JP2000290919A - 転圧車両 - Google Patents

転圧車両

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JP2000290919A JP11099790A JP9979099A JP2000290919A JP 2000290919 A JP2000290919 A JP 2000290919A JP 11099790 A JP11099790 A JP 11099790A JP 9979099 A JP9979099 A JP 9979099A JP 2000290919 A JP2000290919 A JP 2000290919A
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Hiroshi Kikuchi
博 菊池
Yukinori Nose
行則 能勢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】舗装面の品質を維持できるとともに、散布ノズ
ルのメンテナンス性が向上する転圧車両を提供する。 【解決手段】駆動側の転圧輪(タイヤ2)の表面に液剤
を散布する散布ノズルを備えた転圧車両において、タイ
ヤ2の駆動用モータをホイールモータから構成すると共
に、散布ノズルの液剤散布状態が運転席6から目視可能
となるように車体7に開口部24を形成した。また、開
口部24を、車体7の上側から散布ノズルのメンテナン
スが可能となるように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動側の転圧輪の
表面に液剤を散布する散布ノズルを備えた転圧車両に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】道路等をアスファルト舗装する際に、転
圧車両の転圧輪で舗装面の転圧を行うと、アスファルト
合材が転圧輪の転圧面に付着し、そのまま転圧を続ける
とその付着物が舗装面の平坦性及び平滑性を損ねること
になり、舗装品質に悪影響を及ぼすことになる。そこ
で、通常、転圧車両に液剤散布装置を取り付けて、転圧
作業中に連続的、或いは間欠的に水やアスファルト付着
防止剤等の液剤を転圧輪に散布することにより、アスフ
ァルト合材の付着防止を図っている。
【0003】図6に符号R′にて示す転圧車両は、前
輪、後輪としてそれぞれ複数のタイヤを車幅方向に並列
状に配した、前輪操舵・後輪駆動方式のタイヤローラで
ある。本図に示す符号81は前記した液剤散布装置を示
し、前後のタイヤ82に対してそれぞれ配設されてお
り、各タイヤ82の表面に沿って車両の幅方向に延設さ
れる配管部材83と、この配管部材83に取り付けら
れ、各タイヤ82の表面に液剤を散布する複数の散布ノ
ズル84とから構成されている。通常、散布ノズル84
は整備可能なように配管部材83に着脱自在に取り付け
られている。車体85の中央部は筐体を構成し、路面散
水用の液剤を貯留する大容量の液剤タンク86となって
いるが、転圧輪散布用の液剤を貯留する液剤タンク91
は小容量であり、液剤供給ホース(図示せず)を介して
配管部材83に接続している。転圧作業中は、ポンプ
(図示せず)を作動させることにより、散布ノズル84
から液剤を散布させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この転圧車両で舗装路
面を転圧する際、従動輪側から車両を舗装路面に進入さ
せると、この従動輪は駆動力がないので、未だ柔らかい
路面材料を前方へ押し出してしまい舗装の仕上がり品質
に支障をきたすことになる。そこで、通常、この転圧車
両を舗装路面に進入させるときは駆動輪側から入ってい
くので(したがって、前記タイヤローラR′の場合には
バックから入ることになる)、従動輪側に比してこの駆
動輪側の方がアスファルト合材等の路面材料が付着しや
すい。そのため、転圧作業中は特にこの駆動輪側の液剤
散布装置の散布状態に留意する必要がある。
【0005】ここで、この種の転圧作業では、転圧輪に
散布する液剤として水を使用する場合、水の確保の困難
性から現地に存する川等の水を利用する場合が多いの
