JPH09106687A - 半導体メモリのリフレッシュ方法 - Google Patents

半導体メモリのリフレッシュ方法

Info

Publication number
JPH09106687A
JPH09106687A JP26531195A JP26531195A JPH09106687A JP H09106687 A JPH09106687 A JP H09106687A JP 26531195 A JP26531195 A JP 26531195A JP 26531195 A JP26531195 A JP 26531195A JP H09106687 A JPH09106687 A JP H09106687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
array
sub
data
refreshing
semiconductor memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26531195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4001945B2 (ja
Inventor
Takayuki Emori
孝之 江守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP26531195A priority Critical patent/JP4001945B2/ja
Publication of JPH09106687A publication Critical patent/JPH09106687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4001945B2 publication Critical patent/JP4001945B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフレッシュ時間を短縮でき、さらにリフレ
ッシュ動作中に通常のデータの読み出しおよび書き込み
への影響を抑制できる半導体メモリのリフレッシュ方法
を実現する。 【解決手段】 メモリアレイ20をサブアレイ1〜4の
4つに分割し、かつ予備サブアレイ5を設ける。予備サ
ブアレイ5をあらかじめ消去状態にし、4つのサブアレ
イ1〜4を順次選択してリフレッシュを行う。選択され
たサブアレイ1のデータを予備サブアレイ5に書き写
し、元のサブアレイ1に対し消去を行い、そして書き写
しの後予備サブアレイ5をサブアレイ1に転化し、元の
サブアレイ1を予備サブアレイ5に転化するためのアド
レス変換を行う。この動作をサブアレイ1からサブアレ
イ4まで順次行い、メモリアレイ20のリフレッシュを
完了させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、EEP
ROMなどの半導体メモリのリフレッシュ方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリなどのEEPROM
は、コントロールゲートとシリコン基板との間に、電気
的に周囲と絶縁された電荷蓄積層(フローティングゲー
ト)を有し、たとえば、FN(Fowler-Nordheim )トン
ネル電流(以下FN電流という)によってフローティン
グゲートに電荷(電子)を注入したり、フローティング
ゲートから電子を放出させたりして、メモリセルのしき
い値電圧を変化させ、しきい値電圧のレベルに応じたデ
ータを記憶する。
【0003】図5はこのような書き換えが可能なフラッ
シュEEPROMの構造を示す図である。図5(a)は
フラッシュEEPROMの簡略断面図であり、図5
(b)はフラッシュEEPROMの等価回路を示す図で
ある。図5(a)において、11はコントロールゲー
ト、12はフローティングゲート、13はゲート酸化
膜、14はシリコン基板、15はソース拡散層、16は
ドレイン拡散層をそれぞれ示している。なお、ここで、
たとえば、シリコン基板14はp型シリコン、ソース拡
散層15およびドレイン拡散層16はn型シリコンによ
って構成されたものとして、フラッシュEEPROMの
動作を説明する。
【0004】図6はフラッシュEEPROMのフローテ
ィングゲート12に電子を注入するおよびフローティン
グゲート12から電子を放出させるとき、メモリセルの
バイアス状態を示す回路図である。なお、ここで、フロ
ーティングゲート12に電子を注入する操作をメモリセ
ルの消去(以下単に消去という)とし、フローティング
ゲート12から電子を放出させる動作をメモリセルの書
き込み(以下、単に書き込みという)として、説明を行
う。
【0005】図6(a)はフローティングゲート12に
電子を注入するすなわち消去時のメモリセルのバイアス
状態を示す回路図である。図示のように、メモリセルを
消去するとき、コントロールゲート11に高い電圧、た
とえば、20Vの電圧を印加し、シリコン基板14、ソ
ース拡散層15およびドレイン拡散層16に0Vの電
圧、すなわち接地電位を印加して行う。
【0006】メモリセルがこのようにバイアスされる
と、フローティングゲート12とシリコン基板14との
