JPH10134579A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

不揮発性半導体メモリ

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JPH10134579A
JPH10134579A JP29008496A JP29008496A JPH10134579A JP H10134579 A JPH10134579 A JP H10134579A JP 29008496 A JP29008496 A JP 29008496A JP 29008496 A JP29008496 A JP 29008496A JP H10134579 A JPH10134579 A JP H10134579A
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gate electrode
memory cell
fowler
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value
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JP29008496A
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Takayuki Kaida
孝行 海田
Yukihiro Otani
幸弘 大谷
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スプリットゲート型メモリセルの寿命を延ば
し、そのメモリセルを用いた長寿命な不揮発性半導体メ
モリを提供する。 【解決手段】データの書き換え回数が所定値T1を越え
ると、消去モードにおいて選択されたワード線に接続さ
れている各メモリセルの制御ゲート電極の電圧Vgを定
常値(14V)より1V高い15Vにする。すると、一
旦低下した読み出しモードにおける消去状態のメモリセ
ルのセル電流Iiが急激に増大する。その後、データの
書き換え回数がさらに増加すると、セル電流Iiは再び
低下していく。一方、データの書き換え回数に関係な
く、読み出しモードにおける書き込み状態のメモリセル
のセル電流Iwは変化しない。そのため、データの書き
換え回数が所定値T1を越えると、各セル電流Iw,I
iの差が再び大きくなり、両者の大小を確実に判別する
ことができる.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不揮発性半導体メモ
リに係り、詳しくは、浮遊ゲート電極に蓄積された電荷
をファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して
引き抜くことでデータの消去を行う不揮発性半導体メモ
リに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、FRAM(Ferro-electric Rando
m Access Memory )、EPROM(Erasable and Progr
ammable Read Only Memory)、EEPROM(Electric
al Erasable and Programmable Read Only Memory )な
どの不揮発性半導体メモリが注目されている。EPRO
MやEEPROMでは、浮遊ゲートに電荷を蓄積し、電
荷の有無による閾値電圧の変化を制御ゲートによって検
出することで、データの記憶を行わせるようになってい
る。また、EEPROMには、メモリチップ全体でデー
タの消去を行うか、あるいは、メモリセルアレイを任意
のブロックに分けてその各ブロック単位でデータの消去
を行うフラッシュEEPROMがある。
【0003】フラッシュEEPROMには、(1) 記憶さ
れたデータの不揮発性、(2) 低消費電力、(3) 電気的書
き換え(オンボード書き換え)可能、(4) 低コスト、と
いった長所があることから、携帯電話や携帯情報端末な
どにおけるプログラムやデータの格納用メモリとして、
その利用範囲がますます拡大している。
【0004】フラッシュEEPROMを構成するメモリ
セルには、スプリットゲート型やスタックトゲートNO
R型などがある。 (スプリットゲート型)スプリットゲート型メモリセル
を用いるフラッシュEEPROMは、USP50291
30(G11C 11/40)に開示されている。
【0005】図9に、同公報に記載されているスプリッ
トゲート型メモリセル101の断面構造を示す。P型単
結晶シリコン基板102上にN型のソース領域Sおよび
ドレイン領域Dが形成されている。ソース領域Sとドレ
イン領域Dに挟まれたチャネル領域CH上に、シリコン
酸化膜103を介して浮遊ゲート電極FGが形成されて
いる。浮遊ゲート電極FG上にシリコン酸化膜104を
介して制御ゲート電極CGが形成されている。制御ゲー
ト電極CGの一部は、シリコン酸化膜103を介してチ
ャネル領域CH上に配置され、選択ゲート105を構成
している。
【0006】図10に、同公報に記載されているスプリ
ットゲート型メモリセル101を用いたフラッシュEE
PROM121の全体構成を示す。メモリセルアレイ1
22は、複数のメモリセル101がマトリックス状に配
置されて構成されている。行(ロウ)方向に配列された
各メモリセル101の制御ゲート電極CGは、共通のワ
ード線WLa〜WLzに接続されている。列(カラム)
方向に配列された各メモリセル101のドレイン領域D
は、共通のビット線BLa〜BLzに接続されている。
全てのメモリセル101のソース領域Sは共通ソース線
SLに接続され、その共通ソース線SLは接地されてい
る。
【0007】各ワード線WLa〜WLzはロウデコーダ
123に接続され、各ビット線BLa〜BLzはカラム
デコーダ124に接続されている。外部から指定された
ロウアドレスおよびカラムアドレスは、アドレスパッド
125に入力される。そのロウアドレスおよびカラムア
ドレスは、アドレスパッド125からアドレスバッファ
126を介してアドレスラッチ127へ転送される。ア
ドレスラッチ127でラッチされた各アドレスのうち、
ロウアドレスはロウデコーダ123へ転送され、カラム
アドレスはカラムデコーダ124へ転送される。ロウデ
コーダ123は、そのロウアドレスに対応した1本のワ
ード線WLa〜WLzを選択し、後記するように、その
選択したワード線の電位を各動作モードに対応して制御
する。カラムデコーダ124は、そのカラムアドレスに
対応したビット線BLa〜BLzを選択し、後記するよ
うに、その選択したビット線の電位を各動作モードに対
応して制御する。
【0008】外部から指定されたデータは、データパッ
ド128に入力される。そのデータは、データパッド1
28から入力バッファ129を介してカラムデコーダ1
24へ転送される。カラムデコーダ124は、前記のよ
うに選択したビット線BLa〜BLzの電位を、そのデ
ータに対応して後記するように制御する。
【0009】任意のメモリセル101から読み出された
データは、ビット線BLa〜BLzからカラムデコーダ
124を介してセンスアンプ群130へ転送される。セ
ンスアンプ群130は、数個のセンスアンプ(図示略)
から構成されている。カラムデコーダ124は、選択し
たビット線BLa〜BLzと各センスアンプとを接続す
る。後記するように、センスアンプ群130で判別され
たデータは、出力バッファ131からデータパッド12
8を介して外部へ出力される。
【0010】尚、上記した各回路(123〜131)の
動作は制御コア回路132によって制御される。次に、
フラッシュEEPROM121の各動作モード(消去モ
ード、書き込みモード、読み出しモード、スタンバイモ
ード)について、図11を参照して説明する。尚、いず
れの動作モードにおいても、共通ソース線SLの電位は
グランドレベル(=0V)に保持される。
【0011】(a)消去モード 消去モードにおいて、全てのビット線BLa〜BLzの
電位はグランドレベルに保持される。選択されたワード
線WLmには14Vが供給され、それ以外のワード線
(非選択のワード線)WLa〜WLl,WLn〜WLz
の電位はグランドレベルにされる。そのため、選択され
たワード線WLmに接続されている各メモリセル101
の制御ゲート電極CGは14Vに持ち上げられる。
【0012】ところで、浮遊ゲート電極FGとドレイン
領域Dの間の静電容量と、制御ゲート電極CGと浮遊ゲ
ート電極FGの間の静電容量とを比べると、前者の方が
圧倒的に大きい。そのため、制御ゲート電極CGが14
V、ドレイン領域Dが0Vの場合、制御ゲート電極CG
と浮遊ゲート電極FGの間には高電界が生じる。その結
果、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流(Fowler
-Nordheim Tunnel Current、以下、FNトンネル電流と
いう)が流れ、矢印Aに示すように、浮遊ゲート電極F
G中の電子が制御ゲート電極CG側へ引き抜かれて、メ
モリセル101に記憶されたデータの消去が行われる。
【0013】この消去動作は、選択されたワード線WL
mに接続されている全てのメモリセル101に対して行
われる。尚、複数のワード線WLa〜WLzを同時に選
択することにより、その各ワード線に接続されている全
てのメモリセル101に対して消去動作を行うこともで
きる。このように、メモリセルアレイ122を複数組の
ワード線WLa〜WLz毎の任意のブロックに分けてそ
の各ブロック単位でデータの消去を行う消去動作は、ブ
ロック消去と呼ばれる。
【0014】(b)書き込みモード 書き込みモードにおいて、選択されたメモリセル101
の制御ゲート電極CGに接続されているワード線WLm
には1Vが供給され、それ以外のワード線(非選択のワ
ード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzの電位はグラ
ンドレベルにされる。選択されたメモリセル101のド
レイン領域Dに接続されているビット線BLmには12
Vが供給され、それ以外のビット線(非選択のビット
線)BLa〜BLl,BLn〜BLzの電位はグランド
レベルにされる。
【0015】ところで、メモリセル101の閾値電圧V
thは0.5Vである。従って、選択されたメモリセル
101では、制御ゲート電極CGが閾値電圧Vth付近
になり、ソース領域S中の電子は弱反転のチャネル領域
CH中へ移動する。一方、ドレイン領域Dに12Vが印
加されるため、ドレイン領域Dと浮遊ゲート電極FGと
の間の容量を介したカップリングにより、浮遊ゲート電
極FGの電位が持ち上げられる。そのため、制御ゲート
電極CGと浮遊ゲート電極FGの間には高電界が生じ
る。従って、チャネル領域CH中の電子は加速され、ホ
ットエレクトロンとなって浮遊ゲート電極FGへ注入さ
れる。その結果、選択されたメモリセル101の浮遊ゲ
ート電極FGには電荷が蓄積され、1ビットのデータが
書き込まれて記憶される。
【0016】この書き込み動作は、消去動作と異なり、
選択されたメモリセル101毎に行うことができる。 (c)読み出しモード 読み出しモードにおいて、選択されたメモリセル101
の制御ゲート電極CGに接続されているワード線WLm
には5Vが供給され、それ以外のワード線(非選択のワ
ード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzの電位はグラ
ンドレベルにされる。選択されたメモリセル101のド
レイン領域Dに接続されているビット線BLmには2.
