JPH1057118A - スライドファスナー用スライダーの胴体成形方法及びその成形金型 - Google Patents

スライドファスナー用スライダーの胴体成形方法及びその成形金型

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JPH1057118A
JPH1057118A JP8218520A JP21852096A JPH1057118A JP H1057118 A JPH1057118 A JP H1057118A JP 8218520 A JP8218520 A JP 8218520A JP 21852096 A JP21852096 A JP 21852096A JP H1057118 A JPH1057118 A JP H1057118A
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JP
Japan
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mold
molding
movable
slider
slider body
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Application number
JP8218520A
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English (en)
Inventor
Hideo Takahata
秀男 高畠
Tsutomu Tomita
勉 富田
Saburou Yukisawa
三郎 行沢
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/42Making by processes not fully provided for in one other class, e.g. B21D53/50, B21F45/18, B22D17/16, B29D5/00
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/44Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles
    • B29C33/442Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor with means for, or specially constructed to facilitate, the removal of articles, e.g. of undercut articles with mechanical ejector or drive means therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2005/00Elements of slide fasteners

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Slide Fasteners (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スライドファスナー用スライダーの胴体を、
容易に且つ精度よく製造する方法及びその成形用金型を
提供する。 【解決手段】 固定型2 には、スライダー胴体の上翼片
を除く外郭形状後部が刻設されると共に、エレメント案
内溝後口側成形用の中子5 が固設され、可動型3 には、
同スライダー胴体の上翼片を除く外郭形状前部が刻設さ
れると共に、エレメント案内溝肩口側成形用の中子が固
設され、摺動型4 には、スライダー胴体へ引手を取り付
けるための突出部を形成するための溝10及びスライダー
胴体上翼片の外郭形状が刻設されている。これらの各型
を密接することにより、スライドファスナー胴体の輪郭
を有した成形キャビティ9 が形成され、この成形キャビ
ティ9 内に湯道11、湯口12を通して溶湯が充填され、成
形材料が固化した後、可動型3 ,摺動型4 の左方移動、
摺動型4 の上方摺動に連動してエジェクトピン7 が突出
して、成形品を落下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライドファスナ
