JPH1117154A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

不揮発性半導体メモリ

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JPH1117154A
JPH1117154A JP16278897A JP16278897A JPH1117154A JP H1117154 A JPH1117154 A JP H1117154A JP 16278897 A JP16278897 A JP 16278897A JP 16278897 A JP16278897 A JP 16278897A JP H1117154 A JPH1117154 A JP H1117154A
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JP
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memory cell
data
memory
floating gate
drain
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JP16278897A
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Inventor
Mitsumasa Kurihara
光政 栗原
Makoto Mogi
誠 茂木
Takashi Asami
隆 浅見
Katsumi Tachikawa
克己 舘川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 F−Nトンネル電流を利用してデータの消去
を行うメモリセルの寿命を延ばし、そのメモリセルを用
いた長寿命な不揮発性半導体メモリを提供する。 【解決手段】 複数のメモリセル101のデータ書き換
え回数を計数するカウンタと、予め設定された前記メモ
リセルの複数のデータ書き換え回数(t1、t2、t
3、t4)を記憶する第1のメモリ部と、前記カウンタ
により計数された所定のメモリセルのデータ書き換え回
数が前記第1のメモリ部に記憶された複数のデータ書き
換え回数に達したことを識別する識別データを記憶する
第2のメモリ部と、前記識別データに基づいて前記制御
ゲートCGに印加される消去電圧を変更する制御コア回
路132とを有することで、予め設定されたデータ書き
換え回数を越える毎に、F−Nトンネル電流を多段階に
増加させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体メ
モリに関し、詳しくは、フラッシュEEPROM等の浮
遊ゲートに蓄積された電荷(電子)をファウラー−ノル
ドハイム・トンネル電流を利用して消去することで、デ
ータの消去を行う不揮発性半導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FRAM(Ferro-electric Random
Access Memory)、EPROM(Erasable and Programma
ble Read Only Memory)、EEPROM(Electrical Era
sableand Programmable Read Only Memory)等の不揮発
性半導体メモリが注目されている。EPROMやEEP
ROMでは、浮遊ゲートに電荷を蓄積し、電荷の有無に
よるしきい値電圧の変化を制御ゲートによって検出する
ことでデータの記憶を行わせるようになっている。ま
た、EEPROMには、メモリチップ全体でデータの消
去を行うかあるいは、メモリセルアレイを任意のブロッ
クに分けてその各ブロック単位でデータの消去を行うフ
ラッシュEEPROMがある。
【0003】フラッシュEPROMを構成するメモリセ
ルは、スプリットゲート型とスタックトゲート型に大き
く分類される。 (スプリットゲート型)スプリットゲート型のフラッシ
ュEEPROMは、USP5029130(G11C 11/40)
に開示されている。
【0004】図3に、同公報に記載されているスプリッ
トゲート型メモリセル101の断面構造を示す。P型単
結晶シリコン基板102上にN型のソースS及びドレイ
ンDが形成されている。ソースSとドレインDに挟まれ
たチャネルCH上に第1の絶縁膜103を介して浮遊ゲ
ートFGが形成されている。浮遊ゲートFG上にトンネ
ル酸化膜としての第2の絶縁膜104を介して制御ゲー
トCGが形成されている。制御ゲートCGの一部は、第
1の絶縁膜103を介してチャネル上に配置され、選択
ゲート105を構成している。
【0005】図4に、同公報に記載されているスプリッ
トゲート型メモリセル101を用いたフラッシュEEP
ROM121の全体構成を示す。メモリセルアレイ12
2は、複数のメモリセル101がマトリックス上に配置
されて構成されている。行(ロウ)方向に配列された各
メモリセル101の制御ゲートCGは、共通のワード線
WLa〜WLzに接続されている。列(カラム)方向に
配列された各メモリセル101のドレインDは、共通の
ビット線BLa〜BLに接続されている。全てのメモリ
