JP7382283B2 - 転圧機械 - Google Patents

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Description

本発明は転圧機械に関し、特にスクレーパを備える転圧機械に関する。
転圧ドラムを有する転圧機械には、転圧ドラムの外周面に付着した泥等の付着物(以下、単に「付着物」ともいう。)を掻き落とすためのスクレーパを備えたものがある。
例えば特許文献1には、断面が実質的に等辺山形であって、振動輪の軸線と平行に且つその振動輪に近接して配設された振動ローラ用スクレーパが記載されている。当該スクレーパの等辺山形を成す二つの脚部は、振動輪の半径方向に関してほぼ対称にされている。これにより、スクレーパの各脚部は、振動輪の前進または後退回転方向に適合している。
また、当該スクレーパは、二つの脚部のうち一方の脚部において、振動ローラのフレームに固定されたブラケットに調整可能に取り付けられている。これにより、スクレーパと振動輪との間の隙間が調整され得るようになっている。
実公平1-18650号公報
ところで、特許文献1に記載のスクレーパは、振動輪の外周面と直接接触しないように、当該振動輪との間に所定の隙間を有して位置付けられている。他方で、当該スクレーパは二つの脚部により等辺山形に形成されているため、当該スクレーパによって掻き落とされなかった付着物が、当該スクレーパと振動輪との間の隙間から入り込み、脚部に堆積することがあった。このように、スクレーパの脚部に付着物が堆積すると、当該付着物に阻害されてスクレーパの位置調整が困難になる虞があった。又、スクレーパの位置調整をする前に当該脚部から付着物を取り除く必要があり、スクレーパの位置調整における作業工数が増加する虞もあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、スクレーパへの付着物の堆積を抑制し、スクレーパの位置調整に係る作業性向上を図る転圧機械を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の転圧機械は、機体の一部を構成するフロントフレームと、前記フロントフレームに回転可能に支持された転圧輪と、互いの一方の端部同士で接続された平板状の第1脚部及び第2脚部によってアングル状に形成され、且つ、前記第1脚部及び前記第2脚部の他方の端部の夫々が前記転圧輪の外周面との間に所定の間隔を有するように配置され、前記外周面に付着した付着物を掻き落とすためのスクレーパと、前記フロントフレームに取り付けられ、前記転圧輪の前記外周面と接離する方向に移動可能に前記スクレーパを支持するスクレーパ支持体と、を備える転圧機械において、前記スクレーパは、前記第1脚部及び前記第2脚部を貫通して形成されたスクレーパ開口部を有する、ことを特徴とする。
本発明の転圧機械は、平板状の第1脚部及び第2脚部によってアングル状に形成され、且つ、転圧輪の外周面との間に所定の間隔を有するように配置され、外周面に付着した付着物を掻き落とすためのスクレーパと、転圧輪の外周面と接離する方向に移動可能にスクレーパを支持するスクレーパ支持体と、を備える。更に、当該スクレーパは、第1脚部及び第2脚部を貫通して形成されたスクレーパ開口部を有する。このため、スクレーパによって転圧輪の外周面から掻き落とされなかった付着物が当該スクレーパと転圧輪との間の隙間から入り込んだ場合であっても、当該付着物を、第1脚部及び第2脚部に形成されたスクレーパ開口部を通じて外部へ排出することができる。このようにして、転圧ドラムの外周面に付着した付着物の、第1脚部及び第2脚部への堆積を抑制することができる。従って、付着物に阻害されることなくスクレーパの位置調整を容易に実施することができる。また、転圧輪とスクレーパとの間隔を調整する際に、スクレーパから付着物を取り除く作業を不要とすることができ、スクレーパの位置調整における作業工数の増加を抑制することができる。よって、スクレーパの位置調整に係る作業性向上を図る転圧機械を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る転圧機械の概略構成を示す側面図である。 図1に示す転圧機械を構成する前輪、フロント機体、スクレーパ、及びスクレーパ支持体を前側下方から示す斜視図である。 図1に示す転圧機械を構成する前輪、フロント機体、スクレーパ、及びスクレーパ支持体を後側下方から示す斜視図である。 図1に示す転圧機械を構成する前輪、フロント機体、スクレーパ、及びスクレーパ支持体を上方から示す平面図である。 図4のA-A線に沿う断面を拡大して示す断面図である。 図4のB-B線に沿う断面を拡大して示す断面図である。 図1に示す転圧機械を構成する前輪、フロント機体、スクレーパ、及びスクレーパ支持体を側方から示す側方断面図である。 図1に示す転圧機械を構成する前輪、フロント機体、スクレーパ、及びスクレーパ支持体を側方から示す側面図である。 図1に示す転圧機械を構成するスクレーパの取り付け位置に応じた付着物の流れ方向を模式的に示す側面図であり、下側に本発明の一実施形態に係るスクレーパの取り付け位置を示し、上側に比較例としてのスクレーパの取り付け位置を示すものである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る転圧機械1の概略構成を示す側面図である。