JPH06135022A - 熱記録装置 - Google Patents
熱記録装置Info
- Publication number
- JPH06135022A JPH06135022A JP4285755A JP28575592A JPH06135022A JP H06135022 A JPH06135022 A JP H06135022A JP 4285755 A JP4285755 A JP 4285755A JP 28575592 A JP28575592 A JP 28575592A JP H06135022 A JPH06135022 A JP H06135022A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate transfer
- ink
- transfer drum
- recording
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、特別なクリーニング手段およびメ
ンテナンスの不要な簡単な構成で、良好な品質の記録を
行なうことのできる熱記録装置を提供することを目的と
する。 【構成】 所定の温度に保温された中間転写ドラム1上
にサーマルヘッド10によりインク像16を記録した後
このインク像16を記録用紙15に押圧して転写させる
とともに、中間転写ドラム1上に残留したインク17を
サーマルヘッド10の押圧によりインクシート7上に転
写除去するよう構成し、画像記録終了後中間転写ドラム
1の1回転以上の間サーマルヘッド10によるインクシ
ート7の押圧を保つように構成する。
ンテナンスの不要な簡単な構成で、良好な品質の記録を
行なうことのできる熱記録装置を提供することを目的と
する。 【構成】 所定の温度に保温された中間転写ドラム1上
にサーマルヘッド10によりインク像16を記録した後
このインク像16を記録用紙15に押圧して転写させる
とともに、中間転写ドラム1上に残留したインク17を
サーマルヘッド10の押圧によりインクシート7上に転
写除去するよう構成し、画像記録終了後中間転写ドラム
1の1回転以上の間サーマルヘッド10によるインクシ
ート7の押圧を保つように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字や画像等を記録紙等
に記録するプリンタやファクシミリなどに用いられる記
録装置に関するものである。
に記録するプリンタやファクシミリなどに用いられる記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、表面平滑性の悪い紙への記録特性
を改善する方法として、特公昭59−16932号公報
や特開昭62−248669号公報に示されるように、
中間媒体上に一旦インク像を形成した後、これを再度記
録用紙上に転写する装置が考案されている。
を改善する方法として、特公昭59−16932号公報
や特開昭62−248669号公報に示されるように、
中間媒体上に一旦インク像を形成した後、これを再度記
録用紙上に転写する装置が考案されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、上記した従来
の装置の一例について説明する。図6は従来の装置の概
略構成を示すものである。図6において、18は中間転
写ローラであり、19はこの中間転写ローラ18を加熱
するためのヒータである。20はインクシートで熱溶融
性のインクが塗布形成されている。21は記録ヘッド
で、記録ヘッド21はインクシート20を中間転写ロー
ラ18に押圧するとともにインクシート20を選択的に
加熱し中間転写ローラ18上にインクを記録するように
構成されている。22は中間転写ローラ18の表面を冷
却するためにペルチェ素子などにより構成された冷却器
である。23は加圧ローラであり、記録紙24を中間転
写ローラ18に押圧し中間転写ローラ18上に記録され
たインクを記録紙24上に転写させるように構成されて
いる。25は、清掃器であり、記録紙へのインクの転写
後に中間転写ローラ18に残存するインクを除去するた
めのものである。
の装置の一例について説明する。図6は従来の装置の概
略構成を示すものである。図6において、18は中間転
写ローラであり、19はこの中間転写ローラ18を加熱
するためのヒータである。20はインクシートで熱溶融
性のインクが塗布形成されている。21は記録ヘッド
で、記録ヘッド21はインクシート20を中間転写ロー
ラ18に押圧するとともにインクシート20を選択的に
加熱し中間転写ローラ18上にインクを記録するように
構成されている。22は中間転写ローラ18の表面を冷
却するためにペルチェ素子などにより構成された冷却器
である。23は加圧ローラであり、記録紙24を中間転
写ローラ18に押圧し中間転写ローラ18上に記録され
たインクを記録紙24上に転写させるように構成されて
いる。25は、清掃器であり、記録紙へのインクの転写
後に中間転写ローラ18に残存するインクを除去するた
めのものである。
【0004】以上のように構成された記録装置につい
て、以下その動作について説明する。中間転写ローラ1
8は、ヒータ19によりインクシート20上のインクの
融点よりも高い所定の温度に保温されている。記録時に
は、中間転写ローラ18は図示の矢印の方向に回転し、
記録ヘッド21による記録の前に冷却器22により中間
転写ローラ18の表面がインクの融点よりも低い温度に
冷却される。その後、記録ヘッド21によりインクシー
ト20を選択的に加熱し中間転写ローラ18上にインク
の記録を行なう。このとき、中間転写ローラ18の表面
温度はまだインクの融点よりも低い温度に保たれている
ため、記録しない部分のインクが中間転写ローラ18に
付着することはなく必要な部分だけの選択的な記録が安
定して行なわれる。その後、中間転写ローラ18の表面
温度は再びインクの融点よりも高い温度に復帰し、この
ため、中間転写ローラ18上のインクは溶融状態とな
る。次に、中間転写ローラ18上のインクは加圧ローラ
23により押圧され、記録紙24上に転写される。ここ
で、転写後に中間転写ローラ18に残存するインクは清
掃器25によって除去クリーニングされる。以上の動作
が中間転写ローラの回転とともに連続的に行なわれるも
のである(例えば、特開昭62−248669号公
報)。
て、以下その動作について説明する。中間転写ローラ1
8は、ヒータ19によりインクシート20上のインクの
融点よりも高い所定の温度に保温されている。記録時に
は、中間転写ローラ18は図示の矢印の方向に回転し、
記録ヘッド21による記録の前に冷却器22により中間
転写ローラ18の表面がインクの融点よりも低い温度に
冷却される。その後、記録ヘッド21によりインクシー
ト20を選択的に加熱し中間転写ローラ18上にインク
の記録を行なう。このとき、中間転写ローラ18の表面
温度はまだインクの融点よりも低い温度に保たれている
ため、記録しない部分のインクが中間転写ローラ18に
付着することはなく必要な部分だけの選択的な記録が安
定して行なわれる。その後、中間転写ローラ18の表面
温度は再びインクの融点よりも高い温度に復帰し、この