セル101のソースSは共通ソース線SLに接続され、
その共通ソース線SLは接地されている。
【0006】各ワード線WLa〜WLzはロウデコ−ダ
123に接続され、各ビット線BLa〜BLzはカラム
デコーダ124に接続されている。外部から指定された
ロウアドレス及びカラムアドレスは、アドレスパッド1
25に入力される。そのロウアドレス及びカラムアドレ
スは、アドレスパッド125からアドレスバッファ12
6を介してアドレスラッチ127へ転送される。アドレ
スラッチ127でラッチされた各アドレスのうち、ロウ
アドレスはロウデコーダ123へ転送され、カラムアド
レスはカラムデコ−ダ124へ転送される。
【0007】ロウデコ−ダ123は、そのロウアドレス
に対応した1本のワード線WLa〜WLzを選択し、後
記するように、その選択したワード線WLの電位を各動
作モードに対応して制御する。カラムデコ−ダ124
は、そのカラムアドレスに対応したビット線BLa〜B
Lzを選択し、後記するように、その選択したビット線
BLの電位を各動作モードに対応して制御する。
【0008】外部から指定されたデータは、データパッ
ド128に入力される。そのデータは、データパッド1
28から入力バッファ129を介してカラムデコ−ダ1
24へ転送される。カラムデコ−ダ124は、前記のよ
うに選択したビット線BLa〜BLzの電位を、そのデ
ータに対応して後記するように制御する。任意のメモリ
セル101から読み出されたデータは、ビット線BLa
〜BLzからカラムデコ−ダ124を介してセンスアン
プ群130へ転送される。センスアンプ群130は、数
個のセンスアンプ(図示略)から構成されている。カラ
ムデコ−ダ124は、選択したビット線BLa〜BLz
と各センスアンプとを接続する。後記するようにセンス
アンプ群130で判別されたデータは出力バッファ13
1からデータパッド128を介して外部へ出力される。
【0009】尚、上記各回路(123,124,12
6,127,129,130,131)の動作は制御コ
ア回路132によって制御される。次に、フラッシュE
EPROM121の各動作モード(消去モード、書き込
みモード、読み出しモード)について説明する。尚、い
ずれの動作モードにおいても、共通ソース線SLの電位
はグランドレベル(=0V)に保持される。
【0010】(a)消去モード 消去モードにおいて、全てのビット線BLa〜BLzの
電位はグランドレベルに保持される。選択されたワード
線WLmには例えば14Vが供給され、それ以外のワー
ド線(非選択のワード線)WLa〜WLl,WLn〜W
Lzの電位はグランドレベルにされる。そのため、選択
されたワード線WLmに接続されている各メモリセル1
01の制御ゲートCGは14Vに持ち上げられる。
【0011】ところで、浮遊ゲートFGとドレインDの
間の静電容量と、制御ゲートCGと浮遊ゲートFGの間
の静電容量とを比べると、前者の方が圧倒的に大きい。
そのため、制御ゲートCGが14V、ドレインが0Vの
場合、制御ゲートCGと浮遊ゲートFGの間には高電界
が生じる。その結果、ファウラー−ノルドハイム・トン
ネル電流(Fowler-Nordheim Tunnel Current、以下、F
−Nトンネル電流という)が流れ、浮遊ゲートFGの中
の電子が制御ゲートCG側へ引き抜かれて(図3の矢印
A参照)、メモリセル101に記憶されたデータの消去
が行われる。
【0012】この消去動作は、選択されたワード線WL
mに接続されている全てのメモリセル101に対して行
われる。尚、複数のワード線WLa〜WLzを同時に選
択することにより、その各ワード線に接続されている全
てのメモリセル101に対して消去動作を行うこともで
きる。このように、メモリセルアレイ122を複数組の
ワード線WLa〜WLz毎の任意のブロックに分けてそ
の各ブロック単位でデータの消去を行う消去動作は、ブ
ロック消去と呼ばれる。
【0013】(b)書き込みモード 書き込みモードにおいて、選択されたメモリセル101
の制御ゲートCGに接続されているワード線WLmには
例えば1Vが供給され、それ以外のワード線(非選択の
ワード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzの電位はグ
ランドレベルにされる。選択されたメモリセル101の
ドレインDに接続されているビット線BLmには例えば
12Vが供給され、それ以外のビット線(非選択のビッ
ト線)BLa〜BLl,BLn〜BLzの電位はグラン
ドレベルにされる。
【0014】ところで、メモリセル101のしきい値電
圧Vthは例えば0.5Vである。従って、選択された
メモリセル101では、制御ゲートCGがしきい値電圧
Vth付近になり、ソースS中の電子は弱反転のチャネ
ルCH中へ移動する。一方、ドレインDに12Vが印加
されるため、ドレインDと浮遊ゲートFGとの間の容量
を介したカップリングにより、浮遊ゲートFGの電位が
持ち上げられる。そのため、制御ゲートCGと浮遊ゲー
トFGの間には高電界が生じる。従って、チャネルCH
中の電子は加速され、ホットエレクトロンとなって浮遊
ゲートFGへ注入される。その結果、選択されたメモリ
セル101の浮遊ゲートFGには電荷が蓄積され、1ビ
