JPH1190959A - 射出成型金型 - Google Patents

射出成型金型

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Publication number
JPH1190959A
JPH1190959A JP25486697A JP25486697A JPH1190959A JP H1190959 A JPH1190959 A JP H1190959A JP 25486697 A JP25486697 A JP 25486697A JP 25486697 A JP25486697 A JP 25486697A JP H1190959 A JPH1190959 A JP H1190959A
Authority
JP
Japan
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mold
plate
male
scrap removing
runner
Prior art date
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Application number
JP25486697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Aono
恕男 青野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AONO KOGYO KK
Original Assignee
AONO KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH1190959A publication Critical patent/JPH1190959A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/38Cutting-off equipment for sprues or ingates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面にゲートの痕跡がない製品を作ることが
でき、簡単に操作できる射出成型用の金型を得る。 【解決手段】 固定板1にノズルブッシュ3を固定し、
スクラップ除去板6,雄型7,雌型8を接離自在に並べ
て主ガイドピン5によって案内させ、突出し板収容部1
1に突出し板15を収容し、突出しピン16を型面12
まで伸ばす。雄型7と雌型8はスナップロック20で仮
止めされ、突出し板15とスクラップ除去板6は、突出
し板引張りピン23とスクラップ除去板引張りピン24
で、雌型8が開いてから時間差をもって牽引される。移
動板2と雌型8を矢印B方向に引くと、雄型7と雌型8
はスナップロック20で仮止めされているので一体に移
動し、ランナー4内のスクラップは分離する。雄型7が
ストッパーで止められると、スナップロック20が外れ
て雌型8が開き、引張りピン23,24を介して板15
とスクラップ除去板6を牽引し、製品とスクラップを払
い出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製品
を作るための射出成型金型に関する。
【0002】
【従来の技術】ケース状の製品を作るための従来の射出
成型金型には、例えば図7に示すような形式がある。図
7(A) ではケース状の製品aを金型b,cで作る際に、
ランナーb1 を表面側に設け、突き出しピンdを裏面側
に設けている。この形式ではゲートb2 の痕跡が表面に
残るため、この痕跡を貼付物で隠すことができる場合を
除き製品の美観が損なわれる。
【0003】図7(B) ではランナーb1を上部の金型e
に屈曲して形成してサブマリンランナーb3に連通し、
更にこのサブマリンランナーb3を突出しピンdの延長
線と一致して形成したボスランナーb4に連通したもの
であり、成型後金型c,eを分離して、ランナーb1,
b3内に形成されたスクラップを側部の突出しピンfで
押出し、更にボスランナーb4内の捨てボスを突出しピ
ンdで押して製品aを取出したのち、該捨てボスを人手
で切取らなければならない。
【0004】この成形金型にあっては、ランナーが迂回