ー用スライダーの胴体成形方法とその成形金型に関し、
特にスライドファスナー用スライダーの胴体の製造が容
易であり、また製造されたスライダー胴体のエレメント
案内溝の口径内部の寸法精度に優れ、さらには成形時の
成形材料の離型性が良好なスライドファスナー用スライ
ダーの胴体成形方法とその成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】スライドファスナー用スライダーの胴体
をダイカストや射出成形により製造するには、例えば実
公昭34−4626号公報、特公平6−61288号公
報、特開平7−213311号公報等に開示されている
ように、従来は固定型、可動型、各種中子等を適宜組み
合わせてスライダー胴体成形用のキャビティを形成し、
このキャビティ内にスライダー胴体成形材料の溶湯を注
入充填した後、同成形材料を固化して、その後可動金型
等を退避させてから成形されたスライダー胴体を取り出
す方法がとられている。前記中子は固定型及び又は可動
型に固設され、或いは摺動可能に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、このような
従来公知の方法にあっては、スライダー胴体にエレメン
ト案内溝や引手取付用突出部が存在しているため、複雑
な動きや形状を有する金型或いは中子を用いる必要があ
ったり、成形の際にスライダー胴体のエレメント案内溝
を形成する中子の摩耗、焼付等によるエレメント案内溝
内部の寸法精度を低下させる等の問題が生じ、或いはエ
レメント案内溝を形成する金型、中子への離型剤の塗布
や付着性に問題が生じ、胴体成形材料の離型が十分に行
いがたい等の問題があった。
【0004】更に、スライダー胴体の形態によっては複
数の中子や摺動型を2軸以上の方向にそれぞれ摺動させ
る必要性が生じ、そのため固定型及び可動型からなる成
形金型の有効容積を最大限に活用することができないこ
とが多い。
【0005】本発明は、上記のごとき従来の問題点のな
いスライドファスナー用スライダーの胴体成形方法とそ
の成形金型を提供することを目的とするものであり、更
に具体的には、スライダー胴体成形キャビティ形成のた
めの金型の製造が簡単で、金型の単純な動作により成形
品の良好な型抜きを行うことができると共に、スライダ
ー胴体のエレメント案内溝内部の寸法精度を向上させ、
型抜きにあたり成形材料の離型性に優れたスライドファ
スナー用スライダー胴体の成形方法と有効容積を最大限
に活用し得る成形金型を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、本発明の
対面する上下翼片を有し、各翼片の一端を連結柱により
連結して翼片間にエレメント案内溝が形成され、上翼片
の上面に引手取付け用の突出部を有してなるスライドフ
ァスナー用スライダーの胴体成形方法であって、可動型
を固定型に密接させて、可動型と固定型との間にスライ
ダー胴体の外郭形状の一部と内郭形状とを成形するため
のキャビティの一部を形成すること、摺動型を可動型の
移動方向と直交する方向へ移動させて可動型と固定型と
の嵌合面に密嵌させ、引手取付け用の突出部と前記上翼
片の上面形状を成形するためのキャビティの一部を形成
すること、各型により形成されたスライダー胴体成形キ
ャビティに成形材料を充填させること、成形品が可動型
側に保持された状態で可動型と摺動型を固定型から離脱
させること、摺動型を可動型の移動方向と直交する方向
に移動させて、可動型及び成形品から離脱させること、
及び可動型に保持されている成形品を可動型から脱落さ
せることを含んでなることを特徴とするスライドファス
ナー用スライダーの胴体成形方法により達成される。そ
して、前記可動型からの成形品の離脱はエジェクトピン
によりなされることが望ましい。
【0007】かかる方法は、以下の構成を備えた本発明
の成形金型を採用することにより実施が可能である。即
ち、前記成形金型は、対面する上下翼片を有し、両翼片
の一端を連結柱により連結して翼片間にエレメント案内
溝が形成され、前記上翼片の外郭面に引手取り付け用の
突出部を有してなるスライドファスナー用スライダーの
胴体成形金型であって、スライダー胴体の上翼片を除く
外郭形状の前後いずれか一方が刻設されると共に、前記
エレメント案内溝成形用の一方の中子を有してなる固定