ットのデータが書き込まれて記憶される。
【0015】この書き込み動作は、消去動作と異なり、
選択されたメモリセル101毎に行うことができる。 (c)読み出しモード 読み出しモードにおいて、選択されたメモリセル101
の制御ゲートCGに接続されているワード線WLmには
例えば5Vが供給され、それ以外のワード線(非選択の
ワード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzの電位はグ
ランドレベルにされる。選択されたメモリセル101の
ドレインDに接続されているビット線BLmには例えば
2.5Vが供給され、それ以外のビット線(非選択のビ
ット線)BLa〜BLl,BLn〜BLzはグランドレ
ベルにされる。
【0016】前記したように、消去状態にあるメモリセ
ル101の浮遊ゲートFG中からは電子が引き抜かれて
いるため、浮遊ゲートFGはプラスに帯電している。ま
た、書き込み状態にあるメモリセル101の浮遊ゲート
FG中には電子が注入されているため、浮遊ゲートFG
はマイナスに帯電している。従って、消去状態にあるメ
モリセル101の浮遊ゲートFG直下のチャネルCHは
オンしており、書き込み状態にあるメモリセル101の
浮遊ゲートFG直下のチャネルCHはオフしている。そ
のため、制御ゲートCGに5Vが印加されたときに、ド
レインDからソースSへ流れる電流(セル電流)は消去
状態のメモリセル101の方が書き込み状態のメモリセ
ル101よりも大きくなる。
【0017】この各メモリセル101間のセル電流の大
小をセンスアンプ群130内の各センスアンプで判別す
ることにより、メモリセル101に記憶されたデータの
値を読み出すことができる。例えば、消去状態であるメ
モリセル101のデータの値を「1」、書き込み状態で
あるメモリセル101のデータの値を「0」として読み
出しを行う。つまり、各メモリセル101に、消去状態
のデータ値「1」と、書き込み状態のデータ値「0」の
2値を記憶させることができる。
【0018】この読み出し動作は、消去動作と異なり、
選択されたメモリセル101毎に行うことができる。ち
なみに、スプリットゲート型メモリセル101におい
て、ソースSをドレインと呼び、ドレインDをソースと
呼ぶフラッシュEEPROMは、WO92/18980
(G11C 13/00)に開示されている。
【0019】(スタックトゲート型)図5に、スタック
トゲート型メモリセル201の断面構造を示す。P型単
結晶シリコン基板上にN型ソースS及びドレインDが形
成されている。ソースSとドレインDに挟まれたチャネ
ルCH上に、トンネル酸化膜としての第1の絶縁膜20
3を介して浮遊ゲートFGが形成されている。浮遊ゲー
トFG上に第2の絶縁膜204を介して制御ゲートCG
が形成されている。浮遊ゲートFGと制御ゲートCGと
は相互にずれること無く積み重ねられている。従って、
ソースS及びドレインDは、各ゲートFG,CG及びチ
ャネルCHに対して対称構造をとる。
【0020】図6に、スタックトゲート型メモリセル2
01を用いたフラッシュEEPROM221の全体構成
を示す。フラッシュEEPROM221において、図4
に示したスプリットゲート型メモリセル101を用いた
フラッシュEEPROM121と異なるのは、以下の点
である。
【0021】(1)メモリセルアレイ122は、複数の
メモリセル201がマトリックス状に配置されている。 (2)列方向に配列された各メモリセル201のソース
Sは、共通のビット線BLa〜BLzに接続されてい
る。 (3)全てのメモリセル201のドレインDは、共通ド
レイン線DLに接続されている。共通ドレイン線DLは
共通ドレイン線バイアス回路222に接続されている。
共通ドレイン線バイアス回路222は、後記するよう
に、共通ドレイン線DLの電位を各動作モードに対応し
て制御する。共通ドレイン線バイアス回路222の動作
は制御コア回路132によって制御される。
【0022】ところで、本明細書において、スプリット
ゲート型メモリセル101及びスタックトゲート型メモ
リセル201におけるソースS及びドレインDの呼称は
読み出し動作を基本に決定し、読み出し動作において電
位の高いほうをドレイン、電位の低い方をソースと呼ぶ
ことにする。そして、書き込み動作や消去動作において
も、ソースS及びドレインDの呼称については読み出し
動作におけるそれと同じにする。
【0023】次に、フラッシュEEPROM221の各
動作モード(消去モード、書き込みモード、読み出しモ
ード)について説明する。 (a)消去モード 消去モードにおいて、全てのビット線BLa〜BLzは
オープン状態にされ、全てのワード線WLmの電位はグ
ランドレベルにされる。共通ドレイン線バイアス回路2
22は、共通ドレイン線DLを介して、全てのメモリセ
ル201のドレインDに例えば12Vを印加する。
【0024】その結果、F−Nトンネル電流が流れ、浮
遊ゲートFG中の電子がドレインD側へ引き抜かれて
(図5の矢印B参照)、メモリセル201に記載された
データの消去が行われる。この消去動作は、選択された
ワード線WLmに接続されている全てのメモリセル20
1に対して行われる。