ため、中間転写ローラ18上のインクは溶融状態とな
る。次に、中間転写ローラ18上のインクは加圧ローラ
23により押圧され、記録紙24上に転写される。ここ
で、転写後に中間転写ローラ18に残存するインクは清
掃器25によって除去クリーニングされる。以上の動作
が中間転写ローラの回転とともに連続的に行なわれるも
のである(例えば、特開昭62−248669号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような装置においては、中間転写媒体上に記録されたイ
ンクの記録用紙への転写時に転写残りが生じ、このため
中間転写媒体上に残留したインクの除去クリーニングの
ために特別なクリーニング手段が必要となっている。ま
た、クリーニング手段により除去したインクを定期的に
廃棄するなどのメンテナンスが必要となる。
ような装置においては、中間転写媒体上に記録されたイ
ンクの記録用紙への転写時に転写残りが生じ、このため
中間転写媒体上に残留したインクの除去クリーニングの
ために特別なクリーニング手段が必要となっている。ま
た、クリーニング手段により除去したインクを定期的に
廃棄するなどのメンテナンスが必要となる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑み、表面平滑性の
悪い記録用紙に対しても良好な品質の画像を記録できる
とともに、特別なクリーニング手段も不要でありメンテ
ナンスも不要で構成の簡単な装置を提供することであ
る。
悪い記録用紙に対しても良好な品質の画像を記録できる
とともに、特別なクリーニング手段も不要でありメンテ
ナンスも不要で構成の簡単な装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、中間転写ドラムと、インクシートを中間
転写ドラムに押圧し中間転写ドラム上にインクを記録す
る記録ヘッドと、中間転写ドラム上のインクが付着性を
生じる所定の温度に中間転写ドラムを加熱保温する加熱
保温手段と、中間転写ドラム上に記録されたインクを記
録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを備え、記録ヘッ
ドによる中間転写ドラムへのインクの記録終了後、中間
転写ドラムの1回転以上の間、記録ヘッドによるインク
シートの中間転写ドラムへの押圧を保つよう構成したも
のである。
めに本発明は、中間転写ドラムと、インクシートを中間
転写ドラムに押圧し中間転写ドラム上にインクを記録す
る記録ヘッドと、中間転写ドラム上のインクが付着性を
生じる所定の温度に中間転写ドラムを加熱保温する加熱
保温手段と、中間転写ドラム上に記録されたインクを記
録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを備え、記録ヘッ
ドによる中間転写ドラムへのインクの記録終了後、中間
転写ドラムの1回転以上の間、記録ヘッドによるインク
シートの中間転写ドラムへの押圧を保つよう構成したも
のである。
【0008】また、本発明は、中間転写ドラムと、イン
クシートを中間転写ドラムに押圧し中間転写ドラム上に
インクを記録する記録ヘッドと、中間転写ドラム上のイ
ンクが付着性を生じる所定の温度に中間転写ドラムを加
熱保温する加熱保温手段と、中間転写ドラム上に記録さ
れたインクを記録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを
備え、記録ヘッドによる中間転写ドラムへのインクの記
録開始前、中間転写ドラムの1回転以上の間、記録ヘッ
ドによるインクシートの中間転写ドラムへの押圧を行う
よう構成したものである。
クシートを中間転写ドラムに押圧し中間転写ドラム上に
インクを記録する記録ヘッドと、中間転写ドラム上のイ
ンクが付着性を生じる所定の温度に中間転写ドラムを加
熱保温する加熱保温手段と、中間転写ドラム上に記録さ
れたインクを記録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを
備え、記録ヘッドによる中間転写ドラムへのインクの記
録開始前、中間転写ドラムの1回転以上の間、記録ヘッ
ドによるインクシートの中間転写ドラムへの押圧を行う
よう構成したものである。
【0009】また、本発明は、中間転写ドラムと、イン
クシートを中間転写ドラムに押圧し中間転写ドラム上に
インクを記録する記録ヘッドと、中間転写ドラム上のイ
ンクが付着性を生じる所定の温度に中間転写ドラムを加
熱保温する加熱保温手段と、中間転写ドラム上に記録さ
れたインクを記録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを
備え、記録ヘッドによるインクシートの中間転写ドラム
への押圧範囲が、押圧ローラによる記録用紙の中間転写
ドラムへの押圧範囲を含むとともにより大となるよう構
成したものである。
クシートを中間転写ドラムに押圧し中間転写ドラム上に
インクを記録する記録ヘッドと、中間転写ドラム上のイ
ンクが付着性を生じる所定の温度に中間転写ドラムを加
熱保温する加熱保温手段と、中間転写ドラム上に記録さ
れたインクを記録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを
備え、記録ヘッドによるインクシートの中間転写ドラム
への押圧範囲が、押圧ローラによる記録用紙の中間転写
ドラムへの押圧範囲を含むとともにより大となるよう構
成したものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成によって、中間転写ドラ
ム上に記録したインクを記録用紙に押圧し転写させたと
きにインクが中間転写ドラム上に残存しても、中間転写
ドラム上に残存したインクは、加熱保温されて付着性が
あるため、記録中には記録ヘッドによるインクシートの
中間転写ドラムへの押圧によって、インクシート上に転
写除去されるものである。また、記録終了後も中間転写
ドラムの1回転以上の間記録ヘッドによるインクシート
の中間転写ドラムへの押圧を保つように構成しており、
このため記録用紙への転写後中間転写ドラムに残存する
インクをインクシート上へクリーニングしてから動作を
停止するよう構成されており、中間転写ドラム上にイン
クを残すことなく安定したクリーニング動作が可能であ
る。このように、本発明によれば、記録に用いるインク
シート上にインクを除去させることにより特別なクリー
ニング手段を不要とするとともに、安定したクリーニン
グ動作が可能である。
ム上に記録したインクを記録用紙に押圧し転写させたと
きにインクが中間転写ドラム上に残存しても、中間転写
ドラム上に残存したインクは、加熱保温されて付着性が
あるため、記録中には記録ヘッドによるインクシートの
中間転写ドラムへの押圧によって、インクシート上に転
写除去されるものである。また、記録終了後も中間転写
ドラムの1回転以上の間記録ヘッドによるインクシート
の中間転写ドラムへの押圧を保つように構成しており、
このため記録用紙への転写後中間転写ドラムに残存する
インクをインクシート上へクリーニングしてから動作を
停止するよう構成されており、中間転写ドラム上にイン
