JP6774454B2 - 転圧機械 - Google Patents

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Description

本発明は転圧機械に係り、特に噴霧装置に残留する水を排出する排出性能を向上させる技術に関する。
現在、道路舗装工事で使用される転圧機械(例えばタンデムローラ)は、前後輪に水やアスファルト付着防止剤等の液剤を噴霧しながら路面の締め固めを実施するために噴霧装置が備えられている。
噴霧装置は、例えば水タンクから配管等を介して噴霧ノズルに水を供給し霧状にして排出することで、転圧ローラと路面とに水を噴霧することが可能である。
しかしながら、噴霧装置には、噴霧後に配管等に水が残留するという問題がある。
このように、噴霧装置に残留した水は、冬季等の気温が低いときに凍結して膨張し、配管等を破損させる虞があった。
そこで、作業後に、オペレータの排水操作によって噴霧装置内に残留する水を排出する技術が開発されている(特許文献1)。
特開2014−95226号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される技術のように、噴霧装置内に残留する水の排出をオペレータの排水操作によることは、例えばオペレータが排水操作をし忘れたときに水が噴霧装置内に残留したままとなるため、更なる改善の余地があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、オペレータの操作によらず噴霧装置内に残留する水が凍結することによる噴霧装置の凍結を未然に防ぐことができる転圧機械を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の転圧機械は、転圧機械において、車輪に液剤を噴霧する噴霧装置と、前記噴霧装置内に残留する液剤による前記噴霧装置の凍結を防止する凍結防止装置と、前記転圧機械の位置情報を検出する位置情報検出装置と、前記位置情報検出装置によって検出される前記転圧機械の位置情報に基づく現在位置における推定気温を検出する推定気温検出装置と、前記凍結防止装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記推定気温検出装置により検出される推定気温に基づき前記凍結防止装置を作動させることを特徴とする。
これにより、位置情報検出装置及び推定気温検出装置によって検出される、転圧機械の現在位置における推定気温に基づき凍結防止装置を作動させることで、オペレータの操作によらず噴霧装置内に残留する液剤が凍結することによる噴霧装置の凍結を未然に防ぐことが可能とされる。
その他の態様として、前記制御装置は、推定気温が所定温度未満となる時間が設定時間以上のとき、前記凍結防止装置を作動させるのが好ましい。
これにより、推定気温が所定温度未満となる時間が設定時間以上のときに凍結防止装置を作動させることで、噴霧装置内に残留する液剤が凍結する可能性が高いときに凍結防止装置を作動させることが可能とされる。
その他の態様として、前記転圧機械の稼動状態及び稼動停止状態を検出する稼動状態検出装置を有し、前記制御装置は、前記稼動状態検出装置により前記転圧機械が稼動停止状態であることを検出後、一定時間経過するまでの間に前記転圧機械が稼動状態になることを検出すると、推定気温に関わらず前記凍結防止装置を作動させないのが好ましい。
これにより、転圧機械が稼動停止状態であることを検出後、一定時間経過するまでの間に転圧機械が稼動状態になると、推定気温に関わらず凍結防止装置を作動させないことで、転圧機械の稼動停止状態が例えばオペレータの小休止である場合にまで凍結防止装置を作動させることを抑制することが可能とされる。
その他の態様として、前記凍結防止装置は、前記噴霧装置内に残留する液剤を排出する排水装置であるのが好ましい。
これにより、凍結防止装置として備えられる排水装置を作動させることで、噴霧装置内に残留する液剤を排出し、該液剤による噴霧装置の凍結を防止することが可能とされる。
その他の態様として、前記凍結防止装置は、前記噴霧装置内に残留する液剤の融点を下げる融点低下剤を前記噴霧装置内に供給する融点低下装置であるのが好ましい。
これにより、融点低下剤を噴霧装置内に供給して噴霧装置内に残留する液剤の融点を下げることで、噴霧装置内に残留する液剤による噴霧装置の凍結を防止することが可能とされる。
その他の態様として、前記融点低下剤は、アスファルト付着防止剤であるのが好ましい。
これにより、アスファルト付着防止剤を融点低下剤として噴霧装置内に供給することで、再度転圧機械を稼動させて噴霧装置を使用するときに噴霧配管内の融点低下剤の処理をすることなく車輪に液剤を噴霧することが可能とされる。