【0025】尚、複数のワード線WLa〜WLzを同時
に選択することにより、その各ワード線に接続されてい
る全てのメモリセル201に対して消去動作(ブロック
消去)を行うこともできる。 (b)書き込みモード 書き込みモードにおいて、選択されたメモリセル201
の制御ゲートCGに接続されているワード線WLmには
例えば12Vが供給され、それ以外のワード線(非選択
のワード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzの電位は
グランドレベルにされる。選択されたメモリセル201
のソースSに接続されているビット線BLmには例えば
5Vが供給され、それ以外のビット線(非選択のビット
線)BLa〜BLl,BLn〜BLzの電位はグランド
レベルにされる。共通ドレイン線バイアス回路222
は、共通ドレイン線DLを介して、全てのメモリセル2
01のドレインDをグランドレベルに保持する。
【0026】すると、制御ゲートCGからのカップリン
グによって浮遊ゲートFGの電位が持ち上げられ、ソー
スSの近傍で発生したホットエレクトロンが浮遊ゲート
FGへ注入される。その結果、選択されたメモリセル2
01の浮遊ゲートFGには電荷が蓄積され、1ビットの
データが書き込まれて記憶される。 (c)読み出しモード 読み出しモードにおいて、選択されたメモリセル201
の制御ゲートCGに接続されているワード線WLmには
例えば5Vが供給され、それ以外のワード線(非選択の
ワード線)WLa〜WLl,WLn〜WLzの電位はグ
ランドレベルにされる。全てのビット線BLa〜BLz
の電位はグランドレベルにされる。共通ドレイン線バイ
アス回路222は、共通ドレイン線DLを介して、全て
のメモリセル201のドレインDに例えば5Vを印加す
る。
【0027】その結果、スプリットゲート型メモリセル
101の場合と同様に、ドレインDからソースSへ流れ
る電流(セル電流)は、消去状態のメモリセル201の
方が書き込み状態のメモリセル201よりも大きくな
る。従って、各メモリセル201に、消去状態のデータ
値「1」と、書き込み状態のデータ値「0」の2値を記
憶させることができる。
【0028】前記したようにスプリットゲート型メモリ
セル101における消去モードでは、図3の矢印Aに示
すように浮遊ゲートFG中の電子が制御ゲートCG側へ
引き抜かれて、メモリセル101に記憶されたデータの
消去が行われる。このとき、高電界で加速された電子が
シリコン酸化膜104を通過するため、シリコン酸化膜
104には大きなストレスがかかることになる。
【0029】そのため、書き込み動作及び消去動作を繰
り返すと、消去動作時にシリコン酸化膜104に加わる
ストレスによって、シリコン酸化膜104中に電子トラ
ップが形成される。この電子トラップが障壁となって、
浮遊ゲートFGから制御ゲートCGへの電子の移動を阻
害する。従って、書き込み回数及び消去回数(すなわ
ち、データの書き換え回数)が増加するにつれてシリコ
ン酸化膜104中の電子トラップも増加し、浮遊ゲート
FG中の電子を十分に引き抜くことができなくなる。
【0030】このため、図7に示すように読み出しモー
ドにおけるセル電流は、データの書き換え回数の増加に
つれて、書き込み状態のメモリセル101のセル電流I
wが変化しないのに対し、消去状態のメモリセル101
のセル電流Iiが低下していく(図7の従来(1)参
照)。その結果、書き込み状態のメモリセル101のセ
ル電流Iwと、消去状態のメモリセル101のセル電流
Iiとの差が少なくなる。そして、消去状態のメモリセ
ル101のセル電流Iiが、所定のセル電流値Ir1よ
りも小さくなると、書き込み状態のメモリセル101と
消去状態のメモリセル101との間のセル電流の大小の
判別ができなくなる。つまり、メモリセル101に記憶
されたデータの値を読み出すことが不可能になり、メモ
リセルとしての機能を果たさなくなる。尚、前記セル電
流Ir1は、センスアンプ群130内の各センスアンプ
の特性によって規定され、消去状態のメモリセル101
のセル電流Iiの下限といえる。
【0031】また、スタックトゲート型メモリセル20
1における消去モードでは、図5の矢印Bに示すように
浮遊ゲートFG中の電子がドレイン領域D側へ引き抜か
れて、メモリセル201に記憶されたデータの消去が行
われる。このとき、高電界で加速された電子がシリコン
酸化膜203を通過するため、シリコン酸化膜203に
は大きなストレスがかかることになる。
【0032】そのため、書き込み動作及び消去動作を繰
り返すと、消去動作時にシリコン酸化膜203に加わる
ストレスによって、シリコン酸化膜203中に電子トラ
ップが形成される。この電子トラップが障壁となって、
浮遊ゲートFGからドレイン領域Dへの電子の移動を阻
害する。従って、書き込み回数及び消去回数(すなわ
ち、データの書き換え回数)が増加するにつれてシリコ
ン酸化膜203中の電子トラップも増加し、予め設定さ
れた消去時間内で浮遊ゲートFG中の電子を十分に引き
抜くことができなくなる。
【0033】このため、図8に示すように読み出しモー
ドにおけるセル電流は、データの書き換え回数の増加に
つれて、書き込み状態のメモリセル201のセル電流I
