JP6846378B2 - 転圧機械 - Google Patents

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Description

本発明は転圧機械に係り、特に噴霧装置に残留する水の排水性能を向上させる技術に関する。
現在、道路舗装工事で使用されるタイヤローラは、前後輪に水やアスファルト付着防止剤等の液剤を噴霧しながら路面の締め固めを実施するために噴霧装置を備えている。
噴霧装置は、例えば水タンクから配管等を介して噴霧ノズルに水を供給し霧状にして排出することで、転圧ローラと路面とに水を噴霧することが可能である。
しかしながら、噴霧装置には、噴霧後に配管等に水が残留するという問題がある。
このように、噴霧装置に残留した水は、冬季等の気温が低いときに凍結して膨張し、配管等を破損させる虞があった。
そこで、作業後に噴霧装置内に残留する水を噴霧ノズルから排出する技術が開発されている(特許文献1)。
特開2003−239216号公報
しかしながら、噴霧ノズルから単位時間あたりに排出される水が微量であるため、上記特許文献1に開示される技術のように噴霧ノズルから噴霧装置内に残留する水をすべて排出するためには、長時間必要とするという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、噴霧装置内に残留する水を短時間で排出することができる転圧機械を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の転圧機械は、転圧機械において、前記転圧機械の前輪及び後輪に液剤を噴霧する噴霧ノズルと、前記噴霧ノズルから噴霧される液剤を貯留する液剤タンクと、前記噴霧ノズルと前記液剤タンクとを液剤を流通可能に接続する噴霧配管と、前記液剤タンクと前記噴霧配管との間で液剤を流通可能にする流通状態と前記噴霧配管を大気開放する大気開放状態とに切り替える切替弁と、前記噴霧配管に設けられ、前記噴霧ノズル側から前記液剤タンク側に向かって圧力以上の圧力が加わると開放する加圧開放部と、前記噴霧配管の前記加圧開放部より前記噴霧ノズル側に設けられ、前記所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給する加圧空気供給部と、を備え、前記加圧開放部は、前記液剤タンクに貯留される液剤が前記噴霧配管内を前記噴霧ノズルに向かって流通可能に開放しまたは閉止するとともに、前記切替弁が大気開放状態のとき、前記加圧空気供給部から前記所定圧力以上の圧力の加圧空気前記噴霧配管に供給されると、前記噴霧配管内の液剤を前記液剤タンクに向けて流通可能に開放する止水弁であることを特徴とする。
これにより、切替弁が大気開放状態のとき、噴霧配管の加圧開放部より噴霧ノズル側に設けられた加圧空気供給部が噴霧配管に所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給することで、噴霧配管内に残留する液剤を噴霧ノズル及び切替弁から一度に排出して噴霧配管内に残留する液剤を短時間に排出することが可能とされる。また、加圧開放部が液剤タンクから噴霧ノズルに液剤が流通可能に開放しまたは閉止し、液剤タンクに向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放する止水弁であることで、加圧開放部としての機能と液剤タンクから噴霧ノズルに液剤が流通することを許容しまたは妨げる機能とを止水弁ひとつで備えることが可能とされる。
その他の態様として、転圧機械において、前記転圧機械の前輪及び後輪に液剤を噴霧する噴霧ノズルと、前記噴霧ノズルから噴霧される液剤を貯留する液剤タンクと、前記噴霧ノズルと前記液剤タンクとを液剤を流通可能に接続する噴霧配管と、前記液剤タンクと前記噴霧配管との間で液剤を流通可能にする流通状態と前記噴霧配管を大気開放する大気開放状態とに切り替える切替弁と、前記液剤タンクに貯留される液剤が前記噴霧配管内を前記噴霧ノズルに向かって流通可能に開放しまたは閉止する止水弁と、前記噴霧配管に設けられ、前記噴霧ノズル側から前記液剤タンク側に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放する加圧開放部と、前記噴霧配管の前記加圧開放部より前記噴霧ノズル側に設けられ、前記所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給する加圧空気供給部と、を備え、前記加圧開放部は、前記切替弁が大気開放状態のときに前記加圧空気供給部から前記所定圧力以上の圧力の加圧空気が前記噴霧配管に供給されると、前記噴霧配管内の液剤を前記液剤タンクに向けて流通可能に開放するリリーフ弁であるのが好ましい。