本発明の転圧機械によれば、位置情報検出装置及び推定気温検出装置によって検出される、転圧機械の現在位置における推定気温に基づき凍結防止装置を作動させたので、オペレータの操作によらず噴霧装置内に残留する液剤(例えば、水)が凍結することによる噴霧装置の凍結を未然に防ぐことができる。
第1実施形態に係る噴霧装置が搭載された転圧機械の側面図である。 噴霧停止状態における第1実施形態に係る噴霧装置の概略構成図である。 噴霧状態における第1実施形態に係る噴霧装置の概略構成図である。 第1実施形態に係る転圧機械の制御に係るECUの接続構成が示されたブロック図である。 第1実施形態に係る転圧機械のECUが実行する制御手順のルーチンを示すフローチャートである。 噴霧停止状態における第2実施形態に係る噴霧装置の概略構成図である。 第2実施形態に係る転圧機械の制御に係るECUの接続構成が示されたブロック図である。 第2実施形態に係る転圧機械のECUが実行する制御手順のルーチンを示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、図面に基づき本発明の第1実施形態について説明する。
図1を参照すると、第1実施形態に係る噴霧装置10が搭載された転圧機械1の側面図が示されている。また、図2を参照すると、噴霧停止状態における第1実施形態に係る噴霧装置10の概略構成図が示されている。また更に、図3を参照すると、噴霧状態における第1実施形態に係る噴霧装置10の概略構成図が示されている。
転圧機械1は、前部及び後部にそれぞれ前輪(車輪)3及び後輪(車輪)5が備えられた、凝固前のアスファルトの締固め作業を行う所謂転圧機械である。前輪3及び後輪5は、エンジン8によって発生する駆動力を駆動源としている。このエンジン8は、操作パネル9の下方に設けられるイグニッションスイッチ(稼動状態検出装置)9aをON操作することで稼動する。即ち、転圧機械1は、エンジン8が稼動するときに稼動状態となり、エンジン8が稼動しないときに稼動停止状態となる。
転圧機械1には、水タンク(液剤タンク)7及び噴霧装置10が搭載されている。この噴霧装置10は、転圧機械1の後部車体フレーム2に配設された水タンク7内に貯留される水(液剤)を前輪3及び後輪5に霧状にして吹きかける装置であり、前輪3及び後輪5に水を噴霧することで、前輪3及び後輪5と凝固前のアスファルトとの接着性を低下させることが可能である。
噴霧装置10は、噴霧ポンプ12、止水弁14及び噴霧ノズル16が備えられており、噴霧ポンプ12が駆動し且つ止水弁14が開弁するとき、噴霧ノズル16から前輪3及び後輪5に向かって水タンク7内に貯留される水を噴霧することが可能な装置である。この噴霧装置10は、タンク元栓22を介して水タンク7と主配管20によって接続されている。
タンク元栓22は、水タンク7と主配管20とで水を流通可能に開弁及び閉弁することが可能な電子制御弁である。主配管20は、一端がタンク元栓22を介して水タンク7に接続し、他端が噴霧ノズル16に接続する配管である。
噴霧ポンプ12は、主配管20に配設されており、駆動することで水タンク7側から噴霧ノズル16側に向かって水を流通させることが可能なインペラ式のポンプである。この噴霧ポンプ12はインペラ式なので、駆動しないときに噴霧ポンプ12内を水が流れることを阻害しない。主配管20の噴霧ポンプ12より噴霧ノズル16側には、フィルタ18がタンク元栓22の上方に配設されている。このフィルタ18は、流通する水を浄化することが可能である。
止水弁14は、主配管20のフィルタ18と噴霧ノズル16との間に配設されたソレノイドバルブである。この止水弁14は、水タンク7側から噴霧ノズル16側に向かって水が主配管20内を流通可能に開放し、または閉止することができる。
噴霧ノズル16は、ノズルが前輪3及び後輪5に臨むように配設されている。この噴霧ノズル16は、水が所定圧力で供給されるとノズルから水を霧状にして排出することが可能である。
このように構成された噴霧装置10は、タンク元栓22が流通状態であって、例えばオペレータが操作パネル9に配設された噴霧スイッチをON操作すると、噴霧ポンプ12が駆動すると共に止水弁14が開放される(図3、噴霧状態)。即ち、水タンク7に貯留された水は、噴霧ポンプ12が駆動することで主配管20を流通し、フィルタ18によって浄化されたあと開放されている止水弁14を通過し、噴霧ノズル16に供給されて噴霧される。
また、噴霧装置10は、タンク元栓22が流通状態であってもオペレータが操作パネル9に配設された噴霧スイッチをON操作しないと、噴霧ポンプ12が駆動せず止水弁14もまた閉止するため、散水されない(図2、噴霧停止状態)。
主配管20のうち、複数の噴霧ノズル16を接続するノズル配管24の一端には、排水弁(凍結防止装置、排水装置)30が備えられる。排水弁30は、開閉を電子制御可能な電磁弁である。この排水弁30は、開弁することでノズル配管24から転圧機械1の外部に排水することができる。即ち、ノズル配管24の一端に排水弁30を取付けることで、簡単な構成にして排水装置を備えることができる。
