JP2007099159A - クローラ走行装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クローラ外れ防止ガイドの交換等のメンテナンを良好とするクローラ走行装置を提供する。
【解決手段】走行フレーム2aに配設される駆動輪6及び従動輪6aと複数の転輪7にクローラ1aを張設し、クローラ1aの内周面に突出する左右の芯金突起9,9間にクローラ外れ防止ガイド15を臨ませて設けたクローラ走行装置1であって、前記クローラ外れ防止ガイド15を左側ガイド体21と右側ガイド体22によって2分割構成した。
【選択図】図3
【解決手段】走行フレーム2aに配設される駆動輪6及び従動輪6aと複数の転輪7にクローラ1aを張設し、クローラ1aの内周面に突出する左右の芯金突起9,9間にクローラ外れ防止ガイド15を臨ませて設けたクローラ走行装置1であって、前記クローラ外れ防止ガイド15を左側ガイド体21と右側ガイド体22によって2分割構成した。
【選択図】図3
Description
本発明は、大型トラクタやコンバイン等の作業車両に採用されるクローラ走行装置に関する。
従来、大型トラクタやコンバインに用いられるクローラ走行装置は、走行フレームに配設される駆動輪及び従動輪と複数の転輪に張設されるクローラを備え、このクローラの駆動輪又は従動輪からの外れを防止すべく、クローラの内周面に突出するを芯金突起間にクローラ外れ防止ガイドを臨ませて設けている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、この特許文献1に示されるクローラ走行装置のクローラ外れ防止ガイド構造は、走行フレームの取付ブラッケットに揺動回動自在に支持される左右の揺動アームに前後で対をなす転輪を軸支し、該揺動アームの間の下部に前後の転輪に跨がる長さの1本のクローラ外れ防止ガイドを着脱可能に取付支持した構成となっている。
特開2003−300487公報
そして、この特許文献1に示されるクローラ走行装置のクローラ外れ防止ガイド構造は、走行フレームの取付ブラッケットに揺動回動自在に支持される左右の揺動アームに前後で対をなす転輪を軸支し、該揺動アームの間の下部に前後の転輪に跨がる長さの1本のクローラ外れ防止ガイドを着脱可能に取付支持した構成となっている。
上記特許文献1で示されるクローラ走行装置は、機体走行時にクローラが地面の凹凸や土塊及び石等の凸部に至ると、該凸部の抵抗によりクローラを介して一方の転輪が揺動アームを介し取付ブラッケットを中心に上方揺動してクローラを上方に撓ませるとき、クローラ外れ防止ガイドが共に追動し、クローラの外れを防止した滑らかな走行を行う利点を有している。
然し、クローラ外れ防止ガイドは芯金突起との摺接により表面の磨耗が激しく、比較的早期に新たなものとの交換が必要とされる。この場合、特に大型のクローラ走行装置では1本の鋳物部材で形成されるクローラ外れ防止ガイドは大型化した重量物になるので、揺動アームとクローラの狭い間隙を介してクローラ外れ防止ガイドを手で支えながら様々に姿勢を変更させて行う、取り外しや新たなクローラ外れ防止ガイドの交換取付け等のメンテナンス作業が煩雑で非能率になる等の欠点がある。
さらに上記のような1本の部材からなるクローラ外れ防止ガイドは、表面の片側のみが磨耗した偏磨耗状態の場合でも、走行トラブルを防止する上で全体のガイドを交換しなければならず、部品コストが増大する等の問題がある。
然し、クローラ外れ防止ガイドは芯金突起との摺接により表面の磨耗が激しく、比較的早期に新たなものとの交換が必要とされる。この場合、特に大型のクローラ走行装置では1本の鋳物部材で形成されるクローラ外れ防止ガイドは大型化した重量物になるので、揺動アームとクローラの狭い間隙を介してクローラ外れ防止ガイドを手で支えながら様々に姿勢を変更させて行う、取り外しや新たなクローラ外れ防止ガイドの交換取付け等のメンテナンス作業が煩雑で非能率になる等の欠点がある。