クを残すことなく安定したクリーニング動作が可能であ
る。このように、本発明によれば、記録に用いるインク
シート上にインクを除去させることにより特別なクリー
ニング手段を不要とするとともに、安定したクリーニン
グ動作が可能である。
【0011】また、本発明は記録開始前に中間転写ドラ
ムの1回転以上の間記録ヘッドによるインクシートの中
間転写ドラムへの押圧を行うように構成しており、この
ため中間転写ドラム上に残存するインクをインクシート
上へクリーニングしてから記録を開始するように構成さ
れている。このため、記録用紙を転写残りインクで汚す
ことなく良好な記録が可能である。
ムの1回転以上の間記録ヘッドによるインクシートの中
間転写ドラムへの押圧を行うように構成しており、この
ため中間転写ドラム上に残存するインクをインクシート
上へクリーニングしてから記録を開始するように構成さ
れている。このため、記録用紙を転写残りインクで汚す
ことなく良好な記録が可能である。
【0012】また、本発明は記録ヘッドによるインクシ
ートの中間転写ドラムへの押圧範囲が、押圧ローラによ
る記録用紙の中間転写ドラムへの押圧範囲を含むととも
により大となるよう構成することによって、記録用紙に
押圧される部分は必ずインクシートに押圧される構成と
することができ、このため中間転写ドラム上に残存する
インクがインクシートでクリーニングされることなく記
録用紙に転写するのを防止することができるものであ
る。このように、本発明によれば、記録に用いるインク
シート上にインクを除去することにより特別なクリーニ
ング手段を不要とするとともに、記録用紙上に転写残り
インクが再転写して汚れが発生するのを防止することが
できるものである。
ートの中間転写ドラムへの押圧範囲が、押圧ローラによ
る記録用紙の中間転写ドラムへの押圧範囲を含むととも
により大となるよう構成することによって、記録用紙に
押圧される部分は必ずインクシートに押圧される構成と
することができ、このため中間転写ドラム上に残存する
インクがインクシートでクリーニングされることなく記
録用紙に転写するのを防止することができるものであ
る。このように、本発明によれば、記録に用いるインク
シート上にインクを除去することにより特別なクリーニ
ング手段を不要とするとともに、記録用紙上に転写残り
インクが再転写して汚れが発生するのを防止することが
できるものである。
【0013】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の記録装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施例の熱記録装
置の概略構成を示す図であり、図2は図1に示す本発明
による記録装置の作像部の説明図である。図1および図
2において、1は中間転写ドラムで、記録用紙の幅以上
の幅を有するものであり、金属性の管の外周表面に離型
性の高いシリコーンゴムからなる中間転写媒体2が設け
られている。シリコーンゴムの公知例としては米国特許
公報3554836号に記載されるようなものが用いら
れる。ゴムの硬度としては30〜70度、ゴム厚として
は0.2mm以上あることが望ましいが、本実施例にお
いてはゴム硬度35度、ゴム厚0.4mmのものを用い
ている。また、中間転写ドラムの外径は30mmに構成
されている。中間転写ドラム1の内部には中間転写ドラ
ム1のほぼ全長に相当する長さを有する赤外ランプ3を
配置し、中間転写ドラム1の外周には中間転写媒体2の
表面温度を検知するためのサーミスタ4が画像を形成す
る部分の外側に接触して設置されている。また、装置内
部には装置内の環境温度を検出するためのサーミスタ5
が設置されている。赤外ランプ3とサーミスタ4とサー
ミスタ5は温度制御回路6に接続されており、温度制御
回路6はサーミスタ5の検知する温度に応じて中間転写
媒体2の設定保温温度を変更するとともに、サーミスタ
4の検知する温度に応じて赤外ランプ3をON、OFF
して中間転写媒体2の表面温度を上記設定保温温度に保
つように設定されている。上記の赤外ランプ3、サーミ
スタ4、サーミスタ5、温度制御回路6とで加熱保温手
段が構成されている。7はインクシートであり、厚さが
3〜9μm程度のプラスチックフィルムからなる基材8
に熱溶融性のインク層9が一様に塗布されている。熱溶
融性インクとしては、従来から用いられている天然また
は合成ワックスやポリアミド樹脂、ポリアクリル樹脂等
の熱可塑性樹脂をバインダーとして、これにカーボンブ
ラックやその他の着色材を分散したものを用いている。
熱溶融性インクの融点としては好ましくは50〜160
℃、融点の不明確なバインダーを用いたインクについて
は環球法による軟化点が40〜180℃程度のものが用
いられるが、本実施例においてはワックスと熱可塑性樹
脂の混合物を主バインダーとして融点68℃(DSCに
よる融点ピーク温度)、100℃における溶融粘度が6
0ポアズのものが用いられ、基材上に8μm塗布されて
いる。10は熱像形成手段となるサーマルヘッドであ
り、中間転写ドラム1の幅方向に多数配置された発熱素
子列を有し、インクシート7を挟んで中間転写ドラム1
に離接可能に保持されている。インクシート7は両端が
それぞれ供給ロール11と巻き取りロール12とに固定
され、供給ロール11と巻き取りロール12とに巻回さ
れた状態にある。記録時にはサーマルヘッド10がイン
クシート7を中間転写ドラム1に圧接した状態で、中間
転写ドラム1とインクシート7はそれぞれ図示しない駆
動手段によって矢印方向に回転ないし巻き取り駆動がな
されるように構成されている。13は転写用の押圧ロー
ラであり、レバー14により回転自在に保持されてお
り、レバー14はばねにより押圧ローラ13を中間転写
ドラム1に押圧するよう構成されている。押圧ローラ1
3は図示しない駆動機構により通常は中間転写ドラム1
から離れた位置に保持されており、転写時に記録用紙1
5が挿入されると記録用紙15を挟んでインク像16の
形成された中間転写ドラム1に記録用紙15を圧接しな
がら中間転写ドラム1の回転にしたがって記録用紙15
を順次矢印の方向に送り出していくように構成されてい
る。
置の概略構成を示す図であり、図2は図1に示す本発明
による記録装置の作像部の説明図である。図1および図
2において、1は中間転写ドラムで、記録用紙の幅以上
の幅を有するものであり、金属性の管の外周表面に離型
性の高いシリコーンゴムからなる中間転写媒体2が設け
られている。シリコーンゴムの公知例としては米国特許
公報3554836号に記載されるようなものが用いら
れる。ゴムの硬度としては30〜70度、ゴム厚として
は0.2mm以上あることが望ましいが、本実施例にお
いてはゴム硬度35度、ゴム厚0.4mmのものを用い
ている。また、中間転写ドラムの外径は30mmに構成
されている。中間転写ドラム1の内部には中間転写ドラ
ム1のほぼ全長に相当する長さを有する赤外ランプ3を
配置し、中間転写ドラム1の外周には中間転写媒体2の
表面温度を検知するためのサーミスタ4が画像を形成す
る部分の外側に接触して設置されている。また、装置内
部には装置内の環境温度を検出するためのサーミスタ5
が設置されている。赤外ランプ3とサーミスタ4とサー
