JP7086042B2 - 転圧機械 - Google Patents

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Description

本発明は転圧機械に係り、特に散水装置の凍結を防止する技術に関する。
現在、道路舗装工事で使用される転圧機械(例えばタイヤローラ)は、前後輪に水やアスファルト付着防止剤等の液剤を噴霧しながら路面の締め固めを実施するために噴霧装置が備えられている。
この噴霧装置は、例えば水タンクから配管等を介して噴霧ノズルに水を供給し霧状にして排出することで、転圧ローラと路面とに水を噴霧することが可能である。
しかしながら、噴霧装置には、噴霧後に配管等に水が残留するという問題がある。このように、噴霧装置に残留した水は、冬季等の気温が低いときに凍結して膨張し、配管等を破損させる虞があった。
そこで、転圧作業後に、噴霧装置内に残留する水とLLC(Long Life Coolant)等の不凍液とを置換することで噴霧装置内の配管等が破損することを防止し、転圧作業を再開する際には不凍液を回収することで転圧機械の外部に不凍液を排出することを防止する技術が開発されている(特許文献1)。
また、LLCに代わり、エタノールを含有する液体(例えば乗用車のフロントガラスに噴霧するウォッシャ液、以下、凍結防止剤という)を用いることで、転圧作業を再開する際に凍結防止剤を転圧機械の外部に排出することが可能なようにすることも考えられる。
特開2010-43495号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される技術では、噴霧装置内に充填した不凍液の回収に所定の時間や労力がかかるという問題がある。
また、LLCに代わり、エタノールを含有する液体を用いた場合、エタノールの比重が水より軽いため、フィルタ等の水が重力方向に溜まる部分においては、噴霧装置内に残留する水と分離して混ざらずエタノールの濃度が低くなり、該部分に残留する水の凍結を防止することができない虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、水より比重の軽い凍結防止剤を噴霧装置内に充填する場合であっても、凍結防止剤を噴霧装置内にまんべんなく充填することができる転圧機械を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の転圧機械は、水を貯留する水タンクと、前記水タンクに貯留される水を機体の外部に供給する水供給装置と、前記水より融点が低い凍結防止剤を前記水供給装置内に充填する凍結防止装置と、を備えた転圧機械において、前記凍結防止装置を制御するコントローラを有し、前記水供給装置には、前記機体の外部に前記水を供給する供給部材と、前記水タンクと前記供給部材とで前記水を流通可能に接続する配管と、前記配管に設けられ、前記水を浄化する浄化装置と、を備え、前記浄化装置は、機体上下方向上側に配設され、液体を前記配管から該浄化装置内に導入する導入部と、機体上下方向上側に配設され、該浄化装置内の液体を前記配管に吐出する吐出部と、機体上下方向下側に配設され、該浄化装置内の液体を該浄化装置の外部に排出する排出部と、を含み、前記凍結防止装置は、前記排出部から前記浄化装置内の液体を該浄化装置の外部に排出する経路である排出経路と、前記排出経路を開閉する開閉弁と、を有し、前記コントローラは、前記凍結防止剤を前記水供給装置内に充填する際に、前記凍結防止装置を制御して前記開閉弁を所定の期間開放することを特徴とする。
これにより、液体を配管から導入する導入部及び配管に吐出する吐出部を機体上下方向上側に設けた浄化装置の、機体上下方向下側に排出部を配設することで、例えば凍結防止剤が水より比重の軽い液体である場合であっても、浄化装置内に残留する水を浄化装置の下側から外部に排出するとともに凍結防止剤を浄化装置内の上側に配設される導入部から充填するようにして浄化装置内に残留する水を的確に排出しつつ凍結防止剤を浄化装置内に充填することが可能とされる。
この際、凍結防止剤を水供給装置内に充填する際に排出経路を開閉する開閉弁をコントローラによって所定の期間開放することで、オペレータによる水供給装置の凍結防止に係る作業を軽減することが可能とされる。
その他の態様として、一端が前記浄化装置における前記排出部に、他端が前記配管における前記導入部より上流側に、液体を流通可能に接続する循環回路を有してなるのが好ましい。
これにより、循環回路を浄化装置における排出部と配管における導入部より上流側とで液体を流通可能に接続することで、浄化装置内の水と凍結防止剤とを循環させて凍結防止剤の濃度を高めることが可能とされる。
その他の態様として、前記循環回路には、該循環回路の内径より小さい径の絞り部材を配設してなるのが好ましい。
これにより、循環回路の内径より小さい径の絞り部材を循環回路に配設することで、循環回路における絞り部材の上流側と下流側とで圧力差を生じさせて浄化装置内の水と凍結防止剤とを良好に循環させることが可能とされる。