さらに上記のような1本の部材からなるクローラ外れ防止ガイドは、表面の片側のみが磨耗した偏磨耗状態の場合でも、走行トラブルを防止する上で全体のガイドを交換しなければならず、部品コストが増大する等の問題がある。
上記課題を解決するために本発明は、第1に、走行フレーム2aに配設される駆動輪6及び従動輪6aと複数の転輪7にクローラ1aを張設し、クローラ1aの内周面に突出する左右の芯金突起9,9間にクローラ外れ防止ガイド15を臨ませて設けたクローラ走行装置1において、前記クローラ外れ防止ガイド15を左側ガイド体21と右側ガイド体22によって2分割構成したことを特徴としている。
第2に、走行フレーム2aに配設される駆動輪6及び従動輪6aと複数の転輪7にクローラ1aを張設し、クローラ1aの内周面に突出する左右の芯金突起9,9間にクローラ外れ防止ガイド15を臨ませて設けたクローラ走行装置1において、前記走行フレーム2aに軸支した揺動アーム11に前後一対の下部転輪7を装着し、この揺動アーム11の下部にクローラ外れ防止ガイド15を設けるにあたり、そのクローラ外れ防止ガイド15を、前後の下部転輪7に対応する前後のクローラ外れ防止ガイド15a,15bによって構成すると共に、当該前後のクローラ外れ防止ガイド15a,15bを左側ガイド体21と右側ガイド体22によって2分割構成したことを特徴としている。
第2に、走行フレーム2aに配設される駆動輪6及び従動輪6aと複数の転輪7にクローラ1aを張設し、クローラ1aの内周面に突出する左右の芯金突起9,9間にクローラ外れ防止ガイド15を臨ませて設けたクローラ走行装置1において、前記走行フレーム2aに軸支した揺動アーム11に前後一対の下部転輪7を装着し、この揺動アーム11の下部にクローラ外れ防止ガイド15を設けるにあたり、そのクローラ外れ防止ガイド15を、前後の下部転輪7に対応する前後のクローラ外れ防止ガイド15a,15bによって構成すると共に、当該前後のクローラ外れ防止ガイド15a,15bを左側ガイド体21と右側ガイド体22によって2分割構成したことを特徴としている。
本発明によるクローラ走行装置は次のような効果を奏する。即ち、クローラ外れ防止ガイドを左側ガイド体と右側ガイド体に2分割構成して左右の芯金突間に臨ませたことにより、クローラが転輪から側方に向けて外れようとするとき、左側ガイド体及び右側ガイド体が芯金突起を案内規制してクローラの外れを防止する。また2分割構成された左側ガイド体と右側ガイド体は小型軽量化されるので、走行フレームへの着脱を容易にすることができると共に、磨耗の激しい側の左側ガイド体或いは右側ガイド体のみの個別交換を行うことができ、クローラ外れ防止ガイドの交換コストを低減することができる。
また前後で対をなす転輪を揺動回動自在に支持する揺動アームに設けるクローラ外れ防止ガイドを、前後の下部転輪に対応する前後のクローラ外れ防止ガイドによって構成し、当該前後のクローラ外れ防止ガイドを左側ガイド体と右側ガイド体によって2分割構成したことにより、前後及び左右に分割された左側ガイド体と右側ガイド体はより小型軽量化され、揺動アームとクローラとの間隙内での取り出しも容易となり、クローラ外れ防止ガイドの交換等のメンテナンス作業を簡単に行うことができると共に、交換コストを低減することができる。