型と、前記上翼片を除く外郭形状の他方が刻設されると
共に、エレメント案内溝成形用の他方の中子を有し、固
定型に対し接離方向に移動可能な可動型と、前記突出部
及び上翼片の外郭形状が刻設され、前記可動型及び固定
型の嵌合面に密嵌すると共に、可動型の移動方向と直交
する方向に進退可能とされてなる摺動型とを備えてなる
ことを特徴としている。
【0008】上記するごとく、本発明で用いられる固定
型、可動型には、各々スライダー胴体の外郭形状の前部
或いは後部のいずれか一方を刻設し、両金型によりスラ
イダー胴体の上翼片を除く外郭形状を形成するととも
に、金型が外郭形状の前或いは後部であることに応じて
対応するエレメント案内溝成形用の中子が固設されてい
ればよいのであるが、エレメント案内溝内部の寸法精度
を良好に保ち、また剥離剤の塗布、付着性の観点から、
前記固定型はスライダー胴体の上翼片を除く外郭形状後
部が刻設されると共に、エレメント案内溝後口側成形用
の中子が固設され、前記可動型は同スライダー胴体の上
翼片を除く外郭形状前部が刻設されると共に、エレメン
ト案内溝肩口側成形用の中子が固設されることが好まし
い。
【0009】また、スライダー胴体成形キャビティに成
形材料の溶湯を導入するため、前記固定型はパーティン
グ面に開口する湯道を有し、前記可動型はパーティング
面に前記湯道の開口と対面して開口し、スライダー胴体
成形キャビティと連通する湯口を有している。前記湯口
の成形キャビティへの連通路は、好適には可動型のパー
ティング面に形成された開口と固定型のパーティング面
とにより形成されるが、湯道の開口から成形キャビティ
までの連通路の形状は、直線状でも、途中で屈曲されて
いてもよい。また、スライダー胴体成形キャビティへの
注湯はゲートを介して行われるが、このゲートを設ける
位置はスライダー胴体の連結柱成形部における下翼片の
下面部或いは同下面部の近傍であることが好ましく、ま
たゲートの形状はポイント状或いはスリット状のいずれ
でもよい。
【0010】一方、可動型には、スライダー胴体の連結
柱成形部位に出入自在なエジェクトピンが設けられてお
り、このエジェクトピンの作動により上記連結柱が押圧
され、成形品を可動型から押し出して金型から脱落させ
る。さらに、上記摺動型の摺動方向は、可動型と固定型
のパーティング面に沿った方向であればよく、摺動型
は、通常、可動型に対して上下方向或いは前後方向(水
平方向)のいずれかとされる。摺動型の摺動方向が上下
方向か或いは前後方向かにより、スライダー胴体キャビ
ティの向きは、90°回転したものとなる。
【0011】本発明では、上記のごとき固定型、可動
型、摺動型の三種類の金型を用い、特に摺動型に引手取
付け用の突出部の外郭形状と上翼片の外郭形状とを刻設
し、摺動型を可動型に摺動可能に支持させ、可動型と固
定型の型割れ方向と直交する方向に進退自在に構成した
ことにより、スライダー胴体が引手取付け用の突出部を
有するにもかかわらず、単純な動作でスムースな型抜け
を達成することができ、また金型の作成も簡単であるう
えに、中子への離型剤の塗布も容易となり、スライダー
胴体成形材料の金型への付着が防止される。一方、固定
型に、スライダー胴体後部の外郭形状を刻設すると共に
エレメント案内溝後口側成形用の中子を固設した場合に
は、エレメント案内溝内部の寸法精度が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図示実施例を参照しながら、更に具体的に説明する。な
お、本発明は、これらの実施例に限定されるものではな
い。図1〜図6は、本発明の代表的な実施例を示してい
る。
【0013】図1は、本発明に係るスライドファスナー
用スライダーの胴体成形方法の第1工程における金型の
配置を示す縦断面図である。本発明のスライダー胴体を
成形するための金型1は、固定型2、可動型3及び同可
動型3に摺動可能に支持された摺動型4から構成されて
いる。前記固定型2には、スライダー胴体の上翼片を除
く後部の外郭形状及び前記摺動型4の一部摺動部が刻設
されると共に、エレメント案内溝後口側成形用の中子5
が固設され、前記可動型3にはスライダー胴体の上翼片
を除く前部側の外郭形状及び前記摺動型4の他部摺動部
が刻設されると共に、エレメント案内溝肩口側成形用の
中子6が固設されている。
【0014】一方、上記摺動型4にはスライダー胴体に