その他の態様として、前記配管における前記導入部より上流側には、エジェクタが配設されており、前記循環回路の他端は、前記エジェクタを介して前記配管に接続しており、前記エジェクタは、前記配管を流通する液体によって前記循環回路の他端に負圧を発生させてなるのが好ましい。
これにより、配管を流通する液体によって循環回路の他端に負圧を発生させるよう、循環回路の他端の他端をエジェクタを介して配管に接続することで、循環回路の他端と配管との間にベンチュリ効果を生じさせて浄化装置内の水と凍結防止剤とを良好に循環させることが可能とされる。
その他の態様として、前記凍結防止剤を貯留する凍結防止剤タンクと、前記水タンクから前記水供給装置に水が流通する第1経路を開閉可能な第1切替弁と、前記凍結防止剤タンクから前記配管に前記凍結防止剤が流通する第2経路を開閉可能な第2切替弁と、を有し、前記コントローラは、前記凍結防止装置を制御して前記凍結防止剤を前記水供給装置内に充填する際に前記第1切替弁を閉弁し、前記第2切替弁を開弁するのが好ましい。
これにより、凍結防止装置を制御して凍結防止剤を水供給装置内に充填する際に、コントローラによって、水タンクから水供給装置に水が流通する第1経路を開閉可能な第1切替弁を閉弁し、凍結防止剤を貯留する凍結防止剤タンクから配管に凍結防止剤が流通する第2経路を開閉可能な第2切替弁を開弁することで、オペレータによる水供給装置の凍結防止に係る作業をより軽減することが可能とされる。
本発明の転圧機械によれば、浄化装置の機体上下方向下側に排出部を配設したので、例えば凍結防止剤が水より比重の軽い液体である場合であっても、浄化装置内に残留する水を浄化装置の下側から外部に排出するとともに凍結防止剤を浄化装置内の上側に配設される導入部から充填して浄化装置内に残留する水を的確に排出しつつ凍結防止剤を浄化装置内に充填することができる。これにより、水より比重の軽い凍結防止剤を噴霧装置内に充填する場合であっても、凍結防止剤を噴霧装置内にまんべんなく充填することができる。
噴霧装置が搭載された機体の側面図である。 噴霧状態における第1実施形態に係る噴霧システムの構成図である。 噴霧停止状態における第1実施形態に係る噴霧システムの構成図である。 フィルタの概略構成図である。 コントローラの接続構成が示されたブロック図である。 コントローラの噴霧制御部が実行する、噴霧制御の制御手順のルーチンが示されたフローチャートである。 コントローラの凍結防止制御部が実行する、第1実施形態に係る凍結防止制御の制御手順のルーチンが示されたフローチャートである。 第1実施形態における、ポンプ、第1止水弁及び第2止水弁に係るタイミングチャートである。 第1実施形態に係る、凍結防止剤が充填された状態における噴霧システムの構成図である。 第2実施形態に係る、凍結防止剤が充填された状態における噴霧システムの構成図である。 第2実施形態における、ポンプ、第1止水弁及び第2止水弁に係るタイミングチャートである。 第2実施形態の別実施例に係る、凍結防止剤が充填された状態における噴霧システムの構成図である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1を参照すると、噴霧装置23が搭載された機体1の側面図が示されている。
機体1は、前部及び後部にそれぞれ前輪3及び後輪5が備えられており、図示しないエンジンによって発生する駆動力を駆動源として後輪5を駆動することが可能である。すなわち、機体1は、後輪5を駆動して機体1を前後進することで、凝固前のアスファルト(地面)の締固め作業を行うことが可能な所謂転圧機械である。
この機体1には、操縦席7及び噴霧システム9が搭載されている。操縦席7は、オペレータが搭乗して機体1の走行操作等の各種操作を実行する席である。この操縦席7には、座席11、ステアリングホイール13及び操作パネル15が配設されている。座席11は、オペレータが着座する席である。すなわち、オペレータは、座席11に着座して機体1の各種操作を実行する。
ステアリングホイール13は、操作することで機体上下方向を軸にして前輪3を回動させて機体1の転舵をすることが可能な転舵装置である。操作パネル15は、機体1の速度や燃料の残量等が表示される計器や機体1の駐機操作を行うパーキングスイッチ、後述する噴霧スイッチ39、凍結防止スイッチ59等の各種スイッチが配設された操作装置である。
噴霧システム9は、水タンク21、噴霧装置(水供給装置)23、凍結防止剤タンク25及び凍結防止装置27を備えている。水タンク21は、機体1のフレーム内部に形成された水を貯留するタンクである。噴霧装置23は、水タンク21内に貯留されている水を前輪3及び後輪5に霧状にして吹きかける装置であり、前輪3及び後輪5に水を噴霧することで、前輪3及び後輪5と凝固前のアスファルトとの接着性を低下させることが可能である。