また前後で対をなす転輪を揺動回動自在に支持する揺動アームに設けるクローラ外れ防止ガイドを、前後の下部転輪に対応する前後のクローラ外れ防止ガイドによって構成し、当該前後のクローラ外れ防止ガイドを左側ガイド体と右側ガイド体によって2分割構成したことにより、前後及び左右に分割された左側ガイド体と右側ガイド体はより小型軽量化され、揺動アームとクローラとの間隙内での取り出しも容易となり、クローラ外れ防止ガイドの交換等のメンテナンス作業を簡単に行うことができると共に、交換コストを低減することができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1において符号Aは、本発明に係わるクローラ外れ防止ガイド構造を有するクローラ走行装置1を走行機体2の左右に備えたトラクタ(作業車両)である。このトラクタAは走行機体2に従来のものと同様な配置構成によって、前方からボンネット3aで覆われるエンジン3を搭載し、後部に後述する操作レバー4を備える操縦部5をキャビン5aで覆って配置し、走行機体2の前部にドーザー装置等の作業機Bを昇降自在に装着している。
先ず図1〜図3を参照し第1実施形態に係わるクローラ走行装置1の構成及びクローラ外れ防止ガイド構造について説明する。クローラ走行装置1はゴム製無端帯状のクローラ1aを、走行機体2の左右下部に構成される走行フレーム2aに、前部に設置されて図示しない油圧モータによって駆動される駆動輪6と、後部に前後調節自在に軸支される従動輪6aとにわたって張設している。またクローラ1aは下部内周面側を走行フレーム2a側に支持される複数の転輪(下部転輪)7によって支持し、且つ上部内周面側を上部転輪7aで支持する構成となっている。
クローラ1aは所定のピッチを有して複数の芯金8を埋設し、該芯金8に一体的に形成される二股状の芯金突起9,9をクローラ内周面の中央部に突出させている。
下部転輪7と上部転輪7aはいずれも、二股状に突設される芯金突起9,9の両外側に跨がってクローラ1aの内周面を転接案内する輪体としている。そして、駆動輪6と従動輪6aの間に配設される複数の下部転輪7,7・・は、隣接する前後一対の下部転輪7,7を走行フレーム2aの下面前後に取付固定した取付ブラッケット10,10に後述する揺動支持構造によって揺動自在に支持している。上部転輪7aは走行フレーム2aの上面に取付固定した図示しない取付ブラッケットに軸支している。
下部転輪7と上部転輪7aはいずれも、二股状に突設される芯金突起9,9の両外側に跨がってクローラ1aの内周面を転接案内する輪体としている。そして、駆動輪6と従動輪6aの間に配設される複数の下部転輪7,7・・は、隣接する前後一対の下部転輪7,7を走行フレーム2aの下面前後に取付固定した取付ブラッケット10,10に後述する揺動支持構造によって揺動自在に支持している。上部転輪7aは走行フレーム2aの上面に取付固定した図示しない取付ブラッケットに軸支している。
図2,図3で示すように上記下部転輪7,7の揺動支持構造は、前記取付ブラッケット10の支軸を介し前後方向の中央部を回動可能に軸支した左右一対の板状部材からなる揺動アーム(芯金取付部材)11,11と、該揺動アーム11,11にその前後端を連結した状態で取付固定される転輪支持ブラケット12,12と、該転輪支持ブラケット12,12に回転自在に挿入支持され両軸端に左右の下部転輪7,7を設ける転輪軸13等からなる。
この構成により、揺動アーム11,11に前後一対として設けられる下部転輪7,7は、機体走行時にクローラ1aが接地する地面の凹凸形状に倣って、取付ブラッケット10の軸芯を支点に左右一対の揺動アーム11,11を介し天秤状態で揺動回動し、揺動アーム11,11の前後の上辺がそれぞれ走行フレーム2aの下面に接当する範囲で揺動回動させることができる。このとき後述するクローラ外れ防止ガイド構造を介し揺動アーム11,11の下辺に沿って設けられるクローラ外れ防止ガイド15も共に揺動回動する。
次に上記クローラ外れ防止ガイド構造について図2,図3,図5を参照し説明する。図示例のクローラ外れ防止ガイド構造は、左右一対の揺動アーム11,11が、その下辺を芯金突起9,9の先端部高さ程度に離間させた位置でクローラ内周面と略平行状となるように直線状に形成される。
