JPH028775Y2 - - Google Patents

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JPH028775Y2
JPH028775Y2 JP3172583U JP3172583U JPH028775Y2 JP H028775 Y2 JPH028775 Y2 JP H028775Y2 JP 3172583 U JP3172583 U JP 3172583U JP 3172583 U JP3172583 U JP 3172583U JP H028775 Y2 JPH028775 Y2 JP H028775Y2
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JP
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drum
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color
recording
paper
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JP3172583U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、感熱色材転写紙を用いて、ドラム上
の受像紙上にテレビ等のカラー画像を記録するカ
ラーコピー装置に関する。
従来例の構成とその問題点 近年、CRTやテレビ画面のカラー化が進んで
おり、これに伴つてこれらの画像をカラーでプリ
ントアウトする事が要望されている。これを実現
するにはいくつかの方式があるが、濃淡が自由に
表現でき、面倒なメンテナンスが要らない方式と
して、感熱色材転写紙を用いた転写方式が有望な
ものとして考えられている。
以下にこの方式を用いた従来例について説明す
る。第1図において、1は表面に弾性のあるゴム
層2を有するドラムである。ドラム1には、受像
紙の保持手段であるホルダー3がバネ4によりド
ラム1に押圧されており、受像紙5の先端をしつ
かりとドラム1上で保持している。6は受像紙5
をドラム1上に密着して添わせるためのローラー
であり、軽くドラム1上に押圧されている。7は
カラー記録の原色であるシアン、マゼンタ、イエ
ローが第2図のように順次塗り分けられた転写紙
であり、供給リール8から供給され、巻取りリー
ル9により軽い巻取力を与えられている。10は
サーマルヘツドで、転写紙7、受像紙5を介して
ドラム1に押圧される。
以下簡単にその動作を説明すると、ホルダー3
に先端を保持された受像紙5は、ドラム1の図矢
印方向への回転によつてローラー6部を通る時、
ドラム1の表面に密着される。ドラムが第1図に
示す回転位置が記録開始点である。
記録開始点でサーマルヘツド10が押圧機構
(図示せず)によつて押圧され、信号を与えられ
た発熱素子11の熱によつて転写紙7上の染料が
受像紙5の上に転写される。ドラムが1回転弱回
ると第1色目の記録が完了する。以下同様に2回
転目、3回転目のドラム1上の記録開始点から
各々第2色目、第3色目の染料が転写記録され、
第3色目の転写を完了するとカラーコピーが完成
する。
このように、この方式では3つの原色をドラム
の1回転毎に重ね書きする事によつてカラーコピ
ーを得ている。又、この方式ではサーマルヘツド
10のそりや受像紙5、転写紙7の厚みむらに起
因する記録むらを防止するために、ドラム1の表
面をゴム層2で覆い、その弾力性を利用してい
る。又、この方式は、ドラム1の回転位置を制御
する事によつて、ドラム上の定点が記録開始位置
になるようにし、回転途中及び終端のドラム回転
制御も行なつて、3色間での色ズレが生じないよ
うにしている。ところが、実際には1色を記録す
る間に記録後の受像紙が、第3図のように、ドラ
ム1の表面から浮き上がり、たるみを生じる。こ
れはヘツド圧接部において、ドラム1の回転より
受像紙の進み方が速いためと考えられる。
このたるみが3色の記録時に等しく生じれば色
ズレはないが、このたるみは不安定であり、ドラ
ムの1回転毎に異なつており、従つてその間の差
分だけ色ズレが生じる事になる。この色ズレ量は
大きく、A4版で0.5mmにも達する事があり、その
場合、不自然な色の輪郭が生じると共に解像度も
落ちてしまい、画質が大きく劣化するという問題
点を有している。
考案の目的 本考案は、ドラムを改良する事によつて上記の
ような欠点を解消し、色ズレのない高品質の画像
を得る事を目的とする。
考案の構成 本考案は、受像紙保持手段により受像紙の先端
をドラムに保持し、この受像紙をドラムに巻き付
け、この受像紙に記録ヘツドを押圧し、記録ヘツ
ドにより複数の色材を面順次に転写記録してカラ
ー記録を得る装置であつて、前記ドラムはその外
周面のうち軸方向の両端部が剛性の高い物質より
なり、残りの部分は表面が低摩擦係数の物質より
成り、かつ外径が前記両端部より若干大きい弾性
層を有し、前記ドラムの両端部間に亘つて少なく
とも前記受像紙を介して記録ヘツドを圧接させる
ように構成する事により、受像紙の移動をコント
ロールし、色ズレのない画像を得るものである。
実施例の説明 以下本考案の一実施例について図面を参照して
説明する。第4図、第5図では、第2図のような
転写紙上の色素をサーマルヘツドの熱により受像
紙上に転写する方式を用いた実施例について説明
する。転写紙にはシアン、マゼンタ、イエローの
三原色色素が面順次に塗布されている。
第4図はドラム12及びサーマルヘツドの圧接
部を断面したものであり、ドラム12は金属等の
硬い硬い物質でできた芯部13と、弾性体よりな
る弾性部14とからなる。弾性部14は、ドラム
凹面13aに弾性体を焼き付けたり、ベルト状の
ものを若干の張力を以つてかん合したりして構成
する。ドラム12にはほぼその全幅に亘つて受像
紙15、転写紙16を介してサーマルヘツド17
が圧接される。弾性体14の外径は芯部の最外径
部13b,13cよりも若干大きくしてある。
サーマルヘツド17をドラム12に押圧する
と、サーマルヘツド17は先ず受像紙、転写紙を
介して弾性部14の表面に当接する。弾性部14
は多孔質の物質からできているので、軽い押圧力
で圧縮され、サーマルヘツド17が受像紙15、
転写紙16を介して芯部の最外径部13b,13
cに当接すると、サーマルヘツド17の移動は止
まり、この時点でサーマルヘツド17の圧接力の
大部分は芯部の最外周部13b,13cにかかる
ようにしている。第5図の18は受像紙15を弾