で、液剤タンクと散布ノズルとの間にフィルターを介設
しているが、散布ノズルの噴出口径は極めて小さく目詰
まりが発生しやすい。そのため、液剤の噴出形状が所定
の噴出形状と異なって散布されない箇所が発生すると、
たちまち転圧輪の表面にアスファルト合材が付着するこ
とになり、所定舗装の品質が確保できなくなる。そのた
め、定期的に、或いは転圧作業中においては転圧作業を
中断して、散布ノズルの目詰まりを除去するメンテナン
ス作業が行われ、散布ノズルを配管部材から外して噴出
口部の清掃を行うか、或いは新たな散布ノズルと交換す
るなどの処置が実施されている。
【0006】したがって、前記タイヤローラR′にて転
圧作業をしている際に、散布ノズル84が目詰まりを起
こして、液剤の散布状態が不適切になったり、全く散布
されない場合には、転圧車両を運転している作業者は直
ちに転圧作業を中断して散布ノズル84のメンテナンス
作業に取りかからなければならない。しかし、散布ノズ
ル84が車体85の下側に位置しているので、運転席の
位置からではこの散布ノズル84の液剤散布状態を視認
することができず、そのため、前記作業者が液剤散布の
異状に気づかずにそのまま転圧作業を続行し、その結
果、特に駆動輪側のタイヤ82における付着物の堆積化
が進み、舗装面の平坦性及び平滑性が損なわれる等の惧
れがあった。
【0007】また、液剤散布装置81は車体85の下
側、すなわち車体85の下部とタイヤ82の上部によっ
て挟まれた狭隘な空間に位置しており、しかも散布ノズ
ル84は配管部材83の前側に位置しているので、タイ
ヤ82の横方向から、或いは後ろ方向からでは散布ノズ
ル84に作業者の手が届きにくく、その狭隘な空間部で
の散布ノズル84の着脱作業も困難なものとなってい
た。
【0008】これらの問題に対して、例えば、車体85
の後端面85aの部位がタイヤ82の軸心近傍の上方に
位置する程度に車体85の後部を切り詰め、液剤散布装
置81をこの切り詰めた車体85の後端部から後方向に
延設させたブラケットに取付けて、運転席に着座した作
業者が散布ノズル84を視認できるように構成する等の
手段も考えられる。しかし、車体85の後部には、図示
しない油圧ポンプに接続するアキシャルピストンモータ
等の大型の油圧モータ87,油圧モータ87の回転軸に
減速機88を介して連結されるディファレンシャルギア
装置89,ディファレンシャルギア装置89とタイヤ8
2の車軸との間に巻回され、タイヤ82に駆動トルクを
伝達するチェーン機構90等、駆動輪のタイヤ82に関
する各駆動装置が収装されているため、散布ノズル84
が運転席から目視可能となる位置まで車体85の後部を
切り詰めることはできず、また、この切り詰め寸法を確
保するためのこれら各駆動装置のレイアウト変更も、路
面散水用の液剤タンク86やその他の装置と干渉してし
まい極めて困難である。
【0009】本発明は、このような問題点を解決するた
めに創作されたものであり、舗装面の品質を維持できる
とともに、散布ノズルのメンテナンス性が向上する転圧
車両を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために、駆動側の転圧輪の表面に液剤を散布す
る散布ノズルを備えた転圧車両において、前記転圧輪の
駆動用モータをホイールモータから構成すると共に、前
記散布ノズルの液剤散布状態が運転席から目視可能とな
るように車体に開口部を形成した転圧車両を構成した。
【0011】また、前記開口部を、車体の上側から前記
散布ノズルのメンテナンスが可能となるように形成し
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る転圧車両につ
いて、タイヤローラを例にとって、図1ないし図4を参
照して説明する。図1はタイヤローラの概略側面図、図
2は図1におけるA矢視図、図3は図1における要部拡
大説明図、図4は図1におけるB矢視図(液剤散布装置
及びスクレイパーは省略)である。
【0013】図1に示すタイヤローラRは、前輪操舵・
後輪駆動方式であり、前輪として複数、本例では3本の
タイヤ1が車幅方向に等間隔で配置されるとともに、後
