層
が供給されるようになっている。3は発熱素子をライン
状に有するサーマルヘッドであり、インクシート2の染
着層21及び各色材層22,23,24をドラム27に
転写するものである。ドラム27は、アルミ素管29上
にシリコンゴム28をおよそ3mm程度の肉厚で巻き付
けたものであり、そのシリコンゴム28の表面には、粘
着性をもった離型層26が形成されている。ドラム27
上のシリコンゴム28の硬度は、サーマルヘッド3で記
録するために、40〜50度であることが必要である。
また、7は定着ロールであり、定着ロール7の中には発
熱体8が内蔵されている。
【0004】記録のプロセスは、まずサーマルヘッド3
をドラム27に圧接し、離型層21を介して形成されて
いる染着層22をドラム27上の離型層26に均一に転
写する。次にドラム27上に均一に転写された染着層2
2上に、画像情報に応じて選択的にY(イエロー)の色
材層23をサーマルヘッド3により重ねて転写する。さ
らに同様に、M(マゼンタ)の色材層24、C(シア
ン)の色材層25の転写を順次行い、ドラム27上にカ
ラー画像を形成する。そしてドラム27上にカラー画像
が記録された染着層22を、加熱された定着ロール7と
ドラム27を圧接することにより、記録紙17に転写・
定着させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、例えばA6サイズで副走査方向に110m
m程度の記録をする場合には、ドラム27の直径は約5
0mmとなり、転写・定着後の記録紙のカールを抑制す
るには、定着ロール7はドラム27と同径のものが必要
となり、装置が大型化してしまうという問題点がある。
【0006】そこで本発明は、従来ドラム状であった中
間記録媒体を無端状ベルトとすることにより、中間記録
媒体上への画像形成と、記録紙への転写、定着とを異な
るロールで行えるようにし、記録紙への転写・定着を行
う一対のロールを径小にすることにより、装置を小型化
することを目的とするものである。さらに本発明は、無
端状ベルトの回転に伴うベルトの蛇行やずれを抑制し、
ベルト上に色材を重ね合わせるときの色ずれを防止する
とともに、ベルトの損傷等も防止することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱転写記録装置は、複数色の色材層を担持
したインクシートと、プラテンロールと従動ロールとに
より回転駆動されるフィルム状のベルトと、前記インク
シートの色材層を、画像情報に応じて選択的に前記ベル
ト上に転写し、各色材の画像を重ね合わせてカラー画像
を形成するための発熱ヘッドと、前記カラー画像を記録
紙に再度転写するよう前記ベルトを挟持する一対のロー
ルとを備えた熱転写記録装置であって、前記従動ロール
は、中央部が径大であり両端部にかけて次第に径小にな
る形状をなし、前記従動ロールの回転軸に対してその軸
方向に移動可能に取り付けられた第1のロールと、第1
のロールの両側において、前記回転軸の端部に向けて次
第に径大になる円錐形状をなし、前記第1のロールとそ
れぞれ離間して取り付けられた第2,第3のロールとに
よりなることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】このように、中間記録媒体に無端状ベルトを用
いる構成によれば、大型のドラムを必要とせず装置を小
型化することが可能である。また特に、ロール間に架け
渡した中間記録媒体の無端状ベルトを回転駆動する際、
移動可能なロールをベルト表面に当接させる構成である
ので、ベルトの回転にともなってずれ等が生じても、ベ
ルトに係るテンション力の変化によりベルトの蛇行が矯
正され、ベルト回転時の走行性を良好にすることで画質
の低下を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の染料熱転写記録装置の一実施
例について説明する。なお、上述の従来例と実質的に同
一の構成部分には同一の符号を付して説明を略する。本
実施例と前述の従来例との最大の差異は、中間記録媒体
をベルト5で行っていることである。図1において、シ
リコンゴム等で表面処理されたポリイミドフィルムより
なる薄膜のベルト5は、プラテンロール4と従動ロール
6とにより回転駆動される。9はローラアングル10に
より、ベルト5の内部に配置された定着ロール7との圧
着・解除が自在に支持された加圧ロールである。
【0010】画像記録の際は、まずサーマルヘッド3を
プラテンロール4に圧着してインクシート2を挟持し、
サーマルヘッド3の発熱素子を発熱させながら、インク
シート2及びベルト5を矢印a、bの方向にともに移動
させることにより、染着層をベルト5に均一に転写させ
る。
【0011】染着層の転写後、サーマルヘッド3の圧着
を解除してベルト5を1回転させた後、再びサーマルヘ
ッド3をプラテンロール4に圧着し、画像情報に基づく
信号によりサーマルヘッド3の発熱素子を選択的に発熱