性部14に沿わすために軽く当接させるローラ
ー、19は転写紙16の供給リール、20はその
巻取りリールである。弾性部14の表面はテフロ
ン等の摩擦係数の少ない物質(摩擦係数μ1)によ
り構成されており、受像紙15はこれに対して滑
りやすい状態になつている。芯部13の最外周部
13b,13cは通常の金属等が有する摩擦係数
(摩擦係数μ2)でありμ2>μ1となる。
サーマルヘツド17の複数の発熱素子21は弾
性部14に対応して設けられている。第5図に示
すように受像紙15の先端は保持手段であるホル
ダー22とバネ23の付勢力によりしつかりと保
持されている。
次にその動作について説明する。
第5図は第1色目の記録を行つているところで
ある。受像紙15はサーマルヘツドの圧接部によ
つてドラム12に押圧される。サーマルヘツド1
7と転写紙16との間の摩擦係数は小さく、ドラ
ム12の回転によつて受像紙15をドラムの周方
向に時計回りに駆動する。この時弾性部14との
当接部においては、芯部の最外周部13b,13
cの速度より速く受像紙15が送られようとする
が、芯部の最外周部13b,13cとの当接部に
おいては当接圧力が強く、かつ摩擦係数も弾性部
14より大きいので、受像紙15は芯部の最外周
部13b,13cに対して滑りを生じる事なしに
駆動されるので、受像紙15上には最外周部13
b,13cの速度で正確なピツチで記録がなされ
る。発熱素子21には弾性部14による適度の圧
力が与えられるので、均一な発色が行われる。記
録後は受像紙15はホルダー22とサーマルヘツ
ド17の圧接部との間で滑りを生じる事なく保持
されているので、弾性部14を圧縮して芯部の最
外周部13b,13cに添つたまま保持される。
1回転弱で第1色目の記録が終わると、サーマル
ヘツド17がドラム12から破線で示す位置まで
後退し、その間にドラム12は記録初期位置に設
定され、転写紙16も巻取りリール20によつて
巻き取られ、第2色目の先頭部が設定され、サー
マルヘツド17が再びドラム12に圧接されると
第2色目の記録が始まる。以下同様にして第3色
目の記録を行なう。ドラム12は回転位置を正確
に制御されており、3色の記録を行う間、受像紙
15がドラム12の芯部の最外周部13b,13
cに添つていれば3色の記録の間の位置ズレはな
く、従つて色ズレも生じない。
このようにこのドラムを用いれば、簡易な構成
で発色ムラがなくかつ色ズレのない良質のカラー
プリントを得ることができる。
なお、実施例のドラムは、芯部の一部が最外周
部13b,13cを形成しているが、第6図に示
すように、芯部24に対して外周環25,25′
が一体に固定されている構造でも良い。又、実施
例では熱印加による転写記録の例を示したが、サ
ーマルヘツドは用いなくても、圧力を以つてドラ
ムに接する記録方式であれば良い。又、実施例で
は弾性体に発泡性のものを用いたが、第7図のよ
うにゴム層26の一部を欠いたような構造にして
やわらかな弾性を得る事もできる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、ドラムを剛体部
と弾性部とに分ける事により、弾性部にて色ムラ
のない記録ができると共に、剛体部で受像紙の精
度良い駆動をする事ができ、簡単で安価な構造に
より色ズレのない品質の高いカラー記録を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図は従来例におけるカラーコピー
装置の側面図、第2図は転写方式に用いる転写紙
の平面図、第4図は本考案の一実施例におけるカ
ラーコピー装置の要部断面図、第5図は同装置の
側面図、第6図は本考案の他の実施例におけるカ
ラーコピー装置の断面図、第7図は更に他の実施
例を示す断面図である。 12……ドラム、13b,13c……芯部の外
周部、14……弾性部、15……受像紙、16…
…転写紙、17……サーマルヘツド、22……ホ
ルダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受像紙保持手段により先端を保持して受像紙を
    ドラムに巻き付け、この受像紙に記録ヘツドを押
    圧して、複数の色材を面順次に受像紙上に記録し
    てカラー記録を得るカラーコピー装置であつて、
    前記ドラムはその外周面のうち軸方向の両端部を
    剛性の高い物質で構成し、残りの部分は、表面が
    低摩擦係数の物質より成り、かつ外径が前記両端
    部より若干大きい弾性層で構成し、前記ドラムの
    両端部間に亘つて少なくとも前記受像紙を介して
    前記記録ヘツドを圧接させるように構成したカラ
    ーコピー装置。
JP3172583U 1983-03-04 1983-03-04 カラ−コピ−装置 Granted JPS59137049U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3172583U JPS59137049U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 カラ−コピ−装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3172583U JPS59137049U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 カラ−コピ−装置

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Publication Number Publication Date
JPS59137049U JPS59137049U (ja) 1984-09-12
JPH028775Y2 true JPH028775Y2 (ja) 1990-03-02

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ID=30162568

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JP3172583U Granted JPS59137049U (ja) 1983-03-04 1983-03-04 カラ−コピ−装置

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JPS59137049U (ja) 1984-09-12

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