JP3446195B2 - タイヤローラの散水散油装置 - Google Patents
タイヤローラの散水散油装置Info
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Description
ローラであって、タンク内の油や水をポンプの作用で散
水,散油パイプに圧送して転圧タイヤに噴出する散水散
油装置に関する。
て図3に示すものがり、これは、タイヤローラ1Aの前
輪が鋼製の転圧ローラ4Aで、後輪がゴム製の転圧タイ
ヤ12Aで構成され、散水タンク11Aに接続される配
管26Aは散水ポンプ27Aの下流で分岐され、一方の
分岐配管26aAにはローラ用散水パイプ13Aが接続
され、他方の分岐配管26bAにはタイヤ用散水パイプ
17Aが接続され、分岐配管26bAの途中には手動式
の散水用開閉弁40Aが介在され、また、散油タンク5
Aには散油ポンプ28Aを介して散油パイプ18Aが接
続され、散油ポンプ28Aと散油パイプ18A間の配管
31Aの途中には散油用電磁開閉弁32Aが配設されて
構成されている。
ーラ1Aで道路舗装面を転圧する際に、散水スイッチ3
4AをON操作して散水タンク11Aからの水を散水ポ
ンプ27Aの作用で各散水パイプ13A,17Aから転
圧ローラ4A及び転圧タイヤ12Aに散水しながら転圧
が行なわれ、転圧ローラ4A及び転圧タイヤ12Aにア
スファルトが付着するのを防止する。しかし、道路舗装
面のアスファルトが比較的高温であるとき等に、ゴム製
の転圧タイヤ12Aでは散水を行なっていてもアスファ
ルトが付着してしまうことがあり、この場合、先ず、作
業者は手動式の散水用開閉弁40Aを操作して閉鎖状態
として転圧タイヤ12Aへの散水を止め、その後、散油
スイッチ35AをON操作して散油タンク5Aからの油
を散油ポンプ28Aの作用で散油パイプ18Aから転圧
タイヤ12Aに散油して、転圧タイヤ12Aの表面に油
膜を形成し、転圧タイヤ12Aに高温のアスファルトが
付着することを防止するようにしていた。
ラ1Aの散水散油装置では、散油を行なう際、散油スイ
ッチ35AをON操作する前に、手動式の散水用開閉弁
40Aを切り替えるといった煩雑な切替操作が必要があ
り、この切替操作を忘れ散水状態のままで散油を行なっ
てしまうと転圧タイヤ12Aの表面に油膜が形成されず
アスファルトが付着してしまうといった問題があった。
また、手動式の散水用開閉弁40Aは作業性を考慮して
運転操作部に設ける必要があり、このため散水用の配管
26Aが複雑な配置となってしまう問題があった。
に、本願の請求項1では、散油ポンプと散油パイプとの
配管途中に散油用電磁開閉弁を設けるとともに、散水ポ
ンプと散水パイプとの配管途中に散水用電磁開閉弁を設
け、散水ポンプのみを駆動させたとき、散油用電磁開閉
弁が閉鎖状態で、かつ、散水用電磁開閉弁が開放状態と
なり、散油ポンプを駆動させたとき、散油用電磁開閉弁
が開放状態で、かつ、散水用電磁開閉弁が閉鎖状態とな
るように各電磁開閉弁及び各ポンプを電気的に連繋した
ことを特徴とし、本願の請求項2では、タイヤローラ
を、前後輪のうち一方を転圧ローラとし、他方を転圧タ
イヤで構成し、散水ポンプの下流の配管を分岐し、一方
の分岐配管に、転圧ローラの近傍に配設されるローラ用
散水パイプを接続すると共に、他方の分岐配管に、転圧
タイヤの近傍に配設されるタイヤ用散水パイプを接続
し、タイヤ用散水パイプの分岐配管の途中に前記散水用
電磁開閉弁を設けたことを特徴とする。
1の実施例について説明する。タイヤローラ1の車体2
は、車体前部2aと車体後部2bとがリンク機構3を介
して連結されている。車体前部2aには、鋼製の転圧ロ
ーラ4が回転自在に支持されるとともに、この転圧ロー
ラ4の上方位置に軽油あるいは油剤が封入された散油タ
ンク5が配設されている。上記転圧ローラ4は、図示し
ないエンジンによって駆動されるようになっている。ま
た、車体後部2bにはステアリング7や運転席8等から
成る運転操作部9が設けられるとともに、運転席8の下
方には水が封入された散水タンク11が配設されてい
る。また、散水タンク11の下方には、ゴム製の転圧タ
イヤ12が回転自在に支持されている。
傍に、転圧ローラ4の幅方向に伸びるローラ用散水パイ
プ13がブラケット14を介して取付けられている。こ