図2は、図1に示す転圧機械1を構成する前輪80(転圧輪)、フロント機体20(フロントフレーム)、スクレーパ40、及びスクレーパ支持体50を前側下方から示す斜視図である。図3は、図1に示す転圧機械1を構成する前輪80、フロント機体20、スクレーパ40、及びスクレーパ支持体50を後側下方から示す斜視図である。図4は、図1に示す転圧機械1を構成する前輪80、フロント機体20、スクレーパ40、及びスクレーパ支持体50を上方から示す平面図である。図5は、図4のA-A線に沿う断面を拡大して示す断面図である。図6は、図4のB-B線に沿う断面を拡大して示す断面図である。図7は、図1に示す転圧機械1を構成する前輪80、フロント機体20、スクレーパ40、及びスクレーパ支持体50を側方から示す側方断面図である。図8は、図1に示す転圧機械1を構成する前輪80、フロント機体20、スクレーパ40、及びスクレーパ支持体50を側方から示す側面図である。図9は、図1に示す転圧機械1を構成するスクレーパ40の取り付け位置に応じた付着物の流れ方向を模式的に示す側面図であり、下側に本発明の一実施形態に係るスクレーパ40の取り付け位置を示し、上側に比較例としてのスクレーパ400の取り付け位置を示すものである。
なお、説明の便宜上、転圧機械1の進行方向を基準にキャビン32内の作業者から見て「前」、「後」、「左」、「右」をそれぞれ定義し、重力を基準に「上」、「下」を定義する。即ち、各図に示される矢印「前」及び「後」は、転圧機械1の前進方向及び後進方向を示し、矢印「左」及び「右」は転圧機械1の左右(車幅)方向を示し、矢印「上」及び「下」は転圧機械1の上下方向を示している。
図1に示すように、転圧機械1は、例えばアーティキュレート式(関節式)の振動ローラであって、機体10と車輪70とを含んでいる。機体10は、フロント機体20(フロントフレーム)とリア機体30とから構成されている。フロント機体20及びリア機体30は、連結ピン機構60を介してアーティキュレート式に互いに連結されている。車輪70は、前輪80(転圧輪)と後輪90(例えばゴムタイヤ)とから構成されている。
具体的には、図1から図3に示すように、転圧機械1は、機体10の一部を構成するフロント機体20と、フロント機体20に回転可能に支持された前輪80と、前輪80の外周面81に付着した泥等の付着物(以下、単に「付着物」ともいう。)を掻き落とすためのスクレーパ40と、フロント機体20に取り付けられ、スクレーパ40を支持するためのスクレーパ支持体50とを備えている。
図1から図3に示すように、前輪80はドラム形に形成されており、後述するフロント機体20の枠体の内部に収容されている。前輪80の左右両側に位置する各端壁82は、例えば防振ゴム27aを内蔵した支持ユニット27を介して、後述する一対のサイドフレーム部21に回転自在に支持されている。このようにして、前輪80はフロント機体20に弾性支持される。この前輪80内には、当該前輪80を振動させる振動発生機が内蔵されており、後述する振動用モータの駆動力によって当該振動発生機を駆動することで、前輪80を振動させている。
図4に示すように、フロント機体20は、前輪80の各端壁82(両側面)に沿って延びる一対のサイドフレーム部21と、当該一対のサイドフレーム部21の一方の端部を前輪80の前方で接続する前側接続フレーム部23と、当該一対のサイドフレーム部21の他方の端部を前輪80の後方で接続する後側接続フレーム部25と、を含む。フロント機体20は、一対のサイドフレーム部21、前側接続フレーム部23、及び後側接続フレーム部25により、平面視四角形状を有する枠体に形成されている。
具体的には、図4に示すように、一対のサイドフレーム部21は、前輪80の左右方向(車幅方向)外側において、前後方向に延びる板状の部材である。図8に示すように、一対のサイドフレーム部21は、下側を向く下側端面21cを含む。下側端面21cは、一対のサイドフレーム部21における後側端部21bの下側端面を含んで前後方向に水平に延びる部分である第1下側端面21dと、第1下側端面21dの前側端から前方且つ上方へ斜めに延びる部分である第2下側端面21eとから構成されている。
図2及び図4に示すように、前側接続フレーム部23は、前輪80の前方において左右方向に延びる角柱状の部材である。前側接続フレーム部23の左右両端には、一対の前側フランジ23aが設けられており、当該一対の前側フランジ23aが、一対のサイドフレーム部21の前側端部21aにボルト等の締結部材を介して固定されている。前側接続フレーム部23は、下側を向き、左右方向に水平に延びる前側下面部23bを含む。当該前側下面部23bには、後述する第1スクレーパ支持体52を固定するための前側台座23cが設けられている。
図3及び図4に示すように、後側接続フレーム部25は、前輪80の後方において左右方向に延びる角柱状の部材である。後側接続フレーム部25の左右両端には、一対の後側フランジ25aが設けられており、当該一対の後側フランジ25aが、一対のサイドフレーム部21の後側端部21bにボルト等の締結部材を介して固定されている。後側接続フレーム部25は、下側を向き、左右方向に水平に延びる後側下面部25bを含む。当該後側下面部25bには、後述する第2スクレーパ支持体54を固定するための後側台座25cが設けられている。