また揺動アーム11,11は、下辺に沿う下部側中途部を互いに内向きに屈曲させた屈曲部16を介し、芯金突起9,9幅内に垂下状態で臨む取付部17,17を形成し、該取付部17,17の前後(長手)方向にクローラ外れ防止ガイド取付け用の取付ボルト19が挿入される複数の取付孔20を穿設している。
クローラ外れ防止ガイド15は、前後一対の下部転輪7,7に跨がる長さで左右に2分割し対称形状に形成された左側ガイド体21と右側ガイド体22とからなる。図3,図5で示すように対をなす左側ガイド体21及び右側ガイド体22は、平坦な接合面23,23を対向させた状態で肉薄の取付片25,25を共に取付部17,17間に挿入し、前記取付ボルト19によって締着して揺動アーム11,11に取付ける。この構成により揺動アーム11,11は左側ガイド体21と右側ガイド体22の挟持状の固定を強固にすると共に、取付部17,17と下部転輪7,7の間に広い空間部を形成し、該空間部から泥土を速やかに逃がし走行抵抗を低減させることができる。
図示例の左側ガイド体21と右側ガイド体22は、内側となる平坦な接合面23と外側となる側面の中途部に段部26を前後方向に形成し、その上部側に前記肉薄の取付片25を形成し、且つ下部側に肉厚な芯金突起案内用のガイド部27を形成している。
上記取付片25は揺動アーム11と略同じ長さとなし中途部に取付孔20と対向する位置に取付ボルト19を挿入する取付孔29を穿設している。また肉厚なガイド部27は芯金突起9の内側面に摺接して案内する外側ガイド面と、芯金突起9,9の谷部に摺接して案内する下側ガイド面を有して形成される。
上記取付片25は揺動アーム11と略同じ長さとなし中途部に取付孔20と対向する位置に取付ボルト19を挿入する取付孔29を穿設している。また肉厚なガイド部27は芯金突起9の内側面に摺接して案内する外側ガイド面と、芯金突起9,9の谷部に摺接して案内する下側ガイド面を有して形成される。
またガイド部27の前後端側で、上方に向けて湾曲する端部ガイド面30は、転輪7の回転外周軌跡より内側に位置する形状としている。またクローラ外れ防止ガイド15を揺動アーム11に取付ける際に、段部26は揺動アーム11の下辺に接当した状態で取付ボルト19によって締着することが望ましい。この場合にはクローラ外れ防止ガイド15が受ける下方からの衝撃的な負荷を段部26を介し揺動アーム11が受けるので、取付ボルト19に大きな負荷をかけることなく緩み等を防止することができる。
以上のように構成されるクローラ走行装置1は、機体走行時にクローラ1aが地面の凹凸又は土塊や石等の凸部に至ると、該凸部の抵抗によりクローラ1aを介して一方の下部転輪7が揺動アーム11を介し取付ブラッケット10の支軸を中心に上方揺動して、クローラ1aを上方に撓ませることにより凸部をスムースに乗り越え、機体が左右に傾動するローリングや前後に傾動するピッチングを防止した滑らかな走行を行う。
また畦畔や道板を用いたトラック積みを行う際の大きな段差部を乗り越えるときにも、駆動輪6の後側の下部転輪7及び従動輪6aの前側の下部転輪7は段差部に追随して上方揺動するので、機体をシーソー状に前後に大きく傾動することを防止した状態で、畦畔越え或いはトラック積み走行をスムースに行うことができる。従って、揺動アーム11を介し前後で対をなす転輪7,7が揺動するとき、クローラ外れ防止ガイド15も追動するので、クローラ外れを防止することができる。
また路上や圃場走行時に前記操作レバー4の操向操作による機体旋回や方向修正を行うとき、クローラ1aの芯金突起9が下部転輪7から側方に外される方向に発生するクローラ側方負荷を、左側ガイド体21と右側ガイド体22の側面が左右の芯金突起9,9を各別に受け止めて規制するので、クローラ1aの外れを確実に防止することができる。