間にあるゲート酸化膜13に高電界がかかり、フローテ
ィングゲート12からシリコン基板14に向かってFN
電流が流れ、これと逆の方向に電子が流れるので、フロ
ーティングゲート12に電子が注入されることになる。
【0007】一方、フローティングゲート12から電子
を放出させるとき、メモリセルが図6(b)に示すよう
バイアスされる。すなわち、コントロールゲート11に
負の電圧、たとえば、−12Vの負電圧を印加し、シリ
コン基板14およびソース拡散層15に0Vの電圧を印
加し、ドレイン拡散層16に正の電圧、たとえば、6V
の電圧を印加して行う。
【0008】このようなバイアス状態において、ドレイ
ン拡散層16からフローティングゲート12に向かって
電流が流れ、電子の流れが電流と逆の方向であるため、
フローティングゲート12から電子が放出されることに
なる。
【0009】フローティングゲート12に電子が注入さ
れると、メモリセルのしきい値電圧Vthが上昇する。図
7はフローティングゲート12に電子を注入したメモリ
セルと電子を注入していないメモリセルのしきい値電圧
thおよびその差ΔVthを示している。図7において、
th0 は電子が注入されていないメモリセルのしきい値
電圧、Vth1 は電子が注入されたメモリセルのしきい値
電圧をそれぞれ示す。また、Aは電子が注入されていな
いメモリセルのソース・ドレイン電流IDSとコントロー
ルゲート電圧VCGの関係、Bは電子が注入されたメモリ
セルのソース・ドレイン電流IDSとコントロールゲート
電圧VCGの関係をそれぞれ示している。
【0010】図7に示すように、電子の注入によって、
メモリセルのしきい値電圧にΔVthの差が生じる。この
しきい値電圧Vthの差ΔVthを利用してデータの“1”
また“0”に対応させる。たとえば、電子の注入(消
去)によって、ハイレベルとなったしきい値電圧をデー
タの“1”に対応させ、電子の放出(書き込み)によっ
て、ローレベルとなったしきい値電圧をデータ“0”に
対応させる。すなわち、消去されたメモリセルにデータ
“1”が記憶され、書き込んだメモリセルにデータ
“0”が記憶される。
【0011】メモリセルに記憶されたデータの読み出し
は図8に示すバイアス状態で行われる。すなわち、選択
されたメモリセルにおいて、たとえば、コントロールゲ
ート11に5Vの電圧を印加し、シリコン基板14およ
びソース拡散層15に0Vの電圧を印加し、ドレイン拡
散層16にプルアップ素子によって、たとえば、2Vの
低い電圧を印加することによって行われる。
【0012】図8に示すバイアス状態において、フロー
ティングゲート12に電子が注入されたメモリセル、す
なわち、消去されたメモリセルはオフ状態となり、メモ
リセルに読み出し電流が流れない。このため、ドレイン
拡散層16の電圧はプルアップレベルに維持され、すな
わち、約2Vになる。
【0013】一方、フローティングゲート12に電子が
注入されていないメモリセル、すなわち、書き込んだメ
モリセルはオン状態となり、ドレイン拡散層16からソ
ース拡散層15に向かって読み出し電流IDSが流れ、こ
れによってドレイン拡散層16の電圧が降下し、プルア
ップレベルより低くなる。このドレイン拡散層の電圧差
を検出することで、メモリセルに記憶されているデータ
は“1”また“0”と判断できる。
【0014】以上、フラッシュEEPROMの消去、書
き込みおよび読み出しの諸動作について説明した。前記
のように、フラッシュEEPROMのフローティングゲ
ート12は周囲と電気的に絶縁されたため、フローティ
ングゲート12に一旦電子が注入されると、半永久的に
保持される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のEEPROMにおいては、記憶データの保持状態は
温度や放置時間と共に悪くなる。すなわち、フローティ
ングゲート中の電子が温度や時間と共にフローティング
ゲートから抜けていくことでメモリセルのしきい値電圧
が変動し、読み出しが困難になる。また、読み出しの回
数が増えると、フローティングゲート中の電荷量が変化
し、しきい値電圧が変動するというソフトライト現象が
起きるという問題もある。
【0016】これらの問題を解決するため、フラッシュ
EEPROMの各メモリセルに対してリフレッシュ動作
を行うことが考えられる。この場合、一般的には、EE
PROMのリフレッシュ動作はメモリアレイの全ビット
に対して、同じデータで書き換え、すなわち、全ビット
の消去および書き込みによってリフレッシュ動作を行
う。
【0017】しかし、このようなリフレッシュ動作は、
メモリアレイの全ビットに対してリフレッシュ動作を行
うため、リフレッシュの所要時間が長く、また、消去動
作が含まれるため、余分な時間がかかる。さらに、リフ
レッシュ動作中に通常のデータの読み出しおよび書き込
みができないなどの不都合が生じる。
【0018】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、短時間でリフレッシュを行うこ
とができ、またリフレッシュ動作中に通常のデータの読
み出しおよび書き込み動作への影響を最小限に抑制でき
る半導体メモリのリフレッシュ方法を提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、電荷蓄積層に対する電荷の注入または電