した形状で長いため、射出圧力を高圧にしなければなら
ず、ランナースクラップの量が極めて多く、更に捨てボ
スを切取る手間を要するため高コストになる。またボス
ランナーb4が製品aの一方に偏しているので、金型内
の樹脂に作用する圧力や樹脂の温度が左右で不均一にな
って、製品の光沢又は色にむらが生じやすい。
【0005】図7(C) では横向きのゲートb5 から注入
するようにしているが、ランナースクラップを除去した
ときゲートb5のギザギザした痕跡が側面に出るため、
手触りが悪い欠点があり、これにおいてもゲートb5に
近い上流部分と遠い下流部分との間に圧力差や温度差が
生じて製品の光沢又は色のむらが生じやすい。
【0006】更に、図7(b)(c)のようにゲートが
製品の一方に偏在しているものは、金型内の圧力差のた
め、製品の寸法が、上流側で大きく、下流側で小さくな
り易く、特に薄肉製品の場合はこの傾向が大きい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゲートの痕
跡が表面に出ることなく、ランナースクラップの抜き取
りが容易で、光沢又は色にむらがなく、寸法精度の高い
製品を作ることができる金型を得ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段のうち、第1の手段は、請求項1に記載したとお
り、1次ランナーを開けたノズルブッシュを内向きに突
設した固定板と、該ノズルブッシュに嵌合する中心穴及
び雄型側を向くスプルー受け面をもつスクラップ除去板
と、このスクラップ除去板と反対側に製品の裏面を形成
するための型面を形成した雄型と、この雄型の型面に対
向した製品の表面を形成するための型面をもち移動板に
結合した雌型とを、それぞれ接離自在に並べて配置する
と共に、製品の裏面に当接する突出し部材を設け、前記
1次ランナーに連通するスプルーと2次ランナーを、前
記雄型の外端面から型面に亘って設け、雌型の閉位置か
らの開き動作に伴って作用する引張り部材を、雌型側と
突出し部材及びスクラップ除去板との間に設けたことを
特徴とする射出成型金型である。
【0009】この手段によれば、雄型に対して雌型を閉
じて樹脂を注入し、そのまま雌型と雄型を移動させたの
ち雄型を停止させて雌型の移動を続ければ、突出し部材
とスクラップ除去板が作動して平滑な製品とスクラップ
が払い出せる。
【0010】また第2の手段は、請求項2に記載したと
おり、1次ランナーを開けたノズルブッシュを内向きに
設けた固定板と、該ノズルブッシュに嵌合する中心穴及
び雄型側を向くスプルー受け面をもつスクラップ除去板
と、このスクラップ除去板に向けた面に突出し板収容部
を設け、反対面に製品の裏面を形成するための型面を形
成した雄型と、この型面に対向した製品の表面を形成す
るための型面をもち移動板に結合した雌型とを、それぞ
れ接離自在に並べて配置し、前記1次ランナーに連通す
るスプルーと2次ランナーを雄型に設け、雄型を通る突
出しピンを固定した突出し板を、前記突出し板収容部に
収容して周壁に設けたストッパーまで戻しバネで弾発
し、雌型と突出し板の間に突出し板に作用する突出し板
引張りピンを設け、また雌型とスクラップ除去板の間
に、雄型の2次ランナーがランナースクラップから離脱
した後にスクラップ除去板に作用するスクラップ除去板
引張りピンを設けたことを特徴とする射出成型金型であ
る。
【0011】この手段においても、第1の手段と同様に
作用するが、雌型の移動によって、突出し板引張りピン
とスクラップ除去板引張りピンを介して突出し板とスク
ラップ除去板が作動して平滑な製品とスクラップが払い
出せる。
【0012】第3の手段は、請求項3に記載したとお
り、1次ランナーを開けたノズルブッシュを内向きに設
けた固定板と、該ノズルブッシュに嵌合する中心穴及び
スプルー受け面をもつスクラップ除去板と、このスクラ
ップ除去板に向けた雄型ベース及び該雄型ベースから雌
型側へ突出する雄型ブロックを設けた、製品の裏面を形
成するための雄型と、該雄型ブロックの外周に嵌合し且
つ雄型ベースに移動可能に係止されるストリッパ板と、
雄型ブロックの型面に対向した製品の表面を形成するた
めの型面をもち移動板に結合した雌型とを、それぞれ接
離自在に並べて配置し、前記1次ランナーに連通するス