wが変化しないのに対し、消去状態のメモリセル201
のセル電流Iiが低下していく(図8の従来(1)参
照)。その結果、書き込み状態のメモリセル201のセ
ル電流Iwと、消去状態のメモリセル201のセル電流
Iiとの差が少なくなる。そして、消去状態のメモリセ
ル201のセル電流Iiが、所定のセル電流値Ir1よ
りも小さくなると、書き込み状態のメモリセル201と
消去状態のメモリセル201との間のセル電流の大小の
判別ができなくなる。つまり、メモリセル201に記憶
されたデータの値を読み出すことが不可能になり、メモ
リセルとしての機能を果たさなくなる。尚、前記セル電
流Ir1は、センスアンプ群130内の各センスアンプ
の特性によって規定され、消去状態のメモリセル201
のセル電流Iiの下限といえる。
【0034】このように前記メモリセル101、または
メモリセル201では、データの書き換え回数の増加に
伴ってシリコン酸化膜104、またはシリコン酸化膜2
03中の電子トラップが増加するため、メモリセル10
1、またはメモリセル201の動作寿命が制限されると
いうに問題があった。そして、該メモリセル101、ま
たはメモリセル201の動作寿命が制限されるというこ
とは、フラッシュEEPROM121、またはフラッシ
ュEEPROM221の動作寿命も制限されることにな
る。
【0035】従って、本出願人が先に出願した特願平8
−290084号に添付した明細書等には、データの書
き換え回数が所定値T1(従来のメモリセルの寿命)に
達した後に、図7及び図8に示すように消去電圧(スプ
リットゲート型の場合には、ゲート電圧Vgまたはスタ
ックトゲート型の場合には、ドレイン電圧Vd)を所定
量高めて、一旦低下したセル電流Iiを上昇させて、書
き込み状態のメモリセル101、またはメモリセル20
1のセル電流Iwと消去状態のメモリセル101、また
はメモリセル201のセル電流Iiとの判別を可能にし
て、メモリセルの動作寿命を延ばす(図7及び図8の従
来(2)参照)ことで、フラッシュEEPROMの動作
寿命を延ばす消去電圧を記載したものがある。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術で
は、十万回、百万回等の書き換え回数を可能にするため
に、予め、消去電圧を高め(例えば、前記スプリットゲ
ート型では、ゲート電圧Vgを例えば14V、スタック
トゲート型では、ドレイン電圧Vdを例えば12V)に
設定している。
【0037】すなわち、図7及び図8に示すように書き
換え回数が増加することで、トンネル酸化膜としてのシ
リコン酸化膜104、203中に電荷(電子)がトラッ
プされて、それが障壁となってセル電流Iiが低下して
行き、書き換え回数が所定値T1の時点で十万回、百万
回等になるように設定しているため、書き換え回数の初
期では、過剰に高い消去電圧をかけていることになる。
【0038】そのため、初期の段階から前記シリコン酸
化膜104、203に過剰な高電圧が掛かることによ
る、シリコン酸化膜の摩耗劣化が早まる結果となり、メ
モリセルの長寿命化の妨げとなっていた。従って、本発
明はF−Nトンネル電流を利用してデータの消去を行う
メモリセルの寿命を延ばし、そのメモリセルを用いた長
寿命な不揮発性半導体メモリを提供するものである。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
メモリは、制御ゲートCGから浮遊ゲートFGへ流れる
ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して浮
遊ゲートFGに蓄積されている電荷(電子)を引き抜く
ことでデータを消去するもので、複数のメモリセルのデ
ータ書き換え回数を計数するカウンタと、予め設定され
た前記メモリセルの複数のデータ書き換え回数を記憶す
る第1のメモリ部と、前記カウンタにより計数された所
定のメモリセルのデータ書き換え回数が前記第1のメモ
リ部に記憶されている複数のデータ書き換え回数に達し
たことを識別する識別データを記憶する第2のメモリ部
と、前記識別データに基づいて前記制御ゲートCGに印
加される消去電圧を変更する制御回路とを有すること
で、予め設定されたデータ書き換え回数を越える毎に、
ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を多段階に増
加させるものである。
【0040】また、本発明の不揮発性半導体メモリは、
ドレインDから浮遊ゲートFGへ流れるファウラー−ノ
ルドハイム・トンネル電流を利用して浮遊ゲートFGに
蓄積されている電荷(電子)を引き抜くことでデータを
消去するもので、メモリセルのデータ書き換え回数を計
数するカウンタと、予め設定された前記メモリセルの複
数のデータ書き換え回数を記憶する第1のメモリ部と、
前記カウンタにより計数された所定のメモリセルのデー
タ書き換え回数が前記第1のメモリ部に記憶されている
複数のデータ書き換え回数に達したことを識別する識別
データを記憶する第2のメモリ部と、前記識別データに
基づいて前記ドレインDに印加される消去電圧を変更す
る制御回路とを有することで、予め設定されたデータの
書き換え回数を越える毎に、ファウラー−ノルドハイム