図1に示すように、リア機体30は、リアフレーム31と、キャビン32と、エンジンカバー33とを有している。リアフレーム31には、後輪90が回転可能に取り付けられている。又、リアフレーム31には、図示しないエンジンルームが設けられており、このエンジンルームは開閉可能なエンジンカバー33により覆われている。エンジンルーム内にはディーゼルエンジン(図示せず)及び油圧ポンプ(図示せず)が配置されており、この油圧ポンプはディーゼルエンジンによって駆動され、前輪80を振動させる振動用モータ及び後輪90を回動させる走行用モータ等の油圧機器に対して作動油を供給する。又、リアフレーム31の上部にはキャビン32が設けられている。キャビン32内には、作業者が操作するハンドル(図示せず)が設けられている。
フロント機体20の後側接続フレーム部25と、リア機体30のリアフレーム31とは、連結ピン機構60を介して回動可能に連結されている。転圧機械1は、作業者がキャビン32内のハンドルを操作することで、フロント機体20が連結ピン機構60を介して向きを変えるように構成されている。具体的には、フロント機体20は、図示しない操向機構により、キャビン32内のハンドル操作に応じて左右方向(車幅方向)に操向可能となっている。このようにして、前輪80が左右に操舵できるように構成されている。また、キャビン32内には、前後進操作レバー、ブレーキペダル(いずれも図示せず)等が設けられ、作業者による前後進切換操作、ステアリング操作、ブレーキ操作により、現場において転圧作業が実施されるようにしてある。
次いで、スクレーパ40及びスクレーパ支持体50について説明する。
図7に示すように、スクレーパ支持体50は、前側接続フレーム部23に固定された第1スクレーパ支持体52と、後側接続フレーム部25に固定された第2スクレーパ支持体54とを含んでいる。また、スクレーパ40は、第1スクレーパ支持体52によって支持される第1スクレーパ42と、第2スクレーパ支持体54によって支持される第2スクレーパ44と、を含んでいる。図7に示すように、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44は、前輪80の上下方向に延びる半径方向線R1に関して線対称に配置されている。又、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44は、前輪80の前後方向に延びる半径方向線R2より下方に配置されている。図7及び図8に示すように、スクレーパ40は、当該スクレーパ40の少なくとも一部がフロント機体20の下側端面21cより下方に位置するように構成されている。具体的には、図5及び図8に示すように、第1スクレーパ42は、第1脚部42aの第1根元部42c及び第2脚部42bの第2根元部42dが共にフロント機体20の第2下側端面21eより下方に位置するように構成されている。第2スクレーパ44は、当該第2スクレーパ44の少なくとも一部がフロント機体20の第1下側端面21dより下方に位置するように構成されている。
なお、ここではスクレーパ40について、前側接続フレーム部23に支持された第1スクレーパ42を用いて説明する。上下方向に延びる半径方向線R1に関し、第1スクレーパ42と線対称に構成された第2スクレーパ44については、同一のアルファベットを付してその説明を省略する。
図2及び図4に示すように、第1スクレーパ42は、前輪80の左右方向幅と略同等の幅又は前輪80の左右方向幅より僅かに長い幅を有して延在する1つの部材から構成されている。第1スクレーパ42は、前輪80の軸線方向(左右方向)に沿って配置されている。
図5から図7に示すように、第1スクレーパ42は、互いの一方の端部同士で接続された平板状の第1脚部42a及び第2脚部42bによってアングル状に形成されている。そして、第1スクレーパ42は、第1脚部42a及び第2脚部42bが前輪80の半径方向線Rに関して線対称となるよう配置されている。具体的には、第1スクレーパ42は、第1脚部42a及び第2脚部42bが前輪80の外周面81に向かって開脚するように配置されている。つまり、第1脚部42aは、後方且つ下方に斜めに延びる平板状の部材であり、第2脚部42bは後方且つ上方に斜めに延びる平板状の部材である。第1脚部42a及び第2脚部42bの間の角度は、90°でもよいし、90°より小さく0°より大きくてもよいし、90°より大きく180°より小さくてもよい。又、図5に示すように、第1スクレーパ42では、第1脚部42aの一方の端部である第1根元部42cと第2脚部42bの一方の端部である第2根元部42dとが、所定の曲率半径を有する湾曲部42eを介して接続されている。なお、第1根元部42c及び第2根元部42dは、湾曲部42eを介さずに直接接続されていてもよい。又、図5に示すように、第1脚部42aには、当該第1脚部42aを貫通する第1ボルト孔42fが形成されている。又、第2脚部42bには、当該第2脚部42bを貫通する第2ボルト孔42gが形成されている。なお、第1スクレーパ42は、第1脚部42a及び第2脚部42bが一体に形成されたものであってもよい。