プルーと2次ランナーを雄型に設け、雌型の開型時にス
トリッパ板に係止するストリッパ引張りピンを該ストリ
ッパ板と雌型の間に設け、同じく開型時にスクラップ除
去板に係止するスクラップ除去板引張りピンをスクラッ
プ除去板と雄型又は雌型の間に設けたことを特徴とする
射出成型金型である。
【0013】この手段によれば、ストリッパ引張りピン
で牽引されるストリッパで、製品の側壁の端部が押され
て払出しが行なわれ、スクラップ除去板引張りピンで牽
引されるスクラップ除去板によってスクラップが払い出
される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1でaは本発明の金型で作るケ
ース状の製品を示し、この製品aは、頂壁a1 ,側壁a
2 を有し、裏面には補強リブa3 や隔壁などが設けら
れ、その中心にはゲートの痕跡a4 が残され、側壁a2
の近傍には多数の突出しピンの痕跡a5 が残されている
が、表面は平滑に形成されている。
【0015】図2は本発明の第1の実施の形態を示す金
型M1が閉じた状態を示し、図3、4は開く経過を示
す。各図において1は固定板、2は移動板で、固定板1
の中央には1次ランナー4を開けたノズルブッシュ3が
内向きに固定され、外周側には主ガイドピン5が固定さ
れている。固定板1の内側にはスクラップ除去板6,雄
型7,移動板2と一体の雌型8が順次配置され主ガイド
ピン5で案内される。スクラップ除去板6は中心穴9で
ノズルブッシュ3に離脱可能に嵌合し、該ノズルブッシ
ュ3の先端に設けた小径の突縁3aがスクラップ除去板
6から僅かに突出している。主ガイドピン5は,1本だ
け図示されているが、等間隔又は対称位置に2〜4本用
いられており、後記する他のガイドピン、引張りピン、
ロッド類も同様に配置される。
【0016】雄型7は、雄型ベース7aを主体とするも
ので、該雄型ベース7aにおけるスクラップ除去板6を
向く面には、周壁部7bが突設され、中心を貫通する中
心穴7cには、ランナー・スプルーブッシュ10が挿入
固定され、その周囲と周壁部7bの間に突出し板収容部
11が設けられている。そして、ランナー・スプルーブ
ッシュ10の反対面に密接して、型面12をもつブロッ
ク12aが複数本の止めねじ12bと段付き穴7dで雄
型7に固定されている。また、雄型ベース7aにおける
図外の主ガイドピン5の周囲には、仮想線で示す段付き
のばね穴7eがスクラップ除去板6に向けて穿設されて
おり、その段部とスクラップ除去板6の間に押しばね7
fが介設されている。
【0017】ランナー・スプルーブッシュ10における
スクラップ除去板6を向く端面には、1次ランナー4に
連通する皿形のスプルー13が設けられ、ここから型面
12のゲート14aに至る2次ランナー14が開けられ
ている。そして、ノズルブッシュ3の前記突縁3aがス
プルー13内に突出している。該突縁3aには外開きの
テーパーを付すのが望ましい。
【0018】図示の雄型7は、型面12がブロック12
aに形成されているが、この構造に代えて、中心穴7c
を設けない雄型7に型面12を有する凸部を一体に形成
し、雄型7の反対面にランナー・スプルーブッシュ10
を突設し、これらを通る2次ランナー14を開けた構造
にしてもよい。
【0019】突出し板収容部11には、板15a,15
bをねじ15cで結合した突出し板15が収容され、こ
の突出し板15には、雄型7を貫く突出しピン16とガ
イドピン17が、その頭部を板15a,15bで挟持す
ることにより固定されている。また、突出し板15には
段部15dが設けられ、この段部15dが周壁部7bに
固定したストッパー18に係止されるように戻しバネ1
9で加圧されている。この状態で突出しピン16の先端
は、型面12と連続面になる。
【0020】雄型7と雌型8には、スナップロック20
が設けられており、このスナップロック20は、雄型7
に固定されたフック20aと、雌型8に固定されてこの
フック20aに弾力で係合するバネクリップ20bから
なり,強い力が作用すれば係合が外れるものである。金
型の閉型時には、フック20aとバネクリップ20bは
係止し、このとき雌型8の型面21と雄型7の型面12
とでキャビテイ22を形成し、これに樹脂が矢印A方向
から注入される。開型のために移動板2が矢印B方向に
