JPH0375332B2 - - Google Patents

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JPH0375332B2
JPH0375332B2 JP3109488A JP3109488A JPH0375332B2 JP H0375332 B2 JPH0375332 B2 JP H0375332B2 JP 3109488 A JP3109488 A JP 3109488A JP 3109488 A JP3109488 A JP 3109488A JP H0375332 B2 JPH0375332 B2 JP H0375332B2
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は射出成形金型および射出成形方法に
関する。
[従来の技術] 第7図に示す電気配線用コネクタ10等のよう
に、両側に凹部12,12を有する成形品を射出
成形により成形する場合には、固定型と可動型の
双方に凹部形成用のコア部がそれぞれ設けられて
いて、型開時において成形品が固定型側のコア部
に付着して残つてしまい、離型できなくなる問題
点がある。
そこで、実公昭61−30824号に示すように、型
開に伴つて成形品を固定型から突出することが考
案されたが、樹脂は、冷却固化に伴い収縮してコ
ア部に強く付着することから、可動型側のコア部
への付着力より固定型側のコア部への付着力の方
が大きい場合には、上記従来例においてもやはり
成形品が固定型側に残つてしまい離型できなくな
つてしまう問題があつた。
そこで本発明者等は、固定型コアを固定型取付
板に固定し、固定型ベースを固定型取付板に対し
て接離するように設けて、型開きに伴つて成形品
から固定型コアが抜脱される技術(特開昭61−
235117号)を発明した。
この成形金型では、型開きに伴つて成形品内か
ら固定型コアが強制的に抜脱されるため、固定型
に成形品が残つてしまうという問題が解消され
た。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記従来の成形金型は、一般に大
型で重量の大きな固定型ベースが固定型取付板に
対して接離されるから、固定型ベースを支持する
と共にガイドするガイド部材や、ストローク制限
手段が必然的に大型のものが必要となり、またこ
れに相応して固定型ベースも益々複雑化、大型化
し、コスト高となる問題がある。また固定型コア
が固定され、固定型ベースが進退するものである
ため、固定型コアを必要としない通常の入子型を
挿填しての使用ができなくなり、汎用性に乏しい
等の問題があつた。
そこで本発明は上記問題点を解決すべくなさ
れ、その目的とするところは、簡略化、小型化、
低コスト化が図れ、さらには通常の入子型に対し
ても汎用的に用いることのできる射出成形金型と
射出成形方法を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的による本発明では、固定型と可動型を
備え、少なくとも固定型で成形される部分に凹部
を有する成形品の成形金型において、上記凹部の
内形部を形成する固定型コアを備えたコアプルー
トを、固定型内に一定ストローク進退自在に備え
ると共に、前記コアプレートを進退移動する移動
手段を備えたことを特徴とする。
移動手段としては、コアプレートをスプリング
により後退するように付勢すると共に、油圧等の
移動シリンダによりスプリングの付勢力に抗して
コアプレートを前進させる手段を採用することが
できる。あるいは、スプリングを排して移動シリ
ンダのピストンロツドをコアプレートに連結し
て、ピストンロツドにより直接進退動させるよう
にすることもできる。
また、移動手段としては、射出装置そのものを
利用することができる。すなわち、コアプレート
をスプリングの付勢力に抗して射出装置のノズル
により押圧して前進させるのである。あるいはこ
の場合もスプリングを排して、ノズル先端にコア
プレートを連結させて、ノズルの進退により強制
的にコアプレートを進退させることもできる。
[作用] 本発明では、固定型内で移動手段により、コア
プレートを介して固定型コアを進退させるよう構
成している。
成形完了後コアプレートと共に固定型コアを進
退させることにより成形品から固定型コアを抜脱
し、もつて成形品の固定型への付着を防止する。
固定型コアを備えるコアプレートは軽量小型に
形成でき、ストローク制限ピン、ガイドピンを設
けるにしても簡易にでき、装置の簡易化、小型
化、低コスト化が実現できる。
また金型ベース側の基本的な構成は変わらない
から、通常の入子型に対しても汎用的に使用でき
る。
[実施例] 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図〜第3図において、20は可動型、21
は固定型である。
可動型20は、可動型取付板22、この可動型
取付板22に一体に設けられた可動型ベース2
3、可動型ベース23の入力型挿入穴内に装填さ
れた可動入子型24を具備し、公知の型締装置の
可動盤25の金型取付面上に取り付けられる。
可動入子型24は、可動型ベース23壁面に開
口した穴内に、スプリング26によつて先端が入