のローラ用散水パイプ13には長手方向に沿って所定の
間隔で、転圧ローラ4の表面に指向する複数の散水ノズ
ル15が取り付けれている。また、車体後部2bには転
圧タイヤ12の近傍に、転圧タイヤ12の幅方向に伸び
るタイヤ用散水パイプ17及び散油パイプ18が夫々ブ
ラケット19を介して取付けられている。これらの、タ
イヤ用散水パイプ17及び散油パイプ18には、ローラ
用散水パイプ13と同様にして、長手方向に沿って所定
の間隔で、転圧タイヤ12の表面に指向する複数の散水
ノズル21及び散油ノズル22が取付けられている。
尚、上記散水パイプ13,17,散油パイプ18,散水
ノズル12,21や散油ノズル22等については、本出
願人により特願平7−56117号で提出したものと略
同構成であり詳細な説明は省略する。
て説明する。散水タンク11に接続する配管26は散水
ポンプ27の下流において分岐され、一方の分岐配管2
6aにはローラ用散水パイプ13が接続され、他方の分
岐配管26bにはタイヤ用散水パイプ17が接続されて
いる。また、分岐配管26bの途中には、開放状態に付
勢された散水用電磁開閉弁30が設けられている。ま
た、散油タンク5に接続される配管31には散油ポンプ
28の下流において、閉鎖状態に付勢された散油用電磁
開閉弁32が設けられている。また、前記運転操作部9
には、散水スイッチ34と散油スイッチ35が配設され
ている。散水スイッチ34は、散水ポンプ27及び電源
37に電気的に連繋され、この散水スイッチ34のON
操作で散水ポンプ27が駆動するようになっている。ま
た、散油スイッチ35は、散油ポンプ28,散油用電磁
開閉弁32,散水用電磁開閉弁30及び電源37に電気
的に連繋され、この散油スイッチ35のON操作で散油
ポンプ28が駆動すると共に、散水用電磁開閉弁30が
閉鎖状態に励磁され、かつ、散油用電磁開閉弁32が開
放状態に励磁される。尚、散油スイッチ35はバネ作用
でOFF状態に自動復帰するようになっている。
ラ1の散水散油装置25の作用について説明する。タイ
ヤローラ1で道路舗装面を転圧する際に、転圧ローラ4
及び転圧タイヤ12にアスファルトが付着するのを防止
するために、作業者は散水スイッチ34をON操作して
散水ポンプ27を駆動させ、散水タンク11の水を各散
水パイプ13,17に圧送して散水ノズル15,21か
ら転圧ローラ4及び転圧タイヤ12の表面に噴出する。
このとき、アスファルト温度が高温である等の理由によ
り、転圧タイヤ12に散水を行なっていてもこの転圧タ
イヤ12の表面にアスファルトが付着してしまうことが
あり、このアスファルトの付着を目視した作業者は散油
スイッチ35をON操作して、散油ポンプ28を駆動さ
せると共に、散水,散油電磁開閉弁30,32を励磁す
る。
となり、タイヤ用散水パイプ17には水が供給されず転
圧タイヤ12への散水のみが停止され転圧ローラ4側は
散水のまま、また、散油用電磁開閉弁32が開放状態と
なり、散油タンク5からの軽油は、散油ポンプ28の作
用で散油パイプ18に圧送され、散油ノズル22から転
圧タイヤ12表面に噴出される。そして、この散油によ
り転圧タイヤ12表面にアスファルトの付着を防止する
油膜が形成されたら、作業者は散油スイッチ35をOF
F操作して転圧タイヤ12への散油を止める。すると、
散水用電磁開閉弁30が開き、タイヤ用散水パイプ17
に水が圧送され転圧ローラ4及び転圧タイヤ12へ散水
が行なわれつつ道路舗装面の転圧を行なっていく。
では、転圧タイヤ12表面に散水しつつ道路舗装面を転
圧する際に、この転圧タイヤ12にアスファルトが付着
する場合には、転圧タイヤ12への散水を停止して散油
を行なうようにしたので、転圧タイヤ12表面には油膜
が形成され、この転圧タイヤ12表面にアスファルトが
付着することを防止できる。また、本実施例では、従来
の手動式の散水用開閉弁に代えて散水用電磁開閉弁30
を備え、散油スイッチ35のON操作によって自動的に
転圧タイヤ12への散水が停止されると共に散油が開始
されるようになっているので、従来のように散油スイッ
チをON操作する前に手動式の散水用開閉弁を閉鎖状態
とする必要がなく、また、散水停止を忘れるといったミ
スも発生しない。さらに、本実施例における散水用電磁