図2を参照すると、噴霧状態における噴霧システム9の構成図が示されている。また、図3を参照すると、噴霧停止状態における噴霧システム9の構成図が示されている。図2によると、噴霧装置23は、ポンプ31、フィルタ(浄化装置)33、第1止水弁35、噴霧ノズル(供給部材)37及び後述する噴霧スイッチ39が備えられており、ポンプ31が駆動し且つ第1止水弁35が開弁するとき、噴霧ノズル37から前輪3及び後輪5に向かって水タンク21内に貯留される水を噴霧することが可能な装置である。この噴霧装置23は、水タンク21の下端から延びる水経路(第1経路)21a及び後述する第1三方弁22を介して水タンク21と主配管(配管)40によって接続されている。
ポンプ31は、主配管40に配設されており、駆動することで水タンク21側から噴霧ノズル37側に向かって水を流通させることが可能なインペラ式のポンプである。フィルタ33は、主配管40のポンプ31より噴霧ノズル37側に配設され、内部を流通する水に含まれるごみ等を取り除く(浄化する)装置である。
図4を参照すると、フィルタ33の概略構成図が示されている。フィルタ33は、透過性を有する樹脂製のケース33aの内部に、不織布や網等で構成された除去部材33bが配設されている。また、フィルタ33は、ケース33aの上側端部から左方向に延びる導入口(導入部)33cが形成され、ケース33aの上側端部における左右方向中央から上方に延びる吐出口(吐出部)33dが形成されている。
ここで、吐出口33dの下端には、除去部材33bの上端が位置している。すなわち、吐出口33dは、除去部材33bを介して水をケース33a外へ吐出する。したがって、フィルタ33は、ポンプ31によって導入口33cからケース33aに導入された水を、除去部材33bを介して第1止水弁35側へ吐出することで、ごみ等を取り除いた(浄化した)水を第1止水弁35側へ吐出することができる。
さらに、ケース33aの下側端部には、排出口(排出部)33eが形成されている。これにより、上下方向で視て下方向が重力方向を含む方向となるように機体1にフィルタ33を配設することで、ケース33a内に留まる水を重力により排出することができる。
図2に戻り、第1止水弁35は、主配管40における、フィルタ33と噴霧ノズル37との間に配設されたソレノイドバルブである。この第1止水弁35は、主配管40内を水が水タンク21側から噴霧ノズル37側に向かって流通可能となるように開放し、または閉止することができる。
噴霧ノズル37は、ノズルが前輪3及び後輪5に臨むように配設されている(図1参照)。この噴霧ノズル37は、水が所定圧力で供給されるとノズルから水を霧状にして排出することが可能である。噴霧スイッチ39は、操作パネル15に設けられたボタン式のスイッチであり、オペレータが押圧操作(操作)することで後述する噴霧制御を実行させることが可能である。
このように構成された噴霧装置23は、ポンプ31を駆動させると共に第1止水弁35を開放することで、水タンク21に貯留された水をフィルタ33によって浄化したあと、噴霧ノズル37によって前輪3及び後輪5に噴霧することができる(図2、噴霧状態)。また、噴霧装置23は、ポンプ31の駆動を停止させると共に第1止水弁35を閉止することで、主配管40を流通する水の流通を停止させて噴霧ノズル37から水を噴霧することを停止することができる(図3、噴霧停止状態)。
凍結防止剤タンク25は、例えば乗用車のフロントガラスに噴霧するウォッシャ液等のエタノールを含有する液体(凍結防止剤)を貯留するタンクである。ここで、凍結防止剤は、エタノールを含有するため、氷点下(例えばー40℃)であっても凍結せずに液体の状態を保つことが可能な液体である。また、凍結防止剤は、親水性を有する液体であり、水と混合することが容易な液体である。またさらに、凍結防止剤は、エタノールを含有するため、水と比較して軽い液体である。
凍結防止装置27は、排水管(排出経路、循環回路)51、第2止水弁(開閉弁)53、ストレーナ55、第2三方弁57及び凍結防止スイッチ59を有している。排水管51は、フィルタ33に設けられた排出口33eから延びる管である。第2止水弁53は、排水管51に配設されたソレノイドバルブである。この第2止水弁53は、排水管51内を水がフィルタ33側から噴霧装置23の外部に向かって流通可能となるように開放し、または閉止することができる。
ストレーナ55は、排水管51における、フィルタ33の排出口33e及び第2止水弁53の間に配設される異物除去部材である。このストレーナ55を配設することで、フィルタ33から第2止水弁53に流通する水に含まれるゴミ等によって第2止水弁53が目詰まりを起こして故障することを抑制することができる。
第2三方弁(第2切替弁)57は、凍結防止剤タンク25から第1三方弁(第1切替弁)22に凍結防止剤を流通可能に接続する凍結防止経路(第2経路)41中に配設された三方弁であり、第1ポート57a、第2ポート57b及び第3ポート57cを有している。この第2三方弁57は、第1ポート57aが凍結防止経路41の凍結防止剤タンク25側に、第2ポート57bが第1三方弁22側に、第3ポート57cが機体1の外部にそれぞれ凍結防止剤を流通可能に接続しており、各ポートのいずれかひとつを閉弁、すなわちいずれかのポートに接続する経路を閉弁するとともに、その他のポート間を開通させることが可能な電子制御弁である。