輪(駆動輪)として複数、本例では4本のタイヤ2が車
幅方向に等間隔で配置されている。前輪の各タイヤ1
は、その中央のタイヤ1の前後左右を囲むフレーム3に
回転自在に軸支されている。フレーム3は上側からステ
アリングホイール4に連動して回動するヨーク5によっ
て支持されており、ステアリングホイール4の操舵に応
じて操舵用シリンダ(図示せず)が作動することで、タ
イヤ1が転舵するようになっている。
【0014】運転席6は車体7の後部上側に設けられ、
後輪のタイヤ2より若干前方寄りに位置している。車体
7の上側において、運転席6より後部の空間は、手すり
8に囲まれ、平坦なフロアを有したデッキ9を形成して
いる。このデッキ9の空間はタイヤ2の真上に位置して
いる。車体7の後端上部には、車両の後進の際に後方の
人に注意を促す目的で、運転席6に設けられた前後進切
換え用レバー(図示せず)が後進側に切換えられたとき
に点灯するバックライト10が取り付けられている。ま
た、車体7の後端面にはナンバープレート11が取り付
けられるとともに、ウィンカー、ブレーキランプ等から
なるリアコンビネーションランプ12が組み込まれてい
る。車体7の中央下部は筐体を構成し、路面散水用の液
剤を貯留する液剤タンクとなっている。符号13は、転
圧輪散布用の液剤を貯留する液剤タンクであり、作業者
が着座するシートの下部に配設されている。
【0015】ここで、液剤タンク13に貯留される液剤
としては、単なる水、又は、鉱油からなるアスファルト
付着防止剤、乳化剤を用いて鉱油と水を混合させたアス
ファルト付着防止剤などであり、作業条件、環境条件等
により適宜選択されるものである。
【0016】次に、駆動輪のタイヤ2側に配設された液
剤散布装置18について説明する。図1に示すように、
本例では前輪側にも液剤散布装置18′を設けている
が、基本構成は液剤散布装置18と同一であり、その説
明は省略する。
【0017】図1に示すように、液剤散布装置18は、
車体7の下側において、タイヤ2の軸心より後方寄りの
タイヤ2の上部空間に配設されており、図2に示すよう
に各タイヤ2の表面に沿って、車幅方向に延設される散
布用の配管部材19と、この配管部材19に取り付けら
れ、液剤タンク13(図1)から供給される液剤をタイ
ヤ2の表面に散布する複数の散布ノズル20とから構成
されている。配管部材19は、両端口が閉塞された断面
真円形の金属製の管材であり、図3に示すように、車体
7の下面に取り付けたブラケット21に、複数のU字ボ
ルト22及びナット23により締結固定されている。こ
の配管部材19は、図示しない液剤供給ホースを介して
液剤タンク13と連通している。散布ノズル20は、図
2に示すように、タイヤ2の本数と同数分配設されてお
り、平面視においては、各タイヤ2の幅中心上に位置す
るように、また側面視においては、図3に示すように、
その噴出口部53aが車両の前方に向かうように、ま
た、水平方向より若干下向きとなるように配管部材19
に取り付けられている。液剤散布装置18は以上の構成
からなり、図示しないポンプを作動させることにより、
液剤タンク13から供給される液剤が散布ノズル20の
噴出口部53a(図5)からタイヤ2の上部表面へと散
布される。
【0018】なお、散布ノズル20としては、配管部材
19に対してノズル全体が着脱されるタイプのものでも
良いが、通常、散布ノズルは配管部材に螺合接続される
構成であるので、本タイプの場合には着脱の度に工具を
用いて螺合部の弛め及び締付け作業をしなければなら
ず、手間のかかるものとなる。そこで、本実施形態では
分割構成され、着脱が素早くできるワンタッチ式のノズ
ルを使用しており、図5に示すように、散布ノズル20
を、配管部材19に螺合する雄ネジ部51を有する金属
製のボディ部材52と、下流側に噴出口部53aを有す
る金属製のキャップ部材53とから構成している。両部
材の詳細な構造はここでは省略するが、本散布ノズル2
0によればメンテナンス作業者は、噴出口部53aを形
成したキャップ部材53側のみを工具を用いずに簡単に
着脱できるようになっている。
【0019】さて、後輪のタイヤ2の駆動用モータとし
て、タイヤローラRはホイールモータを装備している。