これにより、切替弁が大気開放状態のとき、噴霧配管の加圧開放部より噴霧ノズル側に設けられた加圧空気供給部が噴霧配管に所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給することで、噴霧配管内に残留する液剤を噴霧ノズル及び切替弁から一度に排出して噴霧配管内に残留する液剤を短時間に排出することが可能とされる。また、加圧開放部として所定圧力以上の圧力で開放するリリーフ弁を用いることで、噴霧ノズルから液剤タンクに向かって加わる圧力を調整することが可能とされる。
その他の態様として、転圧機械において、前記転圧機械の前輪及び後輪に液剤を噴霧する噴霧ノズルと、前記噴霧ノズルから噴霧される液剤を貯留する液剤タンクと、前記噴霧ノズルと前記液剤タンクとを液剤を流通可能に接続する噴霧配管と、前記液剤タンクと前記噴霧配管との間で液剤を流通可能にする流通状態と前記噴霧配管を大気開放する大気開放状態とに切り替える切替弁と、前記液剤タンクに貯留される液剤が前記噴霧配管内を前記噴霧ノズルに向かって流通可能に開放しまたは閉止する止水弁と、前記噴霧ノズル側から前記液剤タンク側に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放する加圧開放部と、前記噴霧配管の前記止水弁より前記加圧開放部より前記噴霧ノズル側に設けられ、前記所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給する加圧空気供給部と、を備え、前記加圧空気供給部は、前記所定圧力に規定圧力を加えた圧力以上の圧力の加圧空気を供給するよう構成されており、前記加圧空気供給部から前記規定圧力の加圧空気が供給されると前記加圧空気供給部から前記噴霧配管に向かう方向にのみ開放する第1逆止弁をさらに備え、前記加圧開放部は、前記切替弁が大気開放状態のときに前記加圧空気供給部から前記所定圧力に規定圧力を加えた圧力以上の圧力の加圧空気が供給されると前記加圧空気供給部から前記液剤タンクに向かう方向にのみ開放する第2逆止弁であるのが好ましい。
これにより、切替弁が大気開放状態のとき、噴霧配管の加圧開放部より噴霧ノズル側に設けられた加圧空気供給部が噴霧配管に所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給することで、噴霧配管内に残留する液剤を噴霧ノズル及び切替弁から一度に排出して噴霧配管内に残留する液剤を短時間に排出することが可能とされる。また、第1逆止弁が加圧空気供給部から噴霧配管に向かう方向に規定圧力が加わると開放するよう設定され、第2逆止弁が加圧空気供給部から液剤タンクに向かう方向に規定圧力に所定圧力を加算した圧力以上の圧力が加わると開放するよう設定されていることで、簡単な構成にして噴霧配管内の加圧空気供給部から噴霧ノズルまでの区間及び噴霧配管内の加圧空気供給部から切替弁までの区間に残留する液剤を一度に排出することが可能とされる。
その他の態様として、前記加圧空気供給部から前記液剤タンクに向かう方向に加わる圧力を所定圧力だけ抑制する絞り弁を更に有し、前記第2逆止弁は、前記第1逆止弁と同等の逆止弁と前記絞り弁とを直列に接続してなるのが好ましい。
これにより、第1逆止弁と同等の逆止弁と絞り弁とを直列に接続して第2逆止弁を構成することで、第1逆止弁を第2逆止弁に流用することが可能とされる。
本発明の転圧機械によれば、切替弁が大気開放状態のとき、噴霧配管の加圧開放部より噴霧ノズル側に設けられた加圧空気供給部が噴霧配管に所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給するようにしたので、噴霧配管内に残留する液剤を噴霧ノズル及び切替弁から一度に排出して噴霧配管内に残留する液剤、例えば水を短時間に排出することができる。