させながら、インクシート2とベルト5を矢印a,bの
方向にそれぞれ移動させることにより、まずY(イエロ
ー)の色材層23をベルト5上に昇華させる。
【0012】そしてサーマルヘッド3の圧着を解除して
ベルト5を一回転させた後、再びサーマルヘッド3をプ
ラテンロール4に圧着し、Y(イエロー)の記録画像上
にM(マゼンタ)の色材層24の画像を重ね合わせて記
録する。さらに同様にベルト5を一回転させた後に、C
(シアン)のインク画像を重ね合わせることによりカラ
ーインク画像をベルト5上に形成する。これら一連の記
録動作では、定着ロール7と加圧ロール9との圧着は解
除しておく。
【0013】カラーインク画像を形成した後、ローラア
ングル10を駆動して加圧ロール9を定着ロール7に圧
着させ、ベルト5を回転させる。ベルト5の走行速度と
同期して、矢印c方向より記録紙17を搬送し、定着ロ
ール7と加圧ロール9とによりベルト5と記録紙17と
を加熱・圧着する。これにより記録紙にカラーインク画
像の転写・定着を行う。
【0014】このように、インクシート2からのカラー
画像形成のプロセスはプラテンロール4で行い、記録紙
17への転写・定着のプロセスは定着ロール7と加圧ロ
ール9で行うように、個々のプロセスで別々のロールを
用いる構成である。したがって従来のドラムを用いた装
置に比べ、定着ロール7及び加圧ロール9を径小にする
ことができるので、装置を小型化することができる。
【0015】ところで上記構成においては、プラテンロ
ール4と従動ロール6の回転軸とが平行に配置されてい
れば問題はないのであるが、実際には組み立て誤差が生
じるため、ベルト5はその回転によって左右のテンショ
ン力の小さい方に移動してしまう。
【0016】このためインクシート2からベルト5上に
3色のインク画像を重ね合わせる場合、ベルトのずれに
よって色ずれが発生して画質が低下する。また長期間使
用すると、ベルトのずれる量も大きくなるので片寄りを
矯正しなければならない。しかしながら、単にロールの
端部にフランジを設けたのでは、ポリイミドよりなるベ
ルト5の厚さは20μm〜80μm程度と薄いために、
ベルトの端部がフランジと擦れあって破損してしまう。
そこでベルトを損傷することなく、ずれや片寄りを矯正
することが必要になる。
【0017】図2に示す従動ロール6は、ベルト5のず
れや片寄りを矯正するよう構成したものである。すなわ
ち従動ロール6は、中央部が径大で両端にかけて次第に
径小になるクラウン形状をなすロール6aと、ロール6
aの両側において回転軸11の端部に向かって次第に径
大になる円錐形状の6b,6cとからなる。
【0018】ロール6aとロール6b,6cとは互いに
離間して回転軸11に配置してあり、ロール6aは、2
つのロール6b,6cの間を矢印A,B方向に移動可能
に取り付けてある。また図の実線で示すように、ロール
6aがロール6bと6cの中間に位置するときには、ベ
ルト5はそれぞれのロールに当接するように掛け渡して
ある。
【0019】以上の構成において、プラテンロール4と
従動ロール6の回転軸が互いに平行でなく、ロール6b
側とロール6c側の周長に差があると、ベルト5は回転
にともなって、わずかにロール6bまたは6cの一方へ
とずれていく。例えばロール6c側の周長が短い場合に
は、ベルト5は、実線で示す中央位置からテンションの
小さい破線で示すロール6c側の位置へと移動する。ロ
ール6aは、軸11に対して移動可能に取り付けている
ため、ベルト5とともにロール6c側へと移動する。
【0020】ベルト5が破線の位置に移動すると、ベル
ト5の周長はロール6c側端の方が大きくなり、テンシ
ョンも同様にロール6c側が大きくなる。ここでロール
6aの中央部の径を大きくしているのは、ロール6b側
のテンションとロール6c側のテンションとの差を大き
くするためであり、一定の径のロールに比べて、ずれに
対して敏感に応答することができるものである。このた
めベルト5は再び矢印B方向のロール6b側へと移動す
ることとなり、ずれが矯正されていく。
【0021】また、ロール6b、6cは円錐形状をして
いるため、ベルト5はその端面がロール6b,6cに当
接しないので、ベルトを傷つけることなく矯正すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の染料熱転写記録装
置は、インクシートに担持された複数色の色材を、サー
マルヘッドにて画像情報に応じてそれぞれ転写してカラ
ー画像を形成するとともに、そのカラー画像を記録紙に
再度転写する中間記録媒体をベルトで構成したので、ベ
ルト上に形成されたカラー画像を記録紙に転写するため
の、定着ロール及び加圧ロールを径小に構成できるの
で、記録装置を小型化することができる。
【0023】また本発明は、ベルトを回転駆動するロー
ルのうち従動ロールを、中央部が径大であり両端部にか
けて次第に径小になる形状の第1のロールと、第1のロ