5Vが供給され、それ以外のビット線(非選択のビット
線)BLa〜BLl,BLn〜BLzの電位はグランド
レベルにされる。
【0017】前記したように、消去状態のメモリセル1
01の浮遊ゲート電極FG中からは電子が引き抜かれて
いるため、浮遊ゲート電極FGはプラスに帯電してい
る。また、書き込み状態にあるメモリセル101の浮遊
ゲート電極FG中には電子が注入されているため、浮遊
ゲート電極FGはマイナスに帯電している。従って、消
去状態にあるメモリセル101の浮遊ゲート電極FG直
下のチャネル領域CHはオンしており、書き込み状態に
あるメモリセル101の浮遊ゲート電極FG直下のチャ
ネル領域CHはオフしている。そのため、制御ゲート電
極CGに5Vが印加されたときに、ドレイン領域Dから
ソース領域Sへ流れる電流(セル電流)は、消去状態の
メモリセル101の方が書き込み状態のメモリセル10
1よりも大きくなる。
【0018】この各メモリセル101間のセル電流の大
小をセンスアンプ群130内の各センスアンプで判別す
ることにより、メモリセル101に記憶されたデータの
値を読み出すことができる。例えば、消去状態のメモリ
セル101のデータの値を「0」、書き込み状態のメモ
リセル101のデータの値を「1」として読み出しを行
う。つまり、各メモリセル101に、消去状態のデータ
値「0」と、書き込み状態のデータ値「1」の2値を記
憶させることができる。
【0019】この読み出し動作は、消去動作と異なり、
選択されたメモリセル101毎に行うことができる。 (d)スタンバイモード スタンバイモードにおいて、共通ソース線SL、全ての
ワード線WLa〜WLz、全てのビット線BLa〜BL
zの電位はグランドレベルに保持されている。このスタ
ンバイモードでは、全てのメモリセル101に対してい
かなる動作(消去動作、書き込み動作、読み出し動作)
も行われない。
【0020】ちなみに、スプリットゲート型メモリセル
101において、ソース領域Sをドレインと呼び、ドレ
イン領域Dをソースと呼ぶフラッシュEEPROMは、
WO92/18980(G11C 13/00)に開示されてい
る。図12に、その場合の各動作モードにおける各部の
電位を示す。
【0021】前記したように、消去モードでは、図9の
矢印Aに示すように、浮遊ゲート電極FG中の電子が制
御ゲート電極CG側へ引き抜かれて、メモリセル101
に記憶されたデータの消去が行われる。このとき、高電
界で加速された電子がシリコン酸化膜104を通過する
ため、シリコン酸化膜104には大きなストレスがかか
ることになる。
【0022】そのため、書き込み動作および消去動作を
繰り返すと、消去動作時にシリコン酸化膜104に加わ
るストレスによって、シリコン酸化膜104中に電子ト
ラップが形成される。その電子トラップは、浮遊ゲート
電極FGから制御ゲート電極CGへの電子の移動を阻害
する。従って、書き込み回数および消去回数(すなわ
ち、データの書き換え回数)が増加するにつれてシリコ
ン酸化膜104中の電子トラップも増加し、浮遊ゲート
電極FG中の電子を十分に引き抜くことができなくな
る。
【0023】このため、図13に示すように、読み出し
モードにおけるセル電流は、データの書き換え回数の増
加につれて、書き込み状態のメモリセル101のセル電
流Iwが変化しないのに対し、消去状態のメモリセル1
01のセル電流Iiが低下していく。その結果、書き込
み状態のメモリセル101のセル電流Iwと、消去状態
のメモリセル101のセル電流Iiとの差が少なくな
る。そして、消去状態のメモリセル101のセル電流I
iが、所定のセル電流値Ir1よりも小さくなると、書
き込み状態のメモリセル101と消去状態のメモリセル
101との間のセル電流の大小の判別ができなくなる。
つまり、メモリセル101に記憶されたデータの値を読
み出すことが不可能になり、メモリセルとしての機能を
果たさなくなる。尚、前記セル電流値Ir1は、センス
アンプ群130内の各センスアンプの特性によって規定
され、消去状態のメモリセル101のセル電流Iiの下
限といえる。
【0024】このように、スプリットゲート型メモリセ
ル101では、データの書き換え回数の増加に伴ってシ
リコン酸化膜104中の電子トラップが増加するため、
メモリセル101の動作寿命が制限されるという問題が
ある。そして、メモリセル101の動作寿命が制限され
ると、フラッシュEEPROM121の動作寿命も制限
されることになる。
【0025】(スタックトゲートNOR型)図14に、
スタックトゲートNOR型メモリセル201の断面構造
を示す。P型単結晶シリコン基板202上にN型のソー
ス領域Sおよびドレイン領域Dが形成されている。ソー
ス領域Sとドレイン領域Dに挟まれたチャネル領域CH
上に、シリコン酸化膜203を介して浮遊ゲート電極F
Gが形成されている。浮遊ゲート電極FG上にシリコン
酸化膜204を介して制御ゲート電極CGが形成されて
いる。浮遊ゲート電極FGと制御ゲート電極CGとは相
互にずれることなく積み重ねられている。従って、ソー
ス領域Sおよびドレイン領域Dは、各ゲート電極FG,
CGおよびチャネル領域CHに対して対称構造をとる。
【0026】図15に、スタックトゲートNOR型メモ
リセル201を用いたフラッシュEEPROM221の
全体構成を示す。フラッシュEEPROM221におい
て、図9に示したスプリットゲート型メモリセル101
を用いたフラッシュEEPROM121と異なるのは、
以下の点である。
【0027】(1)メモリセルアレイ122は、複数の
メモリセル201がマトリックス状に配置されて構成さ
れている。 (2)列方向に配列された各メモリセル201のソース
領域Sは、共通のビット線BLa〜BLzに接続されて
いる。
【0028】(3)全てのメモリセル201のドレイン
領域Dは、共通ドレイン線DLに接続されている。共通
ドレイン線DLは共通ドレイン線バイアス回路222に
接続されている。共通ドレイン線バイアス回路222
は、後記するように、共通ドレイン線DLの電位を各動
作モードに対応して制御する。共通ドレイン線バイアス
回路222の動作は制御コア回路132によって制御さ
れる。
【0029】ところで、本明細書において、スプリット
ゲート型メモリセル101およびスタックトゲートNO
R型メモリセル201におけるソース領域Sおよびドレ
イン領域Dの呼称は、読み出し動作を基本に決定し、読
み出し動作において電位の高い方をドレイン、電位の低
い方をソースと呼ぶことにする。そして、書き込み動作
や消去動作においても、ソース領域Sおよびドレイン領
域Dの呼称については読み出し動作におけるそれと同じ
にする。
【0030】次に、フラッシュEEPROM221の各
動作モード(消去モード、書き込みモード、読み出しモ
ード、スタンバイモード)について、図16を参照して
説明する。
【0031】(a)消去モード 消去モードにおいて、全てのビット線BLa〜BLzは
オープン状態にされる。選択されたワード線WLmの電
位はグランドレベルにされ、それ以外のワード線(非選
択のワード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzには1
2Vが供給される。そのため、選択されたワード線WL
mに接続されている各メモリセル201の制御ゲート電
極CGの電位はグランドレベルにされる。共通ドレイン
線バイアス回路222は、共通ドレイン線DLを介し
て、全てのメモリセル201のドレイン領域Dに12V
を印加する。
【0032】ところで、浮遊ゲート電極FGとドレイン
領域Dの間の静電容量と、制御ゲート電極CGと浮遊ゲ
ート電極FGの間の静電容量とを比べると、後者の方が
圧倒的に大きい。そのため、制御ゲート電極CGが0
V、ドレイン領域Dが12Vの場合、ドレイン領域Dと
浮遊ゲート電極FGの間には高電界が生じる。その結
果、FNトンネル電流が流れ、矢印Bに示すように、浮
遊ゲート電極FG中の電子がドレイン領域D側へ引き抜
かれて、メモリセル201に記憶されたデータの消去が
行われる。
【0033】この消去動作は、選択されたワード線WL
mに接続されている全てのメモリセル201に対して行
われる。尚、複数のワード線WLa〜WLzを同時に選
択することにより、その各ワード線に接続されている全
てのメモリセル201に対して消去動作(ブロック消
去)を行うこともできる。