ここで、ホイールモータとは、その出力軸に直接或いは
継手を介して転圧輪を装着可能とするモータであり、隣
接し合う転圧輪の側部によって挟まれた狭隘な空間に配
設可能となるモータをいうものとする。本例では、この
ホイールモータとして、薄型で且つ低速高トルクを発生
する多行程型ラジアルピストンモータ(図3,図4参照
以降、単にホイールモータという)14を使用してい
る。ホイールモータ14は、図4に示すように左右一対
に配設されており、各ホイールモータ14は、その出力
軸15が車幅方向両側に延出するように、車体7に取り
付けられたブラケット16にボルト17によって締結固
定されている。各出力軸15には、タイヤ2がそのディ
スクホイール(図示せず)の部位にて装着されている。
したがって、ボンネット内のエンジンEに連結した油圧
ポンプ(図示せず)が作動すると、油圧配管(図示せ
ず)を介して圧油がホイールモータ14に供給され、出
力軸15が回転してタイヤ2を回転駆動させる。
【0020】このように駆動輪であるタイヤ2の駆動用
モータをホイールモータ14から構成すれば、前記した
従来のタイヤローラR′においては車体の後部に駆動輪
に関する各駆動装置が収装されていたのに対し、タイヤ
ローラRにおいてはこの車体7の後部を空洞状態とする
ことができる。
【0021】なお、ホイールモータ14としては、前記
した多行程型ラジアルピストンモータに限られることは
なく、隣接し合う転圧輪の側部によって挟まれた狭隘な
空間に配設可能となるモータであれば、その他の油圧モ
ータでも良いし、電動式モータでも良い。
【0022】次に、この車体7の後部(デッキ9のフロ
ア)には、各散布ノズル20の液剤散布状態が運転席6
から目視可能となるように、また本例では、車体7の上
側から散布ノズル20のメンテナンスが可能となるよう
に、上下方向に貫通する開口部24が形成されている。
図2に示すように、開口部24は、車幅方向を長手とし
て矩形状に、また車体7の幅寸法より若干小さい程度に
幅広に開口形成されている。前記バックライト10やナ
ンバープレート11,リアコンビネーションランプ12
等を取り付けた車体7の後端部は、車体7の側板である
支持板部25,25によって支持される。
【0023】当該構成により、転圧作業中において、運
転席6に着座した作業者は、車両を運転しながら、この
開口部24を通して散布ノズル20及び散布ノズル20
の液剤散布状態を確認することができる。そして、不意
に散布ノズル20が目詰まりを起こして、液剤の散布状
態が不適切になったり、全く散布されなくなった場合に
は、作業者は即座にこの異状事態に気づくことになり、
転圧作業を中断して、散布ノズル20を配管部材19か
ら外して目詰まり箇所の清掃を行うか、新たな散布ノズ
ル20と交換するなどのメンテナンス処理を行うことに
なる。このように当該構成によれば、液剤散布異状の早
期発見が可能となるので、タイヤ2へのアスファルト合
材等の付着を最小限に抑えることができ、舗装路面を所
定品質に維持できることとなる。
【0024】なお、図1に示す符号26は、タイヤ2の
表面に付着したアスファルト合材や泥等を掻き落とすス
クレイパーであり、ブラケット(図示せず)を介して車
体7に取り付けられている。前記開口部24は、運転席
6に着座した作業者が、このスクレイパー26及びタイ
ヤ2の上部表面の一部をも目視可能となるように形成さ
れている。したがって、作業者は、車両を運転しなが
ら、スクレイパー26及びタイヤ2におけるアスファル
ト合材等の付着状態も確認できる。
【0025】また、前記散布ノズル20のメンテナンス
処理時においては、作業者は、タイヤローラRから降車
することなく運転席6からデッキ9に移り、このデッキ
9上において、開口部24を介して散布ノズル20の着
脱作業を行えばよい。液剤散布装置18は、車体7の下
部とタイヤ2の上部によって挟まれた狭隘な空間に位置
しており、また、散布ノズル20は配管部材19の前側
に位置しているので、タイヤ2の横方向から、或いは後
ろ方向からでは散布ノズル20に作業者の手が届きにく
く、その着脱作業も困難なものとなるが、開口部24を
介して行えば、散布ノズル20に手が容易に届くことに