ミスタ5は温度制御回路6に接続されており、温度制御
回路6はサーミスタ5の検知する温度に応じて中間転写
媒体2の設定保温温度を変更するとともに、サーミスタ
4の検知する温度に応じて赤外ランプ3をON、OFF
して中間転写媒体2の表面温度を上記設定保温温度に保
つように設定されている。上記の赤外ランプ3、サーミ
スタ4、サーミスタ5、温度制御回路6とで加熱保温手
段が構成されている。7はインクシートであり、厚さが
3〜9μm程度のプラスチックフィルムからなる基材8
に熱溶融性のインク層9が一様に塗布されている。熱溶
融性インクとしては、従来から用いられている天然また
は合成ワックスやポリアミド樹脂、ポリアクリル樹脂等
の熱可塑性樹脂をバインダーとして、これにカーボンブ
ラックやその他の着色材を分散したものを用いている。
熱溶融性インクの融点としては好ましくは50〜160
℃、融点の不明確なバインダーを用いたインクについて
は環球法による軟化点が40〜180℃程度のものが用
いられるが、本実施例においてはワックスと熱可塑性樹
脂の混合物を主バインダーとして融点68℃(DSCに
よる融点ピーク温度)、100℃における溶融粘度が6
0ポアズのものが用いられ、基材上に8μm塗布されて
いる。10は熱像形成手段となるサーマルヘッドであ
り、中間転写ドラム1の幅方向に多数配置された発熱素
子列を有し、インクシート7を挟んで中間転写ドラム1
に離接可能に保持されている。インクシート7は両端が
それぞれ供給ロール11と巻き取りロール12とに固定
され、供給ロール11と巻き取りロール12とに巻回さ
れた状態にある。記録時にはサーマルヘッド10がイン
クシート7を中間転写ドラム1に圧接した状態で、中間
転写ドラム1とインクシート7はそれぞれ図示しない駆
動手段によって矢印方向に回転ないし巻き取り駆動がな
されるように構成されている。13は転写用の押圧ロー
ラであり、レバー14により回転自在に保持されてお
り、レバー14はばねにより押圧ローラ13を中間転写
ドラム1に押圧するよう構成されている。押圧ローラ1
3は図示しない駆動機構により通常は中間転写ドラム1
から離れた位置に保持されており、転写時に記録用紙1
5が挿入されると記録用紙15を挟んでインク像16の
形成された中間転写ドラム1に記録用紙15を圧接しな
がら中間転写ドラム1の回転にしたがって記録用紙15
を順次矢印の方向に送り出していくように構成されてい
る。
【0015】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、装置の電源がONになると、サーミスタ5により
環境温度が測定され、温度制御回路6により中間転写媒
体2の加熱保温温度の目標値が設定される。ここで、温
度制御回路6は、サーミスタ4により中間転写媒体2の
温度を検出しながら赤外ランプ3をON、OFFさせて
目標の加熱保温温度になるよう制御する。この中間転写
媒体2の表面の保温温度は、この温度におけるインクの
凝集強度がインクと中間転写媒体2との間の付着力より
も大となり、かつ中間転写媒体上のインクが軟化して記
録用紙に付着可能となるように設定される。この保温温
度は使用するインクの特性や中間転写媒体2の表面の材
質、記録の条件などによって適正な値は異なるが、本実
施例では環境温度が20℃のときには70℃になるよう
に設定されている。また、環境温度が低いときには中間
転写媒体温度の設定値を高くし、環境温度が高いときに
は中間転写媒体温度の設定値を低くするよう構成されて
おり、たとえば、環境温度が0℃のときには中間転写媒
体温度を65℃とし、環境温度が40℃のときには中間
転写媒体温度を75℃にするように設定されている。
まず、装置の電源がONになると、サーミスタ5により
環境温度が測定され、温度制御回路6により中間転写媒
体2の加熱保温温度の目標値が設定される。ここで、温
度制御回路6は、サーミスタ4により中間転写媒体2の
温度を検出しながら赤外ランプ3をON、OFFさせて
目標の加熱保温温度になるよう制御する。この中間転写
媒体2の表面の保温温度は、この温度におけるインクの
凝集強度がインクと中間転写媒体2との間の付着力より
も大となり、かつ中間転写媒体上のインクが軟化して記
録用紙に付着可能となるように設定される。この保温温
度は使用するインクの特性や中間転写媒体2の表面の材
質、記録の条件などによって適正な値は異なるが、本実
施例では環境温度が20℃のときには70℃になるよう
に設定されている。また、環境温度が低いときには中間
転写媒体温度の設定値を高くし、環境温度が高いときに
は中間転写媒体温度の設定値を低くするよう構成されて
おり、たとえば、環境温度が0℃のときには中間転写媒
体温度を65℃とし、環境温度が40℃のときには中間
転写媒体温度を75℃にするように設定されている。
【0016】次に、記録指令が入力されるとサーマルヘ
ッド10がインクシート7を挟んで中間転写ドラム1を
圧着し、同時に中間転写ドラム1とインクシート7がそ
れぞれ矢印方向に移動を始める。この状態で順次記録信
号が発熱素子列に入力されると、加熱された部分に接す
るインクが溶融状態になり中間転写媒体2に対し付着力
が生じて接着される。その後図2に示されるようにイン
クシート7が直ちに中間転写ドラム1から引き離され、
巻き取りロール12に巻き取られる。サーマルヘッド1
0によって加熱されない部分は中間転写媒体2に接触し
て加熱され軟化するが、中間転写媒体2が離型性の高い
シリコーンゴムで構成されているためインクとの付着力
は弱いものである。また、中間転写媒体2の保温温度に
おいては、インクの凝集強度が上記付着力よりも高くな
っているとともに、インクと基材8の付着力がインクと
中間転写媒体2の間の付着力よりも高いため、インクが
中間転写媒体2に転移することはない。一方、サーマル
ヘッド10によって加熱溶融された部分のインクは他の
部分よりも十分に低い粘度を保っており、インクの凝集
強度がインクと基材8の間の付着力およびインクと中間
転写媒体2の間の付着力よりも小さくなっているため、
インクは層の中で凝集破壊して、中間転写媒体2の表面
にインク像16として転移される。このときに、サーマ
ルヘッド10によって加熱されたインクは加熱後温度が
降下し始めるが、インクの温度が高くインクの凝集強度
の小さい状態でインクシート7を中間転写ドラム1から
剥離することが要求される。本実施例においては、発熱
素子列をサーマルヘッド10の右端面(インクを中間転
写ドラムから分離できる位置)から160μm左の上端
面に形成し、記録スピードを50mm/秒として加熱後
約3ミリ秒で分離できるように構成している。以上述べ
たような動作で中間転写媒体2へのインク像16の作像
が順次連続して行われる。中間転写媒体2の表面に形成
されたインク像16は、中間転写ドラム1の回転によっ
て押圧ローラ13と対向する位置まで運ばれる。ここ
で、記録用紙15が送られ、記録用紙15を挟んで押圧
ローラ13が中間転写ドラム1に対して押圧され、記録
用紙15は中間転写ドラム1の回転に伴って矢印方向に
順次送られる。このとき、中間転写媒体2の表面のイン
ク像16は中間転写媒体2の保温温度と同じ温度となり