荷蓄積層から電荷の放出によって、データの書き込み、
消去を行う半導体メモリのリフレッシュ方法であって、
メモリアレイを複数のサブアレイに分割し、サブアレイ
単位に、個々のサブアレイを順次選択してリフレッシュ
を行う。上記リフレッシュ動作は、選択されたサブアレ
イのデータを一旦別の記憶手段に退避させた後、上記選
択されたサブアレイに対する消去動作を行い、上記記憶
手段から上記選択されたサブアレイにデータを書き戻す
ことによって行う。リフレッシュ動作時に選択されたサ
ブアレイに代えて、上記記憶手段に退避されているデー
タをアクセスする。
【0020】また、本発明では、電荷蓄積層に対する電
荷の注入または電荷蓄積層から電荷の放出によってデー
タの書き込み、消去を行う半導体メモリのリフレッシュ
方法であって、メモリアレイを複数のサブアレイに分割
し、かつ、これらサブアレイの内一つのサブアレイを予
備サブアレイとして用いることとし、選択されたサブア
レイのデータを上記予備サブアレイに書き写した後、上
記選択されたサブアレイに対する消去動作を行い、上記
予備サブアレイを実際のデータを記憶するサブアレイに
転化するアドレス変換を行い、書き写し元の選択された
サブアレイを予備サブアレイに転化するアドレス変換を
行う。
【0021】また、本発明では、上記サブアレイの大き
さは一度に消去できるメモリセル群の最小単位である消
去ブロックの整数倍である。
【0022】また、本発明では、上記選択されたサブア
レイから予備サブアレイにデータを書き写すとき、必要
なデータのみを選択的に書き写す。
【0023】さらに、本発明では、選択されたサブアレ
イの消去は自動消去機能と消去サスペンド/消去レジュ
ーム機能を用いて行う。
【0024】本発明によれば、メモリアレイが複数のサ
ブアレイに分割され、分割されたサブアレイ単位で、順
次リフレッシュ動作が行われる。すなわち、選択された
サブアレイのデータが一旦他の記憶手段に記憶され、そ
して、選択されたサブアレイに対して、消去動作が行わ
れ、その後、他の記憶手段から元のデータが読み出さ
れ、選択されたサブアレイに書き戻される。
【0025】また、本発明によれば、メモリアレイが複
数のサブアレイに分割され、さらに実際のデータを記憶
しない予備サブアレイが設けられ、分割されたサブアレ
イ単位に、順にリフレッシュ動作が行われる。リフレッ
シュの前に、あらかじめ予備サブアレイが消去状態にし
ておいて、リフレッシュ時、まず選択されたサブアレイ
のデータが予備サブアレイに書き写され、選択されたサ
ブアレイが消去される。書き写しの後、予備サブアレイ
が実際のデータを記憶するサブアレイに転化するための
アドレス変換が行われ、また選択されたサブアレイが予
備サブアレイに転化されるためのアドレス変換が行われ
る。
【0026】さらに、本発明によれば、選択されたサブ
アレイから予備サブアレイへのデータの書き写しは選択
されたサブアレイの全データがそのまま書き写されるの
ではなく、必要なデータのみ選択的に書き写しが行われ
る。また、書き写した後、選択されたサブアレイの消去
動作は、自動消去機能および消去サスペンド/消去レジ
ューム機能を用いて行われる。
【0027】これにより、メモリアレイのリフレッシュ
動作が短い時間内に行われ、かつメモリアレイの消去を
一時中断し、他のメモリアレイからデータを読み出し、
書き込みを行うことができるため、リフレッシュ動作に
よって通常のデータの読み出しおよび書き込みに与える
影響を抑制できる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る半導体メモ
リのリフレッシュ方法の第一の実施形態を示す図であ
る。図1において、10はメモリアレイ、1〜4はサブ
アレイ、6はバックアップメモリを示している。本第一
の実施形態においては、図1に示すように、たとえば、
メモリアレイは4個のサブアレイ1〜4に分割され、リ
フレッシュ動作はバックアップメモリ6を用いて行われ
る。
【0029】なお、サブアレイの大きさは一度に消去す
るメモリセル群の最小の単位である消去ブロックの整数
倍である。
【0030】図2は本第一の実施形態におけるメモリア
レイのリフレッシュ動作を示すための図である。図2に
おいて、6はたとえば、RAMなどによって構成された
バックアップメモリを示している。また、図示していな
いが、メモリチップ内外にリフレッシュ動作を制御する
ためのコントローラが設けられている。
【0031】なお、ここで、便利なために各サブアレイ
1〜4にそれぞれ4ビットのデータが記憶されていると
する。
【0032】リフレッシュを行う前に、メモリアレイの
各サブアレイにそれぞれデータが記憶されている。たと
えば、サブアレイ1に“1001”、サブアレイ4に
“0111”などそれぞれ4ビットのデータが記憶され
ているとする。リフレッシュは、たとえば、サブアレイ
1からサブアレイ4まで順次行われる。
【0033】まず、サブアレイ1が選択され、リフレッ
シュが行われる。図示のように、サブアレイ1のデータ
がバックアップメモリ6に書き写され、そして、サブア
レイ1に対する消去動作が行われる。消去されたサブア
