JPS62218165A - 熱転写記録装置及び記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は熱転写記録装置及び記録方式に関し、特に熱
転写シートと記録紙を用いるカラー熱転写記録装置及び
記録方式に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、熱転写記録方式によるカラー画像記録は面順次記
録により行われることが多く、イエロー（Ｙ）、マゼン
タ（Ｍ）、シアン（Ｃ）さらにはブラック（Ｂ　ｋ　）
色の熱転写シートを用い、−色記録毎に記録紙を元の位
置に戻し、３色または４色を重ねてカラー画像を得てい
る。ところが一般に記録紙が元の位置に完全には戻らず
、各色がずれた記録となり、色再現、解像度に悪い影響
を　　□与えていた。

このような各色間のずれは記録紙の搬送機構および記録
方式により異なる。通常、熱転写記録装置の記録紙搬送
機構には大きく分類すると第２図。

第３図を示すように２つの方式がある。第１の方式は第
２図に示す如く、サーマルヘッド２４の荷。

重を受ける通常ゴムライニングした弾性体プラテン２３
を駆動させて記録紙２６を送る方式である。

この弾性体プラテン２３は熱転写シート２８とサーマル
ヘッド２４との良好な接触を得るため、表面は弾性体で
形成されている。第２の方式は第３図に示す如く弾性体
プラテン３３の代りに剛体キャプスタン３１および弾性
ピンチローラ３２を駆動させて記録紙３６を送る方式で
ある。

［発明が解決しようとする問題点〕 上述したように従来の熱転写記録装置は第２図に示す第
１の方式の場合に記録紙２６を往復運動させ、３色また
は４色を重ね記録するときに弾性体プラテン２３と記録
紙２６との間でのスリップ、弾性体プラテン２３の変形
により、精度良く記録紙が送れず、色ずれが発生してし
まう。第３図に示す第２の方式の場合にはキャプスタン
材質を自由に選択できるため、キャプスタンローラとし
て弾性体でも剛体でもよいが、弾性体キャプスタンでは
その変形のため精度よく記録紙を送れず、また剛体キャ
プスタンではスリップが生じてしまうため精度よく送れ
ない。しかし剛体キャプスタンの変形による色ずれは発
生しない。剛体キャプスタンは弾性体キャプスタンと較
べ記録紙との間でスリップが生じ易くなるので色ずれが
発生しやすいこと及び剛体キャプスタン３１と弾性体プ
ラテン３３との間で記録紙のたるみが生じやすいのでこ
の記録紙のたるみが発生すると、剛体キャプスタン３１
の位置では記録紙が正確に戻されたとしても、記録が行
われるサーマルヘッド３４の位置で記録紙が元の位置ま
で戻らず、記録紙のたるみが解消されるまでは色ずれが
発生するという問題がある６本発明の目的は従来の熱転
写記録装置における色ずれを解消するための熱転写記録
装置及び記録方式を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

第１の発明によれば、円筒状の剛体キャプスタンを正逆
回転させて、記録紙を往復運動させる熱転写記録装置に
おいて、記録紙を前記剛体キャプスタンに圧接する複数
個の弾性体ピンチローラを含むことを特徴とする熱転写
記録装置が得られる。

第２の発明によれば、円筒状の剛体キャプスタンを正逆
回転させて、記録紙を往復運動させ、かつサーマルヘッ
ドとプラテンとの間に記録紙を挟んで記録する熱転写記
録装置において、前記剛体キャプスタンで記録紙を送り
、前記剛体キャプスタンとプラテンとの間の記録紙のた
るみを解消したのち、画像信号に応じサーマルヘッドを
発熱させ、記録するよにしたことを特徴とする記録方式
が得られる。

〔実施例〕

次に本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図は第１の発明の実施例である熱転写記録装置を示
す。第１図において、本発明の実施例は記録紙１６と熱
転写シート１８とが弾性体プラテント３とサーマルヘッ
ド１４とを介して送られるが、記録紙１６は剛体キャプ
スタン１１とフリー回転する２本の弾性体ピンチローラ
１２により送られるように構成されている。記録紙１６
は記録紙ロール１５から供給され、剛体キャプスタン１
との間でスリップが生じないよう、２本の弾性体ピンチ
ローラ１２により圧接されている。記録紙１６はステッ
ピングモータ等で剛体キャプスタン１１を正転させるこ
とにより、Ｃ方向に送られる。