引かれると、初めに雌型8と雄型7は一体のまま同方向
に移動するが、雄型7の移動が後記する作用で阻止され
ると、スナップロック20は分離して雌型8のみが移動
して開型する。
【0021】図中23は突出し板引張りピンで、この突
出し板引張りピン23は、固定板1,スクラップ除去板
6,雄型7,雌型8,移動板2を貫通して設けられ、両
端にフランジ23a,23bが設けられており、雌型8
に形成した段部23cにフランジ23aが係合し、突出
し板15に形成した段部23dにフランジ23bが係合
するようになっている。
【0022】また、24はスクラップ除去板引張りピン
で、このスクラップ除去板引張りピン24は、雄型7,
雌型8,移動板2を貫通して設けられ、固定板1,スク
ラップ除去板6を通るフランジ付きボルト25をピン2
4にねじ込むことによりスクラップ除去板6に固定され
る。そして、スクラップ除去板引張りピン24の端部に
設けたフランジ24aが、雄型5に形成した段部24b
に係合し、フランジ付きボルト25のフランジ25a
が、雄型5に形成した段部25bに係合するようになっ
ている。
【0023】この金型の作用を次に説明する。図2の状
態で樹脂を1次ランナー4、2次ランナー14、ゲート
14aからキャビテイ22に流入させ、固化したのち移
動板2を矢印B方向に移動させると、図3に示すよう
に、雌型8と雄型7は、押しばね7fの弾力とスナップ
ロック20の作用で一体のまま同方向に移動してスクラ
ップ除去板6から離れる。この状態でスプルー13内の
樹脂部分S1は、固化時の収縮によってノズルブッシュ
3の突縁3aの外周面を絞め付けて一体的に保持され、
ランナースクラップSは、ノズルブッシュ3側に保持さ
れる。このため、ランナースクラップSは、ゲート14
aの所で分断され、2次ランナー14がランナースクラ
ップSから離れる。
【0024】更に移動板2が矢印B方向に移動すると、
図4に示すように雌型8の段部23cに突出し板引張り
ピン23のフランジ23aが係合し、突出し板15の段
部23dにフランジ23bが係合することにより、突出
し板引張りピン23で突出し板15を牽引して突出しピ
ン16を押し、これと共に、スクラップ除去板引張りピ
ン24の端部のフランジ24aが段部24bに係合し、
他端のフランジ25aも段部25bに係合してスクラッ
プ除去板6を牽引する。この牽引により、スクラップ除
去板6が移動してスプルー13内で固化した部分S1
押して、該部分S1及び1次ランナー4内のランナース
クラップ部分を引張り、その入口部分を分断して抜き出
す。
【0025】このようにフランジ24a,25aが段部
24b,25bに係合した状態になると、雄型7の移動
は阻止されるからスナップロック20が分離して雌型8
が開き、突出しピン16とスクラップ除去板6の移動に
より、製品aが払い出され、同時にランナースクラップ
Sを自重で落下させるか又はロボットハンドで排除すれ
ば成型工程が終了する。ここで移動板2を元の位置に戻
せば、全ての部材は図2の状態に戻る。
【0026】なお、スナップロック20は省略すること
ができ、この場合は雌型8の開型により、突出板引張り
ピン23とスクラップ除去板引張りピン24が順次引張
り力を伝達して、突出し板15とスクラップ除去板6を
ほぼ同時に移動させて製品aとスクラップSの払い出し
が行なわれる。
【0027】次に図5,6に本発明の第2の実施の形態
である金型M2を示す。該金型M2において前記金型M1
と共通の部分には同一の符号を付し、詳しい説明は省略
する。金型M2が金型M1と最も相違するところは、符号
27で示す雄型と符号28で示すストリッパ板である。
【0028】雄型27は、雄型ベース27aとその中心
に嵌着したブロック27bを有し、該ブロック27b
は、頸部27cが雄型ベース27aから突出し先端に型
面27dが形成されている。
【0029】また、雄型ベース27aには、4個の段付
き穴29が設けられ、ここを通るボルト29aが頭側に
余裕を残してストリッパ板28にねじ込まれて、ストリ
ッパ板28が雄型ベース27aに接触した位置からボル
ト29aの頭側の余裕分の長さだけ離れた位置まで移動
できるように係止されている。更に、雄型ベース27a
には、主ガイドピン5を囲む段部付きのばね穴30が設