開閉弁30と散油スイッチ35とは電気的に連繋されて
いればよいので、散水タンク11と各散水パイプ13,
17とを接続する配管26の配置を簡易なものとするこ
とができる。
輪を転圧ローラ4で、後輪を転圧タイヤ12で構成した
が、前輪を転圧タイヤ12で、後輪を転圧ローラ4で構
成してあっても良い。また、前後輪を転圧タイヤ12で
構成してあっても良く、この場合には、散水用電磁開閉
弁30を、散水タンク11と各散水パイプ13,17と
を接続する配管26において、散水ポンプ27と各分岐
配管26a,26bの分岐点との途中に設けるようにす
る。
散油装置では、散油ポンプと散油パイプとの配管途中に
散油用電磁開閉弁を設けるとともに、散水ポンプと散水
パイプとの配管途中に散水用電磁開閉弁を設け、散水ポ
ンプのみを駆動させたとき、散油用電磁開閉弁が閉鎖状
態で、かつ、散水用電磁弁が開放状態となり、散油ポン
プを駆動させたとき、散油用電磁開閉弁が開放状態で、
かつ、散水用電磁開閉弁が閉鎖状態となるように各電磁
開閉弁及び各ポンプを電気的に連繋したので、簡易な操
作で転圧タイヤへの散水と散油を切替ることができ、ま
た、散油を行なう際に散水の停止忘れを防止することが
でき、さらに、散水タンクと散水パイプとを接続する配
管の配置を簡易なものとすることができる。
ク、11 散水タンク、 12 転圧タイヤ、 13
ローラ用散水パイプ、17 タイヤ用散水パイプ、 1
8 散油パイプ、 25 散水散油装置、26,31
配管、 26a,26b 分岐配管、 27 散水ポン
プ、28 散油ポンプ、 30 散水用電磁開閉弁、
32 散油用電磁開閉弁
Claims (2)
- 【請求項1】 散油ポンプを介して散油タンクに配管接
続される散油パイプと、散水ポンプを介して散水タンク
と配管接続される散水パイプとを転圧タイヤの近傍に配
設し、散油パイプからの油と散水パイプからの水とを切
り替えて転圧タイヤの表面に噴出するようにしたタイヤ
ローラの散水散油装置において、散油ポンプと散油パイ
プとの配管途中に散油用電磁開閉弁を設けるとともに、
散水ポンプと散水パイプとの配管途中に散水用電磁開閉
弁を設け、散油ポンプを駆動させずに散水ポンプを駆動
させたとき、散油用電磁開閉弁が閉鎖状態で、かつ、散
水用電磁開閉弁が開放状態となり、散油ポンプを駆動さ
せたとき、散油用電磁開閉弁が開放状態で、かつ、散水
用電磁開閉弁が閉鎖状態となるように各電磁開閉弁及び
各ポンプを電気的に連繋したことを特徴とするタイヤロ
ーラの散水散油装置。 - 【請求項2】 タイヤローラを、前後輪のうち一方を転
圧ローラとし、他方を転圧タイヤで構成し、散水ポンプ
の下流の配管を分岐し、一方の分岐配管に、転圧ローラ
の近傍に配設されるローラ用散水パイプを接続すると共
に、他方の分岐配管に、転圧タイヤの近傍に配設される
タイヤ用散水パイプを接続し、タイヤ用散水パイプの分
岐配管の途中に前記散水用電磁開閉弁を設けたことを特
徴とする請求項1記載のタイヤローラの散水散油装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26210495A JP3446195B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | タイヤローラの散水散油装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=17371100
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JP26210495A Expired - Fee Related JP3446195B2 (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | タイヤローラの散水散油装置 |
Country Status (1)
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- 1995-09-14 JP JP26210495A patent/JP3446195B2/ja not_active Expired - Fee Related
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