このとき左側ガイド体21と右側ガイド体22は、その側面及び底面が芯金突起9,9の内側面と摺接して摩損するが、摩損の激しい偏磨耗側の左側ガイド体21或いは右側ガイド体22のみを交換することができるので、従来の大型車両のクローラ走行装置のように、1本の鋳物部材で大型大重量で形成されるクローラ外れ防止ガイドの交換を要することなく交換コストを低減することができる。
また上記のようなクローラ外れ防止ガイド交換作業において、2分割され小型小重量の左側ガイド体21と右側ガイド体22は、取付ボルト19を緩め揺動アーム11から外した状態で、揺動アーム11とクローラ1aとの狭い間隙内での取り出しも容易となり、外部に簡単に取り出すことができる。また新たな左側ガイド体21並びに右側ガイド体22の組み付けも取り外しの逆順の作業によって省力的に能率よく行うことができる。従って、メンテナンス作業に要する全体的なコストを低減することができると共に、対称形状の左側ガイド体21と右側ガイド体22は1つの鋳造型によって廉価に製造することができる等の利点がある。
次に図4,図5を参照し第2実施形態に係わるクローラ走行装置1のクローラ外れ防止ガイド構造について説明する。尚、前記実施形態のものと同様な構成及び作用については説明を省略する。このクローラ外れ防止ガイド構造は、揺動アーム11の下部にクローラ外れ防止ガイド15を設けるに、前記第1実施形態で示される形状のクローラ外れ防止ガイド15を、前後一対の下部転輪7,7に対応するように分割した前クローラ外れ防止ガイド15aと後クローラ外れ防止ガイド15bによって構成し、且つ前後のクローラ外れ防止ガイド15a,15bを左側ガイド体21と右側ガイド体22に2分割した構成としている。そして、分割された左側ガイド体21と右側ガイド体22は、平面視でクロス方向に配置される同一形状の分割クローラ外れ防止ガイドが、揺動アーム11,11の取付部17,17間に1対づつ取付けられる。
この構成によれば、分割された各左側ガイド体21と右側ガイド体22は、揺動アーム11,11に所定の配置を以て取付支持されるので、第1実施形態のものと同様にクローラ1aの外れ防止ガイドを確実に行うことができる。
また前後及び左右で4分割形成される左側ガイド体21と右側ガイド体22は、第1実施形態のものより小型軽量化されるので、分割クローラ外れ防止ガイドのうち偏磨耗したもののみの着脱をより容易に行うことができ、メンテナンス作業を簡単に行うことができる等の利点を有する。
また前後及び左右で4分割形成される左側ガイド体21と右側ガイド体22は、第1実施形態のものより小型軽量化されるので、分割クローラ外れ防止ガイドのうち偏磨耗したもののみの着脱をより容易に行うことができ、メンテナンス作業を簡単に行うことができる等の利点を有する。
次に前記操作レバー4の構成について図6,図7を参照し説明する。この操作レバー4は操作部5の運転コンソール50の操作面に左右一対となして、各左右の操作軸51に支持され前後方向に回動可能に設置される。実施形態の操作レバー4,4は基部側が、トラクタAが備える油圧ポンプの左右の斜板に連結され、該斜板の角度を調整することにより、油圧モータ及び左右の駆動輪6,6を介し左右のクローラ走行装置1,1を駆動し、走行運転操作をすることができる構成となっている。
これにより左右の操作レバー4,4は、前後方向の同時操作を一括的に把持して行うこともでき、左右のクローラ走行装置1,1の前後進切換と操作量に応じた機体の走行速度を選択することができる。また左右の操作レバー4,4を個別に前後操作することにより、左右のクローラ走行装置1,1の個別前後進切換と操作量に応じた旋回速度を選択し、機体の操向運転を行うことができる。
そして、各操作レバー4は操作軸51に設けた基部側レバー52に対し、運転者が把持するレバー把持部53を把持位置調整自在に設け、運転者の身長や操作の好みに適した運転操作を楽な姿勢で行い易くするようにしている。