【0034】(b)書き込みモード 書き込みモードにおいて、選択されたメモリセル201
の制御ゲート電極CGに接続されているワード線WLm
には12Vが供給され、それ以外のワード線(非選択の
ワード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzの電位はグ
ランドレベルにされる。選択されたメモリセル201の
ソース領域Sに接続されているビット線BLmには5V
が供給され、それ以外のビット線(非選択のビット線)
BLa〜BLl,BLn〜BLzの電位はグランドレベ
ルにされる。共通ドレイン線バイアス回路222は、共
通ドレイン線DLを介して、全てのメモリセル201の
ドレイン領域Dをグランドレベルに保持する。
【0035】すると、制御ゲート電極CGからのカップ
リングによって浮遊ゲート電極FGの電位が持ち上げら
れ、ソース領域Sの近傍で発生したホットエレクトロン
が浮遊ゲート電極FGへ注入される。その結果、選択さ
れたメモリセル201の浮遊ゲート電極FGには電荷が
蓄積され、1ビットのデータが書き込まれて記憶され
る。
【0036】(c)読み出しモード 読み出しモードにおいて、選択されたメモリセル201
の制御ゲート電極CGに接続されているワード線WLm
には5Vが供給され、それ以外のワード線(非選択のワ
ード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzの電位はグラ
ンドレベルにされる。全てのビット線BLa〜BLzの
電位はグランドレベルにされる。共通ドレイン線バイア
ス回路222は、共通ドレイン線DLを介して、全ての
メモリセル201のドレイン領域Dに5Vを印加する。
【0037】その結果、スプリットゲート型メモリセル
101の場合と同様に、ドレイン領域Dからソース領域
Sへ流れる電流(セル電流)は、消去状態のメモリセル
201の方が書き込み状態のメモリセル201よりも大
きくなる。従って、各メモリセル201に、消去状態の
データ値「0」と、書き込み状態のデータ値「1」の2
値を記憶させることができる。
【0038】(d)スタンバイモード スタンバイモードにおいて、共通ドレイン線DL、全て
のワード線WLa〜WLz、全てのビット線BLa〜B
Lzの電位はグランドレベルに保持されている。このス
タンバイモードでは、全てのメモリセル201に対して
いかなる動作(消去動作、書き込み動作、読み出し動
作)も行われない。
【0039】前記したように、消去モードでは、図14
の矢印Bに示すように、浮遊ゲート電極FG中の電子が
ドレイン領域D側へ引き抜かれて、メモリセル201に
記憶されたデータの消去が行われる。このとき、高電界
で加速された電子がシリコン酸化膜203を通過するた
め、シリコン酸化膜203には大きなストレスがかかる
ことになる。
【0040】そのため、書き込み動作および消去動作を
繰り返すと、消去動作時にシリコン酸化膜203に加わ
るストレスによって、シリコン酸化膜203中に電子ト
ラップが形成される。その電子トラップは、浮遊ゲート
電極FGからドレイン領域Dへの電子の移動を阻害す
る。従って、書き込み回数および消去回数(すなわち、
データの書き換え回数)が増加するにつれてシリコン酸
化膜203中の電子トラップも増加し、浮遊ゲート電極
FG中の電子を十分に引き抜くことができなくなる。
【0041】このため、図17に示すように、読み出し
モードにおけるセル電流は、データの書き換え回数の増
加につれて、書き込み状態のメモリセル201のセル電
流Iwが変化しないのに対し、消去状態のメモリセル2
01のセル電流Iiが低下していく。その結果、書き込
み状態のメモリセル201のセル電流Iwと消去状態の
メモリセル201のセル電流Iiとの差が少なくなる。
そして、消去状態のメモリセル201のセル電流Ii
が、所定のセル電流値Ir1よりも小さくなると、書き
込み状態のメモリセル201と消去状態のメモリセル2
01との間のセル電流の大小の判別ができなくなる。つ
まり、メモリセル201に記憶されたデータの値を読み
出すことが不可能になり、メモリセルとしての機能を果
たさなくなる。尚、前記セル電流値Ir1は、センスア
ンプ群130内の各センスアンプの特性によって規定さ
れ、消去状態のメモリセル201のセル電流Iiの下限
といえる。
【0042】このように、スプリットゲート型メモリセ
ル201では、データの書き換え回数の増加に伴ってシ
リコン酸化膜203中の電子トラップが増加するため、
メモリセル201の動作寿命が制限されるという問題が
ある。そして、メモリセル201の動作寿命が制限され
ると、フラッシュEEPROM221の動作寿命も制限
されることになる。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであって、以下の目的を有
するものである。
【0044】(1)FNトンネル電流を利用してデータ
の消去を行うメモリセルの寿命を延ばし、そのメモリセ
ルを用いた長寿命な不揮発性半導体メモリを提供する。 (2)スプリットゲート型メモリセルの寿命を延ばし、
そのメモリセルを用いた長寿命な不揮発性半導体メモリ
を提供する。
【0045】(3)スタックトゲートNOR型メモリセ
ルの寿命を延ばし、そのメモリセルを用いた長寿命な不
揮発性半導体メモリを提供する。
【0046】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、浮遊ゲート電極に蓄積された電荷をファウラー−ノ
ルドハイム・トンネル電流を利用して引き抜く際に、当
該トンネル電流を定常値よりも増加させることをその要
旨とする。
【0047】請求項2に記載の発明は、浮遊ゲート電極
に蓄積された電荷をファウラー−ノルドハイム・トンネ
ル電流を利用して引き抜くことでデータの消去を行う際
に、予め設定されたデータの書き換え回数を越えた時点
で、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流の最大値
を予め設定された電流値分だけ増加させることをその要
旨とする。
【0048】請求項3に記載の発明は、浮遊ゲート電極
に蓄積された電荷をファウラー−ノルドハイム・トンネ
ル電流を利用して引き抜くことでデータの消去を行う際
に、予め設定されたデータの書き換え回数を越えた時点
で、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を増加さ
せることをその要旨とする。
【0049】請求項4に記載の発明は、制御ゲート電極
から浮遊ゲート電極へ流れるファウラー−ノルドハイム
・トンネル電流を利用して浮遊ゲート電極に蓄積された
電荷を引き抜くことでデータの消去を行う際に、予め設
定されたデータの書き換え回数を越えた時点で、ファウ
ラー−ノルドハイム・トンネル電流の最大値を予め設定
された電流値分だけ増加させるスプリットゲート型メモ
リセルを備えたことをその要旨とする。
【0050】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の不揮発性半導体メモリにおいて、ファウラー−ノルド
ハイム・トンネル電流の最大値を予め設定された電流値
分だけ増加させるために、制御ゲート電極の電圧を予め
設定された電圧値分だけ定常値から上昇させることをそ
の要旨とする。
【0051】請求項6に記載の発明は、ドレイン領域か
ら浮遊ゲート電極へ流れるファウラー−ノルドハイム・
トンネル電流を利用して浮遊ゲート電極に蓄積された電
荷を引き抜くことでデータの消去を行う際に、予め設定
されたデータの書き換え回数を越えた時点で、ファウラ
ー−ノルドハイム・トンネル電流を増加させるスタック
トゲートNOR型メモリセルを備えたことをその要旨と
する。
【0052】請求項7に記載の発明は、ドレイン領域か
ら浮遊ゲート電極へ流れるファウラー−ノルドハイム・
トンネル電流を利用して浮遊ゲート電極に蓄積された電
荷を引き抜くことでデータの消去を行う際に、予め設定
されたデータの書き換え回数を越えた時点で、ファウラ
ー−ノルドハイム・トンネル電流の最大値を予め設定さ
れた電流値分だけ増加させるスタックトゲートNOR型
メモリセルを備えたことをその要旨とする。
【0053】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の不揮発性半導体メモリにおいて、ファウラー−ノルド