レイ1に、図示のように、すべてのビットに“1”のデ
ータが記憶される。サブアレイ1が消去された後、バッ
クアップメモリ6からデータが読み出され、サブアレイ
1に書き込まれる。
【0034】以上の動作によって、サブアレイ1のリフ
レッシュが行われた。上記の動作と同様に、サブアレイ
2〜4に対して、順次リフレッシュを行い、メモリアレ
イ10のリフレッシュが完了する。
【0035】なお、選択されたサブアレイの消去を行う
とき、消去サスペンド、すなわち、消去動作の一時中断
と消去レジューム、すなわち、消去動作の再開を利用す
ることができる。これらの機能を利用すれば、あるサブ
アレイの消去を一時中断し、任意の他のサブアレイおよ
びバックアップメモリから読み出しおよび任意の他のサ
ブアレイおよびバックアップメモリへの書き込みができ
る。
【0036】以上説明したように、本第一の実施形態に
よれば、メモリアレイ10を4つのサブアレイ1〜4に
分割し、選択された一つのサブアレイのデータを一旦バ
ックアップメモリ6に書き写し、元のサブアレイに対し
消去を行い、そしてバックアップメモリ6からデータを
読み出し、選択された元のサブアレイに書き込むのでバ
ックアップメモリ6の容量は各サブアレイ1〜4の容量
以上があればよく、バックアップメモリ6の容量を小さ
くできる。さらに、リフレッシュ時間が各サブアレイの
リフレッシュ時間に低減され、また消去サスペンド/消
去レジュームによって、選択されたサブアレイ以外の任
意のサブアレイからのデータの読み出しおよびデータの
書き込みができる利点がある。
【0037】図3は、本発明に係る半導体メモリのリフ
レッシュ方法の第二の実施形態を示す図である。図3に
おいて、20はメモリアレイ、1〜4はサブアレイ、5
は予備サブアレイをそれぞれ示している。
【0038】図4は本第二の実施形態におけるリフレッ
シュ動作を示す図である。図示のように、本第二の実施
形態は図2に示す第一の実施形態と比べると、メモリア
レイ内の一つのサブアレイを予備サブアレイ5として用
いることおよびリフレッシュ時にバックアップメモリ6
を使用しないことで異なる。なお、図示していないが、
メモリチップ内外にリフレッシュ動作を制御するための
コントローラが設けられている。
【0039】以下、図4を参照しつつ、本第二の実施形
態のリフレッシュ動作について説明する。図示のよう
に、メモリアレイ20が4つのサブアレイ1〜4に分割
され、さらに、サブアレイ1〜4以外に予備サブアレイ
5が設けられている。ここで、たとえば、各サブアレイ
1〜4に4ビットのデータが記憶され、また、予備サブ
アレイ5にも4ビットのデータが記憶できる。通常、予
備サブアレイ5は分割された各サブアレイと同じ大きさ
に設定される。
【0040】リフレッシュを行う前に、予備サブアレイ
5は消去状態とされる。すなわち、図4に示すように、
予備サブアレイ5のすべてのビットに“1”のデータが
記憶されている。
【0041】リフレッシュ動作は各サブアレイ1〜4が
順次選択されて行われる。ここで、たとえば、サブアレ
イ1から4までリフレッシュ動作を行うことにする。ま
ず、サブアレイ1からのデータが読み出され、予備サブ
アレイ5に書き込まれる。次いで、サブアレイ1に対す
る消去動作が行われる。これにより、図4に示すよう
に、サブアレイ1のすべてのビットが“1”のデータに
設定される。
【0042】そして、予備サブアレイ5をサブアレイ1
へ転化するためのアドレス変換と、消去されたサブアレ
イ1の予備サブアレイ5への転化のためのアドレス変換
を行う。以上の動作によって、サブアレイ1のリフレッ
シュが行われる。
【0043】次いで、元のサブアレイ1を予備サブアレ
イとして、サブアレイ2に対して上記と同じリフレッシ
ュ動作が行われる。サブアレイ4までこのリフレッシュ
操作が繰り返され、メモリアレイ20のリフレッシュが
完了する。
【0044】以上説明したように、本第二の実施形態に
よれば、メモリアレイ20をサブアレイ1〜4の4つに
分割し、かつ予備サブアレイ5を設け、選択されたサブ
アレイ1のデータを予備サブアレイ5に書き写し、元の
サブアレイ1に対する消去動作を行い、そして予備サブ
アレイ5をサブアレイ1に転化するためのアドレス変換
後、元のサブアレイ1を予備サブアレイ5に転化するた
めのアドレス変換を行うので、リフレッシュ時間が各サ
ブアレイのリフレッシュ時間に低減され、また、選択さ
れたサブアレイを消去するとき、自動消去機能と消去サ
スペンド/消去レジュームによって、選択されたサブア
レイ以外の任意のサブアレイからのデータの読み出しお
よびデータの書き込みが可能となる。このように、選択
されたサブアレイの消去は、見かけ上隠すことができ、
任意のサブアレイへの読み出しだけでなく、書き込みを
も隠すことができる。
【0045】一回のリフレッシュはこの選択されたサブ
アレイの消去動作の終了でもって完了する。リフレッシ
ュ動作は選択されたサブアレイの書き写しとその後に続
く消去によって完了する。消去動作が隠れることによっ
て、リフレッシュ時間はほぼ書き写し先のサブアレイへ
の書き込み時間に低減できる。
【0046】さらに、本第二の実施形態によれば、予備
サブアレイ5は各サブアレイ1〜4と同じ容量で十分で
あり、すなわち予備サブアレイ5の容量を低減できる利
