JP3769049B2 - 転圧機械の噴霧装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は転圧機械の転圧輪等に液体を噴射する噴霧装置に係り、特に、噴霧開始時及び噴霧停止時に液体の垂れを防止し得ると共に、ノズルからの噴射状態を確認しつつ噴射量の調整が可能な転圧機械の噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
道路等をアスファルト舗装する際に、転圧機械のタイヤまたは鉄輪で舗装面の転圧を行うと加熱アスファルト混合物(以下、アスファルトという)が転圧輪の転圧面に付着し、そのまま転圧を続けるとその付着物が舗装品質に悪影響を及ぼす。そこで、通常、転圧機械に噴霧装置を取り付けて、水や油脂類あるいは特殊の付着防止剤等(以下、単に液体という)をその噴霧装置で転圧輪に吹きつけてアスファルトの付着を防止している。
【0003】
従来の転圧機械の噴霧装置としては、例えば実開平5−12324号公報に開示されているようなものが知られている。このものは、図6に示すように、転圧機械にポンプ2を搭載し、その吐出側送液管4の端部に転圧輪TR に対して液体を噴射するノズル5と逆止弁9とが取り付けてあり、その送液管4から分岐してタンク1に戻る圧抜き管10の途中に通電閉型の二方向切換電磁弁11が挿入されている。スイッチ8を入れると、ポンプ2の駆動モータ3及び電磁弁11に通電されてポンプ2が始動すると共に電磁弁11が閉じ、送液管4にタンク1内の液体が充満する。送液管4の圧力が所定圧力に上昇したときに逆止弁9が押し開けられて送液管4が導通しノズル5から液体が噴射され噴霧が開始される。一方、スイッチ8を切ると、ポンプ2が停止すると同時に、切換弁11が開いて圧抜き管10が導通し、送液管4内の液体はタンク1へ排出されて圧力が急速に低下する。これにより、逆止弁9がばねの力で戻り送液管4の導通を遮断する。逆止弁9は、送液管4内の急速な圧力変化に即応して瞬時に開閉することによりノズル5の先端からの液体の“前だれ”や“後だれ”等の液垂れを防止する。
【0004】
図7に示すものは、上記の二方向切換電磁弁11の代わりに手動弁15を用いて、ポンプ2とノズル5との間の回路からタンク1に戻る流量を調整するものであり、その絞り加減でノズル5からの噴霧流量を調整するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の転圧機械の噴霧装置にあっては、例えば図6の場合は、ポンプ2の起動と同時に瞬時に電磁弁11が自動的に閉じて、直ちに送液管4内の圧力が高められるし、またポンプ2の停止と同時に瞬時に電磁弁11が自動的に開いて、直ちに送液管4内の圧力が低下するので、ノズル5を開閉する逆止弁9の応答が良好で液垂れが生じない。しかしながら、電磁弁11は全開・全閉のみであるから、ノズル5の噴霧量を任意に調整するということはできないという問題点がある。
【0006】
一方、図7の場合は、手動弁15の絞り加減を調整してノズル5からの液体噴射量を調整することができるが、しかしながらその開閉が手動で行われるので、ポンプ2の始動・停止に応じて瞬時に送液管4内の圧力を変化させることはできず、したがって逆止弁9の応答は切れが悪くなり液垂れを完全に防止することが難しいという問題点がある。
【0007】
また、ノズル5の噴霧量を調整する手動弁15は、配管長を短くしてできる限りポンプ2に近くノズル上流側に取り付けてあり、ノズル5から離れている。そのため、手動弁15による流量調整操作をする場合には、ノズル5の噴霧圧力が一定になる迄にタイムラグを生じてスイッチ操作後からノズル噴霧開始までの応答性が良くないという問題点がある。
【0008】
更に、作業員は、直接にノズル5の噴射状態を目視で観察しながら手動弁15で噴霧量を調整操作することが困難で操作性が良くないという問題点もある。
また、図6,図7のいずれの場合も、送液管4を経てノズル5に送られた液体は、ノズルが閉じている間は管路に停滞しているため液中の固形不純物が沈積し易く、逆止弁の弁座やノズル5の先端の噴出孔に付着して回路閉塞が頻繁に生じるという問題点がある。
【0009】
そこで、本発明は、このような従来の転圧機械の噴霧装置の問題点に着目してなされたものであり、応答性が良く、ノズルからの噴射状態を確認しながら調整可能で、且つノズル近傍での滞留による回路閉塞が起こりにくい転圧機械の噴霧装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明は、液体タンクから液体を供給するポンプと、一端が前記ポンプの吐出側に接続する単一の流路をなす送液管と、該送液管の単一の流路途中に複数配設されて転圧機械の転圧輪に対して液体を噴霧するノズルと、前記送液管の単一の流路に配設されて前記送液管内の液体の流量を調整する単体の流量調整弁と、一端が前記送液管の他端側に接続し、他端が前記液体タンクに接続する戻し配管と、を備え、