図5から図7に示すように、第1スクレーパ42は、第1脚部42a及び第2脚部42bの他方の端部の夫々が前輪80の外周面81との間に所定の間隔Dを有するように配置されている。具体的には、第1スクレーパ42は、第1脚部42aの他方の端部である第1先端部42h及び第2脚部42bの他方の端部である第2先端部42iの夫々が、前輪80の外周面81との間に所定の間隔Dを有するように配置されている。このように、第1スクレーパ42は、第1先端部42h及び第2先端部42iの夫々が、同一の間隔Dを有して、前輪80の軸線方向に沿って前輪80の外周面81と向き合うように配置されている。
図2、図4、図6に示すように、第1スクレーパ42は、第1脚部42a及び第2脚部42bを貫通して形成されたスクレーパ開口部42jを有する。具体的には、スクレーパ開口部42jは、第1脚部42a及び第2脚部42bに亘って連続して形成されている。なお、スクレーパ開口部42jは、第1脚部42a及び第2脚部42bに別々に形成されていてもよい。図6に示すように、スクレーパ開口部42jは、第1脚部42a及び第2脚部42bに亘って連続して形成され、且つ前輪80の半径方向線Rに関して線対称に形成されている。図2に示すように、スクレーパ開口部42jは、前輪80の左右方向に沿って断続的に5個設けられている。なお、スクレーパ開口部42jは、1つだけ設けられていてもよい。図4に示すように、スクレーパ開口部42jは、平面視において上下方向に連通して形成されており、これにより、第1スクレーパ42によって掻き落とされなかった付着物を、スクレーパ開口部42jを通じて下方に排出することができる。
図2及び図3に示すように、第1スクレーパ支持体52は、前輪80の外周面81と接離する方向に移動可能に第1スクレーパ42を支持しており、第2スクレーパ支持体54は、前輪80の外周面81と接離する方向に移動可能に第2スクレーパ44を支持している。なお、図2及び図3に示す態様では、第1スクレーパ支持体52及び第2スクレーパ支持体54は4個ずつ設けられているが、第1スクレーパ支持体52及び第2スクレーパ支持体54の数はこれに限定されるものではない。第1スクレーパ支持体52の各々は互いに同一の構成を有するため、ここでは1つの第1スクレーパ支持体52の説明をし、その他の第1スクレーパ支持体52についての説明を省略する。この点は、第2スクレーパ支持体54についても同様である。
図2に示すように、第1スクレーパ支持体52は、前輪80の回転軸線に沿う方向において互いに離間して配置されている一対の支持体52aを有する。一対の支持体52aは、一方の端部においてフロント機体20に固定され、且つ、他方の端部において第1スクレーパ42を支持している。具体的には、第1スクレーパ支持体52は、一方の端部において前側接続フレーム部23に固定され、且つ、他方の端部において前側接続フレーム部23より後側に位置するように構成されている。更に具体的には、図7に示すように、転圧機械1が登坂可能な最大傾斜角を有する路面Gに前輪80が接した状態で、第1スクレーパ支持体52は、当該路面Gより前輪80の側に配置されている。なお、転圧機械1が登坂可能な路面Gの最大傾斜角は、転圧機械1の質量、駆動トルク等から算出される路面G(坂道)の角度を意味する。
図5及び図6に示すように、一対の支持体52aは、概して、上方から下方に向けて前方から後方に斜めに延びる平板状の部材である。一対の支持体52aにおいて、夫々の一方の端部である上側端部52cに平板状の上側固定部材56が溶接等により固定されている。一対の支持体52aにおいて、夫々の他方の端部である下側端部52eに平板状の下側固定部材57が溶接等により固定されている。このようにして、第1スクレーパ支持体52においては、一対の支持体52a、上側固定部材56、及び下側固定部材57によって平面視四角形状の枠体が形成され、平面視で上下方向に貫通する排出孔58が形成される(図4)。
又、第1スクレーパ支持体52は、上側固定部材56を介してボルト等の締結部材を用いて、前側接続フレーム部23の前側台座23cに固定されている。また、第1スクレーパ支持体52には、下側固定部材57を介してボルト等の締結部材を用いて、第1スクレーパ42が固定されている。具体的には、図5に示すように、下側固定部材57には、前輪80の外周面81に向かって延びる長孔57aが形成されている。第1ボルト46を当該長孔57a及び第1脚部42aの第1ボルト孔42fに挿通しつつ、第1ナット48で締結することにより、第1スクレーパ支持体52に第1スクレーパ42が固定されている。このため、第1ボルト46と第1ナット48との締結を解き、第1スクレーパ42を前輪80の外周面81と接離する方向に移動することで、第1スクレーパ42の第1先端部42h及び第2先端部42iと前輪80の外周面81との間の間隔Dを調節することが可能となる。なお、第2脚部42bには、第2ボルト孔42gを挿通した第2ボルト47が第2ナット49により固定されている。しかし、図7に示す状態において、第2ボルト47及び第2ナット49は、対象物を締結するものではない。