即ち、操作レバー4の基部側レバー52は板状部材で形成され、先端部の軸方向に所定の取付け孔間隔を有して2段の取付孔55を穿設している。レバー把持部53は一端から形成されたレバー取付穴56を有し、該レバー取付孔56を横断する4段の調節孔57を軸方向に、基部側レバー52の取付孔55,55の略1/2の取付け孔間隔を有して穿設している。
即ち、操作レバー4の基部側レバー52は板状部材で形成され、先端部の軸方向に所定の取付け孔間隔を有して2段の取付孔55を穿設している。レバー把持部53は一端から形成されたレバー取付穴56を有し、該レバー取付孔56を横断する4段の調節孔57を軸方向に、基部側レバー52の取付孔55,55の略1/2の取付け孔間隔を有して穿設している。
これにより基部側レバー52にレバー取付穴56を介しレバー把持部53を上方から挿入した状態で、基部側レバー52の取付孔55,55にレバー把持部53の調節孔57,57を選択し、同図の実線で示す標準取付け位置に合致させた状態で取付ボルト及びナット等からなる取付具59を挿入して連結固定すると、標準長さの操作レバー4を構成することができる。また基部側レバー52の取付孔55,55に対し、同図の点線で示すようにレバー把持部53の下段側の調節孔57,57を合致させて連結固定した場合には、レバー把持部53を基部側レバー52の高い位置に取付固定してレバー長を長くすることができる。
A トラクタ
1 クローラ走行装置
1a クローラ
2 走行機体
2a 走行フレーム
6 駆動輪
6a 従動輪
7 転輪(下部転輪)
8 芯金
9 芯金突起
10 取付ブラッケット
11 揺動アーム
15 クローラ外れ防止ガイド
15a 前クローラ外れ防止ガイド
15b 後クローラ外れ防止ガイド
19 取付ボルト
21 左側ガイド体
22 右側ガイド体
25 取付片
26 段部
27 ガイド部
29 取付孔
1 クローラ走行装置
1a クローラ
2 走行機体
2a 走行フレーム
6 駆動輪
6a 従動輪
7 転輪(下部転輪)
8 芯金
9 芯金突起
10 取付ブラッケット
11 揺動アーム
15 クローラ外れ防止ガイド
15a 前クローラ外れ防止ガイド
15b 後クローラ外れ防止ガイド
19 取付ボルト
21 左側ガイド体
22 右側ガイド体
25 取付片
26 段部
27 ガイド部
29 取付孔
Claims (2)
- 走行フレーム(2a)に配設される駆動輪(6)及び従動輪(6a)と複数の転輪(7)にクローラ(1a)を張設し、クローラ(1a)の内周面に突出する左右の芯金突起(9),(9)間にクローラ外れ防止ガイド15を臨ませて設けたクローラ走行装置(1)において、前記クローラ外れ防止ガイド(15)を左側ガイド体(21)と右側ガイド体(22)によって2分割構成したことを特徴とするクローラ走行装置。
- 走行フレーム(2a)に配設される駆動輪(6)及び従動輪(6a)と複数の転輪(7)にクローラ(1a)を張設し、クローラ(1a)の内周面に突出する左右の芯金突起(9),(9)間にクローラ外れ防止ガイド(15)を臨ませて設けたクローラ走行装置(1)において、前記走行フレーム(2a)に軸支した揺動アーム(11)に前後一対の下部転輪(7)を装着し、この揺動アーム(11)の下部にクローラ外れ防止ガイド(15)を設けるにあたり、そのクローラ外れ防止ガイド(15)を、前後の下部転輪(7)に対応する前後のクローラ外れ防止ガイド(15a),(15b)によって構成すると共に、当該前後のクローラ外れ防止ガイド(15a),(15b)を左側ガイド体(21)と右側ガイド体(22)によって2分割構成したことを特徴とするクローラ走行装置。
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