けられ、該段部とスクラップ除去板8の間に押しばね3
0aが介設されている。
【0030】この金型M2における雄型27側の成形面
は、ブロック27bの型面27dと、ストリッパ板28
における製品aの厚さに相当する内周縁の部分で形成さ
れ、該成形面と雌型8の型面21によってキャビティ2
2が形成される。
【0031】雌型8とストリッパ板28は、段付き穴3
1,32を有し、各段付き穴31,32の段部に係止さ
れるフランジ33a,33bをもつストリッパ引張りピ
ン33で遊動可能に連結されている。また、雄型ベース
27aと固定板1に段付き穴34,35が設けられ、こ
れらの穴にフランジ36aをもつスクラップ除去板引張
りピン36とフランジ37aをもつフランジ付きボルト
37aが挿入されてスクラップ除去板6を挟持してい
る。
【0032】以上の構成であるから、図5の閉型状態で
ノズルブッシュ3から樹脂をキャビティ22に注入した
のち、移動板2を移動させて開型すると、ストリッパ板
28がスナップロック20を介して引張られ、雄型27
も押しばね30aで押されて追従し、2次ランナー14
内からスクラップSが分離する。次に引張りピン36、
フランジ付きボルト37のフランジ36a,37aが段
付き穴34,35に係止されるまで雄型27が移動され
るとスクラップ除去板6も移動して1次ランナー4側か
らスクラップを引出し、雄型ベース27aは停止する。
【0033】雌型8が更に移動すると、ストリッパ板2
8は雄型ベース27aから離れて製品aをブロック27
aから分離させようとするが、分離抵抗が大きい場合は
スナップロック20が開放される。スナップロック20
が開放すると、雌型8の引張り力はストリッパ引張りピ
ン33を介してストリッパ板28に伝わり、該ストリッ
パ板28を更に移動させて製品aの払い出しを完了し、
ストリッパ板28がボルト29aで雄型ベース27aに
係止された状態又は係止に近い状態で開型工程を完了す
る。
【0034】なお、この金型M2においては、スナップ
ロック20を雌型8とストリッパ板28の間に設けてい
るが、雌型8と雄型ベース27aの間に設けてもよい
し、全く設けなくてもよい。スナップロック20が設け
てない場合は、開型時に製品aの払い出しが優先して行
なわれる。
【0035】また、金型M1,M2のいずれにおいても、
ゲートを製品の裏側のほぼ中心に設けることができ、複
数のゲートを中心のまわりに設けることもできるから、
金型内の樹脂の圧力分布が均等化され、極めて薄肉であ
っても寸法精度の高い表面が平滑な製品を作ることがで
きる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなとおり、請求項
1の手段によれば、金型におけるゲートを製品の裏面の
ほぼ中心に垂直に設けることができるから、均質で寸法
精度が高く、表面にゲートの痕跡のない光沢むらや色む
らのない製品を作ることができる効果がある。また、こ
の金型は、雄型と雌型を閉じて樹脂を注入したのち、雄
型と雌型を固定板から離れる方向に移動させると雄型が
停止し、雌型を同方向に更に移動させれば製品とスクラ
ップが払い出せるから、成型作業が簡単にでき、移動板
を一回往復駆動するだけでよいから金型の操作が簡単に
でき、また突出し部材の痕跡が表面に出ない効果があ
る。
【0037】また、請求項2の手段によれば、金型にお
けるゲートを製品の裏面のほぼ中心に垂直に設けること
ができるから、均質で寸法精度が高く、表面にゲートの
痕跡のない光沢むらや色むらのない製品を作ることがで
きる効果がある。また、この金型は、雄型と雌型を固定
板から離れる方向に移動させると、中間位置で雄型が停
止し、雌型のみを同方向に移動させれば、突出しピンが
移動して製品を裏面から突出すので突出しピンの痕跡が
製品の表面に出ない効果がある。
【0038】請求項3の手段によれば、金型におけるゲ
ートを製品の裏面のほぼ中心に垂直に設けることができ
るから、均質で寸法精度が高く、表面にゲートの痕跡の
ない光沢むらや色むらのない製品を作ることができる効
果がある。また、この金型は、雄型と雌型を固定板から
離れる方向に移動させると、中間位置で雄型が停止し、
雌型のみを同方向に移動させれば、ストリッパ板が移動
して製品の側壁裏面を押して突出するので、突出しの痕