排水弁30には、圧力センサ30aが備えられる。圧力センサ30aは、例えば水の流れによって発生する流体圧力を検出する所謂流体圧力センサであり、ノズル配管24から排水弁30を介して排出される水の流体圧力を検出することが可能である。なお、圧力センサ30aは、流体圧力センサに限らず、適宜変更してもよい。
転圧機械1には、位置情報検出装置40及び無線通信機(推定気温検出装置)42が備えられる。位置情報検出装置40は、例えば水タンク7の最上部に配設されており、人工衛星から発信される電波を受信して転圧機械1の位置情報を検出することが可能な所謂GNSS(Global Navigation Satellite System)装置である。
無線通信機42は、所謂インターネットに接続して所望の天気予報のデータを受信することが可能な通信機である。この無線通信機42は、位置情報検出装置40によって検出される転圧機械1の位置情報に基づく位置(現在位置)における、天気予報によって推定される推定気温を受信し、例えばエンジン8の稼動停止から24時間後までの現在位置の推定気温の推移を検出することが可能である。
ECU(制御装置)50は、図示しないエンジン8の運転制御をはじめとして総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。
図4を参照すると、第1実施形態に係る転圧機械1の制御に係るECU50の接続構成がブロック図で示されている。
ECU50の入力側には、イグニッションスイッチ9a、圧力センサ30a、位置情報検出装置40及び無線通信機42が電気的に接続されており、イグニッションスイッチ9aからはエンジン8の稼動状態が入力され、圧力センサ30aからは排水弁30を介して排出される水の流体圧力が入力され、位置情報検出装置40からは転圧機械1の位置情報が入力され、無線通信機42からは転圧機械1の現在位置の推定気温が入力される。
また、ECU50の出力側には、止水弁14、タンク元栓22及び排水弁30が電気的に接続されており、止水弁14、タンク元栓22及び排水弁30を開弁することで、排水弁30から噴霧装置10内に残留する水を排出(自然排出)することが可能である。
図5を参照すると、ECU50が実行する、本発明に係る転圧機械1の制御手順を示すルーチンがフローチャートで示されており、以下、同フローチャートに沿い説明する。
ステップS10では、イグニッションスイッチ9aによりエンジン8が稼動停止状態(OFF)か否かを判別する。このステップS10は、判別結果が真(Yes)でエンジン8が稼動停止状態であると判別するまで繰り返され、エンジン8が稼動停止状態であると判別するとステップS12に移行する。
ステップS12では、エンジン8が稼動停止してから一定時間経過したか否かを判別する。ステップS12の判別結果が真(Yes)でエンジン8が稼動停止してから一定時間経過していると判別すると、ステップS14に移行する。一方、ステップS12の判別結果が偽(No)でエンジン8が稼動停止してから一定時間経過していないと判別すると、ステップS10に戻る。
即ち、ステップS12では、エンジン8が稼動停止してから一定時間経過するまで稼動停止状態が続く場合にのみステップS14に移行し、エンジン8が稼動停止してから一定時間経過する前にエンジン8が再稼働する場合には推定気温に関わらず排水弁30を開弁させずに本ルーチンを終了する。これにより、例えばオペレータが小休止をするために転圧機械1を休機しているような場合にまで排水弁30を開弁することを抑制することができる。
ステップS14では、転圧機械1の位置情報が位置情報検出装置40によって検出され、ステップS16に移行する。ステップS16では、転圧機械1の現在位置における推定気温が無線通信機42によって検出され、ステップS18に移行する。
ステップS18では、推定気温が0℃(所定温度)未満になる時間Tが設定時間以上か否かを判別する。ステップS18の判別結果が偽(No)で時間Tが設定時間未満であると判別すると本ルーチンを終了する。また、ステップS18の判別結果が真(Yes)で時間Tが設定時間以上であると判別するとステップS20に移行する。
即ち、ステップS14〜ステップS18では、位置情報検出装置40及び無線通信機42によって検出される推定気温に基づき、噴霧装置10内に残留する水が凍結する可能性の高さを判定している。特に、本実施形態のステップS18では、推定気温に基づき、推定気温が0℃未満になる時間Tが設定時間以上か否かを判別することで噴霧装置10内に残留する水が凍結する可能性の高さを判定している。これにより、噴霧装置10内に残留する水が凍結する可能性の判定精度を高めることができる。