引手を取り付けるための突出部を成形する2本の平行な
型溝10及びスライダー胴体上翼片の外郭形状が刻設さ
れている。そして、これらの金型2,3,4を密接させ
ることにより、スライドファスナー胴体の輪郭を有した
成形キャビティ9が形成される。前記摺動型4は、固定
型2と可動型3の型開閉方向に直交する方向(図1では
上下方向)に進退可能とされている。一方、固定型2に
は、スライダー胴体成形キャビティ内に亜鉛合金等から
なる成形材料の溶湯を導入するための湯道11が形成さ
れており、固定型のパーティング面8に開口している。
また、可動型3には、前記湯道11の開口と対向し、可
動型3のパーティング面に開口する湯口12が形成され
ており、同湯口12は直上にあるスライダー胴体成形キ
ャビティ9の連結柱成形部の下部付近に連通しており、
固定型2と可動型3が密接状態にあるとき前記湯道11
と連通する。さらに、可動型3には連結柱成形部の前部
から可動型と固定型の型開閉方向に出入自在なエジェク
トピン7が設けられている。
【0015】図2は、図1に示すスライダー胴体成形金
型1のI−I線矢視断面図である。固定型2及び可動型
3の双方には、既述したようにスライダー胴体のエレメ
ント案内溝及び連結柱の一部キャビティを成形するため
の中子5、6が固設されている。固定型2の中子5はエ
レメント案内溝の後口側の形状を有し、可動型3の中子
6はエレメント案内溝の肩口側の形状を有している。そ
して、固定型2にはスライダー胴体の後部側の外郭形状
が、可動型3にはスライダー胴体の前部側の外郭形状が
刻設されている。なお、図2に示されている成形キャビ
ティ9の部分は、スライダー胴体の連結柱成形部とフラ
ンジ成形部である。
【0016】図3は、スライダー胴体成形キャビティ9
内に、スライダー胴体成形材料が充填された状態を示し
たものである。この工程では、前工程において形成され
たスライダー胴体成形キャビティ9内に、スライダー胴
体20の成形材料が湯道11から湯口12を通って充填
される。湯口12は、スライダー胴体成形キャビティ9
における下翼片成形部の連結柱下方側にあたる部分に連
通され、スライダー胴体の成形材料を下翼片の後部側に
送り込むとともに、連結柱成形部を通って上翼片、突出
部の各成形部へと送り込まれる。
【0017】図4は、固定型2と可動型3が移動して型
開きした状態を示している。この工程では、前工程にお
いてスライダー胴体成形キャビティ9内に充填された成
形材料が固化した後、可動型3が摺動型4とともに矢印
A方向に移動する。スライダー胴体成形キャビティ9で
成形された成形品(スライダー胴体)20は、可動型3
が矢印A方向へ移動し、固定型2から離れたのちにも、
可動型3と摺動型4とは未だ密接状態にあって、摺動型
4の型溝10に成形品20の突出部25が嵌着している
ため、可動型3に保持された状態で移送される。
【0018】図5は、エジェクトピン7により可動型か
ら成形品20を突き出している状態を示している。この
工程では、可動型3の移動終了後に、摺動型4を矢印B
方向へ移動させ、摺動型4の型溝10から成形品20の
突出部25を離型させると共に、摺動型3の動きに対応
させてエジェクトピン7を作動させ、エジェクトピン7
を可動型から突出させる。そのため、エジェクトピン7
が成形品20の連結柱24を図面左方向の前面から押出
し、可動型3の中子6をエレメント案内溝内より抜け出
させるようにして成形品20を可動型3から脱落させ
る。 図6は、上記各工程を経て製造される成形品20
の正面図である。成形品20はスライダー胴体にランナ
ー26が一体に結合した状態にあるもので、ランナーと
スライダー胴体の連結部分は互いに分離し易いようにゲ
ート部において細くくびれており、ランナーは後工程で
切除される。
【0019】図7及び図8は、本発明に係るスライドフ
ァスナー用スライダーの胴体成形金型の他の実施例を示
す。上記実施例では、摺動型4が、固定型2及び可動型
3の配置に対して上下方向に摺動するものであったが、
本実施例では前後方向(水平方向)に摺動するように構
成されている。これによりスライダー胴体40は、直立
姿勢ではなく横倒しの姿勢で成形される。即ち、図7に
金型31の縦断面図で示すように、固定型32、可動型
33はパーティング面38を介して密接され、摺動型3
4は、図8(図7のII−II線矢視断面図)に示すよう