噴霧中、液体の一部を、前記送液管と前記戻し配管とからなる一本の流路を経由して前記液体タンクへ還流可能に構成し、
前記流量調整弁として三方向切換弁を用いてそのうちの一方向をドレン抜きとしたことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明は、液体タンクから液体を供給するポンプと、一端が前記ポンプの吐出側に接続する単一の流路をなす送液管と、該送液管の単一の流路途中に複数配設されて転圧機械の転圧輪に対して液体を噴霧するノズルと、前記送液管の単一の流路に配設されて前記送液管内の液体の流量を調整する単体の流量調整弁と、一端が前記送液管の他端側に接続し、他端が前記液体タンクに接続する戻し配管と、を備え、噴霧中、液体の一部を、前記送液管と前記戻し配管とからなる一本の流路を経由して前記液体タンクへ還流可能に構成し、前記ノズルよりも上流の前記送液管の流路途中において、前記ポンプの始動時においては、前記ポンプと前記ノズルの上流寄りとを連通させ、前記ポンプの停止時においては、前記ノズルの上流寄りと前記戻し配管の流路途中とを連通させる方向切換電磁弁を配設したことを特徴とするものである。
【0012】
また、前記送液管内の圧力が所定の圧力に上昇したときにこの送液管内の液体をノズルの噴霧口に導通させる逆止弁が、前記ノズルと送液管との間に取り付けられているものとすることができる。
【0013】
また、前記送液管内の圧力が所定の圧力に上昇したときにこの送液管内の液体をノズルの噴霧口に導通させる逆止弁とフィルタとが、前記ノズルと送液管との間に取り付けられているものとすることができる。
【0014】
【作用】
本発明によれば、ノズルの噴霧量を調整する流量調整弁を送液管に取付けたノズルの下流に配し、流量制御を行う。この方式によりノズルに極めて接近した位置で流量調整を行うことが可能となり、作業員はノズルの噴霧量(噴霧状態)を直接に目で確認しつつ流量制御を行う。また、流量調整操作とノズルの噴霧量変化との間のタイムラグが少なく流量調整の応答性が良い。
【0015】
ポンプから送液される液体を流量調整弁で調整して所定の噴霧量で噴霧中、余分の液体は戻り配管を経てタンクへ戻し、再びポンプで送り出して循環させる。このように液体を循環させることで、液中の固形不純物の沈積が除かれてクリーニングされる。
噴霧が終わり送液を停止すると、送液管やノズルに液が滞留し、固形不純物の沈積が生じ易い。その場合、流量調整弁に三方向切換弁を用いてその一つの口をドレン抜きとすると、噴霧工程中は残りの二口を利用して液体を絶えずノズルを経由して流動循環させて沈積を防ぐ。ポンプを停め、噴霧を停止したら流量調整弁の出口をドレン側に切り換えて噴霧ノズル,送液管内の残留液をドレン抜きする。これにより管内の液滞留を防ぎクリーニング効果を高める。
【0016】
また、ポンプ吐出側の送液管に方向切換電磁弁を配設し、ポンプの始動と同時に送液回路をノズル方向に切り換え、ポンプ停止と同時に送液回路をタンク戻り方向に切り換えると、噴霧開始・停止時のノズル内液圧変化の切れが極めて良くなり、ノズル先端からの液垂れが防止できる。
【0017】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1ないし図3は、この発明の一実施例を示すもので、図1は噴霧装置の基本回路図である。この実施例の噴霧装置は、前輪に鉄製の転圧輪、後輪に複数の空気タイヤからなる転圧輪を備えた転圧機械(コンバインドローラ)に設置した例であり、図2に示すように、その転圧機械Tの後輪TR に、ノズル5から液体を噴霧して転圧輪TR へのアスファルトの付着を防止するものである。
【0018】
すなわち、転圧機械Tに液体のタンク1とポンプ2を搭載し、そのポンプ吐出側に接続した送液管4の途中にスプリングリターン式の三方向切換電磁弁11を介装すると共に、その先の送液管4の端部近くに、複数の転圧輪TR と同数(図では4個)の噴射用のノズル5を接続してある。各ノズル5には、後述のように逆止弁9が一体的に取付けてある。更に、そのノズル5より下流の送液管末端、ノズル5の近接位置に、ノズル5の液体噴霧量を調整するための流量調整弁20が取り付けてある。この流量調整弁20は手動式の三方切換弁であり、レバー20aを操作して送液管4の流路をタンク1への戻し配管16に任意の開度に連通させて送液管4の流量を調整(ここにいう調整とは、液体を流すか流さないかのオン・オフ的な調整をも含む)する機能を有すると共に、送液管4の流路を戻し配管16とドレン配管17との間で自在に切り換える機能をも有している。