記録紙１６と熱転写シートロール１７から供給される熱
転写シート１８はフリー回転する弾性体プラテン１３に
よりサーマフレヘッド１４に押し当てられ、サーマルヘ
ッド１４から発生する熱エネルギーで熱転写記録が行わ
れる。このように記録紙１６を剛体キャプスタン１１と
２本の弾性体ピンチローラ１２ではさむことにより、記
録紙６と剛体キャプスタン間のスリップは防止すること
ができる。次にイエローＹ、マゼンタＭ、シアンＣの３
色が順次塗布された熱転写シート１８を用いた第２の発
明の実施例であるカラー記録方式について説明する。ま
ず第２の発明の実施例はサーマルヘッド１４をＣ方向に
下げ、熱転写シート１８から離し、熱転写シート１８の
イエローＹがサーマルへ・ラド１４の発熱位置にくるま
で、熱転写シート８をｂ方向に送る６次にサーマルへ・
ラド１４をＣ方向と逆方向に動かし、記録紙１６と熱転
写シー　１−１８を弾性体プラテン１３に圧接する。さ
らに剛体キャプスタン１１をステッピ〉′グモータで正
転させ、剛体キャプスタン１１と弾性体プラテン１３間
の記録紙のたるみが解消された時点で（記録紙送り量Ａ
とする）、サーマルヘッド１４に通電し記録を開始する
。所定量記録後（記録紙送り量Ｂとする）、剛体キャプ
スタン１１を停止する９次に同様にして熱転写シート１
８のマゼンタＭをサーマルヘッド１４の発熱体位置に持
ってくる。その後剛体キャプスタン１１を逆転し、Ａ＋
Ｂ量だけ記録紙を送る。この時、記録紙ロール１５を同
時に回転し、記録紙１６を記録紙ロール１５に巻き付け
る。Ａ＋Ｂｆｉだけ記、録紙を送った後、剛体キャプス
タン１１．記録紙ロール１５の回転を停止する。さらに
同様にしてサーマルへ・ラドを圧接し、剛体キャプスタ
ン１１を正転させ、記録紙をＡ量適った時点で、記録を
開始しＢ量記録後、剛体キャプスタン１１を停止する。

次に同様にしてシアンＣを記録し、カラー画像を得る。

このように第２の発明の実施例では、剛体キャプスタン
１１と弾性体プラテン１３間の記録紙のたるみを解消し
た後、記録を開始することで極めて、色ずれの小さい良
好なカラー画像が得られる。第１の発明の実施例である
熱転写記録装置は、表面にゴムライニングした２本の弾
性体ピンチローラ１２で剛体キャプスタン１１に記録紙
１６を圧接することによって、剛体キャプスタンと記録
紙のスリップを防止することができる。更に、第２の発
明の実施例では剛体キャプスタン１１と弾性体プラテン
１３との間の記録紙のたるみが、剛体キャプスタンで記
録紙を送ることにより解消され、このたるみが解消され
ることによって、剛体キャプスタンの弾性本プラテン間
の記録紙長さは一定となる。従って記録紙のたるみを解
消するに必要な記録紙送り量を定め、記録開始前にこの
一定量だけ記録紙を送ることにより、サーマルヘッド１
４の位置でも記録紙が正確に元の位置まで戻り、色ずれ
を極めて小さくすることができる。

〔発明の効果〕

この発明は、複数個の弾性体ピンチローラで記録紙を剛
体キャプスタンに圧接し、剛体キャプスタンと記録紙の
スリップを防止して、色ずれを極めて小さくすること及
び剛体キャプスタンで記録紙を送り、剛体キャプスタン
と弾性体プラテン間の記録紙のたるみを解消したのち、
画像信号に応じサーマルヘッドを発熱させる、即ち記録
を開始することによって色ずれを極めて小さくする等の
効果がある。更に本発明は極めて色ずれが小さく、従っ
て色再現性、解像度とも優れたカラー画像が得られる効
果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の熱転写記録装置を示す断面図、第２図
、第３図はそれぞれ弾性体プラテン駆動。 剛体キャプスタン駆動の熱転写記録装置を示す断面図で
ある。 １１・・・剛体キャプスタン、１２・・・弾性体ピンチ
ローラ、１３・・・弾性体プラテン、１４・・・サーマ
ルヘッド、１５・・・記録紙ロール、１６・・・記録紙
、１７・・・熱転写シートロール、１８・・・熱転写シ
ート。 ％

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）円筒状の剛体キャプスタンを正逆回転させて、記
   録紙を往復運動させる熱転写記録装置において、記録紙
   を前記剛体キャプスタンに圧接する複数個の弾性体ピン
   チローラを含むことを特徴とする熱転写記録装置。
2. （２）円筒状の剛体キャプスタンを正逆回転させて、記
   録紙を往復運動させ、かつサーマルヘッドとプラテンと
   の間に記録紙を挟んで記録する熱転写記録装置において
   、前記剛体キャプスタンで記録紙を送り、前記剛体キャ
   プスタンとプラテンとの間の記録紙のたるみを解消した
   のち、画像信号に応じサーマルヘッドを発熱させ、記録
   するようにしたことを特徴とする記録方式。