ハイム・トンネル電流の最大値を予め設定された電流値
分だけ増加させるために、ドレイン領域の電圧を予め設
定された電圧値分だけ定常値から上昇させることをその
要旨とする。
【0054】請求項9に記載の発明は、浮遊ゲート電極
に蓄積された電荷をファウラー−ノルドハイム・トンネ
ル電流を利用して引き抜くことでデータの消去を行う際
に、電荷を十分に引き抜くことができずデータの消去不
良が発生した時点で、その消去不良を解消するのに必要
な分だけ、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流の
最大値を増加させることをその要旨とする。
【0055】請求項10に記載の発明は、制御ゲート電
極から浮遊ゲート電極へ流れるファウラー−ノルドハイ
ム・トンネル電流を利用して浮遊ゲート電極に蓄積され
た電荷を引き抜くことでデータの消去を行う際に、電荷
を十分に引き抜くことができずデータの消去不良が発生
した時点で、その消去不良を解消するのに必要な分だ
け、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流の最大値
を増加させるスプリットゲート型メモリセルを備えたこ
とをその要旨とする。
【0056】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の不揮発性半導体メモリにおいて、ファウラー−ノ
ルドハイム・トンネル電流の最大値を増加させるため
に、制御ゲート電極の電圧を定常値から上昇させること
をその要旨とする。
【0057】請求項12に記載の発明は、ドレイン領域
から浮遊ゲート電極へ流れるファウラー−ノルドハイム
・トンネル電流を利用して浮遊ゲート電極に蓄積された
電荷を引き抜くことでデータの消去を行う際に、電荷を
十分に引き抜くことができずデータの消去不良が発生し
た時点で、その消去不良を解消するのに必要な分だけ、
ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流の最大値を増
加させるスタックトゲートNOR型メモリセルを備えた
ことをその要旨とする。
【0058】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の不揮発性半導体メモリにおいて、ファウラー−ノ
ルドハイム・トンネル電流の最大値を増加させるため
に、ドレイン領域の電圧を定常値から上昇させることを
その要旨とする。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、本発明をスプリットゲート
型メモリセル101を用いたフラッシュEEPROM1
21に具体化した第1および第2実施形態を図面に従っ
て説明する。尚、第1および第2実施形態において、ス
プリットゲート型メモリセル101の構造およびフラッ
シュEEPROM121の全体構成については、図9お
よび図10に示した従来の形態と同じである。
【0060】(第1実施形態)図1に、データの書き換
え回数に対する、読み出しモードにおけるセル電流、お
よび、消去モードにおける制御ゲート電極CGの電圧V
gの関係を示す。
【0061】本実施形態における書き込みモードおよび
読み出しモードは、従来の形態と同じである。本実施形
態において、従来の形態と異なるのは以下の点だけであ
る。 〔1〕制御コア回路132は、データの書き換え回数を
カウントし、そのカウント値が所定値T1を越えたら、
消去モードにおいてロウデコーダ123に下記の動作を
行わせる。
【0062】尚、所定値T1は、消去状態のメモリセル
101のセル電流Iiが前記セル電流値Ir1に達した
時点におけるデータの書き換え回数に対応する。つま
り、所定値T1を求めるには、多数のメモリセル101
について、データの書き換え回数に対するセル電流Ii
の低下を実測すればよい。この所定値T1は、従来の形
態におけるデータの書き換え回数の限界といえる。
【0063】〔2〕データの書き換え回数が所定値T1
を越えると、消去モードにおいてロウデコーダ123
は、選択したワード線WLmに供給する電圧を、前記し
た定常値(=14V)より1Vだけ上昇させて15Vに
する。そのため、選択されたワード線WLmに接続され
ている各メモリセル101の制御ゲート電極CGは、定
常値より1Vだけ高い15Vに持ち上げられる。
【0064】このとき、カラムデコーダ124は、従来
の形態と同様に、全てのビット線BLa〜BLzの電位
をグランドレベルに保持する。そのため、ドレイン領域
Dの電位は、従来の形態と同様に0Vになる。
【0065】上記のように構成された本実施形態によれ
ば、以下の作用および効果を得ることができる。 (1)データの書き換え回数が所定値T1に近づくと、
従来の形態と同様に、読み出しモードにおけるセル電流
は、書き込み状態のメモリセル101のセル電流Iwが
変化しないのに対し、消去状態のメモリセル101のセ
ル電流Iiが低下していく。その結果、書き込み状態の
メモリセル101のセル電流Iwと、消去状態のメモリ
セル101のセル電流Iiとの差が少なくなる。
【0066】(2)ドレイン領域Dの電位が同じであれ
ば、制御ゲート電極CGの電圧が高くなるほど、制御ゲ
ート電極CGと浮遊ゲート電極FGの間に生じる電界も
高くなる。そのため、データの書き換え回数が所定値T
1を越えると、消去モードにおいて各ゲート電極CG,
FG間に生じる電界は、制御ゲート電極CGの電圧の上
昇分だけ高くなる。
【0067】すると、制御ゲート電極CGから浮遊ゲー
ト電極FGへ流れるFNトンネル電流の最大値は、制御
ゲート電極CGの定常値からの電圧の上昇分だけ増加す
る。そのFNトンネル電流の増加に伴って、浮遊ゲート
電極FG中の電子は制御ゲート電極CG側へより強力に
引き抜かれる。その結果、データの書き換え回数が所定
値T1を越えると、消去状態のメモリセル101の浮遊
ゲート電極FGはよりプラス側に帯電することになる。
そのため、データの書き換え回数の増加に伴ってシリコ
ン酸化膜104中の電子トラップが増加しても、浮遊ゲ
ート電極FG中の電子を十分に引き抜くことができる。
【0068】(3)上記(2)より、データの書き換え
回数が所定値T1を越えると、一旦低下した読み出しモ
ードにおける消去状態のメモリセル101のセル電流I
iが急激に増大する。その後、データの書き換え回数が
さらに増加すると、読み出しモードにおける消去状態の
メモリセル101のセル電流Iiは再び低下していく。
【0069】それに対して、データの書き換え回数に関
係なく、読み出しモードにおける書き込み状態のメモリ
セル101のセル電流Iwは変化しない。図2に、消去
動作を持続する時間に対する読み出しモードにおけるセ
ル電流の関係を示す。消去動作を持続する時間が同じで
あれば、消去モードにおける制御ゲート電極CGの電圧
Vgが高くなるほど、読み出しモードにおける消去状態
のメモリセル101のセル電流Iiは大きくなる。
【0070】(4)上記(3)より、データの書き換え
回数が所定値T1を越えると、一旦低下した書き込み状
態のメモリセル101のセル電流Iwと消去状態のメモ
リセル101のセル電流Iiとの差が再び大きくなり、
両者の大小を確実に判別することができるようになる。
従って、メモリセル101に記憶されたデータの値を正
確に読み出すことが可能になる。
【0071】このデータの値の正確な読み出しは、デー
タの書き換え回数がさらに増加して、読み出しモードに
おける消去状態のメモリセル101のセル電流Iiが、
再びセル電流値Ir1よりも小さくなるまで行うことが
できる。
【0072】ここで、消去状態のメモリセル101のセ
ル電流Iiが、再びセル電流値Ir1に達した時点にお
けるデータの書き換え回数を所定値T2とする。この所
定値T2は、本実施形態におけるデータの書き換え回数
の限界といえる。従って、本実施形態におけるメモリセ
ル101は、従来の形態に比べて、データの書き換え回
数を各所定値T2,T1の差分(T2−T1)だけ増加
させることができる。
【0073】(5)上記(4)より、メモリセル101
の動作寿命を延ばすことが可能になり、そのメモリセル
101を用いたフラッシュEEPROM121の動作寿
命をも延ばすことができる。
【0074】(第2実施形態)本実施形態における書き
込みモードおよび読み出しモードは、従来の形態と同じ
である。本実施形態において、従来の形態と異なるのは