ここで、第1三方弁22は、第2三方弁57と同様の三方弁であり、第1ポート22a、第2ポート22b及び第3ポート22cを有している。この第1三方弁22は、第1ポート22aが水タンク21の下端から延びる水経路21a側に、第2ポート22bが主配管40のポンプ31側に、第3ポート22cが凍結防止経路41にそれぞれ水を流通可能に接続しており、各ポートのいずれかひとつを閉弁、すなわちいずれかのポートに接続する経路を閉弁するとともに、その他のポート間を開通させることが可能な電子制御弁である。したがって、噴霧システム9は、第1三方弁22及び第2三方弁57を切り替えることで、水タンク21及び凍結防止剤タンク25側(上流側)から水及び凍結防止剤を選択して導入することができる。
凍結防止スイッチ59は、操作パネル15に設けられたボタン式のスイッチであり、オペレータが押圧操作(操作)することで後述する凍結防止制御を実行させることが可能である(図5)。
図5を参照すると、コントローラ60の接続構成がブロック図で示されている。コントローラ60は、図示しないエンジンの運転制御をはじめとして総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。
このコントローラ60の入力側には、噴霧スイッチ39及び凍結防止スイッチ59が電気的に接続されている。これにより、コントローラ60は、オペレータが噴霧スイッチ39及び凍結防止スイッチ59を操作したことを検知することが可能である。また、コントローラ60の出力側には、噴霧システム9のうち、ポンプ31、第1止水弁35、第2止水弁53、第1三方弁22及び第2三方弁57が電気的に接続されており、これらを電気的に制御することが可能である。
ここで、コントローラ60は、噴霧制御部61、凍結防止制御部63及び計時部65を含んでいる。噴霧制御部61は、噴霧システム9を制御して前輪3及び後輪5に水を噴霧する噴霧制御を実行する制御部である。凍結防止制御部63は、噴霧システム9を制御して噴霧装置23内に凍結防止剤を充填する凍結防止制御及び第2止水弁53の開閉時期を制御する制限開放制御を実行する制御部である。計時部65は、例えば凍結防止スイッチ59が操作されてから経過した時間を計時するタイマである。
図6を参照すると、コントローラ60の噴霧制御部61が実行する、噴霧制御の制御手順を示すルーチンがフローチャートで示されており、以下、同フローチャートに沿い噴霧制御について説明する。
噴霧制御は、オペレータが噴霧スイッチ39を押圧操作(ON操作)することにより開始する(ステップS10)。ステップS20では、第1三方弁22を制御して第3ポート22cを閉弁、換言すると、水タンク21-ポンプ31間で水を流通可能に開弁してステップS30に移行する。ステップS30では、第2三方弁57を制御して第3ポート22cを閉弁、換言すると、凍結防止経路41から凍結防止剤が機体1の外部に排出されないようにしてステップS40に移行する。
このように、ステップS20、S30では、第2三方弁57の第3ポート22cを閉弁することで(ステップS30)、水タンク21及び凍結防止剤タンク25に貯留されている水及び凍結防止剤が機体1の外部に排出されることを防止するとともに、第1三方弁22を制御して第3ポート22cを閉弁することで(ステップS20)、凍結防止剤タンク25から主配管40に凍結防止剤が流入することを防止しつつ水タンク21から主配管40に水を導入することができる。
ステップS40では、ポンプ31を稼働してステップS50に移行する。ステップS50では、第1止水弁35を開放してステップS60に移行し、第2止水弁53を閉止してステップS70に移行する。
これにより、ステップS40~S60では、ポンプ31を稼働することにより、水タンク21に貯留されている水をフィルタ33側(下流側)に送り出すようにし(ステップS40)、第1止水弁35を開放しつつ第2止水弁53を閉止することで(ステップS50、S60)、フィルタ33を流通する水を噴霧ノズル37に流通させ、前輪3及び後輪5に水を噴霧することができる。
ステップS70では、噴霧制御を開始して以降(ステップS10以降)、噴霧スイッチ39が再び押圧操作(OFF操作)されたか否かを判別する。ステップS70の判別結果が偽(No)で、噴霧スイッチ39が押圧操作されていないと判別している間はステップS70を繰り返し実行する。換言すると、ステップS70を繰り返し実行している間は、ステップS20~S60によって制御された状態を維持することで、噴霧システム9を噴霧状態にすることができる(図2参照)。なお、一定時間おきに噴霧を停止するいわゆる間欠噴霧を実行する制御を行うようにしてもよい。
一方、ステップS70の判別結果が真(Yes)で、噴霧スイッチ39が押圧操作されたと判別すると、ステップS80に移行する。すなわち、ステップS70では、噴霧スイッチ39が押圧操作されたか否かを判別することで、オペレータが噴霧制御を停止しようとして噴霧スイッチ39を押圧操作したか否かを判別することができる。
