JPS6217219Y2 - - Google Patents

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JPS6217219Y2
JPS6217219Y2 JP16501982U JP16501982U JPS6217219Y2 JP S6217219 Y2 JPS6217219 Y2 JP S6217219Y2 JP 16501982 U JP16501982 U JP 16501982U JP 16501982 U JP16501982 U JP 16501982U JP S6217219 Y2 JPS6217219 Y2 JP S6217219Y2
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plate
eject pin
mold
eject
protrusion
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JP16501982U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、プラスチツク成形金型のエジエクト
装置に関する。
自動車の車体の軽量化を図るためプラスチツク
板を用いることが考えられている。プラスチツク
板を車体に取付けるため、あるいはプラスチツク
板の強度を高めるために板状母体の一面側にリブ
の如き薄肉の突起部を形成しなくてはならないこ
とがある。このように薄肉突起部を一面側に形成
したプラスチツクの板状母体は、離型の際に問題
が生じる。離型の際に薄肉突起部が壊れたり、金
型内に残つたりすることがある。
本考案は、かかる問題点を鑑み、薄肉突起部が
壊れることなくスムーズな離型ができるプラスチ
ツク成形金型のエジエクト装置を提供するもので
ある。
以下、本考案の構成を図面に示した実施例に基
づいて説明する。
第1図A,B,Cは、本考案プラスチツク成形
金型のエジエクト装置の第1実施例を、その作動
手順に従つて図示したものである。
1は可動金型、2は固定金型であり、両金型を
合体させたとき、この両金型間にプラスチツクの
板状母体成形用のキヤビテイ16が生じるように
なしている。この実施例では可動金型側に板状母
体を成形するためのキヤビテイ用の凹部3を形成
している。可動金型1は図外の油圧シリンダーに
より矢印a方向に進退して、固定金型2に対して
合体したり、分離したりできるようになされてい
る。
図中14がプラスチツクの板状母体であるが、
この板状母体14の一面側に薄肉突起部15を形
成してスムーズに離型させるためエジエクトピン
を用いる。エジエクトピンは第1エジエクトピン
5と第2エジエクトピン4とからなる。第2エジ
エクトピンは固定金型2に摺動自在に貫通してお
り、第1エジエクトピン5は第2エジエクトピン
4の間に摺動自在に嵌入されている。両金型をセ
ツトしたとき両エジエクトピンの先端はキヤビテ
イ16に臨むようにしている。つまり、第2エジ
エクトピン4の先端面4aはキヤビテイ16を形
成する固定金型2の側面と面一に合わせ、第1エ
ジエクトピン5の先端面5aはこの第2エジエク
トピンの先端面4aから形成せんとする薄肉突起
部15の高さ分後退した位置にある〔第1図A参
照〕。従つて、第2エジエクトピン4の先端部内
と第1エジエクトピン5の先端面5aとによつて
形成されるキヤビテイによつて薄肉突起部15が
形成される。
なお、図面では板状母体14の一面側に2つの
薄肉突起部15を形成するように2対のエジエク
トピンを設けているが、その数は限定するもので
なく、もつと多くの薄肉突起部を同時に形成する
ことができるように構成してもよい。
6は第1エジエクトピン5を突設しているプレ
ートで、このプレート6の後端面にシリンダー7
から突出しているロツド8の先端を連結してい
る。9は第2エジエクトピン4を突設しているプ
レートで、第2エジエクトピン4は内部に第1エ
ジエクトピン5を嵌入させて前記した第1エジエ
クトピンプレート6を摺動自在に貫通している。
前記したロツド8はプレート9を摺動自在に貫通
してプレート6の後端面に連結されている。第2
エジエクトピンプレート9の両端部にはそれぞれ
フツク10,10を互いに近づいたり離れたりす
る方向に回動自在に枢着している。それぞれのフ
ツク10,10には互いに対向する方向に突設し
た係止部11,11が形成せられ、金型をセツト
する際にフツク10,10を閉じたときには、こ
の係止部11,11で第1エジエクトピンプレー
ト6を抱持し、製品となつた板状母体14の離型
のときには、フツク10,10が開いてプレート
6を釈放することができるようになしている。こ
の両フツク10,10の先端面は内側の方向に傾
斜させた傾斜面12,12を形成している。図中
13,13は固定金型2の後端隅角部に形成した
傾斜面で、両フツク10,10の傾斜面12,1
2と対応するようになしている。
このようになる本考案の第1実施例の作動を順
を追つて説明する。
第1図Aは、金型をセツトしてキヤビテイ16
に溶融樹脂を入れた状態を示す。可動金型1と固
定金型2とを合体させるとこの両金型間にプラス
チツクの板状母体14が形成されるキヤビテイ1