消去モードだけである。
【0075】図3に、本実施形態における消去モードの
動作を説明するためのフローチャートを示す。消去モー
ドが開始されると、まず、ステップS1において、外部
から指定されたロウアドレスがアドレスパッド125を
介して入力され、そのロウアドレスはロウデコーダ12
3へ転送される。
【0076】次に、ステップS2において、ロウデコー
ダ123は、そのロウアドレスに対応した1本のワード
線WLa〜WLzを選択し、その選択したワード線WL
mにまず定常値(=14V)の電圧を供給し、それ以外
のワード線(非選択のワード線)WLa〜WLl,WL
n〜WLzの電位をグランドレベルにする。その結果、
図11に示す従来の形態と同じ電圧条件で消去動作が行
われ、選択されたワード線WLmに接続されている全て
のメモリセル101に記憶されたデータの消去が行われ
る。
【0077】次に、ステップS3において、カラムアド
レスの初期値がアドレスパッド125を介して入力さ
れ、そのカラムアドレスの初期値はカラムデコーダ12
4へ転送される。
【0078】次に、ステップS4において、カラムデコ
ーダ124は、そのカラムアドレスの初期値に対応した
ビット線BLaを選択する。そして、図11に示す従来
の形態と同じ電圧条件で読み出し動作が行われ、選択さ
れたワード線WLmおよびビット線BLaに接続された
メモリセル101からデータが読み出しが行われる。次
に、ステップS5において、ステップS4にて読み出さ
れたデータの値が判定される。ここで、ステップS2に
おいて、ワード線WLmに接続されている全てのメモリ
セル101が消去状態にされているため、ワード線WL
mおよびビット線BLaに接続されたメモリセル101
が正常であれば、ステップS4において読み出されたデ
ータの値は「0」になるはずである。つまり、ステップ
S4において読み出されたデータの値が「1」であれ
ば、そのメモリセル101は浮遊ゲート電極FGに蓄積
された電荷を十分に引き抜くことができずデータの消去
不良を起こしていることになる。そして、データの値が
「0」であればステップS6へ移行し、「1」であれば
ステップS7へ移行する。
【0079】ステップS7において、ロウデコーダ12
3は、選択したワード線WLm(すなわち、制御ゲート
電極CG)に供給する電圧を、定常値(=14V)より
1Vだけ上昇させて15Vにする。
【0080】そして、ステップS2に戻り、制御ゲート
電極CGを15Vに持ち上げ、その他の電圧条件を図1
1に示す従来の形態と同じにして消去動作が行われ、選
択されたワード線WLmに接続されている全てのメモリ
セル101に記憶されたデータの消去が行われる。
【0081】ステップS6において、カラムアドレスが
判定され、カラムアドレスが最終値であれば消去モード
を終了し、最終値でなければステップS8へ移行する。
最初のルーチンでは、カラムアドレスが初期値であるた
めステップS8へ移行する。
【0082】ステップS8において、カラムアドレスが
インクリメントされ、そのインクリメントされたカラム
アドレスがステップS4へ戻される。すると、ステップ
S4において、カラムデコーダ124は、そのカラムア
ドレスに対応したビット線BLbを選択する。そして、
従来の形態と同じ電圧条件で読み出し動作が行われ、選
択されたワード線WLmおよびビット線BLbに接続さ
れたメモリセル101からデータが読み出しが行われ
る。このステップS4〜S6,S8のルーチンを繰り返
すことにより、選択されたワード線WLmに接続されて
いる全てのメモリセル101が完全な消去状態にされる
まで、ステップS7において、選択されたワード線WL
mに供給される電圧が1V単位で上昇される。
【0083】このように本実施形態によれば、以下の作
用および効果を得ることができる。 {1}消去モードにおいて、選択されたワード線WLm
に接続されている全てのメモリセル101に対し、ま
ず、従来の形態と同じ電圧条件で消去動作が行われ、そ
の内の任意のメモリセル101について従来の形態と同
じ電圧条件で読み出し動作が行われる。その結果、当該
メモリセル101が消去状態になっていなければ、選択
されたワード線WLmに接続されている全てのメモリセ
ル101に対し、ワード線WLm(制御ゲート電極C
G)に供給する電圧を定常値(=14V)より1Vだけ
上昇した状態で消去動作が行われ、当該メモリセル10
1について再び読み出し動作が行われる。それでもな
お、当該メモリセル101が消去状態になっていなけれ
ば、選択されたワード線WLmに接続されている全ての
メモリセル101に対し、ワード線WLmに供給する電
圧をさらに1Vだけ上昇した状態で消去動作が行われ、
当該メモリセル101について再び読み出し動作が行わ
れる。これを当該メモリセル101が消去状態になるま
で繰り返す。そして、選択されたワード線WLmに接続
されている全てのメモリセル101についても、同様の
消去動作および読み出し動作を行う。
【0084】{2}上記{1}において、選択されたワ
ード線WLm(制御ゲート電極CG)に供給する電圧を
上昇させて消去動作を行った場合の作用および効果につ
いては、第1実施形態と同様である。
【0085】{3}第1実施形態では、データの書き換
え回数が所定値T1を越えた時点で、消去モードにおい
て選択されたワード線WLm(制御ゲート電極CG)に
供給する電圧を定常値(=14V)より1Vだけ上昇さ
せるようにしている。
【0086】それに対して、本第2実施形態では、消去
モードにおいて、選択されたワード線WLmに接続され
ている全てのメモリセル101について消去不良の有無
を判定し、全てのメモリセル101について消去不良が
解消されるのに必要な分だけ、ワード線WLm(制御ゲ
ート電極CG)に供給する電圧を1Vずつ上昇させるよ
うにしている。
【0087】従って、本第2実施形態においても、第1
実施形態の前記(5)の作用および効果を得ることがで
きる。次に、本発明をスタックトゲートNOR型メモリ
セル201を用いたフラッシュEEPROM221に具
体化した第3および第4実施形態を図面に従って説明す
る。尚、第3および第4実施形態において、スプリット
ゲート型メモリセル201の構造およびフラッシュEE
PROM221の全体構成については、図14および図
15に示した従来の形態と同じである。
【0088】(第3実施形態)図4に、データの書き換
え回数に対する、読み出しモードにおけるセル電流、お
よび、消去モードにおけるドレイン領域Dの電圧Vdの
関係を示す。
【0089】本実施形態における書き込みモードおよび
読み出しモードは、従来の形態と同じである。本実施形
態において、従来の形態と異なるのは以下の点だけであ
る。 〔1〕制御コア回路132は、データの書き換え回数を
カウントし、そのカウント値が所定値T1を越えたら、
消去モードにおいて共通ドレイン線バイアス回路222
およびロウデコーダ123に下記の動作を行わせる。
【0090】尚、所定値T1は、消去状態のメモリセル
201のセル電流Iiが前記セル電流値Ir1に達した
時点におけるデータの書き換え回数に対応する。つま
り、所定値T1を求めるには、多数のメモリセル201
について、データの書き換え回数に対するセル電流Ii
の低下を実測すればよい。この所定値T1は、従来の形
態におけるデータの書き換え回数の限界といえる。
【0091】〔2〕データの書き換え回数が所定値T1
を越えると、消去モードにおいて共通ドレイン線バイア
ス回路222は、共通ドレイン線DLに供給する電圧
を、前記した定常値(=12V)より1Vだけ上昇させ
て13Vにする。そのため、全てのメモリセル201の
ドレイン領域Dは、定常値より1Vだけ高い13Vに持
ち上げられる。同時に、ロウデコーダ123は、非選択
のワード線WLa〜WLl,WLn〜WLzに供給する
電圧を、前記した定常値(=12V)より1Vだけ上昇
させて13Vにする。そのため、非選択のワード線WL
a〜WLl,WLn〜WLzに接続されている各メモリ
セル201の制御ゲート電極CGは、定常値より1Vだ
け高い13Vに持ち上げられる。尚、ロウデコーダ12
3は、選択されたワード線WLmの電位については、従
来の形態と同様にグランドレベルにする。そのため、選
択されたワード線WLmに接続されている各メモリセル
201の制御ゲート電極CGは、従来の形態と同様にグ
ランドレベルにされる。
【0092】このとき、カラムデコーダ124は、従来
