JPH09104036A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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Publication number
JPH09104036A
JPH09104036A JP26394295A JP26394295A JPH09104036A JP H09104036 A JPH09104036 A JP H09104036A JP 26394295 A JP26394295 A JP 26394295A JP 26394295 A JP26394295 A JP 26394295A JP H09104036 A JPH09104036 A JP H09104036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
mold
stopper
cavity
core insert
Prior art date
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Pending
Application number
JP26394295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Niide
毅 新出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP26394295A priority Critical patent/JPH09104036A/ja
Publication of JPH09104036A publication Critical patent/JPH09104036A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白化や破損等の製品不良の発生がなく円滑な
離型が行え、且つ、構造が簡単でコストがかからない射
出成形金型の離型構造を提供する。 【解決手段】 固定型11と可動型15に設けられたコ
ア12によりキャビティ13が形成され、更に、上記コ
ア12と、このコア12内に型開き方向と平行に摺動可
能に設けられたコア入子14とにより上記キャビティ1
3の一部を形成するようになされた射出成形金型10に
おいて、上記コア入子14の移動距離を規制するストッ
パー16が可動側型板15内を貫通し、コア入子14の
後端に連結されて設けられ、更に、突出ピン17が上記
コア入子14とストッパー16を貫通して設けられ、上
記コア入子14は開型時にコア12内を前進し、閉型時
にストッパー16に連結して設けられた牽引手段により
元の位置に復帰されるようになされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】成形品を金型より円滑に離型
させるための射出成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一部にリブやボス等の突出部が設
けられた成形品の射出成形において、射出成形金型より
この成形品を円滑に離型させるための金型構造は、例え
ば、実開平1−86513号公報に、可動型内を摺動可
能に設けられたコア入子により成形品の突出部を成形す
るようになされた射出成形金型において、上記突出ピン
に連結されたコア入子が成形品の離型時に所定距離だけ
成形品の突出部と共に移動して停止し、更に突出板と連
動する他の突出ピンとともに上記突出ピンが前進して上
記突出部を突き離して離型させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
実開平1−86513号公報に記載されている成形品の
離型構造においては、下記のような問題がある。 1)成形品の突出部の突出しがコア入子内部より行えな
いため、この突出部に無理な力が作用し、成形品の白化
や破損を招く原因となる。 2)突出機構を構成する部品数が多く、又、複雑な構造
であるため、金型内のスペースを多く占有するため、複
数の配設が困難である。 3)コア入子の移動距離が、突出ピンを移動させる突出
板の厚さに規制されるため、突出部の深さによっては、
機能的に採用できない場合がある。
【0004】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、製品不良の発生がなく円滑な離
型が行え、且つ、構造が簡単でコストがかからない離型
構造を有する射出成形金型を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定型と可動
型に設けられたコアによりキャビティが形成され、更
に、上記コアと、このコア内に型開き方向と平行に摺動
可能に設けられたコア入子とにより上記キャビティの一
部を形成するようになされた射出成形金型において、上
記コア入子の移動距離を規制するストッパーが可動型内
を貫通し、コア入子の後端に連結されて設けられ、更
に、突出ピンが上記コア入子とストッパーを貫通して設
けられ、上記入子は開型時にコア内を前進し、閉型時に
ストッパーに連結して設けられた牽引手段により元の位
置に復帰されるようになされていることを特徴とする。
【0006】上記本発明の射出成形金型の構造を以下に
図面を参照して説明する。図1は、本発明の射出成形金
型の構造の一例を示す要部の断面図である。図1におい
て 射出成形金型10は、固定型11と可動型15に設
けられたコア12によりキャビティ13が形成されてい
る。更に、上記コア12と、このコア12内に型開き方
向と平行に摺動可能にコア入子14が設けら、上記キャ
ビティ13より延長された一部で、成形品の突出部を成
形するキャビティ13aが形成された構造となってい
る。
【0007】上記コア入子14の移動距離を規制するた
め、コア入子14の後方には、可動型15内を貫通し、
先端をコア入子14の後端に螺着されたストッパー16
が設けられている。このストッパー16の後端には、可
動型15の端面に当接し、コア入子14のキャビティ1
3側への移動距離を規制するための係止部16aが設け
られている。
【0008】更に、上記コア入子14とストッパー16
内を貫通して突出ピン17が、後方の突出板18にその
端部を保持されて設けられいる。
【0009】又、上記ストッパー16の後端の係止部1
6aには、開型時にコア12内を前進したコア入子14