図3に示すように、第2スクレーパ支持体54は、前輪80の回転軸線に沿う方向において互いに離間して配置されている一対の支持体54aを有する。一対の支持体54aは、一方の端部においてフロント機体20に固定され、且つ、他方の端部において第2スクレーパ44を支持している。具体的には、第2スクレーパ支持体54は、一方の端部において後側接続フレーム部25に固定され、且つ、他方の端部において後側接続フレーム部25より前側に位置するように構成されている。
図3及び図7に示すように、一対の支持体54aは、概して、上方から下方に向けて後方から前方に斜めに延びる平板状の部材である。一対の支持体54aにおいて、夫々の一方の端部である上側端部54cに平板状の上側固定部材56が溶接等により固定されている。一対の支持体54aにおいて、夫々の他方の端部である下側端部54eに平板状の下側固定部材57が溶接等により固定されている。このようにして、第2スクレーパ支持体54においては、一対の支持体54a、上側固定部材56、及び下側固定部材57によって平面視四角形状の枠体が形成され、平面視で上下方向に貫通する排出孔58が形成される(図4)。
又、第2スクレーパ支持体54は、上側固定部材56を介してボルト等の締結部材を用いて、後側接続フレーム部25の後側台座25cに固定されている。また、第2スクレーパ支持体54には、下側固定部材57を介してボルト等の締結部材を用いて、第2スクレーパ44が固定されている。具体的には、図3に示すように、下側固定部材57には、前輪80の外周面81に向かって延びる長孔57aが形成されている。第1ボルト46を当該長孔57a及び第1脚部44aの第1ボルト孔44fに挿通しつつ、第1ナット48で締結することにより、第2スクレーパ支持体54に第2スクレーパ44が固定されている。このため、第1ボルト46と第1ナット48との締結を解き、第2スクレーパ44を前輪80の外周面81と接離する方向に移動することで、第2スクレーパ44の第1先端部44h及び第2先端部44iと前輪80の外周面81との間の間隔を調節することが可能となる。なお、第2脚部44bには、第2ボルト孔44gを挿通した第2ボルト47が第2ナット49により固定されている。しかし、図7に示す状態において、第2ボルト47及び第2ナット49は、対象物を締結するものではない。
次いで、本発明の実施形態に係る転圧機械1の作用、効果について説明する。
本発明の転圧機械1は、平板状の第1脚部42a及び第2脚部42bによってアングル状に形成され、且つ、前輪80の外周面81との間に所定の間隔Dを有するように配置され、当該外周面81に付着した付着物を掻き落とすための第1スクレーパ42と、前輪80の外周面81と接離する方向に移動可能に当該第1スクレーパ42を支持する第1スクレーパ支持体52と、を備える。更に、当該第1スクレーパ42は、第1脚部42a及び第2脚部42bを貫通して形成されたスクレーパ開口部42jを有する。このため、第1スクレーパ42によって前輪80の外周面81から掻き落とされずに付着物が当該第1スクレーパ42と前輪80との間の隙間から入り込んだ場合であっても、当該付着物を、スクレーパ開口部42jを通じて外部へ排出することができる。このようにして、前輪80の外周面81に付着した付着物の、第1脚部42a及び第2脚部42bへの堆積を抑制することができる。従って、付着物に阻害されることなく第1スクレーパ42の位置調整を容易に実施することができる。また、前輪80と第1スクレーパ42との間隔Dを調整する際に、第1スクレーパ42から付着物を取り除く作業を不要とすることができ、第1スクレーパ42の位置調整における作業工数の増加を抑制することができる。よって、第1スクレーパ42の位置調整に係る作業性向上を図る転圧機械1を提供することができる。なお、上述した第1スクレーパ42による作用、効果は、第2スクレーパ44においても同様に奏される。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、スクレーパ開口部42jは、第1脚部42a及び第2脚部42bに亘って連続して形成されている。このため、第1スクレーパ42と前輪80との間の隙間から付着物が入り込んだ場合であっても、第1脚部42a及び第2脚部42b、具体的には第1脚部42aの第1根元部42c及び第2脚部42bの第2根元部42dへの付着物の堆積を抑制することができる。従って、付着物に阻害されることなく第1スクレーパ42の位置調整を容易に実施することができる。また、前輪80と第1スクレーパ42との間隔Dを調整する際に、第1スクレーパ42から付着物を取り除く作業を不要とすることができ、第1スクレーパ42の位置調整における作業工数の増加を抑制することができる。なお、上述した第1スクレーパ42による作用、効果は、第2スクレーパ44においても同様に奏される。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、第1スクレーパ支持体52は、前輪80の回転軸線に沿う方向(左右方向)において互いに離間して配置された一対の支持体52aを有する。又、第2スクレーパ支持体54は、前輪80の回転軸線に沿う方向(左右方向)において互いに離間して配置されている一対の支持体54aを有する。