に、固定型32、可動型33に対し水平方向から密嵌さ
れて、スライダー胴体40が横倒しとされた状態で成形
されるような成形キャビティ39を形成する。
【0020】スライダー胴体成形材料は、湯道41、湯
口42を通してスライダー胴体キャビティ39内に最終
的には水平方向から充填される。この実施例にあって
は、前記湯道41が固定型32に水平に形成され、同湯
道に連通する湯口42は可動型のパーティング目片に沿
って形成され、上記成形キャビティ39の連結柱成形部
の下翼片成形部側にゲートを介して連通している。
【0021】図9及び図10は、それぞれ摺動型の型溝
形状の変形例を示すものである。図9及び図10に示す
成形品であるスライダー胴体70,80は、突出部7
5,85に引手をスライダー胴体70,80に組み付け
るためにカバーを取り付けるタイプである。図9はカバ
ーをスライダー胴体70に加締めて取り付けるための突
出部75を設けた自由スライダー胴体を成形するときの
金型形状を示している。また、図10は、摺動型64に
カバーを取り付けるための突出部85を成形する型溝6
4aに加え、上翼片に停止爪用孔86を形成するための
突起64bが形成された自動停止装置付スライダー胴体
用の成形金型を示している。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
スライドファスナー用スライダーの胴体の成形におい
て、金型の単純な動作でスムースな離型を達成すること
ができ、また構造が簡単なため金型の作成も容易である
うえに、中子への剥離剤の塗布も確実となり、スライダ
ー胴体成形材料の金型への付着が防止できるという効果
がある。また、固定型に、スライダー胴体後部の外郭形
状を刻設すると共にエレメント案内溝後口側成形用の中
子を固設する場合には、エレメント案内溝内部の寸法精
度を向上させることができる。そして、前述のように離
型性が改善されるため、金型に亜鉛等のスライダー胴体
成形材料の付着が少なくなり、金型洗浄作業の軽減が図
れるという付随的効果も期待でき、連結柱の背面側下部
から連結柱を通して上翼片部に注湯がなされることによ
り、スムースな成形材料の充填が行え、停止爪孔部を形
成する場合にも、同爪孔部の裏側に湯がスムースに回
り、肌の良好な製品が得られるという更なる効果も期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例におけるスライドファ
スナー用スライダー胴体成形金型の型閉時の状態を示す
縦断面図である。
【図2】図1における矢視断面図である。
【図3】前記金型の成形キャビティに成形材料を充填し
た状態を示す縦断面図である。
【図4】同金型の型開時の状態を示す縦断面図である。
【図5】成形品の突出時の状態を示す縦断面図である。
【図6】可動型から突き出された成形品の正面図であ
る。
【図7】本発明の代表的な実施例におけるスライドファ
スナー用スライダー胴体成形金型の型閉時の状態を示す
縦断面図である。
【図8】図7におけるII−II線の矢視断面図である。
【図9】引手を取り付けるためのスライダー胴体上翼片
突起部の成形部の一変形例を示す金型の縦断面図であ
る。
【図10】同突起部成形部の他の変形例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1,31 スライダー胴体成形金型 2,32,52,62 固定型 3,33,53,63 可動型 4,34,54,64 摺動型 5,35,55 固定型中子 6,36 可動型中子 7,37 エジェクトピン 8,38 パーティング面 9,39,59,69 成形キャビティ 10,40 型溝 11,41 湯道 12,42 湯口 20,40,70,80 成形品(スライダー胴体) 21 上翼片 22 フランジ 23 下翼片 24 連結柱 25,75,85 引手取り付け用突出部 26 ランナー 27 エレメント案内溝 86 停止爪用孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対面する上下翼片を有し、各翼片の一端
    を連結柱により連結して翼片間にエレメント案内溝が形
    成され、上翼片の上面に引手取付け用の突出部を有して
    なるスライドファスナー用スライダーの胴体成形方法で