点がある。
【0047】また、上述した第一および第二の実施形態
のリフレッシュ動作においては、元のサブアレイのデー
タをすべて書き写すこととしているが、実際に必要なデ
ータのみを書き写し、すなわち、記憶されたデータに対
して、取捨選択して書き写しを行うことにより、さらに
書き写すデータの量を低減でき、リフレッシュ動作の所
要時間をより短縮することができる。
【0048】このような部分的な書き写しを行う一例と
して、FFS(Flash File System)がある。FFSは
フラッシュメモリによって構成された記憶装置を管理す
るソフトウェアであり、たとえば、メモリカードの形で
外部記憶装置として機能し、フロッピーディスクの置き
換え装置として使用される。
【0049】FFSにおいては、記憶されているデータ
の劣化を抑制するために、一定の放置時間を経つと、F
FSのメモリに対してリフレッシュを行う。リフレッシ
ュ動作は、一定のブロック単位で行い、また、前述のよ
うに、メモリアレイを各サブアレイに分割し、サブアレ
イ単位でデータの書き換えおよびリフレッシュ動作を行
う。
【0050】FFSにおいては、ファイルが更新された
とき、更新前の古いファイルの内容を一々消去せず、新
しいファイルを他のメモリ領域に記憶するのみである。
新しいファイルにアクセスするためのエントリ情報が追
記され、このエントリ情報に基づき、所定のファイルへ
のアクセスが行われる。これにより、更新動作において
時間のかかる消去動作が避けることができ、ファイルの
更新時間が短くなる。
【0051】しかし、頻繁にファイルの更新を行うと、
メモリアレイ中に使用できる領域が少なくなり、また、
エントリ情報を記憶するためのデータ領域が大きくな
る。さらに、所定ファイルにアクセスできるまでの経路
が長くなり、ファイルアクセス速度が低下してしまう。
【0052】上記の問題を解決するため、FFSにおい
ては、一定の時間において、データのリフレッシュを行
い、リフレッシュ時、使用不可能となるファイルの情報
および不必要なエントリ情報を取り除いて、必要なデー
タのみを選択して、書き写しを行い、不要となるメモリ
領域に対して消去を行う。
【0053】これにより、FFSのメモリ領域を定期的
に確保でき、さらにファイルアクセス時間が短くでき、
しかもリフレッシュ動作において、必要な情報のみ取捨
選択して書き写しを行うため、リフレッシュの所要時間
を短くできる。また、前述のように、リフレッシュ動作
における消去時に、自動消去機能および消去サスペンド
/消去レジューム機能を用いることにより、消去動作を
隠すことができ、消去動作中に他のメモリブロックへの
アクセスができる利点がある。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体メ
モリのリフレッシュ方法によれば、メモリアレイのリフ
レッシュ時間が一個のサブアレイのリフレッシュ時間ま
でに低減でき、さらに一個のサブアレイのリフレッシュ
時間がほぼ一個のサブアレイへのデータの書き込み時間
に低減できる。また、バックアップメモリおよび予備サ
ブアレイの容量を小さくできる利点がある。
【0055】さらに、サブアレイ消去時、自動消去機能
と消去サスペンド/消去レジュームによって、消去動作
中に消去サブアレイ以外の任意のサブアレイへのデータ
の読み出しおよび書き込みができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体メモリのリフレッシュ方法
の第一の実施形態を示す図である。
【図2】第一の実施形態におけるリフレッシュの動作を
示す図である。
【図3】本発明に係る半導体メモリのリフレッシュ方法
の第二の実施形態を示す図である。
【図4】第二の実施形態におけるリフレッシュの動作を
示す図である。
【図5】フラッシュEEPROMの簡略断面および符号
を示す図である。
【図6】フラッシュEEPROMの書き込みおよび消去
時のバイアス状態を示す回路図である。
【図7】メモリセルのしきい値電圧の変化を示す回路図
である。
【図8】メモリセルの読み出し時のバイアス状態を示す
図である。
【符号の説明】
1〜4…サブアレイ 5…予備サブアレイ 6…バックアップメモリ 10,20…メモリアレイ 11…コントロールゲート 12…フローティングゲート 13…ゲート酸化膜 14…シリコン基板 15…ソース拡散層 16…ドレイン拡散層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷蓄積層に対する電荷の注入または電
    荷蓄積層から電荷の放出によって、データの書き込み、
    消去を行う半導体メモリのリフレッシュ方法であって、 メモリアレイを複数のサブアレイに分割し、サブアレイ
    単位に、個々のサブアレイを順次選択してリフレッシュ
    を行う半導体メモリのリフレッシュ方法。
  2. 【請求項2】 上記リフレッシュ動作は、選択されたサ
    ブアレイのデータを一旦別の記憶手段に退避させた後、 上記選択されたサブアレイに対する消去動作を行い、 上記記憶手段から上記選択されたサブアレイにデータを
    書き戻すことによって行う請求項1に記載の半導体メモ
    リのリフレッシュ方法。