の形態と同様に、全てのビット線BLa〜BLzをオー
プン状態にする。上記のように構成された本実施形態に
よれば、以下の作用および効果を得ることができる。
【0093】(1)データの書き換え回数が所定値T1
に近づくと、従来の形態と同様に、読み出しモードにお
けるセル電流は、書き込み状態のメモリセル201のセ
ル電流Iwが変化しないのに対し、消去状態のメモリセ
ル201のセル電流Iiが低下していく。その結果、書
き込み状態のメモリセル201のセル電流Iwと、消去
状態のメモリセル201のセル電流Iiとの差が少なく
なる。
【0094】(2)制御ゲート電極CGの電位が同じで
あれば、ドレイン領域Dの電圧が高くなるほど、浮遊ゲ
ート電極FGとドレイン領域Dの間に生じる電界も高く
なる。そのため、データの書き換え回数が所定値T1を
越えると、消去モードにおいて浮遊ゲート電極FGとド
レイン領域Dの間に生じる電界は、ドレイン領域Dの電
圧の上昇分だけ高くなる。
【0095】すると、ドレイン領域Dから制御ゲート電
極CGへ流れるFNトンネル電流の最大値は、ドレイン
領域Dの定常値からの電圧の上昇分だけ増加する。その
FNトンネル電流の増加に伴って、浮遊ゲート電極FG
中の電子はドレイン領域D側へより強力に引き抜かれ
る。その結果、データの書き換え回数が所定値T1を越
えると、消去状態のメモリセル201の浮遊ゲート電極
FGはよりプラス側に帯電することになる。そのため、
データの書き換え回数の増加に伴ってシリコン酸化膜2
03中の電子トラップが増加しても、浮遊ゲート電極F
G中の電子を十分に引き抜くことができる。
【0096】(3)上記(2)より、データの書き換え
回数が所定値T1を越えると、一旦低下した読み出しモ
ードにおける消去状態のメモリセル201のセル電流I
iが急激に増大する。その後、データの書き換え回数が
さらに増加すると、読み出しモードにおける消去状態の
メモリセル201のセル電流Iiは再び低下していく。
【0097】それに対して、データの書き換え回数に関
係なく、読み出しモードにおける書き込み状態のメモリ
セル201のセル電流Iwは変化しない。図5に、消去
動作を持続する時間に対する読み出しモードにおけるセ
ル電流の関係を示す。消去動作を持続する時間が同じで
あれば、消去モードにおけるドレイン領域Dの電圧Vd
が高くなるほど、読み出しモードにおける消去状態のメ
モリセル201のセル電流Iiは大きくなる。
【0098】(4)上記(3)より、データの書き換え
回数が所定値T1を越えると、一旦低下した書き込み状
態のメモリセル201のセル電流Iwと消去状態のメモ
リセル201のセル電流Iiとの差が再び大きくなり、
両者の大小を確実に判別することができるようになる。
従って、メモリセル201に記憶されたデータの値を正
確に読み出すことが可能になる。
【0099】このデータの値の正確な読み出しは、デー
タの書き換え回数がさらに増加して、読み出しモードに
おける消去状態のメモリセル201のセル電流Iiが、
再びセル電流値Ir1よりも小さくなるまで行うことが
できる。
【0100】ここで、消去状態のメモリセル201のセ
ル電流Iiが、再びセル電流値Ir1に達した時点にお
けるデータの書き換え回数を所定値T2とする。この所
定値T2は、本実施形態におけるデータの書き換え回数
の限界といえる。従って、本実施形態におけるメモリセ
ル201は、従来の形態に比べて、データの書き換え回
数を各所定値T2,T1の差分(T2−T1)だけ増加
させることができる。
【0101】(5)上記(4)より、メモリセル201
の動作寿命を延ばすことが可能になり、そのメモリセル
201を用いたフラッシュEEPROM221の動作寿
命をも延ばすことができる。
【0102】(第4実施形態)本実施形態における書き
込みモードおよび読み出しモードは、従来の形態と同じ
である。本実施形態において、従来の形態と異なるのは
消去モードだけである。
【0103】図6に、本実施形態における消去モードの
動作を説明するためのフローチャートを示す。尚、図6
において、図3に示した第2実施形態のフローチャート
と同じ処理については、ステップ番号を等しくしてその
詳細な説明を省略する。
【0104】消去モードが開始されると、まず、ステッ
プS1において、外部から指定されたロウアドレスがロ
ウデコーダ123へ転送される。次に、ステップS11
において、ロウデコーダ123は、そのロウアドレスに
対応した1本のワード線WLa〜WLzを選択し、その
選択したワード線WLmの電位をグランドレベルにし、
それ以外のワード線(非選択のワード線)WLa〜WL
l,WLn〜WLzにまず定常値(=12V)の電圧を
供給する。また、共通ドレイン線バイアス回路222
は、共通ドレイン線DLにまず定常値(=12V)の電
圧を供給する。その結果、図16に示す従来の形態と同
じ電圧条件で消去動作が行われ、選択されたワード線W
Lmに接続されている全てのメモリセル201に記憶さ
れたデータの消去が行われる。
【0105】次に、ステップS3において、カラムアド
レスの初期値がカラムデコーダ124へ転送される。次
に、ステップS12において、カラムデコーダ124
は、そのカラムアドレスの初期値に対応したビット線B
Laを選択する。そして、図16に示す従来の形態と同
じ電圧条件で読み出し動作が行われ、選択されたワード
線WLmおよびビット線BLaに接続されたメモリセル
201からデータが読み出しが行われる。
【0106】次に、ステップS5において、ステップS
12において読み出されたデータの値が判定される。こ
こで、ステップS11において、ワード線WLmに接続
されている全てのメモリセル201が消去状態にされて
いるため、ワード線WLmおよびビット線BLaに接続
されたメモリセル201が正常であれば、ステップS1
2において読み出されたデータの値は「0」になるはず
である。つまり、ステップS12において読み出された
データの値が「1」であれば、そのメモリセル201は
浮遊ゲート電極FGに蓄積された電荷を十分に引き抜く
ことができずデータの消去不良を起こしていることにな
る。そして、データの値が「0」であればステップS6
へ移行し、「1」であればステップS13へ移行する。
【0107】ステップS13において、共通ドレイン線
バイアス回路222は、共通ドレイン線DL(すなわ
ち、全てのメモリセル201のドレイン領域D)に供給
する電圧を、定常値(=12V)より1Vだけ上昇させ
て13Vにする。また、ロウデコーダ123は、非選択
のワード線WLa〜WLl,WLn〜WLz(すなわ
ち、非選択のメモリセル201の制御ゲートCG)に供
給する電圧を、定常値(=12V)より1Vだけ上昇さ
せて13Vにする。
【0108】そして、ステップS11に戻り、全てのメ
モリセル201のドレイン領域Dと、非選択のメモリセ
ル201の制御ゲートCGとを共に13Vに持ち上げ、
その他の電圧条件を図16に示す従来の形態と同じにし
て消去動作が行われる。その結果、選択されたワード線
WLmに接続されている全てのメモリセル201に記憶
されたデータの消去が行われる。
【0109】ステップS8において、カラムアドレスが
インクリメントされ、そのインクリメントされたカラム
アドレスがステップS12へ戻される。すると、ステッ
プS12において、カラムデコーダ124は、そのカラ
ムアドレスに対応したビット線BLbを選択する。そし
て、従来の形態と同じ電圧条件で読み出し動作が行わ
れ、選択されたワード線WLmおよびビット線BLbに
接続されたメモリセル201からデータが読み出しが行
われる。このステップS12,S5,S6,S8のルー
チンを繰り返すことにより、選択されたワード線WLm
に接続されている全てのメモリセル201が完全な消去
状態にされるまで、ステップS13において、共通ドレ
イン線DLおよび非選択のワード線WLa〜WLl,W
Ln〜WLzに供給される電圧が1V単位で上昇され
る。
【0110】このように本実施形態によれば、以下の作
用および効果を得ることができる。 {1}消去モードにおいて、選択されたワード線WLm
に接続されている全てのメモリセル201に対し、ま
ず、従来の形態と同じ電圧条件で消去動作が行われ、そ
の内の任意のメモリセル201について従来の形態と同
じ電圧条件で読み出し動作が行われる。その結果、当該
メモリセル201が消去状態になっていなければ、共通