なり、その着脱作業も極めて容易なものとなる。
【0026】なお、当該構成によれば、前記した車体の
後端部を切り詰める手段に比べて以下の点において有利
となる。先ず、車体7の後端部には、ナンバープレート
11やリアコンビネーションランプ12等の交通法規上
定められた装備品が取り付けられており、仮に車体7の
後端面の部位がタイヤ2の軸心近傍の上方に位置した場
合には、車両の雨中回送時等において、タイヤ2の撥ね
上げる泥がこれら装備品にかかってしまう。これに対
し、本発明に係る開口部24を車体7に形成すれば、車
体7の後端部はタイヤ2の後方部末端の略直上にそのま
ま位置することになり、タイヤ2の撥ね上げる泥が前記
装備品に付着することはなく、道路交通上における車両
の安全性が確保されることになる。
【0027】また、車体7の後端部を切り詰めた場合に
は、液剤散布装置18はこの切り詰めた車体7の後端部
から後ろ方向に延設させたブラケットに取り付けられて
開放された空間に位置することになり、その結果、上方
向からの風による影響を直接受けることになって、転圧
作業中に強風が吹いている場合には、散布ノズル20か
ら散布される液剤の噴出形状が乱れて、アスファルト合
材がタイヤ2の表面に付着しやすくなる。これに対し、
開口部24を車体7に形成する構成とすれば、車体7の
後端部が液剤散布装置18の上部に位置する分だけ上方
向からの風が遮られることになり、液剤の噴出形状が所
定形状に維持されることになる。
【0028】以上、本発明に係る転圧車両について好適
な実施形態を説明した。上記実施形態は、前輪操舵・後
輪駆動方式のタイヤローラを例としたが、本発明は、前
輪駆動・後輪操舵方式や全輪駆動方式のタイヤローラに
も勿論適用可能であり、開口部24はその駆動輪側に適
宜に形成されることになる。その他、開口部の形状等、
本発明の構成手段は図面に記載した内容に限られること
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が
可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る転圧車両によれば以下のよ
うな効果を奏する。 (1)駆動輪の駆動モータをホイールモータから構成す
ると共に、駆動輪に対する散布ノズルの液剤散布状態が
運転席から目視可能となるように車体に開口部を形成す
る構成とすれば、液剤散布異状の早期発見が可能とな
り、駆動輪へのアスファルト合材等の付着を最小限に抑
えることができ、舗装路面を所定品質に維持できる。 (2)また、前記開口部を、車体の上側から散布ノズル
のメンテナンスが可能となるように形成すれば、散布ノ
ズルの着脱作業を楽に行うことができ、散布ノズルのメ
ンテナンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したタイヤローラの概略側面図で
ある。
【図2】図1におけるA矢視図である。
【図3】図1における要部拡大説明図である。
【図4】図1におけるB矢視図である。
【図5】散布ノズルの部材断面図である。
【図6】従来の転圧車両の概略側面図である。
【符号の説明】
R タイヤローラ 1 タイヤ 2 タイヤ(駆動輪) 6 運転席 7 車体 13 液剤タンク 14 多行程型ラジアルピストンモータ(ホイ
ールモータ) 18 液剤散布装置 19 配管部材 20 散布ノズル 24 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側の転圧輪の表面に液剤を散布する
    散布ノズルを備えた転圧車両において、 前記転圧輪の駆動用モータをホイールモータから構成す
    ると共に、前記散布ノズルの液剤散布状態が運転席から
    目視可能となるように車体に開口部を形成したことを特
    徴とする転圧車両。
  2. 【請求項2】 前記開口部を、車体の上側から前記散布
    ノズルのメンテナンスが可能となるように形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の転圧車両。
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