を、元の位置に復帰させるための牽引手段として、変形
自在のチェン18の一端が連結され、他端が突出板19
に固定されて設けられている。
【0010】前進したコア入子14を、元の位置に復帰
させるための牽引手段としては、上記のチェンによる方
法の他、ワイヤー、スプリング等の反力を利用する方
法、更には、エア圧や油圧シリンダーを利用する方法を
牽引手段として用いることも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の射出成形金型を用
いて得られた成形品を離型する方法を説明する。キャビ
ティ13内に溶融樹脂が射出され、充填完了後、冷却・
固化された成形品は、以下に説明するように離型され
る。図2は本発明の射出成形金型の開型状態を示す断面
図である。突出ピン17により成形品13Aが固定型1
1方向にコア12より離型されてゆくと、成形品13A
の熱収縮により、コア入子14は成形品13Aに密着し
た状態でコア12内を摺動しながら前進する。
【0012】コア入子14は、後端に接続されたストッ
パー16の係止部16aが可動型15の後端面に当接す
る位置まで前進して停止する。引き続いて図3に示すよ
うに、突出ピン17が前進されると、成形品13Aの突
出部のコア入子14との密着部分が離型されるので、成
形品13Aの可動型15よりの離型が完了される。
【0013】以上の説明のように、本発明の射出成形金
型の離型構造においては、コア入子14によりキャビテ
ィ13の突出部のキャビティ13aを形成するととも
に、このコア入子14を貫通して設けられた突出ピン1
7により、最終的に突出部を突き出して成形品13Aの
離型を行うようにしたことにより、即ち、段階的に成形
品13Aの離型を行うようにしたことにより、成形品1
3Aの突出部に無理な力がかからないので、突出部の白
化や破損なく円滑な離型を行うことができ、製品品質が
確保され、製品歩留りと生産性を向上させることができ
る。
【0014】本発明の離型構造が設けられた射出成形金
型を用い、組立のため本体より突き出して設けられた円
筒状のボス部を有する自動車部品の射出成形を、ABS
樹脂を使用して行った。この結果は、円筒状のボス部の
離型が無理することなく円滑に行え、優れた品質の成形
品を得ることができた。
【0015】
【発明の効果】本発明の射出成形金型の離型構造におい
ては、コア入子によりキャビティの突出部を形成すると
ともに、このコア入子を貫通して設けられた突出ピンに
より、最終的に突出部を突き出して成形品の離型を行う
ようにしたことにより、即ち、段階的に成形品の離型を
行うようにしたことにより、成形品の突出部に無理な力
がかからないので、突出部の白化や破損なく円滑な離型
を行うことができ、製品品質が確保され、製品歩留りと
生産性を向上させることができるようになった。従っ
て、射出成形金型の離型構造として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出成形金型の離型構造の一例を示す
要部の断面図。
【図2】本発明の射出成形金型の開型状態を示す断面
図。
【図3】本発明の射出成形金型から成形品を取り出す工
程を示す断面図。
【符号の説明】
10 射出成形金型 11 固定型 12 コア 13、13a キャビティ 14 コア入子 15 可動型 16 ストッパー 16a 係止部 17 突出ピン 18 チェン 19 突出板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と可動型に設けられたコアにより
    キャビティが形成され、更に、上記コアと、このコア内
    に型開き方向と平行に摺動可能に設けられたコア入子と
    により上記キャビティの一部を形成するようになされた
    射出成形金型において、上記コア入子の移動距離を規制
    するストッパーが可動型内を貫通し、コア入子の後端に
    連結されて設けられ、更に、突出ピンが上記コア入子と
    ストッパーを貫通して設けられ、上記入子は開型時にコ
    ア内を前進し、閉型時にストッパーに連結して設けられ
    た牽引手段により元の位置に復帰されるようになされて
    いることを特徴とする射出成形金型。
JP26394295A 1995-10-12 1995-10-12 射出成形金型 Pending JPH09104036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26394295A JPH09104036A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 射出成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26394295A JPH09104036A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 射出成形金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09104036A true JPH09104036A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17396405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26394295A Pending JPH09104036A (ja) 1995-10-12 1995-10-12 射出成形金型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108015995A (zh) * 2018-01-18 2018-05-11 台州市黄岩汉威塑料模具有限公司 圆形塑件模具二次分型内缩脱模机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108015995A (zh) * 2018-01-18 2018-05-11 台州市黄岩汉威塑料模具有限公司 圆形塑件模具二次分型内缩脱模机构
CN108015995B (zh) * 2018-01-18 2024-05-31 台州市优立模塑科技股份有限公司 圆形塑件模具二次分型内缩脱模机构

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