6ができる。第2エジエクトピンの先端面4aは
固定金型2の側面と面一となし、第1エジエクト
ピンの先端面5aは成形せんとする薄肉突起部1
5の高さに合わせて第2エジエクトピンの先端面
4aから後退した位置にセツトする。このとき、
両フツク10,10は閉じられ、係止部11,1
1でもつてプレート6を抱持している。
第1図Bは、可動金型1が固定金型2から分離
すると共に、シリンダー7によつてプレート6を
押圧した状態を示す。プレート6を金型の方向に
押すとフツク10,10によつてプレート9もプ
レート6と一体となつて前進する。フツク10,
10が固定金型2の傾斜面13,13に当接する
までプレート6,9は共に前進する。この前進
は、第1と第2の両エジエクトピン5,4を同時
にエジエクト作動させることになり、板状母体1
4は離型せられる。この時、薄肉突起部15は上
記両エジエクトピン4,5で保持された状態で板
状母体14が離型されるため、薄肉突起部15が
固定金型2に残ることはない。
第1図Cは、第2エジエクトピン4内から薄肉
突起部15を離型させる状態を示す。第1図Bの
位置からシリンダー7によつてプレート6をさら
に前進させると、フツク10,10は共に外側に
開いて係止部11,11からプレート6を釈放す
る。釈放されたプレート6はさらに前進し、第1
エジエクトピン5によつて薄肉突起部15の端面
を押し出し、この薄肉突起部15を第2エジエク
トピン4内から容易に離型させることができる。
つまり、薄肉突起部を離型させるため、第1エジ
エクトピン5を第2エジエクトピン4と相対的に
エジエクト作動させるのである。このあと再び第
1図Aに示す状態に金型及び第1,第2のエジエ
クトピン4,5をセツトし、連続して薄肉突起部
を一面側に有するプラスチツク製品をスムーズに
製造することができる。なお、図示していない
が、両フツク10,10には旧位に復するための
スプリングを設け、金型のセツト時には両フツク
10,10の係合部11,11がプレート6に確
実に係合されるようになしている。
次に本考案プラスチツク成形金型のエジエクト
装置の第2実施例を第2図によつて説明する。
21は固定金型、22は可動金型で、23は固
定金型に形成しているキヤビテイ用の凹部であ
る。エジエクトピンは、中空状の第2エジエクト
ピン24と、この第2エジエクトピン内に摺動自
在に嵌入された第1エジエクトピン25とからな
る。第2エジエクトピン24は可動金型22に摺
動自在に貫通している。固定金型21と可動金型
22とを合体させて、この両金型間にプラスチツ
クの板状母体34を成形するキヤビテイ36を形
成するとき、この第2エジエクトピン24の先端
面24aは両金型21,22を合わせたときの可
動金型22の前面と面一に合わせ、第1エジエク
トピン25の先端面25aはこの第2エジエクト
ピンの先端面24aから形成せんとする薄肉突起
部35の高さ分後退した位置にある。従つて、第
2エジエクトピン24の先端部内と第1エジエク
トピンの先端面25aとによつて形成されるキヤ
ビテイによつて薄肉突起部35が形成される。
37は機枠で、可動金型22はこの機枠から延
設している軸杆38,38によつて前後に移動で
きるようになされている。図示していないが、軸
杆38,38は油圧シリンダー等によつて前後に
移動される。29は第2エジエクトピン24を突
設しているプレートで、このプレート29の両端
部を前記した軸杆38,38に摺動自在に貫通さ
せている。このプレート29は可動金型22と機
枠37との間に配置している。
26は第1エジエクトピン25を突設している
プレートである。このプレート26は機枠37内
に配置し、プレート26の両端部を機枠37内に
平行に架設している案内杆39,39に摺動自在
に貫通させている。プレート26から前方に突設
している第1エジエクトピン25は機枠37の前
部及び前記したプレート29を摺動自在に貫通し
て第2エジエクトピン24内に嵌入している。4
0,40はプレート26の前方への動きを規制す
るストツパーである。
41は両端部を前記した案内杆39,39に摺
動自在に貫通させた押板である。この押板41は
第1エジエクトピンプレート26と機枠37の後
部との間に配置し、押板41の背面にシリンダー
27から延出しているロツド28の先端を連結し
ている。従つて、この押板でシリンダーの押圧力
をプレート26に伝えることができる。
このようになる本考案の第2実施例の作動を順
を追つて説明する。
第2図Aは、固定金型21に可動金型22を合
体させると共に、第2エジエクトピン24及び第
1エジエクトピン25とからなるエジエクトピン
を所定の位置にセツトしてキヤビテイ36を形成
し、このキヤビテイに溶融樹脂を入れた状態を示
す。
第2図Bは、可動金型22を後退させてプラス
チツクの板状母体34を離型させた状態を示す。
可動金型22の後退は軸杆38,38によつて行
われる。この可動金型の後退に従動して第1及び
第2のエジエクトピン25,24も同時に後退し
てエジエクト作動する。第2エジエクトピン24
のプレート29は機枠37に、第1エジエクトピ
ン25のプレート26は押板41に当接してそれ
ぞれストツプするが、さらに可動金型22を後退