第1実施形態に係る噴霧装置が搭載されたタイヤローラの側面図である。 噴霧停止状態における第1実施形態に係る噴霧装置の概略構成図である。 噴霧状態における第1実施形態に係る噴霧装置の概略構成図である。 排水状態における第1実施形態に係る噴霧装置の概略構成図である。 排水状態における第2実施形態に係る噴霧装置の概略構成図である。 排水状態における第3実施形態に係る噴霧装置の概略構成図である。 排水状態における第3実施形態の別実施例に係る噴霧装置の概略構成図である。
<第1実施形態>
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1を参照すると、第1実施形態に係る噴霧装置10が搭載されたタイヤローラ1の側面図が示されている。また、図2を参照すると、噴霧停止状態における第1実施形態に係る噴霧装置10の概略構成図が示されている。また更に、図3を参照すると、噴霧状態における第1実施形態に係る噴霧装置10の概略構成図が示されている。
タイヤローラ(転圧機械)1は、前部及び後部にそれぞれ前輪3及び後輪5が備えられた、凝固前のアスファルトの締固め作業を行う所謂転圧機械である。このタイヤローラ1には、水タンク(液剤タンク)7及び噴霧装置10が搭載されている。この噴霧装置10は、タイヤローラ1の車体フレーム2に配設された水タンク7内に貯留される水(液剤)を前輪3及び後輪5に霧状にして吹きかける装置であり、前輪3及び後輪5に水を噴霧することで、前輪3及び後輪5と凝固前のアスファルトとの接着性を低下させることが可能である。
噴霧装置10は、車体フレーム2の後輪5近傍に設けられたポンプ12、ポンプ12の上方に設けられた止水弁(加圧開放部)14及び噴霧ノズル16を備えており、ポンプ12が駆動し且つ止水弁14が開弁するとき、噴霧ノズル16から前輪3及び後輪5に向かって水タンク7内に貯留される水を噴霧することが可能な装置である。この噴霧装置10は、主配管(噴霧配管)20がタンク元栓(切替弁)22を介して水タンク7と接続している。
タンク元栓22は、水タンク7と主配管20とで水を流通可能にする流通状態及び水タンク7を閉止すると共に主配管20を大気開放する大気開放状態とに切り替えることが可能な弁である。主配管20は、一端がタンク元栓22に接続し、他端が噴霧ノズル16に接続する配管である。
ポンプ12は、主配管20に配設されており、駆動することで水タンク7側から噴霧ノズル16側に向かって水を流通させることが可能なインペラ式のポンプである。このポンプ12はインペラ式なので、駆動しないときに噴霧ノズル16側から水タンク7側に向かって水が流れることを阻害しない。主配管20のポンプ12より噴霧ノズル16側には、フィルタ18がタンク元栓22の上方に配設されている。このフィルタ18は、流通する水を浄化することが可能である。
止水弁14は、主配管20のフィルタ18と噴霧ノズル16との間に配設されたソレノイドバルブである。この止水弁14は、水タンク7側から噴霧ノズル16側に向かって水が主配管20内を流通可能に開放し、または閉止することができる。また、止水弁14は、閉止しているときに噴霧ノズル16側から水タンク7側に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放して水を流通可能である。
噴霧ノズル16は、ノズルが前輪3及び後輪5に臨むように配設されている。この噴霧ノズル16は、水が所定圧力以上の圧力で供給されるとノズルから水を霧状にして排出することが可能である。
このように構成された噴霧装置10は、タンク元栓22が流通状態であって、例えばオペレータが操作パネル9に配設された噴霧スイッチをON操作すると、ポンプ12が駆動すると共に止水弁14が開放される(図3、噴霧状態)。即ち、水タンク7に貯留された水は、ポンプ12が駆動することで主配管20を流通し、フィルタ18によって浄化されたあと開放されている止水弁14を通過し、噴霧ノズル16に供給されて噴霧される。
また、噴霧装置10は、タンク元栓22が流通状態であってもオペレータが操作パネル9に配設された噴霧スイッチをON操作しないと、ポンプ12が駆動せず止水弁14もまた閉止するため、散水されない(図2、噴霧停止状態)。