ステップS80では、ポンプ31を停止してステップS90に移行し、第1止水弁35を閉止して本ルーチンを終了する。すなわち、ステップS80、S90では、ポンプ31の停止(ステップS80)及び第1止水弁35を閉止(ステップS90)することで、水タンク21に貯留されている水をフィルタ33側(下流側)に送り出すことを停止するとともにフィルタ33から噴霧ノズル37に水が供給されることを防止することで、噴霧システム9を噴霧停止状態にすることができる(図3参照)。
図7を参照すると、コントローラ60の凍結防止制御部63が実行する、第1実施形態に係る凍結防止制御の制御手順を示すルーチンがフローチャートで示されており、以下、同フローチャートに沿い噴霧制御について説明する。
凍結防止制御は、オペレータが凍結防止スイッチ59を押圧操作(ON操作)することにより開始する(ステップS110)。ステップS120では、第1三方弁22を制御して第1ポート22aに接続する水経路21aを閉弁、換言すると、凍結防止経路41-ポンプ31間で水を流通可能に開弁してステップS130に移行する。ステップS130では、噴霧制御におけるステップS30と同様に第2三方弁57を制御して第3ポート22cを閉弁、換言すると、凍結防止剤タンク25から凍結防止経路41を介して第1三方弁22に凍結防止剤を流通可能に開弁(凍結防止経路41を開弁)してステップS140に移行する。
このように、ステップS120、S130では、第1三方弁22を制御して第1ポート22aを閉弁し(ステップS120)、第2三方弁57の第3ポート22cを閉弁することで(ステップS130)、凍結防止剤タンク25から凍結防止経路41及び第1三方弁22を介して主配管40に凍結防止剤を流通可能にするとともに、水タンク21から主配管40に水が流入することを防止することができる。
ステップS140では、ステップS40と同様にポンプ31を稼働してステップS150に移行する。ステップS150では、ステップS50と同様に第1止水弁35を開放してステップS160に移行する。ステップS160では、第2止水弁53の後述する制限開放制御を実行してステップS170に移行する。
ステップS170では、計時部65の計時結果を基に、凍結防止スイッチ59が押圧操作されてから(ステップS110)経過した時間(経過時間Tn)が、第3時期T3を経過したか否かを判別する。ステップS170の判別結果が偽(No)で、経過時間Tnが第3時期T3を経過していないと判別している間はステップS170を繰り返し実行し、ステップS170の判別結果が真(Yes)で、経過時間Tnが第3時期T3を経過したと判別すると、ステップS180に移行する。ステップS180、S190では、ステップS80、S90と同様にポンプ31を停止し、第1止水弁35を閉止して本ルーチンを終了する。
図8を参照すると、第1実施形態における、ポンプ31、第1止水弁35及び第2止水弁53に係るタイミングチャートが示されている。また、図9を参照すると、第1実施形態に係る、凍結防止剤が充填された状態における噴霧システム9の構成図が示されている。以下、図7~図9に沿って噴霧スイッチ39、ポンプ31、第1止水弁35及び第2止水弁53の作動態様を説明する。
凍結防止スイッチ59が押圧操作された時を開始時期T0とすると(ステップS110)、ポンプ31及び第1止水弁35は、開始時期T0から稼働及び開放状態となり(ステップS140、S150)、経過時間Tnが第3時期T3(例えば90秒)を経過すると(ステップ170)、停止及び閉止する(ステップS180、S190)。
ところで、噴霧制御を実行したあと、噴霧システム9を噴霧停止状態にすると、噴霧装置23内には、水が残留する(図3参照)。したがって、凍結防止スイッチ59が押圧操作された時である開始時期T0からの経過時間Tnが第3時期T3となるまでの間、ポンプ31及び第1止水弁35を稼働及び開放することで、噴霧装置23内に残留する水を押し出すようにして排出しつつ凍結防止剤を充填することができる。
一方、第2止水弁53は、制限開放制御により、開閉時期が第1止水弁35と異なる。具体的には、第2止水弁53は、開始時期T0からの経過時間Tnが第1時期T1(例えば5秒)を経過するまでの間、閉止状態を維持し、経過時間Tnが第1時期T1を経過すると、経過時間Tnが第2時期T2を経過するまでの間(例えば10秒、所定の期間)、開放状態となる。そして、第2止水弁53は、経過時間Tnが第2時期T2を経過すると、再び閉止状態となる。
ここで、図4によると、フィルタ33は、内部に水が残留した状態で、水と比較して軽い液体である凍結防止剤を導入口33cから導入すると、フィルタ33の重力方向下側まで充填されることなく、吐出口33dから吐出される。そこで、凍結防止剤がフィルタ33に到達したと推定される時期、すなわち開始時期T0からの経過時間Tnが第1時期T1を経過したときに第2時期T2を経過するまでの間、第2止水弁53を開放することで、フィルタ33の排出口33eから水を重力によって排出しつつ、凍結防止剤をフィルタ33内に充填することができる。
また、経過時間Tnが第2時期T2を経過したときに第2止水弁53を再び閉止することで、凍結防止剤がフィルタ33の排出口33eを介して機体1の外部に排出され続けることを防止することができる。