ステップS20では、止水弁14、タンク元栓22、及び排水弁30を開弁することで噴霧装置10内に残留する水を自然排出可能にしてステップS22に移行する。
ステップS22では、圧力センサ30aによって検出される排水弁30を介して排出される水の流体圧力が規定圧力未満になったか否かを判別し、ステップS22の判別結果が真(Yes)で排水弁30の流体圧力が規定圧力未満になったと判別するまで排水弁30の開弁を続け、ステップS24に移行する。即ち、ステップS22では、噴霧装置10内に残留する水の排出される勢いが低下して流体圧力が規定圧力未満になったとき、噴霧装置10内に残留する水が排出し終わったと判定する。
ステップS24では、排水弁30を閉弁して本ルーチンを終了する。即ち、ステップS20〜ステップS24によって、噴霧装置10内に残留する水及び水タンク7内の水をすべて排出し、噴霧装置10及び水タンク7が凍結することを防止することができる。
以上説明したように、第1実施形態に係る転圧機械では、転圧機械1において、前輪3及び後輪5に水を噴霧する噴霧装置10と、噴霧装置10内に残留する水による噴霧装置10の凍結を防止する凍結防止装置と、転圧機械1の位置情報を検出する位置情報検出装置40と、位置情報検出装置40によって検出される転圧機械1の現在位置における推定気温を検出する無線通信機42と、凍結防止装置を制御するECU50と、を備え、ECU50は、無線通信機42により検出される推定気温に基づき凍結防止装置を作動させる。
従って、位置情報検出装置40及び無線通信機42によって検出される、転圧機械1の現在位置における推定気温に基づき凍結防止装置を作動させたので、オペレータの操作によらず噴霧装置10内に残留する水が凍結することによる噴霧装置10の凍結を未然に防ぐことができる。
特に、第1実施形態では、凍結防止装置は、噴霧装置10内に残留する水を排出する排水弁30であり、該排水弁30を開弁して噴霧装置10内に残留する水を排出し、該水による噴霧装置10の凍結を防止することができる。
そして、ECU50は、推定気温が所定温度未満となる時間が設定時間以上のとき、排水弁30を開弁させたので、噴霧装置10内に残留する水が凍結する可能性の判定精度を高めることができる。
そして、転圧機械1の稼動状態及び稼動停止状態を検出するイグニッションスイッチ9aを有し、ECU50は、イグニッションスイッチ9aにより転圧機械1が稼動停止状態であることを検出後、一定時間経過するまでの間に転圧機械1が稼動状態になることを検出すると、推定気温に関わらず排水弁30を開弁させないので、転圧機械1の稼動停止状態が例えばオペレータの小休止である場合にまで排水弁30を開弁することを抑制することができる。
<第2実施形態>
以下、図6〜図8に基づき第2実施形態について説明する。
なお、上記第1実施形態と共通の構成については説明を省略し、ここでは第1実施形態と異なる部分について説明する。
図6を参照すると、噴霧停止状態における第2実施形態に係る噴霧装置110の概略構成図が示されている。第1実施形態に係る噴霧装置10と第2実施形態に係る噴霧装置110との相違点は、不凍液供給装置(凍結防止装置、融点低下装置)132が備えられている点である。
不凍液供給装置132は、凍結防止タンク元栓134及び不凍液タンク136を備えて構成される。
凍結防止タンク元栓134は、主配管20のタンク元栓22近傍に設けられた、開閉を電子制御可能な電磁弁である。この凍結防止タンク元栓134は、開弁することで主配管20と不凍液タンク136とで不凍液138を流通可能にすることが可能である。不凍液タンク136は、融点が0℃より低い不凍液138が貯留される。この不凍液138は、例えば前輪(車輪)3及び後輪(車輪)5にアスファルトが付着することを防止する、所謂アスファルト付着防止剤である。
図7を参照すると、第2実施形態に係る転圧機械1の制御に係るECU(制御装置)50の接続構成がブロック図で示されている。第2実施形態では、凍結防止タンク元栓134がECU40の出力側に電気的に接続されている。即ち、凍結防止タンク元栓134を開弁することで、主配管20内に不凍液138を供給することができる。
図8を参照すると、ECU50が実行する、第2実施形態に係る転圧機械1の制御手順を示すルーチンがフローチャートで示されており、以下、同フローチャートに沿い、第1実施形態との相違点のみ説明する。
第2実施形態では、第1実施形態におけるステップS24のあと、ステップS126〜ステップS130が実行される。
ステップS126では、凍結防止タンク元栓134を開弁し、ステップS128に移行する。
ステップS128では、凍結防止タンク元栓134を開弁してから必要時間経過したか否かを判定する。ステップS128の判別結果が真(Yes)で凍結防止タンク元栓134を開弁してから必要時間経過したと判別するとステップS130に移行し、凍結防止タンク元栓134を閉止させて本ルーチンを終了する。