主配管20の止水弁14と噴霧ノズル16との間には、加圧空気供給ユニット30が設けられている。加圧空気供給ユニット30は、車体フレーム2の後部に設けられた空気タンク(加圧空気供給部)32及び止水弁14の上部に設けられた逆止弁34を備えている。
空気タンク32は、例えばタイヤローラ1が稼動しているときに付設されているエアポンプ33を駆動して空気タンク32内に空気を加圧して貯蓄することができるタンクである。また、空気タンク32は、所定圧力以上の圧力の加圧空気を主配管20の止水弁14と噴霧ノズル16との間に供給することができる。この空気タンク32は、逆止弁34を介して主配管20に設けられている。
逆止弁34は、空気タンク32から主配管20に向かって加圧空気が流通可能に開放可能である一方、主配管20から空気タンク32に向かって空気や水が流通することを閉止して妨げることが可能な弁である。この逆止弁34が設けられていることで噴霧装置10が噴霧状態のとき、加圧空気供給ユニット30は、空気タンク32に水が流通することを防ぐことができる。
図4を参照すると、排水状態における第1実施形態に係る噴霧装置10の概略構成図が示されている。
例えばオペレータがタンク元栓22を大気開放状態にし、操作パネル9に配設された排水スイッチをON操作すると、噴霧装置10は排水状態となり、加圧空気供給ユニット30の空気タンク32から加圧空気が供給される。
タンク元栓22が大気開放状態になると、加圧空気供給ユニット30の空気タンク32から所定圧力以上の圧力の加圧空気が止水弁14に供給される。即ち、空気タンク32から所定圧力以上の圧力の加圧空気を主配管20に供給可能なため、止水弁14が開放され、主配管20の空気タンク32からタンク元栓22までの区間にかけて残留する水をタンク元栓22から排出することができる。
一方、主配管20の空気タンク32から噴霧ノズル16までの区間にかけて残留する水は、空気タンク32から供給される加圧空気によって所定圧力以上の圧力で噴霧ノズル16に供給される。即ち、噴霧ノズル16が所定圧力以上の圧力で水を供給されるとノズルから水を排出することが可能なため、主配管20の空気タンク32から噴霧ノズル16までの区間にかけて残留する水を噴霧ノズル16から排出することができる。
また、噴霧装置10は、主配管20の空気タンク32からタンク元栓22までの区間にかけて加圧空気が所定圧力以上の圧力で供給されるように圧力が調整され、主配管20の空気タンク32から噴霧ノズル16までの区間にかけても同様に加圧空気が所定圧力以上の圧力で供給されるように圧力が調整されるので、双方に同じ圧力の加圧空気が供給されることになり、一方にのみ排水されることなく双方から排水することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係るタイヤローラ1では、タイヤローラ1の前輪3及び後輪5に水を噴霧する噴霧ノズル16と、噴霧ノズル16から噴霧される水を貯留する水タンク7と、噴霧ノズル16と水タンク7とを水を流通可能に接続する主配管20と、水タンク7と主配管20との間で水を流通可能にする流通状態と主配管20を大気開放する大気開放状態とに切り替えるタンク元栓22と、主配管20に設けられ、噴霧ノズル16側から水タンク7側に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放する止水弁14と、主配管20の止水弁14より噴霧ノズル16側に設けられ、所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給する空気タンク32とを備え、空気タンク32は、タンク元栓22が大気開放状態のとき、空気タンク32から所定圧力以上の圧力の加圧空気を主配管20に供給する。
従って、タンク元栓22が大気開放状態のとき、主配管20の止水弁14より噴霧ノズル16側に設けられた空気タンク32が主配管20に所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給するようにしたので、主配管20内に残留する水を噴霧ノズル16及びタンク元栓22から一度に排出することができる。