ドレイン線DL(全てのメモリセル201のドレイン領
域D)および非選択のワード線WLa〜WLl,WLn
〜WLz(非選択のメモリセル201の制御ゲート電極
CG)に供給する電圧を定常値(=12V)より1Vだ
け上昇した状態で消去動作が行われ、当該メモリセル2
01について再び読み出し動作が行われる。それでもな
お、当該メモリセル201が消去状態になっていなけれ
ば、共通ドレイン線DLおよび非選択のワード線WLa
〜WLl,WLn〜WLzに供給する電圧をさらに1V
だけ上昇した状態で消去動作が行われ、当該メモリセル
201について再び読み出し動作が行われる。これを当
該メモリセル201が消去状態になるまで繰り返す。そ
して、選択されたワード線WLmに接続されている全て
のメモリセル201についても、同様の消去動作および
読み出し動作を行う。
【0111】{2}上記{1}において、共通ドレイン
線DLおよび非選択のワード線WLa〜WLl,WLn
〜WLzに供給する電圧を上昇させて消去動作を行った
場合の作用および効果については、第3実施形態と同様
である。
【0112】{3}第3実施形態では、データの書き換
え回数が所定値T1を越えた時点で、消去モードにおい
て共通ドレイン線DLおよび非選択のワード線WLa〜
WLl,WLn〜WLzに供給する電圧を定常値(=1
2V)より1Vだけ上昇させるようにしている。
【0113】それに対して、本第4実施形態では、消去
モードにおいて、選択されたワード線WLmに接続され
ている全てのメモリセル201について消去不良の有無
を判定し、全てのメモリセル201について消去不良が
解消されるのに必要な分だけ、共通ドレイン線DLおよ
び非選択のワード線WLa〜WLl,WLn〜WLzに
供給する電圧を1Vずつ上昇させるようにしている。
【0114】従って、本第4実施形態においても、第3
実施形態の前記(5)の作用および効果を得ることがで
きる。尚、上記各実施形態は以下のように変更してもよ
く、その場合でも同様の作用および効果を得ることがで
きる。
【0115】(1)第1実施形態において、読み出しモ
ードにおける消去状態のメモリセル101のセル電流I
iが低下してセル電流値Ir1に達する度に、消去モー
ドにおいて選択されたワード線WLm(制御ゲート電極
CG)に供給する電圧を1Vずつ上昇させる。例えば、
図7に示すように、消去モードにおいて選択されたワー
ド線WLmに供給する電圧を4回に渡って1Vずつ上昇
させれば、第1実施形態におけるデータの書き換え回数
の増加分(T2−T1)の4倍の増加分(T5−T1=
4×(T2−T1))を得ることができる。
【0116】但し、消去モードにおいて選択されたワー
ド線WLmに供給する電圧は無制限に上昇できるわけで
はなく、各シリコン酸化膜103,104の耐電圧によ
って規定される電圧以下にする必要がある。
【0117】(2)第1および第2実施形態において、
消去モードにおいて選択されたワード線WLm(制御ゲ
ート電極CG)に供給する電圧を、1V以外の適宜な電
圧分だけ上昇させる。但し、制御ゲート電極CGに供給
する電圧を高くし過ぎると、消去動作においてシリコン
酸化膜104を通過する電子が増加し、シリコン酸化膜
104にかかるストレスが増大するため、かえってメモ
リセル101の動作寿命を減らす恐れがある。従って、
制御ゲート電極CGの電圧上昇については、最適な電圧
を実験によって求める必要がある。
【0118】(3)第3実施形態において、読み出しモ
ードにおける消去状態のメモリセル201のセル電流I
iが低下してセル電流値Ir1に達する度に、消去モー
ドにおいて共通ドレイン線DL(全てのメモリセル20
1のドレイン領域D)および非選択のワード線WLa〜
WLl,WLn〜WLz(非選択のメモリセル201の
制御ゲート電極CG)に供給する電圧を1Vずつ上昇さ
せる。例えば、図8に示すように、消去モードにおいて
共通ドレイン線DLおよび非選択のワード線WLa〜W
Ll,WLn〜WLzに供給する電圧を4回に渡って1
Vずつ上昇させれば、第3実施形態におけるデータの書
き換え回数の増加分(T2−T1)の4倍の増加分(T
5−T1=4×(T2−T1))を得ることができる。
【0119】但し、消去モードにおいて共通ドレイン線
DLおよび非選択のワード線WLa〜WLl,WLn〜
WLzに供給する電圧は無制限に上昇できるわけではな
く、各シリコン酸化膜203,204の耐電圧によって
規定される電圧以下にする必要がある。
【0120】(4)第3および第4実施形態において、
消去モードにおいて共通ドレイン線DLおよび非選択の
ワード線WLa〜WLl,WLn〜WLzに供給する電
圧を、1V以外の適宜な電圧分だけ上昇させる。但し、
ドレイン領域Dおよび制御ゲート電極CGに供給する電
圧を高くし過ぎると、消去動作においてシリコン酸化膜
203を通過する電子が増加し、シリコン酸化膜203
にかかるストレスが増大するため、かえってメモリセル
201の動作寿命を減らす恐れがある。従って、ドレイ
ン領域Dおよび制御ゲート電極CGの電圧上昇について
は、最適な電圧を実験によって求める必要がある。
【0121】(5)第1および第2実施形態において、
WO92/18980(G11C 13/00)と同様にして、メ
モリセル101のソース領域Sをドレイン領域とし、ド
レイン領域Dをソース領域とする。
【0122】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にそれらの効果と共に記載する。 (イ)請求項9〜13のいずれか1項に記載の発明にお
いて、データの消去不良の発生を判定するには、まず、
データの消去を行い、次に、データの読み出しを行い、
その読み出されたデータが消去状態に対応する値かどう
かを判定することによって行う不揮発性半導体メモリ。
【0123】このようにすれば、データの消去不良の発
生を正確に判定することができる。 (ロ)請求項11に記載の発明において、消去不良を解
消するのに必要な分だけファウラー−ノルドハイム・ト
ンネル電流の最大値を増加させるには、消去不良が解消
されるまで、制御ゲート電極の電圧を予め設定された電
圧値分ずつ上昇させることを特徴とする不揮発性半導体
メモリ。
【0124】(ハ)請求項13に記載の発明において、
消去不良を解消するのに必要な分だけファウラー−ノル
ドハイム・トンネル電流の最大値を増加させるには、消
去不良が解消されるまで、ドレイン領域の電圧を予め設
定された電圧値分ずつ上昇させることを特徴とする不揮
発性半導体メモリ。
【0125】上記(ロ)(ハ)のようにすれば、データ
の消去不良を確実に解消することができる。
【0126】
【発明の効果】請求項1,2,3,9のいずれか1項に
記載の発明によれば、FNトンネル電流を利用してデー
タの消去を行うメモリセルの寿命を延ばし、そのメモリ
セルを用いた長寿命な不揮発性半導体メモリを提供する
ことができる。
【0127】請求項4,5,10,11のいずれか1項
に記載の発明によれば、スプリットゲート型メモリセル
の寿命を延ばし、そのメモリセルを用いた長寿命な不揮
発性半導体メモリを提供することができる。
【0128】請求項6,7,8,12,13のいずれか
1項に記載の発明によれば、スタックトゲートNOR型
メモリセルの寿命を延ばし、そのメモリセルを用いた長
寿命な不揮発性半導体メモリを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の動作を説明するための特性図。
【図2】第1実施形態の動作を説明するための特性図。
【図3】第2実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図4】第3実施形態の動作を説明するための特性図。
【図5】第3実施形態の動作を説明するための特性図。
【図6】第4実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図7】別の実施形態の動作を説明するための特性図。
【図8】別の実施形態の動作を説明するための特性図。
【図9】第1,第2実施形態および従来の形態のスプリ
ットゲート型メモリセルの構造を示す概略断面図。
【図10】第1,第2実施形態および従来の形態のフラ
ッシュEEPROMのブロック構成図。
【図11】第1,第2実施形態および従来の形態のフラ
ッシュEEPROMの動作を説明するための説明図。