即ち、ステップS126〜ステップS130では、排水弁30を規定時間開弁することで噴霧装置10内に残留する水をタンク元栓22、排水弁30及びから排出しつつ不凍液138を噴霧装置10内に供給し、不凍液138の供給が充分にされると止水弁14及び排水弁30を閉止することができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る転圧機械では、凍結防止装置は、噴霧装置110内に残留する水の融点を下げる不凍液138を噴霧装置110内に供給する不凍液供給装置132である。
従って、不凍液138を噴霧装置110内に供給して噴霧装置110内に残留する水の融点を下げたので、噴霧装置110内に残留する水による噴霧装置110の凍結を防止することができる。
そして、不凍液138は、アスファルト付着防止剤を融点低下剤として噴霧装置110内に供給したので、再度転圧機械1を稼動させて噴霧装置10を使用するときに主配管20内の不凍液138の処理をすることなく前輪3及び後輪5に水を噴霧することができる。
以上で本発明に係るの説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、本実施形態では、所定温度を0℃とし、推定気温が0℃未満となる時間が設定時間以上であることを判定したときに排水弁30を開弁するようにしたが、所定温度は0℃以上や0℃未満であってもよく、推定温度が所定温度未満である場合に排水弁30を作動させてもよい。
また、本実施形態では、ECU50による制御をフローチャートを用いて説明したが、実施可能な限りで順序を変更してもよい。
また、本実施形態では、ステップS20にてタンク元栓22を開弁するようにしたが、タンク元栓22を開弁しなくてもよい。
また、第2実施形態では、融点低下剤としてアスファルト付着防止剤である不凍液138を用いて説明したが、グリセリンやエタノールを含む所謂住宅用凍結防止材を用いてもよく、エンジンの冷却に用いられる所謂LLC(Long Life Coolant)であってもよい。ここで、例えばエチレングリコールを含有するLLCを用いる場合は、再度転圧機械1を稼動させて噴霧装置10を使用する前に主配管20内の不凍液(LLC)を適宜処理することが望ましい。
また、第2実施形態では、ステップS24までの間に主配管20内に残留する水をすべて排出してから不凍液138を供給する(ステップS126〜ステップS130)ようにしたが、主配管20内に水が残留したまま浸透させるように供給してもよい。
1 転圧機械
3 前輪(車輪)
5 後輪(車輪)
9a イグニッションスイッチ(稼動状態検出装置)
10、110 噴霧装置
30 排水弁(凍結防止装置、排水装置)
30a 圧力センサ
40 位置情報検出装置
42 無線通信機(推定気温検出装置)
50 ECU(制御装置)
132 不凍液供給装置(凍結防止装置、融点低下装置)
138 不凍液(融点低下剤)

Claims (6)

  1. 転圧機械において、
    車輪に液剤を噴霧する噴霧装置と、
    前記噴霧装置内に残留する液剤による前記噴霧装置の凍結を防止する凍結防止装置と、
    前記転圧機械の位置情報を検出する位置情報検出装置と、
    前記位置情報検出装置によって検出される前記転圧機械の位置情報に基づく現在位置における推定気温を検出する推定気温検出装置と、
    前記凍結防止装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記推定気温検出装置により検出される推定気温に基づき前記凍結防止装置を作動させる転圧機械。
  2. 前記制御装置は、推定気温が所定温度未満となる時間が設定時間以上のとき、前記凍結防止装置を作動させる、請求項1に記載の転圧機械。
  3. 前記転圧機械の稼動状態及び稼動停止状態を検出する稼動状態検出装置を有し、
    前記制御装置は、前記稼動状態検出装置により前記転圧機械が稼動停止状態であることを検出後、一定時間経過するまでの間に前記転圧機械が稼動状態になることを検出すると、推定気温に関わらず前記凍結防止装置を作動させない、請求項1に記載の転圧機械。
  4. 前記凍結防止装置は、前記噴霧装置内に残留する液剤を排出する排水装置である、請求項1に記載の転圧機械。
  5. 前記凍結防止装置は、前記噴霧装置内に残留する液剤の融点を下げる融点低下剤を前記噴霧装置内に供給する融点低下装置である、請求項1に記載の転圧機械。
  6. 前記融点低下剤は、アスファルト付着防止剤である、請求項5に記載の転圧機械。
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