・トンネル電流を多段階に増加させるものである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を具体化した実施
形態を図面に従って説明する。 (第1実施形態)本発明を具体化した第1実施形態を図
面に基づいて説明する。尚、第1実施形態において、ス
プリットゲート型メモリセル101の構造及びそれを用
いたフラッシュEEPROM121の全体構成について
は、図3及び図4に示した従来の形態と同じである。
【0042】図1にデータの書き換え回数に対する、読
み出しモードにおけるセル電流、及び消去モードにおけ
る制御ゲートCGの電圧Vgの関係を示す。本実施形態
における書き込みモード及び読み出しモードは、従来の
形態と同じである。本実施形態において、従来の形態と
異なるのは以下の点である。 [1]制御コア回路132は、その不図示のカウンタに
よりデータの書き換え回数を計数し、その計数値がある
所定値t1、t2、t3、t4等を越える毎に、その旨
メモリセル101に記憶させた後に、以降の消去モード
においてロウデコーダ123に下記の動作を行わせる。
【0043】尚、前記所定値t1、t2、t3、t4等
は、それぞれある消去電圧を印加した際の消去状態のメ
モリセル101のセル電流Iiが所定のセル電流Ir1
に達した時点におけるデータの書き換え回数に対応す
る。つまり、所望の消去電圧をかけた際の所定値t1、
t2、t3、t4等を求めるには、多数のメモリセル1
01について、データの書き換え回数に対するセル電流
Iiの低下を実測すれば良く、本実施形態では、初期の
段階(データの書き換え回数の1回目〜所定値t1回
目)までは、消去電圧の初期値として例えば12Vを設
定し、所定値t1後は消去電圧を例えば13Vにて消去
動作を行い、そのときの前記消去状態のメモリセル10
1のセル電流Iiが前記セル電流Ir1に達した時点t
2を設定する。以下、同様にして書き換え回数の所定値
t3及びt4を設定しておく。
【0044】[2]データの書き換え回数が所定値t1
を越えると、消去モードにおいてロウデコーダ123
は、選択したワード線WLmに供給する電圧を、初期値
(12V)より1Vだけ上昇させて13Vにする。その
ため、選択されたワード線WLmに接続されている各メ
モリセル101の制御ゲートCGは、前記初期値より1
Vだけ高い13Vに持ち上げられる。
【0045】このとき、カラムデコーダ124は、従来
の形態と同様に、全てのビット線BLa〜BLzの電位
をグランドレベルに保持する。そのため、ドレイン領域
Dの電位は、従来の形態同様に0Vになる。続いて、デ
ータの書き換え動作が継続され、書き換え回数が所定値
t2を越えると、消去モードにおいてロウデコーダ12
3は、選択したワード線WLmに供給する電圧を、第1
の変更値(13V)より1Vだけ上昇させて14Vにす
る。そのため、選択されたワード線WLmに接続されて
いる各メモリセル101の制御ゲートCGは、前記第1
の変更値より1Vだけ高い14Vに持ち上げられる。
【0046】以下、同様に書き換え回数が所定値t3、
t4を越える毎に、消去電圧を1Vずつ上昇させる。
尚、説明の便宜上、選択されるワード線WLがワード線
WLmであり、該ワード線WLmに接続されている全て
のメモリセル101に続けて書き換え動作が行われるも
のであるかのように説明したが、当然のことながら、無
作為に選択されたワード線WLに接続された全てのメモ
リセル101への書き換え動作が行われるものである。
【0047】上記のように構成された本実施形態によれ
ば、従来のように書き換え回数の初期の段階(1回目〜
t1回目)から過剰に高い電圧(例えば14V)を印加
する必要が無くなり、従来技術に比べて浮遊ゲートFG
と制御ゲートCG間に形成したトンネル酸化膜としての
シリコン酸化膜104の摩耗劣化の進行を抑制でき、メ
モリセル101の動作寿命を延ばすことが可能となり、
そのメモリセル101を用いたフラッシュEEPROM
121の動作寿命をも延ばすことができる。
【0048】次に、本発明をスタックトゲート型メモリ
セル201を用いたフラッシュEEPROM221に具
体化した第2実施形態を図面に従って説明する。尚、第
2実施形態において、スタックトゲート型メモリセル2
01の構造及びフラッシュEEPROM221の全体構
造については、図5及び図6に示した従来の形態と同様
である。
【0049】(第2実施形態)図2にデータの書き換え
回数に対する、読み出しモードにおけるセル電流、及び
消去モードにおけるドレイン領域Dの電圧Vdの関係を
示す。本実施形態における書き込みモード及び読み出し
モードは、従来の形態と同じである。本実施形態におい
て、従来の形態と異なるのは以下の点である。
【0050】[1]制御コア回路132は、その不図示
のカウンタによりデータの書き換え回数を計数し、その
計数値がある所定値t1、t2、t3、t4等を越える
毎に、その旨メモリセル101に記憶させた後に、以降
の消去モードにおいて共通ドレイン線バイアス回路22
2及びロウデコーダ123に下記の動作を行わせる。
尚、前記所定値t1、t2、t3、t4等は、それぞれ
ある消去電圧を印加した際の消去状態のメモリセル20