特に、止水弁14は、水タンク7に貯留される水が主配管20内を噴霧ノズル16に向かって流通可能に開放しまたは閉止し、水タンク7に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放するので、排水状態のときに水タンク7に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放する機能と噴霧状態または噴霧停止状態のときに水タンク7から噴霧ノズル16に水が流通可能に開放しまたは閉止する機能とを止水弁ひとつで備えることができる。
<第2実施形態>
以下、図5に基づき第2実施形態について説明する。
なお、上記第1実施形態と共通の構成については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図5を参照すると、排水状態における第2実施形態に係る噴霧装置110の概略構成図が示されている。
第1実施形態に係る噴霧装置10と違い第2実施形態に係る噴霧装置110は、止水弁114及びリリーフ弁(加圧開放部)115を備えている。第2実施形態に係る止水弁114と第1実施形態に係る止水弁14との違いは、閉止しているときに噴霧ノズル16側から水タンク(液剤タンク)7側に向かって水(液剤)が流通しない点にある。即ち、止水弁114は、閉止しているときに噴霧ノズル16側から水タンク7側に向かって所定圧力以上の圧力が加わる場合であっても開放せず、閉止した状態を持続することが可能である。
リリーフ弁115は、止水弁114と並列に主配管(噴霧配管)20に接続する弁である。このリリーフ弁115は、噴霧ノズル16側から水タンク7側に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放して水が流通可能となる。即ち、リリーフ弁115が主配管20に接続されていることで、第1実施形態に係る噴霧装置10に代わり主配管20の空気タンク32からタンク元栓22までの区間にかけての空気タンク32による圧力が所定圧力以上の圧力になるように調整することができる。
以上説明したように、第2実施形態に係るタイヤローラ1では、所定圧力以上の圧力で開放するリリーフ弁115を用いたので、噴霧ノズル16から水タンク7に向かって加わる圧力を調整することができる。
<第3実施形態>
以下、図6に基づき第3実施形態について説明する。
なお、上記第1実施形態と共通の構成については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図6を参照すると、排水状態における第3実施形態に係る噴霧装置210の概略構成図が示されている。
第1実施形態に係る噴霧装置10と違い第3実施形態に係る噴霧装置210は、第1実施形態に係る止水弁14に代わり第2実施形態に係る止水弁114が備えられ、更に加圧空気供給ユニット230が備えられる。加圧空気供給ユニット230は、空気タンク(加圧空気供給部)232が所定圧力に規定圧力を加えた圧力以上の圧力の加圧空気を供給するよう構成されており、第1実施形態に係る加圧空気供給ユニット30の逆止弁34に代わり第1逆止弁234が設けられ、更に第2逆止弁(加圧開放部)235が備えられて構成されている。
第1逆止弁234は、空気タンク232から噴霧ノズル16に向かって加圧空気が流通可能に開放可能である一方、噴霧ノズル16から空気タンク232に向かって空気や水が流通することを閉止して妨げることが可能な弁である。また、第1逆止弁234は、空気タンク232から噴霧ノズル16に向かって流通する加圧空気が規定圧力以上のときに開放するよう設定されている。
第2逆止弁235は、空気タンク232から水タンク(液剤タンク)7に向かって加圧空気が流通可能に開放可能である一方、水タンク7から空気タンク232に向かって空気や水(液剤)が流通することを閉止して妨げることが可能な弁である。また、第2逆止弁235は、セット圧が大きいため、第1逆止弁234よりも閉止する力が強く、空気タンク232から水タンク7に向かって流通する加圧空気が所定圧力に規定圧力を加算した圧力以上の圧力が加わるときに開放するよう設定されている。
即ち、噴霧ノズル16が所定圧力以上の圧力が加わると水を噴霧するため、主配管(噴霧配管)20の空気タンク232から噴霧ノズル16までの区間にかけても同様に加圧空気が規定圧力で供給され、主配管20の加圧空気供給ユニット230からタンク元栓22までの区間にかけて加圧空気が所定圧力に規定圧力を加算した圧力以上の圧力で供給されるように圧力が調整される。これにより、主配管20の空気タンク232から噴霧ノズル16までの区間及び主配管20の加圧空気供給ユニット230からタンク元栓22までの区間は、双方に同じ圧力の加圧空気が供給されることになり、一方にのみ排水されることなく双方から排水することができる。