子型挿入穴内に突出するように付勢されるストツ
パピン27によつて可動型ベース23の入子型挿
入穴内に脱着自在に固定される。
可動型20には公知の成形品突出装置が設けら
れている。
すなわち、可動型側のパーテイング面を形成す
るストリツパープレート28が、可動入子型24
内を進退自在に貫通するロツド29の先端に固定
され、ロツド29の後端には突出板30が固定さ
れ、この突出板30と可動入子型24裏面との間
にスプリング31が弾装され、このスプリング3
1によりストツリパープレート28が可動入子型
24に密着するように付勢されている。
可動入子型24には、ランナーロツクピン32
と可動型コア33が立設されている。ランナーロ
ツクピン32はストリツパープレート28に設け
た貫通孔に嵌入し、ストリツパープレート28が
可動入子型24に密着した状態において、先端の
アンダーカツト部がストリツパープレート28表
面から突出し、ランナー枝をロツクする。また可
動型コア33もストリツパープレート28に設け
た貫通孔に嵌入し、ストリツパープレート28が
可動入子型24に密着した状態において、先端部
がストリツパーペレート28表面から突出する。
この可動型コアの先端部は型閉じされた際、固定
型21側の固定入子型のキヤビテイ内に突出し、
得るべき成形品の一方の凹部成形を規制する。
なお34は突出ロツドである。
一方固定型21は、固定型取付板35、この固
定型取付板35に一体に設けられた固定型ベース
36、固定型ベース36の入子型挿入穴内に装填
された固定入子型37を具備し、型締装置の固定
盤38の金型取付面上に取り付けられる。
固定入子型37も同様にストツパピン39によ
つて固定型ベース36の入力型挿入穴内に脱着自
在に固定される。
固定入子型37の可動型に対する対向面がパー
テイング面となつており、このパーテイング面上
の、前記可動型コア33に対応する位置に成形品
の外形を規制するキヤビテイ40が形成されてい
る。
次に41はコアプレートであり、固定型ベース
36に入子型挿入穴に引き続いて設けられた小径
の穴内に固定入力型37に対して接離自在に設け
られている。コアプレート41には固定型コア4
2が立設され、この固定型コア42は固定入子型
37に設けた貫通孔に嵌入し、先端が前記キヤビ
テイ40内に突出するよう設けられ、この先端部
分によつて得るべき成形品の他方の凹部内形を規
制する。
なお、通常は、コアプレート41がスプリング
43によつて固定入子型37に対して離反する方
向に付勢されることによつて固定型コア42はそ
の先端部がキヤビテイ40内に突出しないよう設
定されている。
44はその際の制限ボルトであり、コアプレー
ト41を固定入子型39に対して接離するよう案
内すると共に、コアプレート41の固定入子型3
7に対する離反距離を制限する。
固定入子型37とコアプレート41には両者が
密着する際接続する、樹脂路たるスプル穴45が
穿設されており、該スプル穴45はパーテイング
面上で前記ランナーロツクピン32先端を覆うと
共に、ランナー溝を介してキヤビテイ40に連通
している。
46は射出装置であり、固定型21方向に接離
自在に設けられ、前進した際にノズル47が固定
型ベース36内に進入してコアプレート41に当
接し、スプリング43の付勢力を抗してコアプレ
ート41を押圧するようになつている。
続いて動作について説明する。
まず不図示の型締装置が作動され、固定型21
と可動型20の型締が行われる。次いで射出装置
46が前進され、ノズル47が固定型ベース36
内に進入して先端がコアプレート41に当接し、
その後はスプリング43の付勢力に抗してコアプ
レート41がノズル47と共に前進し、固定入子
型37背面に密着して停止する。これにより固定
入子型37とコアプレート41のスプル穴45が
ノズル47に接続し、また固定型コア42の先端
部がキヤビテイ40内に所定長さ突出することに
なる。
この状態で射出装置46から溶融樹脂をキヤビ
テイ40内に射出充填する(第1図状態)。溶融
樹脂の冷却固化終了後、ノズル47を後退する
と、スプリング43の付勢力によつてコアプレー
ト41、したがつて固定型コア42が後退してキ
ヤビテイ40内から抜脱する(第2図状態)。
次に型締装置により型開を行うと、成形品は可
動型コア32に、スプルはランナーロツクピン3
2にそれぞれ付着したまま可動型20と共に固定
型21内により取り出される。
その後、成形機の突出ロツド34を突出して、
スプリング31の付勢力に抗して突出板30、ロ
ツド29を介してストリツパープレート28を前
進させることにより、成形品およびスプルは可動
型コア33およびランナーロツクピン32から抜
脱されて可動型20から離型される(第3図状
態)。以上のようにして成形と成形品の取り出し
が行える。
第4図は他の実施例を示す。
本実施例ではノズル47先端にコアプレート4
1を連結した。
これにより、ノズル47の進退によりコアプレ
ート41も強制的に進退することから、前記実施
例のようスプリング43が不用となり、構造が簡
易になると共に、成形品の固定型コア42への付
着力が大きい場合でも固定型コア42の抜脱を容
易に行える利点がある。
第5図はさらに他の実施例を示す。