軟化して記録用紙15に対して付着力を有するようにな
っており、この付着力が中間転写媒体2の保温温度にお
けるインクの凝集強度および中間転写媒体とインクの間
の付着力よりも大となるよう構成されているため、イン
ク像16はインク層の間で凝集破壊することなく中間転
写媒体2の界面から剥離して記録用紙15上へ転写され
る。このとき、中間転写媒体2が柔軟なシリコーンゴム
で構成されているため、その柔軟性によってインク像1
6を記録用紙15の表面の凹凸によく密着させることが
できる。これにより、表面平滑度が低く凹凸の大きな紙
に対しても、良好な転写性が得られるものである。
ッド10がインクシート7を挟んで中間転写ドラム1を
圧着し、同時に中間転写ドラム1とインクシート7がそ
れぞれ矢印方向に移動を始める。この状態で順次記録信
号が発熱素子列に入力されると、加熱された部分に接す
るインクが溶融状態になり中間転写媒体2に対し付着力
が生じて接着される。その後図2に示されるようにイン
クシート7が直ちに中間転写ドラム1から引き離され、
巻き取りロール12に巻き取られる。サーマルヘッド1
0によって加熱されない部分は中間転写媒体2に接触し
て加熱され軟化するが、中間転写媒体2が離型性の高い
シリコーンゴムで構成されているためインクとの付着力
は弱いものである。また、中間転写媒体2の保温温度に
おいては、インクの凝集強度が上記付着力よりも高くな
っているとともに、インクと基材8の付着力がインクと
中間転写媒体2の間の付着力よりも高いため、インクが
中間転写媒体2に転移することはない。一方、サーマル
ヘッド10によって加熱溶融された部分のインクは他の
部分よりも十分に低い粘度を保っており、インクの凝集
強度がインクと基材8の間の付着力およびインクと中間
転写媒体2の間の付着力よりも小さくなっているため、
インクは層の中で凝集破壊して、中間転写媒体2の表面
にインク像16として転移される。このときに、サーマ
ルヘッド10によって加熱されたインクは加熱後温度が
降下し始めるが、インクの温度が高くインクの凝集強度
の小さい状態でインクシート7を中間転写ドラム1から
剥離することが要求される。本実施例においては、発熱
素子列をサーマルヘッド10の右端面(インクを中間転
写ドラムから分離できる位置)から160μm左の上端
面に形成し、記録スピードを50mm/秒として加熱後
約3ミリ秒で分離できるように構成している。以上述べ
たような動作で中間転写媒体2へのインク像16の作像
が順次連続して行われる。中間転写媒体2の表面に形成
されたインク像16は、中間転写ドラム1の回転によっ
て押圧ローラ13と対向する位置まで運ばれる。ここ
で、記録用紙15が送られ、記録用紙15を挟んで押圧
ローラ13が中間転写ドラム1に対して押圧され、記録
用紙15は中間転写ドラム1の回転に伴って矢印方向に
順次送られる。このとき、中間転写媒体2の表面のイン
ク像16は中間転写媒体2の保温温度と同じ温度となり
軟化して記録用紙15に対して付着力を有するようにな
っており、この付着力が中間転写媒体2の保温温度にお
けるインクの凝集強度および中間転写媒体とインクの間
の付着力よりも大となるよう構成されているため、イン
ク像16はインク層の間で凝集破壊することなく中間転
写媒体2の界面から剥離して記録用紙15上へ転写され
る。このとき、中間転写媒体2が柔軟なシリコーンゴム
で構成されているため、その柔軟性によってインク像1
6を記録用紙15の表面の凹凸によく密着させることが
できる。これにより、表面平滑度が低く凹凸の大きな紙
に対しても、良好な転写性が得られるものである。
【0017】ただしこのとき、記録用紙15の種類によ
っては、インク像16のインクは記録用紙15の表面の
凹凸に十分に密着することができずに、微量のインクが
中間転写媒体2上に残る場合がある。ここで、本実施例
の場合、中間転写ドラム1の外径が30mmに構成され
ているため、例えばA4サイズの紙に記録を行なうとき
には中間転写ドラム1は3回転以上の回転が必要であ
る。したがって、中間転写媒体2上に残留したインク1
7は、図3に示すように1枚の記録用紙への記録中に中
間転写媒体2の図示矢印方向への回転とともに再びイン
クシート7およびサーマルヘッド10と相対する位置ま
で運ばれる。ここで、残留インク17はサーマルヘッド
10によりインクシート7を押し付けられる。このと
き、残留インク17は中間転写媒体2の保温温度と同等
に加熱され軟化しており、サーマルヘッド10による押
圧力によってインクシート7のインク層9に対し付着力
を生じるようになっている。また、このときインクシー
ト7の表面は非常に平滑にできているため、残留インク
17とインク層9の間の密着は非常に良いものである。
ここで、残留インク17とインク層9の間の付着力が、
残留インク17と中間転写媒体2の間の付着力よりも大
きく、またインク層9の凝集強度も残留インク17と中
間転写媒体2の間の付着力よりも大きいため、インクシ
ート7上に付着した残留インク17は、次画像の非画像
部においては中間転写媒体2から剥離され、インクシー
ト7のインク層9の上に転写除去される。また、画像部
においてはサーマルヘッド10によって、残留インク1
7はインクシート7のインク層9とともに加熱され溶か
し込まれて一体化する。このときには、インクの凝集強
度がインクと中間転写媒体2の間の付着力およびインク
と基材の間の付着力よりも小さくなるため、インク層9
は層の中で凝集破壊して、中間転写媒体2の表面に転移
される。したがって、残留インク17はインク層9にオ
ーバーラップされて中間転写媒体2に残ることになる。
また、画像部において残留インク17がない部分におい
ては、通常の記録時と同じである。以上のように、画像
部においては残留インク17はそのまま中間転写媒体2
上に残ることになるが、インクシート7上のインク層9
が単色のインクで構成されているものであれば、画像の
品質に影響はない。このようにして、中間転写媒体への
インク像形成と同時に中間転写媒体のクリーニングを連
続的に行うことができる。ここで、サーマルヘッド10
の中間転写媒体2に対する押圧力は大きい方が好ましい
が、本実施例においては210mm幅に対して3kg以
上の押圧力がかかるように構成している。以上のように
して、記録が行なわれるが、インク像の記録終了後、中
間転写ドラム1の1回転以上の間は、サーマルヘッド1
0によるインクシート7の中間転写ドラム1への押圧状
態を保つように構成している。このため、中間転写ドラ
ム1に記録されたインクが1回転して元の位置に戻るま
ではインクシート7が中間転写ドラム1に押圧されるこ
とになり、中間転写ドラム1上の残留インク17は完全
に除去されてから記録動作が停止するものである。この
ため、中間転写ドラム1はクリーニングされた状態で次
の記録に対して待機することができる。
っては、インク像16のインクは記録用紙15の表面の
凹凸に十分に密着することができずに、微量のインクが
中間転写媒体2上に残る場合がある。ここで、本実施例
の場合、中間転写ドラム1の外径が30mmに構成され
ているため、例えばA4サイズの紙に記録を行なうとき
には中間転写ドラム1は3回転以上の回転が必要であ
る。したがって、中間転写媒体2上に残留したインク1