跡が製品の表面に出ない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 製品の一例を示す斜視図
【図2】 金型が閉じた状態の断面図
【図3】 図2の金型の雄型と雌型が閉じたまま移動し
た状態の断面図
【図4】 図2の金型が全開した状態の断面図
【図5】 他の金型が閉じた状態の断面図
【図6】 図5の金型が全開した状態の断面図
【図7】 従来技術の説明図
【符号の説明】
1…固定板 2…移動板 3…ノズルブッシュ 4,14…ランナー 5…主ガイドピン 6…スク
ラップ除去板 7,27…雄型 7a,27a…雄型ベース 7
f,30a…押しばね 8…雌型 9…中心穴 10…ランナー・
スプルーブッシュ 11…突出し板収容部 15…突出し板 16
…突出しピン 19…戻しバネ 20…スナップロック 23…
突出し板引張りピン 24,36…スクラップ除去板引張りピン 27…ブロック 28…ストリッパ板 33…ス
トリッパ引張りピン S…スクラップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次ランナーを開けたノズルブッシュを
    内向きに突設した固定板と、該ノズルブッシュに嵌合す
    る中心穴及び雄型側を向くスプルー受け面をもつスクラ
    ップ除去板と、このスクラップ除去板と反対側に製品の
    裏面を形成するための型面を形成した雄型と、この雄型
    の型面に対向した製品の表面を形成するための型面をも
    ち移動板に結合した雌型とを、それぞれ接離自在に並べ
    て配置すると共に、製品の裏面に当接する突出し部材を
    設け、前記1次ランナーに連通するスプルーと2次ラン
    ナーを、前記雄型の外端面から型面に亘って設け、雌型
    の閉位置からの開き動作に伴って作用する引張り部材
    を、雌型側と突出し部材及びスクラップ除去板との間に
    設けたことを特徴とする射出成型金型。
  2. 【請求項2】 1次ランナーを開けたノズルブッシュを
    内向きに設けた固定板と、該ノズルブッシュに嵌合する
    中心穴及び雄型側を向くスプルー受け面をもつスクラッ
    プ除去板と、このスクラップ除去板に向けた面に突出し
    板収容部を設け、反対面に製品の裏面を形成するための
    型面を形成した雄型と、この型面に対向した製品の表面
    を形成するための型面をもち移動板に結合した雌型と
    を、それぞれ接離自在に並べて配置し、前記1次ランナ
    ーに連通するスプルーと2次ランナーを雄型に設け、雄
    型を通る突出しピンを固定した突出し板を、前記突出し
    板収容部に収容して周壁に設けたストッパーまで戻しバ
    ネで弾発し、雌型と突出し板の間に突出し板に作用する
    突出し板引張りピンを設け、また雌型とスクラップ除去
    板の間に、雄型の2次ランナーがランナースクラップか
    ら離脱した後にスクラップ除去板に作用するスクラップ
    除去板引張りピンを設けたことを特徴とする射出成型金
    型。
  3. 【請求項3】 1次ランナーを開けたノズルブッシュを
    内向きに設けた固定板と、該ノズルブッシュに嵌合する
    中心穴及びスプルー受け面をもつスクラップ除去板と、
    このスクラップ除去板に向けた雄型ベース及び該雄型ベ
    ースから雌型側へ突出する雄型ブロックを設けた、製品
    の裏面を形成するための雄型と、該雄型ブロックの外周
    に嵌合し且つ雄型ベースに移動可能に係止されるストリ
    ッパ板と、雄型ブロックの型面に対向した製品の表面を
    形成するための型面をもち移動板に結合した雌型とを、
    それぞれ接離自在に並べて配置し、前記1次ランナーに
    連通するスプルーと2次ランナーを雄型に設け、雌型の
    開型時にストリッパ板に係止するストリッパ引張りピン
    を該ストリッパ板と雌型の間に設け、同じく開型時にス
    クラップ除去板に係止するスクラップ除去板引張りピン
    をスクラップ除去板と雄型又は雌型の間に設けたことを
    特徴とする射出成型金型。
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