このようにして凍結防止剤をフィルタ33内に充填したあと(第2時期T2を経過後)、経過時間Tnが第3期間T3を経過するまでの間、ポンプ31及び第1止水弁35を稼働及び開放状態とすることで、噴霧システム9の全体に残留する水(図3参照)を噴霧ノズル37から排出しつつ凍結防止剤を噴霧システム9の全体に充填することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係る転圧機械では、水を貯留する水タンク21と、水タンク21に貯留される水を前輪3及び後輪5に噴霧、すなわち機体1の外部に供給する噴霧装置23と、水より融点が低い凍結防止剤を噴霧装置23内に充填する凍結防止装置27と、を備えた転圧機械において、凍結防止装置27を制御するコントローラ60を有し、噴霧装置23には、機体1の外部に水を供給する噴霧ノズル37と、水タンク21と噴霧ノズル37とで水を流通可能に接続する主配管40と、主配管40に設けられ、水を浄化するフィルタ33と、を備え、フィルタ33は、機体上下方向上側に配設され、水や凍結防止剤、すなわち液体を主配管40からフィルタ33内に導入する導入口33cと、機体上下方向上側に配設され、フィルタ33内の液体を主配管40に吐出する吐出口33dと、機体上下方向下側に配設され、フィルタ33内の液体をフィルタ33の外部に排出する排出口33eと、を含む。
また、凍結防止装置27は、排出口33eからフィルタ33内の液体をフィルタ33の外部に排出する経路である排水管51と、排水管51を開閉する第2止水弁53と、を有し、コントローラ60は、凍結防止剤を噴霧装置23内に充填する際に、凍結防止装置27を制御して第2止水弁53を第1時期T1から第2時期T2までの期間開放する。
従って、液体を主配管40から導入する導入口33c及び主配管40に吐出する吐出口33dを機体上下方向上側に設けたフィルタ33の、機体上下方向下側に排出口33eを配設したので、例えば凍結防止剤が水より比重の軽い液体である場合であっても、フィルタ33内に残留する水をフィルタ33の下側から外部に排出するとともに凍結防止剤をフィルタ33内の上側に配設される導入口33cから充填するようにしてフィルタ33内に残留する水を的確に排出しつつ凍結防止剤をフィルタ33内に充填することができる。
そして、凍結防止装置27を制御して凍結防止剤を噴霧装置23内に充填する際にコントローラ60によって第2止水弁53を第1時期T1から第2時期T2までの期間開放するようにしたので、オペレータによる噴霧装置23の凍結防止に係る作業を軽減することができる。
特に、開始時期T0から第3時期T3までの期間のうちの第1時期T1から第2時期T2までの期間に第2止水弁53を開放するようにしたので、凍結防止剤がフィルタ33の排出口33eから排出され続けることを防止して凍結防止剤の消費量を軽減することができる。
そして、凍結防止剤を貯留する凍結防止剤タンク25と、水タンク21から噴霧装置23に水が流通する水経路21aを開閉可能な第1三方弁22と、凍結防止剤タンク25から主配管40に凍結防止剤が流通する凍結防止経路41を開閉可能な第2三方弁57とを有し、コントローラ60は、凍結防止装置27を制御して凍結防止剤を噴霧装置23内に充填する際に第1三方弁22を制御して閉弁し、第2三方弁57を開弁するのが好ましい。
これにより、凍結防止装置27を制御して凍結防止剤を噴霧装置23内に充填する際に、コントローラ60によって、第1三方弁22を閉弁し、第2三方弁57を開弁することで、オペレータによる噴霧装置23の凍結防止に係る作業をより軽減することが可能とされる。
<第2実施形態>
以下、図10、11に基づき第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と共通の構成、作用効果については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図10を参照すると、第2実施形態に係る、凍結防止剤が充填された状態における噴霧システム109の構成図が示されている。第2実施形態における噴霧システム109は、第1実施形態における噴霧システム9に対し、凍結防止装置127の第2止水弁53の排出側に戻り配管157及び絞り部材159が設けられている点について相違する。
戻り配管157は、一端157aが第2止水弁53の排出側に、他端157bが主配管(配管)40におけるポンプ31とフィルタ(浄化装置)33との間の位置に、それぞれ液体を流通可能に接続される配管である。絞り部材159は、戻り配管157中に配設される、戻り配管157の内径より小さい径の通路を有する絞りである。
このように絞り部材159を戻り配管157中に配設することで、第2止水弁53を開放すると、主配管40及び戻り配管157の他端157bに生じる所謂ベンチュリ効果が、絞り部材159がない場合と比較して大きく作用する。詳しくは、フィルタ33に凍結防止剤が流入するとき、排水管(排出経路、循環回路)51から戻り配管(循環回路)157の絞り部材159より第2止水弁(開閉弁)53側にかけて正圧が生じる。また、絞り部材159が設けられることで、戻り配管157の絞り部材159より主配管40側を流通する凍結防止剤は、絞り部材159より第2止水弁53側と比較して流速が高められる。