7は、図3に示すように1枚の記録用紙への記録中に中
間転写媒体2の図示矢印方向への回転とともに再びイン
クシート7およびサーマルヘッド10と相対する位置ま
で運ばれる。ここで、残留インク17はサーマルヘッド
10によりインクシート7を押し付けられる。このと
き、残留インク17は中間転写媒体2の保温温度と同等
に加熱され軟化しており、サーマルヘッド10による押
圧力によってインクシート7のインク層9に対し付着力
を生じるようになっている。また、このときインクシー
ト7の表面は非常に平滑にできているため、残留インク
17とインク層9の間の密着は非常に良いものである。
ここで、残留インク17とインク層9の間の付着力が、
残留インク17と中間転写媒体2の間の付着力よりも大
きく、またインク層9の凝集強度も残留インク17と中
間転写媒体2の間の付着力よりも大きいため、インクシ
ート7上に付着した残留インク17は、次画像の非画像
部においては中間転写媒体2から剥離され、インクシー
ト7のインク層9の上に転写除去される。また、画像部
においてはサーマルヘッド10によって、残留インク1
7はインクシート7のインク層9とともに加熱され溶か
し込まれて一体化する。このときには、インクの凝集強
度がインクと中間転写媒体2の間の付着力およびインク
と基材の間の付着力よりも小さくなるため、インク層9
は層の中で凝集破壊して、中間転写媒体2の表面に転移
される。したがって、残留インク17はインク層9にオ
ーバーラップされて中間転写媒体2に残ることになる。
また、画像部において残留インク17がない部分におい
ては、通常の記録時と同じである。以上のように、画像
部においては残留インク17はそのまま中間転写媒体2
上に残ることになるが、インクシート7上のインク層9
が単色のインクで構成されているものであれば、画像の
品質に影響はない。このようにして、中間転写媒体への
インク像形成と同時に中間転写媒体のクリーニングを連
続的に行うことができる。ここで、サーマルヘッド10
の中間転写媒体2に対する押圧力は大きい方が好ましい
が、本実施例においては210mm幅に対して3kg以
上の押圧力がかかるように構成している。以上のように
して、記録が行なわれるが、インク像の記録終了後、中
間転写ドラム1の1回転以上の間は、サーマルヘッド1
0によるインクシート7の中間転写ドラム1への押圧状
態を保つように構成している。このため、中間転写ドラ
ム1に記録されたインクが1回転して元の位置に戻るま
ではインクシート7が中間転写ドラム1に押圧されるこ
とになり、中間転写ドラム1上の残留インク17は完全
に除去されてから記録動作が停止するものである。この
ため、中間転写ドラム1はクリーニングされた状態で次
の記録に対して待機することができる。
【0018】また、図4に示すように記録用紙の長さ方
向の途中まで記録を行なう場合にも、上記と同様にして
画像記録を終了してから中間転写ドラムの1回転分以上
インクシートを中間転写ドラムに押圧することによっ
て、クリーニングを完全に行なうことができる。
向の途中まで記録を行なう場合にも、上記と同様にして
画像記録を終了してから中間転写ドラムの1回転分以上
インクシートを中間転写ドラムに押圧することによっ
て、クリーニングを完全に行なうことができる。
【0019】以上のように本発明によると、中間転写媒
体を所定の温度に加熱保温しておくことにより、サーマ
ルヘッドの押圧力により残留インクを記録に用いるイン
クシート上に付着除去させることができ、中間転写媒体
のクリーニングのための特別な部材を全く用いる事な
く、中間転写媒体へのインク像形成と同時に中間転写媒
体のクリーニングを連続的に行うことができる。このた
め、簡単で安価な構成で効率よく中間転写媒体のクリー
ニングを行うことができるものである。また、中間転写
ドラムにインクを残すことなく完全なクリーニングを安
定して行えるものである。また、残留インクはインクシ
ート上に除去しているため、インクシート交換時に同時
に廃棄される形となり、クリーニングのための特別なメ
ンテナンスも不要なものである。
体を所定の温度に加熱保温しておくことにより、サーマ
ルヘッドの押圧力により残留インクを記録に用いるイン
クシート上に付着除去させることができ、中間転写媒体
のクリーニングのための特別な部材を全く用いる事な
く、中間転写媒体へのインク像形成と同時に中間転写媒
体のクリーニングを連続的に行うことができる。このた
め、簡単で安価な構成で効率よく中間転写媒体のクリー
ニングを行うことができるものである。また、中間転写
ドラムにインクを残すことなく完全なクリーニングを安
定して行えるものである。また、残留インクはインクシ
ート上に除去しているため、インクシート交換時に同時
に廃棄される形となり、クリーニングのための特別なメ
ンテナンスも不要なものである。
【0020】なお、上記の実施例ではサーマルヘッドの
記録終了後、中間転写ドラムの1回転以上の間サーマル
ヘッドによるインクシートの中間転写ドラムへの押圧状
態を保つよう構成しているが、サーマルヘッドの記録開
始前に、中間転写ドラムの1回転以上の間サーマルヘッ
ドによるインクシートの中間転写ドラムへの押圧を行う
ように構成してもほぼ同様の効果が得られるものであ
る。この場合には、常に記録開始前にクリーニングして
から記録動作を開始するようになっており、中間転写ド
ラム上に残留インクがあっても記録用紙に転写して汚れ
ることはないものである。
記録終了後、中間転写ドラムの1回転以上の間サーマル
ヘッドによるインクシートの中間転写ドラムへの押圧状
態を保つよう構成しているが、サーマルヘッドの記録開
始前に、中間転写ドラムの1回転以上の間サーマルヘッ
ドによるインクシートの中間転写ドラムへの押圧を行う
ように構成してもほぼ同様の効果が得られるものであ
る。この場合には、常に記録開始前にクリーニングして
から記録動作を開始するようになっており、中間転写ド
ラム上に残留インクがあっても記録用紙に転写して汚れ
ることはないものである。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。装置の構成は、上記第1の実施例とほぼ同様であ
るが、本実施例においては、サーマルヘッド10による
インクシート7の中間転写ドラム1に対する押圧範囲
が、押圧ローラ13による記録用紙15の中間転写ドラ
ム1に対する押圧範囲を含むとともにより大となるよう
構成している。すなわち、中間転写ドラム1が記録用紙
15に押圧される部分は必ずインクシート7に押圧され
るように構成している。このような構成の場合には、記
録終了後、中間転写ドラム1上に残留インク17が残留
した状態で記録が終了している。この状態で次の記録が
行なわれる場合について図5を用いて説明する。中間転
写ドラム1上には残留インク17が付着している。ここ
で、記録動作が開始されると、まず、サーマルヘッド1
0がインクシート7を中間転写ドラム1に圧着する。こ
の状態で、インクシート7は約20mm分空送りされ
る。これにより、前述の第1の実施例のときと同様にし
てインクシート7が圧接された部分については残留イン
ク17はインクシート7上に転写して除去される。上記