このように、第1スクレーパ支持体52には、一対の支持体52aの間に、外部へ貫通する排出孔58が形成される。同様に、第2スクレーパ支持体54には、一対の支持体54aの間に、外部へ貫通する排出孔58が形成される。このため、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44によって前輪80の外周面81から掻き落とされた付着物の、第1スクレーパ支持体52及び第2スクレーパ支持体54への堆積を抑制することができる。よって、例えば前輪80と第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44との間隔Dを調整する際に、第1スクレーパ支持体52及び第2スクレーパ支持体54から付着物を取り除く作業を不要とすることができ、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44の位置調整における作業工数の増加を抑制することができる。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、第1スクレーパ支持体52は、一方の端部において前側接続フレーム部23に固定され、且つ、他方の端部において前側接続フレーム部23より後側に位置するように構成されている。また、当該転圧機械1が登坂可能な最大傾斜角を有する路面Gに前輪80が接した状態で、第1スクレーパ支持体52は、当該路面Gより前輪80の側に配置されている。このため、例えば転圧機械1が路面Gを登坂走行する場合であっても、第1スクレーパ支持体52と路面Gとの接触を回避することができ、第1スクレーパ支持体52の損傷を回避することができる。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、第1スクレーパ42は、第1脚部42aの第1根元部42c及び第2脚部42bの第2根元部42dが共にフロント機体20の第2下側端面21eより下方に位置するように構成されている。このため、作業者は、第1スクレーパ42の内部、即ち第1スクレーパ42の第1脚部42a及び第2脚部42bと前輪80の外周面81とによって囲まれる部分を、転圧機械1の側方から目視することができる。より具体的には、作業者は、第1脚部42aの第1根元部42c及び第2脚部42bの第2根元部42dを転圧機械1の側方から目視することができる。また、第2スクレーパ44は、当該第2スクレーパ44の少なくとも一部がフロント機体20の第1下側端面21dより下方に位置するように構成されている。このため、作業者は、第2スクレーパ44の内部、即ち第2スクレーパ44の第1脚部44a及び第2脚部44bと前輪80の外周面81とによって囲まれる部分を、転圧機械1の側方から目視することができる。よって、第1スクレーパ42の第1脚部42a及び第2脚部42b、第2スクレーパ44の第1脚部44a及び第2脚部44bに付着物が堆積した場合であっても、作業者は、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44から当該付着物を容易に取り除くことができる。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、第1スクレーパ42の第1脚部42a及び第2脚部42bは、前輪80の半径方向線Rに関して線対称に形成されている。従って、第1スクレーパ42は、第1先端部42h及び第2先端部42iの夫々が、同一の間隔Dを有して前輪80の外周面81と向き合うように配置される。このため、第1スクレーパ42での付着物の掻き取りによって第1脚部42a及び第2脚部42bが摩耗した場合であっても、その摩耗量に応じて、第1脚部42a及び第2脚部42bの位置を入れ替えることができる。つまり、第2ボルト47を長孔57a及び第2脚部42bの第2ボルト孔42gに挿通しつつ、第2ナット49で締結することにより、第1スクレーパ支持体52に第1スクレーパ42の第2脚部42bを固定することができる。この場合、第1脚部42aは、後方且つ上方に斜めに延びて配置され、第2脚部42bは後方且つ下方に斜めに延びて配置される。このように、第1脚部42a及び第2脚部42bの摩耗量に応じて、第1脚部42a及び第2脚部42bの位置を変える入れ替えることで、第1スクレーパ42の耐用年数を延ばすことが可能となる。なお、上述した第1スクレーパ42による作用、効果は、第2スクレーパ44においても同様に奏される。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、第1スクレーパ42のスクレーパ開口部42jは、第1脚部42a及び第2脚部42bに亘って連続して形成され、且つ前輪80の半径方向線Rに関して線対称に形成されている。このように、第1脚部42a及び第2脚部42bの両方に同じ大きさのスクレーパ開口部42jが形成されるため、第1スクレーパ42によって前輪80の外周面81から掻き落とされなかった付着物を、スクレーパ開口部42jを通じてより確実に外部へ排出することができる。このようにして、前輪80の外周面81に付着した泥等の付着物の、第1脚部42a及び第2脚部42bへの堆積を抑制することができる。特に、第1脚部42aの第1根元部42c及び第2脚部42bの第2根元部42dへの付着物の堆積を抑制することができる。