次に、図7に基づき第3実施形態の別実施例について説明する。
なお、上記第3実施形態と共通の構成については説明を省略し、ここでは第3実施形態と異なる部分について説明する。
図7を参照すると、排水状態における第3実施形態の別実施例に係る噴霧装置210の概略構成図が示されている。
第3実施形態の別実施例における第2逆止弁(加圧開放部)335は、第1逆止弁234と同等の第1逆止弁334a及び絞り弁334bによって構成されている。絞り弁334bは、流通する加圧空気の圧力を所定圧力低下させることが可能な弁であり、第1逆止弁334aと直列に接続されている。即ち、第3実施形態の別実施例における第2逆止弁335は、第1逆止弁334a及び絞り弁334bによって構成されることで、第3実施形態における第2逆止弁235と同様に空気タンク232から水タンク7に向かって流通する加圧空気が所定圧力に規定圧力を加算した圧力以上の圧力が加わるときに開放するように構成することができる。
以上説明したように、第3実施形態に係るタイヤローラ1では、空気タンク232は、所定圧力に規定圧力を加えた圧力以上の圧力の加圧空気を供給するよう構成されており、空気タンク232から噴霧ノズル16に向かう方向にのみ開放する第1逆止弁234と、空気タンク232から水タンク7に向かう方向にのみ開放する第2逆止弁235と、を備え、第1逆止弁234は、規定圧力が加わると開放するよう設定され、第2逆止弁235は、規定圧力に所定圧力を加算した圧力以上の圧力が加わると開放するよう設定される。
従って、第1逆止弁234は空気タンク232から主配管20に向かう方向に規定圧力が加わると開放するよう設定され、第2逆止弁235は空気タンク232から水タンク7に向かう方向に規定圧力に所定圧力を加算した圧力以上の圧力が加わると開放するよう設定されるので、簡単な構成にして主配管20内の空気タンク232から噴霧ノズル16までの区間及び主配管20内の空気タンク232からタンク元栓22までの区間に残留する水を一度に排出することができる。
そして、第3実施形態の別実施例に係るタイヤローラ1では、空気タンク232から水タンク7に向かう方向に加わる圧力を所定圧力だけ抑制する絞り弁334bを更に有し、第2逆止弁335は、第1逆止弁234と同等の第1逆止弁334aと絞り弁334bとを直列に接続してなるので、第1逆止弁334aを第2逆止弁335に流用することができる。
以上で本発明に係る転圧機械の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、空気タンク32及び空気タンク232を用いて所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給するようにしたが、所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給することが可能なエアポンプであってもよい。
また、本実施形態では、水を噴霧する構成にしているが、噴霧用に用いられる液剤であってもよい。
また、本実施形態では、噴霧ノズル16が所定圧力以上の圧力で水を供給されると水を噴霧するようにしているが、所定圧力でなくてもよい。この場合、主配管20の加圧空気供給ユニット30から噴霧ノズル16までの区間に残留する水と主配管20の加圧空気供給ユニット30からタンク元栓22までの区間に残留する水が同時に排水し終わるような圧力であるのが望ましい。
また、本実施形態では、タイヤローラ1について説明しているが、噴霧装置が搭載された転圧機械であればよい。
1 タイヤローラ(転圧機械)
7 水タンク(液剤タンク)
14 止水弁(加圧開放部)
16 噴霧ノズル
20 主配管(噴霧配管)
22 タンク元栓(切替弁)
32、232 空気タンク(加圧空気供給部)
115 リリーフ弁(加圧開放部)
234、334a 第1逆止弁
334b 絞り弁
235、335 第2逆止弁(加圧開放部)

Claims (4)

  1. 転圧機械において、
    前記転圧機械の前輪及び後輪に液剤を噴霧する噴霧ノズルと、