これにより、主配管40及び戻り配管157の他端157bには、戻り配管157の他端157bから主配管40に水や凍結防止剤を導入させる流れが生じる。したがって、第2実施形態における凍結防止装置127では、第2止水弁53を開放することで、フィルタ33の排出口33eから排出される水を、ベンチュリ効果を利用して主配管40のフィルタ33より凍結防止剤タンク25側(上流側)に戻すことにより、主配管40内を流通する凍結防止剤を凍結防止装置127のフィルタ33、排水管51及び戻り配管157に循環させることができる。
また、戻り配管157には、開放度合を調整可能なドレインコック157cが配設されている。これにより、例えば凍結防止剤と水との比重の差が大きく、絞り部材159によるベンチュリ効果では凍結防止剤を良好に排水管51及び戻り配管157に循環させることができないような場合であっても、ドレインコック157cを調整して開放することで、第1実施形態と同様の態様にして凍結防止剤をフィルタ33内に充填することができる。
図11を参照すると、第2実施形態における、ポンプ31、第1止水弁35及び第2止水弁53に係るタイミングチャートが示されている。第2実施形態における凍結防止制御では、第1実施形態における開始時期T0から第3時期T3の期間と比較して長い期間である開始時期T0から第5時期T5の間(例えば120秒)、ポンプ31及び第1止水弁35を稼働及び開放する。また、第2実施形態における制限開放制御では、第1実施形態における第1時期T1から第2時期T2の期間と比較して長い期間である第1時期T1から第4時期T4の間(例えば100秒)、第2止水弁53を開弁する。
これにより、フィルタ33内に凍結防止剤を充分に循環させてフィルタ33内の凍結防止剤の濃度を高めることができる。なお、第2実施形態におけるフローチャートについては、第1実施形態における図7のフローチャートのうち、ステップS170の第3時期T3を第5時期と置き換えることで第2実施形態におけるフローチャートと読み替えることができるため、説明を省略する。
図12を参照すると、第2実施形態の別実施例に係る、凍結防止剤が充填された状態における噴霧システム9の構成図が示されている。第2実施形態の別実施例では、第2止水弁53及び絞り部材159を用いず、主配管40のポンプ31とフィルタ33との間にエジェクタ259を配設し、戻り配管157の他端157bがエジェクタ259に液体を流通可能に接続されている。
エジェクタ259は、主配管40のポンプ31側、主配管40のフィルタ33側及び戻り配管157の他端157bに水及び凍結防止剤を流通可能に接続された所謂アスピレータである。このように主配管40にエジェクタ259を設けることで、ポンプ31からフィルタ33に凍結防止剤が流通する際にベンチュリ効果が生じ、戻り配管157の他端157bに負圧が発生する。この負圧を利用することで、フィルタ33は、排出口33eから戻り配管157に向かってケース33a内に残留する水が吸い出される。また、フィルタ33は、ポンプ31から導入口33cを介して凍結防止剤が充填される。
したがって、第2実施形態の別実施例では、エジェクタ259を用いることで、主配管40内を流通する凍結防止剤を凍結防止装置127のフィルタ33、排水管51及び戻り配管157に循環させることができる。また、第2実施形態の別実施例では、第2止水弁53を用いないため、凍結防止装置127を比較的簡単な構成にすることができる。なお、第2実施形態の別実施例では、第2止水弁53を用いないため、凍結防止制御における制限開放制御を実行しない。
以上説明したように、第2実施形態に係る転圧機械では、一端157aがフィルタ33における排出口33eに、他端157bが主配管40における導入口33cより上流側に、液体を流通可能に接続する戻り配管157を有してなる。
従って、戻り配管157をフィルタ33における排出口33eと主配管40における導入口33cより上流側とで水及び凍結防止剤を流通可能に接続したので、フィルタ33内の水と凍結防止剤とを循環させて凍結防止剤の濃度を高めることができる。
そして、戻り配管157には、該戻り配管157の内径より小さい径の絞り部材159を配設するようにしたので、戻り配管157における絞り部材159の上流側と下流側とで圧力差を生じさせ、またはエジェクタ259によってベンチュリ効果を発生させてフィルタ33内の水と凍結防止剤とを良好に循環させることができる。
そして、主配管40における導入口33cより上流側には、エジェクタ259が配設されており、戻り配管157の他端157bは、エジェクタ259を介して主配管40に接続しており、エジェクタ259は、主配管40を流通する液体によって戻り配管157の他端157bに負圧を発生させてなるようにしたので、戻り配管157の他端157bと主配管40との間にベンチュリ効果を生じさせてフィルタ33内の水と凍結防止剤とを良好に循環させることが可能とされる。