ールの両側において、回転軸の端部向けて次第に径大に
なる円錐形状の第2,第3のロールとにより構成したも
のである。
【0024】この構成によれば、プラテンロールと従動
ロールの取り付け誤差等により、ベルトの回転に伴って
ずれや蛇行が生じても、ベルトに加わるテンションの差
を利用してベルトの位置規制や、ベルトの片寄りを規制
することができる。このためベルト上にインクシートの
色材を重ね合わせてカラー画像を形成するときに、色ず
れもなく高画質の画像を形成することができる。また、
薄膜のベルトであってもベルトにダメージを与えること
なく位置規制を行うことができ、さらに長期間使用して
もベルトが一方向だけに片寄ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における熱転写記録装置を示
す概略構成図
【図2】同装置の要部説明図
【図3】本発明に使用されるインクシートを示す説明図
【図4】従来の熱転写記録装置の概略構成図
【符号の説明】
2 インクシート 3 サーマルヘッド 4 プラテンロール 5 ベルト 6 従動ロール 7 定着ロール 9 加圧ロール 11 案内ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数色の色材層を担持したインクシート
    と、プラテンロールと従動ロールとにより回転駆動され
    るフィルム状のベルトと、前記インクシートの色材を、
    画像情報に応じて選択的に前記ベルト上に転写し、各色
    材層の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するための
    発熱ヘッドと、前記カラー画像を記録紙に再度転写する
    よう前記ベルトを挟持する一対のロールとを備えた熱転
    写記録装置であって、 前記従動ロールは、中央部が径大であり両端部にかけて
    次第に径小になる形状をなし、前記従動ロールの回転軸
    に対してその軸方向に移動可能に取り付けられた第1の
    ロールと、第1のロールの両側において、前記回転軸の
    端部に向けて次第に径大になる円錐形状をなし、前記第
    1のロールとそれぞれ離間して取り付けられた第2,第
    3のロールとによりなることを特徴とする熱転写記録装
    置。
JP1247194A 1994-02-04 1994-02-04 熱転写記録装置 Pending JPH07214831A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1247194A JPH07214831A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 熱転写記録装置

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JP1247194A JPH07214831A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 熱転写記録装置

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JPH07214831A true JPH07214831A (ja) 1995-08-15

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ID=11806292

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1247194A Pending JPH07214831A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 熱転写記録装置

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JP (1) JPH07214831A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009256047A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Toyo Networks & System Integration Co Ltd ベルトの脱落防止機構、及び紙葉類取扱装置
USRE42572E1 (en) 2005-10-27 2011-07-26 Kyocera Mita Corporation Belt device
US8200124B2 (en) 2008-09-16 2012-06-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Belt unit and image forming device

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