    前記噴霧ノズルから噴霧される液剤を貯留する液剤タンクと、
    前記噴霧ノズルと前記液剤タンクとを液剤を流通可能に接続する噴霧配管と、
    前記液剤タンクと前記噴霧配管との間で液剤を流通可能にする流通状態と前記噴霧配管を大気開放する大気開放状態とに切り替える切替弁と、
    前記噴霧配管に設けられ、前記噴霧ノズル側から前記液剤タンク側に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放する加圧開放部と、
    前記噴霧配管の前記加圧開放部より前記噴霧ノズル側に設けられ、前記所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給する加圧空気供給部と、を備え、
    前記加圧開放部は、前記液剤タンクに貯留される液剤が前記噴霧配管内を前記噴霧ノズルに向かって流通可能に開放しまたは閉止するとともに、前記切替弁が大気開放状態のとき前記加圧空気供給部から前記所定圧力以上の圧力の加圧空気前記噴霧配管に供給されると、前記噴霧配管内の液剤を前記液剤タンクに向けて流通可能に開放する止水弁である転圧機械。
  2. 転圧機械において、
    前記転圧機械の前輪及び後輪に液剤を噴霧する噴霧ノズルと、
    前記噴霧ノズルから噴霧される液剤を貯留する液剤タンクと、
    前記噴霧ノズルと前記液剤タンクとを液剤を流通可能に接続する噴霧配管と、
    前記液剤タンクと前記噴霧配管との間で液剤を流通可能にする流通状態と前記噴霧配管を大気開放する大気開放状態とに切り替える切替弁と、
    前記液剤タンクに貯留される液剤が前記噴霧配管内を前記噴霧ノズルに向かって流通可能に開放しまたは閉止する止水弁と、
    前記噴霧配管に設けられ、前記噴霧ノズル側から前記液剤タンク側に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放する加圧開放部と、
    前記噴霧配管の前記加圧開放部より前記噴霧ノズル側に設けられ、前記所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給する加圧空気供給部と、を備え、
    前記加圧開放部は、前記切替弁が大気開放状態のときに前記加圧空気供給部から前記所定圧力以上の圧力の加圧空気が前記噴霧配管に供給されると、前記噴霧配管内の液剤を前記液剤タンクに向けて流通可能に開放するリリーフ弁である転圧機械。
  3. 転圧機械において、
    前記転圧機械の前輪及び後輪に液剤を噴霧する噴霧ノズルと、
    前記噴霧ノズルから噴霧される液剤を貯留する液剤タンクと、
    前記噴霧ノズルと前記液剤タンクとを液剤を流通可能に接続する噴霧配管と、
    前記液剤タンクと前記噴霧配管との間で液剤を流通可能にする流通状態と前記噴霧配管を大気開放する大気開放状態とに切り替える切替弁と、
    前記液剤タンクに貯留される液剤が前記噴霧配管内を前記噴霧ノズルに向かって流通可能に開放しまたは閉止する止水弁と、
    前記噴霧ノズル側から前記液剤タンク側に向かって所定圧力以上の圧力が加わると開放する加圧開放部と、
    前記噴霧配管の前記止水弁より前記加圧開放部より前記噴霧ノズル側に設けられ、前記所定圧力以上の圧力の加圧空気を供給する加圧空気供給部と、を備え、
    前記加圧空気供給部は、前記所定圧力に規定圧力を加えた圧力以上の圧力の加圧空気を供給するよう構成されており、
    前記加圧空気供給部から前記規定圧力の加圧空気が供給されると前記加圧空気供給部から前記噴霧配管に向かう方向にのみ開放する第1逆止弁をさらに備え
    前記加圧開放部は、前記切替弁が大気開放状態のときに前記加圧空気供給部から前記所定圧力に規定圧力を加えた圧力以上の圧力の加圧空気が供給されると前記加圧空気供給部から前記液剤タンクに向かう方向にのみ開放する第2逆止弁である転圧機械。
  4. 前記加圧空気供給部から前記液剤タンクに向かう方向に加わる圧力を所定圧力だけ抑制する絞り弁を更に有し、
    前記第2逆止弁は、前記第1逆止弁と同等の逆止弁と前記絞り弁とを直列に接続してなる、請求項に記載の転圧機械。
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