なお、上述した第1スクレーパ42による作用、効果は、第2スクレーパ44においても同様に奏される。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44は、前輪80の上下方向に延びる半径方向線R1に関して線対称に配置されている。このため、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44での付着物の掻き取りに際し、第1スクレーパ42の第1脚部42a及び第2脚部42b、第2スクレーパ44の第1脚部44a及び第2脚部44bが夫々摩耗した場合であっても、その摩耗量に応じて、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44の位置を入れ替えることができる。つまり、第1スクレーパ42を第2スクレーパ支持体54に固定し、第2スクレーパ44を第1スクレーパ支持体52に固定することができる。このように、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44の摩耗量に応じて、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44の位置を変える入れ替えることで、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44の耐用年数を延ばすことが可能となる。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、フロント機体20は、一対のサイドフレーム21部、前側接続フレーム部23、及び後側接続フレーム部25により、平面視四角形状を有する枠体に形成されている。又、前輪80はドラム形に形成されており、フロント機体20の枠体の内部に収容されている。更に、スクレーパ40は、前側接続フレーム部23に固定された第1スクレーパ支持体52によって支持される第1スクレーパ42と、後側接続フレーム部25に固定された第2スクレーパ支持体54によって支持される第2スクレーパ44と、を含んでいる。このため、第1スクレーパ42は前輪80の前方に配置され、第2スクレーパ44は前輪80の後方に配置される。よって、前輪80の外周面81からの付着物の掻き取りを、前輪80の外周面81に対し前側及び後側の両側から均等に実施することができ、付着物をより確実に掻き取ることができる。
又、本発明の実施形態に係る転圧機械1によれば、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44は、前輪80の前後方向に延びる半径方向線R2より下方に配置されている。このため、図9の下側に示すように、第1スクレーパ42によって前輪80の外周面81から掻き落とされた付着物が第1スクレーパ42の第2脚部42bの外面を流れる場合であっても(図9の下側の細矢印参照)、当該付着物がスクレーパ開口部42jから第1スクレーパ42の内部に入り込むことを回避でき、ひいては付着物をより確実に外部へ排出することができる。これに対し、図9の上側に比較例として示すように、スクレーパ400を前輪80の前後方向に延びる半径方向線R2より上方に配置した場合、当該スクレーパ400によって前輪80の外周面81から掻き落とされた付着物は、当該スクレーパ400の一方の脚部を流れてスクレーパ開口部400aから当該スクレーパ400の内部に入り込む虞がある(図9の下側の細矢印参照)。この場合、スクレーパ400の他方の脚部に付着物が堆積する要因となり好ましくない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に係る転圧機械1に限定されるものではなく、本発明の概念及び特許請求の範囲に含まれるあらゆる態様を含む。また、上述した課題及び効果を奏するように、各構成を適宜選択的に組み合わせても良い。例えば、上記実施形態における各構成要素の形状、材料、配置、サイズ等は、本発明の具体的態様によって適宜変更され得る。
例えば、上記実施形態では、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44が、前輪80の左右方向幅と略同等の幅又は前輪80の左右方向幅より僅かに長い幅を有して延在する1つの部材から構成されていると説明した。しかし、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44は、前輪80の軸線方向(左右方向)において、2つ以上に分割して構成されるものでもよい。
又、上記実施形態では、第1スクレーパ42がフロント機体20の前側接続フレーム部23に固定され、第2スクレーパ44がフロント機体20の後側接続フレーム部25に固定されていると説明した。しかし、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44は、例えば一対のサイドフレーム部21に固定されるものであってもよい。
又、上記実施形態では、フロント機体20が、一対のサイドフレーム21部、前側接続フレーム部23、及び後側接続フレーム部25により、平面視四角形状を有する枠体に形成されていると説明した。しかし、フロント機体20の形状は、これに限定されるものではなく、例えば平面視六角形状等その他の形状であってもよい。