【図12】別の実施形態および従来の形態のフラッシュ
EEPROMの動作を説明するための説明図。
【図13】従来の形態の動作を説明するための特性図。
【図14】第3,第4実施形態および従来の形態のスプ
リットゲート型メモリセルの構造を示す概略断面図。
【図15】第3,第4実施形態および従来の形態のフラ
ッシュEEPROMのブロック構成図。
【図16】第3,第4実施形態および従来の形態のフラ
ッシュEEPROMの動作を説明するための説明図。
【図17】従来の形態の動作を説明するための特性図。
【符号の説明】
FG…浮遊ゲート電極 CG…制御ゲート電極 D…ドレイン領域 101…スプリットゲート型メモリセル 201…スタックトゲートNOR型メモリセル 121,221…フラッシュEEPROM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】このように、メモリセル201では、デー
タの書き換え回数の増加に伴ってシリコン酸化膜203
中の電子トラップが増加するため、メモリセル201の
動作寿命が制限されるという問題がある。そして、メモ
リセル201の動作寿命が制限されると、フラッシュE
EPROM221の動作寿命も制限されることになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/788 29/792

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮遊ゲート電極に蓄積された電荷をファ
    ウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して引き抜
    く際に、当該トンネル電流を定常値よりも増加させる不
    揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 浮遊ゲート電極に蓄積された電荷をファ
    ウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して引き抜
    くことでデータの消去を行う際に、予め設定されたデー
    タの書き換え回数を越えた時点で、ファウラー−ノルド
    ハイム・トンネル電流を増加させる不揮発性半導体メモ
    リ。
  3. 【請求項3】 浮遊ゲート電極に蓄積された電荷をファ
    ウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して引き抜
    くことでデータの消去を行う際に、予め設定されたデー
    タの書き換え回数を越えた時点で、ファウラー−ノルド
    ハイム・トンネル電流の最大値を予め設定された電流値
    分だけ増加させる不揮発性半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 制御ゲート電極から浮遊ゲート電極へ流
    れるファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用し
    て浮遊ゲート電極に蓄積された電荷を引き抜くことでデ
    ータの消去を行う際に、予め設定されたデータの書き換
    え回数を越えた時点で、ファウラー−ノルドハイム・ト
    ンネル電流の最大値を予め設定された電流値分だけ増加
    させるスプリットゲート型メモリセルを備えた不揮発性
    半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の不揮発性半導体メモリ
    において、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流の
    最大値を予め設定された電流値分だけ増加させるため
    に、制御ゲート電極の電圧を予め設定された電圧値分だ
    け定常値から上昇させる不揮発性半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 ドレイン領域から浮遊ゲート電極へ流れ
    るファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して
    浮遊ゲート電極に蓄積された電荷を引き抜くことでデー
    タの消去を行う際に、予め設定されたデータの書き換え
    回数を越えた時点で、ファウラー−ノルドハイム・トン
    ネル電流を増加させるスタックトゲートNOR型メモリ
    セルを備えた不揮発性半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 ドレイン領域から浮遊ゲート電極へ流れ
    るファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して
    浮遊ゲート電極に蓄積された電荷を引き抜くことでデー
    タの消去を行う際に、予め設定されたデータの書き換え
    回数を越えた時点で、ファウラー−ノルドハイム・トン
    ネル電流の最大値を予め設定された電流値分だけ増加さ
    せるスタックトゲートNOR型メモリセルを備えた不揮
    発性半導体メモリ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の不揮発性半導体メモリ
    において、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流の
    最大値を予め設定された電流値分だけ増加させるため
    に、ドレイン領域の電圧を予め設定された電圧値分だけ
    定常値から上昇させる不揮発性半導体メモリ。
  9. 【請求項9】 浮遊ゲート電極に蓄積された電荷をファ
    ウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して引き抜
    くことでデータの消去を行う際に、電荷を十分に引き抜
    くことができずデータの消去不良が発生した時点で、そ
    の消去不良を解消するのに必要な分だけ、ファウラー−
    ノルドハイム・トンネル電流の最大値を増加させる不揮
    発性半導体メモリ。
  10. 【請求項10】 制御ゲート電極から浮遊ゲート電極へ
    流れるファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用
    して浮遊ゲート電極に蓄積された電荷を引き抜くことで
    データの消去を行う際に、電荷を十分に引き抜くことが
    できずデータの消去不良が発生した時点で、その消去不
    良を解消するのに必要な分だけ、ファウラー−ノルドハ
    イム・トンネル電流の最大値を増加させるスプリットゲ
    ート型メモリセルを備えた不揮発性半導体メモリ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の不揮発性半導体メ
    モリにおいて、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電
    流の最大値を増加させるために、制御ゲート電極の電圧
    を定常値から上昇させる不揮発性半導体メモリ。
  12. 【請求項12】 ドレイン領域から浮遊ゲート電極へ流
    れるファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用し
    て浮遊ゲート電極に蓄積された電荷を引き抜くことでデ
    ータの消去を行う際に、電荷を十分に引き抜くことがで
    きずデータの消去不良が発生した時点で、その消去不良
    を解消するのに必要な分だけ、ファウラー−ノルドハイ
    ム・トンネル電流の最大値を増加させるスタックトゲー
    トNOR型メモリセルを備えた不揮発性半導体メモリ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の不揮発性半導体メ
    モリにおいて、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電
    流の最大値を増加させるために、ドレイン領域の電圧を
    定常値から上昇させる不揮発性半導体メモリ。
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