のようにインクシート7を空送りした後、画像記録が開
始される。画像記録中のクリーニング動作については、
第1の実施例と同様である。記録された画像が押圧ロー
ラ13と対向する位置まで運ばれると、記録用紙15が
送られて、記録用紙15を挟んで押圧ローラ13が中間
転写ドラム1に対して押圧される。このとき、記録用紙
15の中間転写ドラム1に対する押圧は、記録画像の手
前5mmの位置から開始されるよう構成されている。こ
のため、中間転写ドラム1は記録用紙15に対してはイ
ンクシート7により残留インク17をクリーニングされ
た部分だけが押圧されることになり、このため、残留イ
ンクが記録用紙に転写して汚れになることはない。
する。装置の構成は、上記第1の実施例とほぼ同様であ
るが、本実施例においては、サーマルヘッド10による
インクシート7の中間転写ドラム1に対する押圧範囲
が、押圧ローラ13による記録用紙15の中間転写ドラ
ム1に対する押圧範囲を含むとともにより大となるよう
構成している。すなわち、中間転写ドラム1が記録用紙
15に押圧される部分は必ずインクシート7に押圧され
るように構成している。このような構成の場合には、記
録終了後、中間転写ドラム1上に残留インク17が残留
した状態で記録が終了している。この状態で次の記録が
行なわれる場合について図5を用いて説明する。中間転
写ドラム1上には残留インク17が付着している。ここ
で、記録動作が開始されると、まず、サーマルヘッド1
0がインクシート7を中間転写ドラム1に圧着する。こ
の状態で、インクシート7は約20mm分空送りされ
る。これにより、前述の第1の実施例のときと同様にし
てインクシート7が圧接された部分については残留イン
ク17はインクシート7上に転写して除去される。上記
のようにインクシート7を空送りした後、画像記録が開
始される。画像記録中のクリーニング動作については、
第1の実施例と同様である。記録された画像が押圧ロー
ラ13と対向する位置まで運ばれると、記録用紙15が
送られて、記録用紙15を挟んで押圧ローラ13が中間
転写ドラム1に対して押圧される。このとき、記録用紙
15の中間転写ドラム1に対する押圧は、記録画像の手
前5mmの位置から開始されるよう構成されている。こ
のため、中間転写ドラム1は記録用紙15に対してはイ
ンクシート7により残留インク17をクリーニングされ
た部分だけが押圧されることになり、このため、残留イ
ンクが記録用紙に転写して汚れになることはない。
【0022】このようにして記録動作が行なわれるが、
画像記録が終了した後においても約20mmの間はイン
クシート7を中間転写ドラム1に押圧したまま空送りさ
せるように構成している。したがって、この部分につい
ても中間転写ドラム1はクリーニングされて残留インク
17のない状態となっている。また、記録用紙15の中
間転写ドラム1への押圧は、記録画像の後ろ5mmの位
置で終了し押圧ローラ13を離間させるよう構成してい
る。したがって、記録画像の後方の部分においても、記
録用紙15にはインクシート7によって残留インク17
をクリーニングされた中間転写ドラム部分だけが押圧さ
れることになり、このため残留インクが記録用紙に転写
して汚れになることはない。以上のようにして、インク
の紙への転写が行なわれ、中間転写ドラム1上にはイン
クが残留することになるが、次の記録時に除去されて、
記録用紙上へは転写することがないため、汚れのない良
好な記録を達成できるものである。
画像記録が終了した後においても約20mmの間はイン
クシート7を中間転写ドラム1に押圧したまま空送りさ
せるように構成している。したがって、この部分につい
ても中間転写ドラム1はクリーニングされて残留インク
17のない状態となっている。また、記録用紙15の中
間転写ドラム1への押圧は、記録画像の後ろ5mmの位
置で終了し押圧ローラ13を離間させるよう構成してい
る。したがって、記録画像の後方の部分においても、記
録用紙15にはインクシート7によって残留インク17
をクリーニングされた中間転写ドラム部分だけが押圧さ
れることになり、このため残留インクが記録用紙に転写
して汚れになることはない。以上のようにして、インク
の紙への転写が行なわれ、中間転写ドラム1上にはイン
クが残留することになるが、次の記録時に除去されて、
記録用紙上へは転写することがないため、汚れのない良
好な記録を達成できるものである。
【0023】また、図4に示すように記録用紙の長さ方
向の途中まで記録を行なう場合にも、上記と同様にして
記録用紙の押圧範囲がインクシートの押圧範囲に含まれ
るよう構成することによって、残留インクの記録用紙へ
の転写を防ぎ、汚れのない良好な記録を達成することが
できる。この場合には、インクの紙への転写後の紙送り
は押圧ローラ13以外の図示しない紙送り手段により行
なわれる。
向の途中まで記録を行なう場合にも、上記と同様にして
記録用紙の押圧範囲がインクシートの押圧範囲に含まれ
るよう構成することによって、残留インクの記録用紙へ
の転写を防ぎ、汚れのない良好な記録を達成することが
できる。この場合には、インクの紙への転写後の紙送り
は押圧ローラ13以外の図示しない紙送り手段により行
なわれる。
【0024】以上のように本発明によると、簡単で安価
な構成により、残留インクの記録用紙への転写を防ぎ、
汚れのない良好な記録を行なうことができるものであ
る。また、インクシートの使用量は記録画像領域より若
干大きければよいため、使用量を極力低減することがで
き、ランニングコストも低く抑えることができるもので
ある。
な構成により、残留インクの記録用紙への転写を防ぎ、
汚れのない良好な記録を行なうことができるものであ
る。また、インクシートの使用量は記録画像領域より若
干大きければよいため、使用量を極力低減することがで
き、ランニングコストも低く抑えることができるもので
ある。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の熱記録装置によれ
ば、中間転写媒体を所定の温度に加熱保温しておくこと
により、サーマルヘッドの押圧力によって残留インクを
記録に用いるインクシート上に付着除去させることがで
き、中間転写媒体のクリーニングのための特別な部材を
全く用いる事なく、中間転写媒体へのインク像形成と同
時に中間転写媒体のクリーニングを連続的に行うことが
できる。このため、簡単で安価な構成で効率よく中間転
写媒体のクリーニングを行うことができるものである。
また、画像記録終了後も中間転写ドラムの1回転以上の
間サーマルヘッドによるインクシートの中間転写ドラム
への押圧を保つように構成しており、このため、中間転
写ドラム上にインクを残すことのない安定したクリーニ
ング動作が可能である。このように、本発明によれば、
記録に用いるインクシート上にインクを除去させること
により特別なクリーニング手段を不要とするとともに、
安定したクリーニング動作が可能である。また、残留イ
ンクはインクシート上に除去しているため、インクシー
ト交換時に同時に廃棄される形となり、クリーニングの
ための特別なメンテナンスも不要なものである。
ば、中間転写媒体を所定の温度に加熱保温しておくこと
により、サーマルヘッドの押圧力によって残留インクを