1のセル電流Iiが前記セル電流Ir1に達した時点に
おけるデータの書き換え回数に対応する。つまり、所望
の消去電圧をかけた際の所定値t1、t2、t3、t4
等を求めるには、多数のメモリセル201について、デ
ータの書き換え回数に対するセル電流Iiの低下を実測
すれば良く、本実施形態では、初期の段階(データの書
き換え回数の1回目〜所定値t1回目)までは、消去電
圧の初期値として例えば10Vを設定し、所定値t1後
は消去電圧を11Vにて消去動作を行い、そのときの前
記消去状態のメモリセル101のセル電流Iiが前記セ
ル電流Ir1に達した時点t2を設定する。以下、同様
にして書き換え回数の所定値t3及びt4を設定してお
く。
【0051】[2]データの書き換え回数が所定値t1
を越えると、消去モードにおいて共通ドレイン線バイア
ス回路222は、共通ドレインDLに共通する電圧を、
初期値(例えば、10V)より1Vだけ上昇させて11
Vにする。そのため、全てのメモリセル201のドレイ
ン領域Dは、前記初期値より1Vだけ高い11Vに持ち
上げられる。
【0052】同時に、ロウデコーダ123は、非選択の
ワード線WLa〜WLl,WLn〜WLzに供給する電
圧を、前記した初期値(10V)より1Vだけ上昇させ
て11Vにする。そのため、非選択のワード線WLa〜
WLl,WLn〜WLzに接続されている各メモリセル
201の制御ゲートCGは、初期値より1Vだけ高い1
1Vに持ち上げられる。尚、ロウデコーダ123は、選
択されたワード線WLmの電位については、従来の形態
と同様にグランドレベルにする。そのため、選択された
ワード線WLmに接続されている各メモリセル201の
制御ゲートCGは、従来の形態同様にグランドレベルに
される。
【0053】このとき、カラムデコーダ124は、従来
の形態と同様に、全てのビット線BLa〜BLzをオー
プン状態にする。続いて、データの書き換え動作が継続
され、書き換え回数が所定値t2を越えると、前記同様
に、消去モードにおいて共通ドレイン線バイアス回路2
22は、共通ドレインDLに共通する電圧を、第1の変
更値(11V)より1Vだけ上昇させて12Vにする。
そのため、全てのメモリセル201のドレイン領域D
は、前記第1の変更値より1Vだけ高い12Vに持ち上
げられる。
【0054】同時に、ロウデコーダ123は、非選択の
ワード線WLa〜WLl,WLn〜WLzに供給する電
圧を、前記した第1の変更値(11V)より1Vだけ上
昇させて12Vにする。そのため、非選択のワード線W
La〜WLl,WLn〜WLzに接続されている各メモ
リセル201の制御ゲートCGは、第1の変更値より1
Vだけ高い12Vに持ち上げられる。
【0055】以下、同様に書き換え回数が所定値t3、
t4を越える毎に、消去電圧を1Vずつ上昇させる。
尚、説明の便宜上、選択されるワード線WLがワード線
WLmであり、該ワード線WLmに接続される全てのメ
モリセル201に続けて書き換え動作が行われるもので
あるかのように説明したが、当然のことながら、無作為
に選択されるワード線WLに接続されているメモリセル
201への書き換え動作が行われるものである。
【0056】上記のように構成された本実施形態によれ
ば、従来のように書き換え回数の初期の段階から過剰に
高い電圧を印加する必要が無くなり、従来技術に比べて
浮遊ゲートFGとドレイン領域D間に形成したシリコン
酸化膜203の摩耗劣化の進行を抑制でき、更にメモリ
セル201の動作寿命を延ばすことが可能となり、その
メモリセル201を用いたフラッシュEEPROM22
1の動作寿命をも延ばすことができる。
【0057】以上説明したように、本発明の不揮発性半
導体メモリによれば、浮遊ゲートFGに蓄積されている
電荷(電子)をF−Nトンネル電流を利用して消去する
際に、予め設定されたデータの書き換え回数を越える毎
に、F−Nトンネル電流を多段階に増加させることで、
各書き換え回数の範囲内で適正な消去電圧を印加するこ
とで、トンネル酸化膜の摩耗劣化の進行を抑制できる。
【0058】特に、書き換え回数の初期の段階から過剰
に高い電圧を印加する必要が無くなるため、従来技術に
比べてトンネル酸化膜の摩耗劣化の進行を抑制でき、更
にメモリセルの動作寿命を延ばすことが可能となり、そ
のメモリセルを用いたフラッシュEEPROMの動作寿
命をも延ばすことができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の不揮発性半導体メモリによれ
ば、浮遊ゲートFGに蓄積されている電荷(電子)をフ
ァウラー−ノルドハイム・トンネル電流を利用して消去
する際に、予め設定されたデータの書き換え回数を越え
る毎に、ファウラー−ノルドハイム・トンネル電流を多
段階に増加させることで、前記書き換え回数の範囲内で
適正な消去電圧を印加でき、トンネル酸化膜の摩耗劣化
の進行を抑制できる。
【0060】特に、書き換え回数の初期の段階から過剰
に高い電圧を印加する必要が無くなり、従来技術に比べ
てトンネル酸化膜の摩耗劣化の進行を抑制でき、更にメ
モリセルの動作寿命を延ばすことが可能となり、そのメ
モリセルを用いたフラッシュEEPROMの動作寿命を