  3. 【請求項3】 リフレッシュ動作時に選択されたサブア
    レイに代えて、上記記憶手段に退避されているデータを
    アクセスする請求項2に記載の半導体メモリのリフレッ
    シュ方法。
  4. 【請求項4】 上記選択されたサブアレイの消去は、自
    動消去機能と消去サスペンド/消去レジューム機能を用
    いて行う請求項2に記載の半導体メモリのリフレッシュ
    方法。
  5. 【請求項5】 上記サブアレイの大きさは一度に消去で
    きるメモリセル群の最小単位である消去ブロックの整数
    倍である請求項2に記載の半導体メモリのリフレッシュ
    方法。
  6. 【請求項6】 電荷蓄積層に対する電荷の注入または電
    荷蓄積層から電荷の放出によってデータの書き込み、消
    去を行う半導体メモリのリフレッシュ方法であって、 メモリアレイを複数のサブアレイに分割し、かつ、これ
    らサブアレイの内一つのサブアレイを予備サブアレイと
    して用いることとし、 選択されたサブアレイのデータを上記予備サブアレイに
    書き写した後、 上記選択されたサブアレイに対する消去動作を行い、 上記予備サブアレイを実際のデータを記憶するサブアレ
    イに転化するアドレス変換を行い、書き写し元の選択さ
    れたサブアレイを予備サブアレイに転化するアドレス変
    換を行う半導体メモリのリフレッシュ方法。
  7. 【請求項7】 上記予備サブアレイはリフレッシュを行
    う前に消去状態とする請求項6に記載の半導体メモリの
    リフレッシュ方法。
  8. 【請求項8】 上記選択されたサブアレイから予備サブ
    アレイにデータを書き写すとき、必要なデータのみを選
    択的に書き写す請求項6に記載の半導体メモリのリフレ
    ッシュ方法。
  9. 【請求項9】 上記選択されたサブアレイの消去は、自
    動消去機能と消去サスペンド/消去レジューム機能を用
    いて行う請求項6に記載の半導体メモリのリフレッシュ
    方法。
  10. 【請求項10】 上記サブアレイの大きさは一度に消去
    できるメモリセル群の最小単位である消去ブロックの整
    数倍である請求項6に記載の半導体メモリのリフレッシ
    ュ方法。
JP26531195A 1995-10-13 1995-10-13 半導体メモリのリフレッシュ方法 Expired - Fee Related JP4001945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26531195A JP4001945B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 半導体メモリのリフレッシュ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26531195A JP4001945B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 半導体メモリのリフレッシュ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09106687A true JPH09106687A (ja) 1997-04-22
JP4001945B2 JP4001945B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=17415442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26531195A Expired - Fee Related JP4001945B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 半導体メモリのリフレッシュ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4001945B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636937B2 (en) 2000-08-18 2003-10-21 Trw Automotive Electronics & Components Gmbh & Co. Kg System and method for safe high-temperature operation of a flash memory
JP2007334533A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Hitachi Ltd ストレージシステム
US7542354B2 (en) 2006-01-31 2009-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Reprogrammable nonvolatile memory devices and methods