    あって、 可動型(3,33,53,63)を固定型(2,32,52,62)に密接させ
    て、可動型(3,33,53,63)と固定型(2,32,52,62)との間に
    スライダー胴体の外郭形状の一部と内郭形状とを成形す
    るためのキャビティ(9,39,59,69)の一部を形成するこ
    と、 摺動型(4,34,54,64)を可動型(3,33,53,63)の移動方向と
    直交する方向へ移動させて可動型(3,33,53,63)と固定型
    (2,32,52,62)との嵌合面に密嵌させ、引手取付用の突出
    部と前記上翼片の上面形状を成形するためのキャビティ
    (9,39,59,69)の一部を形成すること、 各型により形成されたスライダー胴体成形キャビティ
    (9,39,59,69)に成形材料を充填させること、 成形品(20,40,70,80) が可動型側に保持された状態で可
    動型(3,33,53,63)と摺動型(4,34,54,64)を固定型(2,32,
    52,62)から離脱させること、 摺動型(4,34,54,64)を可動型(3,33,53,63)の移動方向と
    直交する方向に移動させて、可動型(3,33,53,63)及び成
    形品(20,40,70,80) から離脱させること、及び可動型
    (3,33,53,63)に保持されている成形品(20,40,70,80) を
    可動型(3,33,53,63)から脱落させること、を含んでなる
    ことを特徴とするスライドファスナー用スライダーの胴
    体成形方法。
  2. 【請求項2】 前記可動型(3,33,53,63)からの成形品(2
    0,40,70,80) の離脱をエジェクトピン(7,37,57,67)によ
    りなす請求項1記載の胴体成形方法。
  3. 【請求項3】 対面する上下翼片を有し、両翼片の一端
    を連結柱により連結して翼片間にエレメント案内溝が形
    成され、前記上翼片の外郭面に引手取り付け用の突出部
    を有してなるスライドファスナー用スライダーの胴体成
    形金型(1) であって、 スライダー胴体の上翼片を除く外郭形状の前後いずれか
    一方が刻設されると共に、前記エレメント案内溝成形用
    の一方の中子(5,35,55,65)を有してなる固定型(2,32,5
    2,62)と、 前記上翼片を除く外郭形状の他方が刻設されると共に、
    エレメント案内溝成形用の他方の中子(6,36,56,66)を有
    し、固定型(2,32,52,62)に対し接離方向に移動可能な可
    動型(3,33,53,63)と、 前記突出部及び上翼片の外郭形状が刻設され、前記可動
    型(3,33,53,63)及び固定型(2,32,52,62)の嵌合面に密嵌
    すると共に、可動型(3,33,53,63)の移動方向と直交する
    方向に進退可能とされてなる摺動型(4,34,54,64)と、を
    備えてなることを特徴とするスライドファスナー用スラ
    イダーの胴体成形金型。
  4. 【請求項4】 前記固定型(2,32,52,62)はスライダー胴
    体の上翼片を除く外郭形状後部が刻設されると共に、エ
    レメント案内溝後口側成形用の中子(5,35,55,65)が固設
    され、前記可動型(3,33,53,63)は同スライダー胴体の上
    翼片を除く外郭形状前部が刻設されると共に、エレメン
    ト案内溝肩口側成形用の中子(6,36,56,66)が固設されて
    なる請求項3記載の胴体成形金型。
  5. 【請求項5】 前記固定型(2,32,52,62)はパーティング
    面に開口する湯道を有し、前記可動型(3,33,53,63)はパ
    ーティング面に前記湯道の開口と対面して開口し、スラ
    イダー胴体成形キャビティ(9,39,59,69)と連通する湯口
    (12,42) を有してなる請求項3又は4記載の胴体成形金
    型。
  6. 【請求項6】 前記可動型はスライダー胴体の連結柱成
    形部位に出入自在なエジェクトピン(7,37,57,67)を有し
    てなる請求項3〜5のいずれかに記載の胴体成形金型。
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