させると薄肉突起部35は両エジエクトピン2
4,25で保持されたまま、板状母体34が両金
型から離型される。
第2図Cは、シリンダー27を駆動させてプレ
ート26を前進させる状態を示す。プレート26
が前進すると、第1エジエクトピン25にて薄肉
突起部35が第2エジエクトピン24の先端部内
から押し出される。つまり、第1エジエクトピン
25を第2エジエクトピン24と相対的にエジエ
クト作動させるのである。このあと再び第2図A
に示す状態に金型及び第1,第2のエジエクトピ
ン24,25をセツトすると、連続して薄肉突起
部35を一面側に有するプラスチツク製品をスム
ーズに製造することができる。
以上のように、本考案によれば、板状母体の一
面側に薄肉の突起部を有するプラスチツク製品を
一対の開閉可能な金型で成型し、該突起部用キヤ
ビテイを有する一方の金型にエジエクトピンを備
え、型開き後にこのエジエクトピンにより製品を
離型するものにおいて、該エジエクトピンが製品
の突起部の端面を形成する第1エジエクトピン
と、該突起部の側面および板状母体の一部分を形
成する第2エジエクトピンとで構成され、板状母
体を離型させるために第1と第2の両エジエクト
ピンを同時にエジエクト作動させることができる
ようになす一方、突起部を離型させるために第1
エジエクトピンを第2エジエクトピンと相対的に
エジエクト作動させることができるようになして
いるため、薄肉突起部が壊れたり、金型内に残つ
たりすることなく、薄肉突起部を一面側に有する
プラスチツク製品をスムーズに連続的に製造する
ことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図A,
B,Cは第1実施例の作動を順を追つて示した断
面図、第2図A,B,Cは第2実施例の作動を順
を追つて示した断面図である。 1,22……可動金型、2,21……固定金
型、3,23……凹部、4,24……第2エジエ
クトピン、4a,24a……先端面、5,25…
…第1エジエクトピン、5a,25a……先端
面、6,9,26,29……プレート、7,27
……シリンダー、8,28……ロツド、10……
フツク、11……係止部、12,13……傾斜
面、14,34……プラスチツクの板状母体、1
5,35……薄肉突起部、16,36……キヤビ
テイ、37……機枠、38……軸杆、39……案
内杆、40……ストツパー、41……押板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板状母体の一面側に薄肉の突起部を有するプラ
    スチツク製品を一対の開閉可能な金型で成形し、
    該突起部用キヤビテイを有する一方の金型にエジ
    エクトピンを備え、型開き後にこのエジエクトピ
    ンにより製品を離型するものにおいて、該エジエ
    クトピンが製品の突起部の端面を形成する第1エ
    ジエクトピンと、該突起部の側面および板状母体
    の一部分を形成する第2エジエクトピンとで構成
    され、第1と第2の両エジエクトピンを同時にエ
    ジエクト作動させて板状母体を離型させる一方、
    第1エジエクトピンを第2エジエクトピンと相対
    的にエジエクト作動させてさらに突起部を離型さ
    せる機構を備えたことを特徴とするプラスチツク
    成形金型のエジエクト装置。
JP16501982U 1982-10-30 1982-10-30 プラスチツク成形金型のエジエクト装置 Granted JPS5968914U (ja)

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JP16501982U JPS5968914U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 プラスチツク成形金型のエジエクト装置

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JP16501982U JPS5968914U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 プラスチツク成形金型のエジエクト装置

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Publication Number Publication Date
JPS5968914U JPS5968914U (ja) 1984-05-10
JPS6217219Y2 true JPS6217219Y2 (ja) 1987-05-01

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ID=30361628

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16501982U Granted JPS5968914U (ja) 1982-10-30 1982-10-30 プラスチツク成形金型のエジエクト装置

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