も延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の動作を説明するための特性図で
ある。
【図2】第2実施形態の動作を説明するための特性図で
ある。
【図3】本発明の第1実施形態及び従来の形態のスプリ
ットゲート型メモリセルの構成を示す概略断面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態及び従来の形態のスプリ
ットゲート型メモリセルを用いたフラッシュEEPRO
Mの全体構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態及び従来の形態のスタッ
クトゲート型メモリセルの構成を示す概略断面図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態及び従来の形態のスタッ
クトゲート型メモリセルを用いたフラッシュEEPRO
Mの全体構成図である。
【図7】従来のスプリットゲート型メモリセルの動作を
説明するための特性図である。
【図8】従来のスタックトゲート型メモリセルの動作を
説明するための特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792 (72)発明者 舘川 克己 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮遊ゲートFGと制御ゲートCGとソー
    スSとドレインDとチャネルCHとから成る複数のメモ
    リセルを配置したメモリセルアレイを具備して前記制御
    ゲートCGから浮遊ゲートFGへ流れるファウラー−ノ
    ルドハイム・トンネル電流を利用して浮遊ゲートFGに
    蓄積されている電荷(電子)を引き抜くことでデータを
    消去する不揮発性半導体メモリにおいて、 前記メモリセルのデータ書き換え回数を計数するカウン
    タと、 予め設定された前記メモリセルの複数のデータ書き換え
    回数を記憶する第1のメモリ部と、 前記カウンタにより計数された所定のメモリセルのデー
    タ書き換え回数が前記第1のメモリ部に記憶されている
    複数のデータ書き換え回数に達したことを識別する識別
    データを記憶する第2のメモリ部と、 前記識別データに基づいて前記制御ゲートCGに印加さ
    れる消去電圧を変更する制御回路とを有することを特徴
    とする不揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 浮遊ゲートFGと制御ゲートCGとソー
    スSとドレインDとチャネルCHとから成る複数のメモ
    リセルを配置したメモリセルアレイを具備して前記ドレ
    インDから浮遊ゲートFGへ流れるファウラー−ノルド
    ハイム・トンネル電流を利用して浮遊ゲートFGに蓄積
    されている電荷(電子)を引き抜くことでデータを消去
    する不揮発性半導体メモリにおいて、 前記メモリセルのデータ書き換え回数を計数するカウン
    タと、 予め設定された前記メモリセルの複数のデータ書き換え
    回数を記憶する第1のメモリ部と、 前記カウンタにより計数された所定のメモリセルのデー
    タ書き換え回数が前記第1のメモリ部に記憶されている
    複数のデータ書き換え回数に達したことを識別する識別
    データを記憶する第2のメモリ部と、 前記識別データに基づいて前記ドレインDに印加される
    消去電圧を変更する制御回路とを有することを特徴とす
    る不揮発性半導体メモリ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6418055B1 (en) 1998-12-10 2002-07-09 Sanyo Electric Co., Ltd. One-chip microcomputer
US7020024B2 (en) * 2002-04-04 2006-03-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods and devices for increasing voltages on non-selected wordlines during erasure of a flash memory

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6418055B1 (en) 1998-12-10 2002-07-09 Sanyo Electric Co., Ltd. One-chip microcomputer
US7020024B2 (en) * 2002-04-04 2006-03-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods and devices for increasing voltages on non-selected wordlines during erasure of a flash memory

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