【0019】
なお、タンク1内の液体をストレーナ12を介してポンプ2に吸引するサクション配管13の途中に、図1に示すように手動式の三方切換弁からなるドレン抜き弁14を介装している。
また、ポンプ2と三方向切換電磁弁11とを同時にオン・オフさせる作動スイッチとして、現場作業者用の作動スイッチ7が流量調整弁20の近くに配設されており、運転席6の作動スイッチ8とのいずれによっても噴霧装置の運転ができるようにしてある。
【0020】
図3(a)ないし(d)は、本発明の噴霧装置に使用することができる各種のノズルAss’y5aを例示したものである。(a)のものはノズル5の内部にばね式逆止弁9が内蔵され一体的に着脱されるタイプ、(b)のものはノズル5の後端にばね式逆止弁9を内蔵したフィルタ21をねじ込んで一体に装着したタイプである。(c)のものは、市販の既製インライン逆止弁9のボデイ先端にノズル5をねじ込んで取り付けると共に逆止弁後端にフィルタ21をねじ込んで取り付けたタイプで、送液管4の横腹に取付け孔を開けてボス22を溶接することにより形成された装着部にねじ込みで装着される。
【0021】
(d)のものは配管継手(図示のものはクロス継手であるがティーやエルボ等でも良い)をノズルボデイに利用して、その一端部に逆止弁9,フィルタ21等を内設したうえで、ノズル5を取り付けた新タイプのものであり、そのまま送液管4に接続して組み込むことが可能である。
次に上記噴霧装置の作動を説明する。
【0022】
作業者は、舗装現場で転圧機械Tの後輪TR の傍らに位置して操作することができる。いま、現場の作動スイッチ7をオンにすると、ポンプ2の図示しない駆動モータ及び電磁弁11に通電されてポンプ2が起動すると同時に三方向切換電磁弁11が作動してノズル5へ導通状態になり、送液管4からノズル5の逆止弁9の手前まで液体が充満する。送液管4の圧力が所定圧力に上昇したときに逆止弁9が押し開けられて送液管4が導通しノズル5から後輪TR の転圧面に対し液体の噴霧が開始される。その噴霧量は、流量調整弁20のレバー操作で予め(又は最初の噴霧操作の時に)調整してある流量であり、ポンプ2から圧送される液体の余分量は流量調整弁20を介して戻し配管16を経由しタンク1へ還流される。勿論、噴霧中でも流量調整弁20を手動操作して噴霧量を自在に調整することも可能である。作業者は、実際にノズル5からの噴霧状態を近くから観察しながら流量調整弁20を操作できるから、常に適切な噴霧状態を維持することができる。
【0023】
しかも、流量調整弁20はノズル5に隣接して下流側に設置してあるから、流量調整弁20のレバー20aを操作して弁の戻し開度を調整すると、殆どタイムラグなしにノズル5の噴霧量が変化することから、流量調整の応答性および操作性が非常に良好である。
また、噴霧中、液体の一部は戻し配管16を経てタンク1とノズル5との間で循環流動しており、配管中内で滞留することがなく効果的にクリーニングが行われる。
【0024】
一方、スイッチ8を切ると、ポンプ2が停止すると同時に切換弁11が切り換えられて戻し配管16が導通となる。送液管4内の液体は、三方向切換電磁弁11及び流量調整弁20の双方から戻し配管16を経てタンク1に戻ることができるから、送液管4内に圧力溜まりが形成されることがなく、且つ送液管4内の液体は急速に排出されて圧力が急降下する。そのため、逆止弁9がばねの力で急速に戻り送液管4の導通を遮断する。このように、ノズル5の液体導通を開閉する逆止弁9が、送液管4内の急速な圧力変化に即応して瞬時に開閉するから、ノズル5の先端からの液体の“前だれ”や“後だれ”等の液垂れを効果的に防止することができる。また、液の滞留による固形物の沈着現象も防止される。
【0025】
図4,図5に他の実施例を示す。
この実施例は、転圧機械Tの前輪TF ,後輪TR にそれぞれ複数の空気タイヤを装備したタイヤローラに、本発明の噴霧装置を適用したものである。
前輪TF への噴霧回路と後輪TR への噴霧回路とはタイヤ数に応じて設けたノズル5の数が異なるのみである。その二経路を任意に選択して作業を行うことができるように、また二経路の各噴霧量および各流量に応じて適当な流量に分流するために、ポンプ2の吐出側に手動式の三方切換弁25を配設し、そのレバー25aの操作でいずれかの経路を選定して噴霧装置を稼働させるようにしてある。その他の構成、作用、効果は上記第1の実施例と同様である。
【0026】