記録に用いるインクシート上に付着除去させることがで
き、中間転写媒体のクリーニングのための特別な部材を
全く用いる事なく、中間転写媒体へのインク像形成と同
時に中間転写媒体のクリーニングを連続的に行うことが
できる。このため、簡単で安価な構成で効率よく中間転
写媒体のクリーニングを行うことができるものである。
また、画像記録終了後も中間転写ドラムの1回転以上の
間サーマルヘッドによるインクシートの中間転写ドラム
への押圧を保つように構成しており、このため、中間転
写ドラム上にインクを残すことのない安定したクリーニ
ング動作が可能である。このように、本発明によれば、
記録に用いるインクシート上にインクを除去させること
により特別なクリーニング手段を不要とするとともに、
安定したクリーニング動作が可能である。また、残留イ
ンクはインクシート上に除去しているため、インクシー
ト交換時に同時に廃棄される形となり、クリーニングの
ための特別なメンテナンスも不要なものである。
【0026】また、本発明によると、画像記録開始前に
中間転写ドラムの1回転以上の間サーマルヘッドによる
インクシートの中間転写ドラムへの押圧を行うよう構成
しており、このため、中間転写ドラムをクリーニングし
てから記録動作を開始することができ、安定したクリー
ニング動作が可能である。
中間転写ドラムの1回転以上の間サーマルヘッドによる
インクシートの中間転写ドラムへの押圧を行うよう構成
しており、このため、中間転写ドラムをクリーニングし
てから記録動作を開始することができ、安定したクリー
ニング動作が可能である。
【0027】また、本発明によると、インクシートの中
間転写ドラムへの押圧範囲が、記録用紙の中間転写ドラ
ムへの押圧範囲より大となるよう構成することによっ
て、インクシートによってクリーニングされた部分だけ
を記録用紙に押圧させることができ、このため残留イン
クが記録用紙に転写して汚れになるのを防止することが
できるものである。
間転写ドラムへの押圧範囲が、記録用紙の中間転写ドラ
ムへの押圧範囲より大となるよう構成することによっ
て、インクシートによってクリーニングされた部分だけ
を記録用紙に押圧させることができ、このため残留イン
クが記録用紙に転写して汚れになるのを防止することが
できるものである。
【図1】本発明の第1の実施例の熱記録装置の概略構成
図
図
【図2】同装置におけるインク像の作像工程を示す図
【図3】同装置におけるクリーニング動作を示す図
【図4】同装置における出力画像例を示す図
【図5】本発明の第2の実施例の熱記録装置の概略構成
図
図
【図6】従来の記録装置の概略構成図
【符号の説明】 1 中間転写ドラム 2 中間転写媒体 3 赤外ランプ 7 インクシート 10 サーマルヘッド 13 押圧ローラ 15 記録用紙 16 インク像 17 残留インク
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9113−2C B41J 29/00 J (72)発明者 藤森 佳久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田口 信義 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】中間転写ドラムと、熱溶融性インクが塗布
されたインクシートと、前記インクシートを前記中間転
写ドラムに押圧するとともに前記インクシートを選択的
に加熱し前記中間転写ドラム上にインクを記録する記録
ヘッドと、前記中間転写ドラム上のインクが付着性を生
じる所定の温度に前記中間転写ドラムを加熱保温する加
熱保温手段と、前記中間転写ドラム上に記録されたイン
クを記録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを備え、前
記記録ヘッドによる前記中間転写ドラムへのインクの記
録終了後、前記中間転写ドラムの1回転以上の間、前記
記録ヘッドによる前記インクシートの前記中間転写ドラ
ムへの押圧を保つよう構成したことを特徴とする熱記録
装置。 - 【請求項2】中間転写ドラムと、熱溶融性インクが塗布
されたインクシートと、前記インクシートを前記中間転
写ドラムに押圧するとともに前記インクシートを選択的
に加熱し前記中間転写ドラム上にインクを記録する記録
ヘッドと、前記中間転写ドラム上のインクが付着性を生
じる所定の温度に前記中間転写ドラムを加熱保温する加
熱保温手段と、前記中間転写ドラム上に記録されたイン
クを記録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを備え、前
記記録ヘッドによる前記中間転写ドラムへのインクの記
録開始前、前記中間転写ドラムの1回転以上の間、前記
記録ヘッドによる前記インクシートの前記中間転写ドラ
ムへの押圧を行うよう構成したことを特徴とする熱記録
装置。 - 【請求項3】中間転写ドラムと、熱溶融性インクが塗布
されたインクシートと、前記インクシートを前記中間転
写ドラムに押圧するとともに前記インクシートを選択的
に加熱し前記中間転写ドラム上にインクを記録する記録
ヘッドと、前記中間転写ドラム上のインクが付着性を生
じる所定の温度に前記中間転写ドラムを加熱保温する加
熱保温手段と、前記中間転写ドラム上に記録されたイン
クを記録用紙に押圧し転写させる押圧ローラを備え、前
記記録ヘッドによる前記インクシートの前記中間転写ド
ラムへの押圧範囲が、前記押圧ローラによる記録用紙の
前記中間転写ドラムへの押圧範囲を含むとともにより大
となるよう構成したことを特徴とする熱記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285755A JPH06135022A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 熱記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285755A JPH06135022A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 熱記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06135022A true JPH06135022A (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=17695635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4285755A Pending JPH06135022A (ja) | 1992-10-23 | 1992-10-23 | 熱記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06135022A (ja) |
-
1992
- 1992-10-23 JP JP4285755A patent/JPH06135022A/ja active Pending
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