又、上記実施形態では、スクレーパ40が、前側接続フレーム部23に固定された第1スクレーパ支持体52に支持される第1スクレーパ42と、後側接続フレーム部25に固定された第2スクレーパ支持体54に支持される第2スクレーパ44と、を含んでいると説明した。しかし、スクレーパ40は、第1スクレーパ42及び第2スクレーパ44のいずれか一方だけから構成されてもよい。
1 転圧機械
10 機体
20 フロント機体(フロントフレーム)
21 一対のサイドフレーム部
21c 下側端面
23 前側接続フレーム部
25 後側接続フレーム部
42a、44a 第1脚部
42b、44b 第2脚部
40 スクレーパ
42 第1スクレーパ
42c、44c 第1根元部(一方の端部)
42d、44d 第2根元部(一方の端部)
42h、44h 第1先端部(他方の端部)
42i、44i 第2先端部(他方の端部)
42j、44j スクレーパ開口部
44 第2スクレーパ
50 スクレーパ支持体
52 第1スクレーパ支持体
52a、54a 一対の支持体
52c、54c 上側端部(一方の端部)
52e、54e 下側端部(他方の端部)
54 第2スクレーパ支持体
80 前輪(転圧輪)
81 外周面
82 端壁(側面)
D 間隔
G 路面
R 半径方向線
R1 上下方向に延びる半径方向線
R2 前後方向に延びる半径方向線

Claims (7)

  1. 機体の一部を構成するフロントフレームと、
    前記フロントフレームに回転可能に支持された転圧輪と、
    互いの一方の端部同士で接続された平板状の第1脚部及び第2脚部によってアングル状に形成され、且つ、前記第1脚部及び前記第2脚部の他方の端部の夫々が前記転圧輪の外周面との間に所定の間隔を有するように配置され、前記外周面に付着した付着物を掻き落とすためのスクレーパと、
    前記フロントフレームに取り付けられ、前記転圧輪の前記外周面と接離する方向に移動可能に前記スクレーパを支持するスクレーパ支持体と、を備える転圧機械において、
    前記スクレーパは、前記第1脚部及び前記第2脚部を貫通して形成されたスクレーパ開口部を有する、ことを特徴とする転圧機械。
  2. 前記スクレーパ開口部は、前記第1脚部及び前記第2脚部に亘って形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の転圧機械。
  3. 前記スクレーパ支持体は、一方の端部において前記フロントフレームに固定され、且つ、他方の端部において前記スクレーパを支持する一対の支持体を含み、
    前記一対の支持体は、前記転圧輪の回転軸線に沿う方向において互いに離間して配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の転圧機械。
  4. 前記転圧輪はドラム形に形成されており、
    前記フロントフレームは、前記転圧輪の両側面に沿って延びる一対のサイドフレーム部と、前記一対のサイドフレーム部の一方の端部を前記転圧輪の前方で接続する前側接続フレーム部と、を含み、
    前記スクレーパ支持体は、一方の端部において前記前側接続フレーム部に固定され、且つ、他方の端部において前記前側接続フレーム部より後側に位置するように構成された第1スクレーパ支持体を含み、
    前記転圧機械が登坂可能な最大傾斜角を有する路面に前記転圧輪が接した状態で、前記第1スクレーパ支持体は、前記路面より前記転圧輪の側に配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の転圧機械。
  5. 前記スクレーパは、該スクレーパの少なくとも一部が前記フロントフレームの下側端面より下方に位置するように構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の転圧機械。
  6. 前記転圧輪はドラム形に形成されており、
    前記第1脚部及び前記第2脚部は、前記転圧輪の半径方向線に関して線対称に形成されている、ことを特徴とする請求項1記載の転圧機械。
  7. 前記転圧輪はドラム形に形成されており、
    前記フロントフレームは、前記転圧輪の両側面に沿って延びる一対のサイドフレーム部と、前記一対のサイドフレーム部の一方の端部を前記転圧輪の前方で接続する前側接続フレーム部と、前記一対のサイドフレーム部の他方の端部を前記転圧輪の後方で接続する後側接続フレーム部と、を含み、
    前記スクレーパは、前記前側接続フレーム部に固定された第1スクレーパ支持体によって支持される第1スクレーパと、前記後側接続フレーム部に固定された第2スクレーパ支持体によって支持される第2スクレーパと、を含んでおり、
    前記第1スクレーパ及び前記第2スクレーパは、前記転圧輪の上下方向に延びる半径方向線に関して線対称に配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の転圧機械。
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