以上で本発明に係る転圧機械の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、機体1の例としてタイヤローラを用いて説明したが、マカダムローラや振動ローラ等の水を流通させる配管を有する転圧機械に用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では、噴霧装置23について説明したが、散水装置や水を他機に供給する装置に用いるようにしてもよく、フィルタに残留する水を排出して凍結防止剤を充填することができればよい。
また、本実施形態では、噴霧ノズル37から水を排出するようにして凍結防止制御を実行するようにしたが、主配管40の噴霧ノズル37の近傍に設けたドレインコック37aを制御等により開放して水を排出するようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1三方弁22及び第2三方弁57を電子制御弁とし、噴霧制御及び凍結防止制御で第1三方弁22及び第2三方弁57の各ポートを開閉する(ステップS20、30及びステップS120、130)ようにしたが、第1三方弁22及び第2三方弁57を手動で操作する三方弁にし、オペレータが噴霧スイッチ39や凍結防止スイッチ59を押圧操作する(ステップS10及びステップS110)前に予め第1三方弁22及び第2三方弁57を手動で操作するようにしてもよい。
1 機体
21 水タンク
21a 水経路(第1経路)
22 第1三方弁(第1切替弁)
23 噴霧装置(水供給装置)
25 凍結防止剤タンク
27、127 凍結防止装置
33 フィルタ(浄化装置)
33c 導入口(導入部)
33d 吐出口(吐出部)
33e 排出口(排出部)
37 噴霧ノズル(供給部材)
40 主配管(配管)
41 凍結防止経路(第2経路)
51 排水管(排出経路、循環回路)
53 第2止水弁(開閉弁)
57 第2三方弁(第2切替弁)
60 コントローラ
157 戻り配管(循環回路)
159 絞り部材
259 エジェクタ

Claims (5)

  1. 水を貯留する水タンクと、
    前記水タンクに貯留される水を機体の外部に供給する水供給装置と、
    前記水より融点が低い凍結防止剤を前記水供給装置内に充填する凍結防止装置と、を備えた転圧機械において、
    前記凍結防止装置を制御するコントローラを有し、
    前記水供給装置には、
    前記機体の外部に前記水を供給する供給部材と、
    前記水タンクと前記供給部材とで前記水を流通可能に接続する配管と、
    前記配管に設けられ、前記水を浄化する浄化装置と、を備え、
    前記浄化装置は、
    機体上下方向上側に配設され、液体を前記配管から該浄化装置内に導入する導入部と、
    機体上下方向上側に配設され、該浄化装置内の液体を前記配管に吐出する吐出部と、
    機体上下方向下側に配設され、該浄化装置内の液体を該浄化装置の外部に排出する排出部と、を含み、
    前記凍結防止装置は、
    前記排出部から前記浄化装置内の液体を該浄化装置の外部に排出する経路である排出経路と、
    前記排出経路を開閉する開閉弁と、を有し、
    前記コントローラは、前記凍結防止剤を前記水供給装置内に充填する際に、前記凍結防止装置を制御して前記開閉弁を所定の期間開放することを特徴とする転圧機械。
  2. 一端が前記浄化装置における前記排出部に、他端が前記配管における前記導入部より上流側に、液体を流通可能に接続する循環回路を有してなる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の転圧機械。
  3. 前記循環回路には、該循環回路の内径より小さい径の絞り部材を配設してなる、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の転圧機械。
  4. 前記配管における前記導入部より上流側には、エジェクタが配設されており、
    前記循環回路の他端は、前記エジェクタを介して前記配管に接続しており、
    前記エジェクタは、前記配管を流通する液体によって前記循環回路の他端に負圧を発生させてなる、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の転圧機械。
  5. 前記凍結防止剤を貯留する凍結防止剤タンクと、
    前記水タンクから前記水供給装置に水が流通する第1経路を開閉可能な第1切替弁と、
    前記凍結防止剤タンクから前記配管に前記凍結防止剤が流通する第2経路を開閉可能な第2切替弁と、を有し、
    前記コントローラは、前記凍結防止装置を制御して前記凍結防止剤を前記水供給装置内に充填する際に前記第1切替弁を閉弁し、前記第2切替弁を開弁する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の転圧機械。
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