本実施例では、射出装置46を型開閉方向に対
して垂直に設け、ノズル47から溶融樹脂をパー
テイング面に沿つてキヤビテイ40内に射出充填
する、いわゆるパーテイング射出による例を示
す。コアプレート41の移動手段としては、スプ
リング43による後退と、固定盤38に固定した
移動シリンダ50のピストンロツド51の前進に
より前進するように構成している。
第6図は上記パーテイング射出による場合のさ
らに他の実施例を示すもので、移動シリンダ50
のピストンロツド51をコアプレート41に連結
し、ピストンロツド51の進退動によりコアプレ
ート41を前進、後退させるよう構成している。
なお、固定型ベース36にはパーテイング射出
用のノズル受け部と樹脂路溝52とを形成してお
くことにより、第1図〜第4図に示す通常の横射
出にも、また第5図、第6図のパーテイング射出
にも兼用して使用できるようにしておくのが好適
である。
以上この発明の好適な実施例を挙げて種々説明
してきたが、この発明が上述した実施例に限定さ
れるものでないことはいうまでもなく、発明の精
神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るこ
とはもちろんである。
[発明の効果] 本発明によれば、金型構造が簡略化できること
から金型の小型化、低コスト化が図れる他、入子
型を用いる場合には金型ベースを横射出、パーテ
イング射出の両方に兼用することができることは
もちろん、固定型コアを必要としない通常構造の
入子型をも利用できるため、汎用性に優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の好適な一実施例を示し、第1図は
溶融樹脂射出注入時の断面図、第2図はノズルを
後退させた状態の断面図、第3図は成形品を突出
した状態を示す断面図である。第4図はコアプレ
ートをノズルに連結した実施例を示す断面図、第
5図はパーテイング射出の場合で、コアプレート
の移動手段としてシリンダ装置を設けた実施例の
断面図、第6図は第5図の実施例においてコアプ
レートをシリンダ装置のピストンロツドに連結し
た実施例の断面図、第7図は得るべき成形品の一
例を示す断面図である。 20……可動型、21……固定型、22……可
動型取付板、23……可動型ベース、24……可
動入子型、25……可動盤、28……ストリツパ
ープレート、33……可動型コア、35……固定
型取付板、37……固定入子型、38……固定
盤、41……コアプレート、42……固定型コ
ア、46……射出装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固定型と可動型を備え、少なくとも固定型で
    成形される部分に凹部を有する成形品の成形金型
    において、上記凹部の内形部を形成する固定型コ
    アを備えたコアプレートを、固定型内に一定スト
    ローク進退自在に備えると共に、前記コアプレー
    トを進退移動する移動手段を備えたことを特徴と
    する射出成形金型。 2 移動手段が、コアプレートと連結されたシリ
    ンダ装置であることを特徴とする請求項1記載の
    射出成形金型。 3 移動手段が、コアプレートを押圧して前進移
    動させるシリンダ装置と、後退移動させるスプリ
    ングであることを特徴とする請求項1記載の射出
    成形金型。 4 移動手段が、コアプレートと連結された射出
    装置であることを特徴とする請求項1記載の射出
    成形金型。 5 移動手段が、コアプレートを押圧して前進移
    動させる射出装置と、後退移動させるスプリング
    であることを特徴とする請求項1記載の射出成形
    金型。 6 固定型、可動型は、型ベースに交換可能に入
    子型に備えることを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5記載の射出成形金型。 7 固定型と可動型を用い、少なくとも固定型で
    成形される部分に凹部を有する成形品の成形方法
    において、上記凹部内形部を形成する固定型コア
    を備えたコアプレートを、固定型内に所定ストロ
    ーク進退自在に設け、上記コアプレートを前進移
    動して固定型コアをキヤビテイ内に突出させた状
    態で、溶融樹脂の射出充填、冷却固化を行い、樹
    脂の冷却固化終了後、上記コアプレートを後退移
    動して固定型コアをキヤビテイ内より抜脱し、そ
    の後型開を行い、成形品を固定型より離型するこ
    とを特徴とする射出成形方法。
JP3109488A 1988-02-12 1988-02-12 射出成形金型および射出成形方法 Granted JPH01206017A (ja)

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JP2007320065A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Meiki Co Ltd 薄板状成形品の成形装置及び成形方法

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