なお、本発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、例えば二方向切換電磁弁11のタイプや流量調整弁20のタイプ等を任意に選定することも可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、転圧機械の噴霧装置におけるノズルの液体噴霧量を調整する流量調整弁をノズルの下流に配して、噴霧量調整を行うものとしたため、ノズル噴霧量の調整の応答性が良好になるという効果を奏する。また、流量調整弁の配設位置を送液管に取り付けたノズルの取付け位置近傍としたため、作業者は現場でノズルの噴霧状態を目で確認しながら調整することができ、作業性が極めて良好になるという効果を奏する。
【0028】
また、流量調整弁として三方向切換弁を用いてそのうちの一方向をドレン抜きとしたため、ノズルの目詰まりを生じ易い固形物が送液管内で沈積することを排除してクリーニングすることができ、ノズルの清掃や交換の手間を削減できるという効果を奏する。
また、送液管に方向切換電磁弁を配設してポンプの始動・停止に応じてノズルとタンク戻り配管との間で流路を急速に切り換えるものとしたため、送液圧力の変化が高速化されて逆止弁の切れが良くなり、噴霧前後の液垂れ防止性能がより向上するという効果を奏する。
【0029】
また、噴霧を開閉する逆止弁や、ノズル目詰まり防止のフィルタ等をノズルと送液管の間に取り付けることにより、ノズルのみ単独に取り外して交換したり清掃することも可能になり保守作業の能率が向上するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の噴霧装置の回路構成図である。
【図2】図1に示すものの一部を省略して示す実機配置の側面図である。
【図3】本発明に適用できる各種噴霧ノズルAss’yを例示した側面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の実機配置の側面図である。
【図5】図4に示す噴霧装置の回路構成図である。
【図6】従来の噴霧装置の回路構成図の一例である。
【図7】従来の噴霧装置の回路構成図の他の例である。
【符号の説明】
2 ポンプ
4 送液管
5 ノズル
9 逆止弁
11 向切換電磁弁
20 流量調整弁
21 フィルタ
Claims (4)
- 液体タンクから液体を供給するポンプと、一端が前記ポンプの吐出側に接続する単一の流路をなす送液管と、該送液管の単一の流路途中に複数配設されて転圧機械の転圧輪に対して液体を噴霧するノズルと、前記送液管の単一の流路に配設されて前記送液管内の液体の流量を調整する単体の流量調整弁と、一端が前記送液管の他端側に接続し、他端が前記液体タンクに接続する戻し配管と、を備え、
噴霧中、液体の一部を、前記送液管と前記戻し配管とからなる一本の流路を経由して前記液体タンクへ還流可能に構成し、
前記流量調整弁として三方向切換弁を用いてそのうちの一方向をドレン抜きとしたことを特徴とする転圧機械の噴霧装置。 - 液体タンクから液体を供給するポンプと、一端が前記ポンプの吐出側に接続する単一の流路をなす送液管と、該送液管の単一の流路途中に複数配設されて転圧機械の転圧輪に対して液体を噴霧するノズルと、前記送液管の単一の流路に配設されて前記送液管内の液体の流量を調整する単体の流量調整弁と、一端が前記送液管の他端側に接続し、他端が前記液体タンクに接続する戻し配管と、を備え、
噴霧中、液体の一部を、前記送液管と前記戻し配管とからなる一本の流路を経由して前記液体タンクへ還流可能に構成し、
前記ノズルよりも上流の前記送液管の流路途中において、前記ポンプの始動時においては、前記ポンプと前記ノズルの上流寄りとを連通させ、前記ポンプの停止時においては、前記ノズルの上流寄りと前記戻し配管の流路途中とを連通させる方向切換電磁弁を配設したことを特徴とする転圧機械の噴霧装置。 - 前記送液管内の圧力が所定の圧力に上昇したときにこの送液管内の液体をノズルの噴霧口に導通させる逆止弁が、前記ノズルと前記送液管との間に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の転圧機械の噴霧装置。
- 前記送液管内の圧力が所定の圧力に上昇したときにこの送液管内の液体をノズルの噴霧口に導通させる逆止弁とフィルタとが、前記ノズルと前記送液管との間に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の転圧機械の噴霧装置。
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