JP2016540297A (ja) * 2013-11-11 2016-12-22 クアルコム,インコーポレイテッド Nandメモリデバイス内に記憶されたデータのフェールセーフリフレッシュ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636937B2 (en) 2000-08-18 2003-10-21 Trw Automotive Electronics & Components Gmbh & Co. Kg System and method for safe high-temperature operation of a flash memory
US7542354B2 (en) 2006-01-31 2009-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Reprogrammable nonvolatile memory devices and methods
US7821837B2 (en) 2006-01-31 2010-10-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Reprogrammable nonvolatile memory devices and methods
JP2007334533A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Hitachi Ltd ストレージシステム
JP2016540297A (ja) * 2013-11-11 2016-12-22 クアルコム,インコーポレイテッド Nandメモリデバイス内に記憶されたデータのフェールセーフリフレッシュ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4001945B2 (ja) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7385857B2 (en) Non-volatile, static random access memory with regulated erase saturation and program window
JP2009301616A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2003217288A (ja) リードディスターブを緩和したフラッシュメモリ
KR19980066245A (ko) 메모리 셀 당 2개 이상의 저장 상태들을 갖는 불휘발성 반도체
JPS6233672B2 (ja)
JPH0935488A (ja) 不揮発性記憶装置
JP3845051B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ
JPH10302482A (ja) 半導体メモリ
US6118695A (en) Nonvolatile semiconductor memory device
JP3789977B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP4001945B2 (ja) 半導体メモリのリフレッシュ方法
JPH10134579A (ja) 不揮発性半導体メモリ
TWI706249B (zh) 半導體儲存裝置
JPH046698A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3263636B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JP3795249B2 (ja) 固定値メモリセルのプログラミング方法
JP2004014052A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2000315392A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2002208287A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH11176179A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3378746B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP3258945B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
KR100704596B1 (ko) 불휘발성 반도체 기억 장치
JP3108391B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置
JP3639415B2 (ja) 不揮発性